JP2519406Y2 - 冷凍船の貨物冷蔵艙 - Google Patents
冷凍船の貨物冷蔵艙Info
- Publication number
- JP2519406Y2 JP2519406Y2 JP9576291U JP9576291U JP2519406Y2 JP 2519406 Y2 JP2519406 Y2 JP 2519406Y2 JP 9576291 U JP9576291 U JP 9576291U JP 9576291 U JP9576291 U JP 9576291U JP 2519406 Y2 JP2519406 Y2 JP 2519406Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cargo
- refrigerating
- return air
- hold
- cooler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、冷凍船の貨物冷蔵艙
の配置に係り、詳しくは貨物倉口部と一体となす貨物冷
蔵区画の配置とリターンエア吸入口の構造に関するもの
である。
の配置に係り、詳しくは貨物倉口部と一体となす貨物冷
蔵区画の配置とリターンエア吸入口の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貨物倉口部と同一区画と
なっている貨物冷蔵艙の、貨物倉口部の配置および構造
としては、上甲板上の、貨物艙部の横置隔壁上の前後に
亘ってデッキストアを配設しているため、貨物冷蔵艙内
の横置隔壁間より短く、したがって、貨物倉口部は貨物
艙の長さより短くなっているのが一般的である。
なっている貨物冷蔵艙の、貨物倉口部の配置および構造
としては、上甲板上の、貨物艙部の横置隔壁上の前後に
亘ってデッキストアを配設しているため、貨物冷蔵艙内
の横置隔壁間より短く、したがって、貨物倉口部は貨物
艙の長さより短くなっているのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のでは、クーラルーム内のクーラから吹き出す冷風が、
貨物冷蔵区画の床面の風路を流通しつつ貨物冷蔵区画内
を対流し、再びクーラルーム上部のリターンエア吸入口
から吸入されているが、貨物倉口部内には十分な冷風が
循環せず、貨物冷蔵艙内の底部と貨物倉口部内とに温度
差が生じ、航送する冷蔵貨物に貨物損傷を生じるという
問題点を有していた。
のでは、クーラルーム内のクーラから吹き出す冷風が、
貨物冷蔵区画の床面の風路を流通しつつ貨物冷蔵区画内
を対流し、再びクーラルーム上部のリターンエア吸入口
から吸入されているが、貨物倉口部内には十分な冷風が
循環せず、貨物冷蔵艙内の底部と貨物倉口部内とに温度
差が生じ、航送する冷蔵貨物に貨物損傷を生じるという
問題点を有していた。
【0004】また、このため貨物倉口部内の前後に冷風
用ダクトを配設し、該ダクト内に冷風循環ファンを装備
する場合もあるが、冷風循環ファンを駆動している電動
機の放熱により逆に温度上昇が起こったり、冷風循環ダ
クトの配設のために貨物冷蔵区画の容積が減少するとい
う問題点を有していた。
用ダクトを配設し、該ダクト内に冷風循環ファンを装備
する場合もあるが、冷風循環ファンを駆動している電動
機の放熱により逆に温度上昇が起こったり、冷風循環ダ
クトの配設のために貨物冷蔵区画の容積が減少するとい
う問題点を有していた。
【0005】この考案は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、貨物倉口部と一体となっている貨物冷蔵区画
内でも、該貨物冷蔵区画内の底部と貨物倉口部とで温度
差が生じることなく、また貨物冷蔵区画の容積を減少し
ない貨物冷蔵区画を提供しようとするものである。
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、貨物倉口部と一体となっている貨物冷蔵区画
内でも、該貨物冷蔵区画内の底部と貨物倉口部とで温度
差が生じることなく、また貨物冷蔵区画の容積を減少し
ない貨物冷蔵区画を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案における貨物倉口部と一体となっている貨
物冷蔵艙の貨物冷蔵区画は、貨物倉口部の長さを貨物冷
蔵艙と同一長さに確保し、冷風循環のクーラへのリター
ンエア吸入口を、クーラルーム上部中央部と、スライド
式蓋を装備する上甲板下両舷のクーラルーム前面壁に配
設してなるものである。
に、この考案における貨物倉口部と一体となっている貨
物冷蔵艙の貨物冷蔵区画は、貨物倉口部の長さを貨物冷
蔵艙と同一長さに確保し、冷風循環のクーラへのリター
ンエア吸入口を、クーラルーム上部中央部と、スライド
式蓋を装備する上甲板下両舷のクーラルーム前面壁に配
設してなるものである。
【0007】
【作用】貨物倉口部の長さは、貨物艙内の横置隔壁全域
に亘って確保する。したがって冷蔵貨物区域内のクーラ
から吹き出す冷風は床面の風路を流通して上昇し、クー
ラのリターンエア吸入口に向かう。
に亘って確保する。したがって冷蔵貨物区域内のクーラ
から吹き出す冷風は床面の風路を流通して上昇し、クー
ラのリターンエア吸入口に向かう。
【0008】冷蔵貨物区域内の両舷の上甲板下のクーラ
ルーム前面壁のリターンエア吸入口に装備されるスライ
ド式蓋は該蓋の部分開閉によって、冷風量の調節を行な
う。
ルーム前面壁のリターンエア吸入口に装備されるスライ
ド式蓋は該蓋の部分開閉によって、冷風量の調節を行な
う。
【0009】
【実施例】実施例について、図面を用いて説明する。
【0010】図1〜図3において、貨物倉口部1と一体
をなす貨物冷蔵艙10の貨物冷蔵区画3の貨物倉口部1
は、船舶の貨物冷蔵艙10部の長さ方向の全域に亘って
船体の幅方向の中心部を占有して上甲板2上に配設す
る。
をなす貨物冷蔵艙10の貨物冷蔵区画3の貨物倉口部1
は、船舶の貨物冷蔵艙10部の長さ方向の全域に亘って
船体の幅方向の中心部を占有して上甲板2上に配設す
る。
【0011】該貨物冷蔵区画3の上甲板2下部両舷には
スライド式蓋付のリターンエア吸入口5を固設し、貨物
倉口部内のクーラルーム上部にもリターンエア吸入口6
を固設する。
スライド式蓋付のリターンエア吸入口5を固設し、貨物
倉口部内のクーラルーム上部にもリターンエア吸入口6
を固設する。
【0012】貨物冷蔵区画3内の貨物倉口部1内の温度
と上甲板2下部の雰囲気温度に温度差が生じる場合に
は、上甲板2下両舷のスライド式蓋付リターンエア吸入
口5のスライド式蓋を部分開閉することによってリター
ンエアの吸入量を制御し、貨物冷蔵区画3内の温度を均
一に保ってなるものである。
と上甲板2下部の雰囲気温度に温度差が生じる場合に
は、上甲板2下両舷のスライド式蓋付リターンエア吸入
口5のスライド式蓋を部分開閉することによってリター
ンエアの吸入量を制御し、貨物冷蔵区画3内の温度を均
一に保ってなるものである。
【0013】
【考案の効果】この考案は、上述のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。上甲板下両舷のリ
ターンエア吸入口にはスライド式蓋がついているので、
該蓋を部分開閉することによって貨物倉口部のリターン
エア吸入風量を制御でき、貨物冷蔵区画内の温度を均一
に保ち、冷蔵貨物の貨物損傷を防ぐ。
るので、次に記載する効果を奏する。上甲板下両舷のリ
ターンエア吸入口にはスライド式蓋がついているので、
該蓋を部分開閉することによって貨物倉口部のリターン
エア吸入風量を制御でき、貨物冷蔵区画内の温度を均一
に保ち、冷蔵貨物の貨物損傷を防ぐ。
【図1】この考案の実施例に係る貨物倉口部と一体とな
す貨物冷蔵艙の冷蔵区画の平面を略示したものである。
す貨物冷蔵艙の冷蔵区画の平面を略示したものである。
【図2】この考案の実施例に係る貨物倉口部と一体とな
す貨物冷蔵艙の冷蔵区画の正面断面を略示したものであ
る。
す貨物冷蔵艙の冷蔵区画の正面断面を略示したものであ
る。
【図3】この考案の実施例に係る貨物倉口部と一体とな
す貨物冷蔵艙の冷蔵区画を略示したものである。
す貨物冷蔵艙の冷蔵区画を略示したものである。
1 貨物倉口部 2 上甲板 3 貨物冷蔵区画 4 クーラ 5 蓋付リターンエア吸入口 6 リターンエア吸入口 7 クーラルーム 8 デッキハウス 9 貨物倉口蓋 10 貨物冷蔵艙
Claims (1)
- 【請求項1】 貨物倉口部1と貨物冷蔵艙10と一体を
なす冷凍船の貨物冷蔵区画3にあって、貨物倉口部1の
船体縦方向長さを貨物冷蔵艙10とほぼ同一長さに確保
し、クーラルーム7内に設置しているクーラ4からの冷
風吹き出し後のリターンエア吸入口6を、貨物倉口部1
の上部であってクーラルーム7の前面中央上部に配設
し、上甲板2の下部のクーラルーム7の前面の両舷に蓋
付リターンエア吸入口5を配設し、蓋付リターンエア吸
入口5にリターンエア吸入量を制御するためのスライド
式蓋を装備することを特徴とする冷凍船の貨物冷蔵艙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9576291U JP2519406Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 冷凍船の貨物冷蔵艙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9576291U JP2519406Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 冷凍船の貨物冷蔵艙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537683U JPH0537683U (ja) | 1993-05-21 |
JP2519406Y2 true JP2519406Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=14146504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9576291U Expired - Lifetime JP2519406Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 冷凍船の貨物冷蔵艙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519406Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP9576291U patent/JP2519406Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537683U (ja) | 1993-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3219692B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2519406Y2 (ja) | 冷凍船の貨物冷蔵艙 | |
CN216924872U (zh) | 冰箱 | |
JPH0399181A (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
JP2003090664A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3226420B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP2598327Y2 (ja) | 加湿装置を備えた冷凍車 | |
JPS5851180B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH0453283Y2 (ja) | ||
JP3016556U (ja) | 保冷車 | |
JP7455398B2 (ja) | 空気循環システム | |
JP3619679B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPS6041490Y2 (ja) | 冷蔵庫のダンパ−サ−モスタット取付装置 | |
CN217031762U (zh) | 用于冰箱的风道盖板和冰箱 | |
JPH11325694A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH0739747Y2 (ja) | 冷凍艙用ハッチ部昇温防止装置 | |
JPS6133500Y2 (ja) | ||
JP2547341Y2 (ja) | 冷凍運搬車の冷気還流ダクト構造 | |
JPS6024663Y2 (ja) | 冷蔵ケ−ス付コンソ−ルボツクス | |
JPS6234208Y2 (ja) | ||
JPH0718944Y2 (ja) | 冷蔵庫の通風装置 | |
JPS6032557Y2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH0535341B2 (ja) | ||
JPH0548047Y2 (ja) | ||
JPH0248787Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |