JP2809425B2 - 木質部材の接合金具 - Google Patents

木質部材の接合金具

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、主に木造住宅の土台や梁などの木質部材
どうしを接合するための木質部材の接合構造に関する。
〔従来技術〕
木造住宅における土台や梁などの主要軸組部材どうし
の接合には、接合される部材どうしの接合部に様々な形
状の継手加工を施して行う伝統的な接合方法があるが、
その加工が概して面倒なため、最近では接合金具によっ
て接合する方法が広く実施されるようになってきてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この種の接合金具の多くは土台などの接合さ
れる部材にボルト止めや釘止めするもので、一般にその
取り付けが面倒である。
また、取り付けに際し、接合される部材を相当切り欠
く必要があるため、接合部の断面欠損を免れず、強度上
も問題がある。
この発明は、以上の課題を解決するためになされたも
ので、土台や梁などの木造軸組部材どうしを確実強固
に、しかもきわめて簡単に接合できるようにした木質部
材の接合構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る木質部材の接合構造は、接合される一
方の部材1に貫通孔5とそれに直交する取付孔6が設
け、左右両端部に鍔部3bを設けた受け金具3を前記貫通
孔5に挿入された接合金具7に前記取付孔6を利用して
ボルト結合し、左右両端部に鍔部4bを設けた掛け止め金
具4を他方の部材2に結合し、前記受け金具3の鍔部3b
と前記掛け止め金具4の鍔部4bとの係合により一方の部
材1と他方の部材2とが接合することにより構成されて
いる。
また、接合金具7を筒状に形成し、その側部に設けら
れた雌ねじ部7aに螺合された取付ねじ8によって受け金
具3を前記接合金具7に結合し、柱などの接合される部
材15をそれに結合された接合ボルト16を前記接合金具7
に挿通して一方の部材1に接合することにより構成され
ている。
〔実施例〕
以下、この発明に係る木質部材の接合構造を図示する
一実施例に基いて説明すると、土台や梁などの互いに接
合される部材1,2(以下「被接合部材1」「被接合部材
2」という)の一方の被接合部材1に受け金具3が、他
方の被接合部材2に掛け止め金具4がそれぞれ取り付け
られている。そして、被接合部材1と2とは受け金具3
と掛け止め金具4の左右鍔部3bと4bとを嵌め合わせるこ
とにより接合されている。
受け金具3は上下方向に連続する縦長の断面略溝状に
形成された基部3aと、この基部3aの左右開口縁端部に溝
部外側に略直角に突設された鍔部3b,3bと、基部3aの裏
側に突設された略円形状をした柱状突起3c,3cとから一
体的に形成されている。左右鍔部3b,3bの裏側には、テ
ーパが付けられている。
また、柱状突起3c,3cの略中央部には取付孔3d,3dが形
成され、その一端は基部3aの底部を貫通している。さら
に、基部3aの左右側片の略中央部にはピン孔3e,3eが形
成さている。
被接合部材1の端部には、貫通孔5が上下方向に貫通
した状態に形成され、側面部には取付孔6が貫通孔5と
略直角に形成され、この貫通孔5と取付孔6とは連続し
ている。
貫通孔5には円筒形に形成された接合金具7が挿入さ
れている。接合金具7の側面部には雌ねじ部7a,7aが形
成され、この雌ねじ部7a,7aは被接合部材1の取付孔6,6
と一致した状態にある。
このような構成において、受け金具3は被接合部材1
端部の側面部に上下柱状突起3c,3cを取付孔6,6に挿入し
た状態に添わされ、かつ、基部3a底部の取付孔3d,3dよ
り接合金具8の雌ねじ部7a,7aに取付ねじ8,8を螺合する
ことにより固定されている。
一方、掛け止め金具4は上下方向に連続する縦長の断
面略溝状に形成された基部4aと、この基部4aの左右開口
縁端部に溝部内側に略直角に突設された鍔部4b,4bと、
基部4aの裏側に突設され略円形状をした柱状突起4cとか
ら一体的に形成されている。鍔部4b,4bの裏側には鍔部3
b,3bと密着し得るテーパ部が付けられている。
柱状突起4cの略中央部には雌ねじ部が形成され、この
雌ねじ部に所定長さの取付ボルト9が螺合連結されてい
る。
被接合部材2の端部には所定深さの凹部10が形成さ
れ、この凹部10の底部に所定深さの取付孔11が形成さ
れ、また、被接合部材2の側面部には取付孔12が取付孔
11と略直角に形成され、この取付孔11と12とは連続して
いる。
そして、掛け止め金具4は被接合部材2の端部に柱状
突起4cを凹部10に、取付ボルト9を取付孔11にそれぞれ
挿入した状態に添わされ、かつ、取付ボルト9の先端雄
ねじ部に取付孔12から固定ナット13を螺合することによ
り固定されている。また、被接合部材1と2とは受け金
具3と掛け止め金具4の左右鍔部3aと4aとを嵌め合わせ
ることにより接合されている。
ピン孔3e,4eには掛け止め金具4が浮き上がらないよ
うにピン14が挿入されている。符号15は柱などの接合さ
れる部材(以下「被接合部材15」という)である。
被接合部材15の先端部に接合ボルト16が突設され、こ
の接合ボルト16を被接合部材1の貫通孔5に貫通させる
と共に、先端雄ねじ部16aに固定ナット13を螺合するこ
とにより被接合部材15は被接合部材1に強固に接合され
ている。
〔発明の効果〕
この発明に係る木質部材の接合構造は、以上の構成か
らなるので以下の効果を有する。
柱又は梁などの木質製の被接合部材どうしの接合に際
し、被接合部材に釘やボルトを直接打ち付けたり螺合し
たりする必要がなく、また、被接合部材の欠き込みも可
能な限り少なくてよいため、断面欠損による接合部の強
度低下が少なく、被接合部材どうしを確実強固に接合す
ることができる。
また、受け金具と掛け止め金具双方に形成された鍔部
の嵌め合わせ式による接合なので、接合作業もきわめて
簡単にできる。
さらに、鍔部は受け金具及び掛け止め金具の左右両側
部に突設されているので、鉛直軸を軸とする曲げ外力に
もきわめて強い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この発明の一実施例を示し、第1図
は受け金具および掛け止め金具の取付状態、並びに被接
合部材どうしの接合状態を示す分解斜視図、第2図は受
け金具と掛け止め金具との係合状態を示す横断面図、第
3図は掛け止め金具の斜視図、第4図は受け金具の斜視
図である。 1,2……被接合部材、3……受け金具、3a……基部、3b
……鍔部、 3c……柱状突起、3d……取付孔、3e……ピン孔、4……
掛け止め金具、 5……貫通孔、6……取付孔、7……接合金具、7a……
雌ねじ部、8……接合金具、 9……取付ボルト、10……凹部、11……取付孔、12……
取付孔、 13……固定ナット、14……ピン、15……被接合部材、16
……接合ボルト、 16a……雄ねじ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/26 E04B 1/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合される一方の部材1に貫通孔5とそれ
    に直交する取付孔6が設けられ、左右両端部に鍔部3bを
    設けた受け金具3が前記貫通孔5へ挿入された接合金具
    7に前記取付孔6を利用してボルト結合され、左右両端
    部に鍔部4bを設けた掛け止め金具4が他方の部材2に結
    合され、前記受け金具3の鍔部3bと前記掛け止め金具4
    の鍔部4bとの係合により一方の部材1と他方の部材2と
    が接合されてなることを特徴とする木質部材の接合構
    造。
  2. 【請求項2】接合金具7が筒状に形成され、その側部に
    設けられた雌ねじ部7aに螺合された取付ねじ8により受
    け金具3が前記接合金具7に結合され、柱などの接合さ
    れる部材15がそれに結合された接合ボルト16を前記接合
    金具7に挿通して一方の部材1に接合されてなることを
    特徴とする請求項第1項記載の木質部材の接合構造。
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