JP2567754B2 - 低温庫 - Google Patents

低温庫

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JP2567754B2
JP2567754B2 JP14751691A JP14751691A JP2567754B2 JP 2567754 B2 JP2567754 B2 JP 2567754B2 JP 14751691 A JP14751691 A JP 14751691A JP 14751691 A JP14751691 A JP 14751691A JP 2567754 B2 JP2567754 B2 JP 2567754B2
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cold air
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air circulation
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徳太郎 間瀬
繁實 岡本
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間接冷却によって貯蔵
室の冷却を行う低温庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、実開昭60−9388
2号公報には、断熱外箱と熱良導内箱とを一定の空間を
置いて固着装備し、外箱・内箱の間の空間に冷風を循環
させて内箱を冷やし、内箱の中を冷蔵室とし、冷風を作
るための冷凍機の蒸発器と冷風を循環させるためのファ
ンとを外箱・内箱の間の冷風循環空間内に置いて、冷蔵
室を間接冷却する冷蔵庫が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斯かる従来技術の冷蔵
庫は間接冷却方式のため、冷蔵室の相対湿度がかなり高
く保たれ、生鮮品の貯蔵に適している反面、ワインを貯
蔵した場合、あまりに高湿度(90%〜100%)であ
ると、ラベルが剥がれたり或るいはコルクにカビが発生
して商品価値を損なう問題点があった。と言って、あま
りに低湿度であると、コルクが乾燥して空気が流通しワ
インの酸化が進行する問題点があった。また、食品の種
類によっては、カビの発生等の問題により前述の様な高
湿度を好まない食品がある。
【0004】本発明は、斯かる従来技術の問題点に鑑
み、ワイン貯蔵或るいは極端な高湿度を好まない飲食品
の貯蔵に好適な湿度に貯蔵室を維持するための低温庫を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱外箱と、
該外箱の内側に間隔を存して配設され、内部に貯蔵室を
形成する熱良導性の内箱と、前記外箱と内箱との間に形
成した冷気循環空間と、該冷気循環空間内に配置された
冷却器及び冷気循環送風装置とから成る低温庫におい
て、前記冷気循環空間内の冷気を前記貯蔵室に導入する
冷気導入手段と、前記冷気循環空間内に配設した第1電
気ヒータ及び第2電気ヒータと、前記貯蔵室の湿度を検
出して貯蔵室の湿度を設定湿度に維持するように前記冷
気導入手段及び第1電気ヒータを制御する第1制御手段
と、外気温度を検出し外気温度が所定の低温以下に低下
したとき前記第2電気ヒータを通電状態に制御する第2
制御手段を設けた低温庫を構成するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、貯蔵室の湿度に応じて第1電
気ヒータに通電することによって、冷却運転率を上げる
ことができ、冷気循環空間内を循環する冷気の湿度は低
下することになる。この冷気の一部は、冷気導入手段と
しての小型送風装置によって貯蔵室に導入され、貯蔵室
の湿度を低下させ、貯蔵室を設定湿度に維持する。ま
た、外気温度が低いときも冷却運転率が下がるため、第
2電気ヒータに通電して、冷却運転率を上げて冷気循環
空間内を循環する冷気の湿度を低下させておく。これに
より、湿度が上昇したとき速やかに貯蔵室の湿度を低下
させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】1はプレハブ冷蔵庫等の低温庫であり、断
熱外箱2の内側に間隔を存して金属等の熱良導体からな
る内箱3を収納配設することにより、内箱3内部に密閉
された貯蔵室10と、この貯蔵室10の周囲、即ち、内
箱3と外箱2とで囲まれた空間部分に冷気循環空間11
が構成されている。外箱2は隣り合うパネルとの結合部
分に凸部或るいは凹部を有した断熱パネルを組み合わせ
て箱状に構成されており、内箱3は天壁3A,底壁3B
及び前後左右各側壁3C,3D,3E,3Fによって構
成されている。
【0009】尚、断熱外箱2の前壁向かって左側には飲
食品(本例ではワイン)を出し入れする物品出入口7及
びこの物品出入口7を開閉自在に閉寒すると共に貯蔵室
10を密室化する断熱扉8が設けられている。
【0010】外箱2の天壁2Aの向かって右端部の下面
には冷気循環空間11内に位置して庫内側の冷却装置1
4が取り付けられている。冷却装置14は冷凍サイクル
の一部を構成する蒸発器にて代表されるところの冷却器
12と、送風ファン及び送風ファンモータからなり、貯
蔵室10内の温度を検出する温度センサS1にて間欠運
転される第1の送風装置13とを内蔵している。
【0011】尚、前記間欠運転とは、温度センサS1に
よる検知温度が下限温度以下になったとき停止し、上限
温度以上になったとき運転状態となるような運転制御の
ことを意味する。
【0012】16は後述する上部空間11Aを冷却装置
14と協同して高圧区域20と低圧区域21とに区画す
る区画板であり、物品出入口7よりも冷気循環方向の下
流側の上部空間11A略中央部に配置される。この区画
板16には送風口18が二ケ所形成してあり、しかも第
1の送風装置13よりも断熱扉8側に位置するように常
時運転される第2の送風装置19,19をそれぞれ配設
している。
【0013】また、冷気循環空間11は、天壁3A上方
の空間としての上部空間11Aと、底壁3B下方の空間
としての底部空間11Bと、前側壁3C外側方の空間と
しての前側空間11Cと、後側壁3D外側方の空間とし
ての後側空間11Dと、左側壁3E外側方の空間として
の左側空間11Eと、右側壁3F外側方の空間としての
右側空間11Fとから構成されており、本例では冷却装
置14を上部空間11A内に配置したものである。
【0014】一方、内箱3を外箱2に対して所定間隔を
存して取り付けるために、複数の金属製支柱30を使用
している。この複数の支柱30は、内箱前側壁3Cと外
箱2とで形成される空間11Cを、断熱扉8の左右側辺
周囲部分において高圧区域20と連通する前側高圧領域
31及び低圧区域21と連通する前側低圧領域32とに
縦方向に仕切る第1支柱33と、内箱後側壁3Dと外箱
2とで形成される空間11Dを、高圧区域20と連通す
る後側高圧領域34及び低圧区域21と連通する後側低
圧領域35とに縦方向に仕切る第2支柱36とから成
る。
【0015】また、冷気循環空間11の低圧区域21に
位置する内箱3の左側壁3Eには透孔37が形成され
て、そこに冷気導入手段としてのファン及びファンモー
タから成る小型送風装置38が配設され、更に、同一壁
3Eに並列して、貯蔵室10内湿度の影響を与えない程
度(直径50mm程)の小孔39が穿設されている。ま
た、貯蔵室10内には貯蔵室10内の湿度を検出する湿
度センサS2が設けられる。
【0016】更に、低圧区域21側の上部空間11A内
には第1電気ヒータ40と第2電気ヒータ41が配設さ
れている。第1電気ヒータ40と前記小型送風装置38
は、前記湿度センサS2を含んで構成した第1制御手段
42によって制御され、第2電気ヒータ41は外気温度
を検出する外気温度センサS3を含んで構成した第2制
御手段43によって制御される。44は異常温度検出セ
ンサS4を含んで構成した第3制御手段であり、空間1
1内が異常温度に上昇したとき、送風装置38、第1電
気ヒータ40及び第2電気ヒータ41の通電を停止状態
に制御するものである。
【0017】以上の構成において、低温庫1の冷却につ
いて説明する。
【0018】まず、非冷却状態の貯蔵室10内に飲食品
を収納して、設定温度を冷蔵温度帯(例えば+15℃)
に設定し、冷却装置14を運転させると、貯蔵室10内
は設定温度よりも高くなっていることから、温度センサ
S1の出力に基づき、図示しない制御装置によって冷却
装置14が運転され、上部空間11Aの高圧区域20内
の空気は第1の送風装置13によって吸引され、冷却器
12に流入して冷却された後、右側空間11Fに吹き出
される。
【0019】一方、冷気循環空間11内の空気は第2の
送風装置19,19によって内箱3外側を強制的に循環
され、上部空間11Aの高圧区域20から前後右側各空
間11C,11D,11Fを通過して底部空間11Bへ
導かれ、左側空間11E及び低圧領域35を通り上部空
間11Aの低圧区域21に戻る経路でもって流れている
ので、冷却器12は上部空間11Aを流れる冷気の下流
側に位置し、この冷却器12から吹き出された冷気もこ
の流れに乗って空間11内を循環する。
【0020】この冷気循環にて上低前後左右各壁3A〜
3Fを冷却し、各壁面から輻射熱により貯蔵室10内を
間接的に冷却する。また、区画板16によって、密閉さ
れた冷気循環空間11内を高圧区域20と低圧区域21
とに区画する関係上、第2の送風装置19,19は前記
空間内の循環冷気に強制的に圧力差を生じせしめて、こ
の空間における冷気を広範囲に拡散する作用をなし、冷
気循環空間11内に冷気を満遍なく循環させて、内箱3
の全体を効率良く冷却し、貯蔵室10を天底前後左右全
体から冷却することができる。
【0021】次に、第4図は小型送風装置38の運転・
停止と貯蔵室10内部の湿度の関係について示してい
る。第1制御手段41によって設定された設定湿度HS
は例えば75%で、HHは上限湿度80%、HLは下限
湿度70%を示す。図から分かるように、冷却装置14
は前述の如く貯蔵室内温度に基づいて間欠運転され、送
風装置19は連続運転、小型送風装置38及び第1電気
ヒータ40は、第1制御手段42によって間欠的に運転
される。
【0022】即ち、貯蔵室10内の湿度が上昇して上限
湿度HHに達すると、湿度センサS2の出力に基づき、
第1制御手段42は第1電気ヒータ40に通電すると共
に、小型送風装置38を運転する。
【0023】この第1電気ヒータ40の発熱により、冷
却装置14の運転率は高くなり、冷気循環空間11内の
湿度は冷却器12による除湿作用の活発化によって低下
し、60%〜70%となる。この冷気循環空間11内の
冷気は小型送風装置38によって貯蔵室10に導入され
るため、貯蔵室10の湿度は低下して行く。そして、湿
度が下限湿度HLに達すると、湿度センサS2の出力に
基づき、第1制御手段42は第1電気ヒータ40への通
電を断つと共に、小型送風装置38を停止し、冷気の導
入を停止する。このような制御によって、貯蔵室10の
湿度を平均して設定湿度HSに維持する。
【0024】また、外気温度が設定温度TS(例えば5
℃)以下に低下すると外気温度センサS3の出力に基づ
き、第2制御手段43は第2電気ヒータ41に通電す
る。これにより、冷却装置14の運転率が高くなり、冷
気循環空間11内の湿度は低下する。
【0025】この様に、外気温度が低い場合に上昇傾向
にある冷気循環空間11内の冷気の湿度を低下させてお
くことにより、湿度が上限湿度HHに上昇したときに速
やかに貯蔵室10の湿度を低下させることができる。し
かも、第2電気ヒータ41の通電により、貯蔵室10の
温度が設定温度より低下することを防止することができ
る。
【0026】なお、実施例では小型送風装置38によっ
て冷気導入手段を構成したが、それに限らず、透孔37
の面積を拡大し、これと開閉板の組み合わせによって構
成しても差し支えない。この場合は湿度センサS2に基
づいて第1制御手段42は開閉板の開閉を制御すること
になる。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、貯蔵室の湿度に応じ
て、第1電気ヒータに通電し、冷気循環空間を加熱する
ことにより、冷却運転率が高まり、冷気循環空間内の湿
度を低下させることができ、この湿度低下した冷気を冷
気導入手段によって貯蔵室に導入することにより、貯蔵
室の湿度を低下させ、貯蔵室を設定湿度に維持すること
ができる。
【0028】しかも、外気温度が低温の場合には、第2
電気ヒータに通電して、冷気循環空間内の湿度を低下さ
せておくことにより、貯蔵室の湿度が上昇したとき、貯
蔵室の湿度を速やかに設定湿度まで低下させることがで
き、貯蔵室内湿度の制御性能を著しく向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】低温庫の一部を切断した平断面図である。
【図2】低温庫の一部を切断した縦断面図である。
【図3】第1図のA−A断面図である。
【図4】貯蔵室の湿度及び外気温度の推移と装置の動作
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 低温庫 2 断熱外箱 3 内箱 10 貯蔵室 11 冷気循環空間 12 冷却器 19 冷気循環送風装置 38 小型送風装置 40 第1電気ヒータ 41 第2電気ヒータ 42 第1制御手段 43 第2制御手段 S2 湿度センサ S3 外気温度センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱外箱と、該外箱の内側に間隔を存し
    て配設され、内部に貯蔵室を形成する熱良導性の内箱
    と、前記外箱と内箱との間に形成した冷気循環空間と、
    該冷気循環空間内に配置された冷却器及び冷気循環送風
    装置とから成る低温庫において、前記冷気循環空間内の
    冷気を前記貯蔵室に導入する冷気導入手段と、前記冷気
    循環空間内に配設した第1電気ヒータ及び第2電気ヒー
    タと、前記貯蔵室の湿度を検出して貯蔵室の湿度を設定
    湿度に維持するように前記冷気導入手段及び第1電気ヒ
    ータを制御する第1制御手段と、外気温度を検出し外気
    温度が所定の低温以下に低下したとき前記第2電気ヒー
    タを通電状態に制御する第2制御手段を設けたことを特
    徴とする低温庫。
JP14751691A 1991-06-19 1991-06-19 低温庫 Expired - Lifetime JP2567754B2 (ja)

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JPH04371780A JPH04371780A (ja) 1992-12-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108088869A (zh) * 2017-11-30 2018-05-29 中国航空工业集团公司沈阳飞机设计研究所 一种热防护系统隔热性能试验装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108088869A (zh) * 2017-11-30 2018-05-29 中国航空工业集团公司沈阳飞机设计研究所 一种热防护系统隔热性能试验装置
CN108088869B (zh) * 2017-11-30 2021-03-09 中国航空工业集团公司沈阳飞机设计研究所 一种热防护系统隔热性能试验装置

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JPH04371780A (ja) 1992-12-24

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