JP3620668B2 - 気密化粧料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、気密化粧料容器に関するもので、より具体的には、容器本体と蓋体とをそれぞれの後端縁部で開閉自在に連結してなる気密化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の気密化粧料容器においては、容器本体内に化粧料収納部を形成し、蓋体内面に弾性パッキン材を配設している。そして、この弾性パッキン材の下面には環状のシール用突起が設けられ、シール用突起は容器本体の化粧料収納部の開口部上端面に対応する位置に形成したものが一般的である。そして、蓋体を閉じると、シール用突起が化粧料に近接する開口部上端面に圧接し、これにより化粧料収納部内を気密保持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる上記従来の気密化粧料容器にあっては、シール用突起と開口部上端面とのシール部分が化粧料に近接しているため、化粧料収納部内に収納された化粧料が使用時に飛散付着して、開口部上端面が汚損してしまうことがあり、互いに圧接する弾性パッキン材と化粧料収納部の開口部上端面との間でシール切れを生じ、気密保持が確実にできなくなってしまうといった欠点があった。また弾性パッキン材あるいは当該開口部上端面に変形があった場合も、気密保持が確実にできないことがあるといった欠点があった。
【0004】
本発明は係る従来の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、化粧料を確実に気密保持することができる気密化粧料容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明に係る気密化粧料容器では、容器本体および蓋体より構成され、容器本体と蓋体とを開閉自在に連結してなる気密化粧料容器において、容器本体内に化粧料収納部を形成し、容器本体の化粧料収納部の開口部外周に、当該容器本体の厚さ方向に上方が広く下方が狭い断面略L字状の切欠溝を環状に切欠し、化粧料収納部の開口部外周下方に切欠溝の下方に配置して当該切欠溝の下方を埋める形状の環状弾性パッキン材を配設するとともに、蓋体の内面に環状突片を突出形成し、環状弾性パッキン材と環状突片との少なくともいずれか一方には傾斜面を形成し、蓋体の閉止状態で化粧料収納部の開口部よりも下方で環状弾性パッキン材に環状突片が傾斜面を介して径方向内方に押し付けられて圧接するようにしてなることを特徴とする。
【0007】
上記構成を有する本発明の気密化粧料容器によれば、蓋体を閉止すると、容器本体の環状弾性パッキン材に蓋体の環状突片が圧接し、これにより化粧料収納部内を気密保持する。
【0008】
この際、環状弾性パッキン材は、容器本体の化粧料収納部の開口部外周に環状に切欠されて当該容器本体の厚さ方向に上方が広く下方が狭い断面略L字状の切欠溝の下方に配置され、かつ当該切欠溝の下方を埋める形状とされて、容器本体の化粧料収納部の開口部外周下方に配設されているので、化粧料収納部内に収納された化粧料が使用時に飛散付着して、開口部上端面が汚損してしまっても、蓋体の環状突片が圧接する弾性パッキン材上端面は汚損しないので、シール切れを防ぐことができる。
【0009】
また、蓋体の閉止状態で互いに圧接する環状弾性パッキン材と環状突片との少なくともいずれか一方に傾斜面を形成していることにより、環状突片と環状弾性パッキン材とを径方向に押し付けることができ、これにより化粧料収納部内の気密保持をより確実に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4は、本発明の第1実施例に係る化粧料容器を示す。本実施例は基本的には、容器本体10および蓋体30より構成され、容器本体10と蓋体30とをそれぞれの後端縁部で開閉自在に連結してなる気密化粧料容器において、容器本体10内に化粧料収納部14を形成し、容器本体10の化粧料収納部14の開口部15外周に、当該容器本体10の厚さ方向に上方が広く下方が狭い断面略L字状の切欠溝16を環状に切欠し、化粧料収納部14の開口部15外周下方17、具体的には切欠溝16の下方17に配置して当該切欠溝16の下方17を埋める形状の環状弾性パッキン材18を配設するとともに、蓋体30の内面に環状突片31を突出形成し、環状弾性パッキン材18と環状突片31との少なくともいずれか一方には傾斜面19を形成し、蓋体30の閉止状態で化粧料収納部14の開口部15よりも下方で容器本体10の環状弾性パッキン材18に蓋体30の環状突片31が傾斜面19を介して径方向内方に押し付けられて圧接するように構成されている。
【0011】
本実施例の化粧料容器は、図1に示されるように容器本体10および蓋体30より構成されている。容器本体10の前端部には切欠凹所12が形成され、その奥面には第1の係合突起13が形成されている。さらに、容器本体10の上面には、例えば揮発性を有する化粧料を収納する化粧料収納部14が形成されている。さらにまた、容器本体10の化粧料収納部14の開口部15外周は、環状に切欠された切欠溝16となっている。この切欠溝16は断面略L字状に内側へ深く切欠された形状となっている。
【0012】
また、この切欠溝16の下方17には環状弾性パッキン材18が配設されている。環状弾性パッキン材18は、容器本体10の切欠溝16の下方17を埋める形状で、その上端面外周には傾斜面19が形成されている。また、環状弾性パッキン材18の上端面には、平面Aが形成されている。
【0013】
さらに、容器本体10の後端中央部には、切欠凹所20が形成され、その両側端が蝶番片21,21となっている。この蝶番片21,21には、蝶番ピン挿通孔22,22が穿設され、蝶番ピン11によって蓋体30が開閉自在に蝶着されている。
【0014】
蓋体30は、容器本体10の上面を覆うように形成され、その内面には環状突片31が形成されている。環状突片31は、図4に示されるように容器本体10の切欠溝16に挿入可能な断面略楔形で、外方側先端部32が内方側先端部33より下方に突出して形成され、その内周面は傾斜面34として形成されている。さらに、内方側先端部33下面は平面となっており、シール用突起35が環状に形成されている。
【0015】
また、蓋体30の前端縁部には爪片36が垂下形成され、爪片36の下端内面には、容器本体10の第1の係合突起13と係合可能な第2の係合突起37が一体的に形成されている。さらに、蓋体30の後方中央部にはブロック体38が垂下形成され、ブロック体38の両側面には蝶番ピン挿通孔39が穿設されている。
【0016】
上記のような構成の気密化粧料容器の蓋体30を閉止すると、蓋体30の第2の係合突起37と容器本体10の第1の係合突起13とが係合し、蓋体は図3に示す閉止位置をしめる。そして、容器本体10の環状弾性パッキン材18の上面に向かって、蓋体30の環状突片31が上方から切欠溝16に挿入され、外方側先端部32の傾斜面34が環状弾性パッキン材18の傾斜面19を押圧するとともに、内方側先端部33下面のシール用突起35が環状弾性パッキン材18の上端面の平面Aに圧接し、これにより化粧料収納部14内を気密保持する。
【0017】
このように、本実施例の気密化粧料容器によれば、環状弾性パッキン材18は容器本体10の化粧料収納部14開口部15外周に切欠された切欠溝16の下方に配設されているので、化粧料収納部14内に収納された化粧料が使用時に飛散付着して、開口部15上端面が汚損してしまっても、蓋体30の環状突片31が圧接する弾性パッキン材18上端面は汚損していないので、シール切れを生じたりすることなく、気密保持を確実に行うことができる。
【0018】
また、容器本体10の環状弾性パッキン材18の上端面外周には傾斜面19が形成され、一方、蓋体30の環状突片31の外方側先端部32には傾斜面34が形成されているので、蓋体30を閉止すると、蓋体30に突出形成された環状突片31が化粧料収納部14外周の環状弾性パッキン材18を径方向内方に押し付ける。そして、これにより化粧料収納部14内の気密保持をより確実に行うことができる。
【0019】
図5は、本発明の第2実施例に係る気密化粧料容器を示す。この実施例では、蓋体30aの内面に環状突片31aが形成されている。この環状突片31aは、外方側先端部32aが内方側先端部33aより下方に突出して形成され、これらの間に傾斜面34aが形成されている。また、内方側先端部33a下面にはシール用突起35aが環状に形成され、さらに外方側先端部32a下面にもシール用突起40が環状に形成されている。また、環状弾性パッキン材18aの上端面には、内周の上方部に平面A、外周の下方部に平面Bが形成されている。
【0020】
このように、本実施例の気密化粧料容器によれば、蓋体30aを閉止すると、傾斜面19a,34aを介して、蓋体30aに突出形成された環状突片31aが容器本体10aの化粧料収納部14a外周の環状弾性パッキン材18aを径方向内方に押し付ける。同時に、蓋体30aの環状突片31aに形成された2つのシール用突起35aおよび40が環状弾性パッキン材18aの平面A,Bに圧接することにより化粧料収納部14a内の気密保持をより確実に行うことができる。なお、その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0021】
図6は、本発明の第3実施例に係る気密化粧料容器を示す。この実施例では、蓋体30bの内面に環状突片31bが形成されている。この環状突片31bは、外方側先端部32bが内方側先端部33bより下方に突出して形成され、全体に亘って傾斜面34bが形成されている。
【0022】
このように、本実施例の気密化粧料容器によれば、蓋体30bを閉止すると、蓋体30bに突出形成された環状突片31bが容器本体10bの化粧料収納部14b外周の環状弾性パッキン材18bを、その傾斜面19bを介して径方向内方に押し付け、化粧料収納部14b内の気密保持を確実に行うことができる。なお、その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0026】
図7は、本発明の第4実施例に係る気密化粧料容器を示す。この実施例では、蓋体30dの内面に環状突片31dが形成されている。この環状突片31dは、断面が略矩形である。
【0027】
このように、本実施例の気密化粧料容器によれば、蓋体30dを閉止すると、蓋体30dに突出形成された環状突片31dの内周面側先端角部が容器本体10dの化粧料収納部14d外周の環状弾性パッキン材18dを、その傾斜面19dを介して径方向内方に押し付け、図7に示すように環状弾性パッキン材18dを変形させることにより、化粧料収納部14d内の気密保持を確実に行うことができる。なお、その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0028】
図8および図9は、本発明の第5実施例に係る気密化粧料容器を示す。本実施例の気密化粧料容器の容器本体50は、横長の平面略長方形をなし、後端中央部には凹所51が形成され、蓋体60とそれぞれの後端部でピン59によって開閉自在に枢着されている。また、容器本体50の上面には凹所52および凹所53が設けられ、前端部には係合部が形成されている。
【0029】
凹所52は、例えば揮発性を有する化粧料を収納する化粧料収納部となっている。また、凹所52の開口部54外周は、環状に切欠された切欠溝55となっている。この切欠溝55は断面略L字状に内側に深く切欠された形状となっている。さらに、この切欠溝55の下方56には環状弾性パッキン材57が配設されている。環状弾性パッキン材57は、容器本体50の切欠溝55の下方56を埋める形状で、その上端面外周には傾斜面58が形成されている。さらにまた、環状弾性パッキン材57の上端面には、平面Dが形成されている。
【0030】
また、凹所53は、パフ等化粧具を収納する収納部となっている。
【0031】
蓋体60は、容器本体50の上面を覆うように形成され、前端部には係合部が形成されている。また、容器本体50の凹所52に対応する内面には環状突片61が形成されている。環状突片61は、図9に示されるように容器本体50の凹所52の切欠溝55に挿入可能な断面略楔形で、外方側先端部62が内方側先端部63より下方に突出して形成され、これらの間には傾斜面64が形成されている。さらに、内方側先端部63下面は平面となっており、シール用突起65が環状に形成されている。
【0032】
また、容器本体50の凹所53に対応する蓋体60の内面には、鏡66が取り付けられている。
【0033】
上記のような構成の気密化粧料容器の蓋体60を閉止すると、容器本体50と蓋体60とが前端部で係合し、蓋体60の環状突片61が上方から容器本体50の切欠溝55内に挿入され、外方側先端部62の傾斜面64が環状弾性パッキン材57の傾斜面58を押圧するとともに、内方側先端部63下面のシール用突起65が環状弾性パッキン材57の上端面の平面Dに圧接し、これにより凹所52内を気密保持する。
【0034】
このように、本実施例の気密化粧料容器によれば、パフ等化粧具も同時に収納することができる。なお、その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0035】
図10は、本発明の第6実施例に係る気密化粧料容器を示す。本実施例の気密化粧料容器の容器本体70の前端部には切欠凹所71が形成され、蓋体80を開放するためにここに指を挿入するようになっている。また、容器本体70の上面には、例えば揮発性を有する化粧料を収納する化粧料収納部72が形成されている。さらに、容器本体70の化粧料収納部72の開口部73外周は、第1実施例と同様に、環状に切欠された切欠溝74が形成され、その下方には環状弾性パッキン材75が配設されている。さらにまた、切欠溝74の外周には、複数の切欠孔76,76がそれぞれ等間隔に形成され、その内周側上端部には第1の係合突起77,77が突出形成されている。
【0036】
蓋体80は、容器本体70の上面を覆うように形成され、その内面には第1実施例と同様に、容器本体70の切欠溝74に挿入可能な環状突片81が形成されている。また、この環状突片81の外周には、容器本体70の複数の切欠孔76,76に対応する複数の係合爪片82,82が垂下形成されている。さらに、係合爪片82の下端内面には、容器本体70の切欠孔76の第1の係合突起77,77と係合可能な第2の係合突起83,83が一体的に形成されている。
【0037】
上記のような構成の気密化粧料容器の蓋体80を閉止すると、蓋体80の第2の係合突起83と容器本体70の第1の係合突起77とが係合し、蓋体80は閉止位置をしめるとともに、容器本体70の環状弾性パッキン材75の上面に向かって、蓋体80の環状突片81が上方から切欠溝74に挿入され、環状弾性パッキン材75の上端面に圧接し、これにより化粧料収納部72内を気密保持する。
【0038】
このように、本実施例の気密化粧料容器では、容器本体70の前端部でなく、化粧料収納部72の周縁にロック機構を形成している。容器本体70の前端部にロック機構を形成しているタイプでは、一般に蓋体80の開閉のために蝶番部79に若干の遊びが生じ、そのため化粧料収納部72の周縁にゆとりが生じることがあるが、本実施例の気密化粧料容器によれば、化粧料収納部72の周縁にロック機構を形成しているため、蝶番部79の影響を受けることなく、化粧料収納部72内の気密保持を確実に行うことができる。なお、その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0039】
図11は、本発明の第7実施例に係る気密化粧料容器を示す。本実施例の気密化粧料容器の容器本体85と蓋体86とは、それぞれの後端縁部で、蝶番部でなく肉薄のヒンジ部87を介して開閉自在に連結され、ヒンジ部87で折り曲げることにより容器本体85と蓋体86の開閉を行っている。なお、その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る気密化粧料容器では、容器本体および蓋体より構成され、容器本体と蓋体とを開閉自在に連結してなる気密化粧料容器において、容器本体内に化粧料収納部を形成し、容器本体の化粧料収納部の開口部外周に、当該容器本体の厚さ方向に上方が広く下方が狭い断面略L字状の切欠溝を環状に切欠し、化粧料収納部の開口部外周下方に切欠溝の下方に配置して当該切欠溝の下方を埋める形状の環状弾性パッキン材を配設するとともに、蓋体の内面に環状突片を突出形成し、環状弾性パッキン材と環状突片との少なくともいずれか一方には傾斜面を形成し、蓋体の閉止状態で化粧料収納部の開口部よりも下方で環状弾性パッキン材に環状突片が傾斜面を介して径方向内方に押し付けられて圧接するようにしてなることを特徴とするので、蓋体を閉止すると、容器本体の環状弾性パッキン材に蓋体の環状突片が圧接し、これにより化粧料収納部内を気密保持することができる。そして、環状弾性パッキン材は、容器本体の化粧料収納部の開口部外周に環状に切欠されて当該容器本体の厚さ方向に上方が広く下方が狭い断面略L字状の切欠溝の下方に配置され、かつ当該切欠溝の下方を埋める形状とされて、容器本体の化粧料収納部の開口部外周下方に配設されているので、化粧料収納部内に収納された化粧料が使用時に飛散付着して、開口部上端面が汚損していても、蓋体の環状突片が圧接する弾性パッキン材上端面は汚損しないので、シール切れを防ぐことができ、化粧料収納部内の気密保持を確実に行うことができる。また、蓋体の閉止状態で容器本体の化粧料収納部の開口部外周下方に蓋体の環状突片が挿入する構成となっているので、容器全体の厚さを薄く形成することができる。
【0041】
さらに、環状弾性パッキン材と環状突片との少なくともいずれか一方に傾斜面を形成し、蓋体の閉止状態で化粧料収納部の開口部よりも下方で環状弾性パッキン材に環状突片が傾斜面を介して径方向内方に押し付けられて圧接するようにしたので、環状突片と環状弾性パッキン材とを径方向に押し付けることができ、化粧料収納部内の気密保持をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の蓋体を開放した状態の平面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の側断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の要部側断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る気密化粧料容器の要部側断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る気密化粧料容器の要部側断面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る気密化粧料容器の要部側断面図である。
【図8】本発明の第5実施例に係る気密化粧料容器の蓋体を開放した状態の平面図である。
【図9】本発明の第5実施例に係る気密化粧料容器の側断面図である。
【図10】本発明の第6実施例に係る気密化粧料容器の蓋体を開放した状態の平面図である。
【図11】本発明の第7実施例に係る気密化粧料容器の側断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10d,50,70,85 容器本体
14,14a,14b,14d,52,72 化粧料収納部
15,54,73 開口部
18,18a,18b,18d,57,75 環状弾性パッキン材
19,19a,19b,19d,58 傾斜面
30,30a,30b,30d,60,80,86 蓋体
31,31a,31b,31d,61,81 環状突片
34,34a,34b,64 傾斜面

Claims (1)

  1. 容器本体および蓋体より構成され、該容器本体と蓋体とを開閉自在に連結してなる気密化粧料容器において、該容器本体内に化粧料収納部を形成し、該容器本体の該化粧料収納部の開口部外周に、当該容器本体の厚さ方向に上方が広く下方が狭い断面略L字状の切欠溝を環状に切欠し、該化粧料収納部の開口部外周下方に該切欠溝の下方に配置して当該切欠溝の下方を埋める形状の環状弾性パッキン材を配設するとともに、該蓋体の内面に環状突片を突出形成し、該環状弾性パッキン材と該環状突片との少なくともいずれか一方には傾斜面を形成し、該蓋体の閉止状態で該化粧料収納部の開口部よりも下方で該環状弾性パッキン材に該環状突片が該傾斜面を介して径方向内方に押し付けられて圧接するようにしてなることを特徴とする気密化粧料容器。
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