JPH0453283Y2 - - Google Patents

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JPH0453283Y2
JPH0453283Y2 JP1978687U JP1978687U JPH0453283Y2 JP H0453283 Y2 JPH0453283 Y2 JP H0453283Y2 JP 1978687 U JP1978687 U JP 1978687U JP 1978687 U JP1978687 U JP 1978687U JP H0453283 Y2 JPH0453283 Y2 JP H0453283Y2
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cold air
cold
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wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、冷凍運搬車の保冷室内冷気還流構造
に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、冷凍運搬車の保冷室は、前壁上部位置よ
りエバポレーターの冷気吐出口から吐出した冷気
を、天井面、後壁面、床面、そして、前壁面に沿
わせ、上記冷気吐出口の下方へ配設した還流冷気
吸入口より還流冷気を吸入して循環させることに
より、同保冷室内を一定の低温度に保つことがで
きるように構成している。
そして、適正保冷温度に差異のある肉類や野菜
類等の生鮮食料品を区分けして収納する場合に
は、保冷室内を前後室に仕切るための前後仕切り
壁を立設し、同仕切り壁の上部にフアンを設け
て、同フアンによりエバポレーターからの冷気を
前室を通して後室へ適量送風すべく構成すると共
に、床面に前室と後室とが連通すべく前後縦長溝
部を形成して、同溝部を通して後室内の冷気を前
室に還流させることにより、前後室内を各々適正
保冷温度にすることができるようにしている。
例えば、前室を−20℃以下の冷凍室とし、後室
を−5℃〜+5℃の冷凍室とすることや、前室を
冷蔵室とし、後室を+5℃以上の冷却室とするこ
とである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところが、上記保冷室の場合、前後仕切り壁に
より仕切られた前壁と後室とが床面において連通
状態であるために、同仕切り壁近傍の前後室下部
の温度がほぼ同一温度となり、各室を適当な保冷
温度に保つことができないという問題があつた。
すなわち、前後仕切り壁の近傍は、前室におい
ては所定温度よりも温度が高くなり、他方後室に
おいては所定温度よりも温度が低くなるために、
同仕切り壁近傍に配置した生鮮食料品の保冷が適
当になされず、生鮮食料品を腐らせてしまう等の
問題である。
さらには、時間の経過とともに、前室と後室と
の室内温度がほぼ均一となるために、前後仕切り
壁の近傍に限らず室全体においても、生鮮食料品
に応じた保冷が行えないという問題があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで、本考案では、保冷室の前壁の上部に設
けて冷気を吐出する冷気吐出口と、同冷気吐出口
の下方に配設して還流する冷気を吸入する還流冷
気吸入口と、上部に送風フアンを有して保冷室内
を前室と後室とに仕切る前後仕切り壁とを具備す
る冷凍運搬車の保冷室において、保冷室の床面
に、前端の還流冷気排出口が前壁の近傍に位置
し、かつ、後端が後壁の近傍に位置する前後長手
筒状の冷気還流ダクトを配設し、後室内に位置す
る同ダクトの後部側面に開閉自在の冷気流入口を
設けて、後室の冷気のみを同冷気流入口より冷気
還流ダクト中を通して還流冷気吸入口に還流すべ
く構成してなる冷凍運搬車の保冷室内冷気還流構
造を提供せんとするものである。
(ホ) 作用 本考案では、後室内にある冷気還流ダクトの冷
気流入口を、開口状態としておくことにより、前
後仕切り壁に設けた送風フアンを通して後室に流
入した冷気を、上記冷気流入口より冷気還流ダク
ト中に流入させて、前壁の近傍に位置する同ダク
ト前端の還流冷気排出口より還流冷気吸入口に還
流させることができるために、前室よりも温度の
高い後室の還流冷気によつて、前室内の冷気の温
度が高められることがなく、しかも、冷気の循環
を円滑なものにすることができて、前室と後室と
を共に各々適正の保冷温度に保つことができる。
(ヘ) 効果 本考案では、前室と後室の適正保冷温度を各々
長時間確保することができるために、運搬に長時
間を要するような場合にも、肉類や野菜類等の生
鮮食料品の鮮度を確実に保つことができるという
効果がある。
(ト) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
第1図に示すAは冷凍運搬車であり、1は運転
部、2は保冷室、3は冷凍機、4,5は前後車輪
である。
保冷室2は、前後縦長の箱型に形成し、同保冷
室2の床面2aに、断面T字状で床面2aの前部
から後部までにわたつて長さを有する生鮮食料品
支持体6を、左右幅方向に一定間隔を保つて多数
突設して、隣接する荷台支持体6,6の間に冷気
還流流路Sを形成し、各荷台支持体6の立上り部
6aには連通孔Hを長手方向に一定間隔を保つて
多数穿設して、同連通孔Hにより隣接する冷気還
流流路S,Sを連通状態としている。
また、保冷室2の左右上側隅部には、各々左右
仕切り壁ガイドレール7,7を設け、両ガイドレ
ール7,7間に仕切り壁支持枠8を前後摺動自在
に架設して、同支持体8に前後仕切り壁9を上方
跳ね上げ自在に垂設している。
10は仕切り壁支持枠8に設けたガイドロー
ラ、11は前後仕切り壁9の上部左右側に設けた
送風フアン、12は前後仕切り壁9の下端に取付
けた冷気還流流路閉塞体であり、同閉塞体12は
弾性ゴム等よりなるものである。
また、3aは保冷室2の前壁2b上部に開口し
た冷凍機3の冷気吐出口、3bは同冷気吐出口3
aの下方に配設した還流冷気吸入口である。
従つて、前後仕切り壁9は左右仕切り壁ガイド
レール7,7に沿つて所望の位置に移動させるこ
とができ、同位置にて前後仕切り壁9を垂下させ
ると共に、同仕切り壁9の下端に設けた冷気還流
流路閉塞体12を冷気還流流路S中に嵌入させれ
ば、保冷室2を前壁13と後室14とに仕切るこ
とができるものである。
そして、冷気が吐出口3aから吐出した冷気
は、前室13内で循環させると共に、同冷気の一
部を送風フアン11により後室14へ送風して、
前後室13,14を各々冷凍用、冷蔵用、冷却用
等の異なる適正保冷温度に保つことができるよう
にしている。
かかる構成において、本考案の要旨は保冷室2
の床面2aの左右側に設けた左右冷気還流ダクト
15,15′の構造にあり、以下第1図、第2図
にもとづき同ダクト15,15′の構造について
詳述する。
すなわち、左右冷気還流ダクト15,15′は、
前記した荷台支持体6と同一高さの矩形筒状と
し、前記開口部に設けた左右還流冷気排出口15
a,15′aを前壁2bの近傍に位置させると共
に、後端を開放して後壁近傍に位置させている。
しかも、かかるダクト15,15′の各ダクト
内側面15b,15′b、すなわち冷気還流流路
Sに面する側面に長手方向に一定間隔を保つて冷
気流入口16を多数設け、同冷気流入口16を、
第2図に示すように、ダクト内側面15b,1
5′bに取付けた開閉蓋体17により開閉自在と
している。17aは開閉蓋体17の基端枢支部、
17bはつまみ部、18は蓋体係止部である。
従つて、前後仕切り壁9を跳ね上げ収納状態に
して、室内を一室として利用する場合には、左右
冷気還流ダクト15,15′の冷気流入口16を、
全て開閉蓋体17により開放しておくことによ
り、冷気が冷気還流流路Sを通つて、上方の還流
冷気吸入口3bに還流されるようにするものであ
る。
そして、前後仕切り壁9を垂下させて、保冷室
2内を前室13と後室14とに区分して利用する
場合には、後室14内にある左右冷気還流ダクト
15,15′の冷気流入口16,16のみを開放
しておくことにより、同後室14内の冷気が、第
1図の矢印で示すように、冷気流入口16から左
右冷気還流ダクト15,15′中に入り、同ダク
ト15,15′を通つて、同ダクト15,15′前
端の還流冷気排出口15a,15′aより流出し、
上方の還流冷気吸入口3bに還流されるようにす
るものである。
この際、冷気還流流路Sは、前後仕切り壁9の
下端に設けた冷気還流流路閉塞体12によつて、
完全密閉状態に前室13側と後室14側とに仕切
られており、しかも、後室14側において隣接す
る各冷気還流流路Sは、各々生鮮食料品支持体6
の連通孔Hにより連通状態となつているために、
左右冷気還流ダクト15,15′に面接する冷気
還流流路S以外の冷気還流流路S中に入つた冷気
は、連通孔Hを通つて確実に冷気流入口16より
上記ダクト15,15′中に流入するものである。
しかも、後室14内の還流冷気を、還流冷気吸
入口3bの下方位置で流出させることができるた
めに、同還流冷気が前室13内の保冷に悪影響を
及ぼすことがなく、前室13内と後室14内の保
冷温度を適正に保つことができて、各室13,1
4に収納した生鮮食料品の鮮度等を良好に保つこ
とができるものである。
また、第3図、第4図は他の実施例としてのダ
クト構造を示しており、19,19′は左右冷気
還流用ダクト、20は同ダクト19,19′の上
面に設けた冷気取入口、21はスライド開閉蓋、
21aは同開閉蓋21のつまみ部である。
なお、第3図に示す保冷室2の床面2aと左右
冷気還流用ダクト19,19′の上面19a,1
9′aとは、面一状態としているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による保冷室内冷気還流構造
を有する冷凍運搬車の一部切欠斜視図。第2図
は、同要部の拡大斜視図。第3図は、他の実施例
としての保冷室内冷気還流構造を有する冷凍運搬
車の一部切欠斜視図。第4図は、同要部の拡大斜
視図。 A……冷凍運搬車、2……保冷室、2a……床
面、2b……前壁、3a……冷気吐出口、3b…
…還流冷気吸入口、9……前後仕切り壁、11…
…送風フアン、13……前壁、14……後壁、1
5……冷気還流ダクト、15a……還流冷気排出
口、16……冷気流入口、17……開閉蓋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 保冷室2の前壁2bの上部に設けて冷気を吐出
    する冷気吐出口3aと、同冷気吐出口3aの下方
    に配設して還流する冷気を吸入する還流冷気吸入
    口3bと、上部に送風フアン11を有して保冷室
    2内を前室13と後室14とに仕切る前後仕切り
    壁9とを具備する冷凍運搬車の保冷室において、 保冷室2の床面2aに、前端の還流冷気排出口
    15aが前壁2bの近傍に位置し、かつ、後端が
    後壁の近傍に位置する前後長手筒状の冷気還流ダ
    クト15を配設し、後室14内に位置する同ダク
    ト15の後部側面に開閉自在の冷気流入口16を
    設けて、後室14の冷気のみを同冷気流入口16
    より冷気還流ダクト15中を通して還流冷気吸入
    口3bに還流すべく構成してなる冷凍運搬車の保
    冷室内冷気還流構造。
JP1978687U 1987-02-12 1987-02-12 Expired JPH0453283Y2 (ja)

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JPS63129180U JPS63129180U (ja) 1988-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2505369Y2 (ja) * 1990-01-23 1996-07-31 ダイエー食品工業株式会社 植物性生鮮品の予冷装置および予冷車
JP3901620B2 (ja) * 2002-09-19 2007-04-04 日野自動車株式会社 冷凍保冷車

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JPS63129180U (ja) 1988-08-24

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