JP3686982B2 - 容器の開閉装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は瓶等の容器の口部に設けて用いられる、容器の開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来容器の開閉装置として注出筒と外蓋との組み合わせから成る形式のものが広く用いられている。その一例を挙げれば実公平6−27562号記載のキャップがある。
この前記実公平6−27562号記載のキャップは図3に示すように形成されている。
図において、51は容器としての瓶であり、その口部52に合成樹脂製のインナーリング53が嵌合し、かつその上部から合成樹脂製のキャップ54が装着されている。
【0003】
このようなインナーリング付キャップは、予めキャップ54内にインナーリング53が装着されており、このように形成されたキャップ54を、インナーリング53装置のまま、一度に前記口部52に装着するのであり、口部52への取付け作業が一度で済ませることができるようになっている。
次に上記キャップ54の瓶口装着前の状態についてみると、インナーリング53は、キャップ54の天板部55下面に設けられた内筒56に圧接嵌合して設けられている。
【0004】
即ちリング53の内径は内筒56の外径より若干小さく形成され、圧入して嵌合させられているものである。
従ってその状態で前記口部52に装着すると、前記インナーリング53は前記口部52内面57により半径方向内方に圧縮される。このため前記インナーリング53は前記内筒56に強く圧接し、従ってキャップ54を外すのが困難になる。しかし上記のような問題を解決するためにインナーリング53を前記内筒56に予め緩く嵌合するように形成して、嵌合させておくと、前記口部52装着前に、インナーリング53がキャップ54から脱落してしまう場合がある。即ち上記のような矛盾する問題のため容易に解決できなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記のような事情によりなされたものであって、その目的は外蓋と注出筒から成る容器の開閉装置であって、容器の口部に装着した際に、容易に外蓋を脱着することができ、装着する以前にあっても外蓋と注出筒は一体的に組立てられており、容易に両者が離れて分離してしまうことがない、容器の開閉装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するこの発明について述べるとそれは、容器1の口部2内周3に圧接して装着される、筒部4及び該筒部4の上端部5で半径方向外方に環状に突出する鍔状部6を有する合成樹脂製の注出筒7;前記鍔状部6の周端部8に形成された、後記外蓋9の蓋筒部10内周上部の半径方向内側に向けて形成された突部11に対して、その上方から、上下に係合する係合突起12;前記筒部4の上端部5の、半径方向内方に突出して設けられた環状で可撓性の内突起13;前記注出筒7の上部から、かつ前記容器1の口部2外側に装着される合成樹脂製の天板部14と蓋筒部10から成る外蓋9;前記口部2外周に形成された外螺条15と螺合する、前記蓋筒部10の内側に形成された内螺条16;前記天板部14内面に、下向けに設けられた、前記内突起13と圧接するシールリング17から成る容器の開閉装置であって;
前記筒部4の上端面21は、半径方向内方に至る程下方となる、内突起13に続く傾斜面22を有し、前記シールリング17の外径は、筒部4の内径よりも大径に形成され、かつ下部外側に前記傾斜面22に対応する斜面23を有し、前記天板部14は、下面に、前記鍔状部6と圧接する、環状突起24を有していることを特徴とする容器の開閉装置である。
【0007】
又、係合突起12は上面18が先端部19に至る程下方となる傾斜部20を有し、断面ほぼ逆切っ先状に形成されている前記容器の開閉装置である。
又、鍔状部6は、下面に、容器1の口部2に圧接する小突起25を有する前記容器の開閉装置である。
又、筒部4は、外周に容器1の口部2に圧接する環状の突条26を有している前記容器の開閉装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1において1は容器であり、容器の一例として瓶が示されている。2はその口部であり、その内周3に圧接して図2に示すような合成樹脂製の注出筒7が装着されている。この注出筒7は筒部4及びその上端部5で半径方向外方に、環状に突出する鍔状部6を有している。そして該鍔状部6の周端部8には、後記の外蓋9の蓋筒部10内周上部の、半径方向内側に向けて形成された突部11に対してその上方から、上下に係合するところの、係合突起12が設けられている。13は前記筒部4の上端部5において、半径方向内方に突出して設けられた、環状でかつ可撓性の内突起である。9は合成樹脂製の外蓋であり、天板部14と蓋筒部10から成り、図示のように前記注出筒7の上部から、かつ又前記口部2の外側から装着させられている。
【0009】
15は前記口部2外周に形成された外螺条であり、この外螺条15は外蓋9の、蓋筒部10の内側に形成された内螺条16と螺合させられている。
又、17は前記天板部14内面に設けられた短筒状のシールリングであり、前記内突起13と圧接するようになっている。次に、前記係合突起12について述べると、同係合突起12はその上面18が、先端部19に至る程下方となるような傾斜部20を有しており、断面ほぼ逆切っ先状に形成されている。なおこの逆切っ先状の意味は刀剣の切っ先であり、その切っ先が図面において上下逆にして示されているが、このような断面形状を指すものである。
【0010】
次に図2において、筒部4の上端面21は、半径方向内方に至る程下方となる、前記内突起13に続く傾斜面22を有している。そして前記シールリング17の外径は筒部4の内径よりも大径に形成されており、かつ下部外側に、前記の傾斜面22に対応する斜面23が形成されている。但し最下端は前記内突起13に圧接する圧接面28が形成されている。
また前記天板部14はその下面に、前記鍔状部6と圧接する環状の突起24を有している。
又鍔状部6は、その下面に、容器1の口部上面と圧接する小突起25が形成されている。
【0011】
又前記筒部4はその外周に前記口部2に圧接する環状の突条26が形成されている。27はこのようにして形成された蓋体を示す。
蓋体27は前記のように注出筒7が外蓋9内に保持されているため、容器1の口部2に装着する際に一度に行うことができる。
又注出筒7と外蓋9は前記従来例のもののように主として半径方向に圧接しているのではなく、前記係合突起12と前記突部11による主として上下方向に圧接して組付けられているため、この蓋体27を容器1に装着して開放する場合に、外蓋9を注出筒7から外し取るのが容易にできる。
【0012】
又前記のような効果を有するにもかからず、前記シールリング17が、前記筒部4の内径よりも大径に形成され、かつ又筒部4上面18に傾斜部20が形成され、又シールリング17の下部外側に、傾斜面22に対応する斜面23が形成されていることにより、シールリング17の下方への圧力は注出筒7の、特にその鍔状部6に対する半径方向外方への分力を生じ、前記係合突起12と前記突部11の係合を確実にさせることができる。かつ又上記半径方向外方への分力は、前記筒部4の外側に突条26が形成されていることと相まって、突条26による密閉を十分にさせることができる。
【0013】
又前記係合突起12は断面ほぼ逆切っ先状に形成されているため、その先端が前記突部11に確実に係合させることができる。
又、前記天板部14下面に鍔状部6と圧接する環状突起24を形成したことにより、前記係合突起12を前記突部11に圧接させて係合を外れないようにすることができる。
又鍔状部6は下面に小突起25を形成したことにより、かつ又鍔状部6上面から環状突起24により加圧されるため前記口部2上端面の密閉を確実にする事もできる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の発明は、その構成により、蓋体27を口部2に一度の操作で装着する事ができると共に、前記従来例のものと異り、外蓋9は注出筒7に対し半径方向の圧接でなく、上下方向の係合にしたため、容器に装着した場合において、外蓋9を開放する際に前記従来のものよりも容易にできる。又それにもかかわらず外蓋9に、可撓性の前記内突起13と圧接するシールリングを設けたこにより充分に密閉することができる。
又、外蓋9の螺合を進める事により、シールリング17の傾斜部20により、筒部4の傾斜面22に半径方向外方への分力が生じるから、前記係合突起12と前記突部11の係合を確実にする事ができる。
さらに、前記係合突起12と前記突部11を強く圧接させる事ができ、両者12、11の係合を外れるのを防止できる。
請求項2の発明は係合突起12が断面ほぼ逆切っ先状に形成されたため、ラチエットの爪状に作用し、蓋体9の突部11との係合を外れにくく、確実にする事ができる。かつ又液注出の際の液切れを良好にすることもできる。
【0015】
請求項の発明は、注出筒7と口部2との密閉を充分にする事ができ、かつ又前記環状突起22の、鍔状部6圧接により、外蓋9閉止の際の密閉を確実にする事もできる。
請求項の発明は注出筒7と前記口部2の密閉を充分にする事ができると共に、前記シールリング17のもたらす半径方向外法への分力によって上記密閉を一層確実にする事もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、容器の開閉装置の半断面図である。
【図2】図1に示す装置の部分の半断面図である。
【図3】図2と異る、図1に示す装置の部分の半断面図である。
【図4】従来の同種装置の断面図である。
【符号の説明】
1 容器
2 口部
3 内周
4 筒部
5 上端部
6 鍔状部
7 注出筒
8 周端部
9 外蓋
10 蓋筒部
11 突部
12 係合突起
13 内突起
14 天板部
15 外螺条
16 内螺条
17 シールリング
18 上面
19 先端部
20 傾斜部
21 上端面
22 傾斜面
23 斜面
24 環状突起
25 小突起
26 突条

Claims (4)

  1. 容器1の口部2内周3に圧接して装着される、筒部4及び該筒部4の上端部5で半径方向外方に環状に突出する鍔状部6を有する合成樹脂製の注出筒7;前記鍔状部6の周端部8に形成された、後記外蓋9の蓋筒部10内周上部の半径方向内側に向けて形成された突部11に対して、その上方から、上下に係合する係合突起12;前記筒部4の上端部5の、半径方向内方に突出して設けられた環状で可撓性の内突起13;前記注出筒7の上部から、かつ前記容器1の口部2外側に装着される合成樹脂製の天板部14と蓋筒部10から成る外蓋9;前記口部2外周に形成された外螺条15と螺合する、前記蓋筒部10の内側に形成された内螺条16;前記天板部14内面に、下向けに設けられた、前記内突起13と圧接するシールリング17から成る容器の開閉装置であって;
    前記筒部4の上端面21は、半径方向内方に至る程下方となる、内突起13に続く傾斜面22を有し、
    前記シールリング17の外径は、筒部4の内径よりも大径に形成され、かつ下部外側に前記傾斜面22に対応する斜面23を有し、
    前記天板部14は、下面に、前記鍔状部6と圧接する、環状突起24を有していることを特徴とする容器の開閉装置
  2. 係合突起12は上面18が先端部19に至る程下方となる傾斜部20を有し、断面ほぼ逆切っ先状に形成されている請求項1記載の容器の開閉装置
  3. 鍔状部6は、下面に、容器1の口部2に圧接する小突起25を有する請求項1、又は、2記載の容器の開閉装置。
  4. 筒部4は、外周に容器1の口部2に圧接する環状の突条26を有している請求項1、2、又は、3記載の容器の開閉装置
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