JP2816657B2 - 鉄塔用標識体の接合金具 - Google Patents

鉄塔用標識体の接合金具

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JP2816657B2
JP2816657B2 JP7209158A JP20915895A JP2816657B2 JP 2816657 B2 JP2816657 B2 JP 2816657B2 JP 7209158 A JP7209158 A JP 7209158A JP 20915895 A JP20915895 A JP 20915895A JP 2816657 B2 JP2816657 B2 JP 2816657B2
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正夫 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送電線を支持する鉄塔に
表示する鉄塔番号標識や注意標識等の標識体を接合する
ための接合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】標識体を鉄塔に装着するための従来の接
合手段は、標識体を鉄塔の構造部材の垂直面に平行に取
着するものであるため、上空からヘリコプターで点検す
る場合に、特定の鉄塔を確認するためには鉄塔の頂部よ
り低い視認できる位置まで降下しなければならず危険を
伴うものであった。また、地上から見上げて点検個所を
確認する場合でも垂直状態の標識体では見辛いものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は鉄塔に取りつ
けられる標識体が、上空或は地上から容易に視認できる
ように、垂直面に対して所要角度の傾斜状態を保持でき
る接合金具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の鉄塔用標識体
の接合金具は、(1) 所要幅、所要厚の帯板状にして鉄塔
の構造部材の水平部の短辺より長尺な座板と、該座板の
長手方向の一端に接合する垂直板と、該垂直板を前記座
板と一体として補強する補強板とから成り、該座板の長
手方向に所要の間隔で一対のボルト孔を貫設し、少なく
とも前記垂直板に近い ボルト孔を長孔とし、該垂直板
には正方形状の角穴を軸心を中心に所要の位相角度で貫
設した止め孔を配設して成る固定座と、(2)両垂直ネジ
部にナットを螺合し、それぞれの脚部を所要の傾斜角で
対向折曲した傾斜ネジ部とし、両傾斜ネジ部に幅方向を
広狭自在に調節する調節ナットを螺合して成る取付けボ
ルトと、(3)上下に所要間隔に配設する横長の取付け板
と、両取付け板をその裏面中央部で円弧の頂部を裏面側
に突出する姿勢で連結する円弧状の連結板とから成り、
前記取付け板に長手方向に所要の間隔でボルト孔を貫設
し、該連結板の幅方向中央には上下に渡って所要間隔に
所要形状の抜き孔を所要数貫設して成る取付け座と、
(4)前記固定座と取付け座とを接合する角軸部を有する
ボルトと、該ボルトに螺合するナットと、から成るもの
である。第2発明の鉄塔用標識体の接合金具は、第1発
明において、固定座における垂直板の幅と、取付け座に
おける連結板の幅を同一寸法とし、中央部にボルト孔を
有する、コの字状の回り止め金具の開口部の左右の各内
壁面を両幅に嵌着し、固定座に対して取付け座を回り止
めして成るものである。
【0005】
【作用】固定座における垂直板の止め孔は、該固定座
と、標識体とを取着する取付け座とを接合するためのボ
ルトの角軸部を嵌着し、座板に貫設した両ボルト孔は鉄
塔の構造部材の大小に応じて取付けボルトを該構造部材
を包蔵して案内し、前記取付け座の連結板における抜き
孔は前記ボルトに嵌着して上下取付け板の両表面を含む
面の上下方向の傾斜度を設定し、該取付け板におけるボ
ルト孔は標識体の取着に供される。
【0006】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、図1に示
すように、固定座1は鉄塔の構造部材としてのアングル
材2の水平部3の長さの略5倍の長さを有するアングル
材4と該アングル材4の端部に接合する垂直板5とから
成り、該アングル材4の水平部6が座板に相当し、垂直
部7が前記座板及び垂直板5に対する補強板として作用
するもので、水平部6には前記構造部材としての標準的
なアングル材2の水平部3の短辺の長さより広い範囲に
渡って一対のボルト孔としての長孔8を貫設し、垂直板
5の中央部には正方形上の角穴を、軸心を中心に90°
の頂角が15°ピッチで刻設されるように貫設した止め
孔9を配設して成り、取付けボルト10は一対の垂直ネ
ジ部11と該垂直ネジ部11のそれぞれの脚部を所要の
傾斜角で対向折曲し、その軸心を一直線上に配した傾斜
ネジ部12とから成るボルト13と、該傾斜ネジ部12
に螺合する調整ナット14と、前記各垂直ネジ部11に
螺合するナット15とから成り、取付け座16は上下に
所要間隔に配設する横長の平板状の取付け板17と、両
取付け板17をその裏面中央部で円弧の頂部を裏面側に
突出する姿勢で連結する円弧状の連結板18とから成
り、前記取付け板17に長手方向に所要の間隔でボルト
孔19を貫設し、該連結板18の幅方向中央には上下に
渡って所要間隔に円形の抜き孔20を所要数貫設して成
り、前記固定座1と取付け座16とを接合する手段は、
角軸部21を有するボルト22と、該ボルト22に螺合
するナット23とから成る。
【0007】このようにして成る鉄塔用標識体の接合金
具a(以下、単に接合金具aという)は、図2に示すよ
うに、鉄塔の構造部材としての水平材(水平状に接合さ
れるアングル材2)の水平部3の上面に固定座1を載置
し、該固定座1を水平材の下面から長孔8に挿通する一
対の垂直ネジ部11にナット15で締結し、両垂直ネジ
部11の間隔は水平材の水平部3の短辺の長さに応じて
傾斜ネジ部12(一方が右ネジで他方が左ネジ)に螺合
する調整ナット14により極度の遊びのないように調整
される。この状態の固定座1に対して垂直板5の裏面か
らボルト22を挿通し、該ボルト22の首部の角軸部2
1を止め孔9に嵌着するとともに、ネジ部を所定の上向
き角度で取付け座16を係着すべく、連結板18の抜き
孔20に嵌着し、さらに、コの字状の回り止め金具24
の開口部中央のボルト孔25に挿通し、左右の各内壁面
26を同一幅の連結板18と垂直板5の両側面に嵌着
し、固定座1に対して取付け座16が左右方向に回転し
ないように位置決めされた状態で、ナット23により垂
直板5と連結板18と回り止め金具24の三者はボルト
22に共締めされる。このように所定の上向き角度で固
定された取付け座16の取付け板17において、鉄塔番
号等で表示した標識体27をボルト28、29により取
着して成る。また、標識体27を下向きとする場合に
は、連結板18の下方の抜き孔20を使用し、垂直に取
着するときは、中央の抜き孔20を使用することにな
る。なお、鉄塔の構造部材としての斜材に固定座1を固
定する場合には、前記回り止め金具24を使用すれば標
識体27も斜めに取着されるから、該回り止め金具24
は使用されず、この場合には取付け座16の連結板18
に貫設する抜き孔20を垂直板5の止め孔9と同様にボ
ルト22の角軸部21と同形状のものとするとともに、
軸心を中心に所要の位相角度で貫設したものとし、か
つ、角軸部21の長さを垂直板5と連結板18の両者に
嵌着できる長さとしたボルト22が選択されるものであ
る。以上のように接合金具aでは地上からの鉄塔番号等
の確認が困難な場合の鉄塔には、上空からの確認が容易
となるように標識体27を上向きに取着でき、地上から
容易に確認できる状況の鉄塔では、標識体27を下向き
に取着できるものである。さらに、鉄塔の構造部材への
固定座1の取着も、ボルト孔を長孔8とすることと、調
整ナット14により両垂直ネジ部11の配設間隔を広狭
自在とすることにより、その取付け自由度を広範なもの
とするから、前記構造部材に左右されず、また、その取
付け部材の状況(水平或は傾斜等)にも左右されないも
のである。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明の鉄塔用標識体の接
合金具によれば、一本のボルトによって標識体の上下方
向の傾斜姿勢を広範な自由度で鉄塔の構造部材上で保持
できるから、標識体の取付け作業が簡易な上、鉄塔の立
地条件に即応して標識体を接合できるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄塔用標識体の接合金具aの説明
用斜視図。
【図2】同上接合金具aの鉄塔への取付け状態の一側面
図。
【符号の説明】
1 固定座 4 アングル材 5 垂直板 6 水平部 7 垂直部 8 長孔 9 止め孔 10 取付けボルト 11 垂直ネジ部 12 傾斜ネジ部 13 ボルト 14 調整ナット 15 ナット 16 取付け座 17 取付け板 18 連結板 19 ボルト孔 20 抜き孔 21 角軸部 22 ボルト 23 ナット 24 回り止め金具 25 ボルト孔 26 内壁面 27 標識体 28 ボルト 29 ナット a 鉄塔用標識体の接合金具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 所要幅、所要厚の帯板状にして鉄塔
    の構造部材の水平部の短辺より長尺な座板と、該座板の
    長手方向の一端に接合する垂直板と、該垂直板を前記座
    板と一体として補強する補強板とから成り、該座板の長
    手方向に所要の間隔で一対のボルト孔を貫設し、少なく
    とも前記垂直板に近い ボルト孔を長孔とし、該垂直板
    には正方形状の角穴を軸心を中心に所要の位相角度で貫
    設した止め孔を配設して成る固定座と、(2)両垂直ネジ
    部にナットを螺合し、それぞれの脚部を所要の傾斜角で
    対向折曲した傾斜ネジ部とし、両傾斜ネジ部に幅方向を
    広狭自在に調節する調節ナットを螺合して成る取付けボ
    ルトと、(3)上下に所要間隔に配設する横長の取付け板
    と、両取付け板をその裏面中央部で円弧の頂部を裏面側
    に突出する姿勢で連結する円弧状の連結板とから成り、
    前記取付け板に長手方向に所要の間隔でボルト孔を貫設
    し、該連結板の幅方向中央には上下に渡って所要間隔に
    所要形状の抜き孔を所要数貫設して成る取付け座と、
    (4)前記固定座と取付け座とを接合する角軸部を有する
    ボルトと、該ボルトに螺合するナットと、から成る鉄塔
    用標識体の接合金具。
  2. 【請求項2】 固定座における垂直板の幅と、取付け座
    における連結板の幅を同一寸法とし、中央部にボルト孔
    を有する、コの字状の回り止め金具の開口部の左右の各
    内壁面を両幅に嵌着し、固定座に対して取付け座を回り
    止めして成る請求項1記載の鉄塔用標識体の接合金具。
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