JPH0220978Y2 - - Google Patents

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JPH0220978Y2
JPH0220978Y2 JP7355784U JP7355784U JPH0220978Y2 JP H0220978 Y2 JPH0220978 Y2 JP H0220978Y2 JP 7355784 U JP7355784 U JP 7355784U JP 7355784 U JP7355784 U JP 7355784U JP H0220978 Y2 JPH0220978 Y2 JP H0220978Y2
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JP
Japan
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lid
inward
fitting
periphery
opening
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JP7355784U
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JPS60185532U (ja
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Publication date
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Priority to JP7355784U priority Critical patent/JPS60185532U/ja
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案はポツトのシール装置、特にヒンジに
よつて取付けられた外蓋を有するポツトの中容器
開口周縁のシール装置に関するものである。
(2) 従来技術とその問題点 電気ポツトの中容器開口周縁のシールは、外蓋
の下面に装着された内蓋の周縁にシールパツキン
を装着し、外蓋を閉める際にそのシールパツキン
を中容器の開口周縁に密着せしめることにより行
なわれる。
このようなシール装着を備えた電気ポツトにお
いて、外蓋のヒンジが中容器の開口周縁より高い
位置にある場合は、シールパツキンの全周がほぼ
同時に中容器の開口周縁に接触するので左程問題
にならないが、外蓋のヒンジが開口周縁より低い
位置にある場合は、外蓋が閉まる方向に傾動する
に従つてヒンジ側から順に接触していくので、ヒ
ンジに近いシールパツキンの部分が単に上下に圧
縮されるばかりでなく、中容器開口周縁との間で
水平方向にずれが生じ、場合によつてはシールパ
ツキンの先端リツプが開口周縁の外側へ外れ、シ
ール機能が不完全になることがある。
この考案は、上記のごとき外蓋のヒンジが中容
器開口周縁より低い位置にある場合におけるシー
ルパツキンのずれやめくれによるシールの不完全
さを解消したシール装置を提供することを目的と
するものである。
(3) 問題点を解決するための手段 この考案は上記の問題を解決するために内蓋外
周に嵌着するシールパツキンとして、内蓋内周縁
に嵌着するコの字形嵌着部を設け、その嵌着部の
下縁に斜め下方外側へ突出した連成部を形成し、
その連成部の下縁に嵌着前の状態において内方へ
鋭角をもつて屈曲するとともに斜め下方内側へ突
出し、かつその先端が上記嵌着部の内周より更に
内方に延び、嵌着後の状態において実質上内蓋と
平行に変形するリツプ部を形成した構成としたも
のである。
(4) 作用 上記のシールパツキンを内蓋周縁に嵌着する
と、嵌着部が外周方向へ引伸ばされる結果、達成
部もそれに追従して変形するが、連成部とリツプ
部の間の屈曲部分の開らき角度の変化はほとんど
ないので、リツプ部全体が内蓋と実質上平行にな
るよう変形する。その内蓋を嵌着した外蓋を閉め
ると、ヒンジ側のシールパツキンのリツプ部が最
初に中容器開口周縁に接触し、以後外蓋の動きに
従つて接触範囲が広がり、外蓋が完全に閉められ
ると、接触範囲は開口周縁の全周に達し、シール
機能を発揮する。
(5) 実施例 第1図はこの考案のシール装置を備えた電気ポ
ツトの一例である。外蓋1はポツト肩部におい
て、ヒンジ2により取付けられている。
この取付位置は、中容器3の開口周縁より低い
位置である。外蓋1の下面に形成した小凹所4に
中蓋5の凸部6が嵌合し、内蓋5は外蓋1と一体
に開閉される。内蓋5の周縁にはシールパツキン
7が嵌着され、外蓋1を閉めた状態でそのシール
パツキン7が中容器3の開口周縁8に密着する。
上記のパツキン7は、第3図に示すように、内
蓋5に対するコの字形嵌着部9と、その下縁に斜
め下方外側へ若干外側へわん曲して突出した連成
部10を有し、その連成部10の下縁に内方へ鋭
角をもつて屈曲する屈曲部11を経てリツプ部1
2が形成されている。このリツプ部12は、嵌着
前の自然な状態において上記の屈曲部11から斜
め下方内側へ突出し、かつその先端が上記嵌着部
9の内周よりも更に内方に延びたものである。
このシールパツキン7は、シリコンゴム等の弾
性材によつて形成され、嵌着部9の内径は、嵌着
前の状態において内蓋5の外径より若干小さく形
成される。したがつて、嵌着部9を押し広げて内
蓋5の周縁に嵌着すると、第3図において一点鎖
線で示すように嵌着部9の径が拡大し、また連成
部10もこれに引きずられて変形するが、屈曲部
11の角度の変化はほとんどない(すなわち、屈
曲部11は変形しにくい)のでほゞ従前の角度を
保つ。そのため、リツプ部12が内蓋5に対して
水平かまたは水平に近い状態に変形する。このリ
ツプ部12は、第2図に示すように、中容器3の
開口周縁8との接触により、開口周縁8と水平状
態になるよう変形される。
第4図から第6図は上記のシールパツキン7を
嵌着した内蓋5が次第に開口周縁8に当つていく
状態を示している。すなわち、シールパツキン7
が開口周縁8に接触していない第4図の状態か
ら、シールパツキン7のヒンジ2側に一部が開口
周縁8に接触した第5図の状態において、リツプ
部12の先端部分はほゞ水平に接触し、その最先
端は中容器3の開口周縁8の内端に達する。更
に、内蓋5が完全に閉まつた第6図の状態におい
ては、リツプ部12はほぼ完全に水平状態とな
り、ヒンジ2に近い方のリツプ部12の部分は、
中容器3の内方に延び出し、最終的には全周にわ
たつてリツプ部12の先端(内周縁)は中容器3
の開口部内方へ突き出した状態となる。
(7) 効果 この考案は上述のごときものであるから、次に
列挙する効果がある。
リツプ部は嵌着後の伸びによる変形を見越し
て自然な状態では斜め下方内側へ突き出すよう
に形成されている。そのため、嵌着後において
は内蓋に対して実質上水平になるよう変形す
る。
リツプ部は、中容器の開口周縁への接触の初
期において、開口周縁に面接触するので、内蓋
が次第に閉まつて行く際にリツプ部がひきずら
れても、めくれるおそれがない。
リツプ部の先端は中容器の開口部内方へ突出
する長さに形成されているので、リツプ部が水
平方向にずれても、開口周縁から外れることが
なく、確実なシールを行なうことができる。
連成部の存在により、内蓋に作用する押圧力
を支持吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電気ポツトの断面図、第2図は第1図
の一部拡大断面図、第3図はシールパツキンの一
部拡大断面図、第4図から第6図は内蓋が順に閉
じる状態を経時的に示した一部省略断面図であ
る。 1……外蓋、2……ヒンジ、3……中容器、5
……内蓋、7……シールパツキン、8……開口周
縁、9……嵌着部、10……連成部、11……屈
曲部、12……リツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポツト中容器の開口周縁より低い位置でポツト
    肩部に外蓋をヒンジによつて取付け、上記外蓋の
    下面に装着した内蓋周縁に中容器開口周縁に密着
    するシールパツキンを嵌着したポツトのシール装
    置において、上記シールパツキンに内蓋周縁に嵌
    着するコの字形嵌着部を設け、その嵌着部の下縁
    に斜め下方外側へ突出した連成部を形成し、その
    連成部の下縁に嵌着前の状態において内方へ鋭角
    をもつて屈曲するとともに斜め下方内側へ突出
    し、かつその先端が上記嵌着部の内周より更に内
    方に延び、嵌着後の状態において内蓋と実質上平
    行に変形するリツプ部を形成したことを特徴とす
    るポツトのシール装置。
JP7355784U 1984-05-18 1984-05-18 ポツトのシ−ル装置 Granted JPS60185532U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7355784U JPS60185532U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 ポツトのシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7355784U JPS60185532U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 ポツトのシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60185532U JPS60185532U (ja) 1985-12-09
JPH0220978Y2 true JPH0220978Y2 (ja) 1990-06-07

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ID=30613040

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JP7355784U Granted JPS60185532U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 ポツトのシ−ル装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753136B2 (ja) * 1986-12-19 1995-06-07 松下電器産業株式会社 エア−ポツト

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Publication number Publication date
JPS60185532U (ja) 1985-12-09

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