JP3046350U - パチンコ機に於ける固定枠取付装置 - Google Patents

パチンコ機に於ける固定枠取付装置

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JP3046350U JP1997007786U JP778697U JP3046350U JP 3046350 U JP3046350 U JP 3046350U JP 1997007786 U JP1997007786 U JP 1997007786U JP 778697 U JP778697 U JP 778697U JP 3046350 U JP3046350 U JP 3046350U
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一喜 斉藤
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斉藤プレス工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ機を嵌め込む固定枠を島に傾斜を付
けて取り付けるパチンコ機に於ける固定枠取付装置の提
供。 【構成】 パチンコ機の固定枠Aを島の上部横材Bに取
り付ける上部取付装置1と、固定枠Aを島の下部横材C
に取り付ける下部取付装置2とからなり、上部取付装置
1は、上部挟持部材1Dと下部挟持部材1Eとから構成
され、上部挟持部材1Dは、スプリング22の弾発力を
利用して中板部18を回動するように軸支し、下板部1
7に上横材Bに食い込む上向き突起24を設け、中板部
18には上部横材Bに食い込ませる下向き突起23を設
け、又下部挟持部材1Eは、係止部材29に固定枠Aに
弾接係止する係止部41を設け、下部取付装置2は、下
部横材Cの端部に当接するストッパ−62が設けられ、
更に上調整板挟持間隙3と下調整板挟持間隙4に傾斜角
度調整板を嵌入することにより、固定枠Aの傾斜角度を
調整することができるように形成したことを特徴として
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パチンコ機を嵌め込む固定枠を島に傾斜を付けて取り付けるパチ ンコ機に於ける固定枠取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図22に示すようにパチンコ機を嵌め込む固定枠Aを島の上部横材Bに 上部取付装置体70を介して取付けると共に島の下部横材Cに下部取付装置体7 1を介して取付けるにしたものは知られている(例えば登録実用新案第3008 911号公報参照)。
【0003】 又熟練を要した大工および従業員がハンマ−を用いて釘で固定枠を島に打ち付 けることも知られている。
【0004】 又固定枠を島に取り付けるには、若干の傾斜角度を設ける必要があるために傾 斜角度を測定する傾斜器を使用しながら島に対する固定枠の取け付け作業を行っ ていることは知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、従来の図22に示したパチンコ機を嵌め込む固定枠Aを島の上部横 材Bに上部取付装置体70を介して取付けるようにしたものは、取付け作業に際 して島の表側より狭いスペースを有した島の裏側、即ち島を形成する上部横材B の後縁の見えにくい所に上部取付装置体70を手探りに近い状態で取付けるもの であるので上部取付装置体70の上部横材Bへの取付けを簡単に行うことができ ず、上部横材Bより上部取付装置体70が取付け操作時に度々外れて円滑迅速に 行うことができないものであり、固定枠Aの上部取付装置体70に対する取付け 操作が簡便に出来ない等の欠点があった。
【0006】 又従来の図22に示したパチンコ機を嵌め込む固定枠Aを島の下部横材Cに下 部取付装置体71を介して取付けるようにしたものは、固定枠Aを下部横材Cに 確実に取付けるために下部取付装置体71の取付け位置と下部取付装置体71の 取付け方向が正確である必要があるが、下部横材Cのどこを目印として下部取付 装置体71を取付けるかが明確でないので下部横材Cに対する下部取付装置体7 1の取付け位置と下部取付装置体71の取付け方向が定まらず、下部取付装置体 71の取付け位置の選定と取付け方向の調整に手間取り取付けを簡便に行うこと が出来ない等の欠点があった。
【0007】 又図22に示した従来の上部取付装置体70と下部取付装置体71では固定枠 Aの所望の傾斜角度を簡単に得ることが出来ず使用上不便である等の欠点があっ た。
【0008】 又熟練を要した大工および従業員がハンマ−を用いて釘で固定枠を島に打ち付 ける従来の固定枠Aの取り付け技術では、大工および従業員がハンマ−や釘およ び傾斜器を用いて、固定枠Aに傾斜をつけて島に取り付ける必要があるために、 熟練した技術に頼らざるを得ず、又それに伴う手間や時間および経費もかかる等 の欠点があった。
【0009】 この考案は上記の問題点を解決したものであり、パチンコ機を嵌め込む固定枠 を傾斜をつけて島に取け付けるのに要する手間、時間および経費を軽減し、素人 でも簡単にパチンコ機を嵌め込む固定枠を島に取り付けられるこができるパチン コ機に於ける固定枠取付装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【問題点を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案は、パチンコ機が嵌め込まれる固定枠A を島の上部横材Bに取り付ける上部取付装置1と、固定枠Aを島の下部横材Cに 取り付ける下部取付装置2とからなるパチンコ機の取付装置において、上部取付 装置1は、上部挟持部材1Dと下部挟持部材1Eとから構成されており、上部挟 持部材1Dは、上板部15の上面に締め付けネジ13を螺合するネジ付き孔14 を設け、上板部15より下方に折曲した前板部16に中板部18を通す開口部1 9を設けると共に前板部16の両側に形成した支持部11,11にスプリング2 2の弾発力を利用して中板部18を回動するように軸支し、前板部16の下端部 に下板部17を形成し、該下板部17には前板部16より前方に位置して上面に 上横材Bに食い込む数個の上向き突起24を設け、後方に位置して螺子孔25を 設け、前記中板部18の前方には島の上部横材Bに食い込ませる下向き突起23 を設け、又下部挟持部材1Eは、スライド部材28の一端を係止部材29に挿入 すると共にスライド部材28の他端を、溝穴30を設けた保持部材27の前板部 31の両側に形成した支持部33,33の間に回動自在に軸支し、係止部材29 に固定枠Aに弾接係止する係止部41を設けると共に保持部材27を固定枠Aに ネジ9を介して固定する孔40を設け、更に保持部材27に設けた溝穴30を介 してボルト26を螺子孔25に螺合して上部挟持部材1Dと下部挟持部材1Eと を連設し、且又下部取付装置2は、下部支持部材59の側壁48,49が基板4 3の両側に形成したレ−ル52,53に沿って移動可能に取付けられると共に基 板43の裏面には下部横材Cの端部に当接するストッパ−62が設けられ、更に 下部支持部材59に固定部材61の一端を固定し、固定部材61の他端に固定枠 Aをネジ64を介して固定するネジ孔5が穿設されているものである。
【0011】 又上部取付装置1は、下部挟持部材1Eの前板部31と固定枠Aの端部との間 の上調整板挟持間隙3に傾斜角度調整板60を嵌入することにより、固定枠Aの 傾斜角度を調整することができるように形成し、更に下部取付装置2は、下部支 持部材59の前壁46と固定枠Aの端部との間の下調整板挟持間隙4に傾斜角度 調整板60を嵌入することにより、固定枠Aの傾斜角度を調整することができる ように形成したものである。
【0012】
【実施例】
以下図面についてこの考案の実施例を説明すると、図1〜図2に示される如く 、この考案のパチンコ機に於ける固定枠取付装置は、パチンコ機が嵌め込まれる 固定枠Aを島の上部横材Bに取り付ける上部取付装置1と、固定枠Aを島の下部 横材Cに取り付ける下部取付装置2とから成っている。通常、島には15〜20 台のパチンコ機が取り付けられている。
【0013】 上部取付装置1は、上部挟持部材1Dと下部挟持部材1Eとから構成されてい る。
【0014】 上部挟持部材1Dは、上板部15の上面に一本の締め付けネジ13を螺合する ネジ付き孔14を設けると共に、上板部15の後端を屈曲して垂下した前板部1 6を形成し、前板部16の下端部に下板部17を設け、前板部16に中板部18 を通す開口部19を設け、前板部16の両側にピン孔12を穿設した支持部11 ,11を形成している。又下板部17に上部横材Bに食い込む数個の上向き突起 24を設けている。又更に下板部17にはボルト26が挿入される孔25が設け られている(図3、図4参照)。
【0015】 上部挟持部材1Dの中板部18には、中板部18の両側に上部挟持部材1Dの 支持部11,11の間に嵌め合わせられる中支持部10,10が形成され、中支 持部10,10には中ピン孔20を穿設している。又中板部18に島の上部横材 Bに食い込む1個の下向き突起23を設けている(図5参照)。
【0016】 上部挟持部材1Dの組み立て状態を説明すると、前板部16の両側に形成した 支持部11,11の間に中板部18の両側の中支持部10,10を嵌め合わせて 、支持部11のピン孔12と中支持部10の中ピン孔20にピン21を挿入し、 中板部18を回動自在にを軸支している。ピン21にはスプリング22を取り付 け、スプリング22の弾発力を利用して中板部18を下板部17の方向に回動す るようにしている(図3、図4、図5参照)。
【0017】 更に上板部15の上面に設けたネジ付き孔14に一本の締め付けネジ13を螺 合することにより、中板部18を回動させかつ押し付けるようにして上突起23 を島の上部横材Bに食い込ませるようにしている(図1、図2、図4参照)。
【0018】 下部挟持部材1Eの一部を形成する保持部材27は、保持部材27の表面に一 端から他端の間に伸びる長い溝穴30を設け、保持用部材27の端部を屈曲して 前板部31を形成し、前板部31の両側にはスライド板材28を回動自在に軸支 するためにピン孔32,32を穿設した支持部33,33が形成されている(図 6、図7、図8、図9、図10参照)。
【0019】 又保持部材27の両側には補強壁8,8を設け、補強壁8,8の先端に前板部 31と同一壁面となる折曲壁面7,7が形成されていて、この折曲壁面7,7は 取付け時に固定枠Aの横揺れを防止したものである(図6、図7、図8、図9、 図10参照)。
【0020】 又スライド板材28は、スライド板材28の一端の両側にピン孔34,34を 穿設した支持部35,35を形成し、支持部35,35の間に保持部材27の両 側に形成した支持部33,33に合わせて、ピン36を支持部35のピン孔34 と支持部33に穿設したピン孔32に挿入して、スライド板材28を保持部材2 7に対し回動可能に軸支されている。スライド板材28の下面の端部に引張りス プリング38の一方を係止する係止片37が設けられている。係止片37はスラ イド板材28の下面に切り起こして形成されている。又スライド板材28にはネ ジ9を挿入する長孔39を設けたものである(図6、図7、図8、図9、図10 、図11、図12参照)。
【0021】 又スライド板材28に保持される係止部材29は、係止部材29の両側に側壁 41,41を形成し、係止部材29の表面にスライド板材28に対応してネジ9 を挿通する孔40を設け、係止部材29の先端部を折曲して係止部58が形成さ れいる(図6、図7、図13、図14参照)。
【0022】 更に係止部材29の下面の先端部に引張りスプリング38の他方を係止する係 止片42が設けられていて、係止部材29を切り起こすようにして形成されてい る(図7、図13、図14参照)。
【0023】 下部挟持部材1Eの組み立て状態を説明すると、スライド板材28が保持部材 27の前端部31の両側に形成した支持部33,33の間にピン36を介して回 動自在に枢支されている。更に、スライド板材28を係止部材29の側壁41, 41間に挿入し、引張りスプリング38をスライド板材28の係止片37と係止 部材29の係止片42との間に係止し、係止部材29の先端部に設けた係合部5 8をパチンコ機が嵌め込まれる固定枠Aの前面に係止した際、引張りスプリング 38の弾発力を利用して保持部材27と係止部58で固定枠Aを挟持して取付け 時に下部挟持部材1Eが固定枠Aより妄りに離れることなく固定枠Aに対する下 部挟持部材1Eの位置決めを容易に正確に行うことができ、更にスライド板材2 8に設けた長孔39と係止部材29に設けた孔40にネジ9を挿通し、且つ該ネ ジ9を固定枠Aに螺着することで固定枠Aに係止部材29をスライド板材28と 共に強固に取付けるものである(図1、図2、図6、図7参照)。
【0024】 又下部取付装置2を形成する下部支持部材59には、表面板44、その前後お よび両側に前壁46、後壁47および側壁48、49が形成されている。又更に 表面板44の前方にネジ孔50を穿設すると共に一端から他端にかけてその間に 伸びる長い溝穴51が開口している(図15、図16参照)。
【0025】 又下部支持部材59を支持する基板43の両側には、下部支持部材59の側壁 48,49を摺動することができるように側壁48,49の長さより短いレ−ル 52,53が形成されてると共に、ネジ孔54を穿設し、該ネジ孔54に挿入す るネジ6を介して下部横材Cに固定される支持板部55,55が形成され、更に レ−ル52,53の間に調整突部56が突設され、調整突部56の上面には調整 ネジ63を螺着するネジ付き孔57が設けられている。又更に基板43の裏面に は下部横材Cの端部に当接するストッパ−62が設けられている(図15、図1 6、図17参照)。
【0026】 下部取付装置2の組み立てられた状態を説明すると、下部支持部材59が基板 43の短いレール52,53の上面に当接するように被さっていると共にネジ付 き孔57に下部支持部材59に設けた溝穴51を介して調整ネジ63が螺合され ている。調整ネジ63を緩めると、下部支持部材59の側壁48,49が基板4 3の両側に形成したレ−ル52,53に沿って案内され移動することができるよ うになっている。下部支持部材59が移動した位置で調整ネジ63を締め付けれ ば、下部支持部材59を所定の位置に固定することができる(図15、図16、 図17参照)。
【0027】 又下部支持部材59には固定枠Aに固定する固定部材61を装着したものであ り、その固定部材61は一端が下部支持部材59の表面板44に設けたネジ孔5 0に螺合したネジ45により装着されているものであり、固定部材61はネジ4 5を緩めればこのネジ45を支軸として横方向に回動するもので下部支持部材5 9の前壁46を固定枠Aに当てる時に邪魔にならないようにしたものであり、又 更に固定枠Aの取り外し作業時に固定部材61は邪魔にならないものである(図 15、図16、図17参照)。
【0028】 又更に固定部材61の他端には、パチンコ機が嵌め込まれる固定枠Aをネジ6 4を介して固定するネジ孔5が穿設されているいるものであり、ネジ孔5は多数 もうけて固定枠Aにネジ64の螺着に伴って出来たネジ64の螺着部がバカ孔と なり締め付けが出来なくなった際は別のネジ孔5を介してネジ64を螺着するよ うにしたものである(図1、図2、図15参照)。
【0029】 又多数の厚さの異なった傾斜角度調整板60,60・・・を具備し、パチンコ 機が嵌め込まれる固定枠Aを任意の所定の傾斜角度に調整したい場合、上調整板 挟持間隙3又は下調整板挟持間隙4に所望厚みの傾斜角度調整板60を挟持して 所定の傾斜角度に正しく選定されるようにしたものであり、上調整板挟持間隙3 は上部取付装置1を形成した下部挟持部材1Eの前板部31と固定枠Aとの間に 形成され、下調整板挟持間隙4は下部取付装置2を形成した下部支持部材59の 前壁46と固定枠Aとの間に形成されるものであり、その操作は次のとおりであ る(図2、図18、図19、図20、図21参照)。
【0030】 固定枠Aを所定の傾斜角度に調整する場合は、ボルト26を緩めることにより 、上部挟持部材1Dの下板部17に対して下部挟持部材1Eの保持部材27を摺 動させるか、又はボルト26を緩めることなくネジ9を緩めると係止部材29は スライド部材28に対して摺動させることが出来る。そこで固定枠Aの上部を前 方に傾斜させれば係止部材29が引張りスプリング38の弾発力に抗してスライ ド部材28に対して摺動することができるので、固定枠Aの端部と下部挟持部材 1Eの前板部31との間に上調整板挟持間隙3が形成される。その上調整板挟持 間隙3に任意の所定の傾斜角度調整板60を嵌入し、固定枠Aを所望の傾斜角度 に調整したならば、ネジ9を締付けて、スライド部材28と係止部材29と固定 枠Aの三者が強固に締付けられ固定枠Aの傾斜角度を固定し、パチンコ機を島に 所望の傾斜角度で取り付けることができる(図2、図7、図20参照)。
【0031】 又下部取付装置2により固定枠Aを下部横材Cに取り付けるには、基板43の ストッパ−62を島の下部横材Cの端部に当接させる。このストッパ−62によ り基板43を下部横材Cに正確に取り付け位置を決めることができる。そこで基 板43に設けた支持部材59,59のネジ孔54,54を介して下部横材Cに螺 入したネジ6,6にて締め付けて、基板43を下部横材Cに固定する。次に、固 定枠Aの傾斜角度を下部取付装置2で調整する場合は、調整ネジ63を緩めて、 下部支持部材59を移動させ、固定枠Aを所望の傾斜角度に傾斜させ、その後調 整ネジ63を締付けて固定枠Aを所望の傾斜角度に固定するものである(図2、 図15参照)。
【0032】 又調整ネジ63を緩めて、下部支持部材59を移動させることなく固定枠Aを 所望の傾斜角度に傾斜させる際は、ネジ64を固定枠Aと固定部材61のネジ孔 5から外し固定枠Aの端部と下部支持部材59の前壁46との間に下調整板挟持 間隙4が形成される。その下調整板挟持間隙4に任意の所定の傾斜角度調整板6 0を嵌入して、固定枠Aを所望の傾斜角度にした後にネジ64をネジ孔5に挿通 すると共に固定枠Aに螺入締付けて、固定枠Aの傾斜角度を調整することができ る(図21参照)。
【0033】
【考案の作用効果】
この考案は上述のような構成であり、パチンコ機が嵌め込まれる固定枠Aを上 部横材Bに取り付けるには、図1〜2に示すように、この考案の上部取付装置1 を用いて取付けるものであり、上部取付装置1は、上部挟持部材1Dと下部挟持 部材1Eとから構成されており、上部挟持部材1Dは、上板部15の上面に締め 付けネジ13を螺合するネジ付き孔14を設け、前板部16に中板部18を通す 開口部19を設けると共に、前板部16の両側に形成した支持部11,11にス プリング22の弾発力を利用して中板部18を回動するように軸支し、前板部1 6の下端部に下板部17を形成し、下板部17に上横材Bに食い込む数個の下突 起24を設け、中板部18に島の上部横材Bに食い込ませる上突起23を設けて おり、又下部挟持部材1Eは、スライド部材28の一端を係止部材29に挿入す ると共にスライド部材28の他端を保持部材27の前板部31の両側に形成した 支持部33,33の間に回動自在に軸支し、係止部材29に固定枠Aに弾接係止 する係止部41を設けると共に保持部材27を固定枠Aにネジ9を介して固定す る孔40を設けているので、上部挟持部材1Dの中板部18と下板部17の後部 を指先で押さえスプリング22に抗して中板部18と下板部17の下向き突起2 3と上向き突起24を設けた部分を広げて島の上部横材Bを挟み込み、上部横材 Bの端部に前板部16が接するようにして、中板部18と下板部17の指先での 押さえ解けば下向き突起23と上向き突起24は上部横材Bに食い込み上部挟持 部材1Dは上部横材Bに仮着される。そこで締め付けネジ13を手で締め付け、 中板部18の下向き突起23を上部横材Bの上面に強く食い込ませ、下板部17 の数個の上向き突起24を上部横材Bの下面に強く食い込ませて、上部挟持部材 1Dが上部横材Bに強固に取り付けると共に下板部17に数個の上向き突起24 を設けたので上部横材Bに対する上部挟持部材1Dの仮着時に上部挟持部材1D が左右に回動して取付け方向が正しい方向に向けられない等の支障を生じないも のである。
【0034】 次に、下部挟持部材1Eの係止部材29の端部を折曲して形成した係止部58 を固定枠Aの前端に当るようにするために係止部材29とスライド部材28とに 引張りスプリング33の弾発力に抗して係止部材29を引張って保持部材27の 前板部31を固定枠Aの端部に当接させるもので固定枠Aに下部挟持部材1Eを 仮着される。
【0035】 この状態にして、上部挟持部材1Dの下板部17に下部挟持部材1Eの保持部 材27とを重合させていると共に下板部17の螺子孔25に保持部材27の溝穴 30を介して螺合しているボルト26を締め付け、更に、下部挟持部材1Eのス ライド部材28の長孔39と係止部材29の孔40に通したネジ9を固定枠Aに 螺着し、下部挟持部材1Eを固定枠Aに固定するもので、固定枠Aに対する下部 挟持部材1Eの仮着はネジ9の固定枠Aへの螺着を確実に行うことが出来るもの で、ネジ9の固定枠Aへの螺着前に下部挟持部材1Eが外れて取付け作業を簡単 に行うことができない等の支障を生じないものである。
【0036】 又下部取付装置2により固定枠Aを下部横材Cに取り付けるには、下部取付装 置2は、下部支持部材59の側壁48,49が基板43の両側に形成したレ−ル 52,53に沿って移動可能に取付けられると共に基板43の裏面には下部横材 Cの端部に当接するストッパ−62が設けられ、又更に下部支持部材59に固定 部材61の一端を固定し、固定部材61の他端に固定枠Aをネジ64を介して固 定するネジ孔5が穿設されている基板43のストッパ−62を島の下部横材Cの 端部に当接させるものである。よって、このストッパ−62により基板43を下 部横材Cに正確に取り付け位置を決めることができ、そこで基板43に設けた支 持部材59,59のネジ孔54,54を介して下部横材Cに螺入したネジ6,6 にて締め付けて、基板43を下部横材Cに固定するもので下部横材Cに対する他 の下部取付装置2の取付け位置が不揃いとなって固定枠Aの取付けに支障を生じ ないものである。
【0037】 又固定枠Aは傾斜角度を調整する必要があるもので固定枠Aの上部の移動に伴 って固定枠Aを所定の傾斜角度に調整する場合は、ボルト26を緩めることによ り、上部挟持部材1Dの下板部17に対して下部挟持部材1Eの保持部材27を 摺動させることができるが、この場合は傾斜器を用いて傾斜角度を調整しなくて はならず面倒である。そこで下部挟持部材1Eの前板部31と固定枠Aの端部と の間の上調整板挟持間隙3に傾斜角度調整板60を嵌入することにより、固定枠 Aの傾斜角度を調整することができるように形成したものでネジ9を緩めると係 止部材29はスライド部材28に対して摺動させることが出来る。そこで固定枠 Aの上部を前方に傾斜させれば係止部材29が引張りスプリング38の弾発力に 抗してスライド部材28に対して摺動することができるので、固定枠Aの端部と 下部挟持部材1Eの前板部31との間の上調整板挟持間隙3が形成される。その 上調整板挟持間隙3に任意の所定の傾斜角度調整板60を嵌入し、固定枠Aを所 望の傾斜角度に調整したならば、ネジ9を締付けて、スライド部材28と係止部 材29と固定枠Aの三者が強固に締付けられ固定枠Aの傾斜角度を固定し、パチ ンコ機を嵌め込む固定枠Aを島に所望の傾斜角度で取り付けることができる。
【0038】 又固定枠Aは傾斜角度を調整するために固定枠Aの下部の移動に伴って固定枠 Aを所定の傾斜角度に調整する場合は、下部取付装置2の調整ネジ63を緩めて 、下部支持部材59を移動させ、固定枠Aを所望の傾斜角度に傾斜させ、その後 調整ネジ63を締付けて固定枠Aを所望の傾斜角度に固定するものであるが、こ の場合は傾斜器を用いて傾斜角度を調整しなくてはならず面倒である。そこで下 部支持部材59の前壁46と固定枠Aの端部との間の下調整板挟持間隙4に傾斜 角度調整板60を嵌入することにより、固定枠Aの傾斜角度を調整することがで きるように形成したのでネジ64を固定枠Aと固定部材61のネジ孔5から外し 、そこで固定枠Aの下部を前方に傾斜させれば固定枠Aの端部と下部支持部材5 9の前壁46との間に下調整板挟持間隙4が形成される。その下調整板挟持間隙 4に所定の傾斜角度調整板60を嵌入して、固定枠Aを所望の傾斜角度にした後 にネジ64をネジ孔5に挿通すると共に固定枠Aに螺入締付けて、固定枠Aの傾 斜角度を固定し、パチンコ機を嵌め込む固定枠Aを島に所望の傾斜角度で取り付 けることができる。
【0039】 以上のようにこの考案によれば、パチンコ機が嵌め込まれる固定枠Aが、島の 上部横材Bに取付けられた一対の上部取付装置1,1と、固定枠Aを島の下部横 材Cに取付けられた一対の下部取付装置2,2によって島に取付けるに際し、一 対の上部取付装置1,1が島の上部横材Bに取付けられた上部取付装置1,1の 夫々が上部横材Bの後縁からの取付け位置及び取付け方向が不揃いであつたり、 又一対の下部取付装置2,2が島の上部横材Cに取付けられた下部取付装置2, 2の夫々が下部横材Bの後縁からの取付け位置及び取付け方向が不揃いであつた りして固定枠Aを上部取付装置1,1及び下部取付装置2,2に迅速且つ確実に 取付けることが出来ない等の支障がなく、又上部取付装置1,1の上部横材Bと 固定枠Aに対する取付け手段並びに下部取付装置2,2の下部横材Cと固定枠A に対する取付け手段が複雑で面倒であるようなことがなく、更にパチンコ機が嵌 め込まれる固定枠Aを簡単に島の上部横材Bおよび島の下部横材Cに取り付ける ことができると共に、その固定枠Aの傾斜角度も任意の所望の傾斜角度調整板6 0,60・・・を用いることにより正確に調整することができ、素人でも容易に 傾斜角度を付けながら固定枠Aを島の上部横材Bおよび島の下部横材Cに確実に 取り付けることができるもので、パチンコ機を入れ替えるのに要する手間、時間 および経費を軽減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部取付装置と下部取付装置により、パチンコ
機が嵌め込まれる固定枠を島に取り付けた状態を示す一
部切欠斜視図である。
【図2】上部取付装置と下部取付装置により、パチンコ
機が嵌め込まれる固定枠を島に取り付けた状態を示す一
部切欠縦断面図である。
【図3】上部挟持部材の斜視図である。
【図4】一部を除いた上部挟持部材の斜視図である。
【図5】中板部の下方から見た状態の斜視図である。
【図6】下部挟持部材の斜視図である。
【図7】下部挟持部材の裏面から見た平面図である。
【図8】保持部材の平面図である。
【図9】図8におけるA−A断面図である。
【図10】保持部材の側面図である。
【図11】スライド部材の裏面図である。
【図12】図11におけるA−A断面図である。
【図13】係止部材の裏面図である。
【図14】図13におけるA−A断面図である。
【図15】下部取付装置の斜視図である。
【図16】下部支持部材の下方から見た状態の斜視図で
ある。
【図17】基板の斜視図である。
【図18】厚い傾斜角度調整板の斜視図である。
【図19】薄い傾斜角度調整板の斜視図である。
【図20】上部取付装置と下部取付装置により、パチン
コ機が嵌め込まれる固定枠を島に取り付けると共に傾斜
角度調整板を用い固定枠をやや下向きに傾斜させた状態
を示す一部切欠縦断面図である。
【図21】上部取付装置と下部取付装置により、パチン
コ機が嵌め込まれる固定枠を島に取り付けると共に傾斜
角度調整板を用い固定枠をやや上向きに傾斜させた状態
を示す一部切欠縦断面図である。
【図22】従来例の説明斜視図である。
【符号の名称】
A 固定枠 B 上部横材 C 下部横材 1 上部取付装置 1D 上部挟持部材 1E 下部挟持部材 2 下部取付装置 3 上調整板挟持間隙 4 下調整板挟持間隙 5 ネジ孔 6 ネジ 7 折曲壁面 8 補強壁 9 ネジ 10 中支持部 11 支持部 12 ピン孔 13 締め付けネジ 14 ネジ付き孔 15 上板部 16 前板部 17 下板部 18 中板部 19 開口部 20 中ピン孔 21 ピン 22 スプリング 23 下向き突起 24 上向き突起 25 螺子孔 26 ボルト 27 保持部材 28 スライド部材 29 係止部材 30 溝穴 31 前板部 32 ピン孔 33 支持部 34 ピン孔 35 支持部 36 ピン 37 係止片 38 引張りスプリング 39 長孔 40 孔 41 側壁 42 係止片 43 基板 44 表面板 45 ネジ 46 前壁 47 後壁 48 側壁 49 側壁 50 ネジ孔 51 溝穴 52 レール 53 レール 54 ネジ孔 55 支持部材 56 調整突部 57 ネジ付き孔 58 係止部 59 下部支持部材 60 傾斜角度調整板 61 固定部材 62 ストッパー 63 調整ネジ 64 ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機が嵌め込まれる固定枠Aを島
    の上部横材Bに取り付ける上部取付装置1と、固定枠A
    を島の下部横材Cに取り付ける下部取付装置2とからな
    るパチンコ機の取付装置において、上部取付装置1は、
    上部挟持部材1Dと下部挟持部材1Eとから構成されて
    おり、上部挟持部材1Dは、上板部15の上面に締め付
    けネジ13を螺合するネジ付き孔14を設け、上板部1
    5より下方に折曲した前板部16に中板部18を通す開
    口部19を設けると共に前板部16の両側に形成した支
    持部11,11にスプリング22の弾発力を利用して中
    板部18を回動するように軸支し、前板部16の下端部
    に下板部17を形成し、該下板部17には前板部16よ
    り前方に位置して上面に上横材Bに食い込む数個の上向
    き突起24を設け、後方に位置して螺子孔25を設け、
    前記中板部18の前方には島の上部横材Bに食い込ませ
    る下向き突起23を設け、又下部挟持部材1Eは、スラ
    イド部材28の一端を係止部材29に挿入すると共にス
    ライド部材28の他端を、溝穴30を設けた保持部材2
    7の前板部31の両側に形成した支持部33,33の間
    に回動自在に軸支し、係止部材29に固定枠Aに弾接係
    止する係止部41を設けると共に保持部材27を固定枠
    Aにネジ9を介して固定する孔40を設け、更に保持部
    材27に設けた溝穴30を介してボルト26を螺子孔2
    5に螺合して上部挟持部材1Dと下部挟持部材1Eとを
    連設し、且又下部取付装置2は、下部支持部材59の側
    壁48,49が基板43の両側に形成したレ−ル52,
    53に沿って移動可能に取付けられると共に基板43の
    裏面には下部横材Cの端部に当接するストッパ−62が
    設けられ、更に下部支持部材59に固定部材61の一端
    を固定し、固定部材61の他端に固定枠Aをネジ64を
    介して固定するネジ孔5が穿設され、又更に上部取付装
    置1は、下部挟持部材1Eの前板部31と固定枠Aの端
    部との間の上調整板挟持間隙3に傾斜角度調整板60を
    嵌入することにより、固定枠Aの傾斜角度を調整するこ
    とができるように形成し、更に下部取付装置2は、下部
    支持部材59の前壁46と固定枠Aの端部との間の下調
    整板挟持間隙4に傾斜角度調整板60を嵌入することに
    より、固定枠Aの傾斜角度を調整することができるよう
    に形成したことを特徴とするパチンコ機に於ける固定枠
    取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240265A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Kijima Mokko:Kk 遊戯台取付具

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