JPS6335886Y2 - - Google Patents

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JPS6335886Y2
JPS6335886Y2 JP1980123401U JP12340180U JPS6335886Y2 JP S6335886 Y2 JPS6335886 Y2 JP S6335886Y2 JP 1980123401 U JP1980123401 U JP 1980123401U JP 12340180 U JP12340180 U JP 12340180U JP S6335886 Y2 JPS6335886 Y2 JP S6335886Y2
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JP
Japan
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opening
cap
sealing member
sliding ring
wall
Prior art date
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JP1980123401U
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JPS5745469U (ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両に装着されるマスターシリンダ
の作動液を貯えるために用いられる液レザーバに
関する。
従来より、この種の液レザーバとして、上端に
開口部を有し底部がマスターシリンダに連通する
レザーバ本体と、該開口部に装着されるキヤツプ
と、該開口部の上端面と該キヤツプの締付面との
間に挾着されるシール部材とを備えたものがあ
る。
かかる従来の液レザーバにおいては、キヤツプ
をレザーバ本体に回動により固定する際、シール
部材が比較的高い摩さつ係数を有するためキヤツ
プとシール部材の外周上面との間及びシール部材
の外周下面とレザーバ本体の上端面との間に作用
する摩さつ力により、シール部材がねじれたり、
あるいはレザーバ本体の上端面から部分的に脱落
する等の不具合を生じ、その結果シール部材のシ
ール性能あるいは耐久性を損うと云う問題があつ
た。
特に、通常液レザーバでは、レザーバ内外の圧
力差を無くすため、シール部材とキヤツプとの間
に通気路を形成することがあるから、シール部材
のキヤツプに対する弾接部位のねじれなどによる
シール力低下はそれほど重大な問題にはならない
が、レザーバ本体に対する弾接部位のねじれなど
によるシール力低下は、重大な問題としてとらえ
られている。
このため、低摩擦材から成る滑りリングを、シ
ール部材とキヤツプとの間に配置して、キヤツプ
とレザーバ本体との相対的回動によるシール部材
のねじれを防止することが考えられるが、滑りリ
ングの摩擦低減効果は、滑りリングを用いない場
合に比して顕著であるもののねじれを完全に無く
すことは出来ず、液補給等のためにキヤツプの着
脱を繰り返して行なわれると、シール部材のレザ
ーバ本体に弾接する部位でのねじれ、或は、繰り
返し作用するねじれによつてシール不良を生ずる
という問題がある。
本考案は、以上の問題に鑑みて成されたもので
あつて、シール部材とレザーバ本体との間の密封
を長期間にわたつて確実に行えるようにした液レ
ザーバを提供することを目的とし、この目的を達
成するために、前記シール部材の外周下面と前記
開口部の上端面との間に滑りリングとの当接部よ
りも内部側下面に自由状態で前記開口部の内径よ
りも小径で当該開口部の内壁にシール係合可能な
リツプ部を、前記当接部よりも内部側上面に前記
キヤツプの前記開口部に対する取付けに応じて前
記キヤツプに当接可能であり、前記滑りリングと
前記シール部材との当接部を支点として前記リツ
プ部を前記開口部の内壁に弾接するように変形さ
せる突起を各々形成するようにしたものである。
そして、本考案は、上述のように構成したこと
により次のような効果を奏する。
レザーバ本体の開口部内壁と弾接して密封を
行うリツプ部は、自然状態で開口部内径よりも
小さい外径であるから、キヤツプを開口部に嵌
着する際、開口部の開口角部とリツプ先端とが
引掛かることがなく、リツプ先端の損傷を防止
できる。
キヤツプを開口部に装着して相対的に回動さ
せると、シール部材上面の突起がキヤツプ内面
に当接してシール部材の内周側が滑りリングの
内端部を支点にして回動し、これによりリツプ
部が弾性変形して外径が増し、増径したリツプ
部が開口部内壁に弾接して密封を行なうように
しているから、キヤツプの装着時常開口部と接
触して摩擦力を受けるのではなく、装着作業の
完了直前に摩擦力をわずかに受けるので、ねじ
れを極力少なくでき、シール性を良好に保つ。
シール部材のリツプ部は、キヤツプと開口部
との間で直接締付力を受けるのではなく、突起
がキヤツプ内面に当接することによつて生ずる
変形力を受けて開口部内壁に弾接し、しかも、
リツプ部自体の弾性変形によつて、開口部内壁
に対する弾接力を適正な範囲の作用力とするこ
とができ、シール力を安定させシール性を向上
し、かつ、開口部内壁に対する弾接力を過剰に
することもないので、上記項の効果と相俟つ
て、開口部内壁との間で作用する摩擦力をより
小さくしてねじれなどを防止できる。
上記リツプ部の開口部内壁に向う変形量は、
上記突起の自由状態時からキヤツプと当接して
変移させられる移動量と、突起とキヤツプとの
当接部からシール部材と滑りリングとの当接支
点までの距離によつて決まるので、開口部の大
きさが大きくても小さくても、必要な変形量を
得るためには、上記移動量、距離を種々選択す
ることによつて容易に得られ、開口部の大きさ
に無関係に適正な変形量を設定できる。
以下、本考案の実施例について図面を参照にし
て詳しく説明する。
本考案の一実施例を示す第1図において、全体
を1で示す液レザーバは、レザーバ本体2とキヤ
ツプ3とを有しており、レザーバ本体2はその上
端に開口部4が形成されているとともに、この開
口部4の外周にはキヤツプ3に形成したねじ部5
と螺合するねじ部6が形成されている。レザーバ
本体2の底部はニツプル部7により図に示してい
ないマスターシリンダに連通している。キヤツプ
3と開口部4の上端面7との間には中央部に円錐
状の垂下部を有しゴム材料より成るシール部材8
が設けられており、垂下部に形成した小孔9はキ
ヤツプ3に形成した穴10と共に液レザーバの内
部を大気に連通している。
第1図のA部を拡大した第2図において、シー
ル部材8はその周縁部に上方突出部11及び下方
突出部12を有する耳部13が形成されおり、こ
の耳部13はキヤツプ3の内方に形成した凹所1
4に遊嵌されている。耳部13の上方突出部11
とシール部材8の上面に形成した突起15との間
であつて、シール部材8の平坦な外周上面16上
にはキヤツプ3の締付面17に対して滑動可能な
合成樹脂材料より成る滑りリング18が配設され
ているとともに、耳部13の下方突出部12とシ
ール部材8の下面に形成され斜め外方に伸びるリ
ツプ部19との間であつて、シール部材8の平坦
な外周下面20には開口部4の上端面7に対して
滑動可能な合成樹脂材料より成る滑りリング21
が配設されている。キヤツプ3がレザーバ本体2
に締付けられてないときのシール部材8の自由状
態において、シール部材8の外周上面16からの
突起15の高さは滑りリング18の厚さに比べて
大きく設定されており、またリツプ部19の外径
は開口部4の内壁22の内径よりやや小さく設定
されている。またシール部材8が上述の状態にお
いては耳部13の下方突出部12は凹所14の段
部23に当接可能であり、この場合、滑りリング
18の上面とキヤツプ3の締付面17との間に間
隙が形成されるようになつている。滑りリング2
1の内径はリツプ部19の外径より小さく設定さ
れている。リツプ部19の基部24は滑りリング
21の内端25を支点として下方に屈曲可能であ
り、基部24が下方に屈曲したときリツプ部19
の外径は増大されるようになつている。
次に、本実施例の作用について説明する。
シール部材8の耳部13の上方突出部11と突
起15との間に滑りリング18を配置して耳部1
3をキヤツプ3の凹所14に嵌入し、次いで滑り
リング21を、リツプ部19に保持させてリツプ
部19と耳部13の下方突出部12との間に配置
する。こうして予組立されたキヤツプ3を、その
ねじ部5を開口部4のねじ部6に合わせて回動す
ると、リツプ部19が内壁22に沿つて下降し、
滑りリング21はその下面が開口部4の上端面7
に当接し、滑りリング21はリツプ部19から持
ち上げられてシール部材8の外周下面20に当接
する。次いで、耳部13の下方突出部12が段部
23から持ち上げられるとともに、滑りリング1
8の上面とキヤツプ3の締付面17との間の間隙
が減少され、両滑りリング18及び21はそれら
の間にシール部材8を挾んでそれぞれ締付面17
及び上端面7に密着する。滑りリング18の上面
と締付面17との間の間隙が減少されてゆく過程
で、突起15が下方に押圧されることによつて、
リツプ部19の基部24は滑りリング21の内端
25を支点として下方に屈曲し、リツプ部19の
外径が増大されてゆく。さらにキヤツプ3を回動
すると、キヤツプ3の締付面17は滑りリング1
8の上面を滑動し、また滑りリング21の下面は
開口部4の上端面7上を滑動することにより、シ
ール部材8はねじられることなくキヤツプ3とレ
ザーバ本体2との間に狭圧されてゆく。キヤツプ
3がレザーバ本体2に堅く締付けられた状態を示
す第2図においては、リツプ部19は内壁22を
押圧してこの内壁22とシール係合しており、こ
うして、開口部とキヤツプ3との間が確実にシー
ルされる。
なお、キヤツプ3をレザーバ本体2からはずし
ても、滑りリング21はリツプ部19によつて支
持されるので、滑りリング21がキヤツプ3から
離脱することはない。
尚、本考案は図示の実施例に限定されることな
く、たとえばシール部材8に小孔9を設けないで
液レザーバ内を完全に密封するシール部材であつ
てもよく、また、滑りリング21の上面に外方に
向つて低くなる斜面を形成すれば、キヤツプ3を
レザーバ本体2に堅く締付けた際にリツプ部19
が内壁20をさらに強く押圧するようにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の断面図であり、第
2図は、第1図のA部の拡大図である。 1……液レザーバ、2……レザーバ本体、3…
…キヤツプ、4……開口部、5,6……ねじ部、
7……上端面、8……シール部材、16……外周
上面、17……締付面、18,21……滑りリン
グ、19……リツプ部、20……外周下面、22
……内壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端に開口部を有し底部がマスターシリンダに
    連通するレザーバ本体と、該開口部に嵌合し前記
    レザーバ本体との相対的回動により取付けられる
    キヤツプと、該開口部の上端面と該キヤツプの締
    付面との間に挾着される弾性変形可能なシール部
    材とを備えた液レザーバにおいて、前記シール部
    材の外周下面と前記開口部の上端面との間に滑り
    リングを配設すると共に、前記シール部材の前記
    滑りリングとの当接部よりも内部側下面に自由状
    態で前記開口部の内径よりも小径で当該開口部の
    内壁にシール係合可能なリツプ部を、前記当接部
    よりも内部側上面に前記キヤツプの前記開口部に
    対する取付けに応じて前記キヤツプに当接可能で
    あり、前記滑りリングと前記シール部材との当接
    部を支点として前記リツプ部を前記開口部の内壁
    に弾接するように変形させる突起を各々形成した
    液レザーバ。
JP1980123401U 1980-08-29 1980-08-29 Expired JPS6335886Y2 (ja)

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JP1980123401U JPS6335886Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29

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JP1980123401U JPS6335886Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29

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JPS5745469U JPS5745469U (ja) 1982-03-12
JPS6335886Y2 true JPS6335886Y2 (ja) 1988-09-22

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331647Y2 (ja) * 1984-12-26 1991-07-04
WO2013072475A1 (en) * 2011-11-18 2013-05-23 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A membrane, and a neck including such membrane

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52116441U (ja) * 1976-02-27 1977-09-03
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