JP2527467Y2 - 冷凍冷蔵車の冷凍装置 - Google Patents

冷凍冷蔵車の冷凍装置

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JP2527467Y2
JP2527467Y2 JP1988073671U JP7367188U JP2527467Y2 JP 2527467 Y2 JP2527467 Y2 JP 2527467Y2 JP 1988073671 U JP1988073671 U JP 1988073671U JP 7367188 U JP7367188 U JP 7367188U JP 2527467 Y2 JP2527467 Y2 JP 2527467Y2
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通治 白石
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株式会社矢野特殊自動車
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、冷凍冷蔵庫の冷凍装置に関するものであ
る。
(ロ)従来の技術 従来、冷凍冷蔵庫の冷凍装置は、保冷荷箱の外部に設
けたコンデンサユニットと、同保冷荷箱の内部に設けた
エバポレータユニットから成り、コンデンサユニットに
より冷媒を圧縮さらに凝縮して液化し、液化した冷媒を
エバポレータユニットにより蒸発させて同エバポレータ
ユニットの周囲の空気を冷却し、この冷気をエバポレー
タユニット内のエバポレータファンにより保冷荷箱内に
送風するようにしている。
そして、かかるエバポレータファンは、通常保冷荷箱
の前上部に配設し、後方へ向けて冷気を送風するように
している。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところが、上記エバポレータファンだけでは、風量及
び静圧が小さいために、同保冷荷箱の内壁に沿った冷気
の還流が充分になされず、保冷荷箱内全体を、略均一の
保冷温度に保つことができないという問題があった。
特に、保冷荷箱内に荷物を満載した場合、後部に積載
した荷物が保冷荷箱の後壁内面に当接する等、同内面と
の間の間隙が保たれなくなるために、保冷荷箱の天井面
に沿って後方へ送風された冷気が後壁内面に沿って円滑
に流下せず、還流効率が悪いという問題があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 そこで、本考案では、保冷荷箱の前上部に、冷気を保
冷荷箱の後上部に向けて送風するエバポレータファンを
配設する一方、保冷荷箱の後上部に、上記エバポレータ
ファンからの送風冷気を吸引して、下方へ送風する横断
流送風機を配設し、保冷荷箱の後壁内面に、上下方向に
伸延する中空の後壁用冷気流下ガイド突条体を左右幅方
向に間隔を開けて複数突設すると共に、各突条体の上端
開口部を上記横断流送風機の吹出口の近傍位置に開口さ
せ、保冷荷箱の床面に、前後長手状の荷物支持突片を左
右幅方向に間隔を開けて複数突設して、各荷物支持突片
間に下側冷気流路を形成し、同下側冷気流路の後端部の
近傍位置に、上記後壁用冷気流下ガイド突条体の下端開
口部を開口させたことを特徴とする冷凍冷蔵車の冷凍装
置を提供するものである。
(ホ)作用・効果 本考案では、エバポレータにより生起される冷気を、
保冷荷箱内の前上部に配設したエバポレータファンによ
り後方に向けて送風し、同送風冷気を保冷荷箱内の後上
部に配設した横断流送風機により吸引して直下方へ圧送
するようにしているために、同冷気は保冷荷箱の内壁に
沿って勢いよく還流し、同保冷荷箱内全体を所望の略均
一保冷温度に保つことができる。
この際、保冷荷箱の前上部に配設したエバポレータフ
ァンから保冷荷箱の後上部に配設した横断流送風機に向
けて送風される冷気は、同横断流送風機が強制的に吸引
すると共に、保冷荷箱の後壁内面に突設した複数の後壁
用冷気流下ガイド突条体の各上端開口部に吹出して、各
下端開口部より各突条体中を通して各下端開口部に流下
させることができ、さらに、各下端開口部より流出する
冷気は保冷荷箱の床面に突設した荷物支持突片間に形成
される複数の下側冷気流路の後端部に流入し、各下側冷
気流路を通して保冷荷箱の前部まで流れ、エバポレータ
ファンにより吸引されるという冷気の循環を円滑かつ確
実に行なうことができる。
しかも、保冷荷箱内に荷物を満載した場合にも、後壁
用冷気流下ガイド突条体内に形成される冷気流路と、荷
物支持突片間に形成される下側冷気流路とは連通状態に
て確保されるために、上記した冷気の循環を良好に保つ
ことができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
及び第2図に示す(A)は冷凍冷蔵庫であり、(1)は
車体フレーム、(2)は車体フレーム(1)の前部に設
けた運転部、(3)は車体フレーム(1)の後部に設け
た保冷荷箱、(4)(5)は前後車輪である。
かかる冷凍冷蔵庫(A)には冷凍装置(6)を設けて
おり、同冷凍装置(6)により保冷荷箱(3)内を所望
の一定温度範囲で保冷することができるようにしてい
る。
すなわち、冷凍装置(6)は、第1図〜第3図に示す
ように、車体フレーム(1)の下面中途部に垂設したコ
ンデンサユニット(7)と、保冷荷箱(3)の前上部に
配設したエバポレータユニット(8)と、同エバポレー
タユニット(8)に設けた蒸発圧力調整弁(9)を制御
するコンピュータ制御部(10)と、同制御部(10)に接
続した吹出温度センサー(11)と、コンデンサユニット
(7)に設けたコンプレッサ駆動用のモーター(M)又
はエンジンを制御するためのサーモスタットスイッチ
(10′)と、同スイッチ(10′)に接続した荷箱内温度
センサー(11′)と、上記制御部(10)とサーモスタッ
トスイッチ(10′)とに電力を供給する電源(B)と、
保冷荷箱(3)の後上部に配設した冷気還流促進用の送
風機(31)とからなる。(S)は定温モードスイッチ、
(S′)は冷凍装置作動スイッチである。
本実施例では、コンデンサユニット(7)を車体フレ
ーム(1)の下面中途部に垂設したが、同コンデンサユ
ニット(7)をエバポレータユニット(8)と共に保冷
荷箱(3)の前上部に配設することもできる。
そして、コンデンサユニット(7)とエバポレータユ
ニット(8)は、往路側接続配管(6a)と復路側接続配
管(6b)とにより接続して、冷媒を循環可能としてお
り、コンデンサユニット(7)は、第3図に示すよう
に、エバポレータユニット(8)の蒸発圧力調整弁
(9)に接続したアキュームレータ(12)を、サクショ
ンプレッシャーレギュレータバルブ(13)を介してコン
プレッサ(14)に接続し、同コンプレッサ(14)を逆止
弁(15)を介してコンデンサ(16)の一端に接続し、同
コンデンサ(16)の他端に、後述するエバポレータユニ
ット(8)のエバポレータ(24)に終端を接続した往路
側接続配管(6a)の始端を接続し、同配管(6a)の途中
に逆止弁(17)、レシーバタンク(18)、サイトグラス
(19)、及びドライヤ(20)を各々この順序で設けてな
る。(22)はコンデンサファンを示している。
ここで、アキュームレータ(12)は、コンプレッサ
(14)に液冷媒が吸込まれないように液冷媒とガス冷媒
とに分離するものである。
また、サクションプレッシャーレギュレータバルブ
(13)は、コンプレッサ(14)の吸入配管に取付けて、
同コンプレッサ(14)の吸入圧力が一定圧力以上になら
ないように減圧するものである。
また、コンプレッサ(14)は、ガス冷媒を圧縮するも
のである。
また、コンデンサ(16)は、コンデンサファン(22)
によりガス冷媒を液化するものである。
また、レシーバタンク(18)は、コンデンサ(16)で
液化した冷媒液を溜めるタンクであり、同タンク(18)
には溶栓を取付けて、異常高温時の危険を防止するため
に、同溶栓より冷媒を外気に放出するようにしている。
また、サイトグラス(19)は、冷媒の循環量と冷媒中
の水分の有無を判断するものである。
また、ドライヤ(20)は、冷媒中の水分や異物を除去
するものである。
エバポレータユニット(8)は、上記したように往路
側接続配管(6a)の終端をエバポレータ(24)の一端に
接続し、同エバポレータ(24)の他端に、終端をコンデ
ンサユニット(7)のアキュムレータ(12)に接続した
復路側接続配管(6b)の始端を接続しており、往路側接
続配管(6a)の途中にイクスパンションバルブ(21)を
設け、復路側接続配管(6b)の途中に蒸発圧力調整弁
(9)を設けてなる。
ここで、イクスパンションバルブ(21)は、エバポレ
ータ(24)に適正量の冷媒が流れるように、エバポレー
タ(24)の出口の過熱度を感知して自動的に調整する。
第1図及び第2図中、(25)は、エバポレータファン
としての冷気圧送ファンの一実施例であるガイドベーン
付軸流ファンを示している。
また、エバポレータ(24)は、液冷媒を気化させて周
囲の空気を冷却するものであり、冷気は、上記ガイドベ
ーン付軸流ファン(25)により圧送されるものである。
また、蒸発圧力調整弁(9)は、エバポレータ(24)
内の冷媒の蒸発圧力を制御して、同冷媒の蒸発圧力と蒸
発温度を調整するものであり、同冷媒の蒸発温度に、ガ
イドベーン付軸流ファン(25)により圧送される冷気の
温度が比例するために、かかる調整弁(9)により冷気
の吹出温度調整が連続して、しかもすみやかに行えるも
のである。
そして、かかる調整弁(9)は、運転部(2)に設け
たコンピュータ制御部(10)により制御されているもの
であり、同制御部(10)は、あらかじめ設定された適正
保冷温度範囲と、吹出温度センサー(11)からの温度検
出結果とを演算し、連続制御するものである。
従って、あらかじめ、コンピュータ制御部(10)に保
冷荷箱(3)内の品物に応じた適正保冷温度範囲を設定
しておけば、吹出温度センサー(11)からの温度検出結
果に対応して、蒸発圧力調整弁(9)が調整されること
により、保冷荷箱(3)内の温度は所望の一定温度範囲
に保つことができるものである。
この際、エバポレータユニット(8)の冷気吹出口
(8a)から吹出される冷気の吹出温度は、吹出温度セン
サー(11)による検出結果を、コンピュータ制御部(1
0)によりあらかじめ設定した適正保冷温度範囲と比較
演算すると共に、蒸発圧力調整弁(9)を連続的に予測
制御して、狭範囲の温度調整がなされるために、常時一
定温度範囲に保たれて、品物の鮮度等を確保することが
できるものである。
また、前記したサーモスタットスイッチ(10′)は、
定温モードスイッチ(S)が接続状態の場合、コンピュ
ータ制御部(10)により制御される温度範囲内では、常
時モーター(M)を作動させるように温度設定してい
る。
従って、定温モードスイッチ(S)を接続状態におけ
ば、コンピュータ制御部(10)により蒸発圧力調整弁
(9)を制御して、保冷荷箱(3)内を一定範囲の温度
に保つことができ、また、同スイッチ(S)を切断状態
にしておけば、サーモスタットスイッチ(10′)が荷箱
内温度センサー(11′)により保冷荷箱(3)内の温度
を検出し、設定された温度に応じてモーター(M)を駆
動又は停止させ、保冷荷箱(3)内を一定広範囲の温度
に保つことができるものである。
次に、上記したエバポレータファンとしての冷気圧送
ファンについて説明すると、同冷気圧送ファンは、保冷
荷箱(3)内で冷気をまんべんなく還流可能な風量及び
静圧を有するものであればよい。
従って、前記ガイドベーン付軸流ファン(25)以外
に、チューブ軸流送風機、及びプロペラ送風機等の軸流
送風機や、多翼送風機(シロッコファン)、ターボ送風
機、リミットロード送風機、及び異形送風機等の遠心送
風機や、斜流送風機、横流送風機、及びチューブ形遠心
送風機等の特殊送風機等の多種多様の送風機を、冷気圧
送ファンとして用いることができる。
また、かかる冷気圧送ファンの個数、取付け位置、及
び冷気吹出方向等についても、保冷荷箱(3)の容積等
に応じて、適当な保冷ができるように選定することがで
きる。
本実施例では、第4図〜第8図に示すガイドベーン付
軸流ファン(25)と、第9図〜第11図に示す多翼送風機
(40)について説明する。
すなわち、ガイドベーン付軸流ファン(25)は、第4
図及び第5図に示すように、送風ガイド筒(25a)内に
駆動モータ(25b)と、同モータ(25b)の駆動軸(25
c)に多数同軸的に取付けたファン(25d)と、同ファン
(25d)の直前方に同ファン(25d)による吹出冷気の旋
回を矯正して同吹出冷気を平行流にするガイドベーン
(25e)とを設けてなり、同軸流ファン(25)をエバポ
レータユニット(8)の冷気吹出口(8a)に左右2個設
けている。
しかも、左右のかかる軸流ファン(25)(25)は、各
ファン(25d)(25d)の回転軸線(L1)(L2)が第2
図、第6図、及び第7図に示すように、保冷荷箱(3)
の後壁(3a)を一部形成する開閉扉(3′)の左右中心
線(C)と交わる方向に向けると共に、第1図及び第8
図に示すように、同保冷荷箱(3)の天井壁(3b)の後
部と交わる方向に向けている。(25f)は傾斜調節基
台、(25′)はガイドフレームである。
従って、左右のガイドベーン付軸流ファン(25)(2
5)によって、天井壁(3b)の後部中心位置に当った吹
出冷気は、左右側下方へ拡散すると共に、開閉扉
(3′)全面に沿って流下し、さらに、床面(3e)に形
成した下側冷気流路(26)、及び、前側壁(3c)近傍に
形成した前側冷気流路(27)を通ってエバポレータユニ
ット(8)の還流冷気吸込口(8b)に吸込まれるもので
ある。
このように冷気が強制的に、かつ勢いよく還流される
間に、保冷荷箱(3)の天井壁(3b)及び左右側壁(3
d)(3d)も冷却されて、同保冷荷箱(3)内は略均一
に保冷されるものである。
また、他の実施例としての多翼送風機(40)は、第9
図〜第11図に示すように、エバポレータユニット(8)
の冷気吹出口(8a)の直前方に左右2個設けている。
しかも、左右のかかる多翼送風機(40)(40)は、各
吐出口(40a)(40a)を、前記軸流ファン(25)(25)
と同様に、保冷荷箱(3)の後壁を一部形成する開閉扉
(3′)の左右中心線(c)と交わる方向に向けてい
る。(40b)は傾斜調節基台、(41)は多翼送風機(4
0)の左右側方、下方、及び前方を、吐出口(40a)を除
いて覆うケーシングであり、同ケーシング(41)の前壁
は前側冷気流路形成板(42)と一体成形している。
また、前記した冷気還流促進用の送風機(31)は、第
1図、第2図、第12図、及び第13図に示すように、保冷
荷箱(3)の天井壁(3b)の後部左右側に後壁に近接さ
せて各々垂設しており、同送風機(31)の下端は、開閉
扉(3′)と共に保冷荷箱(3)の後壁を形成する開閉
扉支持枠(3a)の開口上縁部(3′a)よりも上方に位
置させて、保冷荷箱(3)内への荷物の積降し作業時に
支障とならないようにしている。
そして、かかる送風機(31)は、いわゆる横流送風機
(クロスフローファン)であり、中央部の駆動部(31
a)より左右側方へファン軸(31b)(31b)を伸延し、
両ファン軸(31b)(31b)にファン(31c)(31c)を取
付け、前方又は直下方より吸引した冷気を後下方へ圧送
可能に構成している。(31d)は圧送ガイド体、(31e)
は下方へ開口した吹出口、(31f)は網体、(31′)は
ガードフレームである。
しかも、上記送風機(31)の吹出口(31e)は、後述
する後壁用冷気流下ガイド突条体(36)の上端開口部
(36a)の直上方に位置し、同吹出口(31e)より冷気を
同上端開口部(36a)に向けて吹出すようにしている。
このように、前記ガイドベーン付軸流ファン(25)や
多翼送風機(40)等のエバポレータファンより後方へ向
けて圧送された冷気を、送風機(31)により吸引すると
共に、吹出口(31e)より後壁用冷気流下ガイド突条体
(36)の上端開口部(36a)に向けて吹出し、同冷気を
後壁に沿って直下方へ流下させることができるために、
冷気の還流が円滑かつ確実に行なえる。
また、第12図中、(38)は開閉扉(3′)に設けたロ
ック機構であり、同機構(38)のロック用ロッド(38
a)の上端を、開閉扉支持枠(3a)の上部外壁に取付け
た係止部材(38b)に係脱自在に係止している。
このように、上記開閉扉支持枠(3a)の上部枠は、係
止部材(38b)を取付けるために一定の上下幅を有して
おり、本実施例では、軽量かつ小型の送風機(31)を、
前記したように、かかる開閉扉支持枠(3a)の開口上縁
部(3′a)よりも上方に位置させて取付けたことにも
特徴を有する。
また、前記した下側冷気流路(26)は、第1図、第7
図、第8図、及び第12図に示すように、床面(3e)に前
後長手状で断面T型の荷物支持突片(28)を左右幅方向
に一定間隔を開けて突設して、各支持突片(28)(28)
間に形成しているものであり、各支持突片(28)の立上
り壁(28a)には長手方向に多数の冷気流路連通孔(2
9)を設けて、同連通孔(29)により各下側冷気流路(2
6)を連通させて、床面(3e)全面に沿って冷気が流動
するようにしている。
また、上記した前側冷気流路(27)は、第1図、及び
第8図に示すように、エバポレータユニット(8)の冷
気吹出口(8a)の直下方に前側冷気流路形成板(30)を
垂設し、同形成板(30)と保冷荷箱(3)の前側壁(3
c)との間に形成しており、同形成板(30)の下端と床
面(3e)との間にのみ還流冷気流入口(37)を形成し、
同流入口(37)を通って還流冷気が前側冷気流路(27)
に流入するようにしている(第7図参照)。
第1図、第8図、第12図、及び第13図に示す(32)
(33)は、保冷荷箱(3)の下後側隅部と下前側隅部に
各々設けた第1・第2コーナーガイド体であり、各ガイ
ド体(32)(33)により冷気がスムーズに還流するよう
にしている。
また、第2図、第12図、及び第14図に示す(34)は、
左右側壁(3d)(3d)に突設した左右側壁用冷気流下ガ
イド突条体であり、同突条体(34)の側壁には冷気流出
孔(35)を多数設けて、左右側壁(3d)(3d)に沿って
流下する冷気をスムーズに下側冷気流路(26)に導くと
共に、途中冷気流出孔(35)より冷気の流出を可能にし
ているものである。(h)は上記突条体(34)の突出幅
である。
また、前記した後壁用冷気流下ガイド突条体(36)
は、第2図、第12図、及び第15図に示すように、荷受け
部として開閉扉(3′)の内壁に突設しており、同突条
体(36)は、突出幅を上記左右側壁用冷気流下ガイド突
条体(34)の突出幅よりも大きく形成して、開閉扉
(3′)に沿って流下する冷気をスムーズに下側冷気流
路(26)の後端部に導くものである。(H)は上記突条
体(36)の突出幅であり、上記突条体(34)の突出幅
(h)よりも約5〜10倍の幅広に形成して、冷気の円滑
な還流に大きく影響する後側の冷気流路が充分に確保で
きるようにしている。
また、本実施例では、荷受け部として上記突条体(3
6)を設けているが、同荷受け部としては、開閉扉
(3′)の内壁との間に一定の間隔を有し、かつ上下端
が開口して、荷受けの機能と冷気の流下ガイド機能が確
保できるものであればよく、開閉扉(3′)の内壁の直
前方に平板を配設することも、さらに、同平板に多数の
冷気吹出口を設けることもできる。
本考案に係る実施例は上記のように構成しているもの
であり、蒸発圧力調整弁(9)によりエバポレータ(2
4)内の冷媒の流量を調整して、同冷媒の蒸発温度を調
整することにより、エバポレータ(24)により生起され
る冷気の吹出温度を一定にし、かかる一定吹出温度の冷
気を、保冷荷箱(3)内の前上部に配設したガイドベー
ン付軸流ファン(25)や多翼送風機(40)等の風量及び
静圧の大きいエバポレータファンにより後方へ向けて送
風し、同送風冷気を保冷荷箱(3)内の後上部に配設し
た送風機(31)により吸引すると共に、吹出口(31e)
より後壁用冷気流下ガイド突条体(36)の上端開口部
(36a)に向けて吹出し、同冷気を後壁に沿って直下方
へ流下させるようにしているために、流下した冷気は保
冷荷箱(3)の下側冷気流路(26)、さらには前側冷気
流路(27)を通って勢いよく、かつまんべんなく還流
し、同保冷荷箱(3)内全体を所望の一定温度範囲の略
均一保冷温度に保つことができる。
この際、保冷荷箱(3)内に荷物が満載されていて
も、上記突条体(36)が荷受けの機能も果し、開閉扉
(3′)に沿った冷気流路を形成しているために冷気は
円滑かつ確実に流下し、冷気の円滑な逆流を確保でき
る。
また、開閉扉(3′)を開放して保冷荷箱(3)内に
荷物を積降しする際には、送風機(31)により冷気を直
下方へ圧送することによりエアーカーテンを形成し、保
冷荷箱(3)内に温暖な外気が流入するのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による冷凍装置を有する冷凍冷蔵庫の
側面断面図。 第2図は、同冷凍冷蔵庫の平面断面図。 第3図は、冷凍装置の構成及び制御回路説明図。 第4図は、ガイドベーン付軸流ファンの正面図。 第5図は、同軸流ファンの一部切欠側面図。 第6図は、ガイドベーン付軸流ファンを設けた保冷荷箱
前部の平面断面図。 第7図は、同背面断面図。 第8図は、同側面断面図。 第9図は、多翼送風機を設けた保冷荷箱前部の平面断面
図。 第10図は、同背面断面図。 第11図は、同側面断面図。 第12図は、保冷荷箱後部の側面断面図。 第13図は、送風機の取付状態説明図。 第14図は、第12図のI−I線断面図。 第15図は、第12図のII−II線断面図。 (A):冷凍冷蔵庫 (B):品物 (3):保冷荷箱 (7):コンデンサユニット (8):エバポレータユニット (9):蒸発圧力調整弁 (10):コンピュータ制御部 (16):コンデンサ (24):エバポレータ (25):ガイドベーン付軸流ファン (40):多翼送風機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】保冷荷箱の前上部に、冷気を保冷荷箱の後
    上部に向けて送風するエバポレータファンを配設する一
    方、 保冷荷箱の後上部に、上記エバポレータファンからの送
    風冷気を吸引して、下方へ送風する横断流送風機を配設
    し、 保冷荷箱の後壁内面に、上下方向に伸延する中空の後壁
    用冷気流下ガイド突条体を左右幅方向に間隔を開けて複
    数突設すると共に、各突条体の上端開口部を上記横断流
    送風機の吹出口の近傍位置に開口させ、 保冷荷箱の床面に、前後長手状の荷物支持突片を左右幅
    方向に間隔を開けて複数突設して、各荷物支持突片間に
    下側冷気流路を形成し、同下側冷気流路の後端部の近傍
    位置に、上記後壁用冷気流下ガイド突条体の下端開口部
    を開口させたことを特徴とする冷凍冷蔵車の冷凍装置。
JP1988073671U 1988-06-01 1988-06-01 冷凍冷蔵車の冷凍装置 Expired - Lifetime JP2527467Y2 (ja)

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