JPH0548047Y2 - - Google Patents

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JPH0548047Y2
JPH0548047Y2 JP1988029461U JP2946188U JPH0548047Y2 JP H0548047 Y2 JPH0548047 Y2 JP H0548047Y2 JP 1988029461 U JP1988029461 U JP 1988029461U JP 2946188 U JP2946188 U JP 2946188U JP H0548047 Y2 JPH0548047 Y2 JP H0548047Y2
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refrigerator compartment
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refrigerator
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、第3図に示すごとく庫体1の内部
が、区画壁2で上側の冷凍室3と、下側の冷蔵室
4とに区画されており、冷蔵室4には区画壁2の
下方に冷凍室3内の冷気で冷却される熱交換器1
5を備えており、冷凍室3と熱交換器15との間
に、冷気供給フアン18を備えていて、該フアン
18で冷凍室3内の冷気を熱交換器15に接触さ
せたのち冷凍室3内に戻す冷気通路19が設けら
れており、冷凍室3内の冷気で熱交換器15を介
して冷蔵室4を間接的に冷却する冷凍冷蔵庫に関
する。
〔従来の技術〕
かかる間接冷却方式の冷凍冷蔵庫は、特開昭50
−38854号公報に公知であり、これの内容を添付
の第1図および第2図で説明すると、次のように
なつている。
(a) 冷気通路19は、冷凍室3に通じる導入路1
9Aと、冷凍室3に通じる還流路19Cと、区
画壁2の下方に区画形成されて熱交換器15の
上面に臨む熱交換路19Bとからなる。
(b) 導入路19Aと熱交換路19Bとが連通して
いるとともに、熱交換路19Bと還流路19C
とが連通している。これで冷凍室3内の冷気は
導入路19A、熱交換路19Bついで還流路1
9Cを経て冷凍室3内に戻るよう循環する。
(c) 冷蔵室4に、熱交換器15の下面に臨む画成
流路22を区画形成してあり、画成流路22に
は、一端に吸込口30aを、他端に吹出口30
bをそれぞれ冷蔵室4内に通じるよう設けてあ
る。
(d) 画成流路22の内部に、冷蔵室4の空気を吸
込口30aから吸い込んで熱交換器15に接触
させたのち吹出口30bから冷蔵室4に吹き出
す送気フアン21を配してある。
(e) かくして、冷蔵室4の温度変動を検知する温
度センサ32を有し、この温度センサ32で冷
気供給フアン18と送気フアン21との作動を
断続するようになつている。
また、別に通常の冷蔵庫においてではあるが、
冷蔵室4の冷え込み防止用の調整ヒータ31を画
成流路22の内部に配設することも公知であり、
この場合は温度センサ32で調整ヒータ31をオ
ンオフ制御している(実開昭61−15481号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる間接冷却方式の冷凍冷蔵庫では、冷蔵室
4の温度を温度センサ32で検知して、冷気供給
フアン18を停止することにより、冷蔵室4の冷
え過ぎを防止することになる。
しかし、前記フアン18の運転を停止した状態
においても、冷凍室3内の冷気は導入路19Aお
よび還流路19Cを介して下方に熱交換路19B
に自然流入して来る。
このように冷凍室3の冷気が熱交換路19Bに
自然流入することにより、熱交換器15を介して
冷蔵室4が過剰に冷却されるところに問題があつ
た。
この点、前出の特開昭50−38854号公報では、
熱交換路19Bの入口が冷凍室3に直接に臨んで
いるために、冷凍室3内の冷気が該入口を介して
熱交換器15へ大量に供給され続ける。そこで、
前記入口に該当する部位にダンパーを設ける一
方、熱交換路19Bの流路を二通りに分け、ダン
パーの開閉で冷凍室3内の冷気が熱交換器15に
接触する状態と接触しない状態とに切り換えてい
る。しかし、このようにダンパーを設け、熱交換
路19Bの流路を二通りに分ける形式は構造が複
雑化する不利を有するうえに、運転停止時に依然
として冷気が下方の熱交換器15側に自然流入し
て冷蔵室4の冷え過ぎを招くおそれがある。
本考案は、かかる観点から間接冷却方式の冷凍
冷蔵庫において、冷蔵室から冷蔵室への伝熱構造
を改善することにより、従来の不具合を解消する
ことにある。
本考案の目的は、冷蔵室が過剰に冷却されるこ
とを確実に防止するにある。
本考案の目的は、冷蔵室内の温度差(デイフア
レンシヤル)を極めて小さくし、冷蔵室の温度調
節を適正に行うにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本考案は、図示するごとく、 庫体1の内部が、第2図に示すごとく区画壁2
で上側の冷凍室3と、下側の冷蔵室4とに区画さ
れており、 冷蔵室4には、区画壁2の下方に冷凍室3内の
冷気で冷却される熱交換器15を備えており、 冷凍室3と熱交換器15との間に、冷気供給フ
アン18を備えていて、該フアン18で冷凍室3
内の冷気を熱交換器15に接触させたのち冷凍室
3内に戻す冷気通路19が設けられており、 冷凍室3内の冷気で熱交換器15を介して冷蔵
室4を間接的に冷却する冷凍冷蔵庫において、 冷気通路19は、第1図および第2図に示すご
とく区画壁2の上方に区画形成されて冷凍室3に
通じる吸込口24を有する導入路19Aと、区画
壁2の上方に区画形成されて冷凍室3に通じる放
出口25を有する還流路19Cと、区画壁2の下
方に区画形成されて熱交換器15の上面に臨む熱
交換路19Bとからなり、 導入路19Aと熱交換路19Bとが区画壁2に
設けた通口26で連通しているとともに、熱交換
路19Bと還流路19Cとが区画壁2に設けた通
口27で連通しており、 導入路19Aには、第2図に示すごとく吸込口
24と通口26との間に吸込口24からの冷気を
一旦上方に案内したのち通口26に導く迂回壁2
8を設けてあり、 還流路19Cには、通口27と放出口25との
間に、通口27からの冷気を一旦上方に案内した
のち下方の放出口25に導く迂回壁29を設けて
あり、 冷蔵室4に、熱交換器15の下面に臨む画成流
路22を区画形成してあり、 画成流路22には、一端に吸込口30aを、他
端に吹出口30bをそれぞれ冷蔵室4内に通じる
よう設けてあり、 画成流路22の内部に、冷蔵室4の空気を吸込
口30aから吸い込んで熱交換器15に接触させ
たのち吹出口30bから冷蔵室4に吹き出す送気
フアン21を配してあり、 画成流路22の内部に、冷え込み防止用の調整
ヒータ31を配設してあり、 冷蔵室4の温度変動を検知する温度センサ32
を有し、この温度センサ32で冷気供給フアン1
8と調整ヒータ31との作動を交互に切り換え制
御することを特徴とする。
〔作用〕
冷気供給フアン18が運転されているとき、送
気フアン21も運転されていて、冷凍室3内の冷
気は吸込口24、導入路19A、通口26を経て
熱交換路19Bに供給され、熱交換器15に接触
したのち通口27、還流路19C、放出口25を
経て冷凍室3内に戻る。
冷蔵室4側に配した送気フアン21は、画成流
路22を介して冷蔵室4内の空気を6交換器15
に接触させながら循環させることにより、冷蔵室
4内の冷却を促進する。
また、冷蔵室4の温度変動を温度センサ32で
検出して、冷気供給フアン18と調整ヒータ31
を交互に切り換え操作する。すなわち、冷蔵室4
の温度が所定値にまで下がると、冷気供給フアン
18を止めると同時に、調整ヒータ31を作動さ
せる。冷蔵室4の温度が所定値にまで上がると、
冷気供給フアン18を作動させると同時に、調整
ヒータ31を切る。この間、送気フアン21は回
り続けている。冷気供給フアン18の運転を停止
してとき、冷凍室3内の冷気は吸込口24を介し
て導入路19Aに流入するとともに、放出口25
を介して還流路19Cにも流入して来る。しか
し、第2図に示すごとく導入路19Aには迂回壁
28があり、吸込口24からの冷気は迂回壁28
に邪魔されて前記通口26にそのまま流入できな
い。つまり、導入路19Aの冷気は迂回壁28の
上方を乗り越えない限り、該通口26に自然流入
できない。また、還流路19Cにも迂回壁29が
あり、放出口25からの冷気は迂回壁29の邪魔
されて前記通口27にそのまま流入できない。つ
まり、還流路19C内の冷気は迂回壁29の上方
を乗り越えない限り、該通口27に自然流入でき
ない。
〔第1実施例〕 第1図ないし第4図は本考案に係る冷凍冷蔵庫
の第1実施例を示す。
第3図において、本案冷凍冷蔵庫は、断熱壁で
形成された箱状の庫体1の内部を、断熱壁からな
る区画壁2で上側の冷凍室3と下側の冷蔵室4と
に分離区画してあり、各室3,4の前面はドア
5,6で開閉できる。庫体1の上側には機室7が
区画してあり、その内部にコンプレツサ8や凝縮
器9などからなる冷凍機ユニツト10が収容して
ある。この冷凍機ユニツト10から送給されて来
る冷媒を冷凍室3の天井壁に配した冷却器11に
送つて熱交換を行うことにより、冷凍室3内を例
えばマイナス20℃以下にまで冷却する。
冷却器11の前方には、冷凍室3内の空気を冷
却器11に通して強制循環させる冷却フアン12
が設けられている。13は冷却器11とフアン1
2の外面を囲む冷気案内用のトラツプである。
冷蔵室4は冷凍室3内の冷気で熱交換器15を
介して間接的に冷却される。区画壁2の内奥下面
に上向きに開口する箱形のケース16を固定し、
このケース16で熱交換器15を支持している。
この熱交換器15は、第2図に示すごとく基板
17の上面に吸熱フイン17aを、下面に放熱フ
イン17bをそれぞれ列状に多数突設してあり、
ケース16に装着した状態において、吸熱フイン
17aは後述する冷気通路19を介して冷凍室3
とのみ連通しており、放熱フイン17bは後述す
る画成流路22を介して冷蔵室4とのみ連通して
いる。つまり、冷凍室3と冷蔵室4との間では空
気が流通し合わない。
熱交換器15に冷凍室3内の冷気を強制循環す
るために、冷気供給フアン18と冷気通路19と
が設けられる。また、ケース16の下面をダクト
状の送気トラツプ20で覆つて、両者16,20
間に画成流路22を設け、該トラツプ20内に設
けた送気フアン21で冷蔵室4内の空気を熱交換
器15に臨む画成流路22に送給して循環させる
ことにより、冷蔵室4内を冷却する。
第1図および第2図において、冷気通路19は
区画壁2の上面内奥に固定される箱壁23と前記
ケース16とで区画形成され、箱壁23内の中央
の区壁23aで左右に区切られた導入路19Aお
よび還流路19Cと、ケース16と区画壁2との
間の熱交換路19Bの三部分からなる。導入路1
9Aに臨む箱壁23の前面左側寄りには吸込口2
4が、また還流路19Cに臨む箱壁23の右側壁
の下端寄りには放出口25がそれぞれ開口してあ
り、吸込口24に面して冷気供給フアン18を配
してある。
導入路19Aと熱交換路19B、および熱交換
路19Bと還流路19Cとは、それぞれ区画壁2
に通設した通口26,27で連通している。これ
により、冷凍室3内の冷気は冷気供給フアン18
で導入路19Aに吸い込まれた後、通口26を介
して熱交換路19Bに送給され、ここで熱交換器
15に冷熱を付与したのち通口27を介して還流
路19Cに流れ、放出口25から冷凍室3に放出
される。
冷気供給フアン18が停止した状態で、冷凍室
3内の冷気が熱交換路19Bへ自然流入するのを
防ぐために、導入路19Aおよび還流路19Cの
内部を、更に迂回壁28,29で左右に区切つて
迷路状に形成してある。迂回壁28,29は第2
図に示すごとくそれぞれ区画壁2から箱壁23の
天井壁に向かつて立設しており、吸込口24およ
び放出口25から自然流入して熱交換路19Bに
向かう冷気に対し、各通路19A,19C内の上
方で反転することを強制して熱交換路19Bへの
流入を阻止する。
なお、ケース16内の熱交換路19Bも前後方
向に走る区壁16aで左右に区分してあり、前端
部で連通している。この区壁16aはフアン18
で送給された冷気の、熱交換路19B内での移動
経路を長くするために設けられ、冷気から吸熱フ
イン17aへの伝熱能率を高めるのに役立つ。
送気トラツプ20はケース16の下面全体を覆
うよう形成され、区画壁2の下面にケース16と
共にユニツト化されてひとまとめに固定される。
このトラツプ20の前端に設けた吸込口30aの
内側に送気フアン21を配してあり、ここから吸
い込んだ冷蔵室4の空気は画成流路22に流れて
熱交換器15の放熱フイン17bを通り抜け、冷
却された空気が後端の吹出口30bから庫体1の
後壁に沿つて吹き出す。ケース16の前壁と送気
トラツプ20の前壁との空間、つまり画成流路2
2における空気流れ方向の熱交換器15よりも上
手側に、冷え込み防止用の調整ヒータ31が配設
してある。また、吹出口30bに臨むトラツプ2
0の内部には、電子サーモスタツト等の温度セン
サ32が配設してある。
次に冷却動作を説明すると、第4図において、
例えば庫内の清掃や食品の入れ換え等で冷蔵室4
の温度が設定温度の上限値T1を越えたとする。
この状態でドア6を閉じ操作すると冷気供給フア
ン18が稼働され、冷凍室3内の冷気が冷気通路
19に取り入れられる。冷気は熱交換路19Bを
通過する間に吸熱フイン17aと接触して冷熱を
付与し、吸熱フイン17aから温熱を奪い取る。
送気フアン21はドア6が閉じているときは常に
稼働しており、冷蔵室4内の空気を画成流路22
を介して放熱フイン17bに送給して冷却する。
これにより、冷蔵室4の温度は徐々に降下し、
設定温度の下限値T2に近づく。この下限値T2
に達してから、あるいはその直前の状態を温度セ
ンサ32が検知し、これで冷気供給フアン18が
停止する。この状態で冷気通路19内には冷気が
充満しており、熱交換器15もほぼ冷気温度と同
程度にまで冷やされている。そのため、冷気供給
フアン18を停止しても、冷蔵室4の温度は第4
図の点線で示すように下限値T2を越えて下がり
続け、過冷却状態になろうとする。このとき、仮
に送気フアン21を停止しても降下速度が緩やか
になるだけで、同様に過冷却状態に陥る。
この過冷却状態を防止するために、温度センサ
32が下限値T2を検知すると、冷気送給フアン
18の停止と同時に、調整ヒータ31に通電して
画成流路22に取り込んだ空気を加熱する。する
と、送気トラツプ20内において冷気と熱気とが
混合され、その吹出口30bからは設定温度とほ
ぼ同温の空気が吹き出る。また、熱交換器15は
ヒータ31の熱気によつて加熱され、設定温度付
近まで昇温する。この状態でヒータ31への通電
を停止する。
以後、庫内温度が設定温度の上限値T1に上昇
すると、これを温度センサ32が検知して、再び
冷気供給フアン18が稼働され、上記と同様に冷
蔵室4の冷却を行う。送気フアン21はドア6が
開かれない限り、常に運転され続ける。なお冷凍
室3の温度調節は、冷凍室専用に設けた温度セン
サの温度検知動作に基づいて行われ、冷気供給フ
アン18の運転状態とは関係なく、冷凍機ユニツ
ト10の発停によつて独自に行われる。
以上のようにして冷蔵室4の温度調節を行え
ば、冷蔵室4の温度変動に応じて冷気の供給を制
御できるので、冷蔵室4内を常に適正な温度状態
にしておくことができ、設定温度に対する温度変
動も極く小幅にできる。冷気供給フアン18を停
止した状態では、吸込口24および放出口25か
ら冷気の一部が入り込むが、導入路19Aおよび
還流路19Cの内部にはそれぞれ迂回壁28,2
9が設けてあるので、入り込んだ冷気は吸込口2
4や放出口25の付近に滞留し、熱交換路19B
に入り込むことはない。従つて、冷凍室3の容積
が大きい場合でも、冷蔵室4が熱交換器15を介
して過剰に冷却されることを確実に防止できる。
この実施例では、箱壁23、ケース16、およ
び送気トラツプ20の各部材を区画壁2に固定す
るので、これら各部材の区画壁2への取付けを予
め行つておくことができ、予備組み立てされた区
画壁2を庫体1に差し込み装着するだけで、容易
に前記各部材の組み立てを行うことができる。
なお、場合によつては冷却運転時に放熱フイン
17bに霜が付くことがあるが、これは除霜スイ
ツチのオン操作により調整ヒータ31を作動させ
て、あるいは図外の放熱フイン17bに密接状に
配置した除霜用の専用ヒータによつて除去しても
よい。
〔第2実施例〕 第5図は冷気通路19の構造を変更した本考案
の第2実施例を示す。これは、導入路19Aを迂
回壁28で上下二段に区切つて冷気の自然流入を
防ぐようにしたものである。
このように、迂回壁28,29は縦横や斜め
に、あるいはこれらを組み合わせて形成すること
ができ、要は冷気通路19が冷気の自然流入を防
ぐ迷路構造に形成してあればよい。
〔第3実施例〕 第6図は送気フアン21を変更した本考案の第
3実施例を示す。これでは、送気フアン21をク
ロスフローフアンで構成し、これを送気トラツプ
20の前端に設け、熱交換器15の左右方向全幅
にわたつて、冷蔵室空気をまんべんなく送給でき
るようにした。また、画成流路22に同じく調整
ヒータ31を配置した。更に、温度センサ32を
送気トラツプ20の冷蔵室4に臨む下面に配し
た。このように温度センサ32はいずれの位置に
あつてもよい。
上記以外に、熱交換器15はフインを熱伝体と
するものである必要はなく、例えば冷媒を封入し
た密閉容器状のものでもよい。
なお、冷蔵室4の設定温度は、必ずしも0℃以
上である必要はなく、例えば生食用の魚介類を冷
蔵室4で貯蔵する場合は、いわゆる氷温冷蔵に適
合した0℃以下の温度に設定するものであつても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の冷凍冷蔵庫では、
冷凍室3の冷気を冷気供給フアン18と冷気通路
19を介して強制循環し、その冷気通路19を迷
路構造にして、前記フアン18の停止状態におい
て冷気が熱交換器15に自然流入するのを防止し
たので、冷気供給フアン18で冷気を強制循環さ
せているときに限つて、冷蔵室4を冷却できるこ
とになり、冷蔵室4を温度状況に応じて適正に温
度調節できる。また、夜間や休日等に自然流入す
る冷気で冷蔵室4が熱交換器15を介して過剰に
冷却されることも防止でき、好適な状態で食品等
の保存を行える。
冷凍室3の温度状況とは無関係に冷蔵室4の温
度変動に応じて冷熱の供給制御を能動的に行うこ
とができるので、従来の間接冷却方式の冷凍冷蔵
庫に比べて、冷蔵室4の温度を常に適正な状態に
維持でき、温度変動も小さくすることができる。
更に、冷蔵室4の空気を通す画成流路22の途
中に、冷気供給フアン18と交互に切り換え操作
される調整ヒータ31を配し、該ヒータ31で冷
蔵室4の過剰冷却を防止するようにしたので、冷
蔵室4での温度変動を目標値に対して例えば+−
0.5〜1.0℃前後の極く小さなものに制御でき、高
精度に温度調節された雰囲気で食品を冷蔵保存で
きる。とくに導入路19Aには迂回壁28を設け
てあるので、冷気供給フアン18の運転を停止し
たとき、吸込口24から導入路19Aに冷凍室3
内の冷気が流入しても、該迂回壁28を乗り越え
ることができず、従つて冷気が通口26を介して
熱交換路19Bに自然流入することがない。同時
に還流路19Cにも迂回壁29を設けてあるの
で、前記フアン18の運転停止時に、放出口25
から還流路19Cに冷凍室3内の冷気が流入して
も、該迂回壁29を乗り越えることができず、従
つて冷気が通口27を介して熱交換路19Bに自
然流入することがない。これら相まつて冷蔵室4
の冷却運転停止時にも、冷凍室3内の冷気が熱交
換路19Bに自然流入することによる冷蔵室4の
冷え過ぎを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る冷凍冷蔵庫
の第1実施例を示しており、第1図は要部の縦断
側面図、第2図は要部の縦断正面図、第3図は全
体の縦断側面図、第4図は冷却時の冷蔵室の温度
変化を示す温度特性曲線図である。第5図は本考
案に係る冷凍冷蔵庫の第2実施例を示す要部の縦
断正面図である。第6図は本考案に係る冷凍冷蔵
庫の第3実施例を示す要部の縦断側面図である。 1……庫体、3……冷凍室、4……冷蔵室、1
1……冷却器、15……熱交換器、18……冷気
送給フアン、19……冷気通路、20……送気ト
ラツプ、22……画成流路、21……送気フア
ン、28,29……迂回壁、31……調整ヒー
タ、32……温度センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 庫体1の内部が、区画壁2で上側の冷凍室3
    と、下側の冷蔵室4とに区画されており、 冷蔵室4には、区画壁2の下方に冷凍室3内の
    冷気で冷却される熱交換器15を備えており、 冷凍室3と熱交換器15との間に、冷気供給フ
    アン18を備えていて、該フアン18で冷凍室3
    内の冷気を熱交換器15に接触させたのち冷凍室
    3内に戻す冷気通路19が設けられており、 冷凍室3内の冷気で熱交換器15を介して冷蔵
    室4を間接的に冷却する冷凍冷蔵庫において、 冷気通路19は、区画壁2の上方に区画形成さ
    れて冷凍室3に通じる吸込口24を有する導入路
    19Aと、区画壁2の上方に区画形成されて冷凍
    室3に通じる放出口25を有する還流路19C
    と、区画壁2の下方に区画形成されて熱交換器1
    5の上面に臨む熱交換路19Bとからなり、 導入路19Aと熱交換路19Bとが区画壁2に
    設けた通口26で連通しているとともに、熱交換
    路19Bと還流路19Cとが区画壁2に設けた通
    口27で連通しており、 導入路19Aには、吸込口24と通口26との
    間に吸込口24からの冷気を一旦上方に案内した
    のち通口26に導く迂回壁28を設けてあり、 還流路19Cには、通口27と放出口25との
    間に、通口27からの冷気を一旦上方に案内した
    のち下方の放出口25に導く迂回壁29を設けて
    あり、 冷蔵室4に、熱交換器15の下面に臨む画成流
    路22を区画形成してあり、 画成流路22には、一端に吸込口30aを、他
    端に吹出口30bをそれぞれ冷蔵室4内に通じる
    よう設けてあり、 画成流路22の内部に、冷蔵室4の空気を吸込
    口30aから吸い込んで熱交換器15に接触させ
    たのち吹出口30bから冷蔵室4に吹き出す送気
    フアン21を配してあり、 画成流路22の内部に、冷え込み防止用の調整
    ヒータ31を配設してあり、 冷蔵室4の温度変動を検知する温度センサ32
    を有し、この温度センサ32で冷気供給フアン1
    8と調整ヒータ31との作動を交互に切り換え制
    御するようにしたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
JP1988029461U 1988-03-05 1988-03-05 Expired - Lifetime JPH0548047Y2 (ja)

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