JPH0628561Y2 - 建造物の梁と母屋の連結構造 - Google Patents

建造物の梁と母屋の連結構造

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JPH0628561Y2
JPH0628561Y2 JP1987085448U JP8544887U JPH0628561Y2 JP H0628561 Y2 JPH0628561 Y2 JP H0628561Y2 JP 1987085448 U JP1987085448 U JP 1987085448U JP 8544887 U JP8544887 U JP 8544887U JP H0628561 Y2 JPH0628561 Y2 JP H0628561Y2
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薫 天谷
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、支柱に連結される梁に、母屋を直交させて連
結する建造物の梁と母屋の連結構造に関する。
(従来技術) 従来の建造物の梁と母屋の連結構造は、例えば、第6図
に示すように、支柱に連結される梁Aの両壁面a,a
に、平面視断面コ字状の取付金具B,BをボルトCとナ
ット(図示せず)にて取付固定し、該取付金具B,Bに
両側より母屋D,Dの端部を嵌合してボルトEとナット
Fにて取付固定していた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の建造物の梁と母屋の連結構造にお
いては、梁Aの両壁面a,aに取付固定する取付金具B
を2つ必要として、部品点数が多く、かつまた2つの取
付金具Bを手で梁Aの両壁面a,aにそれぞれ位置させ
て取付固定しなければならないので、取付けが面倒で作
業性が悪いといった問題があった。
また、2つの平面視コ字状の取付金具B,Bを梁Aの両
壁面a,aに別々に位置させて取付固定する場合、現場
作業においては往々にして、取付金具B,Bが相互に位
置ずれし、その取付金具B,Bに母屋D,Dを取付けた
場合、左右の母屋D,Dが一直線状にならず、後の位置
調節も非常に面倒な作業になるといった問題があった。
さらに、現場作業においては、梁Aの前後方向に配設す
る取付金具B…間でも間隔寸法の誤りで取付け後に再
度、多少位置調節する場合があり、この場合にも従来の
ものは非常に作業が面倒になるといった問題があった。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたものであっ
て、梁に対する取付金具の取付けおよび取付金具に対す
る母屋の取付けといった一連の作業ならびに梁に対する
母屋の位置調整を非常に容易に、かつ安定して行えて作
業性の著しい向上を図ることができ、しかも、連結部の
強度の向上も図れ、さらに左右各母屋を確実に一直線状
に配設して梁に対して正確に直交状に連結固定すること
ができる建造物の梁と母屋の連結構造を提供することを
目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案による建造物の梁と
母屋の連結構造は、梁の母屋連結箇所に、幅方向の両端
部に梁上面に対する支持部を有する水平片部とこの水平
片部と同幅で該水平片部の長手方向の両側から下方に向
けて前記梁の両面に接するように延出された一対の取付
片部とにより門型に形成された取付金具を、梁の上方よ
り該梁の長手方向に位置調整可能な状態に股がらせて取
付けると共に、前記左右の母屋の端部には各母屋の端縁
よりも突出させて前記取付金具の水平片部に外嵌可能な
上側側壁と上側延出部とを有する突出端部が形成されて
おり、これら左右の母屋の突出端部を前記取付金具の水
平片部に外嵌させ、かつ、その水平片部の上面で突出端
部どうしを保持して、これら母屋の端部を前記取付金具
に取付け固定することにより、左右の母屋を梁に対して
直交状に連結したものである。
(作用) 上記のような構成の本考案によれば、取付金具が門型で
あるから、該取付金具を梁の上方より股がらせるといっ
た単純な作業によって、一般的に高所作業であるにもか
かわらず、この取付金具を梁の長手方向の所定箇所に非
常に容易かつ迅速に配置することが可能であるととも
に、該取付金具が、幅方向の両端部に梁上面に対する支
持部を有する水平片部とこの水平片部と同幅で該水平片
部の長手方向の両側から下方に向けて前記梁の両面に接
するように延出された一対の取付片部とからなる特殊な
形状に構成されているから、梁に股がらせるだけで該取
付金具を、ぐらつきや傾きなどのないように所定位置に
安定よく保持させることが可能となる。
また、このように安定した取付金具の水平片部に左右の
母屋の端部に突出形成した突出端部を外嵌させることに
より、左右の母屋を取付金具、ひいては梁に安定よく仮
置きすることが可能で、母屋の取付け作業を非常に容易
に行なえる。さらに、その仮置き状態で梁に対する母屋
の位置調整が必要な場合、取付金具を梁の長手方向に沿
ってスライドさせることにより、梁と取付金具および母
屋の相対姿勢を安定保持したままで、所定の位置調整を
非常に容易に、かつ能率的に行なうことができる。
加えて、取付金具がその水平片部および一対の取付片部
により下向き開放のコの字型に形成されており、これを
梁に外嵌させて取付けるとともに、該取付金具の水平片
部に対して左右の母屋の突出端部を外嵌させるといった
二重の嵌合構造の採用によって、左右の母屋を確実に一
直線状に配設し、かつ梁に対して正確に直交状に連結固
定することができるだけでなく、梁と母屋との連結部の
強度も十分に増強することができる。
(実施例) 以下、本考案にかかる梁と母屋の連結構造を図面に示す
実施例によって説明する。
第1図は本考案にかかる梁と母屋の連結構造を備えた建
造物である物置を示すものであって、この物置は、床材
1…の四角を含めた六ケ所に支柱2…を立設すると共
に、この支柱2…間に複数本の間柱3…を立設し、該隣
接する支柱2…の上端間に前側上枠4と後側上枠5を架
設すると共に、前側からみて左右両端と中央に梁6,
6,7を架設し、該中央の梁7と左右端の梁6,6との
間に、母屋8…を掛け渡して取付固定したものである。
尚、図中9は前側に立設された前記間柱3,3に設けら
れた入口であって、該入口9には図示しない扉が開閉自
在に取り付けられる。その他の前側,後側,左右両側の
柱間には不図示の壁パネルが取付けられる。
そして、本考案にかかる梁と母屋の連結構造は、第2図
と第4図及び第5図に示すように、縦断面コ字形で、そ
の幅方向の両端部に梁7に対する支持部として梁7の上
面に当接する前後一対の垂下側壁10a′,10a″を有する
水平片部10aとこの水平片部10aと同幅であって、該水平
片部10aの長手方向の両側から下方に向けて垂直に延出
された横断面コ字形の一対の取付片部10b,10bとをもつ
て門型に形成された取付金具10を用い該取付金具10を前
記中央箇所の梁7に上方より股がらせて第5図に示すよ
うにボルト14・ナット15で取付け、更に、断面略コ字形
であって幅方向側端部を相対向する内方向に鉛直に若干
延出した母屋8,8の端部の前側側壁8aの高さ方向適宜
箇所から下側側壁8b及び前記下側延出部8cにかけて所定
寸法切り落として、上側側壁8d及び上側延出部8eを先方
に突出させて突出端部8fとなし、該母屋8,8の突出端
部8f,8fを前記取付金具10の水平片部10aの上面側で突き
合わせるようにして、該母屋8,8の端部を前記取付金
具10に外嵌させて取付ネジ11…で取付けるようにしてい
る。
尚、前記梁7は、第4図に示すように、板材を断面四角
形状に折曲形成してその上端部で一端側を内側に折曲し
てその端部をU字状に折曲し、該U字状部分に他端側の
折曲端部を挿入して狭着して形成したものである。
また、前記母屋8,8の外端側は第3図に示すように前
記左右両端の梁6,6に図示しないボルトとナットにて
取付けられた平面視断面コ字状の取付金具12に外嵌させ
て、前記前側側壁8aを取付ネジ13,13にて取付固定され
る。
上記のような構成の連結構造によれば、まず、前記門型
の取付金具10を梁7に対して、その上方から梁7の長手
方向に沿ってスライド移動可能な状態に股がらせて取付
けた上、その取付金具10の水平片部10aに左右の母屋
8,8の突出端部8f,8fを外嵌状態に仮置きし、この仮
置き状態で取付金具10を梁7の長手方向に沿ってスライ
ド移動させることによって、母屋8,8の梁7に対する
位置決めを行なう。このような位置決め後において、前
記取付金具10をボルト14、ナット15を介して梁7の所定
の位置に取付け固定し、ついで、該取付金具10の水平片
部10aに母屋8,8の突出端部8f,8fを外嵌させ、かつ、
その水平片部10aの上面で突出端部8f,8fどうしを相互に
突き合わせ状に保持して、これら母屋8,8の端部を前
記取付金具10の一対の取付片部10b,10bに取付ネジ11…
で取付け固定することにより、母屋8,8を梁7に対し
て確実に位置決めして、左右一直線状で、かつ梁7に対
して正確な直交状に連結することができる。更に、母屋
8,8を前記取付金具10に外嵌してその上側側壁8dを載
せた状態で取付けることができるので取付部分の強度が
非常に良好なものとなる。
一方、前記母屋8,8の梁7に対する位置調節は母屋
8,8を取り付ける前に取付金具10を梁7に対して股が
らせた状態で前後にスライドさせたり、或いは前記梁7
に股がらせた取付金具10に母屋8,8の端部を外嵌させ
て取付けしかる後に該取付金具10を前後にスライドさせ
たりして行うことができ、いずれの場合も梁7に対する
母屋8,8の位置調節が頗る容易に行える。
また、前記取付金具10を水平片部10aと該水平片部の両
側に下方に延出する取付片部10b,10bを有した門型形状
になしているので、現場でも容易に母屋8,8を左右方
向一直線状に取り付けることができると共に、取付金具
10が1つでよいので部品点数を少なくできる。
尚、前記取付金具10は、その水平片部10aの前側垂下側
壁10a′を後側垂下側壁10a″より所定寸法短くすること
より、屋根の傾斜に沿って前方から後方に斜め下がりに
配設される梁7に対し、取付金具10の水平片部10aを水
平となして母屋8,8を直交方向に水平に取付けられる
ようにしている。なお、梁7が水平な場合は取付金具10
の垂下側壁10a′、10a″を同長にすることはいうまでも
ない。
また、取付金具10と梁7との取付け及び取付金具10と
母屋8との取付けは溶着その他適宜な取付手段を用いる
ことができる。
また、本考案にかかる梁と母屋の連結構造は上記実施例
の物置に限らず、工場・倉庫・体育館等の建造物に好適
に実施できるのは勿論である。
(考案の効果) 以上のように本考案にかかる建造物の梁と母屋の連結構
造によれば、母屋の梁に対する位置決めや位置調節が簡
単にかつ確実に行えると共に、梁と取付金具および取付
金具と母屋のそれぞれの配置や取り付けが非常に容易に
行えて作業性を頗る向上させることができる。特に、前
記取付金具が、幅方向の両端部に梁上面に対する支持部
を有する水平片部とこの水平片部と同幅で該水平片部の
長手方向の両側から下方に向けて前記梁の両面に接する
ように延出された一対の取付片部とからなる特殊な形状
に構成されているから、上方から梁に股がらせるだけの
単純作業によって該取付金具を、ぐらつきや傾きなどの
ないように安定した状態で梁に保持させることが可能で
あるとともに、このように梁に安定して保持された取付
金具の水平片部に左右の母屋の端部に突出形成した突出
端部を外嵌させることにより、左右の母屋を取付金具、
ひいては梁に安定よく仮置きすることが可能であるた
め、梁に対する母屋の位置調整も含めて母屋の取付け作
業を非常に容易に、かつ能率的に行なうことができる。
加えて、取付金具がその水平片部および一対の取付片部
により下向き開放のコの字型に形成されており、このよ
うな単一の金具を梁に外嵌させて取付けるとともに、該
取付金具の水平片部に対して左右の母屋の突出端部を外
嵌させるといった二重の嵌合構造の採用によって、部品
点数を少なくできるだけでなく、左右の母屋を確実に一
直線状に配設し、かつ梁に対して正確に直交状に連結固
定することができ、さらに、梁と母屋との連結部の強度
も十分に増強することができるという効果を奏するので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる梁と母屋の連結構造を備えた建
造物である物置の骨格構造を示す斜視図、第2図は本考
案にかかる梁と母屋の連結構成を分解して示す斜視図、
第3図は母屋の外側端部の連結状態を示すための一部切
欠した分解斜視図、第4図は梁,取付金具,および母屋
の連結構成を示すための要部の分解斜視図、第5図はそ
の要部の連結構成を示すための概略正面図、第6図は従
来の建造物の梁と母屋の連結構造を示す分解斜視図であ
る。 2……支柱、7……梁、8……母屋、8f……突出端部、
10……門型の取付金具、10a……水平片部、10b……取付
片部、10a′,10a″……垂下側壁(支持部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物の梁と該梁に対して直交状態に配置
    された左右の母屋との連結構造であって、前記梁の母屋
    連結箇所に、幅方向の両端部に梁上面に対する支持部を
    有する水平片部とこの水平片部と同幅で該水平片部の長
    手方向の両側から下方に向けて前記梁の両面に接するよ
    うに延出された一対の取付片部とにより門型に形成され
    た取付金具を、梁の上方より該梁の長手方向に位置調整
    可能な状態に股がらせて取付けると共に、前記左右の母
    屋の端部には各母屋の端縁よりも突出させて前記取付金
    具の水平片部に外嵌可能な上側側壁と上側延出部とを有
    する突出端部が形成されており、これら左右の母屋の突
    出端部を前記取付金具の水平片部に外嵌させ、かつ、そ
    の水平片部の上面で突出端部どうしを保持して、これら
    母屋の端部を前記取付金具に取付け固定することによ
    り、左右の母屋を梁に対して直交状に連結したことを特
    徴とする建造物の梁と母屋の連結構造。
JP1987085448U 1987-05-29 1987-05-29 建造物の梁と母屋の連結構造 Expired - Lifetime JPH0628561Y2 (ja)

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JPS5549444A (en) * 1978-09-30 1980-04-09 Nat Jutaku Kenzai Coupling construction of beam
JPS5854495Y2 (ja) * 1979-04-14 1983-12-12 株式会社淀川製鋼所 組立家屋における梁と母屋の接続構造

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