JP3073388B2 - 遊技用装置の取付枠用固定装置 - Google Patents

遊技用装置の取付枠用固定装置

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JP3073388B2
JP3073388B2 JP06080863A JP8086394A JP3073388B2 JP 3073388 B2 JP3073388 B2 JP 3073388B2 JP 06080863 A JP06080863 A JP 06080863A JP 8086394 A JP8086394 A JP 8086394A JP 3073388 B2 JP3073388 B2 JP 3073388B2
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幸彦 石井
一彦 中村
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カズサ工業株式会社
株式会社サードフォース
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、パチコ台等の
ような遊技用装置の取付枠に遊技用装置の木枠部分を固
定するための固定装置に係り、特に、固定作業を容易に
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ店におけるパチンコ台の
配設の仕方としては、複数のパチンコ台が隣接してなる
島と称される集合を形成し、この島を店の規模に応じて
複数設けるような配置構成となっている。この島におい
ては、店内の床に対して水平で且つ互いに平行で、しか
もその間隔が丁度パチンコ台の縦方向の長さに略等しい
2本の梁を設け、この2本の梁の間にパチンコ台をはめ
込むようにし、釘を用いてパチンコ台とそれぞれの梁と
を固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような取付においては、次述するような問題がある。す
なわち、2本の梁は、水平に精度が保たれた状態で、パ
チンコ遊戯が行われることが前提となっているが、この
梁の水平精度は結局これを取付工事する建築作業者の技
量に負う面が大であるために、場合によっては充分に満
足する水平度が得られない梁が設けられることがある。
【0004】また、2本の梁が仮に充分な水平精度で設
けられている場合であっても、釘打ちによりパチンコ台
を2本の梁に傾きなく固定することが要求されるため、
慎重な取付作業を行う必要があり、数多くのパチンコ台
を取付る際に作業効率が極めて低いという問題を生じて
いた。
【0005】このため、本願発明者は、かかる問題を解
決し、パチンコ台の取付作業を容易する遊技用装置の取
付枠を案出するに至り、既に出願を行っている。この遊
技用装置の取付枠では、遊技用装置の木枠部分を固定す
る固定装置を設ける構造となっているが、本発明は特に
この固定装置について開示するものである。
【0006】すなわち、本発明は、遊技用装置の取付枠
に適した操作の容易な遊技用装置の取付枠用固定装置を
提供するものである。また、本発明の他の目的は、簡易
な構成により固定作用が確実な遊技用装置の取付枠用固
定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る遊技用装置の取付枠用固定装置は、棒状部材の上部位
置で当該棒状部材が連結板で連結される一方、前記棒状
部材の下端側で当該棒状部材が遊技用装置の底板の縁に
接合する底部押さえ板で連結されて矩形枠状に形成され
た基部と、前記基部の両側であって平板部が遊技用装置
の側枠を挟持する間隔あるいは前記側枠とぼぼ同一間隔
で設けられてなる側板部と、前記棒状部材の上方の頂部
に設けられた上梁用押さえ金具および上梁用押さえ板
と、前記底部押さえ板の左右に設けられ前記遊技用装置
の水平度の調節する水平調節板と、前記上梁用押さえ金
具に形成された垂直度調節穴および調節ボルトとを具備
し、上梁用押さえ金具と上梁用押さえ板との間に前記遊
技用装置の上枠と上梁とを固定することより、平行する
二本の梁の間に前記遊技用装置の木枠を固設できる構成
をした取付枠に使用され前記側板部に設けられた固定装
置であって、前記遊技用装置の木枠の内側の側面部分に
点又は線接触する部位でもって前記遊技用装置の木枠を
固定することができる当接部材と、前記当接部材を前記
木枠の内側から前記木枠の側面部分に対して離接自在に
変位せしめる離接手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0008】請求項2記載の発明では、前記当接部材
は、前記平板部に止められた固定片に爪本体がピンで連
結されて蝶番構造にされた固定爪からなり、前記離接手
段は、前記平板部に回転可能に取り付けられた回転蓋体
からなり、前記回転蓋体で前記爪本体を覆うと前記爪本
体が前記遊技用装置の側枠に食い込み、前記爪本体が現
れるように前記回転蓋体を回転させると前記爪本体が離
反する方向に開ける構造としたことを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項3記載の発明では、前記離接部材
は、前記平板部に止められていて前記遊技用装置の側枠
が遊嵌される保持具に回転可能に支持された操作レバー
からなり、前記当接部材は、前記操作レバーに固着され
た補助支持片に前記保持具側にずれて取り付けられた当
接片からなり、前記操作レバーを固定位置に動かすと前
記当接片が前記保持具より突出して前記遊技用装置の側
枠に食い込み、前記操作レバーを解除位置に回転させる
と前記当接片が前記保持具側から突出しない構造とした
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明では、前記離接部材
は、前記平板部に止められていて前記遊技用装置の側枠
が遊嵌される保持具に固定された支持片に回転可能に支
持された操作レバーからなり、前記当接部材は、前記操
作レバーの支持部の側の部分に当該操作レバーの短軸方
向に前記操作レバーと一体的に且つ略半円形状に突出形
成された周縁部からなり、前記操作レバーを固定位置に
動かすと前記当接片が前記保持具より突出して前記遊技
用装置の側枠に食い込み、前記操作レバーを解除位置に
回転させると前記当接片が前記保持具側から突出しない
構造としたことを特徴とするものである。
【0011】請求項1記載の発明においては、当接部材
が理節手段より遊技用装置の木枠の側面部分おその内側
から側面側へ変位されることにより、当接部材の点又は
線接触部分が側面部分に強く押しつけられることとな
り、取付枠に木枠が保持されるように作用することにな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る遊技用装置の取付枠用固
定装置の実施例を図1ないし図11を参照しつつ説明す
る。ここで、図1は本発明に係る遊技装置用の取付枠用
固定装置の第1の実施例を示す全体斜視図、図2は第1
の実施例の固定装置が用いられる取付枠の上梁用押さえ
金具近傍の背面側からの部分斜視図、図3は第1の実施
例の固定装置が用いられる取付枠の水平調節板近傍の部
分斜視図、図4は第1の実施例における固定装置の分解
斜視図、図5は第1の実施例の固定装置を構成する回転
蓋体を開く場合の状態を示す部分斜視図、図6は第2の
実施例を示す全体斜視図、図7は第2の実施例における
固定装置の分解斜視図、図8は第2の実施例の固定装置
に用いられる当接部の全体斜視図、図9は第2の実施例
の固定装置を構成する操作レバーの支持片側の端部近傍
の部分斜視図、図10は第3の実施例を示す全体斜視
図、図11は第4の実施例を示す部分斜視図である。な
お、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するも
のではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変すること
ができるものである。
【0013】先ず、本実施例の固定装置が用いられる取
付枠は、図1に示されたように矩形枠状に形成された基
部1と、この基部1の両側に取り付けられた側板部2
a、2bとに大別されてなるものである。そして、この
取付枠は、パチンコ台(図1には二点鎖線によりパチン
コ台の枠部分が示されている。)イを、その背面側で固
定するようになっている(詳細は後述)ものである。
【0014】本実施例の基部1は、短手軸方向の断面が
略L字状の棒状部材3a、3bが、その上部の適宜な位
置で連結板4により連結される一方、その下端側は、底
部押さえ板5によって連結されてなるものである。な
お、本実施例において、連結板4はねじを用いて棒状部
材3a、3bと連結されており、底部押さえ板5は溶接
により棒状部材3a、3bと連結されている。
【0015】基部1を構成する棒状部材3a、3bの上
方の頂部は、平板状に形成されて短手軸方向に延設され
ており、上梁用押さえ金具6a、6bおよび上梁用押さ
え板7a、7bがねじ止めされている。そして、後述す
るように上梁用押さえ金具6a、6bと上梁用押さえ板
7a、7bとの間にパチンコ台イの上枠Aと上梁ロ(図
1においてパチンコ台イと共に二点鎖線により表示)と
が固定されるようになっている(図1および図2参
照)。本実施例の上梁用押さえ金具6a、6bは、図1
および図2に示されたように側端面の形状が略かぎ型に
形成されてなるもので、側端面が略L字状に形成された
本体部8の一方の平面部分には切欠9が形成されてお
り、この切欠9の両側からは取付用舌片10a、10b
が延設されている(図2参照)。
【0016】本体部8の取付用舌片10a、10bが延
設される側の部位で且つ丁度上梁ロが接合する位置に
は、3つの垂直度調節穴11が穿設されており、後述す
るようにパチンコ台の垂直度を調節するために使用され
るものとなっている(図2参照)。この本体部8にの一
方の平面部分には切欠9が形成されており、上梁用押さ
え板7a、7bが挿通されるようになっている(図1お
よび図2参照)。また、この上梁用押さえ金具6a、6
bの取付用舌片10a、10bには、その長手軸方向に
ネジと同一の幅を有する長穴12が穿設されており、前
後方向(図2において白抜き矢印方向)における取付位
置を調節できるようになっている。
【0017】上梁用押さえ板7a、7bは、上梁用押さ
え金具6a、6bの取付用舌片10a、10bの略中間
位置に取り付けられて、その先端部が本体部8の切欠9
から突出するようになっている(図1参照)。この上梁
用押さえ板7a、7bには、その長手軸方向において中
央から片側に長穴13が穿設されており、取付の際にそ
の位置が調節できるようになっている。
【0018】一方、棒状部材3a、3bの下端側に設け
られた本実施例の当接部材としての底部押さえ板5は、
両端部を除く短軸方向の断面形状が略L字状に形成され
てなるもので、パチンコ台イの底板Cの長手方向の縁に
接合するようになっている(図1および図3参照)。そ
して、この棒状部材3a、3bの長手軸方向の両端部近
傍の長手軸方向に沿う一方の側端には、図3に示された
ようにパチンコ台の水平度の調節(詳細は後述)のため
の水平調節板14a、14bが垂設されている。この水
平調節板14a、14bには調節ボルト15が螺合する
3つの調節穴16が穿設されており、略L字状に配置さ
れている。
【0019】そして、この水平調節板14a、14b
は、調節穴16に調節ボルト15を螺合させ、その螺合
の具合を調節することによってパチンコ台の水平度を調
節できるようにしているものである(詳細は後述)。側
板部2a、2bは、その平板部17a、17bがパチン
コ台イをその両側面から挟持するような間隔で設けられ
ており(図1参照)、平板部17a、17bには、その
長手軸方向に適宜な間隔をおいて2つづつ固定装置18
が設けられている。この固定装置18は、パチンコ台イ
の枠の内、側枠Bをこの固定装置18と平板部17a、
17bとの間に固定するもので(図1参照)、当接部材
としての固定爪19と、離接手段としての回転蓋体20
とを主たる構成要素としてなるものである。
【0020】すなわち、固定爪19は、図4に示された
ように固定片19aと爪本体19bとを有し、この固定
片19aと爪本体19bとがピン21により連結され、
蝶番構造が形成されており、爪本体19bが平板部17
a(又は17b)から離れる方向に開閉可能となってい
る。固定片19aは、平板部17a、17bにねじ止め
されるようになっているが、平板部17a、17bに
は、その長手軸方向に沿ってこの固定片19aを取り付
けるための固定片用取付穴22が複数設けられており、
取付位置を適宜変え得るようになっている。
【0021】爪本体19bは、先端が鋭利に形成された
複数の突起爪23を有すると共に、この複数の突起爪2
3と反対側に係止片24が設けらなるもので、回転蓋体
20を図1に示されたように爪本体19bを覆うように
位置させると、係止片24が回転蓋体20の内側の面に
当接することちなり、爪本体19bと平板部17a(又
は17b)との間に位置するパチンコ台イの側枠Bに突
起爪23が食い込むようになっている(図1参照)。
【0022】本実施例の回転蓋体20は、図4に示され
たように長方形状に形成された背板20aの長手軸方向
(図4において紙面上下方向)に沿った両側端から略四
半円形状の蓋体片20bと長方形状の取付片20cとが
垂設されてなるものである。蓋体片20bの略直角の角
部近傍および取付片20cの対向する部位には、それぞ
れねじ穴20dが穿設されており、蓋体片20bと取付
片20cとの間に平板部17a(又は17b)が位置す
るようにし、蓋体片20b側から上述した二つのねじ穴
20dおよび平板部17a(又は17b)の回転蓋体用
取付穴25に長ねじ26を螺合させることで、回転蓋体
20は平板部17a(又は17b)に回転可能に取り付
けられるようになっている(図4および図5参照)。
【0023】なお、図示されてないが、平板部17a
(又は17b)と取付片20cとは長ねじ26に螺合さ
れた二つのナットによって接合状態とされるようになっ
ている。なお、回転蓋体用取付穴25は、先の固定片用
取付穴22同様に平板部17a(又は17b)の長手軸
方向に複数設けられており、回転蓋体20の取付位置が
適宜調節できるようになっている。
【0024】しかして、上記構成における本取付枠の使
用方法について以下に説明する。先ず、前提として図1
において二点鎖線で示されるような上梁ロと下梁ハとが
設けられているものとする。この上梁ロおよび下梁ハ
は、パチンコ店内におけるいわゆる島と称される複数の
パチンコ台および台間玉貸機との集合体に設置されるも
ので、通常、この上梁ロおよび下梁ハとの間に複数のパ
チンコ台および台間玉貸機が隣接配置されるようになっ
ているものである。
【0025】先ず、パチンコ台イを本取付枠に取り付け
るに際し、固定装置18の回転蓋体20を図5に示され
たように爪本体19bが現れるように取付枠の背面側
(図5の矢印の方向)に回転させ、さらに、爪本体19
bを平板部17a(又は17b)から離反する方向へ開
いた状態(図示せず)とする。パチンコ台イを下梁ハの
上に乗せ、パチンコ台イの背面側から本取付枠を、側板
部2a、2bがパチンコ台イの側枠Bに接合するように
してパチンコ台イの前面側(図1において紙面裏面側か
ら表面側)へ押し込んでゆく。この時、パチンコ台イの
上枠Aと上梁ロが、上梁用押さえ金具6a、6bと上梁
用押さえ板7a、7bとの間に位置するようにする(図
1参照)。
【0026】そして、パチンコ台イの側枠Bの背面側の
端面が固定装置18の固定片19aに当接したところ
で、爪本体19bを側枠B側へ倒し、続いて回転蓋体2
0を先とは逆方向に回転させて爪本体19bが覆われる
ようにすることで、爪本体19bの係止片24が回転蓋
体20の内側に当接し、その結果、爪本体19bの突起
爪23が側枠Bに食い込むようになっており、パチンコ
台イは側枠Bの所で固定装置18により固定された状態
となり、パチンコ台イの取付作業の第1段階が終了す
る。
【0027】次に、上述のようにして上梁ロおよび下梁
ハの間に、本取付枠を介して取り付けられたパチンコ台
イの水平および垂直度の調節について説明する。先ず、
水平度の調節について説明すれば、水平度は底部押さえ
板5の左右における水平調節板14a、14bの調節穴
16に調節ボルト15を螺合させ、パチンコ台イに取り
付けた水平器(図示せず)を見ながら、調節ボルト15
の螺合の大きさを変えつつ水平が得られるようにする。
【0028】一方、垂直度の調節は、上梁用押さえ金具
6a、6bに形成された垂直度調節穴11に調節ボルト
15を螺合させて、その螺合の大きさを適宜調節するこ
とにより、パチンコ台イがその底部(下梁ハと接合して
いる側)を中心にして前後に傾斜を変え得るようになっ
ているので、垂直を得ることができることとなる。以上
のようにして水平度および垂直度を調節することでパチ
ンコ台イの設置作業が完了することとなる。
【0029】次に、第2の実施例について図6ないし図
9を参照しつつ説明する。なお、上述した第1の実施例
と同一の構成要素については同一の番号を付し、その詳
細な説明は省略するものとする。この第2の実施例にお
ける固定装置30は、パチンコ台イの側枠Bの背面側
(パチンコ台イの背面側)の端面の一部が遊嵌される保
持具31と、この保持具31に設けられた固定具32と
に大別されてなるものである。
【0030】本実施例の保持具31は、平板部17a
(又は17b)にねじ止めされる長方形状の取付片31
aを有し、この取付片31aの長手軸方向の一方の側部
から垂直に長方形状の端面当接片31bが延設されてお
り、さらにこの端面当接片31bの長手軸方向の一側部
から先の取付片31aと平行に対向するように固定具取
着片31cが延設されている。そして、この固定具取着
片31cの長手軸方向の側端部分は、外側(平板部17
a(又は17bから遠ざかる方向)に若干開いてガイド
片31dとなっているものである(図6および図7参
照)。固定具取着片31cは、その中央部に矩形状の開
口部33が穿設されており、後述する固定具32の当接
片32cが出入りする部分となっている。また、取付片
31aと固定具取着片31cとの間隔は、パチンコ台イ
の側枠Bの板厚に略等しく設定されている。
【0031】本実施例の固定具32は、棹部材としての
操作レバー32aと、この操作レバー32aを回動自在
に支持する支持片32bと、パチンコ台イの側枠Bに当
接する当接部材としての当接片32cと、この当接片3
2cが固着される補助支持片32dと、を主たる構成要
素としてなるものである。操作レバー32aは、略短冊
状に形成されており、その一端側近傍で支持片32bに
例えばリベット34によって取着されており、固定具取
着片31cの上で180度の回動角をもって回動自在と
なっている。
【0032】本実施例の当接片32cは、全体の概略形
状が円形であるが、傾斜面35を有しており、この傾斜
面35は丁度円錐体の周面の一部をなすように形成され
たものである(図8参照)。そして、その中心に穿設さ
れたねじ穴36に螺合するねじ37によって補助支持片
32dに固定されている。この補助支持片32dにおけ
る当接片32cの取付位置は、先の操作レバー32aに
おけるリベット34の取付位置が操作レバー32aの短
軸方向(図7において紙面左右方向)で略中央の位置で
あるのに対し、補助支持片32dの短軸方向で固定具取
着片31c側にずれている。
【0033】したがって、操作レバー32aを図6およ
び図9(a)に示されたように固定位置に位置させた場
合、当接片32cの周縁部の一部が固定具取着片31c
の開口部33から裏面側(図9(a)において紙面裏面
側)に若干突出するようになっている。その一方、操作
レバー32aを、上述の場合とは反対側の解除位置に位
置させた場合(図9(b)参照)には、開口部33から
裏面側に突出していた当接片32cの周縁部分は、操作
レバー32aの回動に伴い図9(b)に示されたように
操作レバー32aの上部側に現れるようになっている。
【0034】本実施例の補助支持片32dは、図7に示
されたように、短冊状の部材をその長手方向の中央付近
で直角に折り曲げ、さらに、再度もとの方向へ直角に折
り曲げてなるもので、当接片32cが固着される部位ニ
と操作レバー32aに固着される部位ホとが略平行とな
るように形成されている。なお、部位ホを操作レバー3
2aに固着する手段としては、溶接、ねじ止め等があ
る。
【0035】上記構成において、この固定装置30によ
りパチンコ台イの側枠Bを固定するには、先ず、操作レ
バー32aを解除位置(図9(b)参照)に設定する。
その後、パチンコ台イの背面側の側枠Bの端面が固定具
取着片31cと平板部17a(又は17b)との間に挟
まれるように位置させる。そして、操作レバー32aを
固定位置(図9(a)参照)へ動かすことによって、当
接片32cの周縁部分が開口部33の表側(操作レバー
32aが設けられている側)から裏側へ徐々に突出する
ようになる。その結果、当接片32cの周縁部分が側枠
Bに当接し、操作レバー32aが最終的に固定位置に位
置したところで、当接片32cの周縁部分が側枠Bに食
い込むこととなり、側枠Bが平板部17a(又は17
b)と固定装置30との間に堅固に保持されることとな
る。
【0036】次に、第3の実施例について図10を参照
しつつ説明する。この第3の実施例は、固定装置が固設
される側板部の構成を変えたことに伴い、固定装置の一
部の構造を変えたものである。すなわち、この第3の実
施例における側板部38bは、短軸方向の断面が略L字
状に形成されたもので、図10に示されたものは、図1
に示された棒状部材3b側に取着されるものである。な
お、棒状部材3a側に取着される側板部については、図
10に示されたものを線対称に形成したものであり、基
本的には同一構成であるので、図示は省略する。
【0037】この側板部38bは、外観が略矩形状の第
1の取付片39aと、この第1の取付片39a側辺から
略直角に延設された同じく外観が略矩形状の第2の取付
片39bからなるものである。第1の取付片39aは、
棒状部材3bに接合してねじ止めされる部位であり、長
手軸方向の端部近傍においてねじ螺合穴40が設けられ
ている。また、第1の取付片39aと第2の取付片39
bとの間に形成される角部近傍には、長手軸方向に沿っ
て、略矩形状の開口部41が2カ所形成されている。一
方、第2の取付片39bは、固定装置42が固設される
部位となっており、その長手軸固方向に沿って固定装置
42を取り付けるためのねじ螺合穴43が複数設けられ
ており、固定装置42の取付位置を調節できるようにな
っている。
【0038】固定装置42は、保持具44の構成が先の
第2の実施例(図6および7参照)と異なっている点を
除いて、他の基本的な構成は第2の実施例と同様であ
る。すなわち、保持具44は、上述した側板部38bの
第2の取付片39bにねじ止めされる取付片44aと、
この取付片44aの長手軸方向(図10において紙面上
下方向)の一側縁部から略垂直に延設された固定具取着
片44bと、この固定具取着片44bの長手軸方向(図
10において紙面上下方向)の一側縁部において外側
(図10において紙面表方向)に若干開くようにして延
設されたガイド片44cとからなるものである。
【0039】本実施例において、固定装置42は、側板
部38b(および図示されない反対側の側板板)の長手
軸方向において適宜な間隔をおいて2つ設けられてお
り、固定装置42の当接片32cがパチンコ台イの2つ
の側枠B(図10においては一方の側枠Bのみ二点鎖線
により表示)を内側から外側へ押圧するようにして食い
込んでパチンコ台イが取付枠に保持されるようになって
いるものである。
【0040】次に、図11を参照しつつ固定装置の第4
の実施例について説明する。この第4の実施例における
固定装置45は、固定具46が第2の実施例に述べたも
のと異なる点を除いて、他の基本的構成は第2の実施例
に述べた固定装置と同一のものである。なお、第2の実
施例と同一の構成要素については、同一の符号を付して
その説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明するこ
ととする。
【0041】固定具46は、棹部材としての操作レバー
46aと、この操作レバー46aを回動自在に支持する
支持片46bとを有してなり、操作レバー46aはリベ
ット46cによって支持片46bに回動自在に取り付け
られてなるものである。操作レバー46aは、支持片4
6bに接合する側の端部が、短軸方向に略半円形状に突
出形成されると共に、その周縁部47は肉薄に形成され
ている(図11(b)参照)。したがって、周縁部47
は、操作レバー46aの一端部分に一体的に形成された
当接部材としての機能を果たすしている。そして、操作
レバー46aは、固定位置(図11(a)参照)に位置
した場合、周縁部47が開口部33の裏側(図11にお
いて紙面裏面側)へ突出するように支持片46bに取り
付けられている。したがって、操作レバー46aを解除
位置に位置させた場合(図11(b)参照)、周縁部4
7は、開口部33の表側の上方に位置することとなる。
【0042】本実施例における取付枠は、パチンコ台を
取り付けるものとして説明したが、パチンコ台と同様な
取付環境を有する遊技用装置であればパチンコ台に限定
される必要はなく、本発明は他の装置にも適用可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、遊技用装置の木枠にその内側から当接する部材を設
け、その部材を離接可能が離接可能となるように構成す
ることにより、当接部材が遊技用装置の木枠の内側から
外側に向かって木枠の側面部分に押し付けられ、当接部
材が木枠の側面部分に食い込むようになるので、取付枠
に木枠が確実に且つ堅固に保持されるという効果を奏す
るものである。また、当接部材を離接可能に設けたこと
で、操作が容易で且つ簡易な構成の固定装置を提供する
ことができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遊技装置用の取付枠の一実施例
を示す全体斜視図である。
【図2】 本実施例に用いられる上梁用押さえ金具近傍
の背面側から部分斜視図である。
【図3】 本実施例に用いられる水平調節板近傍の部分
斜視図である。
【図4】 本実施例に用いられる固定装置の分解斜視図
である。
【図5】 本実施例に用いられる固定装置の回転蓋体を
開く場合の状態を示す部分斜視図である。
【図6】 第2の実施例を示す全体斜視図である。
【図7】 第2の実施例における固定装置の分解斜視図
である。
【図8】 第2の実施例の固定装置に用いられる当接部
の全体斜視図である。
【図9】 第2の実施例の固定装置を構成する操作レバ
ーの支持片側の端部近傍の部分斜視図である。
【図10】 第3の実施例を示す全体斜視図である。
【図11】 第4の実施例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
2a、2b…側板部 5…底部押さえ板 6a、6b…上梁用押さえ金具 7a、7b…上梁用押さえ板 11…垂直度調節穴 14a、14b…水平調節板 18…固定装置 19…固定爪 20…回転蓋体 30…固定装置(第2の実施例) 31…保持具 31a…取付片 31b…端面当接片 31c…固定具取着片 31d…ガイド片 32…保持具 32a…操作レバー 32b…支持片 32c…当接片 32d…補助支持片 33…開口部 38b…側板部(第3の実施例) 42…固定装置(第3の実施例) 44…保持具(第3の実施例) 45…固定装置(第4の実施例) 46…固定具(第4の実施例)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−191976(JP,A) 特開 平3−191977(JP,A) 特開 平5−42253(JP,A) 実開 平5−18575(JP,U) 実開 昭61−16188(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状部材の上部位置で当該棒状部材が連
    結板で連結される一方、前記棒状部材の下端側で当該棒
    状部材が遊技用装置の底板の縁に接合する底部押さえ板
    で連結されて矩形枠状に形成された基部と、 前記基部の両側であって平板部が遊技用装置の側枠を挟
    持する間隔あるいは前記側枠とぼぼ同一間隔で設けられ
    てなる側板部と、 前記棒状部材の上方の頂部に設けられた上梁用押さえ金
    具および上梁用押さえ板と、 前記底部押さえ板の左右に設けられ前記遊技用装置の水
    平度の調節する水平調節板と、 前記上梁用押さえ金具に形成された垂直度調節穴および
    調節ボルトとを具備し、上梁用押さえ金具と上梁用押さ
    え板との間に前記遊技用装置の上枠と上梁とを固定する
    ことより、平行する二本の梁の間に前記遊技用装置の木
    枠を固設できる構成をした取付枠に使用され前記側板部
    に設けられた固定装置であって、 前記遊技用装置の木枠の内側の側面部分に点又は線接触
    する部位でもって前記遊技用装置の木枠を固定すること
    ができる当接部材と、 前記当接部材を前記木枠の内側から前記木枠の側面部分
    に対して離接自在に変位せしめる離接手段とを備えたこ
    とを特徴とする遊技用装置の取付枠用固定装置。
  2. 【請求項2】 前記当接部材は、前記平板部に止められ
    た固定片に爪本体がピンで連結されて蝶番構造にされた
    固定爪からなり、 前記離接手段は、前記平板部に回転可能に取り付けられ
    た回転蓋体からなり、前記回転蓋体で前記爪本体を覆う
    と前記爪本体が前記遊技用装置の側枠に食い込み、前記
    爪本体が現れるように前記回転蓋体を回転させると前記
    爪本体が離反する方向に開ける構造としたことを特徴と
    する請求項1記載の遊技用装置の取付枠用固定装置。
  3. 【請求項3】 前記離接部材は、前記平板部に止められ
    ていて前記遊技用装置の側枠が遊嵌される保持具に回転
    可能に支持された操作レバーからなり、 前記当接部材は、前記操作レバーに固着された補助支持
    片に前記保持具側にずれて取り付けられた当接片からな
    り、 前記操作レバーを固定位置に動かすと前記当接片が前記
    保持具より突出して前記遊技用装置の側枠に食い込み、
    前記操作レバーを解除位置に回転させると前記当接片が
    前記保持具側から突出しない構造としたことを特徴とす
    る請求項1記載の遊技用装置の取付枠用固定装置。
  4. 【請求項4】 前記離接部材は、前記平板部に止められ
    ていて前記遊技用装置の側枠が遊嵌される保持具に固定
    された支持片に回転可能に支持された操作レバーからな
    り、 前記当接部材は、前記操作レバーの支持部の側の部分に
    当該操作レバーの短軸方向に前記操作レバーと一体的に
    且つ略半円形状に突出形成された周縁部からなり、 前記操作レバーを固定位置に動かすと前記当接片が前記
    保持具より突出して前記遊技用装置の側枠に食い込み、
    前記操作レバーを解除位置に回転させると前記当接片が
    前記保持具側から突出しない構造としたことを特徴とす
    る請求項1記載の遊技用装置の取付枠用固定装置。
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