JPH081430Y2 - 間接冷却式の低温庫 - Google Patents

間接冷却式の低温庫

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JPH081430Y2
JPH081430Y2 JP9203490U JP9203490U JPH081430Y2 JP H081430 Y2 JPH081430 Y2 JP H081430Y2 JP 9203490 U JP9203490 U JP 9203490U JP 9203490 U JP9203490 U JP 9203490U JP H081430 Y2 JPH081430 Y2 JP H081430Y2
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繁實 岡本
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 産業上の利用分野 本考案は間接冷却を行う低温庫に関する。
従来の技術 断熱外箱と熱良導性内箱との2重箱構成としたものと
して、実開昭60−93882号公報がある。この公報にあっ
ては、蒸発器とファンを内外両箱間に形成される冷風循
環空間内に置き、それ以外の冷凍機セットを外箱の外に
装備するようにした技術が開示されている。
考案が解決しようとする課題 前記技術は、断熱外箱に対して内箱を間隔を存して配
設するとともに、この間隔内(即ち冷気循環空間)に冷
却装置を配設するものである。しかし、冷却装置を配設
した部分に対応する内箱の一壁に対しては、最も温度の
低い冷気が接触して他壁よりも低温に維持されるため、
冷蔵庫の扉を開けたときにこの一壁には、最も露が生じ
やすいにもかかわらず、前記技術では内箱の露対策を施
していなかった。このため、扉を開放する度にこの一壁
には露が発生し遂には落下して、庫内の食品の品質を低
下させる不具合があった。
そこで本考案ではこの不具合を解消すべく、内箱に改
良を施した間接冷却式の低温庫を提供するものである。
[考案の効果] 課題を解決するための手段 本考案は、天壁・底壁及び側壁からなる断熱外箱と、
この外箱の内側に間隔を存して天壁・底壁及び側壁を配
設して冷気循環空間を形成するとともに内部に貯蔵室を
形成する熱良導性内箱と、これらの外箱と内箱との間に
形成された空間に配設される冷却装置とを備え、外箱と
ともに冷却装置を配設する空間を形成する内箱の一壁
を、他壁よりも熱伝導率の大きな金属にて構成するとと
もに、この一壁の冷気循環空間側に断熱材を配設してな
る間接冷却式の低温庫を提供するものである。
作用 内箱の一壁が他壁よりも熱伝導率が大きいため、冷却
運転時には、この一壁が他壁からの熱をひろって貯蔵室
に伝えるように作用するとともに、一壁の表面温度を貯
蔵室空気の温度に近づけるように作用し、扉開放時に
は、この一壁が他壁に比してより早く外部空気の熱を吸
収して、外部空気とこの一壁との温度差をいち早く小さ
くし、露を着きにくくするように作用する。
実施例 以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
1はプレハブ冷蔵庫等の低温庫であって、隣り合うパ
ネルとの結合部分に凸部或いは凹部を有した断熱パネル
を組み合わせて箱体を構成した断熱外箱2と、この外箱
2の内側に間隔を存して金属等の熱良導体からなる内箱
3[即ち天壁3A・底壁3B及び前後左右各側壁3C]を配置
することに伴い形成される密閉された貯蔵室10及びこの
貯蔵室10の周囲[即ち内箱3と外箱2とで囲まれた空間
部分]に形成される冷気循環空間11とを備えている。
尚、図示しないが、断熱外箱2の前壁には貯蔵食品例え
ば野菜や果物等の農作物を出し入れする物品出入口及び
この物品出入口を開閉自在に閉塞するとともに貯蔵室10
を密室化する断熱扉を設けている。
また、冷気循環空間11を構成する天壁3A上方には、冷
凍サイクルの一部を構成する蒸発器にて代表されるとこ
ろの冷却器12と、送風ファン及び送風ファンモータから
なり温度センサ(図示せず)にて間欠運転されるととも
に除霜時停止する第1の送風装置13とを有した庫内側の
冷却装置14を配設し、冷却装置14の底部には、断熱外箱
2の外側に導出されるようにヒータ付の排水管等の排水
装置15を連結接続している。
尚、冷却装置14として本実施例においては、通常0℃
を中心として温度制御幅が小さく極めて高い制御精度
(例えば設定温度±0.5℃の制御制度)でもって温度管
理されるところの氷温仕様のものを採用している。ま
た、氷温とは、水が凍る0℃と食品の凍る直前の温度と
の間の温度帯のことをいい、食品の凍結による物性変化
(細胞破壊等)を避けながらの長期保存を目的とした温
度ということができる。また、間欠運転とは、温度セン
サによる検知温度が下限温度以下になったとき停止し、
上限温度以上になったとき運転状態となるような運転制
御のことを意味し、本例では温度センサによる制御の例
を示したが、タイマー等の間欠運転制御手段を採用して
もかまわない。
また、18は第1の送風装置13よりも風下側に位置する
ように配設され、風量確保及び均一な冷気の流れを作成
するための常時運転される第2の送風装置である。
さらに冷気循環空間11は、天壁3A上方の上部空間11A
と、底壁3B下方の底部空間11Bと、側壁3C外側方の側部
空間11Cとから構成されており、本例では冷却装置14を
上部空間11A内に配置したものである。
一方、内箱3を外箱2に対して所定間隔を存して取り
付けるとともに、冷却装置14から吹き出された冷気を、
満遍無く冷気循環空気11内に循環させるために、底壁3B
の下方には、支持部材40を配設している。この支持部材
40は、各側壁の方向と平行関係であって互いに交差する
とともに、複数且つ中空状の第1アングル41及び第2ア
ングル42からなり、外箱2の底壁2Bに固定される。そし
て、支持部材40上に内箱3の底壁3Bを載置し、内箱側壁
3Cの下端を内箱底壁3Bに載置するとともに、この側壁3C
の上部を外箱側壁2Cに第1の固定部材43にて固定し、そ
の後内箱天壁3Aを内箱側壁3C上端に載置するように第2
の固定部材44にて固定している。
第1の固定部材43は、側壁3Cに連なる第1片43Aと、
内外両箱の側壁間隔を保持する間隔保持片43Bと、外箱
側壁2Cにビス等の固定具にて固定される第2片43Cとか
らなる。第2の固定部材44は、側壁3Cの上端に形成した
フランジ45を天壁3Aとともに挾持するように固定される
もので、天壁3Cを側壁のフランジ45上に載置した状態
で、貯蔵室10側からビス等の固定具にて固定される。
次に、内箱3の各壁の固定方法について説明すると、
まず外箱の底壁2Bに固定された支持部材40上に内箱の底
壁3Bを載置し、その後、内箱3の側壁3C下端を先に載置
された内箱の底壁3B上に載置するとともに、この側壁3C
の上部を外箱の側壁2Cに第1の固定部材43にて固定し、
さらに内箱の天壁3Aを固定された内箱の側壁3Cに対し
て、そのフランジ45を挾持するように第2の固定部材44
にて貯蔵室側から固定する。
尚、熱良導性の材料からなる内箱3は、外箱2ととも
に冷却装置14を配設する空間を形成する一壁(本実施例
では天壁3A)を、他壁を構成するステンレス鋼(例えば
SUS430;熱伝導率0.0624[cal/cm・sec・℃]のように耐
食性に優れた金属よりも熱伝導率の大きな金属(例えば
アルミニウム;熱伝導率0.53[cal/cm・sec・℃]にて
構成するとともに、この一壁3Aの冷気循環空間11A側に
は発泡ポリエチレン等の断熱材46を取りつけており、冷
却装置14に最も近く位置し最も温度の低い冷気が接触す
ることとなる壁の温度低下を抑制して、他壁よりも温度
が高くなるようにし、扉開放時に、この天壁3Aに露が付
きにくくしている。47は気密保持用シール材である。
以上の構成において、低温庫1の冷却について説明す
る。
まず、非冷却状態の貯蔵室10内に食品例えば野菜や果
物等の農産物を充填して、設定温度を氷温温度帯(例え
ば0℃)に設定して冷却装置14を運転させたとすると、
貯蔵室10内は設定温度よりも高くなっていることから、
冷却装置14によって冷却された空気(冷気)が、第1及
び第2の送風装置13及び18によって、上部空間11Aから
前後右側部各空間11Cを通過して底部空間11Bへ導かれ、
左側部空間11Cを通り上部空間11Aに戻る経路でもって冷
却装置14に導かれる。
このとき、冷気にて上底前後左右各壁3A〜3Cを冷却し
て、各壁面からの輻射熱により貯蔵室10内を間接的に冷
却する。ただし、サーモサイクルオフ時や除霜時に冷却
装置14の冷却運転が停止したり、断熱扉の開閉操作に伴
う外気流入や外乱による冷却負荷の増大等によって、貯
蔵室内の温度が上昇して設定温度よりも一定温度高い所
定の温度(即ち冷却運転復帰温度)を上回ったときに
は、上述の冷却動作を繰り返して貯蔵室内の温度を設定
温度に維持させるように動作するものである。
そして、貯蔵室10内の温度が徐々に低下して設定温度
以下(詳しくは設定温度より一定温度だけ低い温度以
下)に低下したときに、冷却装置14はサーモサイクルオ
フ運転に切り替わり、貯蔵室内温度を0℃に維持させる
ように動作する。このサーモサイクルオフ運転中にあっ
て、第1の送風装置13は停止するが、第2の送風装置18
が常時運転されるため、少なくとも物品出入口の周囲に
沿って局所的な循環冷気流を作り、内箱3との熱交換を
促進するサーキュレータとして作用することから、冷却
装置14の停止中でも継続して内箱の冷却を行い、貯蔵室
10の急激な温度上昇を抑制することができる。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、冷却装置に近く
最も冷却されやすい一壁が他壁よりも熱伝導率が大き
く、しかも、その冷気循環空間側に断熱材を配設してい
るため、この一壁は、他壁から熱を吸収して貯蔵室へ伝
えるとともに、貯蔵室の空気温度に近づきやすい関係
上、冷却運転時には、この一壁が他壁に比べて温度が高
くなるとともに、扉開放時には、この一壁が最も早く外
部空気温度まで上昇して、一壁に露が発生しにくくなっ
て、従来生じていた露滴落下による食品の品質低下を抑
制できる。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の低温庫の一実施例を示し、第1図は縦断
面図、第2図は第1図の要部拡大図である。 1…低温庫、2…断熱外箱、3…熱良導性内箱、3A…天
壁(一壁)、3B…底壁(他壁)、3C…側壁(他壁)、11
…冷気循環空間、14…冷却装置、46…断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天壁・底壁及び側壁からなる断熱外箱と、
    該外箱の内側に間隔を存して天壁・底壁及び側壁を配設
    して冷気循環空間を形成するとともに内部に貯蔵室を形
    成する熱良導性内箱と、前記外箱と内箱との間に形成さ
    れた空間に配設される冷却装置とを備え、前記冷却装置
    を配設する空間を形成する内箱の一壁を他壁よりも熱伝
    導率の大きな金属にて構成するとともに、該一壁の冷気
    循環空間側に断熱材を配設してなる間接冷却式の低温
    庫。
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