JP2575073Y2 - 加湿装置を備えた冷凍車の空気流通構造 - Google Patents

加湿装置を備えた冷凍車の空気流通構造

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JP2575073Y2
JP2575073Y2 JP1992070753U JP7075392U JP2575073Y2 JP 2575073 Y2 JP2575073 Y2 JP 2575073Y2 JP 1992070753 U JP1992070753 U JP 1992070753U JP 7075392 U JP7075392 U JP 7075392U JP 2575073 Y2 JP2575073 Y2 JP 2575073Y2
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JP
Japan
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humidifier
duct panel
blower
damper
drain pan
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Inventor
喜久雄 天野
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日本トレクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は野菜、果実、魚、肉類等
の生鮮食品を、その鮮度を低下させることなく輸送する
加湿装置を備えた冷凍車の空気流通構造に関し、特に従
来より高い鮮度で輸送する為に加湿装置を備えたトラッ
ク、トレーラのような陸上を走行する冷凍車の空気流通
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に野菜、果実、魚、肉類等の生鮮食
品を、その鮮度を低下させることなく輸送する為に冷凍
車の車体の前壁上部に冷凍機のエバポレ−タを装着し、
車体内、部の空気を該エバポレータで冷却してフアンで
強制的に車体内部を還流させて積み荷を冷却し、生鮮食
品の鮮度を保持するには、その生鮮食品の種類に応じた
低温状態で輸送されることが必要である。
【0003】例えば、果物であれば低温障害がおこらな
い温度範囲であり、又凍結により味覚の変化が生じるよ
うな魚肉類であれば凍結しない温度範囲の低温状態であ
り、さらに、凍結させても問題がないような魚肉類であ
ればそれに応じた低温状態が要求されるので、生鮮食品
によっては通常の場合よりも多量の冷気を供給して強制
的に循環させなければならない場合もあって、車体内部
が乾燥し湿度が低下して逆に生鮮食品の品質を下げる結
果となるので、従来の冷凍機に加えて加湿装置も装着し
ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】通常の冷凍車の加湿装
置の本体部は実願平4−25982に示されるように、
断熱構造の荷室の前部の上部に冷凍機の送風部と共に設
けられ、又空気流通構造は該荷室の天井面より間隙を有
してダクトパネルを展張することによって形成し、該送
風部の送風口と該空気流通路との間にダンパ−が開閉自
在に設けられていて、超音波によって水が振動させられ
て霧状に該冷凍機の送風部に噴き出されるが、この際に
余った霧や送風停止時に該ダンパ−が閉じて溜まった霧
が、再び水に変わって該ダクトパネルの上を流れ、この
水が該ダクトパネルの両側に設けられた樋に流入せず、
荷室内の荷物を汚すことがあった。
【0005】本考案の目的はダクトパネルの上に溜まっ
た水をスムーズに両側下部に設けられた樋に流入させ荷
室内の荷物の汚染を防ぐことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、断熱構造の荷室の前部の上部に加湿装置の本体部
と冷凍機の送風部を備え、該荷室の天井面より間隙を有
してダクトパネルを展張することによって空気流通路を
形成し、該送風部の送風口と該空気流通路との間にダン
パ−を開閉自在に設け、該ダンパ−は送風時は開放し、
送風停止時は自重により自動的に閉じるよう構成し、該
ダクトパネルの上面に側縁又は後縁に立上がりフランジ
を有するドレンパンを敷設すると共に、該ダクトパネル
の左右両側の下部に該ドレンパンからの水が流入する樋
を設け、該桶の底部に貯まった水を前記加湿装置に戻す
戻し管を設けよう構成したことを特徴とする加湿装置を
備えた冷凍車の空気流通構造を提供する。
【0007】
【実施例】以下図面により本考案の実施例を説明する
と、図1は図4の矢視A部の内側詳細図で本考案による
加湿装置を備えた冷凍車の空気流通構造を示し、図2は
図4のB−B矢視図を示し、図3は本考案を適用した空
気流通構造の部分斜視図を示し、図4は本考案を適用し
た冷凍車の側面図を示す。
【0008】本実施例に示す冷凍車の空気流通構造は断
熱構造の荷室10の前部の上部に加湿装置の本体部12
と冷凍機14の送風部16を備え、該荷室10の天井面
18より間隙を有してダクトパネル20を懸垂部材22
を介して展張することによって空気流通路24を形成
し、該送風部16の送風口と該空気流通路24との間に
ダンパ−26を開閉自在に設け、該ダンパ−26は送風
時は開放し、送風停止時は自重により自動的に閉じるよ
う構成し、該ダクトパネル20の上面に側縁に立上がり
フランジ28、28を有するドレンパン30を敷設し、
該ダンパ−26が閉じた際該ドレンパン30に接合する
よう構成し、該立上がりフランジ28、28によってド
レンパン30上の水は外に出ることがないので荷室内の
荷物は汚染から防ぐことができる。
【0009】前記ダクトパネル20の左右両側の下部に
は樋21、21が設けられ、この樋21、21に水が流
入するよう水抜き孔23、23が該ドレンパン30及び
ダクトパネル20の対応する位置に透設され、該樋2
1、21に溜まった水は戻し管32を通って前記加湿装
置の本体部12に戻される。
【0010】
【効果】上記のように、本案は空気流通路のダクトパネ
ルの上面に側縁又は後縁に立上がりフランジを有するド
レンパンを敷設すると共に、該ダクトパネルの左右両側
の下部に該ドレンパンからの水が流入する樋を設け、該
桶の底部に貯まった水を前記加湿装置に戻す戻し管を設
けたので、加湿の際に発生した余った霧や送風停止時に
該ダンパ−が閉じて溜まった霧により、再び水に変わっ
てダクトパネルの上を流れて荷室内の荷物を汚すことは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4の矢視A部の内側詳細図で本考案による加
湿装置を備えた冷凍車の空気流通構造を示す。
【図2】図4のB−B矢視図を示す。
【図3】本考案を適用した空気流通構造の部分斜視図を
示す。
【図4】本考案を適用した冷凍車の側面図を示す。
【符号の説明】
10 荷室 12 加湿装置の本体部 14 冷凍機 16 送風部 18 天井面 20 ダクトパネル 21 樋 22 懸垂部材 23 水抜き孔 24 空気流通路 26 ダンパ− 28 立上がりフランジ 30 ドレンパン 32 戻り管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱構造の荷室の前部の上部に加湿装置
    の本体部と冷凍機の送風部を備え、該荷室の天井面より
    間隙を有してダクトパネルを展張することによって空気
    流通路を形成し、該送風部の送風口と該空気流通路との
    間にダンパ−を開閉自在に設け、該ダンパ−は送風時は
    開放し、送風停止時は自重により自動的に閉じるよう構
    成し、該ダクトパネルの上面に側縁又は後縁に立上がり
    フランジを有するドレンパンを敷設すると共に、該ダク
    トパネルの左右両側の下部に該ドレンパンからの水が流
    入する樋を設け、該桶の底部に貯まった水を前記加湿装
    置に戻す戻し管を設けたことを特徴とする加湿装置を備
    えた冷凍車の空気流通構造。
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