JP4536398B2 - 密閉容器 - Google Patents

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Description

本発明は、揮発性の高い内容物を収容するのに適した密閉容器に関するものである。
従来から、揮発性成分を含有する化粧料を収容するコンパクト容器等の密閉容器としては、その収容部の気密性を保つために、収容部上部に、ねじで締め込むタイプの蓋をら合したもの(特許文献1)や、容器口縁部と蓋体との間にパッキンを挟んで両者の間を密封するようにしたもの等が提案されている(特許文献2参照)。
特許第3397502号公報 特許第3464542号公報
しかしながら、上記ねじで締め込むタイプの蓋をら合したものは、構造が複雑で、製造コストが高くなり、また容器が重くなったり嵩高くなったりするため、通常のものより使い勝手が悪くなるという問題がある。また、上記特許文献2のものは、図7に示すように、シート状パッキン60の外縁部上面と、蓋体50の裏面51との間に隙間部Xが設けられており、蓋体50を締め込むと、シート状パッキン60が撓んで強く密着するようになっている。このため、蓋体50をきつく締めると、シート状パッキン60と口縁部53との密着力が強くなり、蓋体50の裏面51と容器本体52の口縁部53の間の隙間寸法精度が多少悪くても、密閉性能に影響が出ない反面、蓋体50の裏面51を開く際、シート状パッキン60の外縁部が下向きに撓んで口縁部53と離れず、密着を解除しにくいという問題がある。そして、蓋体50の締め込みが甘いと、例えば容器が高温下に長時間置かれる等して内圧が高まった場合、内側から、矢印のようにシート状パッキン60が押圧されて密着性が損なわれるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、容器本体と蓋体との間の寸法精度にかかわらず良好に密閉状態が保たれ、しかもその密閉状態が、内圧の変化等によっても左右されず、開閉動作も円滑に行うことのできる、優れた密閉容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、容器本体と、上記容器本体の上面開口を蓋する蓋体と、環状弾性パッキンとを備えた密閉容器であって、上記蓋体は、容器本体の上面開口に対峙する天板部と、上記天板部から垂下し容器本体の上面開口縁部の周囲を囲う周壁部とを備え、上記環状弾性パッキンは、上記蓋体の周壁部内周面に沿って立ち上がりその外縁部が上記周壁部の根元部内側に固定されている立ち上がり部と、上記立ち上がり部の上端部から容器本体の上面開口縁部に向かって下り傾斜で延びてその上面が上記蓋体の天板部と隙間を保つ延設部と、上記延設部先端から内側に延びて上記容器本体の上面開口縁部に圧接される圧接部とを備え、上記蓋体を閉じた状態では、上記環状弾性パッキンの圧接により、容器本体の上面開口縁部を気密状態に保ち、上記蓋体の開動作時には、上記環状弾性パッキンが容器本体を下方に押し下げて上面開口内の気密性を減じるようになっている密閉容器をその要旨とする。
すなわち、本発明の密閉容器は、環状弾性パッキンの内縁部近傍の下面部が、容器本体の上面開口縁部に圧接されており、蓋体を開く際には、その復元力で、容器本体を下方に押し下げて気密性を減じるようになっているため、蓋体を閉じた状態で充分な密封保持力が得られるにもかかわらず、軽い力で蓋体を開くことができ、使い勝手がよい。また、環状弾性パッキンを押圧する部位の寸法に多少ばらつきがあっても、環状弾性パッキンとの密着性が損なわれることがない、という利点を有する。
しかも、上記密閉容器の環状弾性パッキンは、上記蓋体の周壁部内周面に沿う立ち上がり部と、上記立ち上がり部の上端部から容器本体の上面開口縁部に向かって下り傾斜で延びる延設部と、上記延設部先端から内側に延びて上記容器本体の上面開口縁部に圧接される圧接部とを備えているため、伸縮を繰り返しても型崩れしにくく、復元性に優れているため、とりわけ、長期にわたって良好な状態で使用することができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の最良の実施形態であるコンパクト容器を示す部分分解斜視図である。図において、1は、平面視が略長丸状の容器本体で、化粧料を収容するための凹部(以下「化粧料収容部」という)2と、化粧パフや化粧刷毛等の化粧小物を収容するための凹部3とが、左右に並んだ状態で形成されている。また、その後端部には、ヒンジ連結用の切欠き部4が形成されている。
一方、5は、上記容器本体1の上面を蓋する蓋体で、その後端部に突出形成されたヒンジ部6が、上記容器本体1側の切欠き部4内に入り込み、容器本体1の後部の左右両端からそれぞれ挿通されるヒンジピン7(図2参照)を介して、容器本体1に対し、開閉自在に連結されている。30は鏡である。
そして、上記蓋体5の下面には、容器本体1の化粧料収容部2の開口縁部の周囲を囲う環状の周壁部22と、それ以外の下面周縁部から下向きに突設される突条8とが形成されており、蓋体5を閉じた状態で、上記周壁部22および突条8が、容器本体1の上面に当接するようになっている(図3参照)。また、上記蓋体5の前端部の下面中央には、容器本体1側に設けられた突片10と係合する係合片11が設けられており、両者10,11の係脱により、蓋体5の開閉が行われるようになっている。なお、蓋体5を閉じた状態を、図2に示す。
そして、上記蓋体1の周壁部22の根元部内側には、図3に示すように、環状弾性パッキン20が取り付けられている。なお、23は化粧料収容部2内に収容される金皿で、化粧料24が充填されている。
上記環状弾性パッキン20をより詳しく説明すると、このものは、図4に示すように、蓋体5の周壁部22の内周面に沿う立ち上がり部31と、この立ち上がり部31の上端部から容器本体1の化粧料収容部2の開口縁部に向かって下り傾斜で延びる延設部32と、その先端からさらに開口内側方向に延びて化粧料収容部2の開口縁部に圧接される圧接部33とを備えている。
上記環状弾性パッキン20の立ち上がり部31は、図4において細かい斜線を付した部分が、周壁部22の根元部に接着固定されている。そして、上記延設部32と圧接部33は、蓋体5を開いた状態では、鎖線で示すように、その下面が下に下がっており、蓋体5を閉じた状態において、圧縮変形して化粧料収容部2の開口縁部に圧接されるようになっている。
したがって、上記密閉容器において、突片10と係合片11の係合を解除すると、上記環状弾性パッキン20が復元するに伴い、その下面が化粧料収容部2の開口縁部の上面を押し下げて気密性が解除されるようになる。これにより、蓋体5を簡単に開くことができる。
このように、上記構成によれば、蓋体5を閉じた状態で充分な密封保持力が得られるにもかかわらず、軽い力で蓋体5を開くことができ、使い勝手がよい。また、環状弾性パッキン20を圧接する相手となる化粧料収容部2の開口縁部と蓋体5の天板部との隙間寸法にばらつきがあっても、環状弾性パッキン20による下向きの圧接力が大きいため、容器本体1の開口縁部との密着性が損なわれることがない、という利点を有する。
なお、環状弾性パッキン20の形状は、上記の例のように設定すると、繰り返し圧縮と復元を繰り返しても型崩れしにくく、好適である。ただし、参考例として、例えば、図5(a)に示すように、断面L字状の環状体(20′で示す)げられる。また、他の参考例として、図5(b)に示すように、周壁部22の根元部に段差を設け、この段差部に外縁部を係合固定させたリング状体(20″で示す)があげられる。
また、容器本体1と蓋体5とを連結するヒンジ部分の構成は、上記の例に限らず、従来から用いられているどのような構造を用いても差し支えない。もちろん、本発明をコンパクト容器に適用する場合、容器本体1と蓋体5との間に、少なくとも化粧料収容部2を蓋する中蓋が開閉自在に設けられたタイプのコンパクト容器に適用することができる。その場合、環状弾性パッキン20は、中蓋下面から下向きに形成される周壁部の根元部に取り付けられる。ただし、蓋体5が閉じた状態で、中蓋も閉じた状態を保つようにするには、蓋体5の下面に中蓋の上面を押さえるための突起を設ける等の、何らかの中蓋押さえ手段が必要となる。
さらに、本発明は、図6に示すような、容器本体40の口部41と、蓋体42とを、ら合により開閉するボトルタイプのものに適用することもできる。この場合、環状弾性パッキン20は、図示のように、蓋体42の内側根元部に取り付けられる。
ただし、環状弾性パッキン20の下面が、蓋体5(42)の開動作時に、容器本体1(40)の開口縁部の上面に密着したまま持ち上げられると、気密性が解除されにくいため、蓋体5(42)の開動作時に、環状弾性パッキン20の下面の傾きが変化したり、その接触面積が減少したりして、気密性が減じられるような形状および取り付け方に設定しなければならない。
そして、環状弾性パッキン20の材質は、気密性と弾力性を兼ね備えたものでなければならず、特に、反発弾性力の高いポリエステルエラストマー等からなるものが、復元時に強い押し上げ力を発揮するため、薄型のコンパクト容器等において好適である。
本発明の一実施例の部分分解斜視図である。 上記実施例のコンパクト容器が閉じた状態を、前後方向に延びる切断面として示す縦断面図である。 上記実施例のコンパクト容器が閉じた状態を、左右方向に延びる切断面として示す縦断面図である。 上記実施例の環状弾性パッキンの機能説明図である。 (a)は本発明に用いる環状弾性パッキンとは異なる参考例を示す説明図、(b)は同じくの参考例を示す説明図である。 本発明の他の実施例を示す部分断面図である。 従来の密閉容器の一例を示す部分断面図である。
符号の説明
1 容器本体
2 化粧料収容部
5 蓋体
20 環状弾性パッキン
22 周壁部

Claims (1)

  1. 容器本体と、上記容器本体の上面開口を蓋する蓋体と、環状弾性パッキンとを備えた密閉容器であって、上記蓋体は、容器本体の上面開口に対峙する天板部と、上記天板部から垂下し容器本体の上面開口縁部の周囲を囲う周壁部とを備え、上記環状弾性パッキンは、上記蓋体の周壁部内周面に沿って立ち上がりその外縁部が上記周壁部の根元部内側に固定されている立ち上がり部と、上記立ち上がり部の上端部から容器本体の上面開口縁部に向かって下り傾斜で延びてその上面が上記蓋体の天板部と隙間を保つ延設部と、上記延設部先端から内側に延びて上記容器本体の上面開口縁部に圧接される圧接部とを備え、上記蓋体を閉じた状態では、上記環状弾性パッキンの圧接により、容器本体の上面開口縁部を気密状態に保ち、上記蓋体の開動作時には、上記環状弾性パッキンが容器本体を下方に押し下げて上面開口内の気密性を減じるようになっていることを特徴とする密閉容器。
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