JP3997498B2 - 輸送用冷凍冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、一台の冷却器により発生された冷気を冷凍室と冷蔵室へ分配供給する輸送用冷凍冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
生鮮食品の移送や冷凍食品の輸送のために、冷蔵機能と冷凍機能を併せ備えた冷凍冷蔵庫が普及している。例えば、実開昭51−29519号公報、特開昭62−49171号公報に示されるように、冷凍庫を隔壁により前室と後室とに分け、前室に設けられた冷却器により前室を例えば−18゜Cに冷却すると共に、隔壁に設けたファンにより前室の冷気を後室に導き、該後室を例えば+5゜Cに設定するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
冷却器から吹出される冷気は、−20゜C前後であり、これがまず冷凍室内に拡散して所定の温度(−18゜C)に保つようにしているが、ファンの駆動によって冷凍室内の冷気を冷蔵庫内へ導く際に、冷却器から吹出された冷気がそのままファンを通って冷蔵庫内へ吹出されて商品に吹き付けられることがあった。これは、構造的な欠陥であり、冷蔵庫内に収納される商品を凍結させる不具合があり問題であった。
【0004】
また、構造的には冷却器は、冷蔵庫内の上方で出っ張っており、また隔壁に設けられるファンも同じく出っ張っており、収納する商品の出し入れに都合が悪かった。
【0005】
このため、この発明では、冷蔵庫内への冷気の供給の改善を図ったものであり、冷蔵庫の天井から冷気を分散且つ落下させることで冷気の拡散を図り、冷蔵庫内の冷気の流れを改善すると共に、冷蔵庫のみならず冷凍庫内に出っ張る冷却器をなくした冷凍冷蔵庫を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷凍冷蔵庫は、コンテナに配された仕切壁により冷凍庫と冷蔵庫とに区画され、この冷凍庫と冷蔵庫との天井部位に天井板にて天井空間が形成され、この天井空間が隔板を介して2つの部屋に分けられ、前記冷凍庫上の部屋に送風機、冷却器を配し、前記送風機の吸込側及び吹出側の天井板に前記冷凍庫に連通のそれぞれ吸入孔及び吹出孔を開け、また前記冷蔵庫上の部屋は、冷気を一時的に溜めるように構成され、そして天井板に冷気を冷蔵室へ分散かつ落下させる一または複数の吹出孔を開け、前記隔板には前記両部屋を連通する穴が形成され、この穴にファンを設けると共に、前記冷蔵庫内の空気を戻すため、一方が前記冷蔵庫の上部に開口し、他方が前記送風機の吸込口の近傍まで伸びる戻し通路を前記天井空間内に配したことにある(請求項1)。
【0007】
このため、冷却器からの冷気は、隔板より前方側にある天井空間の冷凍庫上の部屋の天井板の吹出孔から冷凍庫内に落下し拡散して流れ、該冷凍庫を所定の温度に保つと共に、隔板に形成の穴を通って冷気は天井空間の冷蔵庫上の部屋の吹出孔から又は直接に冷蔵庫内へ分散且つ落下し拡散して流れ、該冷蔵庫を所定の温度に維持されるものである。また、冷却器や送風機ならびに戻し通路は天井部位の天井空間内に収納され、冷凍庫、冷蔵庫内に出っ張ることなく使い勝手が良くなっている。さらに、前記隔板に形成の穴にファンを設けていることから、このファンの駆動にて冷気の冷蔵室への送り出しが制御できる。さらにまた、冷蔵庫からの戻し空気が従来のように、冷凍庫を経由しないで戻し通路で直接送風機に戻されることで、冷蔵庫内の比較的温度の高い空気が冷凍庫に入らず、冷凍庫内の温度コントロールを適切に出来る利点を持っている。
【0008】
また、戻し通路は、冷蔵庫から直接その庫内の空気を送風機の吸込口に導くが、一つであってもまた二つであっても良い(請求項2、3)。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、冷凍庫2と冷蔵庫3を持つコンテナ1を搭載したトラックの要部の透視図であって、該コンテナ1は、キャビン4の背後に設けられている。冷凍庫2と冷蔵庫3は、荷物室5と隔壁6にて仕切られると共に、移動可能な仕切壁7にて分割されて構成され、該冷凍庫2と冷蔵庫3の天井部位に天井板8を介して天井空間9が構成されている。
【0011】
天井空間9は、図2から図4に示すように、中央に隔板10が配され、2つの部屋9a、9bに分割されている。一方の部屋9aには、送風機12とエバポレータより成る冷却器13が配され、該送風機12はモータ14によって駆動され、側方に形成の吸込口12aから吸込まれる。また、冷却器13は、ケース13aにより包まれ、冷却された冷気が吹出口15より吹出されるものである。なお、冷却器13は図示しないコンプレッサ、コンデンサ等の機器と冷凍サイクルを構成し、コンプレッサは走行用のエンジンで駆動される。
【0012】
そして、一方の部屋9aにあって、天井板8の送風機12の吸込口12a付近に冷凍庫2内の空気を吸い込む吸入孔17が形成されると共に、冷却器13の吹出口15の付近に冷凍庫2へ冷気を吹出す吹出孔18が形成されている。なお、19は冷気がバイパスするのを防止する板である。
【0013】
前記隔板10に形成の穴21にファン24が設けられ、冷気を冷蔵室3に連通の部屋9bに送り出すために用いられる。
【0014】
また、他方の部屋9bには、内部に何にも配されておらず、その部屋9bを構成する天井板8に多数の吹出孔23を有している。したがって、穴21を介して冷気が流入されると、該冷気は部屋9b内で広がると共に、多数の吹出孔23(合算すると大きな面積を持つ)から冷蔵庫3内に分散して落下するため、拡散作用が充分で、内部に収納されている商品を凍結させて傷めることがないものである。
【0015】
冷蔵庫3内気の空気(冷気)を戻す戻し通路25は、天井空間9内に設けられ、図1,図2,図4に示すように、その一方に添って配置され、吸込口26が冷蔵庫側の天井板8に形成され、その吹出口27が前記送風機12の吸込口12a付近に開口しているものである。
【0016】
上述の構成において、冷凍冷蔵庫を使用するには、図示しない作動スイッチがONされ、これにより冷凍サイクルが稼働され冷却器13が冷却され、送風機12により導入された空気と熱交換され、冷気として吹出口15より吹出される。そして、隔板10により分割された一方の部屋9a内に一時的に溜まり、天井板8に形成の吹出孔18より冷凍庫2内に図3の実線のように流入する。
【0017】
また、一方の部屋9a内に溜まった冷気は、ファン24の駆動により点線のように穴21を流れ、他方の部屋9b内に至る。この他方の部屋9b内で溜められて温度が均一化された後に、多数の吹出孔23を介して点線のように冷蔵庫3内に分散して吹出される。吹出孔23は多数個であり、面積的には大きく冷気は冷蔵庫3内に落下しながら拡散するため、商品を凍結させて傷める不具合は生じない。
【0018】
そして、冷凍庫2及び冷蔵庫3内に流入された冷気は、図4に示すように、前述の送風機12の吸込口12aに戻される。即ち、冷凍庫2からは、実線のように、吸込孔17のように吸い込まれて戻される。また、冷蔵庫3では、点線のように戻し通路25の吸込口26から吸い込まれ、吹出口27より吸い出されて戻される。この実施の形態として、冷蔵庫3からの戻し冷気が従来例のように、冷凍庫2を経由しないで戻し通路25で直接戻されることで、冷蔵庫内の比較的温度の高い空気が冷凍庫2に入らず、冷凍庫2内の温度コントロールを適切に出来る利点を持つものである。
【0019】
図5において、この発明の他の実施の形態が示され、この例では、冷蔵庫3からの戻し冷気の戻し通路25,25が2本が天井空間9の両側に設けられていたり、天井空間9の他方の部屋9bに形成の吹出孔23が大きな四角孔となっている点に相違を有しているのみであり、前記実施の形態と同一の作用効果を有するものである。その他の点は、前記実施の形態と同一の符号を付して説明を省略した。
【0020】
図6,図7において、この発明の更に他の実施の形態が示され、この例では、冷蔵庫3上の冷蔵庫上の部屋をなくして、冷蔵庫3の上方を拡大したものである。即ち、天井には冷凍庫2上の天井空間9が構成され、この天井空間9内に送風機12、冷却器13が配されると共に、天井空間9を画成に供した隔板10に形成の穴21にファン24が設けられている。このファン24の回転により冷気は冷蔵庫3の上方に至り、それから分散して落下する。
【0021】
また、この実施の形態では、戻し通路25は天井空間9内に設けられ、該戻し通路25の吸込口26は冷蔵庫3の上方に開口すると共に、その吹出口27は前記送風機12の吸込口12a付近に開口しているものである。この構成から、前記実施の形態と同一の作用効果を有するものである。その他の点は、前記実施の形態と同一であり、同一の符号を付して説明を省略した。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、冷蔵庫への冷気は、まずファンが設けられた穴を通って天井空間の他方の部屋内に至って一時的に溜められた後に吹出孔より分散且つ落下させることで拡散して冷蔵庫へ流入される。これにより、収納商品を凍結させる不具合が防止された。また、冷凍冷蔵のための機器及び戻し通路は、天井空間内に収納されるために、冷凍冷蔵庫内に出っ張ることがなくなり使用勝手が良くなる。さらに、戻し通路があるため、冷蔵庫の戻し冷気が冷凍庫を経由しないで直接に送風機へ戻されることで、冷蔵庫内の比較的温度の高い空気が冷凍庫に入らず、冷凍庫内の温度コントロールを適切に出来る利点を持っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の輸送用冷凍冷蔵庫を搭載した自動車の透視図である。
【図2】この発明の輸送用冷凍冷蔵庫の横断面図である。
【図3】同上の縦断面図である。
【図4】同上の切断面を異にする縦断面図である。
【図5】同上の他の実施の形態を示す横断面図である。
【図6】この発明の更に他の実施の形態を示し、輸送用冷凍冷蔵庫の横断面図である。
【図7】同上の縦断面図である。
【符号の説明】
1 コンテナ
2 冷凍庫
3 冷蔵庫
4 キャビン
5 荷物室
6 隔壁
7 仕切壁
8 天井板
9 天井空間
9a 一方の部屋
9b 他方の部屋
10 隔板
12 送風機
12a 吸込口
13 冷却器
13a ケース
14 モータ
15 吹出口
17 吸入孔
18 吹出孔
19 板
21 穴
22 シャッタ
23 吹出孔
25 戻し通路
26 吸込口
27 吹出口

Claims (3)

  1. コンテナに配された仕切壁により冷凍庫と冷蔵庫とに区画され、この冷凍庫と冷蔵庫との天井部位に天井板にて天井空間が形成され、この天井空間が隔板を介して2つの部屋に分けられ、前記冷凍庫上の部屋に送風機、冷却器を配し、前記送風機の吸込側及び吹出側の天井板に前記冷凍庫に連通のそれぞれ吸入孔及び吹出孔を開け、また前記冷蔵庫上の部屋は、冷気を一時的に溜めるように構成され、そして天井板に冷気を冷蔵室へ分散かつ落下させる一または複数の吹出孔を開け、さらに前記隔板には前記両部屋を連通する穴が形成され、この穴にファンを設けると共に、前記冷蔵庫内の空気を戻すため、一方が前記冷蔵庫の上部に開口し、他方が前記送風機の吸込口の近傍まで伸びる戻し通路を前記天井空間内に配したことを特徴とする輸送用冷凍冷蔵庫。
  2. 前記戻し通路は、一つであることを特徴とする請求項1記載の輸送用冷凍冷蔵庫。
  3. 前記戻し通路は、二つであることを特徴とする請求項1記載の輸送用冷凍冷蔵庫。
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