JP2539603Y2 - 防護柵用自在継手 - Google Patents
防護柵用自在継手Info
- Publication number
- JP2539603Y2 JP2539603Y2 JP2352693U JP2352693U JP2539603Y2 JP 2539603 Y2 JP2539603 Y2 JP 2539603Y2 JP 2352693 U JP2352693 U JP 2352693U JP 2352693 U JP2352693 U JP 2352693U JP 2539603 Y2 JP2539603 Y2 JP 2539603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal
- bracket
- bolt
- universal joint
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fencing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、防護柵用自在継手、
特に、横棧を強固に支柱に固定でき、優れた外観を有
し、しかも、組立てが容易に行える防護柵用自在継手に
関するものである。
特に、横棧を強固に支柱に固定でき、優れた外観を有
し、しかも、組立てが容易に行える防護柵用自在継手に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防護柵用自在継手としては、例え
ば、実開昭60-31460号公開公報に開示されるものがあ
る。以下に、この従来技術を図面を参照しながら説明す
る。図6は、従来の防護柵用自在継手の部分断面図であ
る。
ば、実開昭60-31460号公開公報に開示されるものがあ
る。以下に、この従来技術を図面を参照しながら説明す
る。図6は、従来の防護柵用自在継手の部分断面図であ
る。
【0003】図6において、1は、球状端部1Aを有する
固定部材、2は、固定部材1の球状端部1Aに嵌め込まれ
る横棧取付部材である。固定部材1は、支柱3にボルト
4によって水平に固定される。横棧取付部材2の先端
は、固定部材1から抜け出ないように絞り込まれてい
る。横棧5は、横棧取付部材2にボルト6によって固定
されている。
固定部材、2は、固定部材1の球状端部1Aに嵌め込まれ
る横棧取付部材である。固定部材1は、支柱3にボルト
4によって水平に固定される。横棧取付部材2の先端
は、固定部材1から抜け出ないように絞り込まれてい
る。横棧5は、横棧取付部材2にボルト6によって固定
されている。
【0004】上述した、従来技術によれば、横棧取付部
材2および固定部材1を介して横棧5を支柱3に回動自
在に取り付けることができるので、傾斜地あるいは湾曲
した道路への防護柵の設置が行える。
材2および固定部材1を介して横棧5を支柱3に回動自
在に取り付けることができるので、傾斜地あるいは湾曲
した道路への防護柵の設置が行える。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術は、次のような問題を有していた。 固定部材1の球状端部1Aが横棧取付部材2内に単に
嵌め込まれているだけなので、横棧5に大きな引っ張り
力が作用すると、横棧取付部材2が球状端部1Aから抜け
出る恐れがある。 横棧取付部材2と支柱3との間には、球状端部1Aの
細径部が露出し、支柱3と横棧5との取付け部分の径が
均一でないので、外観が悪い。 横棧5の取付けの際、横棧取付部材2が定位置に固
定されていないので、横棧5と横棧取付部材2とのボル
ト孔の位置合わせに調整の手間がかかり容易に行えな
い。
た従来技術は、次のような問題を有していた。 固定部材1の球状端部1Aが横棧取付部材2内に単に
嵌め込まれているだけなので、横棧5に大きな引っ張り
力が作用すると、横棧取付部材2が球状端部1Aから抜け
出る恐れがある。 横棧取付部材2と支柱3との間には、球状端部1Aの
細径部が露出し、支柱3と横棧5との取付け部分の径が
均一でないので、外観が悪い。 横棧5の取付けの際、横棧取付部材2が定位置に固
定されていないので、横棧5と横棧取付部材2とのボル
ト孔の位置合わせに調整の手間がかかり容易に行えな
い。
【0006】従って、この考案の目的は、横棧を強固に
支柱に固定でき、優れた外観を有し、しかも、組立てが
容易に行える防護柵用自在継手を提供することにある。
支柱に固定でき、優れた外観を有し、しかも、組立てが
容易に行える防護柵用自在継手を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、垂直な支柱
を貫通して挿入される水平ボルトによって前記支柱に固
定される、横棧の外径より若干、太径の横棧端部固定用
ブラケットと、前記横棧の端部を前記ブラケットに固定
するための垂直ボルトとからなり、前記ブラケットは、
上部ブラケットおよび下部ブラケットによって構成さ
れ、前記両ブラケットにより形成される前記横棧の端部
が挿入される凹部は、入口は前記横棧の外径とほぼ同径
で、奥に向かうに従って幅広がりに形成されており、前
記横棧の端部は、前記上部ブラケットおよび前記横棧の
端部に形成された、前記垂直ボルトの径より太径のボル
ト孔を貫通し、前記下部ブラケットに螺合する前記垂直
ボルトによって固定されることに特徴を有するものであ
る。
を貫通して挿入される水平ボルトによって前記支柱に固
定される、横棧の外径より若干、太径の横棧端部固定用
ブラケットと、前記横棧の端部を前記ブラケットに固定
するための垂直ボルトとからなり、前記ブラケットは、
上部ブラケットおよび下部ブラケットによって構成さ
れ、前記両ブラケットにより形成される前記横棧の端部
が挿入される凹部は、入口は前記横棧の外径とほぼ同径
で、奥に向かうに従って幅広がりに形成されており、前
記横棧の端部は、前記上部ブラケットおよび前記横棧の
端部に形成された、前記垂直ボルトの径より太径のボル
ト孔を貫通し、前記下部ブラケットに螺合する前記垂直
ボルトによって固定されることに特徴を有するものであ
る。
【0008】
【作用】この考案によれば、横棧の水平および垂直方向
の回動は、垂直ボルトが横棧に形成された前記垂直ボル
トより太径のボルト孔内に挿通されることによって、所
定角度の範囲内において自在に行われる。
の回動は、垂直ボルトが横棧に形成された前記垂直ボル
トより太径のボルト孔内に挿通されることによって、所
定角度の範囲内において自在に行われる。
【0009】
【実施例】次に、この考案の防護柵用自在継手の一実施
態様を、図面を参照しながら説明する。
態様を、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、この考案の防護柵用自在継手の一
実施態様を示す平面図、図2は、図1のA−A線断面
図、図3は、図1のB−B線断面図、図4は、この考案
における横棧の端部を示す平面図、図5は、この考案の
防護柵用自在継手の一実施態様を示す斜視図である。
実施態様を示す平面図、図2は、図1のA−A線断面
図、図3は、図1のB−B線断面図、図4は、この考案
における横棧の端部を示す平面図、図5は、この考案の
防護柵用自在継手の一実施態様を示す斜視図である。
【0011】図1から図5において、7は、垂直な支
柱、8は、支柱7を貫通して挿入される水平ボルト9に
よって支柱7に固定される、横棧10の外径より若干、太
径の横棧端部固定用ブラケット、11は、横棧10の端部を
ブラケット8に固定するための垂直ボルトである。
柱、8は、支柱7を貫通して挿入される水平ボルト9に
よって支柱7に固定される、横棧10の外径より若干、太
径の横棧端部固定用ブラケット、11は、横棧10の端部を
ブラケット8に固定するための垂直ボルトである。
【0012】ブラケット8は、上部ブラケット8Aおよび
下部ブラケット8Bによって構成されている。両ブラケッ
ト8A、8Bにより形成される、横棧10の端部が挿入される
凹部(S) は、入口は横棧10の外径とほぼ同径で、奥に向
かうに従って幅広がりに形成されている。横棧10の端部
は、上部ブラケット8Aおよび横棧10の端部に形成された
ボルト孔10A 、10B を貫通し、下部ブラケット8Bに螺合
する垂直ボルト11によって固定されているが、図4に示
すように、ボルト孔10A 、10B は、横棧10が垂直および
水平方向に所定角度範囲内において自在に回動するよう
に、垂直ボルト11の径より太径に形成されている。
下部ブラケット8Bによって構成されている。両ブラケッ
ト8A、8Bにより形成される、横棧10の端部が挿入される
凹部(S) は、入口は横棧10の外径とほぼ同径で、奥に向
かうに従って幅広がりに形成されている。横棧10の端部
は、上部ブラケット8Aおよび横棧10の端部に形成された
ボルト孔10A 、10B を貫通し、下部ブラケット8Bに螺合
する垂直ボルト11によって固定されているが、図4に示
すように、ボルト孔10A 、10B は、横棧10が垂直および
水平方向に所定角度範囲内において自在に回動するよう
に、垂直ボルト11の径より太径に形成されている。
【0013】下部ブラケット8Bの下面に、垂直ボルト11
の下端が螺合する雌螺子8Cを突設し、雌螺子8Cを横棧10
の下方のボルト孔10B 内に挿入すれば、柵組立て時の横
棧10の位置決めが容易に行える。
の下端が螺合する雌螺子8Cを突設し、雌螺子8Cを横棧10
の下方のボルト孔10B 内に挿入すれば、柵組立て時の横
棧10の位置決めが容易に行える。
【0014】このように構成されている、この考案の防
護柵用自在継手によれば、横棧10のボルト孔10A 、10B
は、垂直ボルト11の径より太径に形成され、そして、ブ
ラケット8の凹部(S) が奥に向かうに従って幅広がりに
形成されているので、横棧10を水平および垂直方向に所
定角度範囲内において自在に回動させることができる。
これによって、傾斜地あるいは湾曲した道路への防護柵
の設置が容易に行える。
護柵用自在継手によれば、横棧10のボルト孔10A 、10B
は、垂直ボルト11の径より太径に形成され、そして、ブ
ラケット8の凹部(S) が奥に向かうに従って幅広がりに
形成されているので、横棧10を水平および垂直方向に所
定角度範囲内において自在に回動させることができる。
これによって、傾斜地あるいは湾曲した道路への防護柵
の設置が容易に行える。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 横棧をボルトによって固定するので、横棧がブラケ
ットから抜け出ることを確実に防止できる。 横棧と支柱との間には、従来技術のように細径部が
なく、支柱と横棧との取付け部分の径がほぼ均一となる
ので、外観が損なわれることがない。 ブラケットに突起(垂直ボルト用雌螺子)が形成さ
れているので、横棧の位置決めが容易に行える。
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 横棧をボルトによって固定するので、横棧がブラケ
ットから抜け出ることを確実に防止できる。 横棧と支柱との間には、従来技術のように細径部が
なく、支柱と横棧との取付け部分の径がほぼ均一となる
ので、外観が損なわれることがない。 ブラケットに突起(垂直ボルト用雌螺子)が形成さ
れているので、横棧の位置決めが容易に行える。
【図1】この考案の防護柵用自在継手の一実施態様を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】この考案における横棧の端部を示す平面図であ
る。
る。
【図5】この考案の防護柵用自在継手の一実施態様を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】従来技術の防護柵用自在継手を示す部分断面図
である。
である。
1:固定部材、 1A:球状端部、 2:横棧取付部材、 3:支柱、 4:ボルト、 5:横棧、 6:ボルト、 7:支柱、 8:ブラケット、 8A:上部ブラケット、 8B:下部ブラケット、 8C:雌螺子、 9:水平ボルト、 10:横棧、 10A :上部のボルト孔、 10B :下部のボルト孔、 11:垂直ボルト。
Claims (2)
- 【請求項1】 垂直な支柱を貫通して挿入される水平ボ
ルトによって前記支柱に固定される、横棧の外径より若
干、太径の横棧端部固定用ブラケットと、前記横棧の端
部を前記ブラケットに固定するための垂直ボルトとから
なり、前記ブラケットは、上部ブラケットおよび下部ブ
ラケットによって構成され、前記両ブラケットにより形
成される前記横棧の端部が挿入される凹部は、入口は前
記横棧の外径とほぼ同径で、奥に向かうに従って幅広が
りに形成されており、前記横棧の端部は、前記上部ブラ
ケットおよび前記横棧の端部に形成された、前記垂直ボ
ルトの径より太径のボルト孔を貫通し、前記下部ブラケ
ットに螺合する前記垂直ボルトによって固定されること
を特徴とする防護柵用自在継手。 - 【請求項2】 前記下部ブラケットの下面には、前記垂
直ボルトの下端が螺合する雌螺子が突設されており、前
記雌螺子は、前記横棧の下方の前記ボルト孔内に挿入さ
れることを特徴とする、請求項1記載の防護柵用自在継
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2352693U JP2539603Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 防護柵用自在継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2352693U JP2539603Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 防護柵用自在継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676566U JPH0676566U (ja) | 1994-10-28 |
JP2539603Y2 true JP2539603Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=12112897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2352693U Expired - Lifetime JP2539603Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 防護柵用自在継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539603Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP2352693U patent/JP2539603Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0676566U (ja) | 1994-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2539603Y2 (ja) | 防護柵用自在継手 | |
JP3807701B2 (ja) | 接続用継手およびそれを用いた接続構造 | |
JP2007063834A (ja) | 防護柵用支柱及び防護柵 | |
JPH0439285Y2 (ja) | ||
JP2593202Y2 (ja) | 防護柵のガードパイプ取付金具 | |
JPH08144576A (ja) | 防護柵用自在継手 | |
JP2791545B2 (ja) | 防護柵 | |
JPH0676565U (ja) | 防護柵用自在継手 | |
JP2869334B2 (ja) | 道路用防護柵 | |
JP2628273B2 (ja) | 道路柵 | |
JPH09151429A (ja) | 防護柵の手摺用自在継手 | |
JPH09111728A (ja) | 柵 体 | |
JP2816657B2 (ja) | 鉄塔用標識体の接合金具 | |
JPS6223844Y2 (ja) | ||
JPH0612019Y2 (ja) | 交通信号専用鋼管柱における機器、機材用可動式連結機構 | |
JP2605007Y2 (ja) | 防護柵用自在継ぎ手構造 | |
JP2506391Y2 (ja) | 高欄用支柱と横梁との固定構造 | |
JP2562798Y2 (ja) | 防護柵の横桟取付け用金具 | |
JP3497668B2 (ja) | 防護柵 | |
JPH08284486A (ja) | 柵の手摺受け金具 | |
JP3004976U (ja) | 防護柵 | |
JP3004975U (ja) | 防護柵 | |
JP2595395Y2 (ja) | 手摺用ブラケット | |
JPH11293636A (ja) | 支柱とパネルとの接合構造 | |
JP2593391Y2 (ja) | 防護柵の支柱本体への横桟の取り付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |