JPH0541333Y2 - - Google Patents

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JPH0541333Y2
JPH0541333Y2 JP1986141809U JP14180986U JPH0541333Y2 JP H0541333 Y2 JPH0541333 Y2 JP H0541333Y2 JP 1986141809 U JP1986141809 U JP 1986141809U JP 14180986 U JP14180986 U JP 14180986U JP H0541333 Y2 JPH0541333 Y2 JP H0541333Y2
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JP
Japan
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chamber
refrigerator
temperature
room
cold air
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は冷蔵車の複数の室に仕切られた冷蔵庫
の各室の冷蔵温度を独立に調節自在とし、各室に
収納される生鮮食品や製品等の貨物に適した冷蔵
温度を各室毎に保つ事の出来る複室冷蔵庫として
利用できる考案である。
(従来の技術) 魚介類や野菜等の生鮮食品や乳製品等の冷蔵を
必要とする貨物を産地から消費地へ運搬する場
合、これらの貨物は鮮度を保つため冷蔵したまま
輸送しなければならない。この際の冷蔵温度は、
貨物によつて異なるが、異なる冷蔵温度で冷蔵す
べき貨物を同じ冷蔵車に積み込んで一度に輸送し
たほうが都合良い場合が少なくない。
この様に、異なる冷蔵温度で冷蔵すべき貨物を
一度に輸送する場合には、冷蔵庫を隔壁で仕切つ
て複数の冷蔵室を設けた冷蔵車が利用されてい
る。この様な複数の冷蔵室に区画した従来の冷蔵
庫は、第3〜4図に示す様に造られていた。第3
図は縦断側面図、第4図は第3図のb−b断面図
である。
第3図に示す様に、断熱材で囲まれた密閉自在
の冷蔵庫1の前面(運転室側)上部には、冷蔵庫
1内に冷気を吹き込む冷却機2が取り付けられて
いる。この冷却機2は、専用エンジンで駆動され
て冷媒を圧縮するコンプレツサ、この冷媒を液化
させるコンデンサ、液化された冷媒を蒸発させ、
温度低下させるエバポレータ、エバポレータに空
気を通して冷却する送風フアンを備えたもので、
冷蔵庫内の空気を吸入し、上記エバポレータを通
過させて冷却し、再び冷蔵庫内に吹き込む様にし
たものである。
又、第3図に示す様に、冷蔵庫1の内部は隔壁
10,10により複数の室(第3図の例では3室
とし、運転室側から順次第一室A、第二室B、第
三室Cとする。)に区画され各隔壁10の上部に
は吸引フアン8を設けた通気口3aを、下部には
フアンを設けない通気口3bを設けている。
冷却機2から吹き出す冷気は先ず第一室Aに入
り、室内を循環して第一室Aの温度を低下させ
る。又、第一室A内の冷気の一部は吸引フアン8
に引かれて隔壁上部の通気口3aを通つて第二室
Bへ入り、第二室Bを冷却する。同様にして第二
室B内の冷気は、別の吸引フアン8に引かれ、通
気口3aを通つて第三室Cに入り、第三室Cを冷
却する。
この様にして、冷気は第一室Aから順次第二室
B、第三室Cへ移動するので、各室の温度は第三
室へ行くに従つて順次高くなるのは避けられな
い。第一〜三の各室A,B,Cを冷却した冷気
は、冷却機2に引かれて隔壁10,10の通気口
3b,3bから第一室へ移動し、冷却機2の吸気
口から吸引され、再び冷却されて第一室Aに吹き
込まれる。
第一〜三の各室A,B,Cへの貨物の出し入れ
は、各室の側面に設けた扉を開いて行なうか、或
は第三室Cの後面に設けた扉を開き、隔壁10
(この場合は、隔壁に小扉を設けるか、又は隔壁
自体を動かせる様にする。)を通過させて行なう。
従来の冷蔵車の複室冷蔵庫は上述の様に構成さ
れ、作用する為、第一室Aには最も低温で冷蔵し
なければならない貨物を、第二室Bには中間程度
に低温で冷蔵すべき貨物を、第三室Cには比較的
高い低温で冷却すべき貨物を積み込んで運搬する
様にされていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上述の様に構成され、作用する従来の
冷蔵車の複室冷蔵庫には次に述べる様な不都合を
生じる。
即ち、長距離輸送に於いては出発地点から最終
目的地へ至る途中地点で先に積んだ貨物を降し、
新たに別の貨物を積み込んで最終目的地へ行く場
合がある。
この様な場合に、降した貨物と新たに積み込ん
だ貨物との冷蔵温度が同じであれば問題はない
が、例えば、第三室Cに積んであつた比較的高い
低温での冷蔵に適する貨物を降し、新たに高度の
低温での冷蔵を要する貨物を積み込まなければな
らない様な場合に、冷却機2から吹き出す冷気を
強める事によつて第三室Cを十分に低温とする事
は可能であるが、同時に第二室Bも第三室C以上
に低温となつてしまい、第二室に積んであつた貨
物を過冷却により傷めてしまう心配がある。この
為、第一〜三の各室A,B,Cを独立して温度調
節出来る複室冷蔵庫の開発が強く望まれていた。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案は、隔壁によつて3個以上の室に区画さ
れ、運転室に近い第一室に冷却機の冷気を吹き込
む様にした冷蔵車の冷蔵庫に於いて、冷蔵庫の上
部に、第一室に順次隣接する第二室以下の各室に
隔壁を貫通して通じ、側面に各室に通じる複数の
開度を調節できるシヤツタ付の通気口を設けた吐
出ダクトを第一室に開口させて設け、冷蔵庫の下
部には、側面に複数の開度を調節できるシヤツタ
付の通気口を設けて、第二室以下の各室に通じる
吸入ダクトを第一室に開口させて設け、上記吐出
ダクトの入口には、冷却機から吐出される冷気を
ダクト内に圧送する押し込みフアンを設け、第二
室以下の各室には、その室の室温が所定値より高
下するに従つて押し込みフアンを始動、停止させ
る温度センサを設けて成る冷蔵車の複室冷蔵庫を
得て、上述の様な不都合を解消したものである。
(作用) 上述の様に構成される本考案の複室冷蔵庫に於
いては、冷却機から第一室に吹き出された直後の
冷気が押し込みフアンによつて吐出ダクトに導入
され、更にこの冷気は上記吐出ダクト側面に設け
たシヤツタの開口から第二室、第三室に送り込ま
れ、各室の温度を低下させる。
予め各室のシヤツタの開度を調節しておけば、
それぞれの室に吹き込む冷気の量を加減して各室
それぞれが異なる温度となる様にすることが出来
る。更に各室に設けた温度センサ9を調節して、
室温の高下に応じて押し込みフアンの始動、停止
を制御することにより、各室に流入する冷気の量
を加減して、各室の温度を所定値に保つことがで
きる。第二室以下の各室に流入する冷気の量の割
合は、シヤツタ6の開度により制御されるから、
フアン7を回転させたときに各室B,Cに流入す
る冷気量の割合を一定にして、各室の温度を所定
値に保ことができる。
各室に送り込まれた冷気は、それぞれの室を冷
却した後吸入ダクトに入り、再び冷却機に吸入さ
れて再び冷却され吐出される。
この様にして複室冷蔵庫の各室の温度を独立に
制御する事が出来る。
冷蔵庫を4室以上に区画する場合は、シヤツタ
6,6の開度によりその室の温度を調節すること
ができるが、吐出ダクト4a,4bの数を増して
冷蔵庫の天井の両隅以外の部分にもダクトを設け
るようにしてもよい。
(実施例) 次に図示の実施例によつて本考案を更に詳細に
説明する。前記の従来例と同等部分は同符号で示
して説明を省略する。この実施例は、吐出ダクト
及び吸入ダクトを2組設けて第二室B、第三室C
を設定温度に冷却するようにしたものである。各
1組のダクトを一つの室B又はCに専属させれ
ば、他の室へ通風する必要はない訳であるが、何
れの室にも通風できる様に各室に向けてシヤツタ
を設けてあり、不使用時には閉じるようにしてい
る。
第1図は本考案の冷蔵車の複室冷蔵庫の縦断側
面図、第2図は第1図のa−a断面図である。
第2図に示す様に断熱材で囲まれた冷蔵庫1の
上部両隅に吐出ダクト4a,4bを下部両隅に吸
入ダクト5a,5bを設けている。更に第1図に
示す様に、上記吐出ダクト4a,4b及び吸入ダ
クト5a,5bの側面にはシヤツタ6,6付の通
気口を設け、吐出ダクト4a,4bの運転室側の
開口部には押し込みフアン7,7を設けている。
この冷蔵庫1を複数の室に分ける隔壁10,1
0は、位置固定でも冷蔵庫1の長さ方向に移動自
在に設けてもよい。
第二室B及び第三室Cには温度センサ9,9を
設けている。吐出ダクト4a,4bに設けた押し
込みフアン7,7はこの温度センサ9,9に連動
して室内が設定温度より高くなるとフアン7,7
を回転させ、設定温度以下になるとフアンを停止
させる様にされている。
この複室冷蔵庫に於いて、冷却機2から第一室
Aへは、冷却機2の能力一杯の冷気が継続的に吐
出されて、第一室Aを最低温度に維持する。
第一室へ送り出された冷気の一部は吐出ダクト
4a,4b内に、フアン7,7により押し込まれ
る。
第二室B内に冷気を送り込むには、一方の吐出
ダクト4aの第二室B内にあるシヤツタ6と、反
対側下部の吸入ダクト5bとのシヤツタ6を開
く。ダクト4a,5bの第三室C内にあるシヤツ
タは閉じておく。これにより吐出ダクト4aに導
入された冷気は、シヤツタ6により調節された適
量が第二室Bを対角線状に流れて吸入ダクト5b
に入り、第二室を冷却する。
第三室Cを冷却するには、第三室内にある吐出
ダクト4bのシヤツタ6と吸入ダクト5aのシヤ
ツタ6とを開き、第三室を横切つて適量の冷気を
流す。ダクト4b,5aの第二室B内にあるシヤ
ツタは閉じておく。
この様に操作する事により、第二室B、第三室
Cには第一室Aから吸引した低温の冷気を、他の
室と無関係に直接流すことができる。
各室B又はCの温度が設定温度以下になると、
その室内に設けられた温度センサ9の出力信号に
基いてその室に冷気を送つているフアン7を停止
させ、温度が上昇すると再びそのフアンを回転さ
せる様にする。
c 考案の効果 本考案の冷蔵車の複室冷蔵庫は上述の様に構成
され作用する為、それぞれの室を貨物に適した設
定温度に独立して保ち、貨物を良好に冷蔵する事
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の複室冷蔵庫の実施例を略示す
る縦断側面図、第2図は第1図のa−a断面図、
第3図は従来の複室冷蔵庫の概要を示す縦断側面
図、第4図は第3図のb−b断面図である。 A……第一室、B……第二室、C……第三室、
1……冷蔵庫、2……冷却機、3a,3b……通
気口、4a,4b……吐出ダクト、5a,5b…
…吸入ダクト、6……シヤツタ、7……押し込み
フアン、8……吸引フアン、9……温度センサ、
10……隔壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隔壁によつて3個以上の室に区画され、運転室
    に近い第一室に冷却機の冷気を吹き込む様にした
    冷蔵車の冷蔵庫に於いて、冷蔵庫の上部に、第一
    室に順次隣接する第二室以下の各室に隔壁を貫通
    して通じ、側面に各室に通じる複数の開度を調節
    できるシヤツタ付の通気口を設けた吐出ダクトを
    第一室に開口させて設け、冷蔵庫の下部には、側
    面に複数の開度を調節できるシヤツタ付の通気口
    を設けて、第二室以下の各室に通じる吸入ダクト
    を第一室に開口させて設け、上記吐出ダクトの入
    口には、冷却機から吐出される冷気をダクト内に
    圧送する押し込みフアンを設け、第二室以下の各
    室には、その室の温度が所定値より高下するに従
    つて押し込みフアンを始動、停止させる温度セン
    サを設けて成る冷蔵車の複室冷蔵庫。
JP1986141809U 1986-09-18 1986-09-18 Expired - Lifetime JPH0541333Y2 (ja)

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JP1986141809U JPH0541333Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

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JPS6349476U JPS6349476U (ja) 1988-04-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6263103B2 (ja) * 2014-08-08 2018-01-17 日本フルハーフ株式会社 運搬車両ボデー構造

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5445556U (ja) * 1977-09-05 1979-03-29

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JPS5445556U (ja) * 1977-09-05 1979-03-29

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JPS6349476U (ja) 1988-04-04

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