JP2542265Y2 - 冷凍車の氷温室構造 - Google Patents

冷凍車の氷温室構造

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JP2542265Y2
JP2542265Y2 JP8145191U JP8145191U JP2542265Y2 JP 2542265 Y2 JP2542265 Y2 JP 2542265Y2 JP 8145191 U JP8145191 U JP 8145191U JP 8145191 U JP8145191 U JP 8145191U JP 2542265 Y2 JP2542265 Y2 JP 2542265Y2
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JP8145191U
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邦男 宮嵜
耕司 細田
孝充 坂井
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Bosch Corp
Isuzu Motors Ltd
Nippon Fruehauf Co Ltd
Original Assignee
Bosch Corp
Isuzu Motors Ltd
Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、冷凍、冷蔵貨物を冷
凍庫に保持して運搬する冷凍車の氷温室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍車における高精温度管理車の開発に
伴い、従来の冷凍機の冷風直接吹き出しによる品温の変
化を防止するために、間接冷却による氷温室の冷却が要
求されている。これは、鮮魚又は野菜、果物等を運搬す
る場合に、そのものが持つ最適な冷却温度というものが
あり、この温度を如何に一定に保つことができるかが課
題となるためである。
【0003】このために、実開平2−100848号公
報には、貯蔵室のフロント側の端部に仕切壁を介して機
械室を設け、この機械室内に設けられた可変速ファンに
よって前記仕切壁の上部近傍に開口した吸入口から貯蔵
室内に空気を吸入して、貯蔵室上部に配されたクーリン
グユニットで冷却された空気と混合し、この混合空気を
貯蔵室床部に形成された通風ダクトに送り込むものが開
示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の引例に
おいては、可変速ファンを用いるために構造が複雑にな
るだけでなく、通風ダクト(以下、冷風通路)の車幅方
向の風量が、可変速ファンの前方では大きく両端部付近
では小さくなるために冷風が冷風通路内に均等に配され
ないため貯蔵室内の空気の温度分布が均一にならず、積
載された貨物の温度変化が大きくなるという問題点があ
った。
【0005】このために、この考案は、簡単な構造によ
って冷風の均一配風を達成することによって、庫内温度
を均一化する冷凍車の氷温室構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案は、
断熱部材によって画成された氷温室と、該氷温室内上方
に設けられた冷風ダクトと、この冷風ダクト内に直列に
配された少なくとも2つの冷却手段と、前記冷風ダクト
の吹出口と連通して前記冷却手段からの冷気を下方に導
く冷風導引通路と、この冷風導引通路に連通し、氷温室
内に冷風を吹き出す複数の冷風吹出口が形成された複数
の冷風通路と、この複数の冷風通路と連通し、前記冷風
ダクトの吸入口近傍に達して開口する余剰冷風通路と、
前記冷風導引通路上に設けられ、所定の空気抵抗を有す
る均等配風手段とよりなることにある。
【0007】
【作用】したがって、この考案においては、氷温室上部
の冷風ダクトに直列に配された少なくとも2つの冷却手
段からの冷風が、冷風導引通路に導かれ均等配風手段を
通過する際に、この均等配風手段が所定の空気抵抗を有
することで、均等配風手段を通過する風量の多い部分の
空気抵抗は増大し、風量の少ない部分の空気抵抗は減少
するため、通過する空気量は一定となり上記課題が達成
できるものである。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例について図面により
説明する。
【0009】図1において、氷温室のみを有する冷凍車
の例を示し、本考案に係る冷凍車の構成を説明する。
尚、現在においては、氷温室(−5℃〜0℃)及び低温
冷凍室(チルド室)(−20℃)の両方を有する冷凍車
を開発したが、説明上氷温室のみの冷凍車とする。
【0010】冷凍車1は、運転台2の後方に冷凍庫3に
よって構成され、運転台2の運転席(図示しない)の下
方に図示しない走行用エンジンと連結して稼動するコン
プレッサ4、冷凍庫の下部に設けられたコンデンサ3
0、冷凍庫3内に形成された氷温室5の上方に設けられ
たエバポレータ6a,6b及び図示しない膨張弁によっ
て構成される冷凍サイクルを有している。尚、コンプレ
ッサの駆動は走行用エンジンによらず電動機を搭載する
ことにより電動により行うことも可能である。
【0011】この冷凍サイクルにおいて、コンプレッサ
4によって圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、コンデン
サ30を通過する間に送風機8によって送られた空気に
放熱して液化し、高圧の液体冷媒に変化する。この液体
冷媒は、図示しない膨張弁を通過することによって霧状
の冷媒となりエバポレータ6a,6bを通過する間に送
風機7a,7bによって送られた空気熱を吸収して気
化し、冷媒ガスとなってコンプレッサ4に回帰する。
【0012】この作用によって、エバポレータ6a,6
bによって吸収された氷温室5内の空気の熱は、コンデ
ンサ30から外気に放出されるため、氷温室5内は冷却
されるものである。
【0013】この氷温室5は、図2に示すように上部に
冷風ダクト9が設けられており、この冷風ダクト9内に
は、エバポレータ6a及び送風機7aで構成された第1
のクーリングユニット10aとエバポレータ6b及び送
風機7bで構成された第2のクーリングユニット10b
が直列に配されている。
【0014】この冷風ダクト9の吹出口11は、氷温室
5のフロント側に仕切壁12によって画成された冷風導
引通路13と連通しており、この冷風導引通路13上に
は、冷凍庫3のフロント側側壁14と仕切壁12を連結
して保持するバルクヘッド15,16が設けられてい
る。
【0015】バルクヘッド15は、例えば図3に示すよ
うに、冷凍庫のフロント側側壁14とリベット等によっ
て接合されるフランジ17と、仕切壁12と接合するフ
ランジ18と、所定の空気抵抗を有する複数の開口部1
9が形成されたプレート部20によって構成されてい
る。尚、この実施例においては、このバルクヘッド15
の他にバルクヘッド16を用いてさらに効率良く均等配
風を行うようにしているが、バルクヘッド15のみによ
っても効果を得ることができる。また、バルクヘッド1
6は、バルクヘッド15と異なる構成とし、開口部19
の形態を前後2つの開口部によって行うようにしている
が、バルクヘッド15と同様のものでもよい。
【0016】前記冷風導引通路13の最下流側は冷風通
路21と連通しており、この冷風通路21は、氷温室5
内に冷風を吹き出す冷風吹出口22が複数形成された床
部23と、冷凍庫3の底板25と前記床部23との間に
介在する仕切部24によって床部23の下部に複数画成
されることとなる。
【0017】この複数の冷風通路21の下流側端部は、
後部仕切壁26によって画成された余剰冷気通路27と
連通しており、この余剰冷気通路27の上方端は、前記
冷風ダクト9の吸入側近傍に開口して、冷気を再び冷風
ダクト9内に導くようになっている。
【0018】また、氷温室5内には、積載箱28が、振
動防止部材29、或いはキャスター等を介して床部23
に設置されている。
【0019】以上の構成により、氷温室5内の冷気の流
れは、図4の矢印で示すように成っている。具体的に
は、送風機7a,7bの稼動により氷温室5内の空気及
び余剰冷気通路27からの冷気が冷風ダクト9内に吸入
され、エバポレータ6a,6bを通過することによって
冷却される。この冷却された空気(冷風)は、冷風ダク
ト9から冷風導引通路13に至り、バルクヘッド15を
通過することとなる。
【0020】このバルクヘッド15に形成された開口部
19を通過するにあたり、冷風量の多い中心付近では通
過抵抗が大きくなり、冷風量の少ない両側付近では通過
抵抗が小さくなるため、中央付近から冷風が両側付近に
流れるためバルクヘッド15を通過する冷風は、車幅方
向に均一に配風されるものである。
【0021】同様にこの実施例においては、バルクヘッ
ド16が設けられて更に冷風の車幅方向の均一化が達成
されるものである。
【0022】この冷風導引通路13を通過して車幅方向
に均一化された冷風は、冷風通路21に送られて、この
冷風通路21を通過する間に冷風通路21の上面に位置
する床部23に開口した冷風吹出口22から氷温室5内
に吹き出して、氷温室5内を冷却するものである。
【0023】この冷風通路21を通過した冷風(余剰冷
風)は、余剰冷風通路27を経て再び冷風ダクト9に至
るもので、この余剰冷風通路27に余剰冷風を逃がすこ
とによって、冷風吹出口22から氷温室5内に吹き出す
冷風量を均一にでき、氷温室内の雰囲気温度を一定に保
つことができるものである。
【0024】これにより、積載箱28を包むように冷気
が移動するために、氷温室5内の温度を均一化できるも
のである。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、冷風導引通路上に所定の空気抵抗を有するバルクヘ
ッドを配したことによって簡単な構造で車幅方向の冷風
の均一化を達成することができ、これによって氷温室内
の温度を均一化することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る実施例の冷凍車の構成を示した
説明図である。
【図2】(a)はこの考案に係る実施例の冷凍庫の構成
を示した断面図であり、(b)は(a)のA−A断面図
である。
【図3】(a)はこの考案に係るバルクヘッドの正面図
であり、(b)は(a)のB−B断面図である。
【図4】(a)はこの考案に係る氷温室内の空気の流れ
を説明した断面図であり、(b)は(a)のC−C断面
図である。
【符号の説明】
1 冷凍車 3 冷凍庫 5 氷温室 6a,6b エバポレータ 7a,7b 送風機 10a,10b クーリングユニット 13 冷風導引通路 15,16 バルクヘッド(均等配風手段) 21 冷風通路 22 冷風吹出口 27 余剰冷風通路 28 積載箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 細田 耕司 東京都品川区南大井 6丁目26番1号 いすゞ自動車株式会社内 (72)考案者 坂井 孝充 神奈川県厚木市上依知上の原 3034番地 日本フルハーフ株式会社 厚木工場内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱部材によって画成された氷温室と、 該氷温室内上方に設けられた冷風ダクトと、 この冷風ダクト内に直列に配された少なくとも2つの冷
    却手段と、 前記冷風ダクトの吹出口と連通して前記冷却手段からの
    冷気を下方に導く冷風導引通路と、 この冷風導引通路に連通し、氷温室内に冷風を吹き出す
    複数の冷風吹出口が形成された複数の冷風通路と、 この複数の冷風通路と連通し、前記冷風ダクトの吸入口
    近傍に達して開口する余剰冷風通路と、 前記冷風導引通路上に設けられ、所定の空気抵抗を有す
    る均等配風手段とよりなることを特徴とする冷凍車の氷
    温室構造。
JP8145191U 1991-09-11 1991-09-11 冷凍車の氷温室構造 Expired - Lifetime JP2542265Y2 (ja)

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