JPH0542159U - 容器口部の密封装置 - Google Patents

容器口部の密封装置

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JPH0542159U
JPH0542159U JP8988991U JP8988991U JPH0542159U JP H0542159 U JPH0542159 U JP H0542159U JP 8988991 U JP8988991 U JP 8988991U JP 8988991 U JP8988991 U JP 8988991U JP H0542159 U JPH0542159 U JP H0542159U
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正春 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッキン20が脱落しない容器口部の密封装
置を、キャップの位置合せを行なうものであっても、容
易にキャップを嵌着でき、確実に密封できるものとす
る。 【構成】 口筒部2の上部に外周段部3を設け、この外
周段部3に、パッキン装着筒12の内周段部13を、上
下位置調節可能に係合し、パッキン装着筒12の内周の
環状突部15に、パッキン20の係止用凹溝21を嵌入
して止着し、パッキン20の下部密封部23を、口部当
接面5に密接させ、上部密封部24を外筒側当接面39
に密接させるように形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器の口筒部に内容液注出用のポンプ等を装着したもの、或は、容 器の口筒部に嵌着されるキャプの、密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器の口筒部に嵌着されるキャップの密封装置として、実開昭62−1 59459号公報の従来例に記載されたものがある。
【0003】 前記公報に記載された容器の密封装置は、図4に示すように、キャップ60の 天板61の下面に、環状下向き凹溝62を設け、この環状下向き凹溝62の下縁 に係止突部63を突設し、環状下向き凹溝62内に、環状パッキン64の上部を 嵌入し、前記係止突部63で環状パッキン64を、脱出しないように抑止したも のである。
【0004】 そして、前記キャップ60は、容器の口筒部2に螺嵌し、環状パッキン63の 下方に設けた密封部65を、口筒部2の口部当接面5に圧接させて、口部を密封 するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記したような従来のキャップ60は、下向き凹溝62の下縁に、環状パッキ ン64の脱出防止用の係止突部63が設けてあるので、キャップ60を、口筒部 2に締め付けた場合に、環状パッキン64の上部が、下向き凹溝62の下面に圧 接される強さと、環状パッキン64の下部が、容器の口部当接面5に圧接される 強さが、異なることがある。
【0006】 そして、環状パッキン64の上部と下部の圧接力が異なっても、図4に示すよ うなキャップ60であれば、その環状パッキン64の圧接力の弱い方の部分が、 充分な力で圧接されるように、キャップ60を少し強く締め付ければ、圧接力が 弱い方も、充分な圧力によって圧接させることができる。
【0007】 しかしながら、容器の形状が楕円形等の非円形であり、この容器に嵌合される キャップの外形や、内容液の注出用のポンプ等を、容器の口筒部に螺着する外筒 の外形が、楕円形等の非円形に形成されている場合は、キャップや、螺着用の外 筒を、容器の外形に合致した位置で、位置合わせして、キャップ等の回転を停止 させなければならない。
【0008】 したがって、キャップ等の位置合わせを行なう容器の密封装置では、キャップ 等の位置合せを行った位置で、パッキンの圧接力の弱い方も、密封に必要な圧接 力で圧接され、かつ、パッキンの圧接力の強い方も、圧接力が強過ぎてキャップ 等を、位置合せした位置に、嵌着することが困難とならないように形成しなけれ ばならず、製造が困難であり、キャップ等が容易に嵌着できず、或は、充分に密 封することができないことがあった。
【0009】 本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、パッキンが脱落しないように 保持することのできる容器口部の密封装置が、キャップ等の締め付け位置の位置 合せを行なうものであっても、パッキンの下部及び上部が、容器口部の当接面及 びキャップ等の当接面に、密封に必要な圧接力で圧接され、かつ、キャップ等の 嵌着が困難とならない圧接力で、圧接されるように形成することを技術的課題と する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、容器1の口筒部2の上部外周に、外周段部3を設け、この外周段部 3に、パッキン装着筒12の下部内周に設けた内周段部13を、上下位置調節可 能に係合し、前記パッキン装着筒12の上部内周に、環状突出部15を設け、こ の環状突出部15を、環状に形成したパッキン20の外周に設けた係止用凹溝2 1に嵌入して、前記環状突部15に前記パッキン20を止着し、このパッキン2 0の下部に、口筒部2の口部当接面5に密接する下部密封部23を設け、パッキ ン20の上部に、前記口筒部2に嵌着される外筒44によって、下方に押圧され る外筒側当接面39に密接する上部密封部24を設けて容器口部の密封装置とし た。
【0011】
【作用】
本考案は、容器1の口筒部2の上部外周に設けた外周段部3に、パッキン装着 筒12の下部内周に設けた内周段部13を、上下位置調節可能に係合し、前記パ ッキン装着筒12の上部内周に設けた環状突出部15を、環状に形成したパッキ ン20の外周に設けた係止用凹溝21に嵌入して、パッキン装着筒12にパッキ ン20を止着し、パッキン20を口筒部2の上方に装着する。
【0012】 そして、前記口筒部2に外筒44嵌着して、外筒側当接面39で、パッキン2 0の上部密封部24を上方に押圧する。 そうすると、パッキン20を止着しているパッキン装着筒12が、口筒部2に 対して、上下位置調節可能に係合しているので、前記パッキン20は、上下の位 置をパッキン装着筒12によって強くは拘束されない。
【0013】 したがって、パッキンの上部密封部24を下圧した外筒側当接面39の押圧力 は、パッキン装着筒12によって強く拘束されることなく、下部密封部23に伝 わり、パッキン20の上部密封部24と下部密封部23が、外筒側当接面11と 、口部当接面5に圧接する力は、略同一となり、口筒部2の口部当接面5と、外 筒側当接面39は、パッキン20の下部密封部23と上部密封部24によって、 略同一の密封度に密封される。
【0014】 したがって、外筒44等を位置合せするものであっても、パッキン20の上部 密封部24、又は、下部密封部24の一方が、密封に充分で、かつ、嵌着が容易 にできる圧接力に圧接されるパッキン20であれば、パッキン20の他方の部分 が、強く締め付けなければ嵌着できないものとはならない。
【0015】
【実施例】
図1ないし図3は、本考案の一実施例の容器口部の密封装置の説明用の図であ る。
【0016】 この実施例は、合成樹脂製の楕円形の容器1に、口筒部2を立設し、この口筒 部2の下部には、位置合せ用の口筒部側係合機構7が設けてあり、この口筒部側 係合機構7は、縦方向の突状に形成された従来公知の機構である。
【0017】 前記口筒部2には、雄ねじ6が設けてあり、口筒部2の上部外周には、環状に 形成した外周段部3が設けてあり、この外周段部3の係合面は下向き傾斜面4に 形成してある。
【0018】 前記外周段部3には、短筒状に形成された合成樹脂製のパッキン装着筒12の 、下部内周に環状に設けた内周段部13が係合してある。前記内周段部13の係 合面は、上向き傾斜面14に形成してあり、口筒部2に対して、パッキン装着筒 12が、下方に摺動でき、上下位置調節可能となるように形成してある。
【0019】 前記パッキン装着筒12の上部内周には、環状突出部15を設け、この環状突 出部15を、環状に形成したシリコンゴム製のパッキン20の外周に、環状に設 けた係止用凹溝21に嵌入して、前記環状突出部15に、前記パッキン20を止 着し、前記パッキン20を、口筒部2の口部当接面5に対して、上下位置調節可 能に装着している。
【0020】 前記パッキン20の下部には、口筒部2の口部当接面5に密接する断面が略円 形をなす下部密封部23を設け、パッキン20の上部には、前記口筒部2に嵌着 される外筒44によって、下方に押圧される外筒側当接面39に密接する、断面 が略円形をなす上部密封部24が設けてある。
【0021】 そして、前記パッキン20の内側には、断面が略4角形の内側突出部22が形 成してある。 前記口筒部2内には、合成樹脂製の内挿筒状部29が内挿され、この内挿筒状 部29の上部外周に設けた環状外向き凹溝30に、前記パッキン20の内側突出 部22が挿入されており、内挿筒状部29の上部内周には、環状の小凹溝32が 設けてある。
【0022】 前記内挿筒状部29の上面31上に、筒状体37の外向きフランジ38を載置 し、外向きフランジ38の下面の外筒側当接面39が、前記パッキン20の上部 密封部24に接するように形成してあり、前記内挿筒状部29と、筒状体37に 、容器1の内容液注出用の図示してないポンプ装置を収容するように形成してあ る。
【0023】 前記口筒部2には、外筒44を外嵌し、外筒44の雄ねじ46を、前記口筒部 2の雄ねじ6に螺合し、外筒44の上部に設けた内向きフランジ45で、前記筒 状体30の外向きフランジ38を下方に押圧するように形成してある。
【0024】 前記外筒44の外形は、前記楕円形の容器1に合致する楕円形成されており、 外筒44の下部には、位置合せ用の縦方向の突状として形成した、従来公知の外 筒側係止機構47が設けてあり、この外筒側係止機構47を、前記口筒部2の口 筒側係止機構7に係止して、楕円形の外形の外筒44が、楕円形の容器1に合致 した位置に固定できるように形成してある。
【0025】 前記実施例の容器口部の密封装置は、容器1の口筒部2の上部外周に設けた外 周段部3に、パッキン装着筒12の下部内周に設けた内周段部13を、上下に摺 動できるように形成して、上下位置調節可能に係合してある。
【0026】 前記パッキン装着筒12の上部内周に設けた環状突出部15を、環状に形成し たパッキン20の外周に設けた係止用凹溝21に嵌入して、パッキン20を止着 し、パッキン20を、口筒部2の上方に装着する。
【0027】 そして、前記口筒部2内に内挿筒状部29を挿入し、内挿筒状部29の上部外 周に設けた環状外向き凹溝30に、前記パッキン20の内側突出部22を挿入し 、内挿筒状部29の上面31上に、筒状体37の外向きフランジ38を載置する 。
【0028】 そして、前記内挿筒状部29と、筒状体37に、容器1の内容液注出用の図示 してないポンプ装置を収容し、前記口筒部2の雄ねじ6に、外筒44の雌ねじ4 6を螺合して、口筒部側係合機構7に、外筒側係合機構47を係合させる。
【0029】 そうすると、前記パッキン装着筒12は、パッキン20の上部密封部24と下 部密封部23が、外向きフランジ38の外側当接面39と口部当接面5に、略同 一の圧接力で圧接するように、移動してパッキン20の上部密封部24と下部密 封部23は、略同一の圧接力で、それぞれ、外筒側当接面39と口部当接面に圧 接される。
【0030】 前記実施例は、ポンプ装置を装着する容器口部の密封装置であるが、他の実施 例として、非円形の容器に、非円のキャップを位置合せして嵌着する容器口部の 密封装置に適用するものがある。
【0031】
【考案の効果】
本考案は、口筒部2の外周段部3に、パッキン装着筒12の内周段部13を、 上下位置調節可能に係合し、前記パッキン装着筒12の上部内周に設けた環状突 出部15を、環状に形成したパッキン20の外周に設けた環状の係止用凹溝21 に嵌入して止着したものである。
【0032】 したがって、パッキン20は、環状突出部15によって、所定の姿勢を保って 保持されるのにかかわらず、上下方向の位置の調節ができ、パッキン20の上部 密封部24と下部密封部23を、外筒側当接面39と口部当接面5に、略同一の 圧接力で圧接できるものである。
【0033】 よって、外筒44等を容器1に位置合せして固定する容器の密封装置であって も、パッキン20の上部密封部24、又は、下部密封部23の一方が、密封に充 分で、かつ、嵌着が容易にできる圧接力で圧接されるパッキン20に形成すれば 、パッキン20の上部密封部24と下部密封部23の両方が、充分に密封できる と共に、容易に嵌着できる圧接力のものとなるので、外筒44の嵌着が容易で、 かつ、充分に密封できる密封装置とすることができるものである。
【0034】 そして、パッキン20は、上部密封部24と下部密封部23間の、係止用凹溝 に、環状突出部15を嵌入して係止しているので、パッキン20を半径方向に屈 曲させることにより、容易に装着でき、かつ、パッキン20の上部密封部24と 下部密封部23に無理な力が掛からず、上部密封部24と下部密封部23の上下 面に応力が残留することがなく、良好に密封できるパッキンとすることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の要部を一部断面とした図
【図2】 本考案の一実施例のパッキンの半裁断面図
【図3】 本考案の一実施例のパッキン装着筒の半裁断
面図
【図4】 従来例の断面図
【符号の説明】
1 容器 2 口筒部 3 外周段部 5 口部当接面 12 パッキン装着筒 13 内周段部 15 環状突出部 20 パッキン 21 係止用凹溝 23 下部密封部 24 上部密封部 39 外筒側当接面 44 外筒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器1の口筒部2の上部外周に、外周段
    部3を設け、この外周段部3に、パッキン装着筒12の
    下部内周に設けた内周段部13を、上下位置調節可能に
    係合し、前記パッキン装着筒12の上部内周に、環状突
    出部15を設け、この環状突出部15を、環状に形成し
    たパッキン20の外周に設けた係止用凹溝21に嵌入し
    て、前記環状突出部15に前記パッキン20を止着し、
    このパッキン20の下部に、口筒部2の口部当接面5に
    密接する下部密封部23を設け、パッキン20の上部
    に、前記口筒部2に嵌着される外筒44によって、下方
    に押圧される外筒側当接面39に密接する上部密封部2
    4を設けた容器口部の密封装置。
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JP2005239241A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Key Tranding Co Ltd 密閉容器
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