JP2010284751A - スパナ - Google Patents

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JP2010284751A
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Takashi Mori
隆 毛利
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康弘 鬼島
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Clion Co Ltd
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Abstract

【課題】ALCパネルの取付けにおけるボルト締め付け作業に使用するスパナであって、狭い場所や奥まった場所などに位置するボルトを容易に締め付けることができるスパナを提供する。
【解決手段】ALCパネルを建物躯体に対しプレートを介してボルトで締め付けるために使用するスパナ10であって、一端にボルトに係合するスパナ口21を他端に連結穴22を備えた第1アーム20と、一端に把持部31を他端に連結穴32を備えた第2アーム30とを、前記両連結穴(連結部)31、32に嵌挿した連結軸40を介し前記ボルト50の回動方向へ回動可能に連結してなり、前記第2アーム30の長さを前記第1アーム20の長さよりも大きく、かつ30cm以上とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、軽量発泡コンクリートパネル(以下、ALCパネルと呼ぶ。)を建物躯体に対しプレートを介してボルトで締め付けるために使用するスパナの改良に関するものであり、さらに詳しくは、狭い場所や奥まった場所などにあるボルトであっても容易に締め付けることができるスパナに関するものである。
ALCパネルは、コンクリートに比べて多孔質であるため、軽量性および断熱性が優れており、これらの特性を活かして建築材料、例えば建物の内外壁などの用途に広く使用されている。そして、鉄骨構造の建築物においては、鉄骨柱などの建物躯体に対するALCパネルの取付けは、主としてボルト締め付け作業により行われていた。
すなわち、図4に示したように、例えばALCパネルP1を鉄骨柱Hに取り付けるに際しては、鉄骨柱Hに固定された定規アングルAとサンダープレートSなどのプレート部材とを介して、ボルトBにより締め付ける作業が必要とされ、このボルト締めには通常のスパナが専ら使用されていた。
しかるに、上記のボトル締めを行うに際しては、ボルトBの締め付け位置が、例えば鉄骨柱Hなどの建物躯体と、これに重なったALCパネルP1との狭い場所となるために、ボルトBを締め込む操作を行うためにスパナを持った作業員の手がその場所へ入りにくく、また例え手が入ったとしてもその手を自由に動かすことができないことから、ボルトBの締め付け作業が極めて困難であるという問題があった。
このようなボルトの締め付け作業の困難性を解決したスパナの検討が従来から行われており、例えば、(1)ボルトに係合するスパナ口における支持部の上部にボルトと係合しない凹部を形成することにより、ボルトの締め付けを確実に行えるようにしたスパナ(例えば、特許文献1参照)、(2)スパナ口と一体的に構成される柄の側面にボルトに引っ掛かる鋸歯状の引掛突起を設け、この引掛突起により仮止めしたボルトを締め付けるようにしたスパナ(例えば、特許文献2参照)、および(3)ラチェット式ソケットと差し込み孔を設けたレンチ本体と、屈曲させたハンドルとを連結して狭い場所でのボルトの締め付けを容易に行うようにしたレンチ(例えば、特許文献3参照)などが提案されている。
しかしながら、上記(1)のスパナでは狭い場所や奥まった場所でのボルト締め付け作業が依然として困難であり、上記(2)のスパナは引掛突起によるボルト締め作業に熟練を要し作業が極めて面倒であるという問題を残していた。また、上記(3)のレンチは、レンチ本体にラチェット式ソケットを備えており、しかもハンドルが屈曲しているために、レンチ自体の厚みが増大して狭い場所や奥まった場所にあるボルトの部位へ挿入し難いばかりか、スパナ口とボルトとの係合が困難であるという問題を残していた。
したがって、従来のALCパネルの取付けにおけるボルト締め付け作業は、ボルトの締め付け場所が狭く奥まった場所で、しかも建物躯体やALCパネルの裏側の作業者が直視困難な場所にあるため、多くの手間や時間をかけて慎重に行う必要があったことから、その改良が頻りに望まれていた。
実開昭59−55669号公報 特開2006−289515号公報 特開2003−340735号公報
本発明は、上述した先行技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
したがって、本発明の目的は、ALCパネルの取付けにおけるボルト締め付け作業に使用するスパナであって、狭い場所や奥まった場所などに位置するボルトを容易に締め付けることができるスパナを提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明によれば、ALCパネルを建物躯体に対しプレートを介してボルトで締め付けるために使用するスパナであって、一端にボルトに係合するスパナ口を他端に連結穴を備えた第1アームと、一端に把持部を他端に連結穴を備えた第2アームとを、前記両連結穴に嵌挿した連結軸を介し前記ボルトを締め付ける回動方向へ回動可能に連結してなり、前記第2アームの長さを前記第1アームの長さよりも大きく、かつ30cm以上としたことを特徴とするスパナが提供される。
なお、本発明のレンチにおいては、
前記第1アームの長さが10〜20cmであること、および
前記第1アームが、この第1アームに加えられた力をボルトの一定回動方向にのみ伝達するラチェット機構を有すること
が、いずれも好ましい条件として挙げられる。
本発明によれば、以下に説明するとおり、ALCパネルの取付けにおけるボルト締め付け作業に使用するスパナであって、狭い場所や奥まった場所などに位置するボルトを容易に締め付けることができるスパナが得られる。すなわち、本発明のスパナは、第1アームと第2アームとを連結軸を介して連結した薄型の治具であるため、狭く奥まった場所に位置するボルトへも、そのスパナ口を外部から位置合わせしてそのまま下降させるだけで確実にボルト位置へと到達させることができ、また作業者が外部から把持部を操作し第2アームを水平または垂直に直線動作するだけで、ボルトの締め付け作業を容易に完結することができる。
以下に、図面にしたがって本発明を詳細に説明する。
図1(A)に示したように、本発明のスパナ10の構成部材は、第1アーム20、第2アーム30、連結軸40からなる。
そして、第1アーム20は、一端にボルトに係合するスパナ口21を他端に連結穴22を備えており、第2アーム30は、一端に把持部31を他端に連結穴32を備えており、図1(B)に示したように、本発明のスパナ10は、これら第1アーム20と第2アーム30を、両連結穴22、32に嵌挿した連結軸40を介してボルトの回動方向へ回動可能に連結されている。
ここで、第2アーム30の長さは、第1アーム20の長さよりも大きく、かつ30cm以上であることが重要であり、第2アーム30が第1アーム20よりも短い場合には、ボルトの締め付け作業の容易化が困難となるため好ましくない。
なお、第1アーム20の長さは10〜20cm程度で十分であり、その一端に開口したスパナ口21の形状は、締め付けるボトルの頭部形状に合致する所望の形状を選択する。また、このスパナ口21には、その内部にボルトと係合しない凹部を形成することにより、ボルトの締め付けが確実に行えるようにすることもでき、さらにはこの第1アーム20に加えられた力をボルトの一定回動方向にのみ伝達するラチェット機構を有している場合には、ボルトの締め付け作業をより確実に遂行することができる。
第2アーム30の長さは30cm以上、特に35cm以上であれば十分であるが、あまり長過ぎてもボルトの締め付け作業がし難くなるため、その上限は50cm程度である。また、第2アームの一端に位置する把持部31は、作業者がこれを手にして作業するハンドル機能を有するものであれば、特にその形状を制限するものではない。
第1アーム20と第2アーム30とを回動可能に連結する連結軸40の機構としては、第1アーム20と第2アーム体30とをピン接合する方法などを挙げることができるが、中でもこの連結軸40に、この第1アーム20に加えられた力をボルトの一定回動方向にのみ伝達するラチェット機構を適用した場合には、ボルトの締め付け作業をより確実に遂行することができる。
次に、本発明のスパナ10を使用して、ALCパネル取付用のボルト締め付け作業を行なう実例について、図2および図3にしたがって説明する。
なお、図2および図3では図面手前側の鉄骨柱やパネルなどについては図示していないが、図面の後方と前方の両者にある鉄骨柱やパネルなどの間の狭い隙間に位置するボルト50の締め付け作業を表していることは言うまでもない。
まず、図2に示したように、作業者は第2アーム30の把持部31を手に、隙間の奥に位置するボルト50を確認しながら、第1アーム20のスパナ口21とボルト50とを上部から位置合わせし、次いで第1アーム20を垂直に下降させることにより、スパナ口21をボルト50に係合させる。
次いで、図3に示したように、作業者が第2アーム30を水平方向(矢印方向)へ引くまたは押すの作業を繰り返すことにより、ボルト50はその回動方向へと回動されて、その締め付けが容易に達成されるのである。なお、この場合に第1アーム20のスパナ口21または連結軸40側に、この第1アーム20に加えられた力をボルト50の一定回動方向にのみ伝達するラチェット機構が適用されていると、ボルト50の締め付け作業をより確実かつ容易に達成することができる。この他、連結軸40に第1アーム20と第2アーム30との角度を任意に設定する機能を持たせて、作業者の意志によって、第1アーム20と第2アーム30との間の角度を固定・解除をできるようにしてもよい。このような機構を備えると、スパナ口21とボルト50との係合が容易に実施可能になる。
このように、本発明のスパナによれば、狭く奥まった場所に位置するボルトへも、そのスパナ口を外部から位置合わせしてそのまま下降させるだけで確実にボルト位置へと到達させることができ、また作業者が外部から把持部を操作し第2アームを水平または垂直に直線動作するだけで、ボルトの締め付け作業を容易かつ確実に完結することができる。
さらに前述の実施例では、本発明に係るスパナをボルトの締め付けに使用した場合を説明しているが、本発明はこれに限定されず、ナットにも使用可能であるのは云うまでもない。また、ポルト・ナットを締め付ける場合だけでなく、緩める場合にも使用可能である。この場合、第1アーム20に対して、ボルトを締め付ける回動方向または緩める回動方向に回動可能に第2アームが連結される。この他、連結軸40などに第1アーム20に対する第2アーム30の回動方向をボルトの締め付け回動方向が、または緩める回動方向がを変更できる機構を設けて、作業者の操作によって第2アーム30の回動方向を容易に変更できるようにしても良い。
以上説明したように、本発明のスパナは、ALCパネルの取付けにおけるボルト締め付け作業において、狭い場所や奥まった場所などに位置するボルトを容易に締め付けることができるため、ALCパネルを使用する建築施工現場への採用が大いに期待される。
(A)本発明のスパナを構成する部材を示す正面図、(B)(A)の構成部材を組立てなる本発明のスパナの一例を示す正面図。 図1のスパナを使用してALCパネル取付用のボルト締め付け作業を行っている状態を示す説明図。 図2に引き続くボルト締め付け作業の経過を示す説明図。 従来のALCパネル取付構造の一例を示す斜視図。
P1 ALCパネル
A 定規アングル
B ボルト
H 鉄骨柱
S サンダープレート
10 スパナ
20 第1アーム
21 スパナ口
22 連結穴
30 第2アーム
31 把持部
32 連結穴
40 連結軸
50 ボルト

Claims (3)

  1. 軽量発泡コンクリートパネルを建物躯体に対しプレートを介してボルトで締め付けるために使用するスパナであって、一端にボルトに係合するスパナ口を他端に連結穴を備えた第1アームと、一端に把持部を他端に連結穴を備えた第2アームとを、前記両連結穴に嵌挿した連結軸を介し前記ボルトを締め付ける回動方向へ回動可能に連結してなり、前記第2アームの長さを前記第1アームの長さよりも大きく、かつ30cm以上としたことを特徴とするスパナ。
  2. 前記第1アームの長さが10〜20cmであることを特徴とする請求項1に記載のスパナ。
  3. 前記第1アームが、この第1アームに加えられた力をボルトの一定回動方向にのみ伝達するラチェット機構を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスパナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104029154A (zh) * 2013-03-06 2014-09-10 朱晓飞 多规格扳手
JP2015168026A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 大和ハウス工業株式会社 スパナ
CN107591719A (zh) * 2017-10-20 2018-01-16 广东电网有限责任公司湛江供电局 一种开关柜电流互感器的拆装装置

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