JPH01102269A - 蓄冷型保冷庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蓄冷剤を用いて庫内を保冷し、生鮮食品や医薬
品等の冷蔵あるいは冷凍を要する商品の輸送に使用する
蓄冷型保冷庫に関するものである。

従来の技術 近年、生鮮食品の流通におけるトラック等の配送に小型
の蓄冷型保冷庫が使用されてきている。

以下図面を参照しながら、上述した従来の蓄冷２　ペー
ジ 型保冷庫の一例について説明する。

第２図は従来の蓄冷型保冷庫の構造を示す縦断面図であ
る。第２図において、１は保冷庫本体で断熱材を内蔵し
たキャビネット２と、ドア３と、ドア３とキャビネット
２をシールするガスケット４とに構成されている。５は
冷却器で、密閉されたケース６と保冷庫の設定庫内温度
より低い凝固点を有する潜熱型の蓄冷剤７と、前記蓄冷
剤７を冷却凝固させる冷却管８とより構成されている。

９は冷凍機ユニット本体で、コンプレッサ１０、コンデ
ンサ１１、キャピラリチューブ（図示せ慣を内蔵し、前
記冷却管８と接続して冷凍サイクルを形成している。１
２はコンデンサ１１の冷却用ファン、１３は蓄冷検知と
蓄冷剤７の凍結温度の制御を行う温度検知器本体で、冷
却器６の底面表面に温度検知部１４を取付けている。１
５は電源コードである。

以上の様に構成された蓄冷型保冷庫について、以下その
動作について説明する。まず、電源コード１５を電源に
差し込みコンプレッサ１ｏを運転３７、−７ し蓄冷運転を行う。そして冷却された冷却管８により蓄
冷剤７を冷却し、蓄冷剤７が完全に冷却凝固されて温度
検知部１４の温度が凍結温度より低い所定の温度になる
と、温度検知器１３が作動し、コンプレッサ１ｏの運転
を停止する。以降、コンプレッサ１ｏの運転、停止をく
り返し、蓄冷剤７の温度が低下しすぎない様に蓄冷剤７
の凍結温度を一定の温度範囲内に制御する。

次に保冷輸送に使用する場合について説明する。

まず産地等から運ばれてきた生鮮食品等の冷却された輸
送品物１６を保冷庫本体１内に入れた後、電源コード１
５を電源より抜きとる。そして輸送用トラック等にのせ
て目的地まで輸送する。このとき保冷庫本体１内は、蓄
冷剤７の融解潜熱により冷却されている冷却器６によシ
冷却されており輸送品物１６の温度上昇を防止すること
ができる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な構成では、蓄冷運転中は蓄冷剤
７を冷却するだけでなく保冷庫本体１内も冷却するため
、コンプレッサ１ｏの冷却負荷が大きくなる。従って、
コンプレッサ１０及びコンデンサ１１を大型化する必要
があり、冷凍機ユニット９の大型化と消費電力量が増加
するという問題点を有していた。

又、特に冷凍保冷に使用される凝固点が一２５℃以下の
蓄冷剤７と一般に熱伝達の良い鋼管で形成される冷却管
８との間で金属腐食が発生するという問題点を有してい
た。

又、保冷使用後、周囲温度や配送負荷の変動により冷却
器５の蓄熱量が全て消費されず残余して表面に霜付し霜
付量が増大するという欠点も有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、蓄冷時の冷却負荷を減少さ
せ冷凍機ユニットの小型化と消費電力量の低減を図り、
凝固点の異なる蓄冷剤の自由な選択と必要な最小搭載量
にて冷蔵並びに冷凍による保冷輸送が可能となり、かつ
定期の霜取実施により連続使用できる経済性の高い蓄冷
型保冷庫を提供するものである。

問題点を解決するための手段 ５　ヘー。

上記問題点を解決するために本発明の蓄冷型保冷庫は、
保冷庫本体内を送気ファンと除霜用ヒータを内蔵する冷
却器を配設し蓄冷剤を収納する蓄冷室と輸送品物を入れ
る保冷室とに区画壁にて区画し、前記区画壁は前記蓄冷
室と保冷室を連通させる通気孔及び通気ファンを配設す
る断熱区画壁とし、蓄冷運転中は前記通気ファンを停止
し、保冷輸送する時は冷気を前記保冷室に導通させるだ
め通気ファンを運転させ、さらに保冷使用後は通気ファ
ンを停止させかつ前記冷却器に内蔵の除霜用ヒータ並び
に送気ファンに通電運転させるという構成を備えたもの
である。

作　　用 本発明は上記した構成によって、蓄冷運転中は断熱区画
壁にて区画された小さな容積の蓄冷室内で必要最小限の
蓄冷剤を冷却凍結させるので、従来の保冷庫全体及び余
分な蓄冷剤を冷却するものに比べ、冷却負荷が大幅に小
さくでき、冷凍機ユニットの大幅な小型化と消費電力の
低減が図れ、蓄冷剤の選択によシ冷蔵並びに冷凍による
保冷幅６ヤノ 送を実現することができる。

実施例 以下本発明の一実施例の蓄冷型保冷庫について図面を参
照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における蓄冷型保冷庫の構造
を示す縦断面図である。第１図において１７は保冷庫本
体で断熱材を内蔵したキャビネット１８と、ドア１９と
、ドア１８とキャビネット１８とをシールするガスケッ
ト２ｏとにより構成されている。２１は蓄冷室で、保冷
庫の設定庫内温度より低い凝固点を有する潜熱型の蓄冷
剤２２と前記蓄冷剤２２を冷却凝固させる冷却器２３と
より構成され、保冷庫本体１７の天上部に形成されてい
る。２４は送気ファン、２５は除霜用ヒータで前記冷却
器２３に内蔵されている。２６は断熱性を有する断熱区
画壁であり、２７は前記断熱区画壁２６の２カ所に配設
された通気孔、２８は前記通気孔２７の１つの近傍の前
記断熱区画壁２６に設置された通気ファンである。２９
は保冷室で前記断熱区画壁２６により区画され保冷庫本
体１７７ヘー。

の下部に形成されている。３０はコンプレッサで保冷室
２９の下断熱壁面外に取付けている。３１はコンデンサ
で、保冷庫本体１７の保冷室２９を除く、保冷庫本体１
７の断熱壁外周面内に内蔵している。コンプレッサ３ｏ
とコンデンサ３１とキャピラリチューブ（図示せず）を
直列に接続し冷凍機ユニット３２を構成し、蓄冷室２１
の冷却器２３と接続して冷凍サイクルを形成している。

３３は蓄冷検知と蓄冷剤２２の凍結温度の制御を行う温
度検知器本体で、断熱区画壁２６の上面表面に温度検知
部３４を取付けている。３５は電源コードである。

以上の様に構成された蓄冷型保冷庫について以下第１図
を用いてその動作を説明する。

まず蓄冷運転は電源コード３５を電源に差し込みコンプ
レッサ３ｏを運転し蓄冷運転を行う。そして冷却された
冷却器２３により蓄冷剤２２を冷却し、蓄冷剤２２が完
全に冷却凝固されて温度検知部３４の温度が凍結温度よ
り低い所定の温度になると、温度検知器３３が作動し、
コンプレッサ３０の運転を停止する。以降コンプレッサ
３ｏの運転、停止をくシ返し、蓄冷剤２２の温度が低下
しすぎない様に蓄冷剤２２の凍結温度を一定の温度範囲
内に制御する。この時、断熱区画壁２６で区画した蓄冷
室２１のみを冷却すれば良いので冷却負荷は大幅に小さ
くできるのでコンプレッサ３０も小型化できる。

次に保冷輸送に使用する場合について説明する。

まず、通気ファン２８を運転させる。すると蓄冷剤２２
にて冷却された冷気が通気孔２７よシ保冷室２９側に流
れ、保冷室２９を冷却する。そして、産地等から運ばれ
てきた生鮮食品等の冷却された輸送品物１６を保冷室２
９に入れた後、電源コード３６を電源よシ抜きとシ、コ
ンプレッサ３０の運転を停止する。そして輸送用トラッ
ク等にのせて目的地まで輸送する。このとき保冷庫本体
１７内は、蓄冷剤２２の融解潜熱により冷却されている
蓄冷室２１によシ冷却されておシ、輸送品物１６の温度
上昇を防止する。尚この時コンプレッサ３゜は停止して
おシ、コンデンサ３１に高温冷媒が流９　　、、　。

れていないのでコンデンサ３１の保冷庫本体１７内への
熱影響はなく負荷熱量が増大することはない。

次に保冷使用後の除霜について説明する。

まず、通気ファン２８を停止し、一定時間内冷却器２３
に内蔵されている除霜用ヒータ２５を通電しかつ送気フ
ァン２４を運転する。すると前記除霜用ヒータ２６にて
加熱された熱気が蓄冷剤２２に流れ、前記蓄冷剤２２の
残余蓄熱量にて付着した霜付を全て除霜させる。これに
て次使用時の蓄冷運転が開始され、連続使用が可能とな
る。

以上の様に本実施例によれば、蓄冷剤２２及び冷却器２
３を内装する蓄冷室２１と、保冷室２９とよりなる保冷
庫本体１７と前記冷却室２８と保冷室２９を区画する断
熱区画壁２６と保冷庫本体１７の蓄冷室２１を除く断熱
壁外周面に内蔵したコンデンサ３１を有する冷凍機ユニ
ット３２を備え、蓄冷運転中は断熱区画壁２６にて区画
された小さな容積の蓄冷室２１内で蓄冷剤２２を冷却凍
結させるので、従来の保冷庫全体を冷却するもの１０　
Ａ、−７ に比べ、冷却負荷が大幅に小さくできるので、無効容積
の少ない壁面内蔵型のコンデンサ３１が適用でき内容積
の増大が図れると共にコンプレッサ３ｏの小型化が図れ
消費電力量を低減できる。又、蓄冷剤２２の選択によシ
冷蔵並びに冷凍による保冷輸送を実現できる。さらに除
霜用ヒータ２５による除霜によシヌムーズな連続使用を
可能にさせる。

発明の効果 以上のように本発明は蓄冷剤及び除霜ヒータと送気ファ
ンを内蔵した冷却器を内装する蓄冷室と、食品等の輸送
品物を保冷する為の保冷室とより構成する保冷庫本体と
、前記冷却室と保冷室を区画し通気孔と通気ファンを配
設した断熱区画壁と、保冷庫本体の保冷室側外部に設置
する冷凍機ユニットを備えることによシ、蓄冷運転中は
断熱区画壁にて区画された小さな容積の冷却室内で蓄冷
剤を冷却凍結させるので従来の保冷庫全体を冷却するも
のに比べ壁面の面積が大幅に少なくできるので冷却負荷
を小さくでき冷凍機ユニットの小型化が図れ消費電力量
を低減でさる。又、蓄冷剤の選択によシ冷蔵並びに冷凍
による保冷輸送が実現でき、かつ除霜によシスムーズな
連続使用を可能にさせ経済性の高い蓄冷保冷庫を提出す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における蓄冷型保冷庫の構造
を示す縦断面図、第２図は従来の蓄冷型保冷庫の構造を
示す縦断面図である。 １７・・・・・・保冷庫本体、２１・・・・・・蓄冷室
、２２・・・・・・蓄冷剤、２３・・・・・・冷却器、
２４・・・・・・送気ファン、２５・・・・・・除霜用
ヒータ、２６・・・・・・断熱区画壁、２７・・・・・
・通気孔、２８・・・・・・通気ファン、２９・・・・
・・保冷室、３２・・・・・・冷凍機ユニット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 蓄冷剤及び除霜ヒータと送気ファンを内蔵する冷却器を
   内装する蓄冷室と、食品等の輸送品物を保冷する保冷室
   とより構成する保冷庫本体と、前記蓄冷室と保冷室を区
   画し通気孔と通気ファンを配設する断熱区画壁と、保冷
   庫本体の保冷室側外部に設置する冷凍機ユニットとを備
   えたことを特徴とする蓄冷型保冷庫。