JP2000262321A - 気密化粧料容器 - Google Patents

気密化粧料容器

Info

Publication number
JP2000262321A
JP2000262321A JP11075770A JP7577099A JP2000262321A JP 2000262321 A JP2000262321 A JP 2000262321A JP 11075770 A JP11075770 A JP 11075770A JP 7577099 A JP7577099 A JP 7577099A JP 2000262321 A JP2000262321 A JP 2000262321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
annular
cosmetic
seal member
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11075770A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshida Industry Co Ltd
Original Assignee
Yoshida Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshida Industry Co Ltd filed Critical Yoshida Industry Co Ltd
Priority to JP11075770A priority Critical patent/JP2000262321A/ja
Publication of JP2000262321A publication Critical patent/JP2000262321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造をもって化粧料収納部を確実に気
密保持することができるとともに、化粧料が付着するこ
とによって引き起こされるシール部材の劣化を確実に防
ぐことができるような、気密化粧料容器を提供する。 【解決手段】化粧料収納部16を設けた容器本体12
と、この容器本体12を開閉する蓋体14とを備えた化
粧料容器10において、内周部分に弾発的な膨出部20
aを形成した環状シール部材20を、上記化粧料収納部
16の周縁部に対応する位置で、上記蓋体14に設ける
と共に、外径が上記膨出部20aの内径よりも大きくな
るように形成され、蓋体14の閉止状態で上記膨出部2
0aと嵌合する環状突起部18を、上記化粧料収納部1
6の周縁部に設け、上記蓋体14の閉止動作時に、上記
環状シール部材20の膨出部20aが上記環状突起部1
8の外周部分に、擦動しつつ、圧接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気密化粧料容器に関
し、とりわけ、化粧料収納部を設けた容器本体と、この
容器本体を開閉する蓋体とを備えて、化粧料収納部に揮
発性化粧料を収納するようにした気密化粧料容器に於け
る気密性能の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気密化粧料容器は、容器
本体と蓋体とをフック機構などの係脱機構によって開閉
自在に結合しており、その容器本体側には、上面が開放
された凹所を区画形成して化粧料収納部とし、さらにこ
の化粧料収納部の周縁部に弾性材で形成したシール部材
を設けている。蓋体の裏面には、このシール部材に対応
する位置に環状のシール用突起が形成されており、蓋体
を閉じ、係脱機構を係合保持させて蓋体を閉止状態とす
ると、シール用突起がシール部材の上面もしくは外周面
に圧接されて、化粧料収納部を外部から気密に隔離し、
揮発性化粧料の品質を維持保存していた。
【0003】この際のシール機構について詳述すると、
蓋体を閉じる動作によってまず開口部周縁のシール面と
なる上面もしくは外周面にシール用突起を当接させ、そ
の後、係脱機構を係合することで蓋体を容器本体側に引
き込み、この引き込みによって生ずる押圧力でシール用
突起をシール面に押しつけて、両者が弾性変形するよう
に圧接させている。いずれにあっても、シール用突起お
よびシール面の、弾性変形に伴う弾発力を利用した圧接
作用によって気密性を確保していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、化粧料容器
を使用すると化粧料の一部は化粧料収納部から外へ飛散
し、収納部の周縁近傍などにこの飛散した化粧料が付着
する。シール部材の上面にシール用突起を圧接させる場
合には、いかに大きな押圧力を加えようと、シール面に
付着残留した化粧料によって、僅かながらも間隙が生
じ、収納部の気密性を損なうという課題があった。
【0005】また、通常シール部材は、柔軟性のあるブ
チルゴムやエラストマー樹脂などを材質とするが、これ
らは付着残留した化粧料によって化学変化を起こし、劣
化や変形をきたしてしまう。シール部材の上面に突起を
圧接してシールを行うケースでは、まさにそのシール面
が変形してしまうことになり、またシール部材の外周面
でシールを行うケースにおいても、シール部材の上面部
に生じた劣化・変形がシール面である外周部にまで及ん
だり、劣化が著しく進めばシール部材が容器本体から離
脱してしまうこともある。どの場合にも結果的に化粧料
収納部の気密性を損ない、収納する揮発性化粧料の品質
劣化につながる。
【0006】今日では化粧料収納部は化粧料皿として容
器本体に対して着脱自在に装着されていることが多く、
化粧料を収納した化粧料皿のみを交換すれば、容器本体
部自体は半永久的に使用し続けることが可能なのである
が、シール部材が損傷してしまえば、消費者としては容
器本体自体を新しいものに買い換えざるを得ない。
【0007】本発明は以上のような従来の問題点に考慮
してなされたものであって、簡単な構造をもって化粧料
収納部を確実に気密保持することができるとともに、化
粧料が付着することによって引き起こされるシール部材
の劣化を確実に防ぐことができるような、気密化粧料容
器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1の気密化粧料容器は、化粧料収
納部を設けた容器本体と、この容器本体を開閉する蓋体
とを備えた化粧料容器において、内周部分に弾発的な膨
出部を形成した環状シール部材を、上記化粧料収納部の
周縁部に対応する位置で、上記蓋体に設けると共に、外
径が上記膨出部の内径よりも大きくなるように形成さ
れ、蓋体の閉止状態で上記膨出部と嵌合する環状突起部
を、上記化粧料収納部の周縁部に設け、上記蓋体の閉止
動作時に、上記環状シール部材の膨出部が上記環状突起
部の外周部分に、擦動しつつ、圧接される構成とする。
【0009】また、請求項2の気密化粧料容器では、前
記環状シール部材は、前記膨出部を備えた本体部と、こ
の本体部の膨出部と反対側に形成された、撓み変形を許
容するくぼみ部と、上記本体部の下端から径方向外側に
向かって延出しており、前記蓋体に垂設された環状垂下
片に設けられたシール部材係止部に係止される上方延出
部をその先端に有して、膨出部に反発力を発生させる下
側水平片とを一体に備えた構成とする。
【0010】以上の構成による本発明の作用について述
べる。請求項1の化粧料容器では、蓋体を閉止させる
と、環状シール部材が環状突起部の外周に嵌合される
が、このとき環状シール部材の膨出部の内径が環状突起
部の外径よりも小さく形成されているため、環状突起部
の外周部分に環状シール部材の膨出部が弾発的に圧接さ
れて、上記化粧料収納部が気密に保たれる。
【0011】また、蓋体を閉止させる際に膨出部は、環
状突起部の外側面に対して擦動、すなわち擦り合わされ
つつ移動するようになっているので、環状突起部外側面
に付着した化粧料を擦り取って除去してしまう。このた
め、シール部分が常に清浄に保たれるので、化粧料収納
部の気密性は確実に保持される。
【0012】加えて、環状シール部材を容器本体側でな
く蓋体に設けているので、環状シール部材のシール部分
やそれ以外の部分にも、飛散した化粧料が付着残留する
ことがない。従ってシール部材を化学変化による劣化・
変形から守ることができ、化粧料収納部の気密性も半永
久的に保たれる。
【0013】また、請求項2では、環状シール部材本体
部に設けたくぼみ部によって環状突起部に圧接される膨
出部の撓みを吸収するとともに、その先端を係止した下
側水平片によって本体部下端は径方向内方へより大きな
弾発力を有するので、環状シール部材を環状突起部に対
して、より深く柔軟な圧接力をもって圧接させることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発
明の気密化粧料容器10の第1の実施形態を示す要部を
破断した斜視図、図2は図1中のA−A線断面図、図3
は図1中のB−B断面図、図4はシール部分の拡大断面
図である。なお、以下の説明で、ある構成要素の「内
側」とは気密化粧料容器本体12および蓋体14の中央
に近い側、すなわち「径方向に内側」を指し、「外側」
とはその反対の「径方向に外側」を指す。
【0015】即ち、図1から図3に示すように、本実施
形態の気密化粧料容器10は基本的に、化粧料収納部1
6を設けた容器本体12と、この容器本体12を開閉す
る蓋体14とを備える。そして、化粧料収納部16を区
画している筒状の壁部が環状突起部18であり、容器本
体12に一体に形成されている。環状突起部18のすぐ
外側に形成された環状溝部28の上部には、蓋体14の
閉止状態において後述の環状シール部材20が収納され
る。蓋体14に取り付けられた、断面がほぼ数字の
「5」の字型の部材が環状シール部材20である。環状
シール部材20の、内側に向かって円弧状に張り出して
いる膨出部20aの最小内径は環状突起部18の外径の
寸法よりも小さい。そのため蓋体14が閉止状態のとき
には、膨出部20aが環状突起部18の外周部分に、周
方向全体にわたって圧接された状態になる結果、環状シ
ール部材20は環状突起部18に嵌合される。
【0016】前記蓋体14は、容器本体12の後端部
に、蝶番22を介して開閉自在に連結されると共に、こ
れら容器本体12および蓋体14の前端部間に設けたフ
ック機構24によって、蓋体14の閉止状態が保持され
るようになっている。ここで上記蝶番22は、容器本体
12の後端部中央に形成された凹部12aに蓋体14の
後端部中央から突設している凸部14aが嵌合され、こ
れら凹部12aと凸部14aとの間に両側から蝶番ピン
22aを挿通することによって構成される。この蝶番2
2には若干のガタをもたせてあるので、環状シール部材
20が環状突起部18に対して周方向の全体にわたって
均一な圧力で圧接されるような最も適切な配置を、蓋体
14は取ることができる。また、上記フック機構24
は、容器本体12の前端部中央に形成された凹設部12
bから突設した第1係合凸部24aと、蓋体14の前端
部中央に垂設された爪片14bの内側面に突設された第
2係合凸部24bとで構成され、これら第1及び第2係
合凸部24a、24bを互いに係合することによって、
蓋体14を容器本体12に対して閉止する。
【0017】前記環状シール部材20は、柔軟性のある
ゴムなどの弾性材で形成され、蓋体14の裏面に突設さ
れた環状垂下片26に装着されている。そしてこの環状
シール部材20は、上側水平片20bと、上側水平片2
0bの外側先端から垂下して形成され膨出部20aを有
する本体部20cと、膨出部20aの下端から外側へ延
出して形成された下側水平片20dの3つの部分から構
成されており、これら3つの部分はいずれも環状であ
る。上側水平片20bが蓋体14裏面の第1切欠部14
cに収まり、本体部20cは環状垂下片26の内側面に
沿い、下側水平片20dは環状垂下片26の下部に形成
された第2切欠部26aに収まっている。この下側水平
片20dの存在によって、環状突起部18に弾発的に圧
接される本体部20c(または膨出部20a)の下端
は、径方向内方へより大きな弾発力を有し、従って、膨
出部20aを環状突起部18の外周面に、より深く柔軟
に圧接させることができる。また、この下側水平片20
dの先端部には上方延出部20fが形成されており、第
2切欠部26aの端部からさらに上方へ穿設されたシー
ル部材係止部26bに係止されて、環状シール部材20
が環状垂下片26から離脱することを防ぐ。
【0018】また、上記本体部20cの下部には膨出部
20aが形成されているが、蓋体14を閉止させた状態
では、この本体部20cと下側水平片20d、および環
状垂下片26は一体となって、環状溝部28の中に収納
されている。このとき上記膨出部20aは環状突起部1
8の外側面に弾発的に圧接されている。そして、環状シ
ール部材20の本体部20cの外側面には、膨出部20
aに対応する位置に、くぼみ部20eが形成されてお
り、このくぼみ部20eにおいて、圧接された膨出部2
0aの撓み変形がさらに許容される。また、環状垂下片
26には、くぼみ部20eの上部に、環状シール部材2
0が環状垂下片26から離脱して下方へずれ落ちること
を防ぐ離脱防止用凸部26cが突設している。
【0019】前記環状突起部18は、その上端に環状の
第1補助シール用凸部18aが突設されており、蓋体1
4の閉止状態においてはこの第1補助シール用凸部18
aが環状シール部材20の上側水平片20bに圧接され
て、補助的なシール機構を形成する。また、環状突起部
18上端面の外側の角部は斜めに面取り18bが形成さ
れており、蓋体14を閉止する際に、環状シール部材2
0の膨出部20aが通過し易いようになっている。
【0020】前記環状溝部28の上部には、蓋体14の
閉止状態において、環状シール部材20の先端と環状垂
下片26が収納されるが、なおもそのとき下方には大き
な捕集空間28aを残す。この捕集空間28aには環状
突起部18に付着した化粧料などが擦り落とされて溜ま
るが、適宜清掃すればその化粧料がシール部材20には
触れないので、常にシール部材20を清浄に保つことが
出来る。
【0021】以上の構成からなる本実施形態の気密化粧
料容器10によれば、係合機構24を係合して蓋体14
を閉止すると、環状シール部材20の膨出部20aが環
状突起部18の外周部分に圧接されて化粧料収納部16
を外部から密閉する。また、蓋体14を閉止した状態で
は係合状態が維持されて上記化粧料収納部16の密閉状
態が保持されるので、ここに収納された揮発性化粧料の
揮発成分の拡散を防止し、その品質を長期にわたって維
持することができる。一方、上記化粧料を使用する際に
は、手動により上記第1、第2係合凸部24a、24b
の係合を解除して蓋体14を開放するようになってい
る。
【0022】ところで、化粧料収納部16の周縁部に配
置されている環状突起部18には飛散した化粧料が付着
残留しやすいが、環状突起部18でシールを行う部分で
ある外周面に付着した化粧料については、蓋体14を閉
止する際に、環状シール部材20の膨出部20aがこの
部分を擦動するために全て擦り落とされてしまうので、
シール部分は常に清浄に保たれる。また、本発明では環
状シール部材20を、容器本体12側ではなく蓋体14
に設けたために、シールを行う膨出部20a以外の環状
シール部材20にも化粧料が付着残留する可能性はほと
んどない。従って環状シール部材20の化学変化による
劣化・変形と、それに伴う化粧料収納部16の気密性の
低下を防止することができる。
【0023】図5は他の実施形態を示す図4に対応する
拡大断面図で、上記実施形態と同一構成部分に同一符号
を付して重複する説明を省略して述べる。
【0024】即ち、この実施形態では第1の実施形態で
設けた第1補助シール用凸部18aの代わりに、環状突
起部18の上面に向かって、環状の第2補助シール用凸
部20gを、環状シール部材20の上側水平片20bに
突設させた。
【0025】この実施形態にあっても、蓋体14の閉止
状態においては第2補助シール用凸部が環状突起部18
の上面に圧接されて、補助的なシール機構を形成する上
に、化粧料収納部16の気密性が確実に保たれる、およ
び環状シール部材20に化粧料が付着することがない、
などといった効果は第1の実施形態と同様である。
【0026】図6は他の実施形態を示す図4に対応する
拡大断面図で、上記各実施形態と同一構成部分に同一符
号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0027】即ち、この実施形態では環状シール部材2
0の膨出部20aの形状が、第1の実施形態におけるも
のとは異なっており、その張り出した部分の下側が平面
的に傾斜している。
【0028】この実施形態にあっては、内径変化が断面
半球状の場合よりも大きいので、蓋体14の閉止動作時
に膨出部20aがより一層スムーズに、環状突起部18
に形成した前記面取り18b部分を通過することができ
る。膨出部20aの最も大きく張り出した部分は上記各
実施形態と同様に環状突起部18に対して擦動しつつ圧
接されるので、化粧料収納部16の気密性が確実に保た
れる、および環状シール部材20に化粧料が付着するこ
とがない、などといった効果は第1の実施形態と同様で
ある。
【0029】図7は他の実施形態を示す図4に対応する
拡大断面図で、上記各実施形態と同一構成部分に同一符
号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0030】即ち、この実施形態では第1の実施形態に
於ける下側水平片20d、および第1補助シール用凸部
18aを省略した構成としている。
【0031】従って、この実施形態にあっては、材料削
減と成形型の簡単化により、シール部材20生産にかか
るコストを減少させることができるとともに、シール部
材20の本体部20cの、くぼみ部20eの下で環状垂
下片26に接している当接面20hを、環状垂下片26
に対して接着しないことによって、蓋体14の開放動作
時などにおける膨出部20aの下方変形をにがすことが
できるため、膨出部20aの耐久性を向上させることが
できる。
【0032】図8はさらに他の実施形態を示す図2に対
応する断面図で、上記各実施形態と同一構成部分に同一
符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0033】すなわち、この実施形態では蓋体14に対
する環状シール部材20の取り付け構造が第1の実施形
態と異なっており、略円盤状のシール部材留め30を蓋
体14の裏側に嵌合させることにによってシール部材2
0の取り付けを行う。このシール部材留め30の外縁に
形成されたシール部材固定用切り欠き30aには、環状
シール部材20の内周上部に形成された固定用水平片2
0iが嵌合されており、シール部材留め30の上面中央
に突設された位置決め用凸部30bが、蓋体14の裏面
の対応する位置に設けられた位置決め用凹部14dに嵌
合されることによって、シール部材20が上方に押さえ
つけられて固定される。図8の環状シール部材20は、
固定用水平片20i以外の部分は第1の実施形態と同じ
構造である。また、図5〜図7の構造の環状シール部材
20においても本実施形態のような取り付け構造とする
ことは可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示した気密化粧料容器にあっては、環状シール部材を容
器本体でなく蓋体の側に設けたため、環状シール部材の
膨出部や、それ以外の部分にも化粧料が付着残留するこ
とがなく、従って環状シール部材全体を化学変化による
劣化・変形から守ることができる。
【0035】また、請求項2では、環状シール部材を環
状突起部に対して、より深く柔軟な圧接力をもって圧接
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気密化粧料容器の第1の実施形態を示
す、蓋体を開放して要部を破断した斜視図である。
【図2】蓋体を閉止した状態の、図1のA−A断面図で
ある。
【図3】蓋体を閉止した状態の、図1のB−B断面図で
ある。
【図4】蓋体を閉止した状態の、図1のシール部分の拡
大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡
大断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡
大断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡
大断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す図2に対応する断
面図である。
【符号の説明】
10 気密化粧料容器 12 容器本体 14 蓋体 16 化粧料収納部 18 環状突起部 20 環状シール部材 20a 膨出部 20c 本体部 20d 下側水平片 20e くぼみ部 20f 上方延出部 26 環状垂下片 26b シール部材係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料収納部を設けた容器本体と、この
    容器本体を開閉する蓋体とを備えた化粧料容器におい
    て、 内周部分に弾発的な膨出部を形成した環状シール部材
    を、上記化粧料収納部の周縁部に対応する位置で、上記
    蓋体に設けると共に、 外径が上記膨出部の内径よりも大きくなるように形成さ
    れ、蓋体の閉止状態で上記膨出部と嵌合する環状突起部
    を、上記化粧料収納部の周縁部に設け、 上記蓋体の閉止動作時に、上記環状シール部材の膨出部
    が上記環状突起部の外周部分に、擦動しつつ、圧接され
    ることを特徴とする気密化粧料容器。
  2. 【請求項2】 前記環状シール部材は、前記膨出部を備
    えた本体部と、この本体部の膨出部と反対側に形成され
    た、撓み変形を許容するくぼみ部と、上記本体部の下端
    から径方向外側に向かって延出しており、前記蓋体に垂
    設された環状垂下片に設けられたシール部材係止部に係
    止される上方延出部をその先端に有して、膨出部に反発
    力を発生させる下側水平片とを一体に備えてなることを
    特徴とする請求項1に記載の気密化粧料容器。
JP11075770A 1999-03-19 1999-03-19 気密化粧料容器 Pending JP2000262321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075770A JP2000262321A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 気密化粧料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075770A JP2000262321A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 気密化粧料容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000262321A true JP2000262321A (ja) 2000-09-26

Family

ID=13585787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11075770A Pending JP2000262321A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 気密化粧料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000262321A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050094A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Key Tranding Co Ltd 気密容器
CN104015998A (zh) * 2014-06-19 2014-09-03 上海英宇塑料制品有限公司 气密粉罐改进结构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03123417U (ja) * 1990-03-30 1991-12-16
JPH09140442A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Shiseido Co Ltd 気密性化粧料容器
JPH09262125A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 化粧用気密コンパクト容器
JPH09285336A (ja) * 1996-04-25 1997-11-04 Yoshino Kogyosho Co Ltd 気密コンパクト容器
JPH1156456A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 気密化粧料容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03123417U (ja) * 1990-03-30 1991-12-16
JPH09140442A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Shiseido Co Ltd 気密性化粧料容器
JPH09262125A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 化粧用気密コンパクト容器
JPH09285336A (ja) * 1996-04-25 1997-11-04 Yoshino Kogyosho Co Ltd 気密コンパクト容器
JPH1156456A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 気密化粧料容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050094A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Key Tranding Co Ltd 気密容器
CN104015998A (zh) * 2014-06-19 2014-09-03 上海英宇塑料制品有限公司 气密粉罐改进结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4423937B2 (ja) レフィル容器
US6076679A (en) Gastight makeup material container
JP3620667B2 (ja) 気密化粧料容器
JP3620668B2 (ja) 気密化粧料容器
JP2000262321A (ja) 気密化粧料容器
JP3897886B2 (ja) 化粧料容器
JPH1156456A (ja) 気密化粧料容器
JP3579085B2 (ja) 気密化粧料容器
JP4195234B2 (ja) 気密容器
KR100486945B1 (ko) 화장용기밀콤팩트용기
WO1999001051A1 (fr) Boitier etanche aux gaz contenant une substance de maquillage
JPH0710658Y2 (ja) コンパクト容器
JPH09262131A (ja) 気密化粧料容器
JP7363458B2 (ja) ウェットティッシュ用包装容器
JP4963348B2 (ja) 化粧料用非係合爪型気密容器
JP4509630B2 (ja) 化粧料容器
JP2019199290A (ja) 蓋付き容器
JP4536398B2 (ja) 密閉容器
JP2017042185A (ja) パウダー容器
JPH09262129A (ja) 気密化粧料容器
JPH09140442A (ja) 気密性化粧料容器
JP2008056300A (ja) キャップ
JP2007050094A (ja) 気密容器
JP2022184152A (ja) 気密コンパクト容器
JPH09262130A (ja) 気密化粧料容器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707