JP2577608Y2 - 冷凍車の鮮度保持装置 - Google Patents
冷凍車の鮮度保持装置Info
- Publication number
- JP2577608Y2 JP2577608Y2 JP1992018382U JP1838292U JP2577608Y2 JP 2577608 Y2 JP2577608 Y2 JP 2577608Y2 JP 1992018382 U JP1992018382 U JP 1992018382U JP 1838292 U JP1838292 U JP 1838292U JP 2577608 Y2 JP2577608 Y2 JP 2577608Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- flat plate
- refrigerator
- house
- bulkhead
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- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は野菜、果実、等の生鮮食
品を、その鮮度を保持して輸送する冷凍車の鮮度保持装
置に関するものである。
品を、その鮮度を保持して輸送する冷凍車の鮮度保持装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に野菜、果実、等の生鮮食品を、そ
の鮮度を保持して輸送する為に車体に冷凍機を搭載し、
車体の内部に該冷凍機のエバポレ−タから冷風を送風し
て、車体内に積込まれた生鮮食品を冷却し、特に野菜、
果実、等においては、生鮮品の追熟、老化の原因となる
エチレン等の老化有害物質を放出するので、このエチレ
ンを吸収する為のフィルターを設けていた。
の鮮度を保持して輸送する為に車体に冷凍機を搭載し、
車体の内部に該冷凍機のエバポレ−タから冷風を送風し
て、車体内に積込まれた生鮮食品を冷却し、特に野菜、
果実、等においては、生鮮品の追熟、老化の原因となる
エチレン等の老化有害物質を放出するので、このエチレ
ンを吸収する為のフィルターを設けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】通常の冷凍車の冷風流
通構造は、冷凍車の車体の前壁内側面から通風用の間隙
を有してバルクヘッドを立設し、該バルクヘッドの下部
を開口して空気吸入口を形成し、該前壁の上部外側に該
車体の内部と該空気吸入口及び該通風用の間隙を介して
連通するエバハウスを突設し、該エバハウスの内側の天
井に、冷凍機のエバポレータの冷風吹出口が該車体の内
部に開口するよう装着されていて、該 エチレンを吸収
する為のフィルターは該空気吸入口の内側に設けられて
いる、一方該冷凍機のエバポレータ及びエチレン吸収フ
ィルターは使用の度毎に整備点検と交換が必要である
が、該エバポレータは該バルクヘッドの上部内側に装着
され、エチレン吸収フィルターは該バルクヘッドの下部
内側に装着されている為、整備点検と交換の際には該バ
ルクヘッドをとりはずす必要があり非常に面倒であっ
た。
通構造は、冷凍車の車体の前壁内側面から通風用の間隙
を有してバルクヘッドを立設し、該バルクヘッドの下部
を開口して空気吸入口を形成し、該前壁の上部外側に該
車体の内部と該空気吸入口及び該通風用の間隙を介して
連通するエバハウスを突設し、該エバハウスの内側の天
井に、冷凍機のエバポレータの冷風吹出口が該車体の内
部に開口するよう装着されていて、該 エチレンを吸収
する為のフィルターは該空気吸入口の内側に設けられて
いる、一方該冷凍機のエバポレータ及びエチレン吸収フ
ィルターは使用の度毎に整備点検と交換が必要である
が、該エバポレータは該バルクヘッドの上部内側に装着
され、エチレン吸収フィルターは該バルクヘッドの下部
内側に装着されている為、整備点検と交換の際には該バ
ルクヘッドをとりはずす必要があり非常に面倒であっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、車体の前壁内
側面に上方に延びる複数の柱を所定の間隙で立設し、こ
れら複数の柱にバルクヘッドとなる平板を固定すること
によって、前壁内側面から通風用の間隙を有してバルク
ヘッドを立設し、該バルクヘッドの下部を開口して空気
吸入口を形成し、該前壁の上部外側に該車体の内部と該
空気吸入口及び該通風用の間隙を介して連通するエバハ
ウスを突設し、該エバハウスの内側の天井に、冷凍機の
エバポレータの冷風吹出口が該車体の内部に開口するよ
う装着し、該エバハウスの内部にエチレン吸着フィルタ
ーを備えると共に前記バルクヘッとなる平板の上端をこ
れら複数の柱の上部に回動自在に枢着し、該平板の下端
縁を該複数の柱に着脱自在に固定することによって、該
エバハウス内部と車体内部とを遮断する部分を開閉可能
にすることによって、以上の問題を解決するものであ
る。
側面に上方に延びる複数の柱を所定の間隙で立設し、こ
れら複数の柱にバルクヘッドとなる平板を固定すること
によって、前壁内側面から通風用の間隙を有してバルク
ヘッドを立設し、該バルクヘッドの下部を開口して空気
吸入口を形成し、該前壁の上部外側に該車体の内部と該
空気吸入口及び該通風用の間隙を介して連通するエバハ
ウスを突設し、該エバハウスの内側の天井に、冷凍機の
エバポレータの冷風吹出口が該車体の内部に開口するよ
う装着し、該エバハウスの内部にエチレン吸着フィルタ
ーを備えると共に前記バルクヘッとなる平板の上端をこ
れら複数の柱の上部に回動自在に枢着し、該平板の下端
縁を該複数の柱に着脱自在に固定することによって、該
エバハウス内部と車体内部とを遮断する部分を開閉可能
にすることによって、以上の問題を解決するものであ
る。
【0005】
【実施例】以下図面により本考案の実施例を説明する
と、図1は図2の冷凍車の前部及びエバハウス部の内部
断面図を示し、図2は本実施例による冷凍車の側面図を
示し、図3は図1の矢視A−A断面図を示し、図4は図
1の矢視B−B断面図を示し、図5は図1の矢視C部の
詳細を示し、図6は図1の矢視D部の詳細を示し、図7
は図6の矢視E部の詳細を示し、図8は図1のF−F断
面図を示す。
と、図1は図2の冷凍車の前部及びエバハウス部の内部
断面図を示し、図2は本実施例による冷凍車の側面図を
示し、図3は図1の矢視A−A断面図を示し、図4は図
1の矢視B−B断面図を示し、図5は図1の矢視C部の
詳細を示し、図6は図1の矢視D部の詳細を示し、図7
は図6の矢視E部の詳細を示し、図8は図1のF−F断
面図を示す。
【0006】図1、図2に示されるように、本実施例に
示す冷凍車10はキャブ12のシャーシ上に車体14を
架装し、この車体14は前壁部16、天井部18、床部
20、左右の側壁部22、22で構成された運搬用箱体
であって、該前壁の上部外側には該車体12の内部と連
通したエバハウス24を突設し、このエバハウス24は
天井部26、前端壁部28、下部傾斜部30で構成され
た箱体で、該天井部26には冷凍機のエバポレータ32
の冷風吹出口34が該車体14の内部に開口するよう装
着し、冷凍機のコンプレッサー36は該車体14の床部
20の下部に装着されている。
示す冷凍車10はキャブ12のシャーシ上に車体14を
架装し、この車体14は前壁部16、天井部18、床部
20、左右の側壁部22、22で構成された運搬用箱体
であって、該前壁の上部外側には該車体12の内部と連
通したエバハウス24を突設し、このエバハウス24は
天井部26、前端壁部28、下部傾斜部30で構成され
た箱体で、該天井部26には冷凍機のエバポレータ32
の冷風吹出口34が該車体14の内部に開口するよう装
着し、冷凍機のコンプレッサー36は該車体14の床部
20の下部に装着されている。
【0007】図1、図3、図4に示されるように、該車
体12の前壁部16の内側面に断面がZ字形で、床部2
0の上面からHの間隔をあけて前記冷風吹出口34の近
傍迄上方に延びる複数の柱38・38・・を所定の間隙
で立設してバルクヘッドとなる平板40を貼着すること
によって隣接する柱38と38の間隙を冷風空気のダク
トとなし、該床部20の上面から間隔hの部分を冷風吸
入口42となし、前記複数の柱38・38・・の該エバ
ハウス24の下部傾斜部30より高い部分には開閉板と
なる平板42の上端縁を図1に示すように、蝶番44を
介して該複数の柱38・38・・の上部に回動自在に枢
着し、該平板42の下端縁は図6に示すようにフア スナ
ー46により該複数の柱38・38・・に着脱自在に固
定される。
体12の前壁部16の内側面に断面がZ字形で、床部2
0の上面からHの間隔をあけて前記冷風吹出口34の近
傍迄上方に延びる複数の柱38・38・・を所定の間隙
で立設してバルクヘッドとなる平板40を貼着すること
によって隣接する柱38と38の間隙を冷風空気のダク
トとなし、該床部20の上面から間隔hの部分を冷風吸
入口42となし、前記複数の柱38・38・・の該エバ
ハウス24の下部傾斜部30より高い部分には開閉板と
なる平板42の上端縁を図1に示すように、蝶番44を
介して該複数の柱38・38・・の上部に回動自在に枢
着し、該平板42の下端縁は図6に示すようにフア スナ
ー46により該複数の柱38・38・・に着脱自在に固
定される。
【0008】図1、図7に示されるように、該エバハウ
ス24の内部で前記エバポレータ32が占める部分を除
いた部分を断面L字形の仕切り板48で上下に仕切り、
該仕切り板48の下面と前記エバハウス24の下部傾斜
部30との間には、断面Z字形の傾斜した支持部材50
が固着されている。
ス24の内部で前記エバポレータ32が占める部分を除
いた部分を断面L字形の仕切り板48で上下に仕切り、
該仕切り板48の下面と前記エバハウス24の下部傾斜
部30との間には、断面Z字形の傾斜した支持部材50
が固着されている。
【0009】図7、図8に示されるように、前記仕切り
板48の下面には適数個のフック54・54・・が折曲
げ部材52を介して列設し、これらのフック54・54
・・には生鮮品が放出するエチレン等の老化有害物質を
吸収する吸着材を含んだフィルター56が懸垂され、該
フィルター56の下端は該傾斜部30の上面に固着され
たナイロンフア スナー58によって着脱自在に留めら
れ、さらに金網60に よって保護されている。
板48の下面には適数個のフック54・54・・が折曲
げ部材52を介して列設し、これらのフック54・54
・・には生鮮品が放出するエチレン等の老化有害物質を
吸収する吸着材を含んだフィルター56が懸垂され、該
フィルター56の下端は該傾斜部30の上面に固着され
たナイロンフア スナー58によって着脱自在に留めら
れ、さらに金網60に よって保護されている。
【0010】
【効果】以上の構成であるから、冷風吸入口42から吸
入された冷風は隣接する柱38と38の間隙で形成され
た冷風空気のダクト内を上方に流れ、フィルター56を
通過する際に生鮮品が放出するエチレン等の老化有害物
質が吸収され、前記エバハウス24の内部に流入して、
前記冷凍機のエバポレータ32の冷風吹出口34から吹
き出すが、吹き出た冷風が該傾斜した冷風案内板64に
導かれて完全にダクト62内に流入するので、スムーズ
に車体14の内部をながれ、冷風が充分に積荷に行き渡
る。
入された冷風は隣接する柱38と38の間隙で形成され
た冷風空気のダクト内を上方に流れ、フィルター56を
通過する際に生鮮品が放出するエチレン等の老化有害物
質が吸収され、前記エバハウス24の内部に流入して、
前記冷凍機のエバポレータ32の冷風吹出口34から吹
き出すが、吹き出た冷風が該傾斜した冷風案内板64に
導かれて完全にダクト62内に流入するので、スムーズ
に車体14の内部をながれ、冷風が充分に積荷に行き渡
る。
【0011】又、バルクヘッドとなる平板の上端をこれ
ら複数の柱の上部に回動自在に枢着し、該平板4の下端
縁を該複数の柱に着脱自在に固定している為、バルクヘ
ッドの上部の平板42を極めて容易に開閉することがで
きるので、該エバハウスの内側の冷凍機のエバポレータ
32の整備点検、フィルター56の交換等を容易に行う
ことが出来、さらに、前記仕切り板48の上面に加湿器
62を装着すれば、車体14の内部を加湿することがで
きて、この加湿器62の整備点検も容易に行うことがで
きる。
ら複数の柱の上部に回動自在に枢着し、該平板4の下端
縁を該複数の柱に着脱自在に固定している為、バルクヘ
ッドの上部の平板42を極めて容易に開閉することがで
きるので、該エバハウスの内側の冷凍機のエバポレータ
32の整備点検、フィルター56の交換等を容易に行う
ことが出来、さらに、前記仕切り板48の上面に加湿器
62を装着すれば、車体14の内部を加湿することがで
きて、この加湿器62の整備点検も容易に行うことがで
きる。
【図1】図2の冷凍車の前部及びエバハウス部の内部断
面図を示す。
面図を示す。
【図2】本実施例による冷凍車の側面図を示す。
【図3】図1の矢視A−A断面図を示す。
【図4】図1の矢視B−B断面図を示す。
【図5】図1の矢視C部の詳細を示す。
【図6】図1の矢視D部の詳細を示す。
【図7】図6の矢視E部の詳細を示す。
【図8】図1のF−F断面図を示す。
10 冷凍車 12 キャブ 14 車体 16 前壁部 18 天井部 20 床部 22 側壁部 24 エバハウス 26 天井部 28 前端壁部 30 下部傾斜部 32 冷凍機のエバポレータ 34 冷風吹出口 36 冷凍機のコンプレッサー 38 柱 40 平板 42 冷風吸入口 43 平板 44 蝶番 46 フア スナー 48 仕切り板 50 支持部材 52 折曲げ部材 54 フック 56 フィルター 58 ナイロンフア スナー 60 金網 62 冷却空気用ダクト 64 冷風案内板 66 掛け金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F25D 17/08 302 F25D 23/00 302Z 23/00 302 B01D 53/34 120D A23B 7/144 7/04
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の前壁内側面に上方に延びる複数の
柱を所定の間隙で立設し、これら複数の柱にバルクヘッ
ドとなる平板を固定することによって、前壁内側面から
通風用の間隙を有してバルクヘッドを立設し、該バルク
ヘッドの下部を開口して空気吸入口を形成し、該前壁の
上部外側に該車体の内部と該空気吸入口及び該通風用の
間隙を介して連通するエバハウスを突設し、該エバハウ
スの内側の天井に、冷凍機のエバポレータの冷風吹出口
が該車体の内部に開口するよう装着し、該エバハウスの
内部にエチレン吸着フィルターを備えると共に前記バル
クヘッドとなる平板の上端をこれら複数の柱の上部に回
動自在に枢着し、該平板の下端縁を該複数の柱に着脱自
在に固定することによって、該エバハウス内部と車体内
部とを遮断する部分を開閉可能にしたことを特徴とする
冷凍車の鮮度保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018382U JP2577608Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 冷凍車の鮮度保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018382U JP2577608Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 冷凍車の鮮度保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568708U JPH0568708U (ja) | 1993-09-17 |
JP2577608Y2 true JP2577608Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=11970169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992018382U Expired - Fee Related JP2577608Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 冷凍車の鮮度保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577608Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023032117A1 (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-09 | 日栄インテック株式会社 | リーファーコンテナ及び除菌装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547683Y2 (ja) * | 1987-06-08 | 1993-12-16 | ||
JPH01217174A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-08-30 | Shinko Kogyo Kk | 生鮮物冷蔵庫内の環境調整方法及びその装置 |
JPS641379U (ja) * | 1988-05-24 | 1989-01-06 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP1992018382U patent/JP2577608Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568708U (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |