JPH0937839A - 気密化粧料容器 - Google Patents

気密化粧料容器

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JPH0937839A
JPH0937839A JP19675795A JP19675795A JPH0937839A JP H0937839 A JPH0937839 A JP H0937839A JP 19675795 A JP19675795 A JP 19675795A JP 19675795 A JP19675795 A JP 19675795A JP H0937839 A JPH0937839 A JP H0937839A
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Masami Chiku
真巳 知久
Naomi Shimamura
直美 嶋村
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Ichiro Kizawa
一郎 鬼沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール用突起と化粧料収納部上端面とのシー
ル部分に化粧料が付着してシール性能を劣化させる。 【解決手段】 化粧料収納部14の開口部15外周下方
に環状弾性パッキン材18を配設する。蓋体30の内面
に環状突片31を突出形成する。蓋体30の閉止状態
で、化粧料収納部14の開口部15よりも下方で環状弾
性パッキン材18に環状突片31が圧接するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、気密化粧料容器に
関するもので、より具体的には、容器本体と蓋体とをそ
れぞれの後端縁部で開閉自在に連結してなる気密化粧料
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気密化粧料容器において
は、容器本体内に化粧料収納部を形成し、蓋体内面に弾
性パッキン材を配設している。そして、この弾性パッキ
ン材の下面には環状のシール用突起が設けられ、シール
用突起は容器本体の化粧料収納部の開口部上端面に対応
する位置に形成したものが一般的である。そして、蓋体
を閉じると、シール用突起が化粧料に近接する開口部上
端面に圧接し、これにより化粧料収納部内を気密保持す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
上記従来の気密化粧料容器にあっては、シール用突起と
開口部上端面とのシール部分が化粧料に近接しているた
め、化粧料収納部内に収納された化粧料が使用時に飛散
付着して、開口部上端面が汚損してしまうことがあり、
互いに圧接する弾性パッキン材と化粧料収納部の開口部
上端面との間でシール切れを生じ、気密保持が確実にで
きなくなってしまうといった欠点があった。また弾性パ
ッキン材あるいは当該開口部上端面に変形があった場合
も、気密保持が確実にできないことがあるといった欠点
があった。
【0004】本発明は係る従来の問題に鑑みてなされた
もので、その目的は、化粧料を確実に気密保持すること
ができる気密化粧料容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係る化粧料容器では、容器本体と蓋体とを
開閉自在に連結してなる気密化粧料容器において、容器
本体内に化粧料収納部を形成し、化粧料収納部の開口部
外周下方に環状弾性パッキン材を配設するとともに、蓋
体の内面に環状突片を突出形成し、蓋体の閉止状態で化
粧料収納部の開口部よりも下方で環状弾性パッキン材に
環状突片が圧接するようにしてなることを特徴とする。
【0006】また、環状弾性パッキン材と環状突片との
少なくともいずれか一方に傾斜面を形成し、蓋体の閉止
状態で化粧料収納部の開口部よりも下方で環状弾性パッ
キン材に環状突片が傾斜面を介して圧接するようにして
なることを特徴とする。
【0007】上記構成を有する本発明の気密化粧料容器
によれば、蓋体を閉止すると、容器本体の環状弾性パッ
キン材に蓋体の環状突片が圧接し、これにより化粧料収
納部内を気密保持する。
【0008】この際、環状弾性パッキン材は容器本体の
化粧料収納部の開口部外周下方に配設されているので、
化粧料収納部内に収納された化粧料が使用時に飛散付着
して、開口部上端面が汚損してしまっても、蓋体の環状
突片が圧接する弾性パッキン材上端面は汚損しないの
で、シール切れを防ぐことができる。
【0009】また、蓋体の閉止状態で互いに圧接する環
状弾性パッキン材と環状突片との少なくともいずれか一
方に傾斜面を形成していることにより、環状突片と環状
弾性パッキン材とを径方向に押し付けることができ、こ
れにより化粧料収納部内の気密保持をより確実に行うこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4は、本発明
の第1実施例に係る化粧料容器を示す。本実施例は基本
的には、容器本体10と蓋体30とをそれぞれの後端縁
部で開閉自在に連結してなる気密化粧料容器において、
容器本体10内に化粧料収納部14を形成し、化粧料収
納部14の開口部15外周下方17に環状弾性パッキン
材18を配設するとともに、蓋体30の内面に環状突片
31を突出形成し、蓋体30の閉止状態で化粧料収納部
14の開口部15よりも下方で容器本体10の環状弾性
パッキン材18に蓋体30の環状突片31が圧接するよ
うに構成されている。
【0011】本実施例の化粧料容器は、図1に示される
ように容器本体10および蓋体30より構成されてい
る。容器本体10の前端部には切欠凹所12が形成さ
れ、その奥面には第1の係合突起13が形成されてい
る。さらに、容器本体10の上面には、例えば揮発性を
有する化粧料を収納する化粧料収納部14が形成されて
いる。さらにまた、容器本体10の化粧料収納部14の
開口部15外周は、環状に切欠された切欠溝16となっ
ている。この切欠溝16は断面略L字状に内側へ深く切
欠された形状となっている。
【0012】また、この切欠溝16の下方17には環状
弾性パッキン材18が配設されている。環状弾性パッキ
ン材18は、容器本体10の切欠溝16の下方17を埋
める形状で、その上端面外周には傾斜面19が形成され
ている。また、環状弾性パッキン材18の上端面には、
平面Aが形成されている。
【0013】さらに、容器本体10の後端中央部には、
切欠凹所20が形成され、その両側端が蝶番片21,2
1となっている。この蝶番片21,21には、蝶番ピン
挿通孔22,22が穿設され、蝶番ピン11によって蓋
体30が開閉自在に蝶着されている。
【0014】蓋体30は、容器本体10の上面を覆うよ
うに形成され、その内面には環状突片31が形成されて
いる。環状突片31は、図4に示されるように容器本体
10の切欠溝16に挿入可能な断面略楔形で、外方側先
端部32が内方側先端部33より下方に突出して形成さ
れ、その内周面は傾斜面34として形成されている。さ
らに、内方側先端部33下面は平面となっており、シー
ル用突起35が環状に形成されている。
【0015】また、蓋体30の前端縁部には爪片36が
垂下形成され、爪片36の下端内面には、容器本体10
の第1の係合突起13と係合可能な第2の係合突起37
が一体的に形成されている。さらに、蓋体30の後方中
央部にはブロック体38が垂下形成され、ブロック体3
8の両側面には蝶番ピン挿通孔39が穿設されている。
【0016】上記のような構成の気密化粧料容器の蓋体
30を閉止すると、蓋体30の第2の係合突起37と容
器本体10の第1の係合突起13とが係合し、蓋体は図
3に示す閉止位置をしめる。そして、容器本体10の環
状弾性パッキン材18の上面に向かって、蓋体30の環
状突片31が上方から切欠溝16に挿入され、外方側先
端部32の傾斜面34が環状弾性パッキン材18の傾斜
面19を押圧するとともに、内方側先端部33下面のシ
ール用突起35が環状弾性パッキン材18の上端面の平
面Aに圧接し、これにより化粧料収納部14内を気密保
持する。
【0017】このように、本実施例の気密化粧料容器に
よれば、環状弾性パッキン材18は容器本体10の化粧
料収納部14開口部15外周に切欠された切欠溝16の
下方に配設されているので、化粧料収納部14内に収納
された化粧料が使用時に飛散付着して、開口部15上端
面が汚損してしまっても、蓋体30の環状突片31が圧
接する弾性パッキン材18上端面は汚損していないの
で、シール切れを生じたりすることなく、気密保持を確
実に行うことができる。
【0018】また、容器本体10の環状弾性パッキン材
18の上端面外周には傾斜面19が形成され、一方、蓋
体30の環状突片31の外方側先端部32には傾斜面3
4が形成されているので、蓋体30を閉止すると、蓋体
30に突出形成された環状突片31が化粧料収納部14
外周の環状弾性パッキン材18を径方向内方に押し付け
る。そして、これにより化粧料収納部14内の気密保持
をより確実に行うことができる。
【0019】図5は、本発明の第2実施例に係る気密化
粧料容器を示す。この実施例では、蓋体30aの内面に
環状突片31aが形成されている。この環状突片31a
は、外方側先端部32aが内方側先端部33aより下方
に突出して形成され、これらの間に傾斜面34aが形成
されている。また、内方側先端部33a下面にはシール
用突起35aが環状に形成され、さらに外方側先端部3
2a下面にもシール用突起40が環状に形成されてい
る。また、環状弾性パッキン材18aの上端面には、内
周の上方部に平面A、外周の下方部に平面Bが形成され
ている。
【0020】このように、本実施例の気密化粧料容器に
よれば、蓋体30aを閉止すると、傾斜面19a,34
aを介して、蓋体30aに突出形成された環状突片31
aが容器本体10aの化粧料収納部14a外周の環状弾
性パッキン材18aを径方向内方に押し付ける。同時
に、蓋体30aの環状突片31aに形成された2つのシ
ール用突起35aおよび40が環状弾性パッキン材18
aの平面A,Bに圧接することにより化粧料収納部14
a内の気密保持をより確実に行うことができる。なお、
その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様
である。
【0021】図6は、本発明の第3実施例に係る気密化
粧料容器を示す。この実施例では、蓋体30bの内面に
環状突片31bが形成されている。この環状突片31b
は、外方側先端部32bが内方側先端部33bより下方
に突出して形成され、全体に亘って傾斜面34bが形成
されている。
【0022】このように、本実施例の気密化粧料容器に
よれば、蓋体30bを閉止すると、蓋体30bに突出形
成された環状突片31bが容器本体10bの化粧料収納
部14b外周の環状弾性パッキン材18bを、その傾斜
面19bを介して径方向内方に押し付け、化粧料収納部
14b内の気密保持を確実に行うことができる。なお、
その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様
である。
【0023】図7は、本発明の第4実施例に係る気密化
粧料容器を示す。この実施例では、蓋体30cの内面に
環状突片31cが形成されている。この環状突片31c
は、断面略矩形で、下面に2列でシール用突起41,4
2が環状に形成されている。
【0024】一方、容器本体10cの化粧料収納部14
cの開口部15c外周は、環状に切欠された切欠溝16
cとなっている。この切欠溝16cは断面略L字状に内
側へ深く切欠された形状となっている。また、この切欠
溝16cの下方17cには環状弾性パッキン材18cが
配設されている。環状弾性パッキン材18cは、断面略
L字状で容器本体10cの切欠溝16cの下方17cを
埋める形状で、その上端面には平面Cが形成されてい
る。
【0025】このように、本実施例の気密化粧料容器に
よれば、蓋体30cを閉止すると、蓋体30cに突出形
成された環状突片31cが化粧料収納部14c外周の環
状弾性パッキン材18cの平面Cに圧接し、蓋体30c
の環状突片31cに形成された2つのシール用突起41
および42により化粧料収納部14c内の気密保持をよ
り確実に行うことができる。なお、その他の構成並びに
作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0026】図8は、本発明の第5実施例に係る気密化
粧料容器を示す。この実施例では、蓋体30dの内面に
環状突片31dが形成されている。この環状突片31d
は、断面が略矩形である。
【0027】このように、本実施例の気密化粧料容器に
よれば、蓋体30dを閉止すると、蓋体30dに突出形
成された環状突片31dの内周面側先端角部が容器本体
10dの化粧料収納部14d外周の環状弾性パッキン材
18dを、その傾斜面19dを介して径方向内方に押し
付け、図8に示すように環状弾性パッキン材18dを変
形させることにより、化粧料収納部14d内の気密保持
を確実に行うことができる。なお、その他の構成並びに
作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0028】図9および図10は、本発明の第6実施例
に係る気密化粧料容器を示す。本実施例の気密化粧料容
器の容器本体50は、横長の平面略長方形をなし、後端
中央部には凹所51が形成され、蓋体60とそれぞれの
後端部でピン59によって開閉自在に枢着されている。
また、容器本体50の上面には凹所52および凹所53
が設けられ、前端部には係合部が形成されている。
【0029】凹所52は、例えば揮発性を有する化粧料
を収納する化粧料収納部となっている。また、凹所52
の開口部54外周は、環状に切欠された切欠溝55とな
っている。この切欠溝55は断面略L字状に内側に深く
切欠された形状となっている。さらに、この切欠溝55
の下方56には環状弾性パッキン材57が配設されてい
る。環状弾性パッキン材57は、容器本体50の切欠溝
55の下方56を埋める形状で、その上端面外周には傾
斜面58が形成されている。さらにまた、環状弾性パッ
キン材57の上端面には、平面Dが形成されている。
【0030】また、凹所53は、パフ等化粧具を収納す
る収納部となっている。
【0031】蓋体60は、容器本体50の上面を覆うよ
うに形成され、前端部には係合部が形成されている。ま
た、容器本体50の凹所52に対応する内面には環状突
片61が形成されている。環状突片61は、図10に示
されるように容器本体50の凹所52の切欠溝55に挿
入可能な断面略楔形で、外方側先端部62が内方側先端
部63より下方に突出して形成され、これらの間には傾
斜面64が形成されている。さらに、内方側先端部63
下面は平面となっており、シール用突起65が環状に形
成されている。
【0032】また、容器本体50の凹所53に対応する
蓋体60の内面には、鏡66が取り付けられている。
【0033】上記のような構成の気密化粧料容器の蓋体
60を閉止すると、容器本体50と蓋体60とが前端部
で係合し、蓋体60の環状突片61が上方から容器本体
50の切欠溝55内に挿入され、外方側先端部62の傾
斜面64が環状弾性パッキン材57の傾斜面58を押圧
するとともに、内方側先端部63下面のシール用突起6
5が環状弾性パッキン材57の上端面の平面Dに圧接
し、これにより凹所52内を気密保持する。
【0034】このように、本実施例の気密化粧料容器に
よれば、パフ等化粧具も同時に収納することができる。
なお、その他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合
と同様である。
【0035】図11は、本発明の第7実施例に係る気密
化粧料容器を示す。本実施例の気密化粧料容器の容器本
体70の前端部には切欠凹所71が形成され、蓋体80
を開放するためにここに指を挿入するようになってい
る。また、容器本体70の上面には、例えば揮発性を有
する化粧料を収納する化粧料収納部72が形成されてい
る。さらに、容器本体70の化粧料収納部72の開口部
73外周は、第1実施例と同様に、環状に切欠された切
欠溝74が形成され、その下方には環状弾性パッキン材
75が配設されている。さらにまた、切欠溝74の外周
には、複数の切欠孔76,76がそれぞれ等間隔に形成
され、その内周側上端部には第1の係合突起77,77
が突出形成されている。
【0036】蓋体80は、容器本体70の上面を覆うよ
うに形成され、その内面には第1実施例と同様に、容器
本体70の切欠溝74に挿入可能な環状突片81が形成
されている。また、この環状突片81の外周には、容器
本体70の複数の切欠孔76,76に対応する複数の係
合爪片82,82が垂下形成されている。さらに、係合
爪片82の下端内面には、容器本体70の切欠孔76の
第1の係合突起77,77と係合可能な第2の係合突起
83,83が一体的に形成されている。
【0037】上記のような構成の気密化粧料容器の蓋体
80を閉止すると、蓋体80の第2の係合突起83と容
器本体70の第1の係合突起77とが係合し、蓋体80
は閉止位置をしめるとともに、容器本体70の環状弾性
パッキン材75の上面に向かって、蓋体80の環状突片
81が上方から切欠溝74に挿入され、環状弾性パッキ
ン材75の上端面に圧接し、これにより化粧料収納部7
2内を気密保持する。
【0038】このように、本実施例の気密化粧料容器で
は、容器本体70の前端部でなく、化粧料収納部72の
周縁にロック機構を形成している。容器本体70の前端
部にロック機構を形成しているタイプでは、一般に蓋体
80の開閉のために蝶番部79に若干の遊びが生じ、そ
のため化粧料収納部72の周縁にゆとりが生じることが
あるが、本実施例の気密化粧料容器によれば、化粧料収
納部72の周縁にロック機構を形成しているため、蝶番
部79の影響を受けることなく、化粧料収納部72内の
気密保持を確実に行うことができる。なお、その他の構
成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0039】図12は、本発明の第8実施例に係る気密
化粧料容器を示す。本実施例の気密化粧料容器の容器本
体85と蓋体86とは、それぞれの後端縁部で、蝶番部
でなく肉薄のヒンジ部87を介して開閉自在に連結さ
れ、ヒンジ部87で折り曲げることにより容器本体85
と蓋体86の開閉を行っている。なお、その他の構成並
びに作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る化粧料容器
では、容器本体と蓋体とを開閉自在に連結してなる気密
化粧料容器において、容器本体内に化粧料収納部を形成
し、化粧料収納部の開口部外周下方に環状弾性パッキン
材を配設するとともに、蓋体の内面に環状突片を突出形
成し、蓋体の閉止状態で化粧料収納部の開口部よりも下
方で環状弾性パッキン材に環状突片が圧接するようにし
てなることを特徴とするので、蓋体を閉止すると、容器
本体の環状弾性パッキン材に蓋体の環状突片が圧接し、
これにより化粧料収納部内を気密保持することができ
る。そして、環状弾性パッキン材は容器本体の化粧料収
納部の開口部外周下方に配設されているので、化粧料収
納部内に収納された化粧料が使用時に飛散付着して、開
口部上端面が汚損していても、蓋体の環状突片が圧接す
る弾性パッキン材上端面は汚損しないので、シール切れ
を防ぐことができ、化粧料収納部内の気密保持を確実に
行うことができる。また、蓋体の閉止状態で容器本体の
化粧料収納部の開口部外周下方に蓋体の環状突片が挿入
する構成となっているので、容器全体の厚さを薄く形成
することができる。
【0041】さらに、環状弾性パッキン材と環状突片と
の少なくともいずれか一方に傾斜面を形成し、蓋体の閉
止状態で化粧料収納部の開口部よりも下方で環状弾性パ
ッキン材に環状突片が傾斜面を介して圧接するようにし
てなることを特徴とするので、環状突片と環状弾性パッ
キン材とを径方向に押し付けることができ、化粧料収納
部内の気密保持をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の分
解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の蓋
体を開放した状態の平面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の側
断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る気密化粧料容器の要
部側断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る気密化粧料容器の要
部側断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る気密化粧料容器の要
部側断面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る気密化粧料容器の要
部側断面図である。
【図8】本発明の第5実施例に係る気密化粧料容器の要
部側断面図である。
【図9】本発明の第6実施例に係る気密化粧料容器の蓋
体を開放した状態の平面図である。
【図10】本発明の第6実施例に係る気密化粧料容器の
側断面図である。
【図11】本発明の第7実施例に係る気密化粧料容器の
蓋体を開放した状態の平面図である。
【図12】本発明の第8実施例に係る気密化粧料容器の
側断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c,10d,50,70,
85 容器本体 14,14a,14b,14c,14d,52,72
化粧料収納部 15,15c,54,73 開口部 18,18a,18b,18c,18d,57,75
環状弾性パッキン材 19,19a,19b,19d,58 傾斜面 30,30a,30b,30c,30d,60,80,
86 蓋体 31,31a,31b,31c,31d,61,81
環状突片 34,34a,34b,64 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柚原 幸知 東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田工 業株式会社内 (72)発明者 鬼沢 一郎 東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と蓋体とを開閉自在に連結して
    なる気密化粧料容器において、該容器本体内に化粧料収
    納部を形成し、該化粧料収納部の開口部外周下方に環状
    弾性パッキン材を配設するとともに、該蓋体の内面に環
    状突片を突出形成し、該蓋体の閉止状態で該化粧料収納
    部の開口部よりも下方で該環状弾性パッキン材に該環状
    突片が圧接するようにしてなることを特徴とする気密化
    粧料容器。
  2. 【請求項2】 前記環状弾性パッキン材と前記環状突片
    との少なくともいずれか一方に傾斜面を形成し、前記蓋
    体の閉止状態で前記化粧料収納部の開口部よりも下方で
    該環状弾性パッキン材に該環状突片が傾斜面を介して圧
    接するようにしてなることを特徴とする請求項1記載の
    気密化粧料容器。
JP19675795A 1995-08-01 1995-08-01 気密化粧料容器 Expired - Lifetime JP3620668B2 (ja)

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