JPH024186A - 蓄冷型保冷庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蓄冷剤の蓄冷と並行して庫内の保冷も行い、生
鮮食品や医薬品等の冷蔵るるいは冷凍を要する商品の輸
送に使用すると共に、基地等にても保冷使用できる蓄冷
型保冷庫に関するものである。

従来の技術 近年、生鮮食品の流通におけるトラック等の配送に小型
の蓄冷型保冷庫が使用されてきている。

以下図面を参照しながら、上述した従来の蓄冷型保冷庫
の一例について説明する。

第３図は従来の蓄冷型保冷庫の構造を示す縦断面図であ
る。第３図において、１は保冷庫本体で断熱材を内蔵し
たキャビネット２と、ドア３と、ドア３とキャビネット
２をシールするガスケット４とに構成されている。

６は蓄冷室で、保冷庫の設定庫内温度より１５℃程度低
い凝固点を有する潜熱型の蓄冷剤６と前記蓄冷剤６を冷
却凝固させる冷却器７とより構成され、保冷庫本体１の
天上部に形成されている。８は送風ファン、９は除霜用
ヒータで前記冷却器７に内蔵されている。１ｏは断熱性
を有する断熱区画壁であり、１１は前記断熱区画壁１ｏ
の２カ所に配設された通気孔、１２は前記通気孔１１の
１つの近傍の前記断熱区画壁１ｏに設置された通気ファ
ンである。１３は保冷室で前記断熱区画壁１゜により区
画され保冷庫本体１の下部に形成されている。１４は保
冷温度検知器本体で、前記保冷室１３内の内壁面に保冷
温度検知部１６を取付けている。１６はコンプレッサで
保冷室１３の下断壁面外に取付けている。１７はコンデ
ンサで、保冷庫本体１の保冷室１３を除く、保冷庫本体
１の断熱壁外周面内に内蔵している。コンプレッサ１６
とコンデンサ１７とキャピラリチューブ（図示せず）を
直列に接続し冷凍機ユニット１８を構成し、蓄冷室６の
冷却器７と接続して冷凍サイクルを形成している。１９
は蓄冷検知と蓄冷剤６の凍結温度の制御を行う蓄冷温度
検知器本体で、断熱区画壁１ｏの上面表面に温度検知部
２０を取付けている。２１は電源コードである。

以上の様に構成された蓄冷型保冷庫について以下第３図
を用いてその動作を説明する。

まず蓄冷運転は電源コード２１を電源に差し込みコンプ
レッサ１６を運転し蓄冷運転を行う。そして冷却された
冷却器７により蓄冷剤６を冷却し蓄冷剤６が完全に冷却
凝固されて蓄冷温度検知部２０の温度が凍結温度より低
い所定の温度になると、蓄冷温度検知器１９が作動し、
コンプレッサ１６の運転を停止する。以降コンプレッサ
１６の運転、停止をくシ返し、蓄冷剤６の温度が低下し
すぎない様に蓄冷剤６の凍結温度を一定の温度範囲内に
制御する。

次に保冷輸送に使用する場合について説明する。

まず、通気７７ン７を運転させる。すると蓄冷剤６にて
冷却された冷気が通気孔１１より保冷室１３側に流れ、
保冷室１３を冷却する。そして、産地等から運ばれてき
た生鮮食品等の冷却された輸送品物２２を保冷室１３に
入れた後、電源コード２１を電源より抜きとり、コンプ
レッサ１６の運転を停止する。そして輸送用トラック等
にのせて目的地まで輸送する。このとき保冷庫本体１内
は、蓄冷剤６の融解潜熱により冷却されている蓄冷室６
により冷却されておシ、輸送品物２２の温度上昇を防止
する。尚この時コンプレッサ１６は停止しておシ、コン
デンサ１７に高温冷媒が流れていないので保冷庫本体１
内への熱影響はなく負荷熱量が増大することはない。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の様な構成では、蓄冷運転中は蓄冷剤
６を冷却するだけでなく保冷庫本体１内も冷却し保冷室
温度調節機能がないため、保冷庫内が０℃以下にもなり
冷蔵保冷の輸送品物が凍結したり、外気温の変動等によ
り保冷庫内温度が一定せず、基地等における輸送前後の
保冷保管ができないという欠点を有していた。

本発明は上記課題点に鑑み、基地等における蓄冷時の保
冷室への冷風量を制御して保冷室内を設定温度に維持で
きることにより冷蔵並びに冷凍保冷の保管ができ、輸送
機器並びに保管庫にも使用できる経済性の高い蓄冷型保
冷庫を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の蓄冷型保冷庫は、前
記蓄冷室と保冷室を連通させる通気部分にダンパーサー
モスタットと通気ファン及び前記ダンパーサーモスタッ
トの開閉によシ前記通気ファンを０Ｎ−ＯＦ　Ｆするス
イッチを配設し、蓄冷運転中は蓄冷室内の蓄冷剤の蓄冷
すると共に前記ダンパーサーモスタットのダンパー開に
より蓄冷室と保冷室とを連通させ、かつ前記ダンパーサ
−、モスタットのダンパーの開動作により前記スイッチ
をＯＮにして前記通気ファンに通電運転させて前記保冷
室の冷却を行い設定温度に維持し、蓄冷完了後の保冷が
輸送時の保冷使用も同様な動作によシ保冷室の温度維持
制御するという構成を備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、蓄冷運転中においても
蓄冷剤の蓄冷と共に保冷室内を設定温度に維持できるの
で、従来の基地等に別途保冷保管庫を保有しているのに
比べ、保冷保管庫の購入・維持管理を不用にさせ、基地
内の設置滞溜スペースを大幅に削減してスペースの有効
活用が図れ、輸送←基地（保冷保管）における輸送品物
の搬出大作業の削減及びこれに伴う品温維持による品質
の確保を実現することができる。

実施例 以下本発明の一実施例の蓄冷型保冷庫について図面を参
照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における蓄冷型保冷庫の構造
を示す縦断面図である。第１図において２３は保冷庫本
体で断熱材を内蔵したキャビネット２４と、ドア２５と
、２５とキャビネット２４とをシールするガスケット２
６とにより構成されている。２７は蓄冷室で、保冷庫の
設定庫内温度より１６℃程度低い凝固点を有する潜熱型
の蓄冷剤２８と前記蓄冷剤２８を冷却凝固させる冷却器
２９とより構成され、保冷庫本体１７の天上部に形成さ
れている。３ｏは送気ファン、３１は除霜用ヒータで前
記冷却器２９に内蔵されている。３２は断熱性を有する
断熱区画壁であシ、３３は前記断熱区画壁３２の一端に
配設された吸気孔、３４は前記吸気孔３３の相対する他
端罠配設されたダンパーサーモスタフ）、３５は前記ダ
ンパーサーモスタット３４の近傍の前記断熱区画壁３２
に設置された通気ファン、３６は前記ダンパーサーモス
タットの近傍に配設されたスイッチで、通気ファン３６
と駆動要素（バッテリー）３７の接・断続している。３
８は保冷室で前記新刊区画壁３２によシ区画され保冷庫
本体２３の下部に形成されている。３９はコンプレッサ
で保冷室３８の下断熱壁面外に取付けている。４ｏはコ
ンデンサで、保冷庫本体２３の保冷室３８を除く、保冷
庫本体２３の断熱壁外周面内に内蔵している。コンプレ
ッサ３９とコンデンサ４ｏとキャピラリチューブ（図示
せず）を直列に接続し冷凍機ユニット４１を構成し、蓄
冷室２７の冷却器２９と接続して冷凍サイクルを形成し
ている。４２は蓄冷検知と蓄冷剤２８の凍結温度の制御
を行う蓄冷温度検知器本体で、断熱区画壁３２の上面表
面に温度検知部４３を取付けている。４４は・電源コー
ドである。

以上の様に構成された蓄冷型保冷庫について以下第１図
、第２図を用いてその動作を説明する。

まず蓄冷運転は電源コード４４を電源に差し込みコンプ
レッサ３９を運転し蓄冷運転を行う。そして冷却された
冷却器２９により蓄冷剤２８を冷却し、蓄冷剤２８が完
全に冷却凝固されて蓄冷温度検知部４３の温度が凍結温
度より低い所定の温度になると、蓄冷温度検知器４２が
作動し、コンプレッサ３９の運転を停止する。以降コン
プレッサ３９の運転、停止をくり返し、蓄冷剤２８の温
度が上昇低下しすぎない様に蓄冷剤２８の凍結温度を一
定の温度範囲内に制御する。

又、同時に保冷室３８ではダンパーサーモスタット３６
の保冷室温度検知によシダンパー３６′が開いて、蓄冷
室２７と保冷室３８とを連通させさらにスイッチ３６を
押して通気７７ン３６と駆動要素３７を接続し通気７１
ン３６を通電運転させて、蓄冷室２７内の冷気を保冷室
設定温度になるまで保冷室３８に導通させる。以降ダン
パーサーモスタット・３４の開閉をくり返し、保冷室３
６の温度を設定温度範囲内に制御して、搬入されている
生鮮食品等の輸送品物２２を保冷保管する。

次に保冷輸送に使用する場合について説明する。

電源コード４２を電源よシ抜きとシ、コンプレッサ３７
の運転を停止する。そして輸送用トラック等にのせて目
的地まで輸送する。このとき保冷庫本体２３内は、蓄冷
剤２８の融解潜熱により冷却されている蓄冷室２７によ
りダンパーサーモスタット３４を経て冷却されており、
輸送品物２２の保冷温度を維持する。尚この時コンプレ
ッサ３７は停止しておシ、コンデンサ３８（Ｃ高温冷媒
が流れていないので保冷庫本体２３内への熱影響はなく
負荷熱量が増大することはない。

以上の様に本実施例によれば蓄冷剤２８及び冷却器２９
を内装する蓄冷室２７と、保冷室３６とよシなる保冷庫
本体２３と前記蓄冷室２９と保冷室３６を区画する断熱
区画壁３ｏと前記断熱区画壁３０の一端に配設した吸気
孔３１と、前記吸気孔３１と相対する他端に配設したダ
ンパーサーモスタット３２と、通気ファン３３と、前記
ダンパーサーモスタット３２の開閉と連動して前記通気
）７ン３３の通・停電をするスイッチ３４と、保冷庫本
体２３の蓄冷室２７を除く断熱壁外周面に内壁したコン
デンサ４ｏを有する冷凍機ユニット４１を備え、蓄冷運
転中は断熱区画壁３２にて区画された小さな容積の蓄冷
室２７内で蓄冷剤２８を冷却凍結させると共にダンパー
サーモスタット３６の開閉によシ保冷室３８を設定温度
範囲内に冷却維持できるので、従来の保冷庫内温度が０
℃以下になると共に一定しないため別途保冷保管庫を保
有しているのに比べ、保冷保管庫の購入・維持管理を不
用にさせ、基地内の設置滞溜スペースを大幅に削減して
スペースの有効活用が図れる。

又輸送０基地（保冷保管）における輸送品物２２の搬出
入作業の削減とこれに伴う品温維持による品質の確保を
実現できる。

発明の効果 以上のように本発明は蓄冷剤及び除繕ヒータと送気ファ
ンを内蔵した冷却器を内装する蓄冷室と、食品等の輸送
品物を保冷する為の保冷室とよシ構成する保冷庫本体と
、前記冷却室と保冷室を区画断熱区画壁と、前記断熱区
画壁の一端に配設した吸気孔と、前記吸気孔と相対する
前記断熱区画壁の他端に配設したダンパーサーモスタッ
トと通気ファン及び前記ダンパースタットの開閉に連動
して前記通気ファンの通拳停電するスイッチと、保冷庫
本体の保冷室側外部に設置する冷凍機ユニットを備える
ことにより、蓄冷運転中は断熱区画壁にて区画゛された
小さな容積の冷却室内で蓄冷剤を冷却凍結させると共に
ダンパーサーモスタットの開閉によシ、保冷室を設定温
度内に冷却維持できるので、従来の保冷庫内温度が０℃
以下になると共に一定しないため別途保冷保管庫を保有
しているのに比べ、保冷保管庫の購入・維持管理を不用
にさせ、基地内の設置滞溜スペースを大幅に削減してス
ペースの有効活用が図れ、輸送←基地（保冷保管）にお
ける輸送品物２２の搬出入作業の削減とこれに伴う品温
維持による品質の確保を実現する経済性の高い蓄冷型保
冷庫を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における蓄冷型保冷庫の構造
を示す縦断面図、第２図は通気ファン駆動仕様詳細図、
第３図は従来の蓄冷型保冷庫の構造を示す縦断面図であ
る。 ２３−−−−−−保冷庫本体、２７・・・・・・蓄冷室
、２８・・・・・・蓄冷剤、２９・・・・・・冷却器、
３０・・・・・・送気ファン、３１・・・・・・除霜用
ヒータ、３２・・・・・・断熱区画壁、３３・・・・・
・吸気孔、３４・・・・・・ダンパーサーモスタット、
３５・・・・・・通気ファン、３６・・・・・・スイッ
チ、３８・・・・・・保冷室、４１・・・・・・冷凍機
ユニット。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名２３
−・−株塵庫ネ抹 ｗＥ２図 、ス

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 蓄冷剤及び除霜ヒータと送気ファンを内蔵する冷却器を
   内装する蓄冷室と、食品等の輸送品物を保冷する保冷室
   とより構成する保冷庫本体と、前記蓄冷室と保冷室を区
   画する断熱区画壁と、前記断熱区画壁の一端に配設した
   吸気孔と、前記吸気孔と相対する前記断熱区画壁の他端
   に配設したダンパーサーモスタットと通気ファン及び前
   記ダンパーサーモスタットの開閉に連動して前記通気フ
   ァンの通・停電するスイッチと、保冷庫本体の保冷室側
   外部に設置する冷凍機ユニットとを備えたことを特徴と
   する蓄冷型保冷庫。