JPH07218088A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH07218088A
JPH07218088A JP6010242A JP1024294A JPH07218088A JP H07218088 A JPH07218088 A JP H07218088A JP 6010242 A JP6010242 A JP 6010242A JP 1024294 A JP1024294 A JP 1024294A JP H07218088 A JPH07218088 A JP H07218088A
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JP
Japan
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container
chamber
cover
vegetable
room
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JP6010242A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Sasamura
和文 笹村
Hiroshi Murakami
博 村上
Bunichi Washimi
文一 鷲見
Susumu Yamazaki
山崎  進
Takeshi Wakatabe
武 若田部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D25/00Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled
    • F25D25/02Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled by shelves
    • F25D25/024Slidable shelves
    • F25D25/025Drawers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、氷温室を形成する引出し容器内にう
るおいチルド室を形成するようにしたものである。 【構成】氷温室4を形成する引出容器11内にうるおい
チルド室5を構成し、一枚の板からなる調湿板付カバー
23で該容器上面を覆い一方は間接冷却のうるおいチル
ド室5となし、他は冷気取入口29より導かれる冷気で
直接冷却するようにした冷蔵庫の容器。 【効果】簡単な構造でうるおいチルド室を得ることが出
来るので、原価的に非常に有利になることは勿論、ラッ
プ無しでチルド食品の保存が可能となるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵室と野菜室間に設け
られる引出し容器内を2つの部屋に区画し、一方を氷温
室、他方をうるおいチルド室とする発明と、上記野菜室
容器内にボトル収納室を設けるようにした発明に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種冷蔵庫の構造を図10〜図
12をもって説明する。先ず図10、図11に於いて、
41は冷蔵庫本体、この冷蔵庫本体41は内部に冷凍室
42、冷蔵室43、氷温室44、冷蔵チルド室45、野
菜室46等を有している。47〜50は上記各々の部屋
の前面開口部を閉寒する扉である。又上記扉47、48
は回転式の扉であり49、50は引出式の扉である。5
1は冷却器であり、52は冷却ファン、この冷却器51
で冷却された冷気は冷却ファン52により冷凍室42、
冷蔵室43、氷温室44、冷蔵チルド室45、野菜室4
6に図には示してないが温度制御ダンパ等を介して供給
され、それぞれ所定の温度に冷却されるものである。
【0003】かかる構成を有する一般的冷蔵庫に於い
て、本発明と関連する従来の氷温室44、冷蔵チルド室
45、野菜室46の冷却手段について以下に説明する。
まず氷温室44について説明すると、氷温室44は通常
中心設定温度を−1℃と設定している関係上、専用の温
度制御ダンパ(図示せず)を介して、先の冷却ファン5
2で送風される冷気量がコントロールされ、ダクト53
を介して図10に示す如く氷温室44に供給される。一
方冷蔵チルド室45は中心設定温度を+1℃と比較的冷
蔵室43の設定温度+3℃に近い関係上、冷蔵室温度を
設定する温度制御ダンパ(図示せず)で制御された冷気
量がダクト53を通して供給される。(勿論ダクト53
内には氷温室44に冷気を導く通路と冷蔵室43、冷蔵
チルド室45に冷気を導く通路とがセパレートされ設け
られている。)54は上記ダクト53に導かれてきた冷
気を氷温室44にシャワー状に吹出す風向板、55は冷
蔵チルド室45側に吹き出す風向板である。56は扉4
9側に設けられた枠(図示せず)で保持された引出し容
器この容器56は合成樹脂(PS或いはPP)材で作ら
れ氷温室44、冷蔵チルド室45を一体に有している。
そして両室44と45間の仕切は図に示す如く膨出部5
7で区画されている。
【0004】58は野菜容器で、これも先の引出し容器
56同様扉50側に設けた枠(図示せず)に保持され、
扉50の引出しにより冷蔵庫本体外に引出されるもので
ある。59は上記野菜容器58の上面を蓋するカバーで
ある。この野菜容器58の冷却手段は先に記述したダク
ト53(冷蔵室43冷却用)を通って供給される冷気及
び氷温室44冷蔵チルド室45を冷却し、下部に降下す
る冷気により冷却される。勿論図に示す如く野菜容器5
8、カバー59を介して野菜容器58内を冷却する所謂
る間接冷却方式を採用している。
【0005】次に図12を用いてこの野菜容器58の構
造について説明すると、この野菜容器58は内部が野菜
室60とボトル室61とに仕切板62により小分けされ
ている。尚この仕切板62は野菜容器58の高さをH寸
法としたとき約1/2H位の高さを有するものである。
63は小物ケースこの小物ケース63には、くだもの等
を収納するものである。
【0006】この種従来構造の例としては例えば特公平
4−27475号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる構造を有する従
来構造に於いては次のような問題点があった。 (1)冷蔵チルド室の湿度は冷蔵庫の運転時で40%以
下となってしまうので、この室に食品を収納しておくと
水分が蒸散し外観が劣下することは勿論、食品のいたみ
が速いと云う問題があった。 (2)氷温室と冷蔵チルド室に冷気を供給するのに別々
の温度制御ダンパを使用していたので原価高となる問題
があった。 (3)野菜容器に於いて小物ケースが野菜容器の巾と同
巾で設けられていた為、小物ケースの下部になるボトル
室は大型の瓶が入らないと云う問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題を解
決すべくなされたものである。 (1)冷蔵室と野菜室間に、容器により構成された氷温
室およびうるおいチルド室が同一の室内に水平方向に併
設され、この氷温室およびうるおいチルド室と冷蔵室と
の間を仕切る第1の仕切部材と、上記うるおいチルド室
の上面開口を塞ぐように設けられて、その内部の湿度を
調整する調湿板付カバーと、上記氷温室およびうるおい
チルド室と野菜室との間を仕切る第2の仕切部材と、冷
却器を経た冷気を上記氷温室およびうるおいチルド室に
導くダクトと、より成り、そのダクトで導かれた冷気が
調湿板付カバーと第1の仕切部材との間、および容器外
周に流れて、うるおいチルド室内を間接的に冷却するよ
うにしたものである。
【0009】(2)うるおいチルド室は氷温室の熱影響
を受けるように、氷温室とうるおいチルド室とを一体の
容器で構成したものである。
【0010】(3)間接冷却されるうるおいチルド室の
温度設定を約+1℃となし、氷温室を約−1℃と設定で
きるよう、うるおいチルド室上面の調湿板付カバーおよ
び容器の断熱特性を設定したものである。
【0011】(4)調湿板付カバーを一枚板となし、氷
温室上方部には氷温室内に冷気を直接取り込む冷気取入
口を設けたものである。
【0012】(5)容器の両側縁に形成されたフランジ
を抱え込む係合フランジを調湿板付カバー両側に形成す
ると共に、この調湿板付カバーに氷温室とうるおいチル
ド室を区画する仕切壁上端をオーバーラップして抱え込
むガイド兼シール用レールを設けたものである。
【0013】(6)扉側に設けた強度を有する枠に両側
及び背面部が支持された冷蔵庫の容器に於いて、ボトル
室と野菜室を同一容器で併存させ且つ野菜室後方上部に
小物ケースを設けると共に、上記ボトル室と野菜室を区
画する区画壁の高さは手前側を奥部より低くし、奥部を
上記容器の両側壁と同じ高さとなるよう形成したもので
ある。この区画壁の手前側高さは、奥部高さより例えば
1/3〜2/3程度が望ましい。これは、通常ボトルは
上部が細くなっているので重心は下から1/3位にあ
り、ボトルが倒れないためには、高さは1/3以上が良
いということと、また、ボトル上部が細くなっているの
で、ボトル室が隣の野菜室と連通していれば大根等の長
い野菜もこのボトル上部の細くなっている空間を利用し
て収納できるので、高さは2/3以下が良いということ
から考えられるものである。
【0014】(7)区画壁奥部で両側壁と同じ位の高さ
となる部分を小物容器の受部となし、且つその奥行方向
の寸法を小物容器の奥行寸法内としたものである。
【0015】(8)ボトル室と野菜室を区画する区画壁
を容器の一部を膨出させた膨出部により形成し、この膨
出部の容器外側空間を冷気通路とし、この冷気通路上部
を冷気ダクト吐出口に対向させたものである。
【0016】
【作用】ここにおいて氷温室及びうるおいチルド室が所
定温度に冷却される過程を説明すると、先ず氷温室は、
ダクトにより導かれ仕切部材である仕切板と調湿板付カ
バー間に吹き出される冷気が直接所定量供給されること
により設定値である−1℃に冷却される。一方うるおい
チルド室は仕切部材である仕切板と調湿板付カバー間に
吹き出された冷気が調湿板付カバー表面及びうるおいチ
ルド室を作る容器周囲を冷却することにより、そのうる
おいチルド室内は間接的に冷却される。換言すると、う
るおいチルド室は上記調湿板付カバーにより冷気がうる
おいチルド室内に進入するのを防止されているものであ
る。この時+1℃に冷却されるうるおいチルド室は氷温
室と一体の容器で形成されているので、−1℃に冷却さ
れた氷温室および収納物からの熱影響を受け冷却される
ものである。例えば、うるおいチルド室内に室温と同一
の温度の食品を収納した場合に、うるおいチルド室の設
定温度+1℃まで冷却される時間が、−1℃に冷却され
ている氷温室および氷温室に収納された収納物の熱影響
を受けて短くできる。また、同一室内に氷温室およびう
るおいチルド室が設けられているので空間を介しての熱
影響を受けるのはいうまでもない。
【0017】又氷温室及びうるおいチルド室を冷却した
冷気は、梁状仕切に設けられた戻り口より冷蔵室側に一
部は戻され、残りは第2の仕切部材である仕切板の吐出
口より野菜室側に送られ野菜室を冷却後、第2の梁状仕
切に設けられた戻り口より引出し容器と扉間を冷蔵室へ
と戻される。
【0018】野菜容器の収納性について次に説明する
と、野菜容器を野菜室とボトル室に区画する区画壁が容
器奥部では容器高さとほぼ同じ高さに形成されているの
で、小物容器は一端がこの区画壁に支持され他方は容器
側壁に支持される、換言すると、野菜容器はボトル室と
野菜室に区画されるので、ボトル室内は小物容器に邪魔
されることがないものである。
【0019】
【実施例】以下本発明の詳細を図に示す一実施例で説明
する。図1は本発明の実施例を備えた冷蔵庫の斜視図、
図2は実施例の冷蔵庫の扉除去状態の要部正面図、図3
は図2のA−A断面相当図、図4は図2のB−B断面
図、図5は図2の引出し容器斜視図、図6は図5のC−
C断面図、図7は図6のD部拡大図、図8は図6のE部
拡大図、図9は図2の野菜容器の斜視図である。
【0020】先ず、図1〜図4に於いて、1は冷蔵庫本
体、この冷蔵庫本体1は内部に冷凍室2、冷蔵室3、氷
温室4、うるおいチルド室5、ボトル室6、野菜室7を
有してしる。8a,8bは冷凍室扉、9a,9bは冷蔵
室扉、10は氷温室4とうるおいチルド室5を構成する
引出し容器11を備えたチルド室扉、尚上記引出し容器
11はチルド室扉10に取付けられた枠(図示せず)に
支持され、枠が冷蔵庫本体側に設けられたレール(何れ
も図示せず)に組み合わされることによりチルド室扉1
0と共に冷蔵庫本体1に対し引出し自在に設けられてい
る。12は先のボトル室6及び野菜室7を形成する野菜
容器であり、この野菜容器12も先の引出し容器11同
様野菜室扉13側に設けられた枠に支持され冷蔵庫本体
1側に設けられたレール(図示せず)に組み合わされ冷
蔵庫本体1に対し引出し自在に設けられている。14は
冷蔵室3と引出し容器11間を区画する仕切部材である
仕切板、この仕切板14は図にも示す如く引出し容器1
1側にうるおいチルド室5への冷気通路15a、氷温室
4への冷気通路15bを有す断熱板16を備えている。
17は引出し容器11と野菜室7(ボトル室6を含む)
間を仕切る第2の仕切部材である仕切板、18は冷却器
であり、19は冷却ファンである。
【0021】冷却器18で冷却された冷気は一般の冷蔵
庫同様冷却ファン19により図3、図4の矢印に示す如
く強制循環されるものである。即ち冷凍室2には冷凍室
内温度を例えば−18℃〜−20℃に冷却すべくそれに
見合った冷気量が供給される。一方冷凍室2の下方に形
成された冷蔵室3への冷気供給は先の冷却ファン19に
より強制的に送り出される冷気量を温度調節ダンパ(図
示せず)を介して矢印に示す如く冷蔵室3に設けられた
棚板20間に供給され該冷蔵室3内を例えば3℃〜5℃
に温度調節する。又氷温室4とうるおいチルド室5の冷
却は次のようにして行われる。即ち図3、図4に示す如
くダクト21に導かれてくる冷気を上記室に供給し、氷
温室4は−1℃に、うるおいチルド室5は+1℃に調節
する。
【0022】次にボトル室6と野菜室7の冷却法につい
て説明する。この野菜室7、ボトル室6への冷気供給は
温度調節ダンパ(冷蔵室3の温度制御を行うダンパ)を
介してダクト21に導かれ矢印に示す如く降下する。こ
の降下した冷気は補助ダクト22に導かれ野菜容器12
部に至るものである。
【0023】次に図5〜図8をもって引出し容器11が
形成する氷温室4とうるおいチルド室5の構成について
説明する。図に於いて23は上記引出し容器11の開口
部を覆う調湿板24付カバーである。しかして上記調湿
板24はうるおいチルド室5の上面に当る部分にのみ取
付られている。又この調湿板24の働きはうるおいチル
ド室5内の湿度を約80%〜90%に保持する役目をな
す。即ちうるおいチルド室5内に収納される食品の量が
多く室内の湿度が高くなりすぎた時にその水分を吸収
し、ホールド及び循環空気側に放出するものである。ま
た上記カバー23はうるおいチルド室5内に直接冷気が
入らないよう工夫されている。
【0024】以下にその工夫構造を図7、図8を用いて
説明すると、カバー23の両側端は図7に示す如く引出
し容器11に設けられたフランジ25がカバー23側に
設けられた係合フランジ26によって抱えこまれるよう
なされ、引出し容器11に対しカバー23は摺動自在に
なされている。27は上記カバー23側に設けられたガ
イド兼シール用レールであり、図8に示す如く、このレ
ール27は引出し容器11を氷温室4とうるおいチルド
室5とに区画する仕切壁28とオーバーラップする。こ
のオーバーラップ構造によりうるおいチルド室5内への
冷気侵入を防止しているものである。図5に於いて29
は上記カバー23に設けられた冷気取入口、この取入口
29は氷温室4の上面に当る部分にのみ設けられている
ものである。以上の構成とすることにより、氷温室4は
ダクト21を経てくる冷気が直接導入され、他方のうる
おいチルド室5はカバー23上面、引出し容器11周囲
よりそれぞれ設定温度に冷却されるものである。この時
カバー23及び引出し容器11はうるおいチルド室5を
+1℃に冷却しやすいよう板厚等を考慮しておくもので
ある。また、+1℃に冷却されるうるおいチルド室5は
氷温室4と一体の容器で形成されているので、−1℃に
冷却された氷温室4および収納物からの熱影響を受け冷
却されるものである。
【0025】次に図9を用いてボトル室6及び野菜室7
を形成する野菜容器12について説明する。30は小物
容器、31は区画壁(膨出部)、32は野菜容器12の
上面を覆おう野菜室カバー(図2〜図4に示す)、この
野菜室カバー32は野菜室7内の湿度を80〜90%に
保持する為のものである。また区画壁31はボトル室6
と野菜室7間を仕切るもので容器12の手前側に於いて
は容器12の高さ(H寸法)の約1/2位に形成され、
奥部は上記容器12の両側壁と同じ位の高さとなるよう
形成されている。そして上記小物容器30はこの高くな
った区画壁と容器側壁間に図に示す如く、取付られてい
るものである。尚上記区画壁31の高くなる部分は小物
容器30の奥行寸法以内にしておくのが使い勝手上有効
である。
【0026】以上の構成を有する野菜容器12内への野
菜及び瓶類の収納は次のようにして行われる。即ちホウ
レン草等の野菜は、野菜室7内に収納されているわけで
あるが、先にも記述した如く、本野菜室7内には直接冷
気が吹込まれるのではなく、野菜室カバー32、野菜容
器12の周囲壁より間接的に冷却されるものであるか
ら、高湿状態で貯蔵されるものである。勿論小物容器3
0内に貯蔵されるくだもの等も同じである。
【0027】一方瓶類はボトル室6に収納される。本容
器12に於いては、小物容器30がボトル室6上面を覆
うことがないので、端から端まで有効に瓶類の貯蔵に活
用出来るものである。
【0028】また本容器に於いて大根のように長尺な野
菜を本容器12に収納しなければならない時には野菜室
7とボトル室6の手前を利用して収納するものである。
勿論この時でも小物容器30の脇に当るボトル室6は塞
がれることがないので、大型の瓶類の収納は可能なもの
である。
【0029】更にまた野菜容器12の冷却に上記区画壁
31は大きく貢献するものである。即ち、上記区画壁3
1は図2、図4に示す如く、野菜容器12と一体に形成
されているもので、丁度補助ダクト22より出た冷気は
この区画壁(膨出部)31により容器外側に形成された
冷気通路33を図4の点線矢印の如く流れ、上記両室を
この部分からも冷却するものである。34は梁状仕切、
35は第2の梁状仕切、何れも扉9、10、13のパッ
キング受面を形成し、且つ冷気の戻り通路を形成してい
【0030】
【発明の効果】本発明は以上説明した如き構造を有する
ものであるから、次のような効果が得られるものであ
る。特許請求の範囲の請求項1から請求項5のいずれか
によれば、 (1)氷温室と一体の引出し容器及び調湿板付カバーで
うるおいチルド室を形成することができたので、ラップ
無しでチルド食品をある程度の日数保存することができ
ることは勿論、構造原価上も非常に有利である。
【0031】(2)+1℃に冷却されるうるおいチルド
室は氷温室と一体の容器で形成されているので、−1℃
に冷却された氷温室および収納物からの熱影響を受け冷
却されるものである。
【0032】(3)設定温度の比較的近いうるおいチル
ド室と氷温室を隣合わせに形成することにより、1個の
温度調節ダンパで温度管理ができるようになるものであ
る。
【0033】また、請求項6もしくは請求項7によれ
ば、(4)野菜室容器に於いては瓶類収納部と野菜収納
部を奥行方向で高さの異なる区画壁で仕切ったことによ
り、小物容器の設置が容易となり、瓶類の収納部を確実
に確保できるようになったものである。
【0034】さらに、請求項8によれば、(5)野菜室
容器を野菜とボトル室とを仕切る区画壁(膨出部)で冷
気通路を形成するようにしたので、特別なダクトを必要
とすることなく両室をまんべんなく冷却できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の冷蔵庫の斜視図である。
【図2】実施例の冷蔵庫の扉除去状態の要部正面図であ
る。
【図3】図2のA−A断面相当図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2の引出し容器斜視図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】図6のD部拡大図である。
【図8】図6のE部拡大図である。
【図9】図2の野菜容器の斜視図である。
【図10】従来冷蔵庫の扉除去状態を示す要部正面図で
ある。
【図11】図10のX−X断面図である。
【図12】図10の野菜容器斜視図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体、2…冷凍室、3…冷蔵室、4…氷温
室、5…うるおいチルド室、6…ボトル室、7…野菜
室、8a,8b…冷凍室扉、9a,9b…冷蔵室扉、1
0…チルド室扉、11…引出し容器、12…野菜容器、
13…野菜室扉、14…仕切板、15a,15b…冷気
通路、16…断熱板、17…第2の仕切板、18…冷却
器、19…冷却ファン、20…棚板、21…ダクト、2
2…補助ダクト、23…調湿板付カバー、24…調湿
板、25…フランジ、26…係合フランジ、27…ガイ
ド兼シール用レール、28…仕切壁、29…冷気取入
口、30…小物容器、31…区画壁(膨出部)、32…
野菜室カバー、33…区画壁が作る冷気通路、34…梁
状仕切、35…第2の梁状仕切。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 進 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所リビング機器事業部内 (72)発明者 若田部 武 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所リビング機器事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵室と野菜室間に、容器により構成され
    た氷温室およびうるおいチルド室が同一の室内に水平方
    向に併設され、この氷温室およびうるおいチルド室と冷
    蔵室との間を仕切る第1の仕切部材と、上記うるおいチ
    ルド室の上面開口を塞ぐように設けられて、その内部の
    湿度を調整する調湿板付カバーと、上記氷温室およびう
    るおいチルド室と野菜室との間を仕切る第2の仕切部材
    と、冷却器を経た冷気を上記氷温室およびうるおいチル
    ド室に導くダクトと、より成り、そのダクトで導かれた
    冷気が調湿板付カバーと第1の仕切部材との間、および
    容器外周に流れて、うるおいチルド室内を間接的に冷却
    するようにした冷蔵庫。
  2. 【請求項2】うるおいチルド室は氷温室の熱影響を受け
    るように、氷温室とうるおいチルド室とを一体の容器で
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    冷蔵庫。
  3. 【請求項3】間接冷却されるうるおいチルド室の温度設
    定を約+1℃となし、氷温室を約−1℃と設定できるよ
    う、調湿板付カバーおよび容器の断熱特性を設定したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】調湿板付カバーを一枚板となし、氷温室上
    方部には氷温室内に冷気を直接とり込む冷気取入口を設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の冷蔵
    庫。
  5. 【請求項5】容器の両側縁に形成されたフランジを抱え
    込む係合フランジを調湿板付カバー両側に形成すると共
    に、この調湿板付カバーに氷温室とうるおいチルド室間
    を区画する仕切壁上端をオーバーラップして抱え込むガ
    イド兼シール用レールを設けたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第4項記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】扉側に設けた強度を有する枠に両側及び背
    面部が支持された冷蔵庫の容器に於いて、ボトル室と野
    菜室を同一容器で併存させ且つ野菜室後方上部に小物容
    器を設けると共に、上記ボトル室と野菜室を区画する区
    画壁の高さは手前側を奥部より低くし、奥部を上記容器
    の両側壁とほぼ同じ位の高さとなるよう形成したことを
    特徴とする冷蔵庫。
  7. 【請求項7】区画壁奥部で両側壁と同じ高さとなる部分
    を小物容器の支持部となし、且つその奥行方向の寸法を
    小物容器の奥行寸法内としたことを特徴とする特許請求
    の範囲第6項記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】ボトル室と野菜室を区画する区画壁を容器
    の一部を膨出させた膨出部により形成し、この膨出部の
    容器外側空間を冷気通路とし、この冷気通路上部を冷気
    ダクト吐出口に対向させたことを特徴とする特許請求の
    範囲第6項記載の冷蔵庫。
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