JPH05223423A - 保冷装置 - Google Patents

保冷装置

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Publication number
JPH05223423A
JPH05223423A JP2504692A JP2504692A JPH05223423A JP H05223423 A JPH05223423 A JP H05223423A JP 2504692 A JP2504692 A JP 2504692A JP 2504692 A JP2504692 A JP 2504692A JP H05223423 A JPH05223423 A JP H05223423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cold
cold storage
blower
cool
Prior art date
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Pending
Application number
JP2504692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takeuchi
宏之 竹内
Masahiro Hasegawa
昌弘 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP2504692A priority Critical patent/JPH05223423A/ja
Publication of JPH05223423A publication Critical patent/JPH05223423A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保冷庫内の温度を常に均一にすることができ
るとともに、輸送効率の低下を来すことのない保冷装置
を提供する。 【構成】 蓄冷剤収納部13内の冷気を保冷庫10に循
環する送風機14を設け、保冷庫10内の温度が設定温
度になるよう送風機14を作動及び停止することによ
り、蓄冷剤収納部13内の冷気が送風機14によって強
制循環し、保冷庫10内の温度が常に均一になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生鮮食料品や医薬品等を
低温に保持しながら輸送する保冷装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保冷装置として、図5及
び図6に示したものが知られている。図5に示した保冷
装置は、断熱性の保冷庫1の内部上方に、多数の通気孔
を有する仕切板2によって仕切られた蓄冷剤収納部3を
形成し、この蓄冷剤収納部3内に別途冷凍庫等で凍結蓄
冷された複数の蓄冷剤Aを収容することにより、蓄冷剤
収納部3の冷気を保冷庫本体1内に自然対流させるよう
にしたものである。また、図6に示した保冷装置は冷凍
回路を有し、保冷庫1の内部下方に蓄冷剤と蒸発器とか
らなる冷却器4及び送風機5を収容する冷却室6を、保
冷庫1の外部下方に圧縮機7び凝縮器8を収容する機械
室9をそれぞれ形成し、冷却室6の冷気を送風機5によ
って保冷庫1内に強制循環させるようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収納す
る物品の種類によって保冷温度が異なるため、図5に示
す保冷装置では各温度帯に対応した多種類の蓄冷剤を必
要とし、使用者側の管理が繁雑になるとともに、蓄冷剤
収納部3の冷気が自然対流で循環することから、保冷庫
1内に温度ムラを生じ、収納した物品の部分的な鮮度低
下を来すという問題点があった。また、図6に示す保冷
装置では冷気を強制循環し、冷凍回路の発停により庫内
温度の自動制御が可能であることから、前記保冷装置の
ような問題点は解消されるが、保冷装置一台ごとに冷凍
回路を作動させているため運転コストが割高になり、し
かも冷凍回路を備えている分だけ重量の増加及び収納ス
ペ−スの減少といった欠点を生じ、輸送効率の低下を来
すという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、保冷庫内の温度を常
に均一にすることができるとともに、輸送効率の低下を
来すことのない保冷装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明の保冷装置は前記目的を
達成するために、保冷庫内に連通する蓄冷剤収納部と、
蓄冷剤収納部の冷気を保冷庫内に循環する送風機と、保
冷庫内の温度を検出する温度検出手段と、保冷庫内の温
度が所定温度になるよう温度検出手段の検出温度に基づ
いて送風機を作動及び停止する制御手段とを備えてい
る。
【0006】
【作用】本発明の保冷装置によれば、蓄冷剤収納部の冷
気が送風機によって保冷庫内に循環することから、保冷
庫内に温度ムラを生じることがない。また、保冷庫内の
温度が所定温度になるよう送風機が作動及び停止を行う
ことから、冷凍回路等を用いずとも庫内温度の自動制御
が可能となる。これにより、温度帯の異なる他種類の蓄
冷剤を用いる必要がなく、更には冷凍回路等を備えてい
ない分だけ軽量化、収納スペ−スの拡大及び運転コスト
の軽減が図られる。
【0007】
【実施例】図1乃至図3は本発明の一実施例であり、生
鮮食料品等を輸送するコンテナ状の保冷装置を示すもの
である。
【0008】同図において、10は箱形に形成された断
熱性の保冷庫で、その前面には同じく断熱性の扉11が
取付けられている。また、保冷庫10の内部下方には敷
板12によって仕切られた蓄冷剤収納部13が形成さ
れ、蓄冷剤収納部13内には複数の蓄冷剤Aが出し入れ
自在に収納されている。蓄冷剤Aは、例えば塩化アンモ
ニウムとセルロ−スとの混合体からなり、別途冷凍庫等
で凍結させることによって蓄冷し、後記する送風機14
によって強制的に冷気を放出するようになっている。ま
た、蓄冷剤Aは、例えば5℃(冷蔵),0℃(チル
ド),−18℃(冷凍)といった放冷温度の異なるもの
の中から適当なものを選定するようになっているが、本
実施例では最も放冷温度の低い−18℃用のものを使用
する。
【0009】14は蓄冷剤収納部13の一端に設けられ
た送風機で、蓄冷剤収納部13内の冷気を吸引し、保冷
庫10内に吹出すようになっている。送風機14のモ−
タ14aは、図2に示すようにバッテリ15を介して電
源コンセント等の電源16に接続され、電源16は家庭
用交流電源等に接続される。即ち、送風機14のモ−タ
14aは電源のある場所では電源16から供給される電
力によって駆動され、輸送中等ではバッテリ15に充電
された電力によって駆動される。
【0010】17は保冷庫10内の温度を検出する温度
検出器で、保冷庫10内の適所に取付けられている。
【0011】18はマイクロコンピュ−タ等からなる制
御部で、温度検出器17及び送風機14のモ−タ14a
に接続されている。この制御部18には保冷庫10の外
面に設けられた操作部19から所望の設定温度(例えば
−18℃〜5℃)を入力できるようになっている。
【0012】次に、図3のフロ−チャ−トを参照し、本
実施例の保冷装置の動作について説明する。
【0013】まず、送風機14の作動により、蓄冷剤収
納部13の冷気が保冷庫10内の上部に吹出し、保冷庫
10内を強制循環する。この時、温度検出器17の検出
温度Tが制御部18の設定温度Taよりも高ければ(S
1)、送風機14の作動を継続する(S2)。また、検
出温度Tが制御部18の設定温度Ta以下になったなら
ば(S3)、送風機14を停止し(S4)、再びステッ
プS1に戻る。このように保冷庫10内の温度が設定温
度になるよう送風機14を作動及び停止することによ
り、保冷庫10内の温度が一定に保持される。この時、
蓄冷剤Aの放冷温度は設定温度範囲の最低温度に対応し
ているため、送風機14の作動によって保冷庫10内の
温度を前記範囲内の所望の温度まで低下させることがで
きる。
【0014】このように、本実施例の保冷装置によれ
ば、蓄冷剤収納部13内の冷気を保冷庫10に循環する
送風機14を設け、保冷庫10内の温度が設定温度にな
るよう送風機14を作動及び停止するようにしたので、
蓄冷剤収納部13内の冷気が送風機14によって強制循
環し、保冷庫10内の温度を例えば5℃(冷蔵),0℃
(チルド),−18℃(冷凍)といったように常に均一
にすることができる。また、冷凍回路を備えていない分
だけ軽量化、収納スペ−スの拡大及び運転コストの軽減
を図ることができ、輸送効率を格段に向上させることが
できる。更に、送風機14の作動及び停止によって保冷
庫10内の温度を制御するようにしたので、使用する蓄
冷剤Aは設定温度範囲の最低温度に対応する一種類のも
ののみでよく、使用者側の管理が容易になるという利点
もある。
【0015】また、図4は本発明の他の実施例を示すも
ので、前記蓄冷剤収納部13及び送風機14を保冷庫1
0内の上方に配置したものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保冷装置
によれば、保冷庫内の温度を常に均一にすることができ
るので、収納した物品の部分的な鮮度低下を確実に防止
することができる。また、冷凍回路を備えていない分だ
け軽量化、収納スペ−スの拡大及び運転コストの軽減を
図ることかできるので、輸送効率を格段に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す保冷装置の正面断面図
【図2】保冷装置のブロック図
【図3】制御部の動作を示すフローチャ−ト
【図4】本発明の他の実施例を示す保冷装置の正面断面
【図5】従来例を示す保冷装置の正面断面図
【図6】従来例を示す保冷装置の正面断面図
【符号の説明】
10…保冷庫、13…蓄冷剤収納部、14…送風機、1
7…温度検出器、18…制御部、A…蓄冷剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保冷庫内に連通する蓄冷剤収納部と、 蓄冷剤収納部の冷気を保冷庫内に循環する送風機と、 保冷庫内の温度を検出する温度検出手段と、 保冷庫内の温度が所定温度になるよう温度検出手段の検
    出温度に基づいて送風機を作動及び停止する制御手段と
    を備えたことを特徴とする保冷庫。
JP2504692A 1992-02-12 1992-02-12 保冷装置 Pending JPH05223423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2504692A JPH05223423A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 保冷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2504692A JPH05223423A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 保冷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05223423A true JPH05223423A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12154979

Family Applications (1)

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JP2504692A Pending JPH05223423A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 保冷装置

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JP (1) JPH05223423A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020019267A (ko) * 2000-09-05 2002-03-12 이계안 터보차저 냉각 시스템 및 그 제어방법
JP2014206289A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 富士電機株式会社 収容庫
WO2023221557A1 (zh) * 2022-05-16 2023-11-23 青岛海尔特种电冰柜有限公司 酒柜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014206289A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 富士電機株式会社 収容庫
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