JP3507369B2 - テーパー管の曲げ加工装置 - Google Patents

テーパー管の曲げ加工装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーパー管を所定
の形状に折り曲げるための曲げ加工装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば街路灯等に使用されるテーパー管
を所定の形状に曲げ加工する場合、テーパー管は長さに
応じて外径が徐々に変化しているため、テーパー管を曲
げ金型に添設した状態で凹溝付ガイドロールにより折り
曲げようとすると、ガイドロールの凹溝の曲面がテーパ
ー管の外径曲面と適合する部分では、テーパー管を適切
に折り曲げることができても、ガイドロールの凹溝の曲
面がテーパー管の外径曲面よりも大きい部分とか小さい
部分では、ガイドロールによってテーパー管を適切に折
り曲げることができないという問題がある。
【0003】そのため、従来において、テーパー管を所
定の形状に曲げ加工する場合には、図6及び図7に示す
ように、曲げようとするテーパー管1における所定の長
さ部分の外径曲面2と適合するテーパー状の曲面をもつ
所定の長さの凹溝3を設けた長尺のガイドレール4をテ
ーパー管1の外側に当てがい、このガイドレール4をク
ランプ6に対しレール5に沿ってスライドさせながら、
このガイドレール4を背面の曲げ金型7の外周に沿って
回転移動することでテーパー管1に曲げ力を加えるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、この方法で
は、所定の長さのテーパー管外径曲面2に、このテーパ
ー管1の外径曲面2と適合するテーパー状の曲面をもつ
所定の長さの凹溝3を備えた長尺のガイドレール4を当
てがってテーパー管1を折り曲げるので、一台の曲げ加
工機によって、前記テーパー管1とはテーパー比や外径
寸法の異なる別のテーパー管を曲げようとする場合に
は、ガイドレールもその都度、長さや凹溝の曲面の形状
を別のテーパー管の寸法仕様に適合するようなものに製
作し、交換しなければならず、サイズの異なるテーパー
管毎にこれに適合したガイドレールを用意しておかなけ
ればならないので、管理、工程の面で複雑であり、曲げ
加工に要するコスト面でも割高になるという問題点があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来におけるテーパー管の曲げ加工装置における問題点
に鑑み、テーパー管を平面上の任意の位置で曲げる際
に、各ポジションの径の違いに応じて確実にタッチする
ことのできるロールガイド手段を使用することで、各種
サイズのテーパー管の曲げ加工を共通のロールガイド手
段により交換の必要なく的確に行えるようにしたテーパ
ー管の曲げ加工装置の提供を目的としたものである。
【0006】請求項1の発明は、そのための具体的手段
として、テーパー管を所定の形状に折り曲げるための曲
げ金型と、該曲げ金型に添設したテーパー管を回転ベー
スにより該曲げ金型に沿って加圧しつつ回動するロール
ガイドとからなり、このロールガイドの凹溝曲面が、テ
ーパー管における複数位置の外径部曲面と適合する曲率
の異なる複数個の部分的曲面の合成された放物線状曲面
により形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、回転ベース上のガイド
ダンパーの先端にピンを介して左右方向に回動可能な軸
受けを有するロールガイド装置を設けて、このロールガ
イド装置の同一平面上に少なくとも左右一対のロールガ
イドが回転自在に軸着されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のテーパー管の曲げ加工装置では、テー
パー管を曲げるためのロールガイドの凹溝曲面が、テー
パー管におけるテーパーの比率に応じて異なる複数位置
の外径部曲面と適合する複数個の部分的曲面の合成され
た放物線状の曲面により形成されているので、このロー
ルガイドをテーパー管に接触させると、ロールガイドの
凹溝は合成された複数個の部分的曲面のうちの、テーパ
ー管の外径部曲面と適合する位置の部分的曲面で、テー
パー管の外径部と接触することになり、このロールガイ
ドでテーパー管に曲げ力を与えると、テーパー管の外径
部に対応した夫々の部分的曲面で、テーパー管を所定の
長さにわたり無理なく適切に曲げることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るテーパー管の曲げ加
工装置の構成を、図面に示す実施例について説明する
と、図1は曲げ加工装置の要部平面図であり、10はテ
ーパー管、11は曲げ金型(フォームドロール)、12
は固定ベース、13は回転ベースを示している。テーパ
ー管10は、曲げ加工を与える所定の長さ部分が固定ベ
ース12よりも前方(図1の左側)側に突出するように
して曲げ金型11と同一平面上に配置し、曲げ金型11
の基端部分に固定ベース12を介して固定される。
【0010】曲げ金型11は、平面から見て、回転ベー
ス13の回転半径となる軸14の廻りにテーパー管10
を所望の形状に折り曲げるための曲率を有するように形
成されていて、周縁にテーパー管10を嵌合するための
凹溝15を備えている。詳細には、この曲げ金型11は
周縁部が全長にわたって複数個に分割された多数の型部
材16を接続することにより構成されていて、夫々の型
部材16は凹溝15がテーパー管10におけるテーパー
の比率に応じて異なる外径部曲面と適合するような曲面
からなっており、全ての型部材16が接続されること
で、テーパー管10のテーパー面全長と適合するテーパ
ー状の凹溝曲面が連続して形成されるようになってい
る。
【0011】一方、軸14を中心にして曲げ金型11の
外周を回転する前記回転ベース13には、テーパー管1
0を前記曲げ金型11の凹溝15に向けて加圧するため
のロールガイド装置17が設けられている。
【0012】このロールガイド装置17は、図2に示す
油圧シリンダ24により回転ベース13の長さ方向に沿
って前後移動可能なガイドダンパー18と、このガイド
ダンパー18の先端にピン19を介して左右方向に回転
可能に支持された軸受け20と、この軸受け20の先端
部に回転自在に軸着された左右一対のロールガイド21
とからなっている。
【0013】前記ロールガイド21は、図3に示すよう
に、前記曲げ金型11の凹溝15との間で挟着するテー
パー管10の外径部曲面と適合する凹溝22を有してい
るが、これらの凹溝22は、いずれも図5に示すよう
に、テーパー管10における複数位置毎に大きさの異な
る外径部曲面と適合する複数個の部分的曲面23a,2
3b,23c,23dの合成された放物線状の曲面によ
り形成されている。
【0014】前記凹溝22の放物線状曲面を得るために
は、まず、図4に示すように、テーパー管10の全長を
テーパーの比率に応じて異なる適宜の複数ポジション
A,B,C,D・・・に仮想区分し、次に、図5に示す
ように、交差するX,Y軸上の交点aを中心とする位置
に最も大きいポジションAの管外径部ARを描き、X軸
上に沿って左側へ移動した次の交点bを中心とする位置
にポジションBの管外径部BR、X軸上をさらに左側へ
移動した交点cを中心とする位置にポジションCの管外
径部CR、X軸上をさらに左側へ移動した交点dを中心
とする位置にポジションDの管外径部DRを描くよう
に、夫々の管外径部AR,BR,CR,DR・・・を、
互いに同軸線上ではなくX軸上に沿った異なる位置に描
く。
【0015】その結果、これらの管外径部AR,BR,
CR,DR・・・が互いに重なり合うことで、これらの
管外径部AR,BR,CR,DR・・・の一部を形成す
る部分的曲面23a,23b,23c,23d・・・が
連続した放物線状の曲面を形成することになるので、こ
の放物線状の曲面に基づいて前記ロールガイド21の凹
溝22の全体の曲面を形成する。
【0016】図5に示す放物線状の曲面は、理解しやす
いように、4個のテーパー管外径部AR,BR,CR,
DRにおける一部の部分的曲面23a,23b,23
c,23dが連続した形状のものとして表したが、実際
には、これよりも多数のテーパー管外径部における一部
の部分的曲面が連続したものとすることで、図5に示し
た曲面よりもさらに滑らかな放物線状曲面が形成され
る。
【0017】
【発明の効果】本発明のテーパー管の曲げ加工装置で
は、テーパー管10を曲げるための手段としてロールガ
イド21を使用し、このロールガイド21の凹溝22の
曲面を、テーパー管1における複数位置の外径部AR,
BR,CR,DR・・・の曲面と適合する複数個の部分
的曲面23a,23b,23c,23d・・・の合成さ
れた放物線状の曲面により形成したので、ロールガイド
21をテーパー管10に接触させると、ロールガイド2
1の凹溝22は、合成された複数個の部分的曲面23
a,23b,23c,23d・・・のうちの一部がテー
パー管10の外径部AR,BR,CR,DR・・・の曲
面の一部と適合して接触することになり、この状態でロ
ールガイド21を軸14を中心に回動してテーパー管1
0に曲げ力を与えると、テーパー管10の外径部に適合
した夫々の部分的曲面23a,23b,23c,23d
・・・によりテーパー管1を所定の長さにわたり無理な
く適切に曲げることができる。
【0018】上記のロールガイド21は1個であって
も、曲げ金型11に沿って回動することで、ロールガイ
ド凹溝22の部分的曲面23a,23b,23c,23
d・・・により、対応するテーパー管1の外径部AR,
BR,CR,DR・・・を折り曲げることができるが、
実施例で示したように、2個のロールガイド21をガイ
ドダンパー18の先端にピン19で回転可能に首振りす
るような軸受け20に軸着した場合には、テーパー管1
0を2個のロールガイド凹溝22による2点で加圧し、
ガイドダンパー18を油圧シリンダ24で移動すること
で、夫々のロールガイド21が夫々の部分的曲面23
a,23b,23c,23d・・・と対応するテーパー
管外径部AR,BR,CR,DR・・・を同時に均等な
力で加圧するので、テーパー管10に対する単純な同芯
R曲げはもとより、複合R曲げ、放物線状R曲げ等の各
種の曲げ加工を能率的にしかも無理なく行うことができ
る。
【0019】また、本発明の装置では、ロールガイド2
1の凹溝22にテーパー管10の外径部曲面の一部と適
合する複数個の部分的曲面23a,23b,23c,2
3d・・・を設けたので、従来のこの種の装置のように
テーパー管の外径部に合わせた所定の長さのテーパー状
凹溝を有する長尺なガイドレールを必要とせず、多少外
径寸法やテーパー比が異なる別のテーパー管に対しても
ロールガイドを交換することなく曲げ加工することがで
き、作業性、コスト面で従来の曲げ加工装置に比較して
はるか優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る曲げ加工装置の要部平面図。
【図2】図1の回転ベースを回動した状態における曲げ
加工装置の要部側面図。
【図3】ロールガイド装置の構成を示す断面図。
【図4】ロールガイドの凹溝を形成するめの基準となる
テーパー管における複数の外径部寸法を表す区分図。
【図5】図4の区分図に基づいてロールガイドの凹溝を
放物線状曲面に成形するための設計図。
【図6】従来のテーパー管の曲げ加工装置の構成を示す
平面図。
【図7】図6の装置に設けられるガイドレールの斜視
図。
【符号の説明】
10:テーパー管 11:曲げ金型 12:固定ベース 13:回転ベース 14:軸 15:曲げ金型凹溝 16:型部材 17:ロールガイド装置 18:ガイドダンパー 19:ピン 20:軸受け 21:ロールガイド 22:ロールガイド凹溝 23a,23b・・・:部分的曲面 24:油圧シリンダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーパー管を所定の形状に折り曲げるため
    の曲げ金型と、該金型に添設したテーパー管を回転ベー
    スにより該曲げ金型に沿って加圧しつつ回動するロール
    ガイドとからなり、このロールガイドの凹溝曲面が、テ
    ーパー管における複数位置の外径部曲面と適合する曲率
    の異なる複数個の部分的曲面の合成された放物線状曲面
    により形状されていることを特徴とするテーパー管の曲
    げ加工装置。
  2. 【請求項2】回転ベース上に、テーパー管を曲げ金型に
    加圧するためのロールガイド装置を備え、このロールガ
    イド装置が回転ベースの長さ方向に沿って移動可能なガ
    イドダンパーと、このガイドダンパーの先端にピンを介
    して左右方向に回転可能に支持された軸受けと、この軸
    受けの先端部に回転自在に軸着された左右一対のロール
    ガイドとからなっている請求項1のテーパー管の曲げ加
    工装置。
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