JP2606321Y2 - パラボラアンテナの取り付け金具 - Google Patents

パラボラアンテナの取り付け金具

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JP2606321Y2
JP2606321Y2 JP1993033255U JP3325593U JP2606321Y2 JP 2606321 Y2 JP2606321 Y2 JP 2606321Y2 JP 1993033255 U JP1993033255 U JP 1993033255U JP 3325593 U JP3325593 U JP 3325593U JP 2606321 Y2 JP2606321 Y2 JP 2606321Y2
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movable plate
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渉 児玉
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Maspro Denkoh Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パラボラ反射鏡の裏面
に固着される基枠と、その基枠に対して仰角調整自在に
取り付けられる断面M状の可動板と、連結ボルトにより
前記可動板に対して接離動作可能に組み付けられる押え
板とを備え、前記パラボラ反射鏡を可動板と押え板とで
支柱に挟持固定するパラボラアンテナの取り付け金具に
関する。
【0002】
【従来の技術】パラボラアンテナを支柱に取り付けるに
は、従来よりパラボラ反射鏡の裏面に付設された取り付
け金具が利用され、その取り付け金具は仰角調整機構を
有し、例えばV状開口面を対向させた一対の挟持板で支
柱を挟持したり、両端がねじ部となったU状ボルトで定
着するなど、支柱の適宜部位を掴持させる方式が採用さ
れている。パラボラアンテナは指向性が強いので、僅か
なずれでも感度に大きく影響する。又反射鏡は大きく重
量があり、而も高所に設置されるものであるから、一人
で取り付けるとなると、片手で重い反射鏡を正確な方向
に向けた状態で支えたままもう一方の手で定着させるの
は至難の業で、取り付け不良も多い。そこで、反射鏡を
支柱へずり落ちない程度に仮締めしておき、その仮締め
状態で反射鏡を回転させて方位角の調整を行なった後に
本締めしているが、前記方位角の調整では、反射鏡を無
理に回転させるため、支柱に傷が付いて防錆処理が損な
われてしまうばかりか、取り付け部にねじれ応力が作用
し、その支柱取り付け部の残留歪によって、アンテナの
設置完了後に狂いを生ずる虞れがある。
【0003】また、従来において、例えば実開平3−9
8510号公報に記載の如く、取り付け金具の上面に回
動式のストッパープレートを設け、パラボラアンテナを
支柱の先端に取り付ける場合、前記ストッパープレート
を支柱の上方に張り出させることでパラボラ反射鏡の落
下を阻止し、仮締めせずに方位角の調整を可能としたも
のが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】回動式のストッパープ
レートは片持ち構造のため安定性に乏しく、パラボラ反
射鏡の重みで前のめりの姿勢で支持される傾向が強い
し、既存の金具をそのまま利用できず、大幅な設計変更
を余儀なくされる。又、取り付け作業する場合、作業者
はパラボラ反射鏡の裏側を見上げる位置に立ち、角度調
整やボルトの締め付け操作をするのが一般的であるた
め、ストッパープレートの状況を確認できず、方位を調
整するための回動操作したときストッパープレートが共
回りしてずれ、支持が不安定になる虞れがある。更に、
支柱の中間部分に取り付ける場合は、支柱の先端位置で
取り付け角度を調整後、ストッパープレートを解除して
下方へずらし、所望位置にて本締めする手法も採られる
が、前記のようにストッパープレートの状況を確認しず
らく手も届きにくいので、作業性は極めて悪い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、信頼性が高
く、取り付け作業性にも優れた取り付け金具の提供にあ
り、その構成は、係止バーの両端に支持腕が垂下形成さ
れ、それら支持腕の各下端にボルト遊挿部を有した門型
ハンガーを、ボルト遊挿部に連結ボルトが貫通された状
態でその連結ボルトに沿って可動板と押え板との間を移
動可能に組み付けたことにある。
【0006】
【作用】ボルトを緩めて可動板と押え板との間に支柱が
挿通可能なスペースを確保し、ハンガーをそのスペース
のほぼ中央に位置させて支柱を下から挿通すれば、ハン
ガーの係止バーが支柱の上端に引っ掛かり、パラボラ反
射鏡から手を離してもハンガーで回転可能に支持される
から、仮締めしなくてもパラボラ反射鏡を所定の方向に
向けて固定できる。又支柱の中途位置に取り付ける場合
には、支柱の先端で角度調整し、ハンガーをずらせて所
望部位まで下げた後、本締めしたり、最初からハンガー
を邪魔にならないように支柱が挿通可能なスペースから
退避させておいて、従来通りの取り付けも可能である。
【0007】
【実施例】本考案に係るパラボラアンテナの取り付け金
具を図面に基いて説明する。1はパラボラ反射鏡で、こ
のパラボラ反射鏡1の反射面、即ち表面側には、アーム
2を介して一次放射器3がオフセットされる。パラボラ
反射鏡1の裏面には、取り付け金具が設けられており、
この取り付け金具は、断面コ字状で両側板4a.4aが
台形をした基枠4が、その基枠4の底板4bの四隅に設
けられた舌状片5.5・・及びその舌状片5.5・・と
底板4bに穿設されたボルト挿通孔を介し、反射鏡1の
裏面に形成されたボス部6.6・・及びそのボス部6.
6・・に設けられたネジ穴に対して、開口側を後方に向
けてボルト7.7・・で固定されており、その基枠4に
は、M状に折り曲げ形成された可動板8が、開口側を前
記基枠4の開口側と対向するように組み付けられる。可
動板8における両側板部8a.8aの上下部位には、夫
々ボルト挿通孔9.9・・が穿設されていると共に、基
枠4における両側板4a.4aの上下部には、前記ボル
ト挿通孔9.9・・に対応した位置にボルト挿通孔1
0.10.11.11・・が穿設せられ、下部に穿設さ
れたボルト挿通孔11は上部に穿設されたボルト挿通孔
10を中心とした円弧状になっている。そして可動板8
は、基枠1に対して各ボルト挿通孔を合致させ、ボルト
とナットとで固定でき、その可動板8は、ボルトとナッ
トとの締め付けを緩めることにより、基枠1に対して上
部を固定しているボルトを支点に、相対的に回動させて
仰角の調整をすることができる。前記可動板8の両側板
部の折り曲げ部分には水平面8bが形成され、その各水
平面8bには上下にねじ穴12.12・・が形成されて
いる。
【0008】13は前記可動板8と対になって支柱を挟
持する押え板であり、周囲を可動板8側に屈曲させて剛
性を持たせ、上下の屈曲部13a.13aは、三角形の
頂部を半円状に切り欠いた形状で、その切り欠き面が鋸
歯状に形成されている。そして基板面13bには前記可
動板のねじ穴9に対応したボルト挿通孔14.14・・
が穿設されていて、そのボルト挿通孔14.14・・へ
挿通した連結ボルト15をねじ穴9.9・・に螺合させ
ることにより、押え板13を可動板8に取り付けること
ができる。そして連結ボルト15のねじ込みにより押え
板13を可動板8に押し付けると、押え板13の上下屈
曲部13aにおける両サイドの傾斜面が可動板のV状面
に合致し、可動板8の水平面8bと押え板13との間に
間隙Pが確保される。
【0009】ここまでの構成は、従来より採用されて取
り付け金具と大差ないが、本考実施例の取り付け金具に
は、前記可動板の水平面と押え板との間に確保される空
間Pを利用して、効果的なハンガーの組み込みに成功し
ている。即ち、ハンガー16は、係止バー16aの両端
に支持腕16b.16bが垂下形成され、それら支持腕
16b.16bの下端に、ボルト遊挿部であるボルト遊
挿孔17.17を備えていて、係止バー16aは水平方
向へ弓状に屈曲し、支持腕16b.16bの下端には両
脇には指掛けが設けられ、合成樹脂にて一体成形されて
いる。このように形成されたハンガー16を、可動板8
と押え板13との間に配置し、ボルト挿通孔17.17
へボルト15.15を遊挿させることにより、ボルト1
5のねじ込みにより押え板13を可動板8に押し付けた
場合、支持腕16bが可動板8の水平面8bと押え板1
3との間に確保される間隙P内に納まり、僅かに係止レ
バー16aのみが押え板13の屈曲部13a上面に沿っ
て露出した状態となる(図3)。ここで前記ボルト挿通
孔17の径と、そのボルト挿通孔17が設けられている
支持腕16b下端の厚さ、即ちボルト挿通孔17の長さ
は、ハンガー16がボルト15に対して直角に起立した
状態を維持可能な範囲内で設定し、ぐらつかないよう考
慮する。従って従来と殆ど変わらないコンパクトな梱包
形態で、従来の梱包部材をそのまま利用できる。
【0010】次に支柱への取り付け例を説明する。先ず
4本の連結ボルト15を緩め、可動板8と押え板13間
に支柱18を挿通可能なスペースを確保する。そしてそ
のスペース内へ支柱18を挿通させるが、支柱18の上
端に固定させる場合は、ハンガー16の係止バー16a
が支柱18の上端に引っ掛かる位置にして反射鏡1を回
転可能に係止させる。このようにすれば、手を離しても
反射鏡1は落下せず、両手にて慎重に方位角の調整をす
ることができる。反射鏡1の正確な方位角の設定が完了
したら、その姿勢を維持させたままボルト15を締着
し、支柱へ強固に固定させる(図4)。尚仰角の調整
は、基枠4の側板4aに地域毎の角度表示がされている
ので、予め設置する地域の角度にプリセットしておき、
支柱への取り付け後、微調整する。
【0011】支柱18の中途位置に取り付ける場合に
は、可動板8と押え板13間に支柱18を挿通可能なス
ペースを確保すれば、ハンガー16がボルト15に沿っ
て移動できるようになるから、ハンガー16の係止バー
16aが支柱挿通の邪魔にならないように、親指と人差
し指を指掛け部に当てがって押え板13側にずらし、支
柱18が貫通できるようにすれば、ハンガーを利用しな
い従来通りの取り付けも可能となる(図5)。従って引
っ越し、設置場所の移動により、支柱の上端から中途、
或はその逆に変更するときでもハンガーの位置調整で自
由に選択できるといった汎用性を備えている。
【0012】本実施例のハンガーは合成樹脂製で、係止
バーを弓状に湾曲させたものとなっているが、係止バー
はハンガーをずらした際に支柱の邪魔にならなければ湾
曲させる必要はなく、支持腕の下端に設けるボルト遊挿
部は、図6に示す板金製のハンガー19ように、ループ
状に曲げ形成したものでも差し支えない。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、ハンガーが左右一対の
支持腕により支持される構造のため安定性に富み、方位
を調整するため回動操作した場合、ずれることはない。
又、ハンガーは、既存の取り付け金具における連結ボル
トを利用して効率よく取り付けできるので、金具の改造
は一切不要である。更に、ハンガーは、見上げた状態で
位置確認や移動操作をさせやすいので、例えば、支柱の
先端位置で取り付け角度を調整後に下方へずらして支柱
の中間部分に取り付ける場合でも、作業者一人で充分で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパラボラアンテナの取り付け金具
を示す説明図である。
【図2】取り付け金具を分解して示す説明図である。
【図3】押え板を可動板に押し付けた取り付け金具を真
上から見た説明図である。
【図4】支柱の上端に取付けた状態を示す説明図であ
る。
【図5】支柱の中途部位に上端に取り付けた状態を示す
説明図である。
【図6】ハンガーの変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パラボラ反射鏡、2・・アーム、3・・一次放射
器、4・・基枠、5・・舌状片、6・・ボス部、7・・
ボルト、8・・可動板、9.10.11・・ボルト挿通
孔、12・・ねじ穴、13・・押え板、14・・ボルト
挿通孔、15・・ボルト、16.19・・ハンガー、1
6a・・係止バー、16b・・支持腕、17・・ボルト
遊挿孔、18・・支柱、P・・間隙。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラボラ反射鏡の裏面に固着される基枠
    と、その基枠に対して仰角調整自在に取り付けられる断
    面M状の可動板と、連結ボルトにより前記可動板に対し
    て接離動作可能に組み付けられる押え板とを備え、前記
    パラボラ反射鏡を可動板と押え板とで支柱に挟持固定す
    るパラボラアンテナの取り付け金具にあって、係止バー
    の両端に支持腕が垂下形成され、それら支持腕の各下端
    にボルト遊挿部を有した門型ハンガーを、前記ボルト遊
    挿部に連結ボルトが貫通された状態でその連結ボルトに
    沿って可動板と押え板との間を移動可能に組み付けたパ
    ラボラアンテナの取り付け金具。
JP1993033255U 1993-05-26 1993-05-26 パラボラアンテナの取り付け金具 Expired - Lifetime JP2606321Y2 (ja)

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