JPH09209543A - 外装材取付金具 - Google Patents

外装材取付金具

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Publication number
JPH09209543A
JPH09209543A JP2032996A JP2032996A JPH09209543A JP H09209543 A JPH09209543 A JP H09209543A JP 2032996 A JP2032996 A JP 2032996A JP 2032996 A JP2032996 A JP 2032996A JP H09209543 A JPH09209543 A JP H09209543A
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JP
Japan
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contact surface
guide surface
nail
exterior material
base material
Prior art date
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Pending
Application number
JP2032996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kurita
正 栗田
Tadashi Osato
忠 大里
Kimio Fujisaki
公夫 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Nikkei Co Ltd filed Critical Shin Nikkei Co Ltd
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Publication of JPH09209543A publication Critical patent/JPH09209543A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外装材の円滑取付,露結を抑止して下地材の品
質低下防止,外装材を室内側から取付可能,土台部に外
装材を室内側から取付可能とする。 【解決手段】接触面31とガイド面32とを、接触面
31が幅方向における中程でガイド面32よりも下地材
10側に突出する形態に形成し、かつ該接触面31とガ
イド面32との内外方向の段差を使用する釘49の頭4
9aがガイド面32の外側に突出不能な大きさに形成す
る。接触面31の釘穴39が形成された部分31A
を、室内側に折り曲げて前記ガイド面32の幅方向と直
角な方向に突出する形態に形成する。接触面31とガ
イド面32とを上下方向に長尺形状とし、該ガイド面3
1の下端部に下端支持部33および上端支持部34を設
けるとともに、該接触面31の上端部33の釘穴39が
形成された部分31Aを室内側に折り曲げてガイド面3
2の幅方向と直角な方向に突出する形態に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下地材に接触する
接触面と,外装材をガイドするガイド面と,外装材の上
端係合部および下端係合部をそれぞれ支持する上端支持
部および下端支持部と,接触面を貫通する釘穴とを有
し、外装材を下地材に取付ける外装材取付金具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、下地材にパネル状の外装材を
釘等を用いて取付ける場合、外装材の表面に釘等が露出
せず、雨仕舞や見栄えを良好に施工できるように、外装
材取付金具が用いられることが多い。
【0003】例えば、特開平7−300969号に開示
された外装材取付金具(30P)を図8および図9に示
す。取付金具30Pは、下地材10に接触する接触面3
1と,外装材20をガイドするガイド面32と,外装材
20の下端係合部22および上端係合部21をそれぞれ
支持する下端支持部33Pおよび上端支持部34Pと,
接触面31を貫通する釘穴39とを有し、外装材20を
下地材10に取付可能に形成されている。
【0004】ここにおいて、取付金具30Pは、鉄やア
ルミニウム等の金属製とされている。釘穴39を介して
取付金具30Pを下地材10に固定するための釘部材に
は、金槌等をもって下地材10に打ち込む釘49はもと
よりタッピングビス等のビスも含む。したがって、釘部
材としてビスを使用した場合には、釘穴は当然にビス穴
となる。
【0005】また、下地材10は、躯体(図示省略)に
合板等を張り付けて平面状に形成されている。なお、下
地材10は、所定間隔で配設された複数の柱等から形成
されることもある。また、外装材20は、けい酸カルシ
ウム板,セメント板,GRC等の無機質板,鉄やアルミ
ニウム等の金属板等から形成されている。
【0006】上記取付金具30Pを用いて外装材20を
下地材10に取付ける場合には、まず取付金具30Pを
その上端支持部34Pが下側の外装材20の上端係合部
21を支持(係止)するように下地材10の外面側に置
く。そして、その釘穴39を介して釘部材としての釘4
9を下地材10に打ち込むことにより取付金具30Pを
固定する。これにより、下側の外装材20が下地材10
に取付けられる。
【0007】次に、上側の外装材20を、上記取付金具
30Pの上方から裏面20bをガイド面32と接触させ
つつ下降させて、下端係合部22を下端支持部33Pと
係止させる。
【0008】そして、上側の外装材20の上端係合部2
1を別の取付金具(30P)の上端支持部(34P)で
支持(係止)する。上記取付動作を繰り返すことによ
り、外装材(20)の取付けを下から上へ向かって順次
行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記取付金
具30Pでは、そのガイド面32によって外装材20を
案内しつつ下降させて当該外装材20の下端係合部22
を下端支持部33と係止させる場合、外装材20の下端
係合部22等が釘49の頭49aに当たって下降動作が
止められてしまったり、下端係合部22等が当接時の衝
撃で破損してしまうことがある。さらに、外装材20の
裏面20bが取付金具30Pのガイド面32と密着する
のが釘49の頭49aによって妨げられ、取付けが不安
定となることがある。
【0010】また、取付金具30Pを用いて下地材10
に取付けられた外装材20が、外側の冷気等によって室
内側よりも相当程度低温となった場合、その裏面20b
側に結露が発生して水分が釘穴39や釘49を伝わって
下地材10の内部に侵入し、その結果、下地材10が品
質劣化したり、釘49が腐食する事態が生じることがあ
る。
【0011】また、下地材10の外面に凹凸がある場
合、取付金具30Pを用いて当該下地材10に取付けら
れた外装材20が変形されてその平面度が低下してしま
うことがある。
【0012】また、例えば、隣地との間が狭く外側から
では外装材20の取付けが不可能な場合、室内側から外
装材20の取付けを行えれば便宜である。
【0013】さらに、土台部に外装材20を室内側から
取付けることのできる技術の開発も要請されている。
【0014】本発明は、上記事情に鑑み、外装材を変形
・破損させることなく円滑に下地材に取付けることがで
き、また結露の発生によって下地材が品質低下したり釘
部材等が腐食するのを防止することができる外装材取付
金具を提供することを第1の目的とする。また、外装材
を室内側から下地材に取付けることができる外装材取付
金具を提供することを第2の目的とする。また、土台部
に外装材を室内側から取付けることのできる外装材取付
金具を提供することを第3の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、下地
材に接触する接触面と,外装材をガイドするガイド面
と,外装材の上端係合部および下端係合部をそれぞれ支
持する上端支持部および下端支持部と,接触面を貫通す
る釘穴とを有し、外装材を下地材に取付ける外装材取付
金具において、前記接触面と前記ガイド面とを、前記接
触面が幅方向における中程で前記ガイド面よりも前記下
地材側に突出する形態に形成し、かつ該接触面と該ガイ
ド面との内外方向の段差を使用する釘部材の頭が前記ガ
イド面の外側に突出不能な大きさに形成したことを特徴
とする。
【0016】かかる発明によれば、釘穴に被嵌させた釘
部材を用いて接触面を下地材に接触させて固定した場
合、釘部材の頭はガイド面から突出しない。したがっ
て、ガイド面によって外装材を案内してその下端係合部
を下端支持部に支持させる場合、外装材の下端係合部等
が釘部材の頭に当たるようなことはなく、破損させるこ
となく円滑に取付作業を行える。また、外装材は釘の頭
に妨げられることなくガイド面と密着するので、強固に
取付けることができる。
【0017】また、接触面が、ガイド面よりも下地材側
に段差分だけ突出しているので、該接触面と外装材との
間の距離は従来例よりも大きくなる。そのため、例えば
外装材が外側の冷気によって冷やされたとしても、接触
面の表面温度が周囲の気温よりも大幅に低くなることは
ない。したがって、接触面と下地材との間に結露が発生
するのを抑えることができ、釘穴,釘部材等を介して水
分が下地材内に侵入して当該下地材が品質劣化したり釘
部材が腐食するのを防止することができる。
【0018】また、下地材の外面に凹凸がある場合で
も、接触面とガイド面との段差によって凹凸を吸収して
外装材を変形させることなく(したがって、平面度を低
下させることなく)下地材に取付けることができる。
【0019】請求項2の発明は、下地材に接触する接触
面と,外装材をガイドするガイド面と,外装材の上端係
合部および下端係合部をそれぞれ支持する上端支持部お
よび下端支持部と,接触面を貫通する釘穴とを有し、外
装材を下地材に取付ける外装材取付金具において、前記
接触面の釘穴が形成された部分を、室内側に折り曲げて
前記ガイド面の幅方向と直角な方向に突出する形態に形
成したことを特徴とする。
【0020】かかる発明によれば、接触面の釘穴が形成
された部分(接触面釘穴形成部分)は、ガイド面の幅方
向と直角な方向に突出しているので、当該接触面釘穴形
成部分を下地材を形成する柱等の外面とは直交する側面
に、室内側から当該釘穴に被嵌させた釘部材を用いて固
定することができる。したがって、かかる取付金具を用
いて外装材を室内側から柱等に取付けることができる。
【0021】ここにおいて、接触面釘穴形成部分は、室
内側に向けて突出しているので、外装材取付時に外装材
が釘部材の頭に当たるという概念すら生ぜず、外装材を
破損させることなく円滑に取付けることができる。
【0022】また、釘部材を介して柱等の側面に固定さ
れた接触面釘穴形成部分と外装材との間隔を大きく取る
ことができる。そのため、例えば、外装材が外側の冷気
によって冷やされたとしても、該接触面釘穴形成部分の
表面温度が周辺の気温よりも大幅に低くなるのを阻止し
て結露が発生するのを抑えることができる。したがっ
て、水分が釘穴,釘部材等を介して下地材内に侵入し
て、当該下地材の品質が劣化したり釘部材が腐食するの
を防止することができる。
【0023】また、下地材を形成する複数の柱等の外面
に凹凸がある場合でも、接触面釘穴形成部分を柱等の外
面と直交する側面に当該外面とは離隔した状態で固定で
きるので、上端支持部および下端支持部で外装材を変形
させることなく取付けることができる。
【0024】請求項3の発明は、下地材に接触する接触
面と,外装材をガイドするガイド面と,外装材の上端係
合部および下端係合部をそれぞれ支持する上端支持部お
よび下端支持部と,接触面を貫通する釘穴とを有し、外
装材を下地材に取付ける外装材取付金具において、前記
接触面と前記ガイド面とを上下方向に長尺形状とし、該
ガイド面の下端部に前記上端支持部および下端支持部を
設けるとともに、該接触面の上端部の釘穴が形成された
部分を室内側に折り曲げて前記ガイド面の幅方向と直角
な方向に突出する形態に形成したことを特徴とする。
【0025】かかる発明では、接触面とガイド面とが上
下方向に長尺形状とされているので、土台部の外側で下
端支持部によって外装材の下端係合部を支持し、かつ土
台部よりも上方の室内側から接触面の上端部の釘穴が形
成された部分(接触面釘穴形成部分)を、釘部材を用い
て下地材を形成する柱等の側面に固定することができ
る。
【0026】したがって、土台部に外装材を取付けるこ
とができる。また、請求項2の発明と同様に、外装材を
変形・破損させることなく円滑に下地材に取付けること
ができ、また結露の発生によって下地材が品質低下した
り釘部材が腐食するのを防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。 (第1の実施形態)本外装材取付金具(30)は、図1
および図2に示す如く、基本的構成は従来例(図8,図
9)と同様とされているが、接触面31とガイド面32
との間に段差を設け、該段差を使用する釘部材(49)
の頭(49a)がガイド面32の外側に突出不能な大き
さに形成した構成とされている。
【0028】なお、従来例(図8,図9)と共通する構
成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化
又は省略する。
【0029】接触面31とガイド面32とは、当該接触
面31が幅方向(図1中紙面と直交する方向)における
中程でガイド面32よりも下地材10側に突出する形態
とされ、かつ該接触面31と該ガイド面32との内外方
向(図1中左右方向)の段差を,使用する釘部材の頭
(例えば、釘49の頭49a)がガイド面32の外側に
突出不能な大きさに形成されている。なお、釘部材は、
ビス(例えば、タッピングビス)等から形成してもよ
い。
【0030】具体的には、外装材取付金具30は、図2
に示す如く、金属製(例えば、鉄,アルミニウム製)の
板(41)をプレス加工等することにより形成されてい
る。すなわち、金属製の板(41)の幅方向中程をプレ
ス絞り加工することにより段差を形成するとともに、凹
部に複数個の釘穴39を穿設する。これにより、ガイド
面32と,このガイド面32よりも下地材10側に長さ
L1だけ突出した接触面31が形成される。釘穴39
は、複数種類(例えば、2種類)の太さの釘部材49を
使用できるように直径を変えて穿設されている。なお、
釘部材としてビスを使用した場合には、釘穴はビス穴と
いうことになる。
【0031】また、下端支持部33は、上記金属製の板
(41)の下端部を直角に折り曲げて形成された水平部
35と,この水平部35の先端部の中央と左右両側との
間に切れ目を入れ,当該左右両側をそれぞれ斜め上方に
折り曲げて形成された左右一対の係止部(36,36)
とを含み、外装材20の下端係合部22を支持可能に形
成されている。
【0032】また、上端支持部34は、上記水平部35
の先端部の中央を下方へ斜めに折り曲げることにより形
成された係止部37と,この係止部37と対向させて形
成された下方突出部38とを含み、外装材20の上側係
合部21を支持可能に形成されている。
【0033】次に、この実施形態の作用について説明す
る。上記取付金具30を用いて外装材20を下地材10
に取付ける場合には、まず取付金具30を上端支持部3
4が下側の外装材20の上端係合部21と係止するよう
に下地材10の外面側に置き、当該取付金具30を釘穴
39を介して釘49を下地材10に打込むことにより固
定して、下側の外装材20を下地材10に取付ける。
【0034】次に、上側の外装材20を、上記取付金具
30の上方から裏面20bをガイド面32と接触させつ
つ下降させて、下端係合部22を下端支持部33と係止
させる。そして、上側の外装材20の上端係合部21を
別の取付金具(30)の上端支持部(34)で係止す
る。上記した取付動作を繰り返すことにより、外装材
(20)の取付けを下から上へ向かって順次行う。
【0035】上記外装材20の取付けを行う際、釘49
の頭49aはガイド面32の外側に突出していないの
で、上側の外装材20の裏面20bが当該頭49aに当
たるようなことはない。したがって、外装材20を破損
させることなく円滑に下地材10に取付けることができ
る。また、外装材20は、釘49の頭49aに妨げられ
ることなくガイド面32と密着するので、強固に取付け
ることができる。
【0036】また、下地材10の外面に凹凸がある場合
でも、接触面31とガイド面32との段差によって凹凸
を吸収して外装材20を変形させることなく(したがっ
て、平面度を低下させることなく)取付けることができ
る。
【0037】こうして、複数の外装材20を取付金具3
0を用いて下地材10に取付けた場合、接触面31と外
装材20との間隔L1は大きいので、例えば外装材20
が外側の冷気によって冷やされたとしても、接触面31
の表面温度は周囲の気温よりも大幅に低くはならない。
したがって、接触面31と下地材10との間に結露が発
生するのを抑えることができ、水分が釘穴39,釘49
等を介して下地材10内に侵入して当該下地材10が品
質劣化したり釘49が腐食するのを防止することができ
る。
【0038】しかして、この第1の実施形態によれば、
接触面31とガイド面32との間に段差を設け、該段差
を使用する釘部材の頭(釘49の頭49a)がガイド面
32の外側に突出不能な大きさに形成したので、外装材
20を変形・破損させることなく円滑に下地材10に取
付けることができ、また結露の発生によって下地材10
が品質低下したり釘部材(釘49)が腐食するのを防止
することができる。
【0039】また、接触面31とガイド面32との間に
段差としての凹形状が形成されているので、材料厚を軽
減化しても十分に強度を確保することができるので、コ
スト低減を図れる。
【0040】また、接触面31と反対側の面はガイド面
32に対して凹んでいるので取付けの際の目印となり、
取付作業を容易に行い得る。
【0041】(第2の実施形態)第2の実施形態は、図
3〜図5に示される。この実施形態に係る取付金具30
は、その接触面31の釘穴39が形成された部分(接触
面釘穴形成部分31A)が室内側に折り曲げられてガイ
ド面32の幅方向(図3中紙面と直交する方向)と直角
な方向に突出する形態に形成されている。
【0042】具体的には、取付金具30は、接触面31
とガイド面32とが当該接触面31が幅方向における中
程でガイド面32よりも下地材10側に長さL2だけ突
出する形態に形成されている。そして、接触面釘穴形成
部分31Aは、接触面31の幅方向中央寄り部分にコの
字形状の切れ目を入れて室内側に直角に折り曲げること
により幅方向中央に位置するように形成されている。
【0043】かかる構成により、取付金具30は、接触
面釘穴形成部分31Aを下地材10を形成する各柱10
Aの外面10aとは直交する側面10sに室内側から釘
穴39に被嵌させた釘部材(釘49)を用いて簡単かつ
確実に固定することができる。したがって、かかる取付
金具30を用いて外装材20を室内側から各柱10Aに
取付けることができる。
【0044】ここにおいて、取付金具30の接触面釘穴
形成部分31Aは、室内側に向けて突出しているので、
外装材取付時に外装材20が釘部材の頭(釘49の頭4
9a)に当たるという概念すら生ぜず、外装材20を破
損させることなく円滑に取付けることができる。
【0045】また、釘部材(釘49)を介して柱10A
の側面10sに固定された接触面釘穴形成部分31Aと
外装材20との間隔L2は大きいので、例えば外装材2
0が外側の冷気に冷やされたとしても、この接触面釘穴
形成部分31Aの表面温度が周辺の気温よりも大幅に低
くなるのを阻止して結露が発生するのを抑えることがで
きる。したがって、水分が釘穴39,釘49等を介して
柱10A内に侵入して、当該柱10Aの品質が劣化した
り釘49が腐食するのを防止することができる。
【0046】また、各柱10Aの外面10aに凹凸があ
る場合でも、取付金具30は接触面釘穴形成部分31A
を柱10Aの側面10sに外面10aとは離隔した状態
で固定できるので、外装材20を変形させることなく支
持することができる。
【0047】なお、図5(A),(B),(C)に示す
ように、接触面釘穴形成部分31Aをガイド面32の幅
方向中央に対して偏位するように形成してもよい。
【0048】また、図3〜図5に示す取付金具30を、
上下方向に反転させた場合でも上端支持部34および下
端支持部33で外装材20の上端係合部21および下端
係合部22を支持可能に構成してもよい。具体的には、
上端支持部34の係止部37と下端支持部33の係止部
36とを、突出長さを同一とし、かつ両支持部(33,
34)の水平部35に対する傾斜角度が同一となるよう
に構成してもよい。かかる構成とした場合、取付金具3
0を上下方向に反転させて使用することができる。特
に、図5に示す取付金具30の場合には、左右勝手が不
要となる。
【0049】(第3の実施形態)第3の実施形態は図6
および図7に示される。この実施形態に係る取付金具3
0は、その接触面31とガイド面32とが上下方向に長
尺形状とされ、かつ該ガイド面32の下端部に下端支持
部33および上端支持部34を設けるとともに、該接触
面31の上端部の釘穴39が形成された部分(接触面釘
穴形成部分31A)を室内側に折り曲げてガイド面32
の幅方向(図6中紙面と直交する方向)と直角な方向に
突出する形態に形成されている。
【0050】具体的には、取付金具30は、接触面31
とガイド面32とが当該接触面31が幅方向における中
程でガイド面32よりも下地材10側に長さL3だけ突
出する形態に形成されている。そして、接触面釘穴形成
部分31Aは、接触面31の上端部の一側面から幅方向
に突出形成された矩形部分を室内側に直角に折り曲げる
ことにより形成されている。
【0051】かかる構成により、土台部2の外側で下端
支持部33によって外装材20の下端係合部22を支持
し、かつ土台部2よりも上方の室内側から接触面釘穴形
成部分31Aを釘部材(釘49)を用いて下地材10を
形成する柱10Aの側面10sに固定することができ
る。
【0052】したがって、土台部2に外装材20を室内
側から簡単かつ確実に取付けることができる。また、第
2の実施形態と同様に、外装材20を変形・破損させる
ことなく円滑に柱10Aに取付けることができ、また結
露の発生によって下地材10を形成する柱10Aが品質
低下したり釘部材(釘49)が腐食するのを防止するこ
とができる。
【0053】なお、図1において2点鎖線で示す如く、
接触面31に固定突起部5を設けてもよい。かかる構成
とすることにより、例えば固定突起部5を用いて下地材
10に仮止めして固定位置の確認を釘打ち前にすること
ができ、外装材20の取付けを一段と迅速かつ正確に行
える。固定突起部5を、接触面31に固定した釘部材
(49)で形成してもよい。また、上記した固定用突起
部(5)を、図3〜図7に示す各取付金具30の接触面
釘穴形成部分31Aに設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、接触面とガイ
ド面との間に段差を形成し、該段差を使用する釘部材の
頭がガイド面の外側に突出不能な大きさに形成したの
で、外装材を釘部材の頭に当てることなく取付けること
ができる。したがって、外装材を変形・破損させること
なく、円滑に下地材に取付けることができる。また、釘
穴を有する接触面部分と下地材との間に結露が発生する
のを効果的に抑えて下地材の品質低下および釘の腐食を
防止できる。また、下地材の表面に凹凸がある場合で
も、接触面とガイド面との間の段差によって凹凸を吸収
して外装材を変形させずに取付けることができる。ま
た、薄型にしても十分に強度を確保することができコス
ト低減を図れる。さらに、接触面が凹んでいるので取付
けの際の目印となり、取付作業を容易に行い得る。
【0055】請求項2の発明によれば、接触面の釘穴が
形成された部分が室内側に折り曲げられてガイド面の幅
方向と直角な方向に突出する形態に形成されているの
で、外装材を室内側から下地材としての柱等に取付ける
ことができる。また、外装材を変形・破損させることな
く円滑に下地材に取付けることができ、結露により下地
材が品質低下したり釘部材が腐食するのを防止すること
ができる。
【0056】請求項3の発明では、接触面とガイド面と
を上下方向に長尺形状とし、該ガイド面の下端部に上端
支持部および下端支持部を設けるとともに、該接触面の
上端部の釘穴が形成された部分を室内側に折り曲げてガ
イド面の幅方向と直角な方向に突出する形態に形成され
ているので、土台部に外装材を室内側から取付けること
ができる。また、外装材を変形・破損させることなく円
滑に下地材に取付けることができ、結露により下地材が
品質低下したり釘部材が腐食するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための側断
面図である。
【図2】同じく、外観斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を説明するための側断
面図である。
【図4】同じく、外観斜視図である。
【図5】同じく、変形例を説明するための図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を説明するための側断
面図である。
【図7】同じく、接触面とガイド面と上端支持部と下端
支持部との位置関係を説明するための図である。
【図8】外装材取付金具の従来構成を示す外観斜視図で
ある。
【図9】同じく、図8に示す取付金具を用いて外装材を
下地材に取付けた様子を示す図である。
【符号の説明】
10 下地材 20 外装材 21 上端係合部 22 下端係合部 30 外装材取付金具 31 接触面 31A 接触面釘穴形成部分 32 ガイド面 33 下端支持部 34 上端支持部 39 釘穴 49 釘(釘部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材に接触する接触面と,外装材をガ
    イドするガイド面と,外装材の上端係合部および下端係
    合部をそれぞれ支持する上端支持部および下端支持部
    と,接触面を貫通する釘穴とを有し、外装材を下地材に
    取付ける外装材取付金具において、 前記接触面と前記ガイド面とを、前記接触面が幅方向に
    おける中程で前記ガイド面よりも前記下地材側に突出す
    る形態に形成し、かつ該接触面と該ガイド面との内外方
    向の段差を使用する釘部材の頭が前記ガイド面の外側に
    突出不能な大きさに形成したことを特徴とする外装材取
    付金具。
  2. 【請求項2】 下地材に接触する接触面と,外装材をガ
    イドするガイド面と,外装材の上端係合部および下端係
    合部をそれぞれ支持する上端支持部および下端支持部
    と,接触面を貫通する釘穴とを有し、外装材を下地材に
    取付ける外装材取付金具において、 前記接触面の釘穴が形成された部分を、室内側に折り曲
    げて前記ガイド面の幅方向と直角な方向に突出する形態
    に形成したことを特徴とする外装材取付金具。
  3. 【請求項3】 下地材に接触する接触面と,外装材をガ
    イドするガイド面と,外装材の上端係合部および下端係
    合部をそれぞれ支持する上端支持部および下端支持部
    と,接触面を貫通する釘穴とを有し、外装材を下地材に
    取付ける外装材取付金具において、 前記接触面と前記ガイド面とを上下方向に長尺形状と
    し、該ガイド面の下端部に前記上端支持部および下端支
    持部を設けるとともに、該接触面の上端部の釘穴が形成
    された部分を室内側に折り曲げて前記ガイド面の幅方向
    と直角な方向に突出する形態に形成したことを特徴とす
    る外装材取付金具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100402781C (zh) * 2006-06-19 2008-07-16 绥中县前卫茂华木业有限公司 一种装饰装潢用锁钉和装潢用卡扣
JP2012112220A (ja) * 2010-11-29 2012-06-14 Yuusu Kitaura:Kk 外壁板取付金具
JP2014001535A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Youth Kitaura Co Ltd 外壁板取付金具
JP2020029742A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 有限会社ユース北浦 外壁板取付金具

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