JP4030156B2 - 気密化粧料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は気密化粧料容器に関し、とりわけ、化粧料収納部を設けた容器本体と、この容器本体を開閉する蓋体とを備えて、化粧料収納部に揮発性化粧料を収納するようにした気密化粧料容器における気密性能の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の気密化粧料容器は、容器本体と蓋体とをフック機構などの係脱機構で開閉自在としていて、容器本体内には、上方に開口される凹所を区画形成してこれを化粧料収納部とし、他方、蓋体の裏面にはこの化粧料収納部に合致する位置に弾性材で形成したシール部材を取り付けて構成されている。シール部材の下面には、化粧料収納部の開口部周縁に沿って環状のシール用突起を形成し、蓋体を閉じ係脱機構を係合保持させて蓋体を閉止状態とすると、シール用突起がこの開口部周縁の上面若しくは内周面に圧接して、これにより化粧料収納部を外部から気密に隔成するようにしていた。
【0003】
この際のシール動作について詳述すると、蓋体を閉じることでまず開口部周縁のシール面となる上面若しくは内周面にシール用突起を当て、その後、係脱機構を係合することで蓋体を容器本体側に引き込んで、これにより生ずる押圧力でシール用突起を当該シール面に押し付けて押し潰すように弾性変形させたり、あるいはシール用突起の近傍にヒンジ部分や折り曲げ可能な弾性変形部分などを備えて、シール用突起をまずシール面に当てた後、その後の係脱機構の係合で生ずる上記の押圧力で当該ヒンジ部分などを弾性変形させ、これによってシール用突起をシール面に弾性的に押し付けたりするようにしている。
【0004】
いずれにあっても、係脱機構の係合によって発生する押圧力により、シール用突起を開口部周縁のシール面に弾性変形させつつ押し付けるようになっていて、このようなシール用突起の弾性変形に伴う弾発力を利用したシール面への圧接作用により気密を確保するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、化粧料容器を使用すると化粧料は化粧料収納部から外方へ飛散し、化粧料収納部の開口部周縁やその周りにこの飛散した化粧料が付着してしまうのが常である。このように化粧料が付着滞留している開口部周縁のシール面に対して単にシール用突起を押し付けて圧接させるようにした従来の気密構造では、いかに大きな押圧力を加えようとも、付着滞留している化粧料という異物のためにこれらシール用突起とシール面との間には僅かながらも隙間が生じ、このためにシール切れを生じて十分な気密性能を確保することが難しいという課題があった。
【0006】
本発明は上述したような課題に鑑みて創案されたものであり、その目的は、簡単な構造をもって化粧料収納部を確実に気密保持することができる気密化粧料容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明にかかる請求項1の気密化粧料容器は、化粧料収納部を設けた容器本体と、この容器本体を開閉する蓋体とを備えた気密化粧料容器において、上記容器本体に、上記化粧料収納部の周縁部に位置させて、幅狭な下端部および幅広な上端部を有する環状溝部を上下方向に形成するとともに、該環状溝部には、厚肉部が下端部に形成され、かつ、上端部に、環状凹部を有する内周が該環状溝部の内側面に接触されて外周部分が弾発力をもって拡径する膨出部が形成された環状シール部材を、当該環状溝部の下端部に該厚肉部を圧入固定するとともに該膨出部をその上端部に配置することによって取り付け、上記蓋体に、内径を上記膨出部より小径に形成して蓋体の閉止状態で上記環状シール部材の該膨出部に嵌合する環状突起部を設け、蓋体の閉止時に環状突起部の内周部分が、環状シール部材の膨出部に擦動しつつ該膨出部の最大外径部分に圧入される構成とする。
【0008】
また、本発明にかかる請求項2の気密化粧料容器は、上記環状シール部材の先端部と、上記環状突起部が設けられた蓋体または容器本体との間に、蓋体の閉止時に該環状シール部材を加圧して上記膨出部を拡径変形させる凸部を設けることにより構成する。
【0009】
かかる構成により本発明の化粧料容器の作用を述べると、請求項1では、化粧料収納部の周縁部に位置して容器本体に環状シール部材が設けられると共に、蓋体に環状突起部が設けられ、蓋体を閉止した状態では環状突起部の内周に環状シール部材が嵌合される。このとき、環状突起部の内径が環状シール部材の膨出部より小径に形成されているため、環状突起部の内周部分が該膨出部の最大外径部分に圧入されて、上記化粧料収納部の気密性が保持される。また、上記環状突起部が上記膨出部に圧入される際、該環状突起部の内周部分が該膨出部に擦動、即ち、擦り合わされつつ移動されるようになっている。これにより、上記化粧料収納部の周縁部に設けられた上記環状シール部材には化粧料が付着され易いが、このように環状シール部材に化粧料が付着滞留している場合にも、蓋体の閉止状態に至る前に上記環状突起部の内周部分で、上記環状シール部材の膨出部に付着している化粧料を擦り取って除去してしまう。従って、蓋体の閉止状態では化粧料が拭い去られた清浄な上記膨出部に対して環状突起部の内周が圧接することになり、当該圧接部分の気密性を常時高く維持することができる。
【0010】
また、請求項2では上記環状シール部材の先端部と、上記環状突起部が設けられた蓋体または容器本体との間に、蓋体の閉止時に該環状シール部材を加圧して上記膨出部を拡径変形させる凸部を設けたので、蓋体が閉止されて上記環状突起部の内周部分に上記環状シール部材の膨出部が圧入した際に、該凸部によって環状シール部材に押圧力が作用する。すると、該環状シール部材の膨出部が更に突出する方向に変形されるため、該膨出部は上記環状突起部の内周に更に強く圧接されることになり、蓋体閉止時の化粧料収納部の気密性が更に増大される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の気密化粧料容器の第1実施形態を示す蓋体を開放して要部を破断した斜視図、図2は図1中のA−A線断面図、図3は図1中のB−B線断面図、図4はシール部分の拡大断面図である。
【0012】
即ち、図1から図3に示すように本実施形態の気密化粧料容器10の基本構成は、化粧料収納部12を設けた容器本体14と、この容器本体14を開閉する蓋体16とを備え、上記容器本体14に、上記化粧料収納部12の周縁部に位置させて、幅狭な下端部26aおよび幅広な上端部26cを有する環状溝部26を上下方向に形成するとともに、該環状溝部26には、厚肉部18bが下端部に形成され、かつ、上端部に、環状凹部18cを有する内周が該環状溝部26の内側面26bに接触されて外周部分が弾発力をもって拡径する膨出部18aその周方向全周に亘って形成された環状シール部材としてのリング状パッキン18を、当該環状溝部26の下端部26aに該厚肉部18bを圧入固定するとともに該膨出部18aをその上端部26cに配置することによって取り付け、蓋体16に、上記リング状パッキン18の膨出部18aに嵌合する、内径Dを上記膨出部18aの外径寸法より小径に形成した環状突起部としての筒状リブ20を設け、蓋体16の閉止時に筒状リブ20の内周部分20aが、上記リング状パッキン18の膨出部18aに擦動しつつ該膨出部18aの最大外径部分に圧入されるようになっている。
【0013】
上記蓋体16は、上記容器本体14の後端部に蝶番22を介して開閉自在に連結されると共に、これら容器本体14と蓋体16の前端部間に設けたフック機構24によって蓋体16の閉止状態が保持されるようになっている。上記蝶番22は、容器本体14の後端部中央に形成された凹部14aに、蓋体16の後端部中央から突設された凸部16aが嵌合され、これら凹部14aと凸部16aとの間に両側から蝶番ピン22aを貫通することにより構成される。この蝶番22は、リング状パッキン18に対する筒状リブ20のスムーズな嵌合を保証するために、僅かながらのガタをもって融通が利くように構成されている。また、上記フック機構24は、容器本体14の前端部中央に形成された凹設部14bに突設される第1係合凸部24aと、蓋体16の前端部中央から垂設された爪片16bの内側面に突設される第2係合凸部24bとで構成され、これら第1,第2係合凸部24a,24bは蓋体16の閉止状態で係合されるようになっている。
【0014】
上記リング状パッキン18はゴム等の弾性材で形成され、上記容器本体14の上記化粧料収納部12の周縁部に形成された環状溝部26に取り付けられる。該リング状パッキン18は、下端部に形成された厚肉部18bが上記環状溝部26の幅狭となった下端部26aに圧入固定されると共に、該リング状パッキン18の内周が環状溝部26の内側面26bに接触されて、リング状パッキン18が内側に倒れ込むのが防止される。また、リング状パッキン18の内周部分には、膨出部18aの形成位置に対応して環状凹部18cが形成され、この環状凹部18cによって膨出部18aの径方向内方への撓み変形が許容される。
【0015】
また、上記リング状パッキン18の上記膨出部18aが形成された上端部は、上記環状溝部26の幅広となった上端部26cに配置され、該膨出部18aの最大外径部と環状溝部26の外側面26dとの間に、該膨出部18aを押し潰しつつ上記筒状リブ20の挿入を可能とする所定の隙間δが設けられている。上記膨出部18aは図4に示すように、リング状パッキン18の先端面18dから下方に行くに従って順次拡径する直線状のテーパ面18eを備え、このテーパ面18eが最大外径部分に到達した後は急激に縮径する断面形状となっている。更に、上記リング状パッキン18の先端面18dは、化粧料収納部12の周縁壁12aと同一高さに形成されるが、該リング状パッキン18の先端面18dの位置は該周縁壁12aに対して若干高低差を設けて形成することもできる。
【0016】
上記筒状リブ20は、上記蓋体16の裏面16cから上記リング状パッキン18の外側形状に沿った低い筒状として一体に突設され、該筒状リブ20の内径Dが上記膨出部18aより小径に形成されていることから、蓋体16を閉止して該筒状リブ20が上記リング状パッキン18の外側に嵌合された際に、該膨出部18aの最大外径部分が筒状リブ20の内周20aに圧接される。また、上記筒状リブ20の先端部内周には、リング状パッキン18への嵌合を案内するための面取り部20bが形成されている。
【0017】
以上の構成により本実施形態の気密化粧料容器10にあっては、化粧料収納部12に揮発性化粧料Pを収納して蓋体16を閉止することにより、リング状パッキン18の膨出部18aが筒状リブ20の内周20aに圧接されて該化粧料収納部12内を密閉することができ、もって揮発性化粧料Pの揮発成分の拡散を防止して品質を長期に亘って維持することができる。また、上記蓋体16を閉止した状態ではフック機構24の第1,第2係合凸部24a,24bが係合され、この係合状態が維持されて上記化粧料収納部12の密閉状態が保持される。一方、上記化粧料を使用する際には、手動により上記第1,第2係合凸部24a,24bの係合を解除して蓋体16を開放するようになっている。
【0018】
ところで、上記リング状パッキン18は化粧料収納部12の周縁部近傍に配置されるため、該化粧料収納部12内の化粧料Pをパフ等に擦り付ける際に、この化粧料Pがリング状パッキン18の外側部分にも付着してしまうが、本実施形態では蓋体16の閉止に伴って上記筒状リブ20が上記膨出部18aに圧入される際、該筒状リブ20の内周部分が該膨出部18aに擦り合わされつつ移動する擦動状態となる。これにより、上記リング状パッキン18に付着滞留した化粧料Pを、上記筒状リブ20の内周20a部分で擦り取って除去することができる。従って、蓋体16の閉止状態では化粧料Pが拭い去られた清浄な上記膨出部18aに対して筒状リブ20の内周が圧接することになり、当該圧接部分の気密性を常時高く維持することができる。
【0019】
図5は他の実施形態を示す図4に対応する拡大断面図で、上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0020】
即ち、この実施形態ではリング状パッキン18の膨出部18aをその全周に亘って円弧状に形成すると共に、該膨出部18aの形成位置に対応してリング状パッキン18の内周部分に形成される環状凹部18cは、該膨出部18aの形状に沿って円弧状に形成されている。
【0021】
従って、この実施形態にあっても蓋体16の閉止時には、筒状リブ20の内周面20aがリング状パッキン18の膨出部18aに擦動しつつ嵌合し、該膨出部18aが筒状リブ20に圧接されることにより、化粧料収納部12の気密性を保持して上記実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0022】
図6は他の実施形態を示す図4に対応する拡大断面図で、上記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0023】
即ち、この実施形態では上記実施形態と同様にリング状パッキン18の膨出部18aを円弧状に形成してあり、また、化粧料収納部12の周縁壁12aの上端部に外側が低くなる段差部12bを形成すると共に、該段差部12bの奥部に周縁壁12aに沿った環状凹溝12cを形成してある。そして、上記リング状パッキン18の先端部を上記段差部12bに沿って延設し、この延設部分18fを上記段差部12bとの間に適宜隙間δ1 を設けて配置すると共に、延設部分18fの先端部を上記環状凹溝12cに嵌合固定してある。従って、この実施形態では上記リング状パッキン18の膨出部18aから上記延設部分18fに至る部分は、環状凹部18cと上記隙間δ1 とによって上記周縁壁12aから浮かした状態で配置される。
【0024】
また、蓋体16の裏面16cには、上記リング状パッキン18の先端面18dとなる上記延設部分18fの上面に対応して環状の凸部30を突設し、蓋体16の閉止状態で該環状の凸部30が上記延設部分18fの上面を押圧するようになっている。
【0025】
従って、この実施形態にあっても上記各実施形態と同様に、蓋体16の閉止時に筒状リブ20の内周20aが膨出部18aの外側に擦動しつつ嵌合され、そして、該筒状リブ20の内周20aに膨出部18aの最大外径部分が圧接されて化粧料収納部12内の気密性が保持されるのは勿論のこと、蓋体16が閉止された状態で、これに形成された凸部30がリング状パッキン18の延設部分18fの上面を押圧する。そしてこの凸部30の押圧力によって上記膨出部18aを更に外方に突出させる方向に変形させることができるため、該膨出部18aが筒状リブ20の内周20aに更に強く圧接されることになり、化粧料収納部12の気密保持性を更に向上できるようになる。
【0026】
図7は他の実施形態を示す図4に対応する拡大断面図で、上記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0027】
即ち、この実施形態では上記実施形態と同様にリング状パッキン18の膨出部18aを円弧状に形成すると共に、該リング状パッキン18の先端面18dを化粧料収納部12の周縁壁12aに形成した段差部12bに沿って延設し、この延設部分18fを段差部12bとの間に適宜隙間δ1 を設けて配置すると共に、延設部分18fの先端部を環状凹溝12cに嵌合固定してある。
【0028】
そして、この実施形態では、上記リング状パッキン18の先端面18dとなる上記延設部分18fの上面に環状の凸部32を突設し、蓋体16の閉止状態で該環状の凸部32が蓋体16の裏面16cに当接されて、その反力で上記延設部分18fを下方に押圧するようになっている。
【0029】
従って、この実施形態にあっても、蓋体16の閉止時に筒状リブ20の内周20aが膨出部18aの外側に擦動しつつ嵌合され、そして、該筒状リブ20の内周20aに膨出部18aの最大外径部分が圧接されて化粧料収納部12内の気密性が保持される。また、蓋体16が完全に閉止された際に、リング状パッキン18の延設部分18fの上面に突設した環状の凸部32が蓋体16の裏面16cに当接し、その反力で延設部分18fを押圧して膨出部18aを更に外方に突出させて、該膨出部18aを筒状リブ20の内周20aに更に強く圧接させることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に示した気密化粧料容器にあっては、化粧料収納部の周縁部に位置して容器本体に環状シール部材が設けられると共に、蓋体に環状突起部が設けられ、蓋体を閉止した状態で環状突起部の内周に環状シール部材を嵌合するようになっており、かつ、環状突起部の内径を環状シール部材の膨出部より小径に形成したので、環状突起部の内周部分が該膨出部の最大外径部分に圧入されて、上記化粧料収納部の気密性を保持することができる。また、上記環状突起部が上記膨出部に圧入される際、該環状突起部の内周部分が該膨出部に擦動されるので、環状シール部材に化粧料が付着滞留している場合にも、蓋体の閉止状態に至る前に上記環状突起部の内周部分で、上記環状シール部材の膨出部に付着している化粧料を擦り取って除去できるため、蓋体の閉止状態では化粧料が拭い去られた清浄な上記膨出部に対して環状突起部の内周が圧接することになり、当該圧接部分の気密性を常時高く維持することができる。
【0032】
また、本発明の請求項2に示した気密化粧料容器にあっては、上記環状シール部材の先端部と、上記環状突起部が設けられた蓋体または容器本体との間に、蓋体の閉止時に該環状シール部材を加圧して上記膨出部を拡径変形させる凸部を設けたので、蓋体が閉止された際に該凸部によって環状シール部材に押圧力を作用させることができるため、該リング状パッキンの膨出部を更に突出する方向に変形させて、該膨出部を上記環状突起部の内周に更に強く圧接させることができ、蓋体閉止時の化粧料収納部の気密性を更に増大することができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気密化粧料容器の第1実施形態を示す蓋体を開放して要部を破断した斜視図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】図1中のB−B線断面図である。
【図4】シール部分の拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡大断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡大断面図である。
【符号の説明】
10 気密化粧料容器
12 化粧料収納部
14 容器本体
16 蓋体
18 リング状パッキン
18a 膨出部
20 筒状リブ

Claims (2)

  1. 化粧料収納部を設けた容器本体と、この容器本体を開閉する蓋体とを備えた気密化粧料容器において、上記容器本体に、上記化粧料収納部の周縁部に位置させて、幅狭な下端部および幅広な上端部を有する環状溝部を上下方向に形成するとともに、該環状溝部には、厚肉部が下端部に形成され、かつ、上端部に、環状凹部を有する内周が該環状溝部の内側面に接触されて外周部分が弾発力をもって拡径する膨出部が形成された環状シール部材を、当該環状溝部の下端部に該厚肉部を圧入固定するとともに該膨出部をその上端部に配置することによって取り付け、上記蓋体に、内径を上記膨出部より小径に形成して蓋体の閉止状態で上記環状シール部材の該膨出部に嵌合する環状突起部を設け、蓋体の閉止時に環状突起部の内周部分が、環状シール部材の膨出部に擦動しつつ該膨出部の最大外径部分に圧入されることを特徴とする気密化粧料容器。
  2. 上記環状シール部材の先端部と、上記環状突起部が設けられた蓋体または容器本体との間に、蓋体の閉止時に該環状シール部材を加圧して上記膨出部を拡径変形させる凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の気密化粧料容器。
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