JP2599937Y2 - スポイト付き容器 - Google Patents

スポイト付き容器

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JP2599937Y2
JP2599937Y2 JP1993052903U JP5290393U JP2599937Y2 JP 2599937 Y2 JP2599937 Y2 JP 2599937Y2 JP 1993052903 U JP1993052903 U JP 1993052903U JP 5290393 U JP5290393 U JP 5290393U JP 2599937 Y2 JP2599937 Y2 JP 2599937Y2
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弘幸 中村
岸  隆生
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は化粧水或いは薬液等の取
出し等に用いるスポイト付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平5−10258号の考案
が知られている。該容器は、口頚部を起立する容器体
と、その口頚部へ螺合させたキャップとからなり、該キ
ャップは、容器体口頚部外面へ下半を螺合させた周壁の
中間部から、口頚部上端面へ載置させて突出する内向き
フランジを介して上記容器体内へスポイト管を垂下する
とともに、該管上端に弾性ドーム状部の下部を嵌着さ
せ、また上記周壁上部の左右両部に割溝を縦設したスポ
イト部材と、上記割溝内へ頂板周縁から垂下する筒部下
端の左右両部から外方突出するピンを上下動自在に挿通
させるとともに頂板中央部から垂下する押し棒を上記弾
性ドーム状部上へ載置させた押し釦と、上記スポイト部
材周壁の外面へ外筒を、その周壁の左右外面へ所定角度
範囲で設けた凹部内へ外筒内面に付設した係合子を、凹
部内での回動が可能に、かつ凹条内への凸条嵌合により
上下動不能に嵌合させた筒状操作部材とからなり、上記
押し釦の筒部の外面と筒状操作部材外筒の内面とにはカ
ム機構を設けて、筒状操作部材の係合子がスポイト部材
凹部の周壁締め方向側端部に接したとき押し釦が押し下
げされて、該押し釦の押し棒が弾性ドーム状部を押し下
げ圧搾し、また、上記係合子が凹部の弛め方向側端部に
接したとき、弾性ドーム状部が弾性復元して押し釦を押
し上げ可能となし、該状態から筒状操作部材を弛め方向
へ回動させることで、上記係合子を介してスポイト部材
周壁が容器体口頚部から螺脱するよう設けている。な
お、上記弾性ドーム状部の圧搾によりスポイト管内へ空
気が排出され、その弾性復元により容器体内液体が吸い
込みされ、スポイト部材を螺脱させた後、押し釦を押し
下げることでスポイト管内液体を注出するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例のスポイト
容器は、スポイト付きのキャップを容器体口頚部に螺合
し締め付けた状態から、キャップを外すだけで自動的に
スポイト管内へ容器体内液体を吸い込みできる便利があ
るが、容器体口頚部へキャップを螺合し締め付けを完了
した状態でスポイト管上端の弾性ドーム上部が押し釦の
押し下げ棒で押し下げされ圧搾されているため、その弾
性ドーム状部の弾性疲労が大となる欠点があった。
【0004】本考案は、容器体口頚部からのキャップ離
脱時に自動的に容器体内液体がスポイト管内へ吸入され
る上記従来スポイト容器の利点を残して、しかも容器体
口頚部へのキャップ装着時に弾性ドームが弾性復元状態
を保つことが可能としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、口頚部4外周に係止突条5を周設すると
ともに、該突条5上方の縮径部外周に上向き波形歯6を
周設してなる容器体2と、該容器体2に着脱自在に装着
させたスポイトキャップ3とからなり、スポイトキャッ
プ3は、前記波形歯6に噛合させた下向き波形歯11を周
壁12内周下端縁に周設するとともに、周壁12上端縁より
延設した内向きフランジ13内周縁より容器体2内へスポ
イト筒14を垂下させ、且つ周壁12下面外方より垂設した
複数の弾性係合片15内面の突条16を係止突条5に係合さ
せたスポイト部材7と、スポイト筒14上端開口を被覆し
てフランジ13に縮変形可能に固定させた弾性ドーム21
と、各弾性係合片15外面に内周面を当接係止し且つ押し
下げ時に弾性係合片15外面より外れる環状の突部50を、
周壁24の下部内周面に周設した凹部26内面下端部に突設
してスポイト部材周壁12外周に押し下げ可能且つ抜け出
し不能に嵌合させてなる外筒9と、該外筒内上部にスポ
イト部材7と離間方向付勢状態で押し下げ可能且つ抜け
出し不能に嵌合するとともに、押し下げ時に弾性ドーム
21を押圧する如く構成した押し釦10とからなり、スポイ
ト部材周壁12上部の縮径部外周部分と凹部26上方の周壁
24内周部分とに、外筒9の押し下げ時に互いに係合する
周方向多数の縦突条及び該縦突条と嵌合する周方向多数
の縦凹溝からなる係合手段17を設けて構成した
【0006】
【作用】図1の状態から外筒9をスプリング32の弾発力
に抗して押し下げると、外筒9内面とスポイト部材周壁
12外面との係合手段17が互いに回動不能に嵌合するとと
もに、弾性係合片15外周に嵌合した突部50が外れて弾性
係合片15はフリーな状態となる。この際、押し釦10も同
時に押し下げられるため、弾性ドーム21が圧縮されてス
ポイト筒14内の空気が排出される。次いで、外筒9を押
し下げた状態で回動させると、係合手段17によりスポイ
ト部材7も一緒に回動するため、該部材7は、その周壁
12の噛合部の回動により上方へ押し上げられ、各弾性係
合片15の突条16が口頚部4外周の係止突条5を乗り越え
て上方へ移動する。この際、外筒9内周下部には凹部26
を周設しているため、各突条16の乗り越えを容易に行え
る。
【0007】次いで、外筒9を上方へ引き上げると、最
初外筒9がスポイト部材7に対して上方へ移動し、その
際弾性ドーム21が元の状態に復元して容器体2内の液を
スポイト筒14内へ吸い上げ、次にキャップ3全体が上方
へ引上げられて容器体2から外れる。そして、押し釦10
を押し下げればスポイト筒14内の液が注出される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図中1はスポイト容器を示す。該容器1は、容器体
2と、スポイトキャップ3とから構成している。
【0010】容器体1は、その口頚部上部の外径を縮
径して、この縮径部下方の大径部外周に係止突条5を周
設している。また、縮径部外周下端部には、上向き波形
歯6を周設して構成している。
【0011】スポイトキャップ3は、更に、スポイト部
材7と、弾性ドーム部材8と、外筒9と、押し釦10とを
主要部材として構成している。
【0012】スポイト部材7は、上記上向き波形歯6に
噛合させた下向き波形歯11を周壁12内周下端縁に周設
し、該周壁12上端縁より延設した内向きフランジ13内周
縁より容器体2内にスポイト筒14を垂設している。ま
た、周壁12下面外方より、周方向複数の弾性係合片15を
垂設して、各係合片15の内面下部に横設した突条16を上
記係止突条5下面に上方より乗り越え係合させて容器体
2に固定させている。また、周壁12の外周上部を縮径さ
せた縮径部に構成し、この縮径部下端に、外筒9を上下
動可能且つ回動不能に係合せるための係合手段17の一方
をなす周方向多数の縦突条18を縦設している。更に、上
記縮径部下方の周壁12大径部分外面に係止突条19を周設
している。
【0013】弾性ドーム部材8はエラストマー等の柔軟
で弾力性を有する材質で形成したもので、上記スポイト
部材7の内向きフランジ13上面に立設した嵌合筒部20外
周に弾性ドーム21下端縁を気密に嵌着固定させてスポイ
ト筒14上端開口を気密に被覆させるとともに、縮変形可
能に装着させている。また、下端縁からは外方へフラン
ジ22を延設するとともに、上面中央部からは押し釦10に
嵌合係止させるための棒状嵌合部23を立設している。
【0014】外筒9は、周壁24上端縁より内方へフラン
ジ25を延設した筒状で、周壁24内周下部に帯状の凹部26
を周設している。また、凹部26上下方向中央部所定位置
に周設した突条27が、スポイト部材周壁12の上記係止突
条19下面に係止される位置を上限とし、凹部26上方の周
壁24内周下端縁に周方向多数周設した係合手段17の一方
をなす縦凹溝28が、スポイト部材7の上記各縦突条18と
各々係合する位置を下限として、この間の上下動が可能
にスポイト部材周壁12に嵌合させている。また、周壁24
の凹部26内周下部には弾性係合片15外面を当接係止し、
且つ、外筒9を押し下げた際には弾性係合片15外面より
外れる如く構成した環状の突部50を突周設している。
【0015】押し釦10は、外筒9内周上端部に上下動可
能に嵌合させた周壁29上端縁より、中央部を外筒9の上
記フランジ25中央孔より突出可能な膨出部30a に形成し
た頂壁30を延設しており、上記膨出部30a 下面中央より
垂設した嵌合筒31内に、弾性ドーム部材8の上記嵌合部
23を嵌着固定させて、押し釦10の押し下げにより弾性ド
ーム21が弾性的に縮変形する如く構成している。また、
押し釦10は、その頂壁30下面外周縁部と、弾性ドーム部
材8のフランジ22上面との間にコイルスプリング32を介
在させて、常時スポイト部材7と離間方向へ付勢させて
いる。
【0016】尚、図中33は、エラストマー等の柔軟性の
ある材質より形成されたパッキンを示す。また、上記各
部材は特に断りの無い限り合成樹脂により形成する。
【0017】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は既述構成
としたことにより、容器体口頚部からのスポイトキャッ
プ離脱時に自動的に容器体内液体をスポイト筒内へ吸入
されるという従来容器の利点を備えつつ、しかも、容器
体へのキャップ装着時に弾性ドームが弾性復元状態を保
つことが可能であり、ドームの弾性疲労が少なく、その
結果耐久性に優れたものである。また、容器体の口頚部
には係止突条と上向き波形歯を周設するだけで特別複雑
な構造を必要とせず、その他の部材も下向き波形歯や縦
突条や縦凹溝等の比較的単純な構造を付設すれば良いた
め容易に製造ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図2】 同実施例の外筒押し下げ状態の要部縦断面図
である。
【図3】 同実施例の噛合部分の説明略図である。
【図4】 同実施例の係合手段の一例を示す説明略図で
ある。
【符号の説明】
2…容器体,4…口頚部,5…係止突条,6…上向き波
形歯,7…スポイト部材,9…外筒,10…押し釦,11…
下向き波形歯,12…スポイト部材周壁,13…フランジ,
14…スポイト筒,15…弾性係合片,16…突条,17…係合
手段,21…弾性ドーム,24…外筒周壁,26…凹部,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】口頚部4外周に係止突条5を周設するとと
    もに、該突条5上方の縮径部外周に上向き波形歯6を周
    設してなる容器体2と、該容器体2に着脱自在に装着さ
    せたスポイトキャップ3とからなり、スポイトキャップ
    3は、前記波形歯6に噛合させた下向き波形歯11を周壁
    12内周下端縁に周設するとともに、周壁12上端縁より延
    設した内向きフランジ13内周縁より容器体2内へスポイ
    ト筒14を垂下させ、且つ周壁12下面外方より垂設した複
    数の弾性係合片15内面の突条16を係止突条5に係合させ
    たスポイト部材7と、スポイト筒14上端開口を被覆して
    フランジ13に縮変形可能に固定させた弾性ドーム21と、
    各弾性係合片15外面に内周面を当接係止し且つ押し下げ
    時に弾性係合片15外面より外れる環状の突部50を、周壁
    24の下部内周面に周設した凹部26内面下端部に突設して
    スポイト部材周壁12外周に押し下げ可能且つ抜け出し不
    能に嵌合させてなる外筒9と、該外筒内上部にスポイト
    部材7と離間方向付勢状態で押し下げ可能且つ抜け出し
    不能に嵌合するとともに、押し下げ時に弾性ドーム21を
    押圧する如く構成した押し釦10とからなり、スポイト部
    材周壁12上部の縮径部外周部分と凹部26上方の周壁24内
    周部分とに、外筒9の押し下げ時に互いに係合する周方
    向多数の縦突条及び該縦突条と嵌合する周方向多数の縦
    凹溝からなる係合手段17を設けたことを特徴とするスポ
    イト付き容器。
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