JP2001334364A - 多関節型溶接ロボットによる鉄骨柱の溶接方法 - Google Patents

多関節型溶接ロボットによる鉄骨柱の溶接方法

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JP2001334364A
JP2001334364A JP2000157232A JP2000157232A JP2001334364A JP 2001334364 A JP2001334364 A JP 2001334364A JP 2000157232 A JP2000157232 A JP 2000157232A JP 2000157232 A JP2000157232 A JP 2000157232A JP 2001334364 A JP2001334364 A JP 2001334364A
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welding
articulated
welding robot
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mounting leg
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Itaru Nishida
致 西多
Takehiro Ogiwara
健宏 荻原
Motoaki Ito
源昭 伊藤
Toshio Fujioka
敏雄 藤岡
Satoshi Miyaki
聡 宮木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶接ロボットの取り付けが容易で手間を省くこ
とができると共に、鉄骨柱の周囲のスペースが狭い場合
でも、溶接ロボットを使用して自動溶接が可能であり、
更に、溶接時間を短縮できる多関節型溶接ロボットによ
る鉄骨柱の溶接方法を提供する。 【解決手段】 鉄骨柱10,11の略180度離れた2
箇所の所定位置にそれぞれ鉄骨柱10,11の外周面か
ら突出する保持部材13を設け、上下に配置された鉄骨
柱10,11の突合せ部分12を溶接するための多関節
型溶接ロボット14に、保持部材13に嵌め込み可能な
取付用脚部20を設け、保持部材13に多関節型溶接ロ
ボット14の取付用脚部20を嵌め込んで、多関節型溶
接ロボット14を所定の位置に配置し、所定の位置に配
置された多関節型溶接ロボット14のアーム21を移動
させて、突合せ部分12の略半周ずつを溶接することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節型溶接ロボ
ットによる鉄骨柱の溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上下に配置された鉄骨柱の突合せ部分の
溶接は、手動で行うか、又は溶接ロボットで自動的に行
うのが一般的である。従来、溶接ロボットで自動的に溶
接する場合には、鉄骨柱の周囲に全周に亘ってレールを
取り付け、このレールに溶接用ロボットを移動自在に取
り付け、溶接ロボット全体をレールに沿って移動させる
ことにより、鉄骨柱の突合せ部分を全周に亘って溶接し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶接ロボットによる溶接方法では、鉄骨柱の全周に亘っ
て強度の高いレールを強固に取り付けなければならない
ので、段取りに手間がかかるという問題があった。ま
た、溶接ロボットが全体的にレール上を移動するので、
鉄骨柱の周囲にスペースを広くとる必要があり、このス
ペースが狭い場合には、自動溶接ができなくなるという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、このような問題点を解決
するためになされたものであり、溶接ロボットの取り付
けが容易で手間を省くことができると共に、鉄骨柱の周
囲のスペースが狭い場合でも、溶接ロボットを使用して
自動溶接が可能であり、更に、溶接時間を短縮できる多
関節型溶接ロボットによる鉄骨柱の溶接方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は多関節型溶接ロ
ボットによる鉄骨柱の溶接方法であり、前述の技術的課
題を解決するために以下のように構成されている。すな
わち、本発明は、上下に配置された鉄骨柱の突合せ部分
を溶接する鉄骨柱の溶接方法において、前記鉄骨柱の略
180度離れた2箇所の所定位置にそれぞれ前記鉄骨柱
の外周面から突出する保持部材を設け、前記上下に配置
された鉄骨柱の突合せ部分を溶接するための多関節型溶
接ロボットに、前記保持部材に嵌め込み可能な取付用脚
部を設け、前記保持部材に前記多関節型溶接ロボットの
取付用脚部を嵌め込んで、前記多関節型溶接ロボットを
所定の位置に配置し、前記所定の位置に配置された多関
節型溶接ロボットのアームを移動させて、前記突合せ部
分の略半周ずつを溶接することを特徴とする。
【0006】この多関節型ロボットによる鉄骨柱の溶接
方法によれば、鉄骨柱に設けた保持部材に、多関節型溶
接ロボットの取付用脚部を嵌め込むだけで、多関節型溶
接ロボットを取り付けることができる。また、溶接時に
は多関節型溶接ロボットのアームだけが移動するので、
狭いスペースでも使用できる。
【0007】次に、各構成要素について説明する。 (鉄骨柱)円柱、角柱など各種の形状の鉄骨柱を突き合
わせて溶接する場合に適用できる。 (保持部材)多関節型溶接ロボットを鉄骨柱の所定の位
置に保持するものであり、上下の鉄骨柱の仮止め用とし
て従来から使用されている仮止用部材などを使用するこ
とができる。この場合は、部品点数を削減できる。
【0008】また、例えば筒状部材を鉄骨柱に取り付け
て使用することもでき、この場合には、保持部材と、こ
の筒状部材に取り付ける相手側の構成も簡略化できる。 (取付用脚部)取付用脚部を保持部材にワンタッチで着
脱できれば取り付けの手間を省くことができる。そのた
め、取付用脚部に、例えば保持部材に上から差し込むこ
とが可能な溝や、柱状部材などを設けることができる。 (固定手段)保持部材と取付用脚部とを簡単な作業で固
定できるようにするため、例えば、保持部材と、取付用
脚部に設けた溝や柱状部材などの間に楔を圧入すること
ができる。また、ボルトで固定しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多関節型溶接
ロボットによる鉄骨柱の溶接方法の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0010】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
る多関節型溶接ロボットによる鉄骨柱の溶接方法の第1
実施形態を示す図である。この溶接方法は、上下に配置
された例えば断面4角形の鉄骨柱10,11の突合せ部
分12を溶接するものであり、まず、上下の鉄骨柱1
0,11の何れか片方の略180度離れた2箇所の所定
位置に、それぞれ鉄骨柱10,11の外周面から突出す
る保持部材としての仮止用部材13,13を設ける。
【0011】次に、仮止用部材13,13に、鉄骨柱1
0,11の突合せ部分12を溶接するための多関節型溶
接ロボット14,14を取り付ける。そして、これらの
2台の多関節型溶接ロボット14,14によって、鉄骨
柱10,11の突合せ部分12をそれぞれ半周ずつ溶接
するようになっている。
【0012】仮止用部材13,13は、従来から使用さ
れているものであり、上下の鉄骨柱10,11の突合せ
部分12を溶接する前に、鉄骨柱10,11の位置決め
をするために使用されているものである。本実施の形態
では、この仮止用部材13を多関節型溶接ロボット14
の保持部材として使用する。
【0013】この仮止用部材13,13は、図2に示す
ように、鉄骨柱10,11を上下に重ねる前に、各鉄骨
柱10,11の突合せ部分12側の端部に予め固定され
た固定プレート15,15と、上下の固定プレート1
5,15を接続するための2枚の接続プレート16,1
6とを有している。固定プレート15,15及び接続プ
レート16,16には、それぞれ複数のボルト孔17,
17・・・、18,18・・・が互いに整合する位置に
設けられている。
【0014】そして、図3に示すように、上下の固定プ
レート15,15を位置合わせして鉄骨柱10,11を
上下に配置した後、上下の固定プレート15,15の両
側に接続プレート16,16を当てて、接続プレート1
6,16及び固定プレート15,15をボルトで締め付
けることにより、鉄骨柱10,11の中心を合わせた状
態で仮止めすることができる。
【0015】このようにして、全ての仮止用部材13,
13をセットした後、図1に示すように、多関節型溶接
ロボット14,14を仮止用部材13,13に取り付け
る。この多関節溶接型ロボット14,14は、取付用脚
部20と、3次元的に移動可能な多関節アーム21と、
多関節アーム21の移動を制御する制御部22を有して
いる。多関節アーム21の先端には溶接トーチ23が取
り付けられ、この溶接トーチ23に溶接ワイヤー23a
が必要に応じて所定の長さずつ供給されるようになって
いる。
【0016】この多関節型溶接ロボット14は、図5に
示すように、多関節アーム21の移動範囲が鉄骨柱1
0,11の略半周をカバーでき、180度離れた位置に
取り付けられた2個の多関節型溶接ロボット14,14
によって、それぞれ鉄骨柱10,11の突合せ部分12
の略半周ずつを溶接するようになっている。
【0017】多関節型溶接ロボット14の取付用脚部2
0には、図6にも示すように、仮止用部材13に上方か
ら嵌め込むための嵌合用凹部25が形成されている。こ
の嵌合用凹部25は、図4に示すように、取付用脚部2
0の下端面から所定の深さまで形成されている。
【0018】この嵌合用凹部25の断面は、図6にも示
すように、仮止用部材13の断面と略相似で僅かに大き
くなっている。また、嵌合用凹部25の鉄骨柱10との
対向部分には、仮止用部材13の固定プレート15を通
すための開口26が設けられている。
【0019】この開口26の幅は、固定プレート15よ
り僅かに広く、接続プレート16,16の両側面の幅よ
り狭くなっている。従って、取付用脚部20に鉄骨柱1
0から離れる方向に力Fが加わった場合には、開口26
の両側の壁部分27,27が仮止用部材13の接続用プ
レート16,16に係止され、取付用脚部20が外れな
いようになっている。
【0020】また、取付用脚部20の両側には、図5に
示すように、固定手段としてのボルト28,28が螺入
されており、これらのボルト28,28が鉄骨柱10に
押し付けられている。更に、取付用脚部20の片方の側
面には、図7に示すように、固定手段としてのボルト2
9,29が螺入されており、これらのボルト29,29
が仮止用部材13に押し付けられている。これによっ
て、取付用脚部20が仮止用部材13に固定されて、が
たつきが防止されている。
【0021】このようにして多関節型溶接ロボット14
を仮止用部材13に取り付けた後、図8に示すように、
多関節型溶接ロボット14に、溶接機31,制御盤3
2,冷却水供給装置33などを接続する。多関節型溶接
ロボット14のアーム21に取り付けられた溶接トーチ
23には、ワイヤ供給装置34から巻き出された溶接ワ
イヤー23aをセットする。
【0022】そして、2個の多関節型溶接ロボット14
のアーム21を制御して、鉄骨柱10,11の突合せ部
分12をそれぞれ半周ずつ同時に溶接することにより、
鉄骨柱10,11を短時間で完全に溶接することができ
る。なお、溶接が終了した後、仮止用部材13は鉄骨柱
10,11から切断する。
【0023】このように、本発明の多関節型溶接ロボッ
トによる鉄骨柱の溶接方法によれば、従来から使用され
ている仮止用部材13を利用して多関節型溶接ロボット
14を取り付けることができるので、従来のように鉄骨
柱10,11の全周に亘ってレールを取り付ける必要が
ないため、手間を省くことができる。
【0024】また、従来のように、溶接時に多関節型溶
接ロボット14を全体的に移動させる必要がないので、
鉄骨柱10,11の周囲にそれ程広いスペースを必要せ
ず、比較的狭いスペースしかない場合でも、多関節型溶
接ロボット14による自動溶接が可能になる。
【0025】更に、本実施の形態では、2台の多関節型
溶接ロボット14,14を略180度離れた位置に取り
付け、各多関節型溶接ロボット14,14で鉄骨柱1
0,11の突合せ部分12を略半周ずつ同時に溶接する
ので、溶接時間を短縮することができる。なお、多関節
型溶接ロボット14を一台だけ使用し、取り付け位置を
変えて溶接することもできる。
【0026】上述の実施形態では、多関節型溶接ロボッ
ト14の取付用脚部20を仮止用部材13に固定するた
めの固定手段としてボル28,29を使用したが、図9
に示すように、楔36を固定手段として使用することも
できる。
【0027】この楔36は、取付用脚部20の上下端面
から嵌合用凹部25内に挿入し、嵌合用凹部25内の仮
止用部材13と取付用脚部20との間に圧入する。楔3
6は、図10に示すように、例えば上下それぞれ2個ず
つ、合計4個使用する。これらの楔36は、取付用脚部
20にスライド自在に係止しておき、取付用脚部20を
仮止部材13に取り付けるときに圧入するようにでき
る。
【0028】楔36を圧入する場合は、図11に示すよ
うに、圧入用治具37を使用すると簡単に圧入できる。
この圧入用治具37は、例えば係止用のボルト40の頭
部に係止可能な係止部38と、この係止部38の先端に
回転自在に取り付けられたハンドル39とを有してい
る。
【0029】楔36の圧入に際しては、まず、多関節型
溶接ロボット14の取付用脚部20の適宜な位置に係止
用のボルト40を取り付ける。次に、このボルト40に
圧入用治具37の係止部38を係止し、ハンドル39の
先端を楔36の端面に当てる。そして、ハンドル39
を、図11中の反時計回転方向に回転させる。これによ
って、図12に示すように、楔36が取付用脚部20と
仮止用部材13との間に圧入され、取付用脚部20が仮
止用部材13に強固に固定される。
【0030】取付用脚部20を外す際には、楔36の頭
部に設けられたフック36aとハンドル39に設けられ
た凹部39aを係合させ、上述した操作方法とは逆の操
作により取り外すことができる。
【0031】このように、取付用脚部20の固定手段と
して楔36を使用することにより、固定手段の構成を簡
略化できると共に、固定に要する作業工数を低減でき
る。なお、上述の実施形態では、断面が四角形の鉄骨柱
11,12を溶接する場合について説明したが、本発明
は円形など各種の形状の鉄骨柱を溶接する場合に適用で
きる。 (第2の実施の形態)上述の第1実施形態では、従来か
ら使用していた仮止用部材13を保持部材として使用し
たが、図13に示すように、仮止用部材13とは別にブ
ラケット45をいずれか一方の鉄骨柱10,11に取り
付けて保持部材として使用することもできる。
【0032】ブラケット45は、図14にも示すよう
に、多関節型溶接ロボット14の脚部20を係止するた
めの円筒部材46と、この円筒部材46を鉄骨柱10に
溶接固定するための板部材47を有している。
【0033】一方、多関節型溶接ロボット14の取付用
脚部20の下端面には円錐台状の支持部材50が設けら
れている。この支持部材50の下部側の外周面には、長
手方向に延びると共に、両端が閉じられた複数の蟻溝5
1が設けられている。この蟻溝51には、図15に示す
ように、楔52の両側が突出した係止部53が挿入され
ている。これによって、楔52が支持柱50にスライド
自在に取り付けられている。また、支持柱50の下端部
には、鍵穴状の係止用溝54が横向きに設けられてい
る。
【0034】多関節型溶接ロボット14を鉄骨柱10に
取り付ける場合は、先ず、ブラケット45を鉄骨柱10
に工場で溶接固定する。次に、多関節型溶接ロボット1
4の脚部20の支持部材50を、ブラケット45の円筒
部材46に挿入する。続いて、図16に示すように、支
持部材50の係止用溝54に圧入用治具55を係止す
る。
【0035】この圧入用治具55は、ハンドル56と、
このハンドル56の先端に回転自在に取り付けられた支
持部材57とを有している。支持部材57の先端には、
係止用溝54に挿入可能な球状又は円柱状の係止部58
が設けられている。
【0036】この圧入用治具55を係止用溝54に係止
した後、ハンドル56を楔52の留めピン52aに係止
し、図16中の時計回転方向に回転させることにより、
楔52をブラケット45の円筒部材46と支持部材50
との間に圧入できる。これによって、取付用脚部20を
ブラケット45に確実に固定することができる。
【0037】なお、上述した実施形態では、多関節型溶
接ロボット14の取付用脚部20に円錐台形状の支持部
材50を設け、この支持部材50をブラケット45に固
定したが、図17に示すように、取付用脚部20に円柱
状の支持部材60を設け、この支持部材60をブラケッ
ト45に取り付けることもできる。
【0038】支持部材60には、下端面から上側に延び
る円錐台状の穴61と、この穴61の底面から上側に延
びるネジ穴62とを設ける。また、穴61の周壁には、
複数のスリット63を設けることより、スリット63,
63の間に固定手段である弾性変形可能な弾性片64を
設ける。また、支持部材60の上部側にはストッパ65
と、固定手段であるスライド自在な楔66を設ける。
【0039】そして、支持部材60をブラケット45に
固定する場合は、図18に示すように、支持部材60を
ブラケット45の円筒部材46に挿入する。そうする
と、支持部材60のストッパ65が円筒部材46の上端
に当接した位置で停止する。
【0040】次に、支持部材60のネジ穴62にネジ部
材67を螺入する。このネジ部材67は、穴61とほぼ
相似形の拡張部分68を有している。ネジ部材67の螺
入が進むにしたがって、拡張部分68が穴61の奥に挿
入され、固定手段としての弾性片64が徐々に押し広げ
られる。そして、弾性片64が下広がりの状態で円筒部
材46に当接した状態で固定される。この後、支持部材
60の楔66を円筒部材46と支持部材60との間に圧
入する。これによって、支持部材60がブラケット45
に固定される。
【0041】このように、保持部材として円筒部材46
を有するブラケット45を使用することにより、保持部
材及びその相手側である多関節型溶接ロボット14の取
付用脚部20の構成を簡略化できる。なお、円筒部材4
6は、図1に示した仮止用部材13の固定プレート15
の先端に取り付けることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鉄骨柱のほぼ180度離れた2箇所の所定位置に保持部
材を設け、この保持部材に多関節型溶接ロボットの取付
用脚部を嵌め込むだけで、多関節型溶接ロボットを取り
付けることができるので、多関節型溶接ロボットの取り
付けが容易であり、手間を省くことができる。また、溶
接時には多関節型溶接ロボットのアームだけが移動する
ので、鉄骨柱の周囲のスペースが狭い場合でも、多関節
型溶接ロボットを使用して自動溶接が可能になる。
【0043】また、2台の多関節型溶接ロボットを同時
に使用した場合には、溶接時間を大幅に短縮できる。更
に、保持部材として、従来から使用していた仮止用部材
を使用した場合は、保持部材を新たに設ける必要がない
ので、部品点数の削減及びコストダウンが可能になる。
また、保持部材を筒状部材とした場合、及び、固定手段
を楔部材とした場合は、構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の多関節型溶接ロボ
ットを使用した鉄骨柱の溶接方法を説明する図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態の係止用部材を示す
図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】本発明に係る第1実施形態の多関節型溶接ロボ
ットの取付方法を説明する図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【図6】図1のC−C断面図である。
【図7】図1のD−D断面図である。
【図8】本発明に係る第1実施形態の多関節型溶接型ロ
ボットの制御系を示す図である。
【図9】本発明に係る第1実施形態の固定手段の別の例
を示す断面図である。
【図10】図9のE矢視図である。
【図11】本発明に係る第1実施形態の取付用脚部の固
定方法を説明する図である。
【図12】本発明に係る第1実施形態の取付用脚部の固
定方法を説明する図である。
【図13】本発明に係る第2実施形態の多関節型溶接ロ
ボットによる鉄骨柱の溶接方法を説明する図である。
【図14】本発明に係る第2実施形態の多関節型溶接ロ
ボットの取付方法を説明する図である。
【図15】図14のF−F断面図である。
【図16】本発明に係る第2実施形態の取付用脚部の固
定方法を説明する図である。
【図17】本発明に係る第2実施形態の取付用脚部の別
の例を示す図である。
【図18】本発明に係る第2実施形態の取付用脚部の別
の例を示す図である。
【符号の説明】
10,11 鉄骨柱 12 突合せ部分 13 仮止用部材(保持部材) 14 多関節型溶接ロボット 20 取付用脚部 21 アーム 25 嵌合用凹部 28,29 ボルト(固定手段) 36 楔(固定手段) 45 ブラケット(保持部材) 46 筒状部材 52,66 楔(固定手段) 64 弾性片(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 源昭 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 藤岡 敏雄 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 宮木 聡 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 Fターム(参考) 2E125 AA04 AB16 AC14 AG03 AG41 BB03 BC06 BD01 BE02 BF04 BF08 CA05 CA14 CA90 EB12 4E081 YB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に配置された鉄骨柱の突合せ部分
    を溶接する鉄骨柱の溶接方法において、 前記鉄骨柱の略180度離れた2箇所の所定位置にそれ
    ぞれ前記鉄骨柱の外周面から突出する保持部材を設け、 前記上下に配置された鉄骨柱の突合せ部分を溶接するた
    めの多関節型溶接ロボットに、前記保持部材に嵌め込み
    可能な取付用脚部を設け、 前記保持部材に前記多関節型溶接ロボットの取付用脚部
    を嵌め込んで、前記多関節型溶接ロボットを所定の位置
    に配置し、 前記所定の位置に配置された多関節型溶接ロボットのア
    ームを移動させて、前記突合せ部分の略半周ずつを溶接
    することを特徴とする多関節型溶接ロボットによる鉄骨
    柱の溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記多関節型溶接ロボットを、前記2箇
    所の保持部材に同時に取り付け、前記2個の多関節型溶
    接ロボットでそれぞれ前記鉄骨柱の突合せ部分の略半周
    ずつを同時に溶接することを特徴とする請求項1に記載
    の多関節型溶接ロボットによる鉄骨柱の溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は、前記突合せ部分を溶接
    する前に前記上下に配置された鉄骨柱を仮止めするため
    の仮止用部材であり、前記多関節型溶接ロボットの取付
    用脚部には、前記仮止用部材に上方から嵌め込んで係止
    可能な嵌合用凹部を形成し、前記仮止用部材に前記取付
    用脚部の嵌合用凹部を嵌め込んだ状態で、前記仮止用部
    材と前記取付用部材とを固定手段によって固定すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の多関節型溶接ロボ
    ットによる鉄骨柱の溶接方法。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は前記鉄骨柱の中心軸線と
    略平行な筒状部材を有し、前記多関節型溶接ロボットの
    取付用脚部は、前記筒状部材に嵌め込み可能なテーパ状
    の支持部材又は円柱状の支持部材を有し、前記保持部材
    の筒状部材に前記取付用脚部の支持部材を嵌め込んだ状
    態で、前記保持部材の筒状部材と前記取付用脚部の支持
    部材を固定手段で固定したことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の多関節型溶接ロボットによる鉄骨柱の溶接
    方法。
  5. 【請求項5】 前記固定手段は、楔部材であることを特
    徴とする請求項3又は4に記載の多関節型溶接ロボット
    による鉄骨柱の溶接方法。
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