JP3071980B2 - 表示板用取付具 - Google Patents

表示板用取付具

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JP3071980B2 JP5137524A JP13752493A JP3071980B2 JP 3071980 B2 JP3071980 B2 JP 3071980B2 JP 5137524 A JP5137524 A JP 5137524A JP 13752493 A JP13752493 A JP 13752493A JP 3071980 B2 JP3071980 B2 JP 3071980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示板用取付具に関する
ものであり、特に、道路表示等として仮設される工事用
看板等の表示板をガードレールまたはガードバー等の取
付対象に取付けて掲示し、表示板が風等により取付対象
から離脱することを防止する表示板用取付具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の表示板用取付具として、
図5に示す技術を挙げることができる。
【0003】図5は従来の表示板用取付具を示す正面図
である。
【0004】図5において、表示板用取付具は、脚部5
1、支持部52、上側アーム53及び下側アーム54を
備える。前記脚部51は、ガードレールまたはガードバ
ー等の取付対象Gの一側方に上下方向に延びるよう配置
されるものであり、四角筒状をなす上部51aと雄螺子
を周囲に螺刻した下部51bとからなる。支持部52
は、脚部51の上部51aの上端に直交して設けられる
とともに、工事用表示板等の表示板Sの下端をボルト及
びナット等の締結具(図示略)により締結支持自在とな
っている。また、支持部52は、その中央をボルト及び
ナット等の締結具Bにより脚部51の上部51a上端に
枢着され、脚部51の周方向に回動して、表示板Sの掲
示方向を360度変更自在となっている。
【0005】なお、支持部52を脚部51の上部51a
に回動不能に固着するタイプの表示板用取付具もあり、
これは、例えば、支持部52が取付対象Gと略直行する
方向に延びるよう脚部51の上部51a上端に固定され
ている。
【0006】脚部51の上部51aの左右側の側面に
は、上下方向の所定間隔毎に複数の位置決孔(図示略)
が穿設されている。一方、前記上側アーム53は、脚部
51の上部51aの所定高さ位置に配置されるものであ
り、取付部53aの一側面上部にブラケット53bを固
着するとともに、ブラケット53bの先端に下方に開放
する略V字板状の係合部53cを固着している。また、
係合部53cの内面にはゴム等の弾性材からなるクッシ
ョン材53dが貼着されている。なお、前記取付部53
aは、その右側面下部及び左側面全体を切り欠いて、脚
部51の上部51aに左右方向に傾斜して嵌合装着自在
とされている。そして、上側アーム53は、取付部53
aをピン(図示略)により脚部51の上部51aのいず
れかの位置決孔に対応する位置に固定することにより、
脚部51に対し上下の位置調節自在に取付けられる。更
に、上側アーム53は、係合部53cを取付対象Gの上
端に上方から係合自在としている。
【0007】前記下側アーム54は、摺動部54aの側
面にブラケット54bを固着し、ブラケット54bの先
端に上方に開放する略V字板状の係合部54cを固着し
ている。摺動部54aは、脚部51の下部51bに外嵌
され、下部51bに沿って上下に摺動自在とされる。ま
た、係合部54cの内面にはゴム等の弾性材からなるク
ッション材54dが貼着されている。更に、摺動部54
aの下端側には、下部51bに螺合されて上下に移動
し、摺動部54aを上下に移動して位置決めするナット
54e及びナット54eの緩みを防止するロックナット
54fが配置されている。そして、下側アーム54は、
摺動部54a及びナット54eを介して脚部51の下部
51bに沿って任意の高さ位置に移動配置自在とされて
いる。更に、係合部54cを取付対象Gの下端に下方か
ら係合自在としている。これにより、上側アーム53の
係合部53cを取付対象Gの上端に係合した状態で、下
側アーム54を脚部51の下部51bに沿って上方に移
動し、係合部54cを取付対象Gの下端に圧接係合する
ことにより、前記上側アーム53と下側アーム54との
間で取付対象Gを上下方向から挾持するようになってい
る。
【0008】次に、上記のように構成された従来の表示
板用取付具の使用方法を説明する。
【0009】まず、工事現場等において、「工事中」等
の内容を表示する所定の表示板Sを掲示する場所で、取
付対象Gの所定位置に表示板Sを取付けて掲示する場合
は、取付対象Gの幅に合わせて、上側アーム53を脚部
51の上部51aの所定高さ位置に位置決めしてピンに
より固定する。そして、上側アーム53の係合部53c
を取付対象Gの上端に係合した状態で、下側アーム54
のナット54eを締上げて摺動部54aを脚部51の下
部51bに沿って上方に移動し、係合部54cを取付対
象Gの下端に圧接係合する。これにより、前記上側アー
ム53と下側アーム54との間で取付対象Gを上下方向
から挾持して、表示板用取付具を取付対象Gの所望位置
に固定する。そして、支持部52に所望の内容を表示す
る表示板Sを締結具により締結固定することにより、表
示板Sの掲示が完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、表示板用取付
具を取付対象Gに取付けた状態で、表示板Sは、通常、
取付対象Gと略直行する方向に配置されるため、風Wが
表示板Sに当たると、表示板Sは取付対象Gの長手方向
に付勢され、表示板Sには厚さ方向Xへの力が加わる。
また、風Wが強くなり、例えば、風速が約30m/sec を
超えると、表示板Sが風力により取付対象Gと交差する
方向にしなる。この場合、表示板Sには取付対象Gと略
直交する方向Yへの力が同時に加わり、表示板用取付具
がその方向Yに繰返し揺動して、上側アーム53及び下
側アーム54の取付方向と同方向にがたつくことがあ
る。
【0011】しかし、従来の表示板用取付具は、上記の
ように構成され、上側アーム53が、取付部53aを脚
部51の上部51aに傾斜して嵌合してピンにより固定
することにより、脚部51に固定されるため、表示板用
取付具が取付対象Gと略直行する方向Yに繰返し揺動す
ると、上側アーム53が、取付対象Gの上端の厚さ方向
に繰り返し揺動されてがたつき、ピンが抜け落ちて、取
付対象Gから外れる可能性がある。この場合、表示板S
及び表示板用取付具が取付対象Gから外れて飛んでしま
うという不具合がある。
【0012】そこで、本発明は、上側アームが風により
取付対象から外れることを確実に防止し、十分な安全性
を確保した表示板用取付具の提供を課題とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる表示板用
取付具は、取付対象の側方に配置されて上下方向に延び
る脚部と、前記脚部の上端部に設けられ、表示板を支持
する支持部と、前記脚部に対し、前記取付対象へ接近す
る方向及び前記取付対象から離間する方向への移動を拘
束し、上下移動を移動自在及び拘束自在とした移動規制
手段と、前記移動規制手段に配置され、前記取付対象の
上端に上方から係合自在な上側アームと、前記脚部の下
部に挿着され、前記脚部に沿って上下方向に移動自在
で、前記取付対象の下端に下方から係合し、前記上側ア
ームとの間で前記取付対象を上下方向から挾持する下側
アームとを設けたものである。
【0014】
【作用】本発明においては、表示板を支持部に支持する
とともに、上側アーム及び下側アームにより取付対象の
上下両端を係合して挾持することにより、表示板用取付
具を介して表示板が取付対象の所望位置に掲示される。
そして、風が吹いて、表示板を、その厚さ方向のみなら
ず幅方向に付勢した場合、移動規制手段が、上側アーム
を脚部に対し、取付対象へ接近する方向及び取付対象か
ら離間する方向への移動不能に固定するとともに、上側
アームの上下移動を拘束する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例の表示板用取付具
の正面図である。図2は本発明の一実施例の表示板用取
付具の取付手段を拡大して示す正面図である。図3は本
発明の表示板用取付具の取付状態を示す斜視図である。
【0017】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0018】図1において、本実施例の表示板用取付具
は、支持部52及び下側アーム54の構成は従来技術と
同一である。
【0019】即ち、脚部10は、取付対象Gの一側方に
上下方向に延びるよう配置されるものであり、四角筒状
をなす上部11と雄螺子を周囲に螺刻した下部12とか
らなる。脚部10の上部11の正面及び背面には、上下
方向の所定間隔毎に複数の位置決孔11aが穿設されて
いる。
【0020】また、上側アーム20は、図2に示すよう
に、ブラケット22、係合部23を具備する。即ち、上
側アーム20は、取付部21の一側面上部にブラケット
22を固着するとともに、ブラケット22の先端に下方
に開放する略V字板状の係合部23を固着している。
【0021】更に、本実施例の移動規制手段30は、左
側壁全体及び右側壁下部を切り欠き、右側壁上部により
前側壁(図中正面側)及び後側壁(図中背面側)を連結
した略チャンネル板状をなし、その右側壁、前側壁及び
後側壁を脚部10の上部11に密接して外嵌自在とされ
ている取付部21と、前記取付部21の一側面上部にブ
ラケット22の位置を選択すべく、取付部21の右側壁
上部内面の脚部10の位置決孔11aと整合可能な位置
決ピン24と、上側アーム20の取付部21の上端の全
周に嵌込まれ、その外形に対応する内径の略四角ドーナ
ツ板状の金属板等からなり、図中正面の左右方向の移動
を拘束する上部連結部材31と、取付部21の下端の正
面から左側面及び背面にかけて機械的に連結及び補強す
る金属板等からなる下部連結部材32とを具備してい
る。
【0022】なお、上部連結部材31は、取付部21の
外周に装着された状態で、取付部21の外周面との摩擦
力により、容易には離脱しないようにされるとともに、
所定の上方への押圧力により、取付部21から離脱自在
とされている。また、上側アーム20の取付部21の下
端の正面から左側面及び背面にかけて、金属板等からな
る下部連結部材32が巻き回され、取付部21の左側面
の切り欠き下端を機械的に連結及び補強している。
【0023】そして、前記取付部21は、下部連結部材
32を支点として、右方へ傾動して上部11から離間自
在であり、かつ、左方へ傾動して上部11に密接外嵌自
在であり、取付部21を上部11から離間した状態で、
所望の高さ位置に位置決めし、左方へ移動して位置決ピ
ン24を上部11の位置決孔11aに挿着することによ
り、上側アーム20の脚部10の上下方向への移動が規
制され、上側アーム20を取付部21を介して脚部10
の上部11の所定高さ位置に配置自在となっている。更
に、前記上部連結部材31を取付部21の切り欠き上端
に外嵌挿着することにより、上部連結部31及び下部連
結部32が協働して、取付部21が上部11を右方に移
動するのを規制するとともに、取付部21自体の右側壁
上部により取付部21が上部11を左方へ移動するのを
拘束するとともに、上側アーム20の上下移動を拘束す
るようになっている。
【0024】即ち、上部連結部31及び下部連結部32
並びに取付部21の右側壁上部及び位置決ピン24は、
上側アーム20を脚部10に対し、取付対象Gへ接近す
る方向及び取付対象Gから離間する方向への移動不能に
固定するとともに、上側アーム20の上下移動を拘束す
る本実施例の移動規制手段30を構成している。
【0025】なお、従来例と同様、係合部23の内面に
はゴム等の弾性材からなるクッション材25が貼着され
ている。また、上側アーム20は、係合部23を取付対
象Gの上端に上方から係合自在としている。
【0026】次に、上記のように構成された本実施例の
表示板用取付具の動作を説明する。
【0027】本実施例の表示板用取付具は、従来例の表
示板用取付具と同様、所望内容の表示板Sを掲示するた
めに、ガードレール等の取付対象Gの所望位置に取付け
られる。この場合、取付対象Gの幅に合わせて、取付部
21を上部11から離間した状態で、所望の高さ位置に
移動して、左方へ移動して位置決ピン24を脚部10の
上部11の所定高さ位置の位置決孔11aと整合させて
挿着し、上側アーム20を所望高さに位置決めする。更
に、上部連結部材31を取付部21の切り欠き上端に外
嵌挿着することにより、上部連結部31及び下部連結部
32の協働により、取付部21が上部11を右方に移動
するのが規制されるとともに、取付部21自体の右側壁
上部により取付部21が上部11を左方へ移動するのが
拘束され、かつ、上側アーム20の上下移動が拘束され
る。そして、上側アーム20の係合部23を取付対象G
の上端に係合した状態で、下側アーム54のナット54
eを締上げて摺動部54aを脚部51の下部51bに沿
って上方に移動し、係合部54cを取付対象Gの下端に
圧接係合するとともに、ロックナット54fを締上げて
ナット54eの緩みを防止する。これにより、前記上側
アーム20と下側アーム54との間で取付対象Gを上下
方向から挾持して、表示板用取付具を取付対象Gの所望
位置に固定する。そして、支持部52に所望の内容を表
示する表示板Sを締結具により締結固定することによ
り、表示板Sの掲示が完了する。
【0028】ここで、表示板用取付具により取付対象G
と略直行する方向Yに配置された表示板Sに強い風Wが
当たると、従来例と同様、表示板Sに厚さ方向Xへの力
が加わるとともに、表示板Sが風力により取付対象Gと
交差する方向にしなり、表示板Sには取付対象Gと略直
交する方向Yへの力が同時に加わり、表示板用取付具が
その方向Yに繰返し揺動することがある。
【0029】しかし、本実施例の表示板用取付具は、上
側アーム20が、移動規制手段30の上部連結部材3
1、下部連結部材32及び自身の右側壁上部により、脚
部10に対し、取付対象Gへ接近する方向及び取付対象
Gから離間する方向への移動不能に固定されているた
め、表示板Sが取付対象Gと略直行する方向Yに繰返し
揺動しても、上側アーム20が、それに伴い取付対象G
の上端の厚さ方向に繰り返し揺動してがたつくことはな
い。また、位置決ピン24により、上側アーム20の上
下動が拘束され、上側アーム20が位置決めされた所定
高さ位置から上下に位置ずれすることもない。なお、位
置決ピン24は、上部連結部材31により取付部21の
右方への移動が拘束されるため、上部11の位置決孔1
1aから離脱することはない。したがって、上側アーム
20が取付対象Gから外れて、表示板S及び表示板用取
付具が取付対象Gから飛んでしまうという不具合もな
い。
【0030】なお、表示板Sを別の場所に取付ける場合
は、上記とは逆の手順で、上部連結部材31を上方に所
定の押圧力で移動して、取付部21の拘束を解除し、上
側アーム20を上下動して新たに位置決めする。そし
て、上記と同様の手順により、表示板用取付具を取付対
象Gの所望位置に取付けて固定する。
【0031】このように、上記実施例の表示板用取付具
は、脚部10を取付対象Gの側方に上下方向に延びるよ
う配置し、前記脚部10の上部11の上端に表示板Sを
支持自在な支持部52を所定の回動位置に配置自在に枢
着し、上側アーム20を取付部21を介して前記脚部1
0の上部11に外嵌装着して、位置決ピン24により脚
部10の所定高さ位置に配置するとともに、係合部23
を前記取付対象Gの上端に上方から係合自在とし、下側
アーム54を、前記脚部10の下部12に螺合されるナ
ット54eにより、摺動部54aを介して前記脚部10
の下部12に沿って上下方向に移動配置自在とするとと
もに、係合部54cを前記取付対象Gの下端に下方から
係合自在として、前記脚部10の下部を上方に移動する
ことにより、前記上側アーム20との間で前記取付対象
Gを上下方向から挾持するようにし、更に、前記上側ア
ーム20を前記脚部10に対し、前記取付対象Gへ接近
する方向及び前記取付対象Gから離間する方向への移動
及び上側アーム20の上下移動を拘束する移動規制手段
30を、上側アーム20の取付部21の上端切り欠きに
外嵌装着される略四角ドーナツ板状の金属板状をなす上
部連結部材31、下端に巻き回される金属板状の下部連
結部材32、取付部21の右側壁上部及び位置決ピン2
4により構成したものである。
【0032】したがって、上記実施例は、表示板Sを支
持部52に支持するとともに、上側アーム20及び下側
アーム54により取付対象Gの上下両端を係合して挾持
することにより、表示板用取付具を介して表示板Sが取
付対象Gの所望位置に掲示される。そして、風Wが吹い
て、表示板Sを、その厚さ方向Xのみならず幅方向Yに
付勢した場合、移動規制手段30としての上部連結部材
31、下部連結部材32及び取付部21の右側面上部
が、上側アーム20を脚部10に対し、取付対象Gへ接
近する方向及び取付対象Gから離間する方向への移動不
能に固定して、がたつきを防止する。また、位置決ピン
24が、上側アーム20の上下動を拘束して、上側アー
ム20が位置決めされた所定高さ位置から上下に位置ず
れすることを防止する。その結果、風Wが強い場合で
も、上側アーム20が揺動して取付対象Gから外れ、表
示板用取付具及び表示板Sが風Wにより飛んでしまうと
いった不具合を確実に防止することができ、十分な安全
性を確保できる。
【0033】ところで、上記実施例の移動規制手段30
は、上部連結部材31、下部連結部材32、及び取付部
21、位置決ピン24により構成されているが、本発明
を実施する場合には、これに限定されるものではなく、
少なくとも、上側アーム20のがたつきによる脚部10
からの離脱を阻止すべく機能するものであればよく、例
えば、上側アーム20の取付部21を脚部10の上部1
1に外嵌可能な四角筒状に形成し、その右側面及び左側
面の全体により、取付部21の左右方向へのがたつき乃
至揺動を阻止するよう構成することができる。この場合
には、位置決ピン24は、取付部21の外部から取付部
21または脚部10に螺止するように構成することがで
きる。
【0034】図4は本発明の他の実施例の表示板用取付
具の取付手段を拡大して示す正面図である。
【0035】本実施例においては、移動規制手段30は
四角筒状の取付部21からなり、脚部10には貫通孔1
1bが穿設されている。取付部21には、図示しない反
対の面にナットが溶接されている。したがって、蝶螺子
40を脚部10の貫通孔11bに挿入して螺止すれば、
上側アーム20の取付位置が決定できる。
【0036】即ち、各実施例の表示板用取付具は、取付
対象の側方で上下方向に延びる脚部10と、前記脚部
の上端部に設けられ、表示板Sを支持する支持部52
と、前記脚部10に対し、前記取付対象Gへ接近する方
向及び前記取付対象Gから離間する方向への移動及び上
下移動を拘束自在とした移動規制手段30と、前記移動
規制手段30に配置され、前記取付対象Gの上端に上方
から係合自在な上側アーム20と、前記脚部10の下部
に挿着され、前記脚部10に沿って上下方向に移動自在
で、前記取付対象Gの下端に下方から係合し、前記上側
アーム20との間で前記取付対象Gを上下方向から挾持
する下側アーム54とを具備するものである。
【0037】なお、上側アーム20及び下側アーム54
の構成も、上記実施例のものに限定されるものではな
く、取付対象Gを上下から挾持して表示板用取付具を所
定位置に固定できる限りにおいて、例えば、係合部23
または係合部54cをU字板状とする等、他の構成とし
てもよい。
【0038】そして、上記実施例の上側アーム20は、
位置決ピン24により脚部10の上部11の所定高さ位
置に位置決めして固定するようになっているが、これ
を、予め、取付対象Gの幅を考慮して、所定高さ位置に
溶接等により固定しておくこともできる。この場合も、
下側アーム54の上下移動による高さ調節により、取付
対象Gの幅の変化を吸収することができ、取付に支障を
来たすことはない。この構成によれば、脚部10の位置
決孔11a、上側アーム20の挿通孔及び位置決ピン2
4を省略することができ、全体の構成がより簡単になっ
て、コスト低減を図ることができる。更に、上側アーム
20を位置決めして固定する位置決ピン24は、取付部
21の脱落を防止できる限りにおいて、脚部10の上部
11の前側壁または後側壁に、取付部21の外部から挿
着する構成として実施してもよい。この場合、脚部10
の上部11の側壁に挿通孔を穿設する。また、位置決ピ
ン24をボルト及びナット等の締結具により構成して螺
着するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の表示板用取付具
は、取付対象の側方に配置されて上下方向に延びる脚部
の上端部に設けられ、表示板を支持する支持部と、前記
脚部に対し、前記取付対象へ接近する方向及び前記取付
対象から離間する方向への移動を拘束し、上下移動を移
動自在及び拘束自在とした移動規制手段と、前記移動規
制手段に配置され、前記取付対象の上端に上方から係合
自在な上側アームと、前記脚部の下部に挿着され、前記
脚部に沿って上下方向に移動自在で、前記取付対象の下
端に下方から係合し、前記上側アームとの間で前記取付
対象を上下方向から挾持する下側アームとを具備するも
のである。
【0040】したがって、表示板を支持部に支持すると
ともに、上側アーム及び下側アームにより取付対象の上
下両端を係合して挾持することにより、表示板用取付具
を介して表示板が取付対象の所望位置に掲示される。そ
して、風が吹いて、表示板を、その厚さ方向のみならず
幅方向に付勢した場合、移動規制手段が、上側アームを
脚部に対し、取付対象へ接近する方向及び取付対象から
離間する方向への移動不能に固定するとともに、上側ア
ームの上下移動を拘束する。その結果、風が強い場合で
も、上側アームが揺動して取付対象から外れ、表示板用
取付具及び表示板が風により飛んでしまうといった不具
合を確実に防止することができ、十分な安全性を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の表示板用取付具の正
面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の表示板用取付具の取
付手段を拡大して示す正面図である。
【図3】図3は本発明の表示板用取付具の取付状態を示
す斜視図である。
【図4】図4は本発明の他の実施例の表示板用取付具の
取付手段を拡大して示す正面図である。
【図5】図5は従来の表示板用取付具の正面図である。
【符号の説明】
10 脚部 20 上側アーム 24 位置決ピン 30 移動規制手段 31 上部連結部材 32 下部連結部材 52 支持部 54 下側アーム G 取付対象 S 表示板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付対象の側方に配置されて上下方向に
    延びる脚部と、 前記脚部の上端部に設けられ、表示板を支持する支持部
    と、 前記脚部に対し、前記取付対象へ接近する方向及び前記
    取付対象から離間する方向への移動を拘束し、上下移動
    を移動自在及び拘束自在とした移動規制手段と、 前記移動規制手段に配置され、前記取付対象の上端に上
    方から係合自在な上側アームと、 前記脚部の下部に挿着され、前記脚部に沿って上下方向
    に移動自在で、前記取付対象の下端に下方から係合し、
    前記上側アームとの間で前記取付対象を上下方向から挾
    持する下側アームとを具備することを特徴とする表示板
    用取付具。
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