JP3020798B2 - 遊技用装置の取付枠 - Google Patents

遊技用装置の取付枠

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JP3020798B2
JP3020798B2 JP6080859A JP8085994A JP3020798B2 JP 3020798 B2 JP3020798 B2 JP 3020798B2 JP 6080859 A JP6080859 A JP 6080859A JP 8085994 A JP8085994 A JP 8085994A JP 3020798 B2 JP3020798 B2 JP 3020798B2
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幸彦 石井
一彦 中村
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カズサ工業株式会社
株式会社サードフォース
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、パチコ台等の
ような遊技用装置の取付枠に係り、特に、取付精度の改
善を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ店におけるパチンコ台の
配設の仕方としては、複数のパチンコ台が隣接してなる
島と称される集合を形成し、この島を店の規模に応じて
複数設けるような配置構成となっている。この島におい
ては、店内の床に対して水平で且つ互いに平行で、しか
もその間隔が丁度パチンコ台の縦方向の長さに略等しい
2本の梁を設け、この2本の梁の間にパチンコ台をはめ
込むようにし、釘を用いてパチンコ台とそれぞれの梁と
を固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような取付においては、次述するような問題がある。す
なわち、2本の梁は、水平に精度が保たれた状態でパチ
ンコ遊戯が行われることが前提となっているが、この梁
の水平精度は結局これを取付工事する建築作業者の技量
に負う面が大であるために、場合によっては充分に満足
する水平度が得られない梁が設けられることがある。
【0004】また、2本の梁が仮に充分な水平精度で設
けられている場合であっても、釘打ちによりパチンコ台
を2本の梁に傾きなく固定することが要求されるため、
慎重な取付作業を行う必要があり、数多くのパチンコ台
を取付る際に作業効率が極めて低いという問題を生じて
いた。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、簡単な取付作業により遊技用装置の取付が確実にで
きる遊技用装置の取付枠を提供するものである。本発明
の他の目的は、パチンコ台の水平および垂直度の調節が
可能な遊技用装置の取付枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る遊技用装置の取付枠は、遊技用装置の両側面に接合す
る側面用平板部材と、前記側面用平板部材と一体的に設
けられて前記遊技用装置の底板の長手軸方向に沿って少
なくとも縁部分に当接する当接部材と、前記側面用平板
部材と一体的に設けられて前記遊技用装置の天井板とこ
の天井板に接合する梁とを挟み込む挟持手段と、を具備
してなるものである。
【0007】特に、挟持手段は遊技用装置の天井板の下
面側に接合する平板部材と、前記遊技用装置の天井板に
接合する梁の上面に接合する平面部を有する梁用押さえ
部材と、を具備し、前記平板部材と梁用押さえ部材とは
側面用平板部材と一体的に設けられてなるものが好適で
ある。
【0008】また、遊技用装置の天井板の上に接合する
梁に前記遊技用装置の背面側で接合すると共にボルトが
螺合可能なねじ穴が穿設されてなる垂直度調整用部材
と、前記遊技用装置の底部が載置される梁に接合すると
共にボルトが螺合可能なねじ穴が穿設されてなる水平度
調節部材と、を具備してなるものも好適である。
【0009】
【作用】本発明においては、遊技用装置の側面はその両
側から側面用平面部材が接合することで、この側面用平
板部材間に保持される一方、遊技用装置の天井板とこの
天井板に接合する梁とが挟持手段により挟まれることに
よって、遊技用装置が梁に保持された状態となるもので
ある。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る遊技用装置の取付枠の一
実施例を図1ないし図5を参照しつつ説明する。ここ
で、図1は本発明に係る遊技装置用の取付枠の一実施例
を示す全体斜視図、図2は本実施例に用いられる上梁用
押さえ金具近傍の背面側から部分斜視図、図3は本実施
例に用いられる水平調節板近傍の部分斜視図、図4は本
実施例に用いられた固定装置の分解斜視図、図5は本実
施例に用いられた固定装置の回転蓋体を開く場合の状態
を示す部分斜視図である。なお、以下に説明する部材、
配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨
の範囲内で種々改変することができるものである。
【0011】先ず、本実施例の取付枠は、図1に示され
たように矩形枠状に形成された基部1と、この基部1の
両側に取り付けられた側面用平板部材としての側板部2
a、2bとに大別されてなるものである。そして、この
取付枠は、パチンコ台(図1には二点鎖線によりパチン
コ台の枠部分が示されている。)イを、その背面側で固
定するようになっている(詳細は後述)ものである。
【0012】本実施例の基部1は、短手軸方向の断面が
略L字状の棒状部材3a、3bが、その上部の適宜な位
置で連結板4により連結される一方、その下端側は、当
接部材としての底部押さえ板5によって連結されてなる
ものである。なお、本実施例において、連結板4はねじ
を用いて棒状部材3a、3bと連結されており、底部押
さえ板5は溶接により棒状部材3a、3bと連結されて
いる。
【0013】基部1を構成する棒状部材3a、3bの上
方の頂部は、平板状に形成されて短手軸方向に延設され
ており、梁用押さえ部材としての上梁用押さえ金具6
a、6bおよび平板部材としての上梁用押さえ板7a、
7bがねじ止めされている。そして、後述するように上
梁用押さえ金具6a、6bと上梁用押さえ板7a、7b
との間にパチンコ台イの上枠Aと上梁ロ(図1において
パチンコ台イと共に二点鎖線により表示)とが固定され
るようになっている(図1および図2参照)。本実施例
の上梁用押さえ金具6a、6bは、図1および図2に示
されたように側端面の形状が略かぎ型に形成されてなる
もので、側端面が略L字状に形成された本体部8の一方
の平面部分には切欠9が形成されており、この切欠9の
両側からは取付用舌片10a、10bが延設されている
(図2参照)。
【0014】本体部8の取付用舌片10a、10bが延
設される側の部位で且つ丁度上梁ロが接合する位置に
は、3つの垂直度調節穴11が穿設されており、後述す
るようにパチンコ台の垂直度を調節するために使用され
るものとなっている(図2参照)。本実施例において
は、上述した上梁用押さえ金具6a、6bの垂直調節穴
11が穿設された部位が垂直度調節部材を形成するよう
になっている。この本体部8にの一方の平面部分には切
欠9が形成されており、上梁用押さえ板7a、7bが挿
通されるようになっている(図1および図2参照)。ま
た、この上梁用押さえ金具6a、6bの取付用舌片10
a、10bには、その長手軸方向にネジと同一の幅を有
する長穴12が穿設されており、前後方向(図2におい
て白抜き矢印方向)における取付位置を調節できるよう
になっている。
【0015】上梁用押さえ板7a、7bは、上梁用押さ
え金具6a、6bの取付用舌片10a、10bの略中間
位置に取り付けられて、その先端部が本体部8の切欠9
から突出するようになっている(図1参照)。この上梁
用押さえ板7a、7bには、その長手軸方向において中
央から片側に長穴13が穿設されており、取付の際にそ
の位置が調節できるようになっている。
【0016】一方、棒状部材3a、3bの下端側に設け
られた本実施例の当接部材としての底部押さえ板5は、
両端部を除く短軸方向の断面形状が略L字状に形成され
てなるもので、パチンコ台イの底板Cの長手方向の縁に
接合するようになっている(図1および図3参照)。そ
して、この棒状部材3a、3bの長手軸方向の両端部近
傍の長手軸方向に沿う一方の側端には、図3に示された
ようにパチンコ台の水平度の調節(詳細は後述)のため
の水平度調節部材としての水平調節板14a、14bが
垂設されている。この水平調節板14a、14bには調
節ボルト15が螺合する3つの調節穴16が穿設されて
おり、略L字状に配置されている。
【0017】そして、この水平調節板14a、14b
は、調節穴16に調節ボルト15を螺合させ、その螺合
の具合を調節することによってパチンコ台の水平度を調
節できるようにしているものである(詳細は後述)。側
板部2a、2bは、その平板部17a、17bがパチン
コ台イをその両側面から挟持するような間隔で設けられ
ており(図1参照)、平板部17a、17bには、その
長手軸方向に適宜な間隔をおいて2つづつ固定装置18
が設けられている。この固定装置18は、パチンコ台イ
の枠の内、側枠Bをこの固定装置18と平板部17a、
17bとの間に固定するもので(図1参照)、固定爪1
9と、回転蓋体20とを主たる構成要素としてなるもの
である。
【0018】すなわち、固定爪19は、図4に示された
ように固定片19aと爪本体19bとを有し、この固定
片19aと爪本体19bとがピン21により連結され、
蝶番構造が形成されており、爪本体19bが平板部17
a(又は17b)から離れる方向に開閉可能となってい
る。固定片19aは、平板部17a、17bにねじ止め
されるようになっているが、平板部17a、17bに
は、その長手軸方向に沿ってこの固定片19aを取り付
けるための固定片用取付穴22が複数設けられており、
取付位置を適宜変え得るようになっている。
【0019】爪本体19bは、先端が鋭利に形成された
複数の突起爪23を有すると共に、この複数の突起爪2
3と反対側に係止片24が設けらなるもので、回転蓋体
20を図1に示されたように爪本体19bを覆うように
位置させると、係止片24が回転蓋体20の内側の面に
当接することちなり、爪本体19bと平板部17a(又
は17b)との間に位置するパチンコ台イの側枠Bに突
起爪23が食い込むようになっている(図1参照)。
【0020】本実施例の回転蓋体20は、図4に示され
たように長方形状に形成された背板20aの長手軸方向
(図4において紙面上下方向)に沿った両側端から略四
半円形状の蓋体片20bと長方形状の取付片20cとが
垂設されてなるものである。蓋体片20bの略直角の角
部近傍および取付片20cの対向する部位には、それぞ
れねじ穴20dが穿設されており、蓋体片20bと取付
片20cとの間に平板部17a(又は17b)が位置す
るようにし、蓋体片20b側から上述した二つのねじ穴
20dおよび平板部17a(又は17b)の回転蓋体用
取付穴25に長ねじ26を螺合させることで、回転蓋体
20は平板部17a(又は17b)に回転可能に取り付
けられるようになっている(図4および図5参照)。
【0021】なお、図示されてないが、平板部17a
(又は17b)と取付片20cとは長ねじ26に螺合さ
れた二つのナットによって接合状態とされるようになっ
ている。なお、回転蓋体用取付穴25は、先の固定片用
取付穴22同様に平板部17a(又は17b)の長手軸
方向に複数設けられており、回転蓋体20の取付位置が
適宜調節できるようになっている。
【0022】しかして、上記構成における本取付枠の使
用方法について以下に説明する。先ず、前提として図1
において二点鎖線で示されるような上梁ロと下梁ハとが
設けられているものとする。この上梁ロおよび下梁ハ
は、パチンコ店内におけるいわゆる島と称される複数の
パチンコ台および台間玉貸機との集合体に設置されるも
ので、通常、この上梁ロおよび下梁ハとの間に複数のパ
チンコ台および台間玉貸機が隣接配置されるようになっ
ているものである。
【0023】先ず、パチンコ台イを本取付枠に取り付け
るに際し、固定装置18の回転蓋体20を図5に示され
たように爪本体19bが現れるように取付枠の背面側
(図5の矢印の方向)に回転させ、さらに、爪本体19
bを平板部17a(又は17b)から離反する方向へ開
いた状態(図示せず)とする。パチンコ台イを下梁ハの
上に乗せ、パチンコ台イの背面側から本取付枠を、側板
部2a、2bがパチンコ台イの側枠Bに接合するように
してパチンコ台イの前面側(図1において紙面裏面側か
ら表面側)へ押し込んでゆく。この時、パチンコ台イの
上枠Aと上梁ロが、上梁用押さえ金具6a、6bと上梁
用押さえ板7a、7bとの間に位置するようにする(図
1参照)。
【0024】そして、パチンコ台イの側枠Bの背面側の
端面が固定装置18の固定片19aに当接したところ
で、爪本体19bを側枠B側へ倒し、続いて回転蓋体2
0を先とは逆方向に回転させて爪本体19bが覆われる
ようにすることで、爪本体19bの係止片24が回転蓋
体20の内側に当接し、その結果、爪本体19bの突起
爪23が側枠Bに食い込むようになっており、パチンコ
台イは側枠Bの所で固定装置18により固定された状態
となり、パチンコ台イの取付作業の第1段階が終了す
る。
【0025】次に、上述のようにして上梁ロおよび下梁
ハの間に、本取付枠を介して取り付けられたパチンコ台
イの水平および垂直度の調節について説明する。先ず、
水平度の調節について説明すれば、水平度は底部押さえ
板5の左右における水平調節板14a、14bの調節穴
16に調節ボルト15を螺合させ、パチンコ台イに取り
付けた水平器(図示せず)を見ながら、調節ボルト15
の螺合の大きさを変えつつ水平が得られるようにする。
【0026】一方、垂直度の調節は、上梁用押さえ金具
6a、6bに形成された垂直度調節穴11に調節ボルト
15を螺合させて、その螺合の大きさを適宜調節するこ
とにより、パチンコ台イがその底部(下梁ハと接合して
いる側)を中心にして前後に傾斜を変え得るようになっ
ているので、垂直を得ることができることとなる。以上
のようにして水平度および垂直度を調節することでパチ
ンコ台イの設置作業が完了することとなる。
【0027】上述した実施例においては、上梁用押さえ
金具6a、6bは、梁用押さえ部材と垂直度調節部材を
兼ねるものとしたが、必ずしも本実施例のようにする必
要はなく、例えば、図6に示されたように梁用押さえ部
材としての上梁用押さえ金具6’と、垂直度調節部材と
しての垂直度調節板27を別体に形成し、上梁用押さえ
金具6’と上梁用押さえ板7a(又は7b)とを一緒に
ねじ止めするような構成としてもよいものである(図6
参照)。
【0028】また、上梁要押さえ金具6a、6bおよび
上梁用押さえ板7a、7bは、棒状部材3a、3bの頂
部に直に取り付けるようにしたが、上梁ロの位置や上枠
Aの位置の違いにより、そのままでは上梁用押さえ金具
6a、6bと上梁用押さえ板7a、7bとの間に上梁ロ
および上枠Aが位置しない場合には、図7に示されたよ
うに上梁用押さえ金具6a、6bと棒状部材3a、3b
の頂部との間に、第1のスペーサ27を、上梁用押さえ
板7a、7bと棒状部材3a、3bの頂部との間に、第
2のスペーサ28を、それぞれ挿入するようにしてもよ
い。
【0029】すなわち、第1のスペーサ27は上梁ロの
位置が高い場合の調整用として、第2のスペーサ28は
上枠Aの高さの違いを調整するものとして、それぞれ用
いられている。図7においてはそれぞれ一枚づつとした
が、調整の必要な量に応じて、複数枚数重ねてもよいこ
とは勿論である。また、各スペーサ27、28の板厚
は、任意でありここの使用条件に応じて適宜設定して使
用するようにすればよいものである。
【0030】次に、第2の実施例について図8ないし図
11を参照しつつ説明する。この第2の実施例は、固定
装置が固設される側板部の構成を変えたことに伴い、固
定装置の一部の構造を変えたものである。すなわち、こ
の第2の実施例における側板部38bは、短軸方向の断
面が略L字状に形成されたもので、図8に示されたもの
は、図1に示された棒状部材3b側に取着されるもので
ある。なお、棒状部材3a側に取着される側板部につい
ては、図8に示されたものを線対称に形成したものであ
り、基本的には同一構成であるので、図示は省略する。
【0031】この側板部38bは、外観が略矩形状の第
1の取付片39aと、この第1の取付片39a側辺から
略直角に延設された同じく外観が略矩形状の第2の取付
片39bからなるものである。第1の取付片39aは、
棒状部材3bに接合してねじ止めされる部位であり、長
手軸方向の端部近傍においてねじ螺合穴40が設けられ
ている。また、第1の取付片39aと第2の取付片39
bとの間に形成される角部近傍には、長手軸方向に沿っ
て、略矩形状の開口部41が2カ所形成されている。一
方、第2の取付片39bは、固定装置42が固設される
部位となっており、その長手軸固方向に沿って固定装置
42を取り付けるためのねじ螺合穴43が複数設けられ
ており、固定装置42の取付位置を調節できるようにな
っている。
【0032】固定装置42は、パチンコ台イの側枠Bの
背面側(パチンコ台イの背面側)の端面の一部が遊嵌さ
れる保持具44と、この保持具44に設けられた固定具
32とに大別されてなるものである。本実施例の保持具
44は、上述した側板部38bの第2の取付片39bに
ねじ止めされる取付片44aと、この取付片44aの長
手軸方向(図9において紙面上下方向)の一側縁部から
略垂直に延設された固定具取着片44bと、この固定具
取着片44bの長手軸方向(図9において紙面上下方
向)の一側縁部において外側(図9において紙面表方
向)に若干開くようにして延設されたガイド片44cと
からなるものである(図9参照)。
【0033】固定具取着片44bは、その中央部に矩形
状の開口部33が穿設されており、後述する固定具32
の当接片32cが出入りする部分となっている。本実施
例の固定具32は、操作レバー32aと、この操作レバ
ー32aを回動自在に支持する支持片32bと、パチン
コ台イの側枠Bに当接する当接片32cと、この当接片
32cが固着される補助支持片32dと、を主たる構成
要素としてなるものである(図9参照)。操作レバー3
2aは、略短冊状に形成されており、その一端側近傍で
支持片32bに例えばリベット34によって取着されて
おり、固定具取着片44bの上で180度の回動角をも
って回動自在となっている。
【0034】本実施例の当接片32cは、全体の概略形
状が円形であるが、傾斜面35を有しており、この傾斜
面35は丁度円錐体の周面の一部をなすように形成され
たものである(図10参照)。そして、その中心に穿設
されたねじ穴36に螺合するねじ37によって補助支持
片32dに固定されている。この補助支持片32dにお
ける当接片32cの取付位置は、先の操作レバー32a
におけるリベット34の取付位置が操作レバー32aの
短軸方向(図9において紙面左右方向)で略中央の位置
であるのに対し、補助支持片32dの短軸方向で固定具
取着片44b側にずれている。
【0035】したがって、操作レバー32aを図8およ
び図11(a)に示されたように固定位置に位置させた
場合、当接片32cの周縁部の一部が固定具取着片44
bの開口部33から裏面側(図11(a)において紙面
裏面側)に若干突出するようになっている。その一方、
操作レバー32aを、上述の場合とは反対側の解除位置
に位置させた場合(図11(b)参照)には、開口部3
3から裏面側に突出していた当接片32cの周縁部分
は、操作レバー32aの回動に伴い図11(b)に示さ
れたように操作レバー32aの上部側に現れるようにな
っている。
【0036】本実施例の補助支持片32dは、図9に示
されたように、短冊状の部材をその長手方向の中央付近
で直角に折り曲げ、さらに、再度もとの方向へ直角に折
り曲げてなるもので、当接片32cが固着される部位ニ
と操作レバー32aに固着される部位ホとが略平行とな
るように形成されている。なお、部位ホを操作レバー3
2aに固着する手段としては、溶接、ねじ止め等があ
る。
【0037】上記構成において、この固定装置42によ
りパチンコ台イの側枠Bを固定するには、先ず、操作レ
バー32aを解除位置(図11(b)参照)に設定す
る。その後、パチンコ台イの背面側の側枠Bの端面が保
持具44の取付片44aに当接するように位置させる。
そして、操作レバー32aを固定位置(図11(a)参
照)へ動かすことによって、当接片32cの周縁部分が
開口部33の表側(操作レバー32aが設けられている
側)から裏側へ徐々に突出するようになる。その結果、
当接片32cの周縁部分が側枠Bに当接し、操作レバー
32aが最終的に固定位置に位置したところで、当接片
32cの周縁部分が側枠Bに食い込むこととなる。
【0038】本実施例において、固定装置42は、側板
部38b(および図示されない反対側の側板板)の長手
軸方向において適宜な間隔をおいて2つ設けられてお
り、固定装置42の当接片32cがパチンコ台イの2つ
の側枠B(図8においては一方の側枠Bのみ二点鎖線に
より表示)を内側から外側へ押圧するようにして食い込
んでパチンコ台イが取付枠に保持されるようになってい
るものである。
【0039】本実施例における取付枠は、パチンコ台を
取り付けるものとして説明したが、パチンコ台と同様な
取付環境を有する遊技用装置であればパチンコ台に限定
される必要はなく、本発明は他の装置にも適用可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、遊技用装置がはめ込まれると共にこの遊技用装置が
設置される梁へ遊技用装置を保持できるように構成する
ことにより、遊技用装置の設置作業の際に、本発明に係
る取付枠に遊技用装置をはめ込むようにすればよいの
で、従来に比して設置作業が容易になると共に、確実な
設置作業が実現されるものである。また、垂直度調節用
部材と水平度調節部材とを設けることにより、従来と異
なり、設置の際に垂直度および水平度を調節できるの
で、設置精度の向上を図ることができるという効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遊技装置用の取付枠の一実施例
を示す全体斜視図である。
【図2】 本実施例に用いられる上梁用押さえ金具近傍
の背面側から部分斜視図である。
【図3】 本実施例に用いられる水平調節板近傍の部分
斜視図である。
【図4】 本実施例に用いられる固定装置の分解斜視図
である。
【図5】 本実施例に用いられる固定装置の回転蓋体を
開く場合の状態を示す部分斜視図である。
【図6】 梁用押さえ部材および垂直度調節部材の他の
実施例を示す全体斜視図である。
【図7】 上梁用押さえ金具および上梁用押さえ板の取
り付け状態の他の実施例を示す部分斜視図である。
【図8】 第2の実施例における側板部の全体斜視図で
ある。
【図9】 第2の実施例における固定装置の分解斜視図
である。
【図10】 第2の実施例における固定装置に用いられ
る当接片の全体斜視図である。
【図11】 第2の実施例における固定装置を構成する
操作レバーの支持片側の端部近傍の部分斜視図である。
【符号の説明】
2a、2b…側板部 5…底部押さえ板 6a、6b…上梁用押さえ金具 7a、7b…上梁用押さえ板 11…垂直度調節穴 14a、14b…水平調節板 18…固定装置 19…固定爪 20…回転蓋体 32…保持具 32a…操作レバー 32b…支持片 32c…当接片 32d…補助支持片 33…開口部 38b…側板部(第2の実施例) 42…固定装置(第2の実施例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−42253(JP,A) 実開 平5−9586(JP,U) 実開 昭56−158295(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技用装置の両側面に接合する側面用平
    板部材と、 前記側面用平板部材と一体的に設けられて前記遊技用装
    置の底板の長手軸方向に沿って少なくとも縁部分に当接
    する当接部材と、 前記側面用平板部材と一体的に設けられて前記遊技用装
    置の天井板とこの天井板に接合する梁とを挟み込む挟持
    手段と、 を具備してなることを特徴とする遊技用装置の取付枠。
  2. 【請求項2】 挟持手段は遊技用装置の天井板の下面側
    に接合する平板部材と、前記遊技用装置の天井板に接合
    する梁の上面に接合する平面部を有する梁用押さえ部材
    と、 を具備し、前記平板部材と梁用押さえ部材とは側面用平
    板部材と一体的に設けられてなることを特徴とする請求
    項1記載の遊技用装置の取付枠。
  3. 【請求項3】 遊技用装置の天井板の上に接合する梁に
    前記遊技用装置の背面側で接合すると共にボルトが螺合
    可能なねじ穴が穿設されてなる垂直度調整用部材と、 前記遊技用装置の底部が載置される梁に接合すると共に
    ボルトが螺合可能なねじ穴が穿設されてなる水平度調節
    部材と、 を具備してなることを特徴とする請求項1又は2記載の
    遊技用装置の取付枠。
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