JP6748991B2 - パイプ曲げ型ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、パイプの曲げ加工に好適なパイプ曲げ型ユニットに係る。
上記のパイプ曲げ型ユニットについては、下記の特許文献1において、「しわの発生を懸念することなくパイプに対する曲げ加工を適切に行い得るパイプ曲げ型ユニットを提供すること」を目的とし、「外周面に断面半円状のパイプ受溝を有し回転軸を中心に回転駆動される曲げ型を備え、該曲げ型が、外周面に断面半円状の第1の溝部を有すると共に、該第1の溝部に形成され、前記回転軸に対し直交する平面内で周方向に第1の所定距離延在する嵌合凹部を有する把持部材と、外周面に断面半円状の第2の溝部を有すると共に、該第2の溝部の先端部から周方向に第2の所定距離延出する嵌合凸部を有し、該嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合し前記第1の溝部及び前記第2の溝部を結合して前記断面半円状のパイプ受溝を形成する対圧部材とを具備し、該対圧部材と前記把持部材が前記回転軸を中心とする蝶番結合によって連結され、前記回転軸を中心に相対的に回転可能に支持されている」パイプ曲げ型ユニットが提案されている(特許文献1の段落〔0009〕及び〔0011〕に記載)。
そして、特許文献1の図35及び図36には上記「対圧部材」の態様例が開示され、同文献の段落〔0071〕に、「回転支持部の主要部及び接合部を包含する第1の部材と、回転支持部の一部と本体部から成る第2の部材に分割し、これらを例えばボルトによって接合して対圧部材を構成することとしてもよい」と記載され、「而して、回転支持部が摩耗した場合には、摩耗した一部を含む第2の部材のみを交換すればよいので、交換作業が容易となるだけでなく、長期的な使用の観点からは安価な対圧部材(ひいては安価な曲げ型)を提供することができ、コストダウンとなる。」旨記載されている(但し、図面引用符号は省略)。
特許第5843376号公報
上記特許文献1に記載のように、「回転支持部の一部と本体部から成る第2の部材」を構成し、「回転支持部が摩耗した場合には、摩耗した一部を含む第2の部材のみを交換すればよい」が、当該「一部」を基準に、第2の部材を摩耗しにくい工具鋼等の硬い材料で形成すると、第2の部材における他の部分で、高靭性が要求される部分も同材料で形成されることになり、靭性不足となる。逆に、第2の部材における他の部分に好適な高靭性材料で第2の部材を形成すると、当該「一部」の耐摩耗性の向上が難しくなるので、これらの背反事項を解決する必要があった。しかも、しわの発生を懸念することなくパイプに対する曲げ加工を行うためには当該「一部」の特定は極めて重要であり、この特定はコストダウンや組付工数の低減にも大きく影響する。
そこで、本発明は、しわの発生を懸念することなくパイプに対する曲げ加工を適切に行い得るパイプ曲げ型ユニットにおいて、一層のコストダウン及び組付工数の低減を可能とすることを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、外周面に断面半円状のパイプ受溝を有し回転軸を中心に回転駆動される曲げ型を備え、該曲げ型が、外周面に断面半円状の第1の溝部を有すると共に、該第1の溝部に形成され、前記回転軸に対し直交する平面内で周方向に第1の所定距離延在する嵌合凹部を有する把持部材と、外周面に断面半円状の第2の溝部を有すると共に、該第2の溝部の先端部から周方向に第2の所定距離延出する嵌合凸部を有し、該嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合し前記第1の溝部及び前記第2の溝部を結合して前記断面半円状のパイプ受溝を形成する対圧部材とを具備し、該対圧部材と前記把持部材が前記回転軸を中心とする蝶番結合によって連結され、前記回転軸を中心に相対的に回転可能に支持されており、前記嵌合凹部に嵌合される前記嵌合凸部の嵌合部が、加工対象のパイプの曲げ加工開始位置に対し前記パイプの進行方向の前方側に位置し、前記把持部材の前記第1の溝部と前記対圧部材の前記第2の溝部との当接部が、前記パイプの曲げ加工開始位置に対し前記パイプの進行方向の後方側に位置しているパイプ曲げ型ユニットにおいて、前記対圧部材が、前記回転軸に回転可能に軸支される回転支持部を有する第1の部材と、該第1の部材に対し着脱可能に接合され、前記第2の溝部を有する第2の部材と、該第2の部材に対し着脱可能に接合され、前記嵌合部が前記曲げ加工開始位置に対し前記パイプの進行方向の前方側に位置する前記嵌合凸部を有する第3の部材とを備えることとしたものである。
上記のパイプ曲げ型ユニットにおいて、前記第3の部材は、前記第2の部材の耐摩耗性より大きい耐摩耗性を有する材質とするとよい。また、前記第3の部材は、少なくとも前記パイプの進行方向で前記第1の部材及び前記第2の部材の何れか一方に係合する係合段部を有するものとするとよい。そして、前記第1の部材、前記第2の部材及び前記第3の部材は共通の締結部材、例えばボルトによって接合されるように構成するとよい。
また、上記のパイプ曲げ型ユニットにおいて、前記把持部材が、前記断面半円状の第1の溝部を構成する環状凹部を有し、前記嵌合凹部が、前記回転軸に直交する平面内で周方向に延在すると共に、前記環状凹部の底中心に配置され、前記断面半円状の第1の溝部が、前記嵌合凹部の一部を含み前記環状凹部に連続しており、前記対圧部材を構成する少なくとも前記第2の部材が、前記平面の両側に形成され、前記環状凹部に当接するように構成された曲面部であって、前記平面に直交し且つ前記回転軸から離隔する方向にオフセットした軸に円弧中心を有する曲面部を有するものとするとよい。更に、前記対圧部材を構成する前記第1の部材及び前記第2の部材が、前記オフセットした軸に円弧中心を有する前記曲面部を有するものとしてもよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明のパイプ曲げ型ユニットにおいては、これを構成する曲げ型が、外周面に断面半円状の第1の溝部を有すると共に、第1の溝部に形成され、回転軸に対し直交する平面内で周方向に第1の所定距離延在する嵌合凹部を有する把持部材と、外周面に断面半円状の第2の溝部を有すると共に、第2の溝部の先端部から周方向に第2の所定距離延出する嵌合凸部を有し、嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合し第1の溝部及び第2の溝部を結合して断面半円状のパイプ受溝を形成する対圧部材とを具備し、対圧部材と把持部材が回転軸を中心とする蝶番結合によって連結され、回転軸を中心に相対的に回転可能に支持されており、嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部の嵌合部が、加工対象のパイプの曲げ加工開始位置に対しパイプの進行方向の前方側に位置し、把持部材の第1の溝部と対圧部材の第2の溝部との当接部が、パイプの曲げ加工開始位置に対しパイプの進行方向の後方側に位置しているので、しわの発生を懸念することなくパイプに対する曲げ加工を適切に行なうことができ、段替えが容易で段替え後の調整も不要なパイプ曲げ型ユニットを提供することができる。特に、対圧部材は、回転軸に回転可能に軸支される回転支持部を有する第1の部材と、この第1の部材に対し着脱可能に接合され、第2の溝部を有する第2の部材と、この第2の部材に対し着脱可能に接合され、嵌合部が曲げ加工開始位置に対しパイプの進行方向の前方側に位置する嵌合凸部を有する第3の部材とを備えたものであるので、大きな荷重が印加され、摩耗し易い第3の部材のみを交換可能な構成となり、第2の部材を交換する必要はないので、従前の対圧部材に比し摩耗対策が容易となり、一層のコストダウン及び組付工数の低減が可能となる。
上記のパイプ曲げ型ユニットにおいて、第3の部材を、第2の部材の耐摩耗性より大きい耐摩耗性を有する材質とすれば、第2の部材の形状が簡潔になると共に、第3の部材の交換頻度を低減することができるので、交換作業が容易となるだけでなく、長期的にみればコストダウンとなる。第3の部材は、少なくともパイプの進行方向で第1の部材及び第2の部材の何れか一方に係合する係合段部を有するものとすれば、容易且つ確実に第3の部材を組付けることができると共に、パイプ曲げ加工中における第3の部材のズレを防止することができ、安定したパイプ曲げ加工を行うことができる。更に、第1の部材、第2の部材及び第3の部材が共通の締結部材によって接合される構成とすれば、一層容易に組付けることができる。
上記のパイプ曲げ型ユニットにおいて、把持部材が、断面半円状の第1の溝部を構成する環状凹部を有し、嵌合凹部が、回転軸に直交する平面内で周方向に延在すると共に、環状凹部の底中心に配置され、断面半円状の第1の溝部が、嵌合凹部の一部を含み環状凹部に連続しており、対圧部材を構成する少なくとも第2の部材が、前記平面の両側に形成され、環状凹部に当接するように構成された曲面部であって、前記平面に直交し且つ前記回転軸から離隔する方向にオフセットした軸に円弧中心を有する曲面部を有する構成とすれば、第2の部材の曲面部におけるパイプに対する加工開始位置の先端部は把持部材の環状凹部に密着するが、それ以外の部分では、把持部材と第2の部材の相対回転角度が変化しても、第2の部材の曲面部と環状凹部との間に間隙が生ずるので、対圧部材を、環状凹部に干渉することなく容易且つ適切に把持部材に組み付けることができると共に、第2の部材の耐久性が向上する。更に、対圧部材を構成する第1及び第2の部材の両部材が、オフセットした軸に円弧中心を有する曲面部を有する構成としてもよい。
本発明の一実施形態に係るパイプ曲げ型ユニットを備えたパイプ曲げ加工装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るパイプ曲げ型ユニットの正面図である。 本発明の一実施形態に係るパイプ曲げ型ユニットによる曲げ加工終了時の状態を示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態に供される把持部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に供される把持部材の側面図である。 本発明の一実施形態に供される対圧部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に供される対圧部材の構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態に供される対圧部材を示す図7のB視図である。 本発明の一実施形態に供される対圧部材の右側面図である。 本発明の一実施形態に供される対圧部材の正面図である。 本発明の一実施形態に供される対圧部材の背面図である。 本発明の一実施形態に供される対圧部材の図7のC−C線断面図である。 本発明の他の実施形態に係るパイプ曲げ型ユニットの分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るパイプ曲げ型ユニットの斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様の分解斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様の斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様の構成を示す平面図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様の正面図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様の右側面図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様の平面図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様を示す図18のX−X線断面図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様を示す図18のY−Y線断面図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様における曲げ加工開始時の状態を示す斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様における曲げ加工開始時の溝底部中央の断面を示す部分断面斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様における曲げ加工開始時の溝底部中央から離隔した位置の断面を示す部分断面斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様における曲げ加工開始後の溝底部中央から離隔した位置の断面を示す部分断面斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様における曲げ加工終了時の溝底部中央から離隔した位置の断面を示す部分断面斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の更に他の態様の平面図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の更に他の態様の斜視図である。 本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の更に他の態様における異なる視点の斜視図である。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るパイプ曲げ型ユニット、並びに、これに加え把持型200及び圧力型300等を含むパイプ曲げ加工装置を示すもので、本実施形態のパイプ曲げ型ユニットは、外周面に断面半円状のパイプ受溝(後述する第1及び第2の溝部11、21によって構成)を有し回転軸(A)を中心に回転駆動される曲げ型100を備えている。そして、加工対象のパイプPが、曲げ型100と把持型200との間に把持され、圧力型300によって曲げ型100方向に押圧されながら前進駆動され、圧縮荷重及び軸押し荷重によってパイプPに対し曲げ加工が行われるように構成されている。尚、図1においてはパイプPに対して軸押し荷重を付与し前進駆動する機構は省略されている。
本実施形態の曲げ型100は把持部材10及び対圧部材20を備えており、図1及び図2に示すように、把持部材10には断面半円状の第1の溝部11が形成されると共に、この第1の溝部11に、回転軸(A)に対し直交する平面内で周方向に所定距離延在するように所定幅の嵌合凹部12が形成されている。また、把持部材10には基部13が一体的に形成されており、回転軸(A)を構成する軸部材60が基部13に固定されると共に、保持部材70が把持部材10に固定される。
上記の把持部材10は、図4及び図5に示すように、断面半円状の第1の溝部11を構成する環状凹部10bを有すると共に、回転軸(A)に直交する平面内で周方向に延在する所定幅の嵌合凹部12を具備している。この嵌合凹部12は環状凹部10bの底中心に配置されている。而して、断面半円状の第1の溝部11は、嵌合凹部12の一部を含み環状凹部10bに連続している。即ち、把持部材10は、パイプPを把持する把持部10a(把持型200との接合面は平面)と、これに連続して形成される環状凹部10bを有し、把持部10a及び環状凹部10bと一体的に基部13が形成されている。
而して、第1の溝部11は、把持部10aに形成される断面半円状の溝部11aと、環状凹部10bに形成される断面半円状の溝部11bの、連続した半円状断面を有する。更に、溝部11aには、パイプPの把持を確実に行うため、把持型200の内周面と同様、溝部11aの周方向に複数の把持条が並設されている。そして、第1の溝部11の中央部(軸中心部)には、溝部11aに隣接する部分から溝部11bの周方向(環状)に約270°に亘って、嵌合凹部12が形成されている。尚、本実施形態の把持部材10は、曲げ型100の一部として一体的に形成されているが、別体で形成して接合することとしてもよく、これについては後述する。
一方、対圧部材20は、図6乃至図13に示すように三部材で構成され、回転軸(A)に回転可能に軸支される回転支持部23を有する第1の部材20rと、第2の溝部21を有する第2の部材20sと、嵌合凸部22を有する第3の部材20fとを備え、第1の部材20rに対し第2の部材20sが着脱可能に接合され、この第2の部材20sに対し第3の部材20fが着脱可能に接合されている。即ち、第2の部材20sには、図1及び図2に示すように、外周面に断面半円状の第2の溝部21が形成され、第3の部材20fには、第2の溝部21の先端部から周方向に所定距離延出する嵌合凸部22が形成されており、この嵌合凸部22が上記の嵌合凹部12に嵌合すると、第1の溝部11と第2の溝部21によって断面半円状のパイプ受溝が形成される。
図6乃至図12に示すように、第1の部材20rは回転支持部23を有し、第3の部材20fには嵌合凸部22が形成されており、この嵌合凸部22の先端には曲面部(対圧部)22aが形成されている。本実施形態の第3の部材20fは、例えば工具鋼で矩形断面の棒状に形成されており、第2の部材20sの耐摩耗性より大きい耐摩耗性を有する。そして、図13に示すように、第2の部材20sは、第3の部材20fを収容する矩形断面の溝部20sgを有し、第1の部材20rは、第2の部材20s及び第3の部材20fを収容する矩形断面の凹部20rgを有する。第3の部材20fには第1の部材20rの凹部20rgに係合する係合段部20fsが形成されており、少なくともパイプ(P)の進行方向で第1の部材20r(回転軸(A)に平行な凹部20rgの内壁面)に係合するように構成されている。本実施形態では、第3の部材20fが第2の部材20sに接合され、更に、第2の部材20sが第1の部材20rに接合されるように構成されており、これらが例えばボルト(図示せず)によって固定される。而して、大きな荷重が印加され、摩耗し易い嵌合凸部22及びその近傍を含む第3の部材20fは、容易に交換可能となり、第2の部材20sを交換する必要はないので、従前の対圧部材に比し摩耗対策が容易となり、一層のコストダウン及び組付工数の低減が可能となる。
更に、図7に示すように、対圧部材20を構成する第1の部材20r及び第2の部材20sは、環状凹部10bの底中心を含む回転軸(A)に直交する平面、即ち、図2に示す(H)を含み図2の紙面に垂直な平面(以下、単に「平面(H)」という)の両側に曲面部20ra及び20saが形成されている。本態様においては、第1の部材20rの曲面部20raは回転軸(A)を円弧中心としているのに対し、第2の部材20sの曲面部20saは、その平面(H)に直交し且つ回転軸(A)から離隔する方向にオフセットした軸(図7にOCで示す)に円弧中心を有するが、これについては後述する。
第2の部材20sは、図8乃至図10に示すように、上記の平面(H)を底中心とする断面半円状の第2の溝部21が外周面に形成され、第3の部材20fは、第2の溝部21の先端部から周方向に所定距離延出する嵌合凸部22を有し、前述のように、第3の部材20fの嵌合凸部22が嵌合凹部12に嵌合すると、第1の溝部11と第2の溝部21によって断面半円状のパイプ受溝が形成されるように構成されている。換言すれば、第3の部材20fが第2の部材20sに接合された状態で、曲面部22saが環状凹部10bに当接し得るように配置され、第3の部材20fによって嵌合凸部22が構成され、把持部材10の第1の溝部11と共に断面半円状のパイプ受溝を形成するように構成されている。また、第2の部材20sには断面半円状の第2の溝部21が形成されており、把持部材10の第1の溝部11に当接する第2の溝部21の端面形状は、図2に当接部(R)で示すように、正面視で湾曲している。
上記のように構成された把持部材10と対圧部材20は、回転軸(A)を中心とする蝶番結合によって連結され、図1に示す軸部材60(回転軸(A))を中心に相対的に回転可能に支持されている。本実施形態では、図示しない支持装置の所定位置に固定される対圧部材20に対して、把持部材10が回転駆動されるように支持されている。そして、図2に示すように、把持部材10と対圧部材20は、パイプPに対し曲げ加工を行うときの曲げ加工開始位置(図2に鉛直方向の一点鎖線Sで示す)を基準に、嵌合凹部12における回転軸(A)に対し直交する平面(図2に示す(H)を含み図2の紙面に垂直な面に平行な二平面)に包含されない嵌合凸部22との嵌合部(F)がパイプPの進行方向の前方側(図2においてSの右側)に位置し、把持部材10の第1の溝部11と対圧部材20(第2の部材20s)の第2の溝部21との回転方向の当接部(R)がパイプPの進行方向に対して後方側(図2においてSの左側)に位置するように、連結されている。換言すれば、嵌合凹部12に嵌合される嵌合凸部22の回転方向の嵌合部(F)が、パイプPの曲げ加工開始位置に対しパイプPの進行方向の前方側に位置し、把持部材10の第1の溝部11と対圧部材20の第2の溝部21との回転方向の当接部(R)が、パイプPの曲げ加工開始位置に対しパイプPの進行方向の後方側に位置している。
而して、第3の部材20fの嵌合凸部22が把持部材10の嵌合凹部12に嵌合された状態で、回転軸(A)を構成する軸部材60が第1の部材20rの回転支持部23を挿通して基部13に固定されると共に、保持部材70に固定されると、図1に示す曲げ型100が構成される。尚、図3(並びに図13及び図14)に示すように、把持部材10の基部13の所定位置にノックピン80が固定され、このノックピン80に第1の部材20rが当接する位置が把持部材10と対圧部材20の初期相対位置となるように設定される。一方、把持型200及び圧力型300は図1に示すように配置され、夫々曲げ型100に対して近接離隔するように配設されている。
図1及び図2に示すように、把持部材10と対圧部材20が上記の初期相対位置に配置された曲げ型100によってパイプ曲げ型ユニットが構成されるので、加工対象のパイプPの形状に応じて複数のパイプ曲げ型ユニットを用意しておけば、種々のパイプ形状に対する曲げ加工に際しては、その形状に応じたパイプ曲げ型ユニットを選択して交換するだけでよく、所謂段替えを容易に行うことができる。特に、ノックピン80によって把持部材10と対圧部材20の初期相対位置を予め設定しておくことができるので、段替え後の調整が不要であり、熟練を要することなく容易に段替えを行うことができる。更に、上記のパイプ曲げ型ユニットに把持型200及び圧力型300を含めてユニットを構成すれば、段替え及び調整が容易なパイプ曲げ工具アセンブリを提供することができる。
上記のパイプ曲げ型ユニットを用いたパイプPの曲げ加工について図1乃至図3を参照して説明する。先ず、第1の部材20r、第2の部材20s及び第3の部材20fで構成される対圧部材20が初期相対位置で保持された状態で、パイプPの胴体部の曲げ加工対象部分が、曲げ型100の曲げ加工開始位置(図2のS)に配置され、パイプP内に従前と同様の芯金(マンドレルとも呼ばれ、図1及び図3にMで示す)が挿入される。芯金Mは、図3にその断面を示す(但し、視認性を考慮しハッチングは省略)ように、先端部に傾動自在に支持された玉芯金M1及びM2を有し、これらの玉芯金M1及びM2がパイプP内に挿入され、回転型100の所定の回転範囲で回転型100と把持型200及び圧力型300との間に介在するように駆動される。次に、把持型200及び圧力型300が曲げ型100方向に駆動され、パイプPの先端部が曲げ型100の把持部材10と把持型200との間に把持されると共に、パイプPの胴体部が曲げ型100の対圧部材20と圧力型300との間に押接される。
続いて、パイプPの先端部が把持部材10と把持型200との間に把持された状態で、パイプPの胴体部が圧力型300によって対圧部材20に押圧されながら、パイプPが前進駆動されると共に、把持型200及び把持部材10が回転軸(A)を中心に回転駆動されると、パイプPは対圧部材20に順次巻きつけられるように屈曲され、図3に示すように曲げられたパイプPが形成される。この間、パイプPは、特に第3の部材20fの嵌合凸部22に押圧され、パイプPの軸方向及び径方向に大きな圧力が加えられるが、以下のように、曲げに伴うパイプPの曲げ内側部分の圧縮変形による厚肉化を制御し、パイプPの曲げ外側部分に対する増肉を行うと共に、パイプPの曲げ外側部分の薄肉化を防止し、屈曲部においても適切な管厚に維持することができる。
本実施形態のパイプ曲げ型ユニットに供される曲げ型100は、把持部材10と対圧部材20を備え、これらは回転軸(A)を中心とする蝶番結合によって連結されており、回転軸(A)を中心に相対的に回転可能に支持されているので、パイプPの屈曲に伴い、対圧部材20が(パイプPを介して)圧力型300に押圧された状態で、把持部材10は、対圧部材20に対して回転軸(A)を中心に相対的に回転し得る。従って、把持部材10は、パイプPに対する曲げ加工開始位置(図2のS)から、対圧部材20に対して離隔する周方向に回転作動する。
そして、曲げ加工開始位置(S)を基準に、嵌合凹部12における回転軸(A)に対し直交する平面に包含されない第3の部材20fの嵌合凸部22との嵌合部(図2のF)がパイプPの進行方向の前方側に位置し、把持部材10の第1の溝部11と対圧部材20の第2の溝部21との回転方向の当接部(図2のR)がパイプPの進行方向に対して後方側に位置するように、把持部材10と対圧部材20が連結されており、把持部材10と対圧部材20との間に生じ得る段差が小さく抑えられている。このため、パイプPに対して大きな軸押し荷重及び圧縮荷重が加えられても、曲げ加工に伴う塑性変形を適切に制御することができる。この点については前掲の特許文献1に詳述されており、曲げ加工が行われたパイプPについても特許文献1に開示されているものと同様であるので記載を省略する。
以上のように、本実施形態のパイプ曲げ型ユニットにより、(しわが発生することなく)円滑な曲げ加工を行うことができる。換言すれば、曲げ加工に伴う塑性変形を適切に制御することにより、しわの発生を懸念することなく、パイプPに対する曲げ加工を適切に行うことができる。この結果、例えばパイプPの直径をdとし、曲げ半径をrとしたとき、r/dが1未満となる極小曲げ半径のパイプPも容易に形成することができる。尚、上記構成とは逆に、把持部材10が固定され、対圧部材20が回転軸(A)を中心に回転駆動される構成としてもよい。
図13及び図14は、パイプ曲げ型ユニットの他の実施形態に係るもので、対圧部材20は前述のように三部材で構成され、把持部材10は以下のように二部材で構成されている。即ち、前述の把持部10aは把持部材10に一体的に形成されているのに対し、把持部10a部分を別体(10yで示す)とし、環状凹部10bを構成する本体(10xで示す)に接合することとしたものであり、回転軸(A)に対して直交する面で分割された上型40及び下型50によって一体的に本体10xが構成され、これに別体の把持部10yを接合されて把持部材10が構成されている。本実施形態においては、軸部材60は、上型40の中央孔42、回転支持部23及び下型50の中央孔52を挿通するように配置され、軸部材60の上部が保持部材70の中央孔71に挿通された後、保持部材70が上型40に固定されて、図14に示す組み付け状態となる。把持部10yは取付孔14及び15から螺子(図示せず)が挿入され、夫々上型40及び下型50の螺子孔41及び51に螺合されて、本体10x(上型40及び下型50)に固定される。尚、その他の構成は前述の実施形態と同様であるので、実質的に同一の部材については同一の符合を付して説明は省略する。
而して、図13及び図14の実施形態においては、上型40及び下型50によって構成される本体10x及び把持部10yによって把持部材10が構成され、把持部10yの切欠、及び上型40と下型50との間の間隙によって嵌合凹部12が構成され、この嵌合凹部12に第3の部材20fの嵌合凸部22が介装されて、曲げ型100が構成されている。以下において、把持部材10という場合には、特にことわらない限り、本体10x及び把持部10yで構成されるものを含む。
図15乃至図27は本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の他の態様に係るもので、図1乃至図14に示す部材と実質的に同一の部材については同一の符合を付している。本態様の対圧部材20は、図15に示すように構成され、第1の部材20r、第2の部材20s及び第3の部材20fには夫々、ボルト挿通孔20rh、20sh及び20fhが形成されており、これらを挿通するボルト(図示せず)によって接合されるように構成されている。本態様の第2の部材20sは、第3の部材20fを収容する矩形断面の溝部20sgを有し、第2の部材20s及び第3の部材20fには、係合段部20ss及び20fsが形成されている。また、第1の部材20rは、溝部20sgに対し直交する方向(図15の上下方向)に矩形断面の凹部20rgを有し、図21に示すように係合段部20ss及び20fsが凹部20rgに嵌合され、第2の部材20s及び第3の部材20fが第1の部材20rに保持される。更に、第1の部材20rの回転支持部23内には筒体のカラー25が嵌着されている。
本態様においては、図17に示すように、対圧部材20を構成する第1の部材20r及び第2の部材20sが、図2に示す環状凹部10bの底中心を含む回転軸(A)に直交する平面、即ち、図2に示す(H)を含み図2の紙面に垂直な平面(以下、単に「平面(H)」という)の両側に形成され、環状凹部10bに当接するように構成された曲面部20sa及び20raであって、その平面(H)に直交し且つ回転軸(A)から離隔する方向にオフセットした軸(OC)に円弧中心を有する曲面部20ra及び20saを具備している。また、第2の部材20sには、上記の平面(H)を底中心とする断面半円状の第2の溝部21が外周面に形成され、第3の部材20fは、第2の溝部21の先端部から周方向に所定距離延出する嵌合凸部22を有し、嵌合凸部22が嵌合凹部12に嵌合すると、第1の溝部11と第2の溝部21によって断面半円状のパイプ受溝が形成されるように構成されている。
図17に示すように、曲面部20sa及び20raは、図17の紙面に対応する上記の平面(H)の両側に形成され、その平面(H)に直交し且つ回転軸(A)から離隔する方向にオフセットした軸(OC)を円弧中心とするものであり、図17に示す軸(RC)が上記回転軸(A)に対応している。図17において、破線で示すように第2の部材20sに形成された断面半円状の第2の溝部21には、二点鎖線で示す中心軸(PC)を有するパイプPが配置され、パイプPに対する加工開始位置(S)を含む垂直(上下)方向の一点鎖線(V)に上記の軸(RC)及び軸(OC)が位置し、両者間の距離がオフセット量(d)となっている。図17には、上記の平面(H)の一方側に形成された曲面部20sa及び20raが表れているが、他方側(即ち、図17の紙面の反対側)にも、同形状の曲面部20sa及び20raが形成されている。
特に、第2の部材20sの曲面部20saは、図17に示すように、軸(OC)を円弧中心とする半径(ra)の最大円弧と半径(rb)の最小円弧を有し、(加工開始位置で)断面半円状の第1の溝部11に当接し得る曲面に膨出形成されているので、パイプPに対する加工開始位置(S)では、嵌合凸部22及び曲面部20saが環状凹部10b(第1の溝部11)に対し全面に亘って当接し、上記の平面(H)から離隔した位置では、曲面部20saと環状凹部10bとの間に間隙(図25にGで示す)が形成される。
而して、第2の部材20sの曲面部20saは、パイプPに対する加工開始位置(S)の先端部では、把持部材10の環状凹部10bに密着し、それ以外の部分では、上述のように、曲面部20saと環状凹部10bとの間に間隙(図25のG)が形成される。このため、第2の部材20sを、環状凹部10bに干渉することなく容易且つ適切に把持部材10(ここでは上型40及び下型50)に組み付けることができる。また、第2の部材20sは上記の先端部以外の部分では、環状凹部10bを摺動することはないので、摩耗するおそれがなく、第2の部材20sの耐久性が向上する。尚、本態様では、第1の部材20rの曲面部20raもオフセット軸(OC)を円弧中心に形成されているが、第1の部材20rは環状凹部10bを摺動することはないので、後述するように、第1の部材20rの曲面部20raは回転軸(A)を円弧中心に形成することとしてもよい。
図23乃至図27は、図14に示す曲げ型100と同様の曲げ型に関し、把持部材10と対圧部材20の相対移動時の状態を示すもので、図23は加工開始時の状態を示し、図24は、上記の平面(H)での断面を示す。図25乃至図27は、当該平面(H)から所定距離離隔した位置(即ち、図17の中心軸(PC)を含む面から裏面側(図2の下方)に所定距離離隔した位置)での断面を示している。図24に示すように、第2の部材20sの曲面部20saは把持部材10の環状凹部10b(第1の溝部11)に密着しているが、それ以外の部分(上記の所定距離離隔した位置)では、図25乃至図27に示すように、把持部材10と対圧部材20の相対回転角度が変化しても、第2の部材20sの曲面部20saと環状凹部10bとの間に間隙(G)が存在している。而して、対圧部材20を、環状凹部10bに干渉することなく容易且つ適切に把持部材10に組み付けることができると共に、第2の部材20sの耐久性が向上する。
図28乃至図30は本発明のパイプ曲げ型ユニットに供される対圧部材の更に他の態様に係るもので、図16乃至図22に示す部材と実質的に同一の部材については同一の符合を付している。特に、対圧部材20の基本的な構成は図16に示す構成と同様であるので、図29及び図30においても共通の符合を付しているが、第1の部材20rの曲面部20raは図17とは円弧中心が異なり、図28に示す関係にある。
即ち、本態様においては、図28に示すように、第2の部材20sの曲面部20saは、その平面(H)に直交し且つ回転軸(A)から離隔する方向にオフセットした軸(OC)に円弧中心を有するが、第1の部材20rの曲面部20raは、回転軸(A)に対応する軸(RC)を円弧中心としており、この関係は、前述の図7の構成と同様である。而して、第2の部材20sの曲面部20saにおけるパイプPに対する加工開始位置の先端部は把持部材10の環状凹部10bに密着するが、それ以外の部分では、把持部材10と第2の部材20sの相対回転角度が変化しても、第2の部材20sの曲面部20saと環状凹部10bとの間に間隙が生ずるので、第2の部材20sを、環状凹部10bに干渉することなく容易且つ適切に把持部材10に組み付けることができる。これに対し、本態様における第1の部材20rの曲面部20raは、図17の構成とは異なり、回転軸(A)を円弧中心として形成すればよいので、図7の構成と同様、第1の部材20rを容易に製造することができる。
10 把持部材
10a 把持部
10b 環状凹部
11 第1の溝部
12 嵌合凹部
13 基部
20 対圧部材
20r 第1の部材
20s 第2の部材
20f 第3の部材
20sa 曲面部
20ra 曲面部
21 第2の溝部
22 嵌合凸部
23 回転支持部
30 基台
40 上型
50 下型
60 軸部材
70 保持部材
80 ノックピン
100 曲げ型
200 把持型
300 圧力型
A 回転軸
P パイプ
M 芯金

Claims (6)

  1. 外周面に断面半円状のパイプ受溝を有し回転軸を中心に回転駆動される曲げ型を備え、
    該曲げ型が、
    外周面に断面半円状の第1の溝部を有すると共に、該第1の溝部に形成され、前記回転軸に対し直交する平面内で周方向に第1の所定距離延在する嵌合凹部を有する把持部材と、
    外周面に断面半円状の第2の溝部を有すると共に、該第2の溝部の先端部から周方向に第2の所定距離延出する嵌合凸部を有し、該嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合し前記第1の溝部及び前記第2の溝部を結合して前記断面半円状のパイプ受溝を形成する対圧部材とを具備し、
    該対圧部材と前記把持部材が前記回転軸を中心とする蝶番結合によって連結され、前記回転軸を中心に相対的に回転可能に支持されており、
    前記嵌合凹部に嵌合される前記嵌合凸部の嵌合部が、加工対象のパイプの曲げ加工開始位置に対し前記パイプの進行方向の前方側に位置し、前記把持部材の前記第1の溝部と前記対圧部材の前記第2の溝部との当接部が、前記パイプの曲げ加工開始位置に対し前記パイプの進行方向の後方側に位置しているパイプ曲げ型ユニットであって、
    前記対圧部材が、
    前記回転軸に回転可能に軸支される回転支持部を有する第1の部材と、
    該第1の部材に対し着脱可能に接合され、前記第2の溝部を有する第2の部材と、
    該第2の部材に対し着脱可能に接合され、前記嵌合部が前記曲げ加工開始位置に対し前記パイプの進行方向の前方側に位置する前記嵌合凸部を有する第3の部材とを備えたことを特徴とするパイプ曲げ型ユニット。
  2. 前記第3の部材は、前記第2の部材の耐摩耗性より大きい耐摩耗性を有することを特徴とする請求項1記載のパイプ曲げ型ユニット。
  3. 前記第3の部材は、少なくとも前記パイプの進行方向で前記第1の部材及び前記第2の部材の何れか一方に係合する係合段部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のパイプ曲げ型ユニット。
  4. 前記第1の部材、前記第2の部材及び前記第3の部材は共通の締結部材によって接合されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパイプ曲げ型ユニット。
  5. 前記把持部材が、
    前記断面半円状の第1の溝部を構成する環状凹部を有し、前記嵌合凹部が、前記回転軸に直交する平面内で周方向に延在すると共に、前記環状凹部の底中心に配置され、前記断面半円状の第1の溝部が、前記嵌合凹部の一部を含み前記環状凹部に連続しており、
    前記対圧部材を構成する少なくとも前記第2の部材が、
    前記平面の両側に形成され、前記環状凹部に当接するように構成された曲面部であって、前記平面に直交し且つ前記回転軸から離隔する方向にオフセットした軸に円弧中心を有する曲面部を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のパイプ曲げ型ユニット。
  6. 前記対圧部材を構成する前記第1の部材及び前記第2の部材が、
    前記オフセットした軸に円弧中心を有する前記曲面部を有することを特徴とする請求項5記載のパイプ曲げ型ユニット。
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