JP3184094B2 - パチンコ台取付装置 - Google Patents

パチンコ台取付装置

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JP3184094B2 JP17335996A JP17335996A JP3184094B2 JP 3184094 B2 JP3184094 B2 JP 3184094B2 JP 17335996 A JP17335996 A JP 17335996A JP 17335996 A JP17335996 A JP 17335996A JP 3184094 B2 JP3184094 B2 JP 3184094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ台を島と呼ばれ
る木製の枠に取り付けるためのパチンコ台取付装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技場のパチンコ台は店内に設置されて
いる枠状の島に取り付けられている。従来はパチンコ台
を島に取り付けるには、パチンコ台を島の内側にセット
し、パチンコ台から島に釘を打ち込んで島に固定してい
た。パチンコ台は出玉調節のために客席側に僅かに前傾
させたり、その逆に後方に傾斜させたりする必要がある
ため、パチンコ台の取付けに当っては傾斜器でパチンコ
台の傾きを計測して釘を打ち付けていた。
【0003】従来の釘による固定方法は、釘を打込むこ
とによりパチンコ台及び島に傷がつき、しかも、何度か
パチンコ台を交換すると、パチンコ台は新しくなるが、
島は同じものが繰返し使用されるため、パチンコ台を交
換する度に島に釘が打ち込まれることになり、島が損傷
し易く、著しい場合は島に亀裂が入ったり、割れたりす
ることもあった。また、釘の打込みは店の従業員や大工
が行っているが、従業員が行うと手間がかかり作業がは
かどらず、大工が行なうと人件費がかかるという課題が
あった。
【0004】このような課題を解決するため、最近は釘
を用いずにパチンコ台を島に固定可能としたパチンコ台
取付装置が開発されている。これは実用新案登録第30
08911号公報に記載されているものであり、図7に
示す枠状のパチンコ台Aの枠上部Bを島Dの上横材Eに
取り付ける上部取付装置Fと、パチンコ台Aの枠下部G
を島Dの下横材Hに取り付ける下部取付装置Jとからな
るものである。
【0005】図7の上部取付装置は図8に詳細に示され
ているように、略コ字形のクランプKを島Dの上横材E
に嵌め込んでから、締付け用ねじLを回して島Dの上横
材Eに固定し、固定部材Mによりパチンコ台Aの枠上部
Bを支持し、固定部材Mに螺合されたねじNを時計方向
に回すと固定部材Mが図8の矢印a方向にスライドし、
固定部材Mの先端部Oがパチンコ台Aの枠上部Bの手前
に圧接してパチンコ台Aを島Dに固定できるようにして
ある。また、調整用ねじPを時計方向に回すと固定部材
Mが図中の矢印a方向にスライドし、反時計方向に回す
と固定部材Mが図中の逆方向(矢印b方向)にスライド
するようにしてあり、このスライドにより、固定部材M
により島Dに係止固定されたパチンコ台Aの枠上部Bが
前後に僅かに移動(微移動)する。このときパチンコ台
Aの枠下部Gを下部取付装置Jにより島Dに固定してお
けば、パチンコ台Aの前傾或はその反対側への傾きを微
調整することができる。
【0006】前記の下部取付装置Jは図9に詳細に示さ
れているように、その支持部Qに釘を打ち込んで島Dの
下横材Hに取り付け、この支持部Qの上部に軸ピンRで
回動可能に取り付けられた係止部材Sの前方部に形成さ
れている鋭利な爪Tを図7に示す様にパチンコ台Aの枠
下部Gに食込ませると、同枠下部Gが島Dに固定される
ようにしてある。この下部取付装置Jは上部取付装置F
によりパチンコ台Aを前後にスライドさせて、パチンコ
台Aを前傾或は後方に傾斜させても、軸ピンRで取り付
けられた係止部材Sがパチンコ台Aに合わせて傾むくた
め、抜けることはない。
【0007】前記のパチンコ台取付装置により島Dに取
り付けたパチンコ台Aを取外すには、上部取付装置Fの
ねじNを緩めてパチンコ台Aの枠上部Bに圧接している
固定部材Mの先端部Oを緩めて、パチンコ台Aを固定部
材Mから抜けるようにし、更に下部取付装置Jの係止部
材Sの後部を押し下げて同係止部材Sの前部の爪Tをパ
チンコ台Aの枠下部Gから抜き、これによりパチンコ台
Aの全ての固定を解除してフリーな状態にし、この状態
でパチンコ台Aを島Dの前方に引いて取外す。この場
合、上部取付装置Fは島Dに取付けられたまま残る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7〜図9のパチンコ
台取付装置は島を痛めることなく繰り返しパチンコ台を
取り付けることができるという利点はあるが、パチンコ
台Aの着脱に少なくとも2か所のねじN、Pを緩めたり
締付けたりする必要があるため操作が面倒である。この
ため新規出店、改装オープン等で何百台ものパチンコ台
を一斉に取り付けたり、付け替えたりす場合は非常に多
くの手間と時間がかかるという難点があった。また、構
造が複雑であるという難点もあった。
【0009】本発明の目的はパチンコ台を島に簡易に着
脱することができ、しかもパチンコ台の前傾と後方への
傾斜の調整も容易に行うことができるパチンコ台取付装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載のパチンコ台取付装置は、パチンコ台1を取付ける島
2の上横材3に着脱可能な島取付部4と、島取付部4に
取付けられた案内具5と、案内具5にパチンコ台1の前
後方向にスライド可能で且つ所望のスライド位置に固定
可能なるように取付けられた可動子6と、可動子6に設
けられた案内体54に可動子6のスライド方向にスライ
ド可能且つ上下方向に回動可能に連結された支持具8
と、パチンコ台1の枠上部7を支持中の支持具8を保持
可能な保持具9とを備え、保持具9は固定部10と上下
方向に回動可能な可動部11とを備え、固定部10に係
止受部12が設けられ、可動子6の前面は可動子6を前
方へ移動させるとパチンコ台1の枠上部7に当接可能な
当接面82とされ、この可動子6にはネジ穴86が開設
され、そのネジ穴86に押出しネジ83が螺合され、支
持具8の先端にパチンコ台1の枠上部7を抱え込んで支
持する先端面受部50が形成され、前記押出しネジ83
は前方に移動させると可動子6の前記当接面82よりも
前方に突出して前記枠上部7を前方に押し出してパチン
コ台1の前傾角度を調節可能であり、保持具9には上方
へ回動させると枠上部7を下方から支持している支持具
8を下方から保持可能な保持部13と、前記係止受部1
2に係止可能な係止部14と、下方へ回動した支持具8
を下から受け止めて保持する受部81とが形成され、係
止部14は可動部11を上方へ回動させて係止受部12
に押し付けると係止受部12に係止し、可動部11を逆
方向へ回動させると係止受部12から外れて係止が解除
されるワンタッチ操作式であることを特徴とするもので
ある。
【0011】本発明のうち請求項2記載のパチンコ台取
付装置は、案内体54に島取付部4よりも前方に突出さ
せた支持具8を可動子6側に引き戻して、同支持具8の
先端面受部50をパチンコ台1の枠上部7に押し付ける
バネ80を設けたものである。
【0012】本発明のうち請求項3記載のパチンコ台取
付装置は、請求項1又は請求項2記載のパチンコ台取付
装置と、下部取付装置20とからなり、下部取付装置2
0は島2の下横材21に取付ける下方取付け部22と、
下方取付け部22に上下方向に回動可能に取付けられ且
つ下方への回動時にパチンコ台1の枠下部23に圧接し
て同枠下部23を固定する圧接部24と、同圧接部24
を上下方向に回動操作する操作ハンドル25を備え、
記下方取付け部22は島2の下横材21に取付ける固定
台70と、その上にパチンコ台1の前後方向にスライド
可能に取付けたスライド台71とを備え、このスライド
台71に前記圧接部24と操作ハンドル25が設けら
れ、スライド台71にそのスライド方向に貫通して、パ
チンコ台1の枠下部23に当接する当接面84から前方
に突出して前記枠下部23を押出してパチンコ台1の前
傾角度を調節可能な押出ネジ85を設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のパチンコ台取付装置の実
施の形態を図1〜5に基づいて詳細に説明する。このパ
チンコ台取付装置は図1、2に明示するように、パチン
コ台1を取付ける島2の上横材3に着脱される島取付部
4と、島取付部4に取付けられた案内具5と、案内具5
にパチンコ台1の前後方向(図1の矢印a−b方向)に
スライド可能であり且つ所望のスライド位置に固定でき
るように取付けられた可動子6(図2、3)と、可動子
6に取付けられた案内体(ガイドレール)54と、ガイ
ドレール54に可動子6のスライド方向(図1の矢印a
−b方向)にスライド可能であり且つ上下方向(図2、
3の矢印c−d方向)に回動可能に連結された、島取付
部4よりも前方に突出してパチンコ台1の枠上部7(図
1)を支持可能である支持具8と、上方へ回動してパチ
ンコ台1の枠上部7を支持している支持具8をその支持
状態に保持する保持具9を備えているものである。
【0018】島2は従来からの島と同じものであり、パ
チンコ台1を嵌め込んでセット可能な方形状の枠を横に
多数個並べて形成してある。
【0019】前記の島取付部4は図1〜図3に明示する
下方挟着板31と上方挟着板32とから構成され、上方
挟着板32は略Z字状に折曲げて下方挟着板31との間
に空間部33が形成されるようにしてある。両挟着板3
1、32の幅方向両側にはボルト34を貫通可能な差込
み穴35(図3(a))が形成されており、上方挟着板
32と下方挟着板31は案内具5に取り付けたボルト3
4とナット36とにより同案内具5に取り付けることが
でき、ナット36の締め付けにより上下両挟着板31、
32の間に島2の上横材3を挟着固定できるようにして
ある。上方挟着板32と下方挟着板31とで挟着できる
上横材3の厚みには制限があり、薄い上横材3を挟着す
る場合は、図1に示すように上方挟着板32に螺子37
を取り付けて、同螺子37で島2の上横材3を締め付け
て固定するようにしてある。
【0020】前記の案内具5は略直方体状のブロックで
あり、図3のように幅方向中央の下面に、内側が広く外
側が狭い逆台形状のスライド溝38が形成され、また幅
方向両端にボルト34を通すための貫通穴39、40
(図4)が形成されている。この二つの貫通穴39、4
0のうち一方の貫通穴39は丸穴であり、他方の貫通穴
40は横長四角形の穴であり、この貫通穴40内には図
3、4に示す様に横長角棒状の挟着用ブロック41がセ
ットされている。
【0021】前記の挟着用ブロック41にはボルト34
を通すためのボルト用穴42a(図4)が開口され、同
ブロック41の先端面42(図3)には小さな山形の突
条が複数本形成されている。このボルト用穴42aに図
3の様にボルト34を通し、同ボルト34を図3のナッ
ト36で締めつけると挟着用ブロック41の先端面42
がスライド溝38内に押し出されて可動子6の側面に圧
接し、可動子6がスライド溝38の斜面44(図3、
4)との間に挟着固定されてスライドできなくなるよう
にしてある。なお、斜面44にも小さな山形の突条が複
数本形成されている。
【0022】前記の可動子6は図2、3に示す様に略直
方体状のブロックであり、その幅方向中央の上面に下側
が狭く上側が広い逆台形状のスライド突起45が形成さ
れ、その側面には目盛45aが刻まれている。このスラ
イド突起45を案内具5の下面のスライド溝38に嵌め
込んで、案内具5と可動子6とをスライド自在に連結し
てある。
【0023】前記スライド溝38の上面には図3、4に
示す様に小突子46が下方に向けて突出されており、そ
の小突子46は図3(b)に示す様に可動子6のスライ
ド突起45の上面に形成されている細長の規制溝47内
に差込まれて、可動子6が案内具5のスライド溝38に
沿ってスライドしても、可動子6の規制溝47の長手方
向両端が小突子46に突き当たってそれ以上スライドで
きず、可動子6が案内具5から外れないようにしてあ
る。図4ではスライド溝38の上面にネジ48をネジ込
み、その先端を内側まで突出させて小突子46としてあ
る。
【0024】また図2、3に示すように、可動子6のパ
チンコ台1の枠上部7が当接される当接面82及びその
対向面( 図に現れていない)に一続きのネジ穴86が開
設されており、同ネジ穴86に可動子6よりも長い押出
ネジ83が螺合されている。この押出ネジ83は、当接
面82側の先端部分87を平面に、反対側の後端部分8
9を押し潰してつまみのようにしてあり、つまみ部分を
回して先端部分87を当接面82と面一にすれば、この
当接面82にパチンコ台1の枠上部7をあてることがで
き、押出ネジ83の先端部分87を当接面82から所望
長突出させれば、この突出した押出ネジ83の先端部分
87にパチンコ台1の枠上部7をあてて配置することが
できる。なお、押出ネジ83は半回転する毎にその軸線
方向に5厘、一回転する毎に一分(約3ミリ)移動する
ようにしてあり、移動量の調整を分かりやすくしてあ
る。
【0025】前記の支持具8は図3、5に示す様に細長
板状に形成されて、図1の様にパチンコ台1の枠上部7
を下方から支持できるようにし、また、その先端を図3
のように上方に折り曲げ、更にその先を内側に折り曲げ
て、図1の様にパチンコ台1の枠上部7の先端面49
(図1)から上面にかけてを抱え込んで支持する先端面
受部50を形成してある。また、支持具8は図5に明示
するようにその後端部を上方に折り返して連結小片51
を設けてあり、同小片51は下部分の横縁をカットして
幅細にし、全体として略T字型にしてある。この連結小
片51には小穴52を形成してあり、この小穴52にス
プリング(バネ)80を取り付けできるようにしてあ
る。また、支持具8の長手方向中央側の下面には図2に
示す様に波形の突条53を形成してある。
【0026】支持具8は図3に示す保持具9と一体化さ
れたガイドレール54の内側に図2に示す様に配置さ
れ、この場合、支持具8の後端の連結小片51がガイド
レール54に形成された細長穴95に嵌め込まれて同ガ
イドレール54とスライド可能且つ回動可能に連結され
ている。詳しく説明すると、図5に明示される連結小片
51の幅広の上部がこれより幅細の細長穴95内にその
下方から差し込まれて上方に突出されており、このた
め、支持具8はガイドレール54から外れることなく図
2の矢印a−b方向にスライド可能となり、また図2の
矢印c−d方向に回動可能となっている。細長穴95の
後端にはそれよりも幅広の連結小片51を差し込むため
の差し込み部96が形成されている。
【0027】支持具8を取り付けているガイドレール5
4はその後端が上方に折り返されて折返小片97が設け
られており、同小片97に小穴94が開口されている。
この折返小片97の小穴94と細長穴95に差し込まれ
た支持具8の連結小片51の小穴52にはスプリング8
0を取り付けて両者を連結し、支持具8は図2の矢印a
方向に引き出されてもスプリング80によりその逆方
向、即ち矢印b方向に引き戻されるようにしてある。
【0028】前記の保持具9は図2、3に明示するよう
に固定部10とそれに連結ピン59により図2の矢印e
−f方向に回動可能に連結された可動部11とからな
り、固定部10は2枚の側壁60を設けて断面形状を下
向きコ字形に形成して、その内側に支持具8を配置でき
るようにすると共に支持具8の横振れを規制できるよう
にしてある。また、固定部10には丸棒状の係止受部1
2が形成されている。この固定部10は図2に示す様に
前記した可動子6の裏面にねじ止め或は溶接等により固
定されている。
【0029】前記可動部11は細長板状であり、上方
(図2の矢印e方向)への回動時に支持具8を下方から
保持する保持部13と、上方への回動時に固定部10の
係止受部12に係止可能な係止部14と、下方への回動
時に支持具8を下支えして同支持具8の垂れ下がりを防
止可能な受部81とが形成されている。係止部14は可
動部11の先端部を上方に折返し更に下方に折曲げて形
成してあり、しかも金属製とすることにより金具素材の
特性による適度なバネ性を持たせてある。これにより、
可動部11を上方へ回動して係止部14を前記係止受部
12に押し付けると同係止受部12に係止し、逆方向に
押し下げると係止受部12から外れて係止が解除される
ワンタッチ操作式にしてある。受部81は係止部14の
先端から保持部13に対して所定の角度を設けて突出さ
れており、その先端部分はさらに上向きに折り返されて
係止爪81aとなっている。この受部81の係止爪81
aは、自身が垂れ下げられた状態にあるとき、前記支持
具8の真下に位置されるようにしてあり、可動部11に
よる保持が解除されて下方へと垂れ下がる支持具8の横
縁を係止して、支持具8の不要な垂れ下がりを防止でき
るようにしてある。言い替えれば、支持具8がパチンコ
台1の取り付けに適した位置に保持されるようにしてあ
る。
【0030】また、前記可動部11には2枚の係止片6
1を設けて、可動部11を上方に回動させてその係止部
14を固定部10の係止受部12に係止すると、同係止
片61が支持具8の波形の突条53に係止して支持具8
を固定し、支持具8がその長手方向に移動できないよう
にしてある。
【0031】この他、前記パチンコ台取付装置は図1、
2に示すように、パチンコ台1の斜角調整用に重り99
の付いた紐98を吊り下げることができるようにしてあ
り、このためのフック106を備えている。紐98は途
中途中にリング107を取り付けてあり、この中の所望
のリング107をフック106にかけることにより紐9
8の長さを調整することができる。
【0032】
【使用例】本発明のパチンコ台取付装置は図6に示す下
部取付装置20とセットで使用されるものである。この
下部取付装置20は図1、6に示すように、島2の下横
材21に取付ける固定台70の上にスライド台71をパ
チンコ台1の前後方向にスライド可能に取付けた下方取
付け部22と、スライド台71の上に上下方向(図6の
矢印e−f方向)に回動可能に取付けられ且つ下方への
回動時にパチンコ台1の枠下部23に圧接して同枠下部
23を固定する圧接部24と、図6の矢印a−b方向に
回動可能に取付けられて、同圧接部24を回動操作する
操作ハンドル25を設けたものである。前記の固定台7
0には嵌合溝72が形成されており、それにスライド台
71の嵌合突子73をスライド可能に嵌合してある。ま
た、嵌合突子73の側面には目盛74を付けて、嵌合突
子73のスライド時にその目盛74の位置からパチンコ
台の傾斜角度を確認できるようにしてある。また、スラ
イド台71は螺子75を締付けたり緩めたりすることに
より、固定台70に固定したり、スライドできるように
緩めたりすることができる。
【0033】また、前記スライド台71のパチンコ台1
の枠下部23が当接される当接面84及びその対向面(
図に現れていない)には一続きのネジ穴88を開設して
あり、同ネジ穴88にスライド台71よりも長い押出ネ
ジ85を螺合してある。この押出ネジ85は、当接面8
4側の先端部分100を平面に、反対側の後端部分10
1を押し潰してつまみのようにしてあり、つまみ部分を
回して先端部分100を当接面84と面一にすれば、同
当接面84に接触させてパチンコ台1の枠下部23を配
置することができ、押出ネジ85の先端部分100を当
接面84から所望長突出させれば、この突出した押出ネ
ジ85の先端部分100にパチンコ台1の枠下部23を
配置することができる。なお、押出ネジ85は半回転す
る毎にその軸線方向に5厘、一回転する毎に一分移動す
るようにしてある。
【0034】前記スライド台71の上面には図6に示す
ように5厘間隔で目盛り105を刻んであり(大きな目
盛りは1分毎にふってある)、この目盛り105の上に
本発明のパチンコ台取付装置からの重り99が吊り下げ
られるようにしてある。この重り99の尖った先端位置
を目盛り105上で読みとることにより、パチンコ台取
付装置のスライド調整、下部取付装置20のスライド調
整、強いてはパチンコ台1の斜角調整を行えるようにし
てある。
【0035】本発明のパチンコ台取付装置と図6の下部
取付装置20とを使用してパチンコ台1を島2に取付け
るには例えば次のようにする。 (1)図1に示す様に下部取付装置20の下方取付け部
22を島2の下横材21に釘で打ち付ける。この場合、
下部取付装置20の操作ハンドル25を図1の矢印b方
向に倒して圧接部24を引き上げておく。 (2)本発明のパチンコ台取付装置の島取付部4によ
り、島2の上横材3を挟み、ナット36を軽く締めて島
取付部4を上横材3に仮止めする。このときナット36
を強く締め付けると可動子6が案内具5に固定されて、
可動子6がスライドできなくなるため、ここでは仮止め
で止めておく。支持具8は保持具9の受部81に係止さ
れて図1に仮想線で示される状態に保持されており、い
つでもパチンコ台1の枠上部7への取り付けができる状
態にある。 (3)図1に示す様に枠状の島2の前方から島2の内側
にパチンコ台1を嵌め込む。この場合パチンコ台1は、
その枠上部7を本発明のパチンコ台取付装置の可動子6
の当接面82或いは同当接面82から突出した押出ネジ
83の先端面にきちんと押し付け、また枠下部23を下
部取付装置20のスライド台71の当接面84或いは同
当接面84から突出した押出ネジ85の先端面にきちん
と押し付けるようにする。 (4)下部取付装置20の操作ハンドル25を図1の矢
印a方向に回動して、圧接部24をパチンコ台1の枠下
部23に押し付ける。これにより、枠下部23は圧接部
24と島2の枠下部23との間に挟着されて固定され
る。操作ハンドル25を図1の矢印a方向に回動して
も、圧接部24がパチンコ台1の枠下部23に強く押し
付けられない時は、圧接部24の調節ナット65を緩め
て圧接部24の高さを調整し、圧接部24がパチンコ台
1の枠下部23に強く押し付けられるようにする。
【0036】(5)パチンコ台1の枠上部7の下に支持
具8を差し込み、支持具8の先端面受部50により枠上
部7の先端面49を支持する。このときパチンコ台1の
枠上部7を可動子6側に引き寄せ(スプリング80で自
動的に引き寄せられる)、同枠上部7を支持具8の先端
面受部50と可動子6の当接面82(或いは押出ネジ8
3の先端面)とで挟着する。この状態で支持具8を保持
具9の固定部10の内側にセットすると共に保持具9の
可動部11を上方に押し上げて、可動部11の係止部1
4を固定部10の係止受部12に強く押し付けて係止す
る。 (6)可動子6のスライド突起45の目盛45aを見な
がら、図1の矢印a又はb方向に所望の目盛分だけスラ
イドさせてパチンコ台1を所定角度に前傾または後方傾
斜させる。所定の傾斜角度になったら可動子6を位置決
めする。この場合、ボルト34に螺合されているナット
36を強く締め付けて可動子6を案内具5に固定し、可
動子6がスライドできないようにする。これによりパチ
ンコ台1が島2に所定の前傾角度或は後方傾角度で確実
に固定される。必要があれば、この後、支持具8を解除
し、可動子6の押出ネジ83を操作してその突出量を変
化して、再度支持具8を固定することにより、パチンコ
台1の傾斜を再調整することもできる。このパチンコ台
1の角度調整は、図1、6に示す鉛直な紐98と重り9
9の目盛り105上の位置を読みとりながらこれを参考
にして行うと良い。
【0037】(7)パチンコ台1を島2に所定の前傾角
度或は後傾角度で確実に固定するためには、前記のよう
に可動子6のスライド突起45をスライドさせるのでは
なく、スライド突起45は固定したままにしておき、下
部取付装置20における下方取付け部22のスライド台
71をパチンコ台1の前後方向にスライドさせることに
より行うこともできる。この場合は操作ハンドル25に
より圧接部24を上方に跳ね上げて、パチンコ台1の枠
下部23をフリーにし、その状態でスライド台71を固
定台70の嵌合溝72に沿って前後にスライドさせ、パ
チンコ台1が所定の傾斜になった位置で、螺子75を締
付けてスライド台71を固定台70に固定し、その後
に、操作ハンドル25より圧接部24を下方に下げて、
圧接部24によりパチンコ台1を押し付けて島に固定す
る。下部取付装置20による傾き調整は、スライド台7
1に設けた押出ネジ85を突き出したり引っ込めたりす
ることによっても行うことができる。
【0038】図1の様に島2に取付けられているパチン
コ台1を島2から取外して、新しいパチンコ台1と入れ
替える場合は次の様にする。 (a)図1の可動部11の係止部14を押し下げて、係
止部14を固定部10の係止受部12から外すと、可動
部11は図3の様に下方に垂れ下がる。 (b)前記の垂れ下がりにより、保持具9による支持具
8の保持が解除され、支持具8が図1に仮想線で示すよ
うに自重で矢印X方向に回動して垂れ下がって保持具9
の受部に支持された状態となり(次の取り付けができる
状態に保持される)、支持具8の先端面受部50と可動
子6とによるパチンコ台1の枠上部7の挟着が解除され
る。またパチンコ台1側に突き出されていた支持具8は
スプリング80で引き戻される。 (c)下部取付装置20の操作ハンドル25を図1の矢
印b方向に回動して、圧接部24をパチンコ台1の枠下
部23から外す。これにより、枠下部23の固定が解除
される。 (d)前記(c)によりパチンコ台1は完全にフリーの
状態になる。その状態でパチンコ台1を前方に引出すと
島2から取外すことができる。
【0039】以上説明したパチンコ台の着脱方法は一つ
の例であり、前記方法に限られない。本発明のパチンコ
台取付装置では、パチンコ台1の角度調整を、可動子6
のスライドによる調整、その押出ネジ83による調整、
下部取付装置20のスライド台71のスライドによる調
整、その押出ネジ85による調整、のいずれでも行うこ
とができ、取り付け作業に関してはかなりの自由度を有
する。
【0040】
【発明の効果】本発明のパチンコ台取付装置には次のよ
うな効果がある。 1.パチンコ台1や島2に釘を打ち付けずにパチンコ台
1を島2に取り付けることができるので、パチンコ台1
や島2が殆ど損傷しない。 2.大工に依頼しなくとも、素人でもパチンコ台1の交
換が容易にできる。また、交換に要する手間も少なくな
り、交換に要するコストも低減できる。 3.パチンコ台1の取り外しは、係止受部12に係止し
ている係止保持具9の係止部14の係止を解除するだけ
で行うことができるので非常に簡易になる。 4.パチンコ台を前傾或は後傾調整する場合でも、ボル
ト34のナット36を緩めて可動子6を前後方向にスラ
イドさせ、所定のスライド位置でナット36を再度締め
付けるだけで行うことができるので、角度調整を容易に
且つ正確に行うことができる。同様の調整は可動子6の
押出ネジ83により行うこともでき、この場合は、押出
ネジ83の回しと、支持具8の再セットだけで簡単に行
える。 5.保持具9を外しても支持具8は真下に垂れ下がら
ず、パチンコ台1の取り付け取り外しを邪魔しない適切
な位置に傾いて待機されるため、次のパチンコ台1の取
り付け作業を手早く行うことができる。 6.バネ80が支持具8を可動子6側に引き戻すように
なっているため、支持具8を島2側に引き出してパチン
コ台1の枠上部7に掛けるだけで、同支持具8による枠
上部7の挟着が完了され、後は保持具9の可動部11を
押し上げるだけで取り付けを完了することができる。 7.パチンコ台の前傾或は後傾調整は、下部取付装置2
0のスライド台71を固定台70の嵌合溝72に沿って
前後にスライドさせること、押出ネジ85の突出量を可
変すること、によっても行うこともできるので、角度調
整がし易くなる。 8.パチンコ台の前傾或は後傾調整は、パチンコ台取付
装置による調整と下部取付装置20による調整との双方
の調整により行うこともできるので、大幅な調整が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ台取付装置の実施形態を示し
た縦断面図。
【図2】本発明のパチンコ台取付装置の斜視図。
【図3】(a)は本発明のパチンコ台取付装置の分解説
明図、(b)は本発明のパチンコ台取付装置における可
動子の斜視図。
【図4】(a)は本発明のパチンコ台取付装置の案内具
の縦断面図、(b)は(a)の案内具の底面図。
【図5】(a)は本発明のパチンコ台取付装置における
案内体と支持具との連結構造を示した分解斜視図、
(b)は支持具の垂れ下がり防止を示す説明図。
【図6】本発明のパチンコ台取付装置と共に使用される
下部取付装置の斜視図。
【図7】従来のパチンコ台取付装置によりパチンコ台を
島に取付けた状態の説明図。
【図8】従来のパチンコ台取付装置の側面図。
【図9】従来の下部取付装置の斜視図。
【符号の説明】
1 パチンコ台 2 島 3 上横材 4 島取付部 5 案内具 6 可動子 7 枠上部 8 支持具 9 保持具 10 固定部 11 可動部 12 係止受部 13 保持部 14 係止部 20 下部取付装置 21 下横材 22 下方取付け部 23 枠下部 24 圧接部 25 操作ハンドル 70 固定台 71 スライド台 80 バネ 81 受部 82 当接面 83 押出ネジ 84 当接面 85 押出ネジ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−42253(JP,A) 実開 平3−122886(JP,U) 実開 平3−73187(JP,U) 実開 昭63−20888(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ台(1)を取付ける島(2)の上
    横材(3)着脱可能な島取付部(4)と、島取付部
    (4)に取付けられた案内具(5)と、案内具(5)に
    パチンコ台(1)の前後方向にスライド可能で且つ所望
    のスライド位置に固定可能なるように取付けられた可動
    子(6)と、可動子(6)に設けられた案内体(54)
    に可動子(6)のスライド方向にスライド可能且つ上
    下方向に回動可能に連結された支持具(8)と、パチン
    コ台(1)の枠上部(7)を支持中の支持具(8)を保
    持可能な保持具(9)とを備え、保持具(9)は固定部
    (10)と上下方向に回動可能な可動部(11)とを備
    え、固定部(10)に係止受部(12)が設けられ、
    動子(6)の前面は可動子(6)を前方へ移動させると
    パチンコ台(1)の枠上部(7)に当接可能な当接面
    (82)とされ、この可動子(6)にはネジ穴(86)
    が開設され、そのネジ穴(86)に押出しネジ(83)
    が螺合され、支持具(8)の先端にパチンコ台(1)の
    枠上部(7)を抱え込んで支持する先端面受部(50)
    が形成され、前記押出しネジ(83)は前方に移動させ
    ると可動子(6)の前記当接面(82)よりも前方に突
    出して前記枠上部(7)を前方に押し出してパチンコ台
    (1)の前傾角度を調節可能であり、保持具(9)には
    上方へ回動させると枠上部(7)を下方から支持してい
    る支持具(8)を下方から保持可能な保持部(13)
    と、前記係止受部(12)に係止可能な係止部(14)
    と、下方へ回動した支持具(8)を下から受け止めて保
    持する受部(81)とが形成され、係止部(14)は可
    動部(11)を上方へ回動させて係止受部(12)に押
    し付けると係止受部(12)に係止し、可動部(11)
    を逆方向へ回動させると係止受部(12)から外れて係
    止が解除されるワンタッチ操作式であることを特徴とす
    るパチンコ台取付装置。
  2. 【請求項2】案内体(54)に島取付部(4)よりも前
    方に突出させた支持具(8)を可動子(6)側に引き戻
    して、同支持具(8)の先端面受部(50)をパチンコ
    台( 1)の枠上部(7)に押し付けるバネ(80)を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ台取付装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載のパチンコ台取
    付装置と、下部取付装置(20)とからなり、下部取付
    装置(20)は島(2)の下横材(21)に取付ける下
    方取付け部(22)と、下方取付け部(22)に上下方
    向に回動可能に取付けられ且つ下方への回動時にパチン
    コ台(1)の枠下部(23)に圧接して同枠下部(2
    3)を固定する圧接部(24)と、同圧接部(24)を
    上下方向に回動操作する操作ハンドル(25)を備え、
    前記下方取付け部(22)は島(2)の下横材(21)
    に取付ける固定台(70)と、その上にパチンコ台
    (1)の前後方向にスライド可能に取付けたスライド台
    (71)とを備え、このスライド台(71)に前記圧接
    部(24)と操作ハンドル(25)が設けられ、スライ
    ド台(71)にそのスライド方向に貫通して、パチンコ
    台(1)の枠下部(23)に当接する当接面(84)か
    ら前方に突出して前記枠下部(23)を押出してパチン
    コ台(1)の前傾角度を調節可能な押出ネジ(85)を
    設けたことを特徴とするパチンコ台取付装置。
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