JPH1156456A - 気密化粧料容器 - Google Patents

気密化粧料容器

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JPH1156456A
JPH1156456A JP22668897A JP22668897A JPH1156456A JP H1156456 A JPH1156456 A JP H1156456A JP 22668897 A JP22668897 A JP 22668897A JP 22668897 A JP22668897 A JP 22668897A JP H1156456 A JPH1156456 A JP H1156456A
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cosmetic
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ring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造をもって化粧料収納部を確実に気
密保持することができる気密化粧料容器を提供する。 【解決手段】 化粧料収納部12の周縁部に位置して容
器本体14に、外周部分が弾発力をもって拡径する膨出
部18aをその全周に亘って形成したリング状パッキン
18を設ける。蓋体16に、上記リング状パッキン18
の外周に嵌合する、内径を膨出部18aより小径に形成
した筒状リブ20を設ける。蓋体16の閉止時に筒状リ
ブ20の内周部分20aが、上記リング状パッキン18
の膨出部18aに擦動しつつ該膨出部18aの最大外径
部分に圧入される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気密化粧料容器に関
し、とりわけ、化粧料収納部を設けた容器本体と、この
容器本体を開閉する蓋体とを備えて、化粧料収納部に揮
発性化粧料を収納するようにした気密化粧料容器におけ
る気密性能の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気密化粧料容器は、容器
本体と蓋体とをフック機構などの係脱機構で開閉自在と
していて、容器本体内には、上方に開口される凹所を区
画形成してこれを化粧料収納部とし、他方、蓋体の裏面
にはこの化粧料収納部に合致する位置に弾性材で形成し
たシール部材を取り付けて構成されている。シール部材
の下面には、化粧料収納部の開口部周縁に沿って環状の
シール用突起を形成し、蓋体を閉じ係脱機構を係合保持
させて蓋体を閉止状態とすると、シール用突起がこの開
口部周縁の上面若しくは内周面に圧接して、これにより
化粧料収納部を外部から気密に隔成するようにしてい
た。
【0003】この際のシール動作について詳述すると、
蓋体を閉じることでまず開口部周縁のシール面となる上
面若しくは内周面にシール用突起を当て、その後、係脱
機構を係合することで蓋体を容器本体側に引き込んで、
これにより生ずる押圧力でシール用突起を当該シール面
に押し付けて押し潰すように弾性変形させたり、あるい
はシール用突起の近傍にヒンジ部分や折り曲げ可能な弾
性変形部分などを備えて、シール用突起をまずシール面
に当てた後、その後の係脱機構の係合で生ずる上記の押
圧力で当該ヒンジ部分などを弾性変形させ、これによっ
てシール用突起をシール面に弾性的に押し付けたりする
ようにしている。
【0004】いずれにあっても、係脱機構の係合によっ
て発生する押圧力により、シール用突起を開口部周縁の
シール面に弾性変形させつつ押し付けるようになってい
て、このようなシール用突起の弾性変形に伴う弾発力を
利用したシール面への圧接作用により気密を確保するよ
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、化粧料容器
を使用すると化粧料は化粧料収納部から外方へ飛散し、
化粧料収納部の開口部周縁やその周りにこの飛散した化
粧料が付着してしまうのが常である。このように化粧料
が付着滞留している開口部周縁のシール面に対して単に
シール用突起を押し付けて圧接させるようにした従来の
気密構造では、いかに大きな押圧力を加えようとも、付
着滞留している化粧料という異物のためにこれらシール
用突起とシール面との間には僅かながらも隙間が生じ、
このためにシール切れを生じて十分な気密性能を確保す
ることが難しいという課題があった。
【0006】本発明は上述したような課題に鑑みて創案
されたものであり、その目的は、簡単な構造をもって化
粧料収納部を確実に気密保持することができる気密化粧
料容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明にかかる請求項1の気密化粧料容器は、化粧
料収納部を設けた容器本体と、この容器本体を開閉する
蓋体とを備えた気密化粧料容器において、上記化粧料収
納部の周縁部に位置して上記容器本体または上記蓋体の
いずれか一方に、外周部分が弾発力をもって拡径する膨
出部を形成した環状シール部材を設けると共に、他方に
内径を上記膨出部より小径に形成して蓋体の閉止状態で
上記環状シール部材の外周に嵌合する環状突起部を設
け、蓋体の閉止時に環状突起部の内周部分が、環状シー
ル部材の膨出部に擦動しつつ該膨出部の最大外径部分に
圧入される構成とする。
【0008】また、本発明にかかる請求項2の気密化粧
料容器は、上記環状シール部材の先端部と、上記環状突
起部が設けられた蓋体または容器本体との間に、蓋体の
閉止時に該環状シール部材を加圧して上記膨出部を拡径
変形させる凸部を設けることにより構成する。
【0009】かかる構成により本発明の化粧料容器の作
用を述べると、請求項1では化粧料収納部の周縁部に位
置して容器本体または蓋体のいずれか一方に環状シール
部材が設けられると共に、他方に環状突起部が設けら
れ、蓋体を閉止した状態では環状突起部の内周に環状シ
ール部材が嵌合される。このとき、環状突起部の内径が
環状シール部材の膨出部より小径に形成されているた
め、環状突起部の内周部分が該膨出部の最大外径部分に
圧入されて、上記化粧料収納部の気密性が保持される。
また、上記環状突起部が上記膨出部に圧入される際、該
環状突起部の内周部分が該膨出部に擦動、即ち、擦り合
わされつつ移動されるようになっている。これにより、
上記化粧料収納部の周縁部に設けられた上記環状シール
部材には化粧料が付着され易いが、このように環状シー
ル部材に化粧料が付着滞留している場合にも、蓋体の閉
止状態に至る前に上記環状突起部の内周部分で、上記環
状シール部材の膨出部に付着している化粧料を擦り取っ
て除去してしまう。従って、蓋体の閉止状態では化粧料
が拭い去られた清浄な上記膨出部に対して環状突起部の
内周が圧接することになり、当該圧接部分の気密性を常
時高く維持することができる。
【0010】また、請求項2では上記環状シール部材の
先端部と、上記環状突起部が設けられた蓋体または容器
本体との間に、蓋体の閉止時に該環状シール部材を加圧
して上記膨出部を拡径変形させる凸部を設けたので、蓋
体が閉止されて上記環状突起部の内周部分に上記環状シ
ール部材の膨出部が圧入した際に、該凸部によって環状
シール部材に押圧力が作用する。すると、該環状シール
部材の膨出部が更に突出する方向に変形されるため、該
膨出部は上記環状突起部の内周に更に強く圧接されるこ
とになり、蓋体閉止時の化粧料収納部の気密性が更に増
大される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発
明の気密化粧料容器の第1実施形態を示す蓋体を開放し
て要部を破断した斜視図、図2は図1中のA−A線断面
図、図3は図1中のB−B線断面図、図4はシール部分
の拡大断面図である。
【0012】即ち、図1から図3に示すように本実施形
態の気密化粧料容器10の基本構成は、化粧料収納部1
2を設けた容器本体14と、この容器本体14を開閉す
る蓋体16とを備え、上記化粧料収納部12の周縁部に
位置して上記容器本体14に、外周部分が弾発力をもっ
て拡径する膨出部18aをその周方向全周に亘って形成
した環状シール部材としてのリング状パッキン18を設
けると共に、蓋体16に上記リング状パッキン18の外
周に嵌合する、内径Dを上記膨出部18aの外径寸法よ
り小径に形成した環状突起部としての筒状リブ20を設
け、蓋体16の閉止時に筒状リブ20の内周部分20a
が、上記リング状パッキン18の膨出部18aに擦動し
つつ該膨出部18aの最大外径部分に圧入されるように
なっている。
【0013】上記蓋体16は、上記容器本体14の後端
部に蝶番22を介して開閉自在に連結されると共に、こ
れら容器本体14と蓋体16の前端部間に設けたフック
機構24によって蓋体16の閉止状態が保持されるよう
になっている。上記蝶番22は、容器本体14の後端部
中央に形成された凹部14aに、蓋体16の後端部中央
から突設された凸部16aが嵌合され、これら凹部14
aと凸部16aとの間に両側から蝶番ピン22aを貫通
することにより構成される。この蝶番22は、リング状
パッキン18に対する筒状リブ20のスムーズな嵌合を
保証するために、僅かながらのガタをもって融通が利く
ように構成されている。また、上記フック機構24は、
容器本体14の前端部中央に形成された凹設部14bに
突設される第1係合凸部24aと、蓋体16の前端部中
央から垂設された爪片16bの内側面に突設される第2
係合凸部24bとで構成され、これら第1,第2係合凸
部24a,24bは蓋体16の閉止状態で係合されるよ
うになっている。
【0014】上記リング状パッキン18はゴム等の弾性
材で形成され、上記容器本体14の上記化粧料収納部1
2の周縁部に形成された環状溝部26に取り付けられ
る。該リング状パッキン18は、下端部に形成された厚
肉部18bが上記環状溝部26の幅狭となった下端部2
6aに圧入固定されると共に、該リング状パッキン18
の内周が環状溝部26の内側面26bに接触されて、リ
ング状パッキン18が内側に倒れ込むのが防止される。
また、リング状パッキン18の内周部分には、膨出部1
8aの形成位置に対応して環状凹部18cが形成され、
この環状凹部18cによって膨出部18aの径方向内方
への撓み変形が許容される。
【0015】また、上記リング状パッキン18の上記膨
出部18aが形成された上端部は、上記環状溝部26の
幅広となった上端部26cに配置され、該膨出部18a
の最大外径部と環状溝部26の外側面26dとの間に、
該膨出部18aを押し潰しつつ上記筒状リブ20の挿入
を可能とする所定の隙間δが設けられている。上記膨出
部18aは図4に示すように、リング状パッキン18の
先端面18dから下方に行くに従って順次拡径する直線
状のテーパ面18eを備え、このテーパ面18eが最大
外径部分に到達した後は急激に縮径する断面形状となっ
ている。更に、上記リング状パッキン18の先端面18
dは、化粧料収納部12の周縁壁12aと同一高さに形
成されるが、該リング状パッキン18の先端面18dの
位置は該周縁壁12aに対して若干高低差を設けて形成
することもできる。
【0016】上記筒状リブ20は、上記蓋体16の裏面
16cから上記リング状パッキン18の外側形状に沿っ
た低い筒状として一体に突設され、該筒状リブ20の内
径Dが上記膨出部18aより小径に形成されていること
から、蓋体16を閉止して該筒状リブ20が上記リング
状パッキン18の外側に嵌合された際に、該膨出部18
aの最大外径部分が筒状リブ20の内周20aに圧接さ
れる。また、上記筒状リブ20の先端部内周には、リン
グ状パッキン18への嵌合を案内するための面取り部2
0bが形成されている。
【0017】以上の構成により本実施形態の気密化粧料
容器10にあっては、化粧料収納部12に揮発性化粧料
Pを収納して蓋体16を閉止することにより、リング状
パッキン18の膨出部18aが筒状リブ20の内周20
aに圧接されて該化粧料収納部12内を密閉することが
でき、もって揮発性化粧料Pの揮発成分の拡散を防止し
て品質を長期に亘って維持することができる。また、上
記蓋体16を閉止した状態ではフック機構24の第1,
第2係合凸部24a,24bが係合され、この係合状態
が維持されて上記化粧料収納部12の密閉状態が保持さ
れる。一方、上記化粧料を使用する際には、手動により
上記第1,第2係合凸部24a,24bの係合を解除し
て蓋体16を開放するようになっている。
【0018】ところで、上記リング状パッキン18は化
粧料収納部12の周縁部近傍に配置されるため、該化粧
料収納部12内の化粧料Pをパフ等に擦り付ける際に、
この化粧料Pがリング状パッキン18の外側部分にも付
着してしまうが、本実施形態では蓋体16の閉止に伴っ
て上記筒状リブ20が上記膨出部18aに圧入される
際、該筒状リブ20の内周部分が該膨出部18aに擦り
合わされつつ移動する擦動状態となる。これにより、上
記リング状パッキン18に付着滞留した化粧料Pを、上
記筒状リブ20の内周20a部分で擦り取って除去する
ことができる。従って、蓋体16の閉止状態では化粧料
Pが拭い去られた清浄な上記膨出部18aに対して筒状
リブ20の内周が圧接することになり、当該圧接部分の
気密性を常時高く維持することができる。
【0019】図5は他の実施形態を示す図4に対応する
拡大断面図で、上記実施形態と同一構成部分に同一符号
を付して重複する説明を省略して述べる。
【0020】即ち、この実施形態ではリング状パッキン
18の膨出部18aをその全周に亘って円弧状に形成す
ると共に、該膨出部18aの形成位置に対応してリング
状パッキン18の内周部分に形成される環状凹部18c
は、該膨出部18aの形状に沿って円弧状に形成されて
いる。
【0021】従って、この実施形態にあっても蓋体16
の閉止時には、筒状リブ20の内周面20aがリング状
パッキン18の膨出部18aに擦動しつつ嵌合し、該膨
出部18aが筒状リブ20に圧接されることにより、化
粧料収納部12の気密性を保持して上記実施形態と同様
の作用・効果を奏する。
【0022】図6は他の実施形態を示す図4に対応する
拡大断面図で、上記各実施形態と同一構成部分に同一符
号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0023】即ち、この実施形態では上記実施形態と同
様にリング状パッキン18の膨出部18aを円弧状に形
成してあり、また、化粧料収納部12の周縁壁12aの
上端部に外側が低くなる段差部12bを形成すると共
に、該段差部12bの奥部に周縁壁12aに沿った環状
凹溝12cを形成してある。そして、上記リング状パッ
キン18の先端部を上記段差部12bに沿って延設し、
この延設部分18fを上記段差部12bとの間に適宜隙
間δ1 を設けて配置すると共に、延設部分18fの先端
部を上記環状凹溝12cに嵌合固定してある。従って、
この実施形態では上記リング状パッキン18の膨出部1
8aから上記延設部分18fに至る部分は、環状凹部1
8cと上記隙間δ1 とによって上記周縁壁12aから浮
かした状態で配置される。
【0024】また、蓋体16の裏面16cには、上記リ
ング状パッキン18の先端面18dとなる上記延設部分
18fの上面に対応して環状の凸部30を突設し、蓋体
16の閉止状態で該環状の凸部30が上記延設部分18
fの上面を押圧するようになっている。
【0025】従って、この実施形態にあっても上記各実
施形態と同様に、蓋体16の閉止時に筒状リブ20の内
周20aが膨出部18aの外側に擦動しつつ嵌合され、
そして、該筒状リブ20の内周20aに膨出部18aの
最大外径部分が圧接されて化粧料収納部12内の気密性
が保持されるのは勿論のこと、蓋体16が閉止された状
態で、これに形成された凸部30がリング状パッキン1
8の延設部分18fの上面を押圧する。そしてこの凸部
30の押圧力によって上記膨出部18aを更に外方に突
出させる方向に変形させることができるため、該膨出部
18aが筒状リブ20の内周20aに更に強く圧接され
ることになり、化粧料収納部12の気密保持性を更に向
上できるようになる。
【0026】図7は他の実施形態を示す図4に対応する
拡大断面図で、上記各実施形態と同一構成部分に同一符
号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0027】即ち、この実施形態では上記実施形態と同
様にリング状パッキン18の膨出部18aを円弧状に形
成すると共に、該リング状パッキン18の先端面18d
を化粧料収納部12の周縁壁12aに形成した段差部1
2bに沿って延設し、この延設部分18fを段差部12
bとの間に適宜隙間δ1 を設けて配置すると共に、延設
部分18fの先端部を環状凹溝12cに嵌合固定してあ
る。
【0028】そして、この実施形態では、上記リング状
パッキン18の先端面18dとなる上記延設部分18f
の上面に環状の凸部32を突設し、蓋体16の閉止状態
で該環状の凸部32が蓋体16の裏面16cに当接され
て、その反力で上記延設部分18fを下方に押圧するよ
うになっている。
【0029】従って、この実施形態にあっても、蓋体1
6の閉止時に筒状リブ20の内周20aが膨出部18a
の外側に擦動しつつ嵌合され、そして、該筒状リブ20
の内周20aに膨出部18aの最大外径部分が圧接され
て化粧料収納部12内の気密性が保持される。また、蓋
体16が完全に閉止された際に、リング状パッキン18
の延設部分18fの上面に突設した環状の凸部32が蓋
体16の裏面16cに当接し、その反力で延設部分18
fを押圧して膨出部18aを更に外方に突出させて、該
膨出部18aを筒状リブ20の内周20aに更に強く圧
接させることができる。
【0030】ところで、上記各実施形態にあってはリン
グ状パッキン18を容器本体14側に設けると共に、筒
状リブ20を蓋体16に設けた場合を開示したが、これ
とは逆にリング状パッキン18を蓋体16側に設けると
共に、筒状リブ20を容器本体14側に設けることもで
きる。勿論、この場合にあっても上記リング状パッキン
18および上記筒状リブ20は化粧料収納部12の周縁
部に配置して、該化粧料収納部12を覆うように配置さ
れる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示した気密化粧料容器にあっては、化粧料収納部の周縁
部に位置して容器本体または蓋体のいずれか一方に環状
シール部材が設けられると共に、他方に環状突起部が設
けられ、蓋体を閉止した状態で環状突起部の内周に環状
シール部材を嵌合するようになっており、かつ、環状突
起部の内径を環状シール部材の膨出部より小径に形成し
たので、環状突起部の内周部分が該膨出部の最大外径部
分に圧入されて、上記化粧料収納部の気密性を保持する
ことができる。また、上記環状突起部が上記膨出部に圧
入される際、該環状突起部の内周部分が該膨出部に擦動
されるので、環状シール部材に化粧料が付着滞留してい
る場合にも、蓋体の閉止状態に至る前に上記環状突起部
の内周部分で、上記環状シール部材の膨出部に付着して
いる化粧料を擦り取って除去できるため、蓋体の閉止状
態では化粧料が拭い去られた清浄な上記膨出部に対して
環状突起部の内周が圧接することになり、当該圧接部分
の気密性を常時高く維持することができる。
【0032】また、本発明の請求項2に示した気密化粧
料容器にあっては、上記環状シール部材の先端部と、上
記環状突起部が設けられた蓋体または容器本体との間
に、蓋体の閉止時に該環状シール部材を加圧して上記膨
出部を拡径変形させる凸部を設けたので、蓋体が閉止さ
れた際に該凸部によって環状シール部材に押圧力を作用
させることができるため、該リング状パッキンの膨出部
を更に突出する方向に変形させて、該膨出部を上記環状
突起部の内周に更に強く圧接させることができ、蓋体閉
止時の化粧料収納部の気密性を更に増大することができ
るという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気密化粧料容器の第1実施形態を示す
蓋体を開放して要部を破断した斜視図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】図1中のB−B線断面図である。
【図4】シール部分の拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡
大断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡
大断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図4に対応する拡
大断面図である。
【符号の説明】
10 気密化粧料容器 12 化粧料収納部 14 容器本体 16 蓋体 18 リング状パッキン 18a 膨出部 20 筒状リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料収納部を設けた容器本体と、この
    容器本体を開閉する蓋体とを備えた気密化粧料容器にお
    いて、上記化粧料収納部の周縁部に位置して上記容器本
    体または上記蓋体のいずれか一方に、外周部分が弾発力
    をもって拡径する膨出部を形成した環状シール部材を設
    けると共に、他方に内径を上記膨出部より小径に形成し
    て蓋体の閉止状態で上記環状シール部材の外周に嵌合す
    る環状突起部を設け、蓋体の閉止時に環状突起部の内周
    部分が、環状シール部材の膨出部に擦動しつつ該膨出部
    の最大外径部分に圧入されることを特徴とする気密化粧
    料容器。
  2. 【請求項2】 上記環状シール部材の先端部と、上記環
    状突起部が設けられた蓋体または容器本体との間に、蓋
    体の閉止時に該環状シール部材を加圧して上記膨出部を
    拡径変形させる凸部を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の気密化粧料容器。
JP22668897A 1997-07-03 1997-08-22 気密化粧料容器 Expired - Lifetime JP4030156B2 (ja)

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