JPH058442Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH058442Y2
JPH058442Y2 JP3444288U JP3444288U JPH058442Y2 JP H058442 Y2 JPH058442 Y2 JP H058442Y2 JP 3444288 U JP3444288 U JP 3444288U JP 3444288 U JP3444288 U JP 3444288U JP H058442 Y2 JPH058442 Y2 JP H058442Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage space
article storage
temperature
cold
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3444288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01140475U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3444288U priority Critical patent/JPH058442Y2/ja
Publication of JPH01140475U publication Critical patent/JPH01140475U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH058442Y2 publication Critical patent/JPH058442Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、断熱庫の形成した物品収納空間を蓄
冷要素にて冷却できるようにした温度制御形貯蔵
庫に関する。
[従来の技術] 従来、蓄冷式冷蔵庫として、断熱箱の側面の開
口を断熱扉にて開閉可能にした断熱庫の内上部に
着脱式の蓄冷要素を配し、その蓄冷要素にて冷却
された冷気の降下で物品収納空間の物品を冷却す
るようにしたものがある。蓄冷要素は必要に応じ
て蓄冷される。また断熱箱の下面にはキヤスター
が備えられる。
これによると構造が単純である上に、電源を備
えていない場所でも物品収納空間の温度上昇を抑
制できるという利点を有する。したがつて自動車
等によつて搬送される場合に特に有利である。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら物品収納空間の温度を調節するこ
とができないため、次のごとき問題がある。例え
ば、温暖地において丁度よい冷却温度である場
合、寒冷地へ搬送された際に冷え過ぎのため物品
が凍結することがある。またその逆の場合には、
物品が暖まつてしまい、冷蔵庫としての役割を果
たし得ないことがある。物品が生鮮食品の場合に
は、物品の凍結や温度上昇は許されない。
また蓄冷要素に使用される蓄冷剤は一般に一定
温度の冷気を発生するものであるから、外気温の
変動で庫内温度が変わり、一定温度を確保できな
い欠点があつた。
それ故に本考案の課題は、蓄冷要素により物品
収納空間を冷却するものであるにもかかわらず、
外気温に応じて物品収納空間の温度を調節できる
温度制御形貯蔵庫を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、物品収納空間を形成した断熱
庫を有する温度制御形貯蔵庫において、上記物品
収納空間を冷却できる冷却装置と、上記物品収納
空間を加温できる加温装置とを備え、上記冷却装
置は、上面に第1の凹部を有した第1の皿部材、
該第1の凹部に間隔をおいて挿入された第1の凸
部を有した第1のダクト部材、該第1のダクト部
材と上記第1の皿部材との間に形成された冷却用
風路に配された蓄冷要素、及び上記冷却用風路と
上記物品収納空間との間で空気を循環させ得る第
1の送風機を含み、上記加温装置は、下面に第2
の凹部を有した第2の皿部材、該第2の凹部に間
隔をおいて挿入された第2の凸部を有した第2の
ダクト部材、該第2のダクト部材と上記第2の皿
部材との間に形成された加温用風路に配された蓄
熱要素、及び上記加温用風路と上記物品収納空間
との間で空気を循環させ得る第2の送風機を含ん
でいることを特徴とする温度制御形貯蔵庫が得ら
れる。
[作用] 本考案の温度制御形貯蔵庫において、第1の送
風機を駆動すると、冷却用風路と物品収納空間と
の間で空気が循環する。その結果、蓄冷要素で冷
却された冷気が第1の皿部材の第1の凹部から物
品収納空間に流出する。第1の送風機の駆動を停
止すると、冷気は第1の皿部材の第1の凹部に滞
留し、物品収納空間には実質上流出しない。
一方、第2の送風機を駆動すると、加温用風路
と物品収納空間との間で空気が循環する。その結
果、蓄熱要素で加温された暖気が第2の皿部材の
第2の凹部から物品収納空間に流出する。第2の
送風機の駆動を停止すると、暖気は第2の皿部材
の第2の凹部に滞留し、物品収納空間には実質上
流出しない。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例による温度制御形貯
蔵庫の一例としての蓄冷形保冷庫を示す。この蓄
冷形保冷庫は物品収納空間1を形成した断熱箱2
を含んでいる。断熱箱2はその一側面に、物品収
納空間1に物品を出し入れするための開口(図示
省略)を有している。その開口は断熱扉(図示せ
ず)によつて開閉可能にされている。断熱箱2と
断熱扉とを合せてここでは断熱庫と呼ぶ。断熱箱
2の下面四隅には、断熱庫の移動を容易にするた
めにキヤスター3が備えられている。なお断熱箱
2が外箱と内箱との間に断熱材を設けた構造であ
ることは言うまでもない。
断熱箱2の内上部には棚4が備えられている。
断熱箱2の上壁と棚4との間には冷却装置6と加
温装置7が互いに間隔をおいて隣接配置されてい
る。
冷却装置6は、上面に第1の凹部11有した第
1の皿部材12と、第1の凹部11に間隔をおい
て挿入された第1の凸部13を有した第1のダク
ト部材14とを含んでいる。第1のダクト部材1
4と第1の皿部材12との間には冷却用風路16
が形成されている。
冷却用風路16には蓄冷要素17と第1の送風
機18が配されている。蓄冷要素17としては、
公知の冷却剤を適当なパツケージ(図示せず)に
封入したものを用い得る。このような蓄冷要素1
7には冷凍回路の蒸発器を組付け、冷却用風路1
6に配置したまま蓄冷要素17に蓄冷させること
ができるようにしてある。このような蓄冷要素1
7は庫外に任意に取出して外部で冷却して蓄冷さ
せるようにしてもよい。
送風機18は駆動時に冷却用風路16の冷気を
矢印23で示すように物品収納空間1に送出す
る。その結果、物品収納空間1の空気は矢印24
で示すように冷却用風路16に流入する。したが
つて空気が蓄冷要素13によつて冷却されつつ冷
却用風路16と物品収納空間1との間で循環し、
その際、物品収納空間1を加冷する なお送風機18の駆動を停止すると、蓄冷要素
13にて作られた冷気は第1の凹部11内に滞留
するので、物品収納空間1の加冷は実質上停止さ
れる。したがつて物品収納空間1の温度の過剰な
低下を防止できる。
加温装置7は、下面に第2の凹部31有した第
2の皿部材32と、第2の凹部31に間隔をおい
て挿入された第2の凸部33を有した第2のダク
ト部材34とを含んでいる。第2のダクト部材3
4と第2の皿部材32との間には加温用風路36
が形成されている。
加温用風路36には蓄熱要素37と第2の送風
機38が配されている。蓄熱要素37としては、
公知の蓄熱剤を適当なパツケージ(図示せず)に
封入したものを用い得る。このような蓄熱要素3
7には冷凍回路の凝縮器を組付け、加温用風路3
6に配置したまま蓄熱要素37に蓄熱させること
ができるようにしてある。このような蓄熱要素3
7は庫外に任意に取出して外部で加温して蓄熱さ
せるようにしてもよい。また蓄熱要素37に電熱
ヒータを配置し、蓄熱してもよい。
送風機38は駆動時に加温用風路36の暖気を
矢印43で示すように物品収納空間1に送出す
る。その結果、物品収納空間1の空気は矢印44
で示すように加温用風路36に流入する。したが
つて空気が蓄熱要素33によつて加温されつつ冷
却用風路36と物品収納空間1との間で循環し、
その際、物品収納空間1を加温する。
なお送風機38の駆動を停止すると、蓄熱要素
33にて作られた暖気は第2の凹部31内に滞留
するので、物品収納空間1の加温は実質上停止さ
れる。したがつて物品収納空間1の温度の過剰な
上昇を防止できる。
この蓄冷形保冷庫は、通常は第1の送風機18
の駆動を制御することで物品収納空間1の温度を
適当な低温に保つ。温暖地においては第1の送風
機18がほぼ連続的に駆動される。また寒冷地に
おいては、第2の送風機38を適宜駆動すること
で物品収納空間1の過剰な温度低下を防止でき
る。このように蓄冷要素17によつて物品収納空
間1を冷却するものであるにもかかわらず、外気
温に応じて物品収納空間1の温度を調節できるの
で、この蓄冷形保冷庫を車両に載せて運ぶこと
で、生鮮食品を温暖地と寒冷地の間で輸送する場
合にも何等問題は生じない。
なお第1及び第2の送風機18,38の駆動
は、断熱庫に取付けたバツテリーを電源として行
う。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、蓄冷要
素によつて物品収納空間を冷却するものであるに
もかかわらず、外気温に応じて物品収納空間の温
度を適正に制御できる温度制御形貯蔵庫を提供す
ることができる。しかもこの温度制御形貯蔵庫は
電源の無い場所でも温度変化を小さく保つことが
できる。したがつて車両に載せて運ぶことで、生
鮮食品を温暖地と寒冷地の間で輸送するのに特に
適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による蓄冷式冷蔵庫
の一例としての温度制御形貯蔵庫の概略縦断面図
である。 1……物品収納空間、2……断熱箱、3……キ
ヤスター、6……冷却装置、7……加温装置、1
1……第1の凹部、12……第1の皿部材、13
……第1の凸部、14……第1のダクト部材、1
6……冷却用風路、17……蓄冷要素、18……
第1の送風機、31……第2の凹部、32……第
2の皿部材、33……第2の凸部、34……第2
のダクト部材、36……加温用風路、37……蓄
熱要素、38……第2の送風機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 物品収納空間を形成した断熱庫を有する温度制
    御形貯蔵庫において、上記物品収納空間を冷却で
    きる冷却装置と、上記物品収納空間を加温できる
    加温装置とを備え、上記冷却装置は、上面に第1
    の凹部を有した第1の皿部材、該第1の凹部に間
    隔をおいて挿入された第1の凸部を有した第1の
    ダクト部材、該第1のダクト部材と上記第1の皿
    部材との間に形成された冷却用風路に配された蓄
    冷要素、及び上記冷却用風路と上記物品収納空間
    との間で空気を循環させ得る第1の送風機を含
    み、上記加温装置は、下面に第2の凹部を有した
    第2の皿部材、該第2の凹部に間隔をおいて挿入
    された第2の凸部を有した第2のダクト部材、該
    第2のダクト部材と上記第2の皿部材との間に形
    成された加温用風路に配された蓄熱要素、及び上
    記加温用風路と上記物品収納空間との間で空気を
    循環させ得る第2の送風機を含んでいることを特
    徴とする温度制御形貯蔵庫。
JP3444288U 1988-03-17 1988-03-17 Expired - Lifetime JPH058442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3444288U JPH058442Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3444288U JPH058442Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01140475U JPH01140475U (ja) 1989-09-26
JPH058442Y2 true JPH058442Y2 (ja) 1993-03-03

Family

ID=31261151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3444288U Expired - Lifetime JPH058442Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058442Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5743247B1 (ja) * 2014-01-16 2015-07-01 株式会社 スギヤマゲン 空調ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01140475U (ja) 1989-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0533896Y2 (ja)
US6385990B1 (en) Food preparation table with open top food containers
JPH058442Y2 (ja)
JP3807518B2 (ja) 冷蔵倉庫
JP2004053227A (ja) 冷却貯蔵庫
JPH0533895Y2 (ja)
JP2545010Y2 (ja) 冷温蔵配膳庫
JPH042302A (ja) 配膳車
JP3188083B2 (ja) 低温庫
US2768510A (en) Plural temperature refrigeration apparatus
JPH03267675A (ja) 蓄冷型保冷庫
JPH024186A (ja) 蓄冷型保冷庫
JP4271358B2 (ja) 蓄冷式保冷庫
JP3749087B2 (ja) 冷蔵庫
JPH0814725A (ja) 車両用冷温蔵庫
JPH086220Y2 (ja) 低温庫
JP3188118B2 (ja) ネタケース
JPS621672Y2 (ja)
JPH1019452A (ja) 冷凍冷蔵庫の冷蔵室の仕切装置
JP3038119U (ja) 物流冷凍室内設置用調温型簡易保冷ボックス
JPH08103349A (ja) 冷蔵または冷凍陳列キャビネットの構造
JPH0679294U (ja) 冷却装置
JPH081430Y2 (ja) 間接冷却式の低温庫
JPH02171574A (ja) 蓄冷型保冷庫
JPH04110368U (ja) 冷却装置