JP3907544B2 - プレート締め付け用工具および円板状金属プレートの締め付け方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート系パネルの表面に設けた円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるために使用するプレート締め付け用工具およびこのプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付ける方法に関するものである。さらに詳しくは、円板状金属プレートの締め付け作業性が優れると共に、十分な締め付け強度が取得可能なプレート締め付け用工具、およびこのプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを容易かつ正確に締め付ける方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ALCパネル(軽量気泡コンクリート壁パネル)、中空パネルおよびPC板などのコンクリート系パネルは、いわゆるコンクリート板に比べて多孔質であるため、軽量性および断熱性がすぐれており、これらの特性を生かして建築材料、例えば建物の内外壁用パネルや屋根パネルとして広く使用されている。
【0003】
そして、これらのコンクリート系パネルを建物の鉄骨梁に取付ける構法としては、例えばモルタルなどを使用して両者を接合せしめることからなる湿式の構法が従来主流を占めていた。しかし、このような湿式の構法では、モルタルなどの接合材の硬化に長時間を要するばかりか、乾式構法に比べて強固な取付構造を形成できないという問題があり、近年では、湿式に代る乾式の構法が実現されつつある。
【0004】
本発明者らは、コンクリート系パネルを取付け固定する乾式構法の一つとして、図7に示した構法を先に特願2001−142331号として提案した。
【0005】
すなわち、図7に示した乾式構法は、ALCパネル1,1を複数敷き並べた状態で建物の鉄骨梁2上に固定する取付構造であって、ALCパネル1,1の小口端部の上面に、この小口端部を跨ぐように形成した円形座堀穴3と、この円形座堀穴3とほぼ同形状および同厚みの円板状金属プレート5と、この円板状金属プレート5の中心部を貫通したねじ孔6と、下部を前記鉄骨梁2に固定してALCパネル1,1の厚みととほぼ同一の高さとなるように、前記鉄骨梁2から上方へ起立した棒状金具4とから構成されるものである。そして、前記円形座堀穴3内に配置した円板状金属プレート5のねじ孔6と、棒状金具4の先端(ボルト部)とを締め付けることにより、円板状金属プレート5と鉄骨梁2との間にALCパネル1を固定するようにしたものである。
【0006】
そして、上記の構法において、円板状金属プレート5のねじ孔6と、棒状金具4の先端(ボルト部)との締め付け作業は、図示したような治具、具体的には先端に二つの爪部9,9と、後端に把手8aを有する回転ハンドル8を用い、この回転ハンドル8の爪部9,9を、円板状金属プレート5の周縁に形成した孔部7,7に差し込み、回転ハンドル8の把手8aを所望の方向に回転させることにより行っていた。
【0007】
しかしながら、上記円板状金属プレート5の締め付け作業においては、円板状金属プレート5がALCパネル1,1の表面に当接して摩擦が大きいため、大きな締め付けトルクが必要となり、十分な締め付け強度で円板状金属プレート5を固定することが難しかった。さらに、締め付け時に掛ける力によって回転ハンドル8が傾き、爪部9,9が孔部7,7から滑って外れやすく作業性が悪いばかりか、このような場合には回転ハンドル8によってALCパネル1,1の表面を傷付けてしまうという問題があった。
また、座堀穴3の深さや棒状金具4の寸法またはそれらの施工精度によっては、円板状金属プレート5の締め付けが進んだときに、棒状金具4の先端が円板状金属プレート5の面位置から突出してしまい、その結果、回転ハンドル8の表面に当たり、それ以上の締め付けができなくなるという不具合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
【0009】
したがって、本発明の目的は、円板状金属プレートの締め付け作業性が優れると共に、十分な締め付け強度が取得可能なプレート締め付け用工具、およびこのプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを容易かつ正確に締め付ける方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のプレート締め付け用工具は、コンクリート系パネルの表面に形成した円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に、前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるために使用するプレート締め付け用工具であって、
回転工具が挿着される駆動軸と、
この駆動軸の一端側にその中心部が垂直になるよう固着された板状部と、
この板状部の反駆動軸側面周縁における前記円板状金属プレートに形成された複数の孔部と合致する位置に突設された複数の爪部とからなり、
前記板状部の中央に、前記駆動軸側に窪んだ凹部を有することを特徴とする。
【0011】
なお、本発明のプレート締め付け用工具においては、下記の(1)〜(3)が、いずれも好ましい条件として挙げられ、これらの条件を適用した場合には、さらに優れた効果の取得を期待することができる。
【0012】
(1)前記板状部が長方形であり、その両端近傍に爪部が形成されていること、
(2)前記板状部が円板状であり、その周縁に2つ以上の爪部が形成されていること、
(3)前記駆動軸がナット形状であること。
【0013】
また、本発明の円板状金属プレートの締め付け方法は、プレート締め付け用工具を用いてコンクリート系パネル表面に形成した円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に、前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるに際し、前記棒状金具の先端と、前記円板状金属プレートの中心に設けられたネジ孔とを位置合わせした状態で、前記プレート締め付け用工具の板状部から突出している複数の爪部を、前記円板状金属プレートの周縁に形成された複数の孔部に係合し、次いで回転工具を用いて前記駆動軸に回転を与えることを特徴とする。
【0014】
そして、上記円板状金属プレートの締め付け方法においては、前記回転工具として、ラチェットレンチ、ドリル、インパクトレンチ、スクリュードライバーおよびハンドルから選ばれたいずれかを用いることが好ましい条件である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明のプレート締め付け用工具および円板状金属プレートの締め付け方法について詳述する。
【0016】
図1は本発明のプレート締め付け用工具の一例を示す側面図、図2は同じく底部側平面図、図3は本発明のプレート締め付け用工具の他の一例を示す底部側平面図、図4は本発明のプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付ける方法の一例を示す斜視図、図5および図6は同じく他の締め付け方法の一例を示す斜視図である。
【0017】
なお、本発明で使用するコンクリート系パネルとしては、ALCパネル、中空パネルおよびPC板などの軽量パネルが挙げられるが、以下はその代表例であるALCパネルを使用し、これを屋根材として建物の鉄骨梁に取付けた構造について説明する。
【0018】
まず、図1〜図3にしたがって、本発明のプレート締め付け用工具について説明する。
【0019】
図1および2に示したように、本発明のプレート締め付け用工具10は、回転工具が挿着される駆動軸11と、この駆動軸11の一端側にその中心部が垂直になるよう固着された板状部12と、この板状部12の反駆動軸11側面周縁における円板状金属プレート5に形成された複数の孔部7,7と合致する位置に突設された複数、この例では2つの爪部13,13とから構成されている。
【0020】
そして、板状部12の中央には、駆動軸11側に窪んだ凹部14が形成されており、この凹部14は、円板状金属プレート5の締め付けが進んでも、棒状金具4の先端がプレート締め付け用工具10に当たらないように機能する。
これによって座堀穴3の深さや棒状金具4先端長さなどの寸法誤差およびそれらの施工精度によって、棒状金具4の先端が円板状金属プレート5の面位置から突出することになったとしても、プレート締め付け用工具10に干渉することなく最後まで締め付けることが可能となり、十分な締め付け強度を得ることができる。
【0021】
板状部12の中央の凹部は、一枚のプレートの両端に別のプレート片を貼着させて形成しても、1枚のプレートをそのまま折曲させて形成しても良い。
なお、凹部14の深さは、板状部12の底面から駆動軸11側に掛けて1〜8mm程度で十分である。また、1枚のプレートからなる板状部12を折曲させて形成する凹部14の場合、その製造の容易さから2〜6mmが望ましい。
【0022】
また、駆動軸11は、四角または六角のナット形状をしていることが望ましく、これにより後述する回転工具の挿着が容易となる。
【0023】
本発明のプレート締め付け用工具10の各部は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、強化アルミ合金などの金属により構成されるが、特に爪部13部分は変形または摩耗しにくいように高質化されていることが好ましい。そして、駆動軸11、板状部12および爪部13の各部は溶接によりそれぞれ固着されている。
【0024】
図1および図2に示した実施例では、板状部12を長方形とし、その長手方向の両端近傍に2つの爪部13を設けているが、図3に示した実施例は、板状部12を円板状とし、その周縁に3つの爪部13を設けた点が相違している。このように爪部13を3つ以上の複数とすることによって、締め付け時のプレート締め付け用工具10の回転伝達をより安定に保つことができる。なお、この場合には円板状金属プレート5の孔部7も爪部13と同数の複数とする必要がある。
なお、板状部12は、角部を面取りあるいは端部を円弧状とした長方形状であると、回転時に板状部12の角部が座堀穴3の壁面と干渉しないため、板上部12の端部近くに爪部13を設定できる。これにより、駆動軸11からの回転トルクをさらに有効に円盤状金属プレート5に伝達できるようになり好ましい。
【0025】
次に、上記の構成からなる本発明のプレート締め付け用工具10を使用してパネル表面の円形座堀穴に円板状金属プレートを締め付ける方法の具体例について、図4〜図7にしたがって説明する。
【0026】
図7に示したように、鉄骨梁2上には複数のALCパネル1,1が敷き並べた状態にあり、ALCパネル1,1の小口端部には、下部を鉄骨梁2に固着し、ALCパネル1,1の厚みととほぼ同一の高さとなるように、鉄骨梁2から上方へ起立した棒状金具4が配置されており、棒状金具4の先端は図示したようにボルト形状となっている。
【0027】
この棒状金具4の形状としては、I字型、L字型および逆T字型などが挙げられるが、鉄骨梁2との溶接固定強度を確実なものにするためには、L字型または逆T字型の所謂フックボルトと称されるものの使用が好ましい。
【0028】
そして、円形座堀穴3は、ALCパネル1,1の小口端部の上面を跨ぐようにして、かつ使用する円板状金属プレート5とほぼ同形状および同じ深さとなるようにして切削形成する必要がある。また、この円形座堀穴3は、使用するALCパネル1,1の数や、目的とする取付け強度などを考慮しつつ、複数敷き並べたALCパネル1,1の短辺小口または長辺小口を突き合わせた所望の小口端部に必要な数だけ設けられている。
【0029】
本発明の方法により円形座堀穴3に円板状金属プレート5を締め付けるに際しては、まず、図4に示したように、棒状金具4の先端ボルト部と、円板状金属プレート5の中心に設けられたネジ孔6とを位置合わせした状態で、プレート締め付け用工具10の板状部12から突出している複数の爪部13,13を、円板状金属プレート5の周縁に形成された複数の孔部7,7に係合し、次いで回転工具を用いて駆動軸11に回転を与える。
【0030】
図4に示した実施例では、回転工具としてラチェットレンチ15を用いており、ラチェットレンチ15の環状部15aをM12のナット形状の駆動軸11に嵌合し、ハンドル部15bに力を掛けることによって、円板状金属プレート5を棒状金具4のボルト部へと締め付ける。
【0031】
図5に示した実施例では、回転工具としてインパクトレンチ16を用いており、インパクトレンチ16の先端をナット形状の駆動軸11に嵌合し、インパクトレンチ16を駆動することによって、円板状金属プレート5を棒状金具4のボルト部へと締め付ける。
【0032】
また、図6に示した実施例では、回転工具としてハンドル17を用いている。ナット形状の駆動軸11上端に設けれた雌ねじ部に、ハンドル17の中心を貫通するボルト18を螺合させることによりハンドルを駆動軸11に固定し、そのハンドル17の両端に力を掛けることによって、円板状金属プレート5を棒状金具4のボルト部へと締め付ける。
また、駆動軸11の上面に十字穴を設けておくと、回転工具としてスクリュードライバーを使用することが可能となる。
【0033】
上記の方法のいずれの場合においても、駆動軸11が棒状金具4と同軸であるため、円板状金属プレート5を上方から押さえながら締め付けることができ、締め付け時にプレート締め付け用工具10が滑って爪部13が孔部7,7から外れることがなく、すぐれた締め付け作業性のもとに円板状金属プレートを容易かつ正確に締め付けることができる。
【0034】
また、円板状金属プレート5の締め付けが進んでも、棒状金具4の先端がプレート締め付け用工具10に当たらないように凹部14が機能するため、座堀穴3の深さや棒状金具4先端長さなどの寸法誤差およびその施工精度によって、棒状金具4の先端が円板状金属プレート5の面位置から突出することになったとしても、プレート締め付け用工具10に干渉することなく最後まで締め付けることが可能となリ、十分な締め付け強度を得ることができる。
【0035】
さらに、駆動軸11をナット形状にしたことによって、ラチェットレンチ15、インパクトレンチ16、ハンドル17およびドリル、スクリュードライバーなどの回転工具を使用することができるため、優れた締め付け作業性と共に、十分な締め付け強度が取得可能である。
【0036】
【実施例】
次に、実施例により本発明の構成・効果をさらに説明する。
【0037】
厚み100mm、長さ2000mm、幅600mmのALC屋根パネルの小口面に位置する鉄骨梁上に、直径12mm、底辺長さ40mm、高さ100mmのL字型棒状金具を溶接固定し、この棒状金具の直立部を中心軸とする深さ6.5mm、直径125mmの円形座堀穴に、厚み6.0mm、直径120mmの円板状金属プレートを締め付け固定した。
【0038】
この場合に、プレート締め付け用工具として、六角ナット形状の駆動軸の長さを50mm、M12のナット径、そして端部を円弧状とした丸長方形の板状部の長辺長さを120mm、短辺長さを30mm、厚みを6mm、凹部深さを6mmとし、板状部の両端近傍に長さ6mmの爪部を設け、駆動軸の一端にインパクトレンチを挿着したプレート締め付け用工具を用意した。
【0039】
上記のプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付けるに際し、まず棒状金具の先端ボルト部と、円板状金属プレートの中心に設けられたネジ孔とを位置合わせした状態で、プレート締め付け用工具の板状部から突出している複数の爪部を、円板状金属プレートの周縁に形成された複数の孔部に係合し、次いでインパクトレンチを使用して締め付けた。その結果、優れた締め付け作業性のもとに、容易かつ十分な締め付けトルクで円板状金属プレートを締め付けることができた。
【0040】
【発明の効果】
本発明のプレート締め付け用工具および円板状金属プレートの締め付け方法によれば、以下のようなすぐれた効果が得られる。
【0041】
(a)駆動軸が棒状金具と同軸であるため、円板状金属プレートを上方から押さえながら締め付けることができ、締め付け時にプレート締め付け用工具が滑って爪部が孔部から外れることがなく、優れた締め付け作業性のもとに容易かつ十分な締め付けトルクでプレートを締め付け固定することができる。
【0042】
(b)また、円板状金属プレートの締め付けが進んでも、棒状金具の先端がプレート締め付け用工具に当たらないように凹部が機能する。
このため、ALCパネル1,1の厚みや棒状金具先端長さの寸法誤差およびそれらの施工精度によって、棒状金具の先端が円板状金属プレートの面位置から突出することになったとしても、プレート締め付け用工具に干渉することなく最後まで締め付けることが可能となり、十分な締め付け強度を得ることができる。
【0043】
(c)駆動軸をナット形状にしたことによって、ラチェットレンチ、ドリル、インパクトレンチおよびハンドルなどの回転工具を使用することができるため、優れた締め付け作業性と共に、十分な締め付け強度が取得可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレート締め付け用工具の一例を示す側面図である。
【図2】同じく底部側平面図である。
【図3】本発明のプレート締め付け用工具の他の一例を示す底部側平面図である。
【図4】本発明のプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付ける方法の一例を示す斜視図である。
【図5】同じく他の締め付け方法の一例を示す斜視図である。
【図6】同じく他の締め付け方法の一例を示す斜視図である。
【図7】従来の乾式構法により形成されたコンクリート系パネルの取付構造およびその取付方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ALCパネル
2 鉄骨梁
3 円形座堀穴
4 棒状金具
5 円板状金属プレート
6 ねじ孔
7 孔部
8 回転ハンドル
9 爪部
10 プレート締め付け用工具
11 駆動軸
12 板状部
13 爪部
14 凹部
15 ラチェットレンチ(回転工具)
16 インパクトレンチ(回転工具)
17 ハンドル(回転工具)
18 ボルト
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート系パネルの表面に設けた円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるために使用するプレート締め付け用工具およびこのプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付ける方法に関するものである。さらに詳しくは、円板状金属プレートの締め付け作業性が優れると共に、十分な締め付け強度が取得可能なプレート締め付け用工具、およびこのプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを容易かつ正確に締め付ける方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ALCパネル(軽量気泡コンクリート壁パネル)、中空パネルおよびPC板などのコンクリート系パネルは、いわゆるコンクリート板に比べて多孔質であるため、軽量性および断熱性がすぐれており、これらの特性を生かして建築材料、例えば建物の内外壁用パネルや屋根パネルとして広く使用されている。
【0003】
そして、これらのコンクリート系パネルを建物の鉄骨梁に取付ける構法としては、例えばモルタルなどを使用して両者を接合せしめることからなる湿式の構法が従来主流を占めていた。しかし、このような湿式の構法では、モルタルなどの接合材の硬化に長時間を要するばかりか、乾式構法に比べて強固な取付構造を形成できないという問題があり、近年では、湿式に代る乾式の構法が実現されつつある。
【0004】
本発明者らは、コンクリート系パネルを取付け固定する乾式構法の一つとして、図7に示した構法を先に特願2001−142331号として提案した。
【0005】
すなわち、図7に示した乾式構法は、ALCパネル1,1を複数敷き並べた状態で建物の鉄骨梁2上に固定する取付構造であって、ALCパネル1,1の小口端部の上面に、この小口端部を跨ぐように形成した円形座堀穴3と、この円形座堀穴3とほぼ同形状および同厚みの円板状金属プレート5と、この円板状金属プレート5の中心部を貫通したねじ孔6と、下部を前記鉄骨梁2に固定してALCパネル1,1の厚みととほぼ同一の高さとなるように、前記鉄骨梁2から上方へ起立した棒状金具4とから構成されるものである。そして、前記円形座堀穴3内に配置した円板状金属プレート5のねじ孔6と、棒状金具4の先端(ボルト部)とを締め付けることにより、円板状金属プレート5と鉄骨梁2との間にALCパネル1を固定するようにしたものである。
【0006】
そして、上記の構法において、円板状金属プレート5のねじ孔6と、棒状金具4の先端(ボルト部)との締め付け作業は、図示したような治具、具体的には先端に二つの爪部9,9と、後端に把手8aを有する回転ハンドル8を用い、この回転ハンドル8の爪部9,9を、円板状金属プレート5の周縁に形成した孔部7,7に差し込み、回転ハンドル8の把手8aを所望の方向に回転させることにより行っていた。
【0007】
しかしながら、上記円板状金属プレート5の締め付け作業においては、円板状金属プレート5がALCパネル1,1の表面に当接して摩擦が大きいため、大きな締め付けトルクが必要となり、十分な締め付け強度で円板状金属プレート5を固定することが難しかった。さらに、締め付け時に掛ける力によって回転ハンドル8が傾き、爪部9,9が孔部7,7から滑って外れやすく作業性が悪いばかりか、このような場合には回転ハンドル8によってALCパネル1,1の表面を傷付けてしまうという問題があった。
また、座堀穴3の深さや棒状金具4の寸法またはそれらの施工精度によっては、円板状金属プレート5の締め付けが進んだときに、棒状金具4の先端が円板状金属プレート5の面位置から突出してしまい、その結果、回転ハンドル8の表面に当たり、それ以上の締め付けができなくなるという不具合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
【0009】
したがって、本発明の目的は、円板状金属プレートの締め付け作業性が優れると共に、十分な締め付け強度が取得可能なプレート締め付け用工具、およびこのプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを容易かつ正確に締め付ける方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のプレート締め付け用工具は、コンクリート系パネルの表面に形成した円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に、前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるために使用するプレート締め付け用工具であって、
回転工具が挿着される駆動軸と、
この駆動軸の一端側にその中心部が垂直になるよう固着された板状部と、
この板状部の反駆動軸側面周縁における前記円板状金属プレートに形成された複数の孔部と合致する位置に突設された複数の爪部とからなり、
前記板状部の中央に、前記駆動軸側に窪んだ凹部を有することを特徴とする。
【0011】
なお、本発明のプレート締め付け用工具においては、下記の(1)〜(3)が、いずれも好ましい条件として挙げられ、これらの条件を適用した場合には、さらに優れた効果の取得を期待することができる。
【0012】
(1)前記板状部が長方形であり、その両端近傍に爪部が形成されていること、
(2)前記板状部が円板状であり、その周縁に2つ以上の爪部が形成されていること、
(3)前記駆動軸がナット形状であること。
【0013】
また、本発明の円板状金属プレートの締め付け方法は、プレート締め付け用工具を用いてコンクリート系パネル表面に形成した円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に、前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるに際し、前記棒状金具の先端と、前記円板状金属プレートの中心に設けられたネジ孔とを位置合わせした状態で、前記プレート締め付け用工具の板状部から突出している複数の爪部を、前記円板状金属プレートの周縁に形成された複数の孔部に係合し、次いで回転工具を用いて前記駆動軸に回転を与えることを特徴とする。
【0014】
そして、上記円板状金属プレートの締め付け方法においては、前記回転工具として、ラチェットレンチ、ドリル、インパクトレンチ、スクリュードライバーおよびハンドルから選ばれたいずれかを用いることが好ましい条件である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明のプレート締め付け用工具および円板状金属プレートの締め付け方法について詳述する。
【0016】
図1は本発明のプレート締め付け用工具の一例を示す側面図、図2は同じく底部側平面図、図3は本発明のプレート締め付け用工具の他の一例を示す底部側平面図、図4は本発明のプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付ける方法の一例を示す斜視図、図5および図6は同じく他の締め付け方法の一例を示す斜視図である。
【0017】
なお、本発明で使用するコンクリート系パネルとしては、ALCパネル、中空パネルおよびPC板などの軽量パネルが挙げられるが、以下はその代表例であるALCパネルを使用し、これを屋根材として建物の鉄骨梁に取付けた構造について説明する。
【0018】
まず、図1〜図3にしたがって、本発明のプレート締め付け用工具について説明する。
【0019】
図1および2に示したように、本発明のプレート締め付け用工具10は、回転工具が挿着される駆動軸11と、この駆動軸11の一端側にその中心部が垂直になるよう固着された板状部12と、この板状部12の反駆動軸11側面周縁における円板状金属プレート5に形成された複数の孔部7,7と合致する位置に突設された複数、この例では2つの爪部13,13とから構成されている。
【0020】
そして、板状部12の中央には、駆動軸11側に窪んだ凹部14が形成されており、この凹部14は、円板状金属プレート5の締め付けが進んでも、棒状金具4の先端がプレート締め付け用工具10に当たらないように機能する。
これによって座堀穴3の深さや棒状金具4先端長さなどの寸法誤差およびそれらの施工精度によって、棒状金具4の先端が円板状金属プレート5の面位置から突出することになったとしても、プレート締め付け用工具10に干渉することなく最後まで締め付けることが可能となり、十分な締め付け強度を得ることができる。
【0021】
板状部12の中央の凹部は、一枚のプレートの両端に別のプレート片を貼着させて形成しても、1枚のプレートをそのまま折曲させて形成しても良い。
なお、凹部14の深さは、板状部12の底面から駆動軸11側に掛けて1〜8mm程度で十分である。また、1枚のプレートからなる板状部12を折曲させて形成する凹部14の場合、その製造の容易さから2〜6mmが望ましい。
【0022】
また、駆動軸11は、四角または六角のナット形状をしていることが望ましく、これにより後述する回転工具の挿着が容易となる。
【0023】
本発明のプレート締め付け用工具10の各部は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、強化アルミ合金などの金属により構成されるが、特に爪部13部分は変形または摩耗しにくいように高質化されていることが好ましい。そして、駆動軸11、板状部12および爪部13の各部は溶接によりそれぞれ固着されている。
【0024】
図1および図2に示した実施例では、板状部12を長方形とし、その長手方向の両端近傍に2つの爪部13を設けているが、図3に示した実施例は、板状部12を円板状とし、その周縁に3つの爪部13を設けた点が相違している。このように爪部13を3つ以上の複数とすることによって、締め付け時のプレート締め付け用工具10の回転伝達をより安定に保つことができる。なお、この場合には円板状金属プレート5の孔部7も爪部13と同数の複数とする必要がある。
なお、板状部12は、角部を面取りあるいは端部を円弧状とした長方形状であると、回転時に板状部12の角部が座堀穴3の壁面と干渉しないため、板上部12の端部近くに爪部13を設定できる。これにより、駆動軸11からの回転トルクをさらに有効に円盤状金属プレート5に伝達できるようになり好ましい。
【0025】
次に、上記の構成からなる本発明のプレート締め付け用工具10を使用してパネル表面の円形座堀穴に円板状金属プレートを締め付ける方法の具体例について、図4〜図7にしたがって説明する。
【0026】
図7に示したように、鉄骨梁2上には複数のALCパネル1,1が敷き並べた状態にあり、ALCパネル1,1の小口端部には、下部を鉄骨梁2に固着し、ALCパネル1,1の厚みととほぼ同一の高さとなるように、鉄骨梁2から上方へ起立した棒状金具4が配置されており、棒状金具4の先端は図示したようにボルト形状となっている。
【0027】
この棒状金具4の形状としては、I字型、L字型および逆T字型などが挙げられるが、鉄骨梁2との溶接固定強度を確実なものにするためには、L字型または逆T字型の所謂フックボルトと称されるものの使用が好ましい。
【0028】
そして、円形座堀穴3は、ALCパネル1,1の小口端部の上面を跨ぐようにして、かつ使用する円板状金属プレート5とほぼ同形状および同じ深さとなるようにして切削形成する必要がある。また、この円形座堀穴3は、使用するALCパネル1,1の数や、目的とする取付け強度などを考慮しつつ、複数敷き並べたALCパネル1,1の短辺小口または長辺小口を突き合わせた所望の小口端部に必要な数だけ設けられている。
【0029】
本発明の方法により円形座堀穴3に円板状金属プレート5を締め付けるに際しては、まず、図4に示したように、棒状金具4の先端ボルト部と、円板状金属プレート5の中心に設けられたネジ孔6とを位置合わせした状態で、プレート締め付け用工具10の板状部12から突出している複数の爪部13,13を、円板状金属プレート5の周縁に形成された複数の孔部7,7に係合し、次いで回転工具を用いて駆動軸11に回転を与える。
【0030】
図4に示した実施例では、回転工具としてラチェットレンチ15を用いており、ラチェットレンチ15の環状部15aをM12のナット形状の駆動軸11に嵌合し、ハンドル部15bに力を掛けることによって、円板状金属プレート5を棒状金具4のボルト部へと締め付ける。
【0031】
図5に示した実施例では、回転工具としてインパクトレンチ16を用いており、インパクトレンチ16の先端をナット形状の駆動軸11に嵌合し、インパクトレンチ16を駆動することによって、円板状金属プレート5を棒状金具4のボルト部へと締め付ける。
【0032】
また、図6に示した実施例では、回転工具としてハンドル17を用いている。ナット形状の駆動軸11上端に設けれた雌ねじ部に、ハンドル17の中心を貫通するボルト18を螺合させることによりハンドルを駆動軸11に固定し、そのハンドル17の両端に力を掛けることによって、円板状金属プレート5を棒状金具4のボルト部へと締め付ける。
また、駆動軸11の上面に十字穴を設けておくと、回転工具としてスクリュードライバーを使用することが可能となる。
【0033】
上記の方法のいずれの場合においても、駆動軸11が棒状金具4と同軸であるため、円板状金属プレート5を上方から押さえながら締め付けることができ、締め付け時にプレート締め付け用工具10が滑って爪部13が孔部7,7から外れることがなく、すぐれた締め付け作業性のもとに円板状金属プレートを容易かつ正確に締め付けることができる。
【0034】
また、円板状金属プレート5の締め付けが進んでも、棒状金具4の先端がプレート締め付け用工具10に当たらないように凹部14が機能するため、座堀穴3の深さや棒状金具4先端長さなどの寸法誤差およびその施工精度によって、棒状金具4の先端が円板状金属プレート5の面位置から突出することになったとしても、プレート締め付け用工具10に干渉することなく最後まで締め付けることが可能となリ、十分な締め付け強度を得ることができる。
【0035】
さらに、駆動軸11をナット形状にしたことによって、ラチェットレンチ15、インパクトレンチ16、ハンドル17およびドリル、スクリュードライバーなどの回転工具を使用することができるため、優れた締め付け作業性と共に、十分な締め付け強度が取得可能である。
【0036】
【実施例】
次に、実施例により本発明の構成・効果をさらに説明する。
【0037】
厚み100mm、長さ2000mm、幅600mmのALC屋根パネルの小口面に位置する鉄骨梁上に、直径12mm、底辺長さ40mm、高さ100mmのL字型棒状金具を溶接固定し、この棒状金具の直立部を中心軸とする深さ6.5mm、直径125mmの円形座堀穴に、厚み6.0mm、直径120mmの円板状金属プレートを締め付け固定した。
【0038】
この場合に、プレート締め付け用工具として、六角ナット形状の駆動軸の長さを50mm、M12のナット径、そして端部を円弧状とした丸長方形の板状部の長辺長さを120mm、短辺長さを30mm、厚みを6mm、凹部深さを6mmとし、板状部の両端近傍に長さ6mmの爪部を設け、駆動軸の一端にインパクトレンチを挿着したプレート締め付け用工具を用意した。
【0039】
上記のプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付けるに際し、まず棒状金具の先端ボルト部と、円板状金属プレートの中心に設けられたネジ孔とを位置合わせした状態で、プレート締め付け用工具の板状部から突出している複数の爪部を、円板状金属プレートの周縁に形成された複数の孔部に係合し、次いでインパクトレンチを使用して締め付けた。その結果、優れた締め付け作業性のもとに、容易かつ十分な締め付けトルクで円板状金属プレートを締め付けることができた。
【0040】
【発明の効果】
本発明のプレート締め付け用工具および円板状金属プレートの締め付け方法によれば、以下のようなすぐれた効果が得られる。
【0041】
(a)駆動軸が棒状金具と同軸であるため、円板状金属プレートを上方から押さえながら締め付けることができ、締め付け時にプレート締め付け用工具が滑って爪部が孔部から外れることがなく、優れた締め付け作業性のもとに容易かつ十分な締め付けトルクでプレートを締め付け固定することができる。
【0042】
(b)また、円板状金属プレートの締め付けが進んでも、棒状金具の先端がプレート締め付け用工具に当たらないように凹部が機能する。
このため、ALCパネル1,1の厚みや棒状金具先端長さの寸法誤差およびそれらの施工精度によって、棒状金具の先端が円板状金属プレートの面位置から突出することになったとしても、プレート締め付け用工具に干渉することなく最後まで締め付けることが可能となり、十分な締め付け強度を得ることができる。
【0043】
(c)駆動軸をナット形状にしたことによって、ラチェットレンチ、ドリル、インパクトレンチおよびハンドルなどの回転工具を使用することができるため、優れた締め付け作業性と共に、十分な締め付け強度が取得可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレート締め付け用工具の一例を示す側面図である。
【図2】同じく底部側平面図である。
【図3】本発明のプレート締め付け用工具の他の一例を示す底部側平面図である。
【図4】本発明のプレート締め付け用工具を使用して円板状金属プレートを締め付ける方法の一例を示す斜視図である。
【図5】同じく他の締め付け方法の一例を示す斜視図である。
【図6】同じく他の締め付け方法の一例を示す斜視図である。
【図7】従来の乾式構法により形成されたコンクリート系パネルの取付構造およびその取付方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ALCパネル
2 鉄骨梁
3 円形座堀穴
4 棒状金具
5 円板状金属プレート
6 ねじ孔
7 孔部
8 回転ハンドル
9 爪部
10 プレート締め付け用工具
11 駆動軸
12 板状部
13 爪部
14 凹部
15 ラチェットレンチ(回転工具)
16 インパクトレンチ(回転工具)
17 ハンドル(回転工具)
18 ボルト
Claims (6)
- コンクリート系パネルの表面に形成した円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に、前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるために使用するプレート締め付け用工具であって、
回転工具が挿着される駆動軸と、
この駆動軸の一端側にその中心部が垂直になるよう固着された板状部と、
この板状部の反駆動軸側面周縁における前記円板状金属プレートに形成された複数の孔部と合致する位置に突設された複数の爪部とからなり、
前記板状部の中央に、前記駆動軸側に窪んだ凹部を有することを特徴とするプレート締め付け用工具。 - 前記板状部が長方形であり、その両端近傍に爪部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプレート締め付け用工具。
- 前記板状部が円板状であり、その周縁に2つ以上の爪部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプレート締め付け用工具。
- 前記駆動軸がナット形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレート締め付け用工具。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプレート締め付け用工具を用いてコンクリート系パネル表面に形成した円形座堀穴の中心に配設固定された棒状金具の先端に、前記円形座堀穴とほぼ同一形状の円板状金属プレートを締め付けるに際し、前記棒状金具の先端と、前記円板状金属プレートの中心に設けられたネジ孔とを位置合わせした状態で、前記プレート締め付け用工具の板状部から突出している複数の爪部を、前記円板状金属プレートの周縁に形成された複数の孔部に係合し、次いで回転工具を用いて前記駆動軸に回転を与えることを特徴とする円板状金属プレートの締め付け方法。
- 前記回転工具として、ラチェットレンチ、ドリル、インパクトレンチ、スクリュードライバーおよびハンドルから選ばれたいずれかを用いることを特徴とする請求項5に記載の円板状金属プレートの締め付け方法。
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