JPH10196124A - パネル位置合わせ治具及びこれを用いた壁パネルの位置合わせ方法 - Google Patents

パネル位置合わせ治具及びこれを用いた壁パネルの位置合わせ方法

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JPH10196124A
JPH10196124A JP130897A JP130897A JPH10196124A JP H10196124 A JPH10196124 A JP H10196124A JP 130897 A JP130897 A JP 130897A JP 130897 A JP130897 A JP 130897A JP H10196124 A JPH10196124 A JP H10196124A
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JP
Japan
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panel
fixing
jig
wall panel
wall
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JP130897A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tsukada
賢一 塚田
Shigeru Akimoto
茂 秋元
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁パネルを適正な位置に容易に合わせること
ができるパネル位置合わせ治具及びこれを用いた壁パネ
ルの位置合わせ方法を提供すること。 【解決手段】 壁パネル70が載置される下部構造体8
0に取り付けられる固定手段40と、この固定手段40
に固定されるパネル押し治具10からなり、いずれかの
パネル面方向にずれて載置された壁パネル70をパネル
面と交差方向に押すことによりズレをなくして適正な位
置に合わせるパネル位置合わせ治具であって、パネル押
し治具10は、本体部14と、固定手段40に固定する
ための取付部16aと、本体部14に略直角に突出させ
て設けられるパネル押し手段18と、を含み、パネル押
し手段18は、パネル面と直接当接する当接部20と、
棒状部22と、この棒状部22を回転させるためのハン
ドル24を備え、棒状部22は、外周にねじ部22aを
備え、本体部14と螺合して長さ方向に移動可能に取り
付けられること、を特徴とするパネル位置合わせ治具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル位置合わせ
治具及びこれを用いた壁パネルの位置合わせ方法に関
し、特に、重量のある壁パネルを比較的簡単に動かすこ
とができ、あるいはこれに加えて、未熟な作業者でも壁
パネルの位置合わせを容易に行うことができるパネル位
置合わせ治具及びこれを用いた壁パネルの位置合わせ方
法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】建物の建
築工法の一つとして、複数のパネルを箱状に組み合わせ
て各パネルに耐力を持たせるパネル工法が知られてい
る。そして、このパネル工法における壁部は、先順番で
立設された壁パネルに後順番で立設される壁パネルの側
端面を接合して形成される。
【0003】ここで、パネル工法では、一般的に、壁パ
ネルを一旦吊り上げて所定位置まで移動してから立設面
に降ろすため、壁パネルが所定位置よりもいずれかのパ
ネル面方向にずれて立設されてしまう場合がある。この
ようなズレを放置したのでは、住宅品質の低下につなが
るおそれがあることから、従来は、ズレた壁パネルを作
業員が手で直接押してズレをなくし、壁パネルを適正な
位置に合わせていた。
【0004】しかし、壁パネルはかなり重量があること
から、手で直接押す場合には、大変な労力が必要とされ
る。
【0005】また、手で押して壁パネルの位置合わせを
行う場合には、力を入れすぎて、壁パネルがかえって逆
方向にずれてしまうこともあるため、熟練者でなければ
迅速かつ正確に壁パネルの位置合わせを行うことが難し
いという問題もあった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、重量のある壁パネルを比較的簡単
に動かすことができ、あるいはこれに加えて、未熟な作
業者でも壁パネルの位置合わせを容易に行うことができ
るパネル位置合わせ治具及びこれを用いた壁パネルの位
置合わせ方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、壁パネルが載置される下部
構造体に取り付けられる固定手段と、この固定手段に固
定されるパネル押し治具からなり、いずれかのパネル面
方向にずれた状態で前記下部構造体に載置された前記壁
パネルを前記パネル面と交差方向に押すことにより、ズ
レをなくして前記壁パネルを適正な位置に合わせるパネ
ル位置合わせ治具であって、前記パネル押し治具は、前
記パネル面の下端部と対面する本体部と、この本体部を
前記固定手段に固定するための取付部と、前記壁パネル
を前記パネル面と交差方向に押すため前記本体部に略直
角に突出させて設けられるパネル押し手段と、を含み、
前記パネル押し手段は、前記パネル面と直接当接する当
接部と、この当接部と接続される棒状部と、この棒状部
を回転させるため前記棒状部における前記当接部とは反
対側の端部に形成されるハンドルと、を備え、前記棒状
部は、外周にねじ部を備え、前記本体部と螺合して長さ
方向に移動可能に取り付けられること、を特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、ハンドルを
回転させることにより壁パネルをパネル面と交差方向に
押すことができることから、重量のある壁パネルを比較
的簡単に動かすことができ、未熟な作業者でも容易に壁
パネルを適正な位置に合わせることが可能なパネル押し
治具を得ることができる。
【0009】つまり、パネル押し手段の棒状部が、外周
にねじ部を備えて本体部と螺合可能に形成されることか
ら、回転させるだけでこの棒状部及び端部に形成された
当接部を簡単に長さ方向に移動させることができる。そ
して、このパネル押し手段が設けられた本体部が、取付
部を介して固定手段に固定され、この固定手段が壁パネ
ルの下部構造体に取り付けられることから、棒状部を長
さ方向に移動させることにより、当接部で壁パネルをパ
ネル面と交差方向に押すことが可能となる。さらに、棒
状部における当接部とは反対側の端部にハンドルが設け
られることから、少ない力で棒状部を回転させることが
できる。このため、簡単な作業で容易に壁パネルの位置
ズレをなくして適正な位置に合わせることが可能とな
る。
【0010】また、棒状部の回転動作を調節することに
よって、棒状部の移動距離を微調整することができる。
このため、壁パネルの立設位置を正確に合わせることが
容易となる。従って、未熟な作業者であっても、壁パネ
ルを正確かつ迅速に適正な位置に合わせることが可能と
なる。
【0011】さらに、下部構造体に取り付けられる構造
であることから、治具の取付により動かす対象となる壁
パネルを傷つけないパネル位置合わせ治具を得ることが
できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記当接部は、弾性部を有すること、を特徴とす
る。
【0013】請求項2記載の発明によれば、パネル面と
直接当接する当接部が弾性部を備えることから、使用時
における壁パネルの破損を防止しやすいパネル位置合わ
せ治具を得ることができる。つまり、弾性部がクッショ
ンの役割を果たすため、パネル面における当接部との接
触部分が、当接部の圧力によって破損しにくくなる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2において、前記取付部は、下端が開放された溝又は
切欠として前記本体部の下端部に形成されること、を特
徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、本体部を固
定手段に取り付けやすく、また、比較的簡単な工程で製
造可能なパネル位置合わせ治具を得ることができる。
【0016】つまり、取付部が下端部が開放された溝又
は切欠であることから、固定手段に取付部をあわせて本
体部を載置することにより、パネル押し治具を固定手段
に簡単に取り付けることができる。
【0017】さらに、溝又は切欠という単純な形状をな
すことから、取付部を簡単に形成することができるた
め、パネル押し治具の製造工程を簡略化することが可能
となる。
【0018】また、本体部の下端部に取付部が形成され
ることから、下部構造体に取り付けられた固定手段にパ
ネル押し治具を固定したときに、本体部を動かしたい壁
パネルのパネル面の下端部と確実に対面させることが可
能となる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3までのいずれかにおいて、前記パネル押し治具は、
前記壁パネルを固定するための固定金物打ち込み用の固
定ガイド孔を本体部に備えること、を特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明によれば、壁パネルへ
の固定金物の打ち込み位置の決定が容易なパネル位置合
わせ治具を得ることができる。つまり、壁パネルの下端
部と対面する本体部に固定ガイド孔が設けられることか
ら、この固定ガイド孔から壁パネル固定用の固定金物を
打ち込むことができる。また、この固定ガイド孔を利用
することにより、固定金物の打ち込み位置を容易に決定
することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4までのいずれかにおいて、前記固定手段は、前記パ
ネル押し治具を基礎に取り付けるための固定治具であっ
て、前記固定治具は、前記基礎に形成された床下換気口
の縁部に係止されるフック部と、前記パネル押し治具の
前記取付部を取り付け可能な被取付部と、を備えるこ
と、を特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明によれば、下部構造体
としての基礎への取付が簡単なパネル位置合わせ治具を
得ることができる。つまり、固定手段が、床下換気口の
縁部に係止されるフック部を備える固定治具であること
から、基礎に形成された床下換気口に簡単な作業で確実
に取り付けることができる。そして、この固定治具が取
付部を取付可能な被取付部を備えることから、パネル押
し治具を固定治具に確実に取り付けることができる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項4までのいずれかにおいて、前記固定手段は、前記壁
パネルが載置される前記下部構造体に打ち込まれる固定
金物であること、を特徴とする。
【0024】請求項6記載の発明によれば、固定手段が
下部構造体に打ち込まれる固定金物であることから、打
ち込むだけで簡単に固定手段を下部構造体に取り付ける
ことができる。また、固定金物は、一般的に単純な形状
をなし、簡単な工程で形成できることから、製造が容易
なパネル位置合わせ治具を得ることができる。特に、既
存の固定金物を利用する場合には、固定手段の製造のた
めの材料及び工程を省略することができ、生産コストを
一層低く押さえることが可能となる。
【0025】請求項7記載の発明は、いずれかのパネル
面方向にずれた状態で床下換気口を備える基礎上に載置
された壁パネルを前記パネル面と交差方向に押すことに
より、前記壁パネルのズレをなくして適正な位置に合わ
せる壁パネルの位置合わせ方法において、請求項5に記
載されたパネル位置合わせ治具を用い、前記床下換気口
の縁部に前記固定治具を取り付け、前記当接部を前記パ
ネル面方向に向けて、前記パネル押し治具を前記固定治
具を介して前記基礎に取り付ける工程と、前記棒状部を
前記パネル面方向に移動させ、前記当接部で前記壁パネ
ルを押す工程と、を含むことを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明によれば、床下換気口
に取り付けられるパネル位置合わせ治具を使用すること
により、壁パネル及びその下部構造体である基礎のいず
れをも傷つけることなく、壁パネルのズレをなくして、
適正な位置に簡単に合わせることが可能となる。
【0027】請求項8記載の発明は、いずれかのパネル
面方向にずれた状態で他の壁パネル上に載置された壁パ
ネルを前記パネル面と交差方向に押すことにより、上方
の壁パネルのズレをなくして適正な位置に合わせる壁パ
ネルの位置合わせ方法において、請求項6に記載された
パネル位置合わせ治具を用い、前記固定金物は、他の前
記壁パネル固定用の固定金物を兼ね、他の前記壁パネル
のパネル面の上端部に前記固定金物を途中まで打ち込
み、前記当接部を上方の前記壁パネルの前記パネル面方
向に向けて、前記パネル押し治具を前記固定金物を介し
て他の前記壁パネルに取り付ける工程と、前記棒状部を
上方の前記壁パネルの前記パネル面方向に移動させ、前
記当接部で上方の前記壁パネルを押す工程と、前記本体
部を前記固定金物から取り外し、前記固定金物を他の前
記壁パネルに完全に打ち込む工程と、を含むことを特徴
とする。
【0028】請求項8記載の発明によれば、パネル押し
治具の固定手段である固定金物を、下部構造体である他
の壁パネルを固定するための固定金物としても使用する
ことにより、上方の壁パネル及びその下部構造体である
他の壁パネルのいずれにも無用な傷をつけることなく、
上方の壁パネルのズレをなくして、適正な位置に簡単に
合わせることが可能となる。また、パネル位置合わせ治
具の固定金物を引き抜いて、改めて他の壁パネル固定用
の固定金物を打ち込む必要がないため、壁部形成作業を
効率的に行うことが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明は、上述のように構成され
ており、次に本発明の実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。
【0030】図1は、本発明の第一の実施の形態を示す
縦断面図である。また、図2は、図1に示すパネル位置
合わせ治具のパネル押し治具10を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は右側面図である。さらに、図
3は図1に示すパネル位置合わせ治具の固定治具40を
示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図であ
る。
【0031】図1において、パネル位置合わせ治具は、
パネル押し治具10と、このパネル押し治具10を、壁
パネル70の下部構造体である基礎80に取り付けるた
めの固定治具40からなる。
【0032】パネル押し治具10は、図2(a),
(b)に示すように、本体部14と、この本体部14の
下端部14bに形成される取付部16a,16bと、こ
れらの取付部16a,16bの付近に形成される安定部
28と、本体部14の上端部14aに本体部14と略直
角に突出させて取り付けられるパネル押し手段18と、
本体部14において取付部16a,16bよりも上方に
形成される固定ガイド孔26と、を備える。
【0033】さらに、パネル押し手段18は、図2
(b)に示すように、当接部20と、この当接部20に
接続された棒状部22と、この棒状部22における当接
部20とは反対側の端部に形成されたハンドル24から
形成される。
【0034】ここで、本体部14は、矩形の金属板であ
り、取付部16a,16bや、パネル押し手段18等の
各構成要素を相互に連結している。その大きさや厚さ
は、パネル面からの応力を受けて容易に変形しない範囲
程度に設定される。また、材質としては、建築用の治具
に用いられる種々の金属を使用し得る。例えば、鉄や合
金など、種々の金属を用いて形成し得る。
【0035】取付部16a,16bは、いずれも下端が
開放された形状をなす。これにより、取付部16a,1
6bを固定治具40に載置するように引っかけて、パネ
ル押し治具10を固定治具40に簡単に取り付けること
ができる。
【0036】また、取付部16aは浅い切欠状をなし、
取付部16bは深めの溝状をなしている。さらに、取付
部16aは、下端部14bの中央付近に2つ並べて形成
され、取付部16bは、この2つの取付部16aよりも
外側の位置に1つずつ形成されている。このように、形
状の異なる取付部16a,16bを備えることから、異
なる種類の固定手段を使用することが可能となる。従っ
て、壁パネルが載置された下部構造体の種類にかかわら
ず、固定手段を変更するだけで、常に使用可能なパネル
押し治具10を得ることができる。従って、取付部16
a,16bの大きさや位置等は、使用する可能性の高い
固定手段の形状等を考慮して決定される。
【0037】なお、本実施形態において、取付部16a
は、固定治具40への取付用であり、取付部16bは、
図4に示す固定金物60への取付用として形成されてい
る。
【0038】安定部28は、板状の金属片をコ字形に屈
曲して形成された部材であり、上下端部を本体部14に
接続して取り付けられている。また、この安定部28
は、本体部14における当接部20の突出面と同じ面に
形成されている。これにより、パネル押し治具10が固
定手段に取り付けられたときに、安定部を固定治具40
又は下部構造体等に当接させ、パネル押し治具10の安
定をよくすることが可能となる。
【0039】パネル押し手段の当接部20は、図2
(b)に示すように、円盤状の弾性部20a及び土台2
0bと、椀状部20cから形成される。
【0040】ここで、弾性部20aは、パネル面と直接
当接する部分であり、本実施形態においては、ゴムで形
成されている。また、その厚さは、弾性部20aの両面
から加えられる力に対して十分な弾性を発揮し得る程度
に設定される。これにより、パネル面と当接したとき
に、棒状部22から伝達される力が弾性部20aで緩和
され、当接面において壁パネルが破損しにくくなる。
【0041】土台20bは、弾性部20aとほぼ同じ直
径に形成された金属円盤であり、一方の面に弾性部20
aが取り付けられ、他方の面には、棒状部22の端部が
土台20bに対して略直角に接続されている。これによ
り、パネル面と弾性部20aとの接触後に棒状部22か
ら伝わる力を土台20bで面に分散させ、弾性部20a
全体を均一な力でパネル面に押しつけることが可能とな
る。従って、壁パネルのパネル面の破損を一層防止しや
すくなると共に、壁パネルを動かしやすくなる。
【0042】なお、土台20bの形状も、円盤状に限ら
ず、種々変更することができる。
【0043】また、少なくとも弾性部20a及び土台2
0bは、棒状部22の回転運動とは切り離された状態
で、棒状部22に接続される。これにより、パネル面と
弾性部20aとの接触面における摩擦力によって、棒状
部22の回転が妨げられることが防止される。従って、
棒状部22の回転操作が容易となると共に、棒状部22
と当接部20との接続部分の破損を確実に防止すること
が可能となる。なお、そのように接続するための具体的
構成は特に問わない。
【0044】椀状部20cは、開口の最大直径が土台2
0bよりも小さく設定され、この開口を土台20b方向
に向けて取り付けられている。これにより、棒状部22
と接続された土台20bのぐらつきを防止して、土台2
0bに取り付けられた弾性部20aを常に一定の角度で
パネル面に当接させることができる。よって、壁パネル
を安定した状態で確実に押すことが可能となる。
【0045】棒状部22は、円形の断面形状をなす金属
棒であり、本体部14に形成された貫通孔30に螺入可
能なように、外周にねじ部22aが形成されている。こ
のため、回転させることにより本体部14と螺合させ、
棒状部22を長さ方向に任意の長さだけ移動させること
ができる。従って、端部に取り付けられた当接部20で
壁パネルを押すことが可能となる。
【0046】なお、棒状部22の太さや長さは、強度及
び操作性を考慮して決定される。また、ねじ部22のピ
ッチや形状は、本体部14と螺合可能である限り、その
具体的構成は、特に問わない。さらに、本体部14の貫
通孔30の内壁にねじ溝等を形成しても良い。
【0047】ハンドル24は、金属棒であって、棒状部
22の長さ方向に対して略直角に取り付けられている。
また、このハンドル24と棒状部22の端部とは、互い
に固定的に接続されている。これにより、ハンドル24
を矢印200,210方向に。回すことにより、棒状部
22を簡単かつ確実に回転させることができる。このた
め、棒状部22を回転させやすく、操作性の良いパネル
押し治具を得ることができる。
【0048】固定ガイド孔26は、壁パネルの固定に使
用される釘等の固定金物を打ち込むための孔である。そ
の直径は、固定金物の打ち込み後にパネル押し治具10
を取り外すことができるよう、打ち込まれる固定金物の
最大直径よりも大きな直径に設定されている。このよう
な固定ガイド孔26があることにより、壁パネルへの固
定金物の打ち込み位置を容易に決定することができ、固
定金物打ち込み作業を迅速に行うことが可能となる。
【0049】なお、固定ガイド孔26の形成位置及び形
成個数等は、必要に応じて任意に設定することができ
る。
【0050】一方、固定治具40は、図3(a),
(b)に示すように、固定治具本体46と、この固定治
具本体46とは略直角に突出させて設けられるフック部
42と、固定治具本体46におけるフック部42の形成
面とは反対側の面においてフック部42の端部と接続さ
れるハンドル43と、このハンドル43と同一面におい
て、固定治具本体46と略直角に突出させて形成される
被取付部44と、この被取付部のほぼ裏面において固定
治具本体46から突出させて形成される固定治具安定部
47と、この固定治具安定部47に取り付けられる弾性
部48と、を備える。
【0051】ここで、固定治具本体46は、図3
(a),(b)に示すように、矩形の金属板であり、そ
の大きさは、図1に示すように、パネル押し治具10の
本体部14よりも小さく設定されている。この固定治具
本体46より、フック部42、被取付部44等が相互に
連結される。
【0052】フック部42は、互いに一体的に形成され
た棒状のフック部本体42aと、板状の係止部42bか
らなる。また、このフック部42は、フック部本体42
aを固定治具本体46に形成された貫通孔46aに、回
転可能だが長さ方向には移動できないように取り付けら
れている。
【0053】フック部42aの長さは、係止部42bの
大きさと、取付対象である布基礎80(図1参照)の厚
さを考慮して決定される。つまり、図1に示すように、
係止部42bを床下換気口82の縁部に引っかけた状態
で、棒状部42の両端が布基礎80側面80a,80b
から突出するような長さに設定される。これにより、固
定治具40を布基礎80に確実取り付けることが可能と
なる。
【0054】なお、フック部42aの太さは、固定治具
40に必要とされる強度及び使いやすさを考慮して適当
に設定される。
【0055】係止部42bは、フック部本体42aの太
さよりもやや薄く形成されており、一の端部をフック部
本体42aの長さ方向に対して平行にあわせて接続され
ている。これにより、狭い隙間にもフック部42を挿入
することが可能となる。また、フック部本体42aが固
定治具本体46に回転可能に取り付けられることから、
フック部本体42aを回すことによって、固定治具本体
46を動かさずに、係止部42bの向きを変えることが
できる。このため、固定治具40の所定位置への取付作
業を行いやすくなる。
【0056】ハンドル43は、板状部材であり、面をフ
ック部本体42aの長さ方向に対して略直角にして、フ
ック部本体42aにおける係止部42bとは反対側の端
部に接続されている。このハンドル43があることによ
り、フック部本体42aを回転させやすい。
【0057】なお、ハンドル43の大きさは、被取付部
44の位置や、取り付けられるパネル押し治具10との
関係等を考慮して、操作しやすく邪魔にならない大きさ
に設定される。
【0058】被取付部44は、棒状の小径部44aと、
この小径部44aの先端に接続される板状の大径部44
bから形成される。また、この被取付部44の形成個数
及び形成位置は、パネル押し治具10の取付部16aの
個数及び位置にあわせて設定される。
【0059】小径部44aは、パネル押し治具10の取
付部16aと係合可能な断面形状及び太さに形成され、
大径部44bとは反対側の端部を固定治具本体46の面
に対して略直角に接続されている。これにより、パネル
押し治具10を小径部44aで受け止めて支持すること
が可能となる。
【0060】なお、小径部の長さは、図1に示すよう
に、取り付けられたパネル押し治具10の安定部28を
固定治具本体46に当接させた状態で、本体部14が大
径部44bに係止される程度に設定される。これによ
り、本体部14をパネル面に対してほぼ並行に対面させ
て当接部20を適正な状態でパネル面に当接させること
が可能となり、壁パネルの位置合わせ作業を良好に行う
ことができる。
【0061】大径部44bは、小径部44aの直径より
も大きく形成されている。これにより、パネル押し治具
10の本体部14が小径部44aの長さ方向に移動して
取付部16aが外れてしまうことを防止し得る。また、
パネル押し治具10の安定部28及び固定治具本体46
と相まって、小径部44aに取り付けられた本体部14
を適切な角度に維持することも可能となる。
【0062】固定治具安定部47は、板状の金属片をコ
字形に屈曲して形成されており、上下端部を固定治具本
体46に接続させて取り付けられている。また、この固
定治具安定部47は、図3(a)に示すように、ハンド
ル43及びフック部42の取付位置を挟んで両側に1つ
ずつ形成されている。このため、固定治具本体46をバ
ランスよく支えることができ、基礎に対するフック部の
取付角度をほぼ直角に保つことが可能となる。
【0063】なお、固定治具安定部47の大きさは、係
止部42bとの間の距離が、取付対象である基礎の厚み
よりやや大きくなるように設定されている。これによ
り、固定治具安定部47に弾性部48を取り付けても、
固定治具10を基礎に固定することが可能となる。
【0064】弾性部48は、矩形のゴム板であり、固定
治具安定部47と基礎との間に介在するよう、固定治具
安定部47に取り付けられている。これにより、固定治
具安定部47から基礎に伝わる力が緩和され、パネル位
置合わせ治具を使用したことによる基礎の破損を防止す
ることが可能となる。
【0065】本発明にかかるパネル位置合わせ治具の第
一の実施形態は、上述のように構成されており、次にこ
れを用いた壁パネルの位置合わせ方法について、図1を
参照しながら説明する。
【0066】同図において、換気口82を備える布基礎
80の上に、床パネル100及び壁パネル70が載置さ
れている。また、この壁パネル70は、本来予定された
立設位置よりも、パネル面78方向にずれている。
【0067】一方、床下換気口82には、猫やネズミな
どの小動物の床下への侵入を防止するための2本の横棒
84が、上下方向で隣接させて取り付けられている。そ
のため、各横棒84の上下に形成される隙間の高さが、
固定治具の係止部42bの長さよりも小さくなってい
る。
【0068】このような状況において、壁パネル70の
位置ズレをなくして適正な位置に合わせるには、まず、
固定治具40を布基礎80に取り付ける。
【0069】このとき、フック部42を床下換気口82
に挿入する前に、ハンドル43を回してフック部本体4
2aを回転させ、係止部42bを側方に向けておく。こ
れにより、フック部42を横棒84と床下換気口82の
底面82aとの間の隙間に容易に差し込むことができ
る。そして、固定治具40の弾性部48が布基礎80の
外側の側面80aに当接するまでフック部42を床下換
気口82に挿入し、ハンドル43を再び回して、係止部
42bを下方に向ける。これにより、固定治具40が布
基礎80に確実に固定される。
【0070】次に、固定治具40にパネル押し治具10
を取り付ける。このとき、当接部20を壁パネル70の
パネル面78方向に向け、被取付部44の小径部44a
に取付部16aをあわせて本体部14を固定治具40に
載置する。ここで、本体部14が大径部44bに係止さ
れ、安定部28が固定治具本体46に当接するため、本
体部14がパネル面78とほぼ並行な状態に保たれる。
従って、当接部20がパネル面に対して平行に配置され
る。
【0071】その後、パネル押し治具10のハンドル2
4を回して棒状部22を回転させ、棒状部22を当接部
20方向に移動させる。当接部20がパネル面78に当
接し、壁パネル70が押されて適正位置に移動するま
で、この作業を続ける。
【0072】壁パネル70が適正位置まで移動した後
は、パネル押し治具10を固定治具40から取り外し、
次いで固定治具40を布基礎80から取り外して、位置
合わせ作業が完了する。
【0073】なお、固定治具40の取り外し時には、取
付時の操作手順を逆に行うことにより、簡単に取り外す
ことが可能となる。
【0074】また、壁パネル70の下端を床パネル10
0に固定するための固定金物を打ち付ける場合は、壁パ
ネル70の位置合わせ後、パネル位置合わせ治具の取り
外し前に行うと、固定ガイド孔26を利用して打ち込み
位置を決定できるため、好ましい。
【0075】図4は、本発明の第二の実施形態を示す縦
断面図である。
【0076】同図において、1階の壁部を形成する壁パ
ネル98の上に、床パネル102及び2階の壁部を形成
する壁パネル90が載置されている。また、壁パネル9
0は、パネル面90a方向にずれて載置されている。そ
して、パネル位置合わせ治具は、パネル押し治具110
と、固定手段としての固定金物60からなり、固定金物
60を1階の壁パネル98の上端部98aに打ち込んで
取り付けられている。
【0077】ここで、パネル位置合わせ治具は、固定手
段として固定金物60を備える他は、上述の第一の実施
形態と同様の構成を有する。従って、パネル押し治具1
10については、第一の実施形態において使用した符号
と同一の符号を各部に付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0078】固定金物60は、釘状をなし、壁パネルの
固定にも使用可能な長さ及び強度を備えて形成されてい
る。ただし、その太さは、図2(a)に示す取付部16
bにはめ込み可能な太さに設定されている。これによ
り、固定金物60に取付部16bを介してパネル押し治
具110を取り付けることが可能となる。また、その本
数は、取付部16bの数にあわせて用意する。
【0079】この第二の実施形態にかかるパネル位置合
わせ治具を用いた壁パネルの位置合わせ作業は、次のよ
うな手順で行う。
【0080】まず、固定金物60を1階の壁パネル98
の上端部98aに途中まで打ち込む。このときの打ち込
み具合は、パネル面から突出する部分が、パネル押し治
具110を取付可能な長さとなる程度とする。
【0081】次に、固定金物60に取付部16bを介し
てパネル押し治具110を取り付ける。このとき、当接
部20をパネル面90aに向けておく。
【0082】その後、パネル押し治具110のハンドル
24を回して棒状部22を回転させ、棒状部22を当接
部20方向に移動させる。当接部20がパネル面90a
に当接し、壁パネル90が押されて所定位置に移動する
まで、この作業を続ける。
【0083】壁パネル90が適正位置まで移動した後
は、パネル押し治具110を固定金物60から取り外
し、固定金物60を壁パネル98に完全に打ち込む。こ
れにより、固定金物60を引き抜いて、壁パネル98固
定用の固定金物を改めて打ち込む必要がなくなるため、
壁部形成作業の効率化が図られる。
【0084】この第二の実施形態においても、パネル押
し治具110の取り外し前に、固定ガイド孔26を利用
して2階の壁パネル90を固定するための固定金物の打
ち込みを開始すると、打ち込み位置を容易に決定できる
ため、好ましい。
【0085】なお、本発明の実施の形態は上述の例に限
られるものではなく、発明の範囲内において、種々の変
形実施が可能である。例えば、各構成部材の形状や大き
さ等は、それぞれの機能を適切に発揮し得る限り、特に
問わない。また、弾性部20a、48の材料としては、
ゴムに限られず、ポリウレタンその他の合成樹脂等、種
々の弾性材料を使用することができる。さらに、固定治
具のフック部を固定治具本体に固定的に取り付けても良
い。あるいは、被取付部を内壁にねじ溝を備える筒状の
小径部と、この小径部のねじ溝と螺合するねじ部を備え
るボルトによって形成することもできる。この場合に
は、ボルトの頭と小径部の端部との間に本体部を挟むよ
うにして、パネル押し治具を一層確実に固定することが
可能となる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ハンドルを回転させることにより壁パネル
をパネル面と交差方向に押すことができることから、重
量のある壁パネルを比較的簡単に動かすことができ、未
熟な作業者でも容易に壁パネルのズレをなくして適正な
位置に合わせることが可能なパネル位置合わせ治具を得
ることができる。
【0087】また、請求項2記載の発明によれば、パネ
ル面と直接当接する当接部が弾性部を備えることから、
使用時における壁パネルの破損を防止しやすいパネル位
置合わせ治具を得ることができる。
【0088】請求項3記載の発明によれば、取付部が単
純な形状であることから、本体部を固定手段に取り付け
やすく、また、比較的簡単な工程で製造可能なパネル位
置合わせ治具を得ることができる。
【0089】請求項4記載の発明によれば、固定ガイド
孔を備えることから、壁パネルへの固定金物の打ち込み
位置の決定が容易なパネル位置合わせ治具を得ることが
できる。
【0090】請求項5記載の発明によれば、固定手段が
基礎に取付可能な固定治具であることから、下部構造体
としての基礎への取付が簡単なパネル位置合わせ治具を
得ることができる。
【0091】請求項6記載の発明によれば、固定手段が
下部構造体に打ち込まれる固定金物であることから、打
ち込むだけで簡単に固定手段を下部構造体に取り付ける
ことができ、製造も容易なパネル位置合わせ治具を得る
ことができる。
【0092】請求項7記載の発明によれば、床下換気口
に取り付けられるパネル位置合わせ治具を使用すること
により、壁パネル及びその下部構造体である基礎のいず
れをも傷つけることなく、壁パネルを適正な位置に合わ
せることが可能となる。
【0093】請求項8記載の発明によれば、上下で隣接
する壁パネルのいずれにも無用の傷をつけることなく上
方の壁パネルのズレをなくして適正な位置に合わせるこ
とができると共に、壁部形成作業を効率的に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1に示すパネル押し治具を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図3】図1に示す固定治具を示す図であり、(a)は
正面図、(b)は右側面図である。
【図4】本発明の第二の実施形態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10,110 パネル押し治具 14 本体部 14b 本体部の下端部 18 パネル押し手段 20 当接部 20a 弾性部 22 棒状部 22a ねじ部 24 ハンドル 26 固定ガイド孔 40 固定手段(固定治具) 42 フック部 43 被取付部 60 固定手段(固定金物) 70,90 壁パネル 80 下部構造体(布基礎) 82 床下換気口 98 下部構造体(壁パネル)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルが載置される下部構造体に取り
    付けられる固定手段と、この固定手段に固定されるパネ
    ル押し治具からなり、いずれかのパネル面方向にずれた
    状態で前記下部構造体に載置された前記壁パネルを前記
    パネル面と交差方向に押すことにより、ズレをなくして
    前記壁パネルを適正な位置に合わせるパネル位置合わせ
    治具であって、 前記パネル押し治具は、前記パネル面の下端部と対面す
    る本体部と、この本体部を前記固定手段に固定するため
    の取付部と、前記壁パネルを前記パネル面と交差方向に
    押すため前記本体部に略直角に突出させて設けられるパ
    ネル押し手段と、を含み、 前記パネル押し手段は、前記パネル面と直接当接する当
    接部と、この当接部と接続される棒状部と、この棒状部
    を回転させるため前記棒状部における前記当接部とは反
    対側の端部に形成されるハンドルと、を備え、 前記棒状部は、外周にねじ部を備え、前記本体部と螺合
    して長さ方向に移動可能に取り付けられること、を特徴
    とするパネル位置合わせ治具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記当接部は、弾性部を有すること、を特徴とするパネ
    ル位置合わせ治具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 前記取付部は、下端が開放された溝又は切欠として前記
    本体部の下端部に形成されること、を特徴とするパネル
    位置合わせ治具。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    おいて、 前記パネル押し治具は、前記壁パネルを固定するための
    固定金物打ち込み用の固定ガイド孔を本体部に備えるこ
    と、を特徴とするパネル位置合わせ治具。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    おいて、 前記固定手段は、前記パネル押し治具を基礎に取り付け
    るための固定治具であって、 前記固定治具は、前記基礎に形成された床下換気口の縁
    部に係止されるフック部と、前記パネル押し治具の前記
    取付部を取り付け可能な被取付部と、を備えること、を
    特徴とするパネル位置合わせ治具。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    おいて、 前記固定手段は、前記壁パネルが載置される前記下部構
    造体に打ち込まれる固定金物であること、を特徴とする
    パネル位置合わせ治具。
  7. 【請求項7】 いずれかのパネル面方向にずれた状態で
    床下換気口を備える基礎上に載置された壁パネルを前記
    パネル面と交差方向に押すことにより、前記壁パネルの
    ズレをなくして適正な位置に合わせる壁パネルの位置合
    わせ方法において、 請求項5に記載されたパネル位置合わせ治具を用い、 前記床下換気口の縁部に前記固定治具を取り付け、前記
    当接部を前記パネル面方向に向けて、前記パネル押し治
    具を前記固定治具を介して前記基礎に取り付ける工程
    と、 前記棒状部を前記パネル面方向に移動させ、前記当接部
    で前記壁パネルを押す工程と、を含むことを特徴とする
    壁パネルの位置合わせ方法。
  8. 【請求項8】 いずれかのパネル面方向にずれた状態で
    他の壁パネル上に載置された壁パネルを前記パネル面と
    交差方向に押すことにより、上方の壁パネルのズレをな
    くして適正な位置に合わせる壁パネルの位置合わせ方法
    において、 請求項6に記載されたパネル位置合わせ治具を用い、 前記固定金物は、他の前記壁パネル固定用の固定金物を
    兼ね、 他の前記壁パネルのパネル面の上端部に前記固定金物を
    途中まで打ち込み、前記当接部を上方の前記壁パネルの
    前記パネル面方向に向けて、前記パネル押し治具を前記
    固定金物を介して他の前記壁パネルに取り付ける工程
    と、 前記棒状部を上方の前記壁パネルの前記パネル面方向に
    移動させ、前記当接部で上方の前記壁パネルを押す工程
    と、 前記本体部を前記固定金物から取り外し、前記固定金物
    を他の前記壁パネルに完全に打ち込む工程と、を含むこ
    とを特徴とする壁パネルの位置合わせ方法。
JP130897A 1997-01-08 1997-01-08 パネル位置合わせ治具及びこれを用いた壁パネルの位置合わせ方法 Withdrawn JPH10196124A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102116090A (zh) * 2011-03-04 2011-07-06 焦二信 墙体垂直挂线仪
JP2019167695A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 日本製鉄株式会社 ガイド機構およびガイド機構によるブロックの据付位置合わせ方法
JP2021059954A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 日鉄鋼板株式会社 目地幅調整治具及びこれを用いた目地幅調整方法
JP2021059955A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 日鉄鋼板株式会社 目地幅調整治具及びこれを用いた目地幅調整方法

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