JP4788741B2 - 外壁の断熱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外壁の断熱構造に関するものである。
従来から、外張り断熱工法で形成した外壁の断熱構造として、特許文献1に示される従来例が知られている。
上記特許文献1に示された従来例の外壁の断熱構造にあっては、柱(間柱も含む)の外面側に構造用面板を固着し、この構造用面板の外面側に外張り断熱材を釘打ちにより固着し、外張り断熱材の外面側に通気胴縁を配置して、該通気胴縁を外張り断熱材を介して柱に釘打ちにより固着し、通気胴縁に外装材を固着していた。
上記の構成の従来例にあっては、外張り断熱材を柱等に固着するに当たり、まず、柱の外面に構造用面板を固着した後、外張り断熱材を釘打ちにより仮止めし、その後、外張り断熱材に桟を重ねて、桟を外張り断熱材を介して柱に釘打ちにより固着する作業が必要となり、外張り断熱材の取付け作業が面倒である。また、外張り断熱材を釘打ちで仮止め、本固定するため、該外張り断熱材を貫通する釘がヒートブリッジとなるという問題がある。
また、桟は外装材を取付けて支持するものであるから、十分な取付け強度を必要とする。ところが、従来にあっては、桟を外張り断熱材を介して釘打ちで取付けるため、取付け強度を確保するには柱への打ち込み深さが十分取れるように長い釘を必要とし、作業に手間がかかる。しかも、長い釘を用いて柱に十分に長い打ち込み長を確保したとしても、該釘の途中は発泡合成樹脂のような支持強度のない外張り断熱材を貫通しているため、曲げに対しては弱いという問題があった。
更に、外張り断熱材のみで外壁の断熱を図っているので、必要な断熱性能を得るためには柱の外面に固着した構造用面板の外面に取付ける外張り断熱材の厚みが厚くなり、この結果、外壁の厚みが厚くなり、コストアップとなるという問題がある。
特開2003−336329号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、外張り断熱材の施工が簡単で、ヒートブリッジのおそれがなく、外壁の厚みを薄くすることが可能となる外壁の断熱構造を提供することを課題とするものである。
本発明は、面板1の内面に柱2間に嵌め込む柱間断熱材3を取着すると共に、面板1の外面の上部に上横桟4を取着して断熱パネル本体5を構成する。上記断熱パネル本体5の柱間断熱材3を、建物の土台6と梁7と隣接する柱2に囲まれた部分に嵌め込むと共に、面板1を柱2、土台6、梁7の少なくとも1乃至複数の部材の外面に固着具8により固着する。土台6の外面に下横桟9を固着し、外張り断熱材10を下横桟9と上横桟4との間に嵌め込んで面板1の外面に重ね、上記外張り断熱材10の下端部を下横桟9に載置し且つ外張り断熱材10の上端部を上横桟4の下面に保持させて成る。
上記のように、断熱パネル本体5は面板1を固着具8により固着することで、同時に柱2間に柱間断熱材3を嵌め込んで柱2間の断熱ができる。また、外張り断熱材10の下端部を下横桟9に載置し且つ外張り断熱材10の上端部を上横桟4の下面に保持させることで、外張り断熱材10は嵌め込みにより取付けることができて、外張り断熱材10を釘打ちなどで柱2等に固定する必要がない。また、柱間断熱材3を柱2間に嵌め込むことで、外張り断熱材10の厚みを薄くしても外壁として必要な断熱性を確保でき、また、柱2の外面側も断熱構造にできる。
また、土台6の外面に固着した下横桟9の上面に面板1を載置し、下横桟9の上面の面板1よりも外側方に突出した部分に外張り断熱材10の下端を載置し、上横桟4の下面に被嵌め込み部11を形成し、外張り断熱材10の上端部に設けた嵌め込み部12を上記被嵌め込み部11に嵌め込むことが好ましい。
このような構成とすることで、土台6の外面に固着した下横桟9の上面に面板1を載置することで、断熱パネル本体5を取付ける際の位置決め及び仮支持が確実にできる。また、外張り断熱材10の上端部に設けた嵌め込み部12を上記被嵌め込み部11に嵌め込むことで、外張り断熱材10の支持が簡単且つ確実にできる。
本発明は、断熱パネル本体の面板を固着具で固着することにより、同時に柱間に柱間断熱材を嵌め込んで柱間の断熱ができる。また、外張り断熱材は、下横桟と上横桟との間に嵌め込むことで取付けができて、外張り断熱材の取付けに当たって、従来例のように釘打ちを必要とせず、外張り断熱材を取付ける釘によるヒートブリッジのおそれがない。また、柱間断熱材を柱間に嵌め込むので、外張り断熱材の厚みを薄くしても外壁としての必要な断熱性を確保でき、この結果、外張り断熱材を用いたにもかかわらず、外壁の厚みを薄くできてコストダウンが図れる。また、上横桟、下横桟とも外張り断熱材を介することなく、面板又は柱等に直接固着するので、施工性がよく、また、上横桟、下横桟の取付け強度が強く、外装材を強固に支持できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
断熱パネル本体5は図2に示すようなもので、構造用合板のような面板1の内面に柱間断熱材3を取着し、面板1の外面の上部に面板1の左右方向にわたって上横桟4を取着して構成してある。
柱間断熱材3は発泡スチロールのような発泡系断熱材よりなり、面板1の内面にあらかじめ接着剤により貼付けてある。柱間断熱材3は建物の柱2(ここで柱2とは間柱も含むものとする)間に嵌め込まれるもので、建物の土台6と梁7と隣接する柱2に囲まれた部分にぴったりと嵌め込まれる大きさとなっている。また、図2(a)のように面板1の内面の柱間断熱材3を貼付けていない部分のうち、柱間断熱材3の左右両側の部位が柱配置部13となり、柱間断熱材3よりも上の部位が梁配置部14となり、柱間断熱材3よりも下の部位が土台配置部15となっている。
上横桟4は下面に被嵌め込み部11が設けてあり、図2(b)に示す実施形態では上横桟4の下面の前端部から下方に下向き突部11aが一体に垂設してあって上横桟4の下面の下向き突部11aよりも後方の凹となった部分が被嵌め込み部11となっている。
上記の構成の断熱パネル本体5は、図4(a)に示すように、建物の土台6と梁7と隣接する柱2に囲まれた部分に、上記断熱パネル本体5の柱間断熱材3を嵌め込んで仮止めする。この仮止め状態において、面板1の内面の上記柱配置部13、梁配置部14、土台配置部15をそれぞれ隣合う柱2の外面、梁7の外面、土台6の外面に当接し、面板1を柱2、土台6、梁7の少なくとも1乃至複数の部材に釘のような固着具8により固着する。
このように断熱パネル本体5の取付け施工に当たり、柱間断熱材3を、土台6と梁7と隣接する柱2に囲まれた部分にぴったりと嵌め込んで断熱パネル本体5の仮止めした状態で固着具8による固着作業ができるので、作業が容易となる。
また、土台6の外面には下横桟9を現場施工により釘のような固着具8により固着する。
ここで、下横桟9を上記断熱パネル本体5を取付ける前に土台6の外面に固着しておくことで、断熱パネル本体5を取付ける際に、下横桟9の上に面板1の下端を載置して正確な位置に位置決め保持でき、上記柱間断熱材3を、土台6と梁7と隣接する柱2に囲まれた部分にぴったりと嵌め込むことによる仮止め効果との相乗により、断熱パネル本体5を正確な位置に確実に仮止めした状態で固着具8による固着作業ができる。
添付図面に示す実施形態にて梁7は、断面H型をした金属梁7aの上面と下面とにそれぞれ木質の桟材7bを固着した複合梁であり、梁配置部14を上記梁7の下端部の桟材7bの外面に当接して固着具8により固着してある。
上記のように、建物の軸組みの外面側に断熱パネル本体5を取付けた後、図4(b)のように、外張り断熱材10を断熱パネル本体5の面板1の外側に持って来て、図1に示すように、
外張り断熱材10を下横桟9と上横桟4との間に嵌め込んで面板1の外面に重ね、外張り断熱材10の下端部を下横桟9の上面の面板1よりも外側方に突出した部分に載置し、且つ、外張り断熱材10の上端部を上横桟4の下面に保持させる。
外張り断熱材10は発泡スチロールのような発泡系断熱材よりなり、上端部に嵌め込み部12が設けてある。
図1、図3に示す実施形態では、外張り断熱材10の上端面の後部から上方に嵌め込み突部16を突設して嵌め込み部12を構成してある。
この外張り断熱材10は下端を下横桟9の上面に載置し、上端の嵌め込み部12を上横桟4の下面の被嵌め込み部11に嵌め込む。
これにより、外張り断熱材10を保持できて、釘などの固着具により固着する必要がなく、したがって、外張り断熱材10を取付けるための釘によるヒートブリッジが発生しないことになる。
また、外壁は、面板1の内面に貼着した柱2間に嵌め込まれた柱間断熱材3と、面板1の外面側に配設される外張り断熱材10とで断熱しているので、外張り断熱材10の厚みを薄くしても外壁としての必要な断熱性を確保でき、従って外壁を薄くできる。
なお、図示を省略しているが、上記上横桟4、下横桟9の外面側に直交するように通気胴縁が固定されて、上記のように断熱パネル本体5の外面側に保持されている外張り断熱材10の外面を通気胴縁により押圧して外張り断熱材10が外れないようにし、更に、通気胴縁の外面側に外装材を取付ける。左右方向に隣接する通気胴縁間には通気用隙間が形成される。
図5には本発明の他の実施形態が示してあり、上横桟4の下面の内外方向の中央部から下方に下向き突部11aが一体に垂設してあって被嵌め込み部11となっており、外張り断熱材10の上端面の内外方向の中央部に凹部を設けて嵌め込み部12を形成してある例である。
ところで、建物の出隅部においては、建物の軸組みの出隅を介して隣接する部分にそれぞれ前述のようにして断熱パネル本体5を取付けると共に、断熱パネル本体5の面板1の外面側に前述のようにして外張り断熱材10を保持させる(図6(a)参照)。その後、この外張り断熱材10を上下両端部を支持している上横桟4、下横桟9に対して図6(b)の矢印のようにスライドさせて隅部を介して隣接する両外張り断熱材10同士を突き合わせ(一方の外張り断熱材10の側端面を他方の外張り断熱材10の裏面端部に当接させ)ることで、出隅部分の断熱性を確保することができる。
本発明の断面図である。 同上に用いる断熱パネル本体を示し、(a)は背面図であり、(b)は側面図である。 同上に用いる外張り断熱材の側面図である。 (a)(b)同上の施工順序を示す説明図である。 本発明の他の実施形態の断面図である。 (a)(b)は本発明の出隅部分における断熱構造を構成するための施工順序を示す平面図である。
符号の説明
1 面板
2 柱
3 柱間断熱材
4 上横桟
5 断熱パネル本体
6 土台
7 梁
8 固着具
9 下横桟
10 外張り断熱材
11 被嵌め込み部
12 嵌め込み部

Claims (2)

  1. 面板の内面に柱間に嵌め込む柱間断熱材を取着すると共に、面板の外面の上部に上横桟を取着して断熱パネル本体を構成し、建物の土台と梁と隣接する柱に囲まれた部分に、上記断熱パネル本体の柱間断熱材を嵌め込むと共に面板を柱、土台、梁の少なくとも1乃至複数の部材の外面に固着具により固着し、土台の外面に下横桟を固着し、外張り断熱材を下横桟と上横桟との間に嵌め込んで面板の外面に重ね、上記外張り断熱材の下端部を下横桟に載置し且つ外張り断熱材の上端部を上横桟の下面に保持させて成ることを特徴とする外壁の断熱構造。
  2. 土台の外面に固着した下横桟の上面に面板を載置し、下横桟の上面の面板よりも外側方に突出した部分に外張り断熱材の下端を載置し、上横桟の下面に被嵌め込み部を形成し、外張り断熱材の上端部に設けた嵌め込み部を上記被嵌め込み部に嵌め込んで成ることを特徴とする請求項1記載の外壁の断熱構造。
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