JPS62293073A - 冷蔵装置 - Google Patents
冷蔵装置Info
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- JPS62293073A JPS62293073A JP13424086A JP13424086A JPS62293073A JP S62293073 A JPS62293073 A JP S62293073A JP 13424086 A JP13424086 A JP 13424086A JP 13424086 A JP13424086 A JP 13424086A JP S62293073 A JPS62293073 A JP S62293073A
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Links
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Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は冷凍冷蔵製品を輸送、保管するために用いられ
る冷蔵装置に関するもので、特にパン、ワゴン車等の車
両の荷物室を利用して荷物を冷却する装置として好適な
ものである。
る冷蔵装置に関するもので、特にパン、ワゴン車等の車
両の荷物室を利用して荷物を冷却する装置として好適な
ものである。
従来、冷凍冷蔵を必要とする荷物を輸送するには、一般
に専用の冷凍庫と専用の冷凍装置を持った冷凍車が用い
られている。
に専用の冷凍庫と専用の冷凍装置を持った冷凍車が用い
られている。
この冷凍車は架装費が非常に高価であることに加え、運
転室後方に設置される冷凍庫が冷凍冷蔵専用に構成され
ているので、常に荷物を冷凍冷蔵する必要のないユーザ
にとっては、冷凍車は利用価値が小さいという問題点が
ある。
転室後方に設置される冷凍庫が冷凍冷蔵専用に構成され
ているので、常に荷物を冷凍冷蔵する必要のないユーザ
にとっては、冷凍車は利用価値が小さいという問題点が
ある。
また、通常の冷凍冷蔵製品の荷姿としては、断熱材から
なる断熱箱内に保管されている場合が多く、この場合に
は断熱箱を介して冷凍冷蔵製品を冷却することになり、
冷却効率が悪いという問題点がある。また、冷凍庫内の
全体を冷却しているので、扉開放時の高温外気の流入と
か、炎天下での車体熱負荷増加等を考慮すると、大きな
冷凍能力を必要とするという問題点がある。
なる断熱箱内に保管されている場合が多く、この場合に
は断熱箱を介して冷凍冷蔵製品を冷却することになり、
冷却効率が悪いという問題点がある。また、冷凍庫内の
全体を冷却しているので、扉開放時の高温外気の流入と
か、炎天下での車体熱負荷増加等を考慮すると、大きな
冷凍能力を必要とするという問題点がある。
本発明は上記諸点に濫みてなされたもので、冷凍冷蔵製
品を収納する断熱箱自身を冷却ユニットからの冷風循環
用の通路手段として利用することにより、極めて簡潔な
安価な構造であるとともに、車両の荷物室等を多目的に
有効利用でき、しかも冷却効率の良好な冷蔵装置を提供
することを目的とする。
品を収納する断熱箱自身を冷却ユニットからの冷風循環
用の通路手段として利用することにより、極めて簡潔な
安価な構造であるとともに、車両の荷物室等を多目的に
有効利用でき、しかも冷却効率の良好な冷蔵装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、
(al冷凍サイクルの蒸発器と、
(b)この蒸発器で冷却される空気を送風する送風機と
、 (C1前記蒸発器および前記送風機を内蔵するケースと
、 (dlこのケースの上面部に設けられ、前記送風機によ
って送風される空気を吐出する空気吐出口、および前記
蒸発器の周囲に空気を吸入する空気吸入口と、 (e)前記ケースの上面部に脱着自在に積層され、かつ
冷凍冷蔵製品を収納するための収容空間を有する断熱箱
と、 (f)この断熱箱に形成され、かつ前記ケースの空気吐
出口と連通可能に構成された空気吹出ダクトと、 (g)前記断熱箱に形成され、前記空気吹出ダクト内の
空気を前記収容空間に流入させる空気入口と、fh)前
記断熱箱の収容空間の底部に開口し、収容空間内の空気
を下段の断熱箱もしくは前記ケースの空気吸入口側へ流
入させる空気出口とを具備するという技術的手段を採用
する。
、 (C1前記蒸発器および前記送風機を内蔵するケースと
、 (dlこのケースの上面部に設けられ、前記送風機によ
って送風される空気を吐出する空気吐出口、および前記
蒸発器の周囲に空気を吸入する空気吸入口と、 (e)前記ケースの上面部に脱着自在に積層され、かつ
冷凍冷蔵製品を収納するための収容空間を有する断熱箱
と、 (f)この断熱箱に形成され、かつ前記ケースの空気吐
出口と連通可能に構成された空気吹出ダクトと、 (g)前記断熱箱に形成され、前記空気吹出ダクト内の
空気を前記収容空間に流入させる空気入口と、fh)前
記断熱箱の収容空間の底部に開口し、収容空間内の空気
を下段の断熱箱もしくは前記ケースの空気吸入口側へ流
入させる空気出口とを具備するという技術的手段を採用
する。
上記技術的手段によれば、冷凍サイクル及び送風機を作
動することにより、蒸発器で冷却された空気が断熱箱自
身に形成された空気通路を通して断熱箱の収容空間に循
環するので、この冷却空気の循環によって断熱箱内部の
冷凍冷蔵製品を効果的に冷却できる。
動することにより、蒸発器で冷却された空気が断熱箱自
身に形成された空気通路を通して断熱箱の収容空間に循
環するので、この冷却空気の循環によって断熱箱内部の
冷凍冷蔵製品を効果的に冷却できる。
従って、本発明によれば、冷凍冷蔵製品収納用の断熱箱
自身を利用した極めて簡潔な構造で冷蔵機能を得ること
ができ、安価に製作できる。しかも、冷蔵機能不要時に
は断熱箱を取り外して荷物室外部へ持ち出すことにより
、荷物室のスペースを多目的に有効利用できる。
自身を利用した極めて簡潔な構造で冷蔵機能を得ること
ができ、安価に製作できる。しかも、冷蔵機能不要時に
は断熱箱を取り外して荷物室外部へ持ち出すことにより
、荷物室のスペースを多目的に有効利用できる。
また、断熱箱内部に冷却空気を循環するようにしている
ので、従来のごとく断熱箱全体を冷却する場合に比して
冷却効率が良いとともに、扉開放時の高温外気の流入と
か炎天下における高温車体による熱負荷増加の影響を直
接受けないので、冷蔵能力を比較的小さく設定できる。
ので、従来のごとく断熱箱全体を冷却する場合に比して
冷却効率が良いとともに、扉開放時の高温外気の流入と
か炎天下における高温車体による熱負荷増加の影響を直
接受けないので、冷蔵能力を比較的小さく設定できる。
以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第2図は本発明装置を搭載した車両の全体概要図であっ
て、1は車両の運転室、2はこの運転室l内の計器盤部
、3はこの計器盤部2に設けられた冷房冷蔵用制御パネ
ルで、後述する冷房冷蔵用制御機器が備えられている。
て、1は車両の運転室、2はこの運転室l内の計器盤部
、3はこの計器盤部2に設けられた冷房冷蔵用制御パネ
ルで、後述する冷房冷蔵用制御機器が備えられている。
4は運転室1の後方に形成された荷物室で、最後部に開
閉扉(図示せず)が備えられている。5は荷物室4の床
面上に設けられた冷蔵用冷却ユニットで、6はその冷媒
配管である。7は冷凍冷蔵製品収納用の断熱箱で、冷却
ユニット5の上面部の上方に脱着自在に積層されている
。8は断熱箱上蓋で、断熱箱7の最上部に脱着できるよ
うになっている。
閉扉(図示せず)が備えられている。5は荷物室4の床
面上に設けられた冷蔵用冷却ユニットで、6はその冷媒
配管である。7は冷凍冷蔵製品収納用の断熱箱で、冷却
ユニット5の上面部の上方に脱着自在に積層されている
。8は断熱箱上蓋で、断熱箱7の最上部に脱着できるよ
うになっている。
第1図は上記した冷却ユニット5及び断熱箱7の具体的
構造の一実施例を示すもので、9は方形状の樹脂製ケー
スであり、その内面には断熱材llを固着して断熱性が
高めである。10はドレン排出管である。12は冷凍サ
イクルの蒸発器で、冷却ユニット5のケース9内の中央
上部に設置されている。本例では蒸発器12として冷媒
配管6に組付けられたフィン12aを介して空気を直接
冷却するタイプのものを用いているが、蒸発2S12の
回りに水などの蓄冷剤を配置し、この蓄冷剤を介して空
気を冷却するタイプのものも使用可能である。
構造の一実施例を示すもので、9は方形状の樹脂製ケー
スであり、その内面には断熱材llを固着して断熱性が
高めである。10はドレン排出管である。12は冷凍サ
イクルの蒸発器で、冷却ユニット5のケース9内の中央
上部に設置されている。本例では蒸発器12として冷媒
配管6に組付けられたフィン12aを介して空気を直接
冷却するタイプのものを用いているが、蒸発2S12の
回りに水などの蓄冷剤を配置し、この蓄冷剤を介して空
気を冷却するタイプのものも使用可能である。
13は送風機で、蒸発器12の下部に設置されモータ1
4により駆動される。送風機13のファンは本例ではシ
ロッコファンを用いている。15は冷却ユニット5の断
熱材11の上部に取付けられたゴム製パツキンで、冷却
ユニット5と断熱箱7との密着性(シール性)を向上す
るためのものである。16はケース9の上面部の左右両
端の2箇所に設けられた空気吐出口で、送風機13によ
り送風された空気をケース9外へ吐出すものである。1
7はケース9の上面部中央に設けられた空気吸入口で、
ケース9に空気を吸入するものである。18はこの空気
吸入口17に設置された温度センサで、サーミスタより
なる。
4により駆動される。送風機13のファンは本例ではシ
ロッコファンを用いている。15は冷却ユニット5の断
熱材11の上部に取付けられたゴム製パツキンで、冷却
ユニット5と断熱箱7との密着性(シール性)を向上す
るためのものである。16はケース9の上面部の左右両
端の2箇所に設けられた空気吐出口で、送風機13によ
り送風された空気をケース9外へ吐出すものである。1
7はケース9の上面部中央に設けられた空気吸入口で、
ケース9に空気を吸入するものである。18はこの空気
吸入口17に設置された温度センサで、サーミスタより
なる。
断熱箱7は、第3図に示すように断熱箱内端部の2箇所
に断熱箱を上下方向に貫通して断面矩形の空気吹出用ダ
ク)19が形成されており、発泡スチロール等の断熱材
の肉厚を厚クシて、1tlT熱材中に形成されている。
に断熱箱を上下方向に貫通して断面矩形の空気吹出用ダ
ク)19が形成されており、発泡スチロール等の断熱材
の肉厚を厚クシて、1tlT熱材中に形成されている。
上記ダクト19の上端部には矩形状の案内筒22が突出
成形され、一方正端部には案内筒嵌合用の凹部23が成
形されており、この案内筒22と凹部23が嵌合するこ
とにより断熱箱7が相互に一体的に組付けられて積層さ
れる。これにより、上記ダクト19が各箱相互の間で連
通できるとともに、冷却ユニット5のケース9上面部に
断熱箱7を脱着自在に積層できる。また、断熱箱上蓋8
もその下面に凹部23を持ち、断熱箱案内筒22と嵌合
するようになっている。
成形され、一方正端部には案内筒嵌合用の凹部23が成
形されており、この案内筒22と凹部23が嵌合するこ
とにより断熱箱7が相互に一体的に組付けられて積層さ
れる。これにより、上記ダクト19が各箱相互の間で連
通できるとともに、冷却ユニット5のケース9上面部に
断熱箱7を脱着自在に積層できる。また、断熱箱上蓋8
もその下面に凹部23を持ち、断熱箱案内筒22と嵌合
するようになっている。
被冷却物24を収容する収容空間25に冷風を循環する
ために、断熱箱7のダクト仕切壁7aに空気入口20を
設けるとともに、収容空間25の底部に空気出口21が
あけられている。本実施例では、収容空間25の左右両
端部に空気人口20を設けて、左右の空気吹出ダク)1
9と連通させである。また、空気出口21は被冷却物2
4を載置できるようにメソシュ構造にしである。
ために、断熱箱7のダクト仕切壁7aに空気入口20を
設けるとともに、収容空間25の底部に空気出口21が
あけられている。本実施例では、収容空間25の左右両
端部に空気人口20を設けて、左右の空気吹出ダク)1
9と連通させである。また、空気出口21は被冷却物2
4を載置できるようにメソシュ構造にしである。
断熱箱7は上記のごとき構成を有することにより上方へ
複数個順次積層できるもので、随時、容量変化に対応で
きるものである。
複数個順次積層できるもので、随時、容量変化に対応で
きるものである。
第4図は本発明装置を適用した冷凍サイクル及び電気回
路を示すもので、圧縮機30は、電磁クラッチ31を介
して図示しない自動車エンジンの駆動軸に結合される。
路を示すもので、圧縮機30は、電磁クラッチ31を介
して図示しない自動車エンジンの駆動軸に結合される。
この圧縮機30は、本例ではlO気筒(シリンダ)の斜
板式であり、これらの気筒を2グループに分け、第1の
グループを成す9気筒を冷房用の主圧縮部30aとして
構成し、第2のグループを成す残り1気筒のみを冷蔵用
の副圧縮部30bとして構成する。この場合、圧縮機3
0の吸入口として、主圧縮部用の主吸入口30cと、副
圧縮部用の副吸入口30dとがそれぞれ独立に設けられ
ており、そして主圧縮部30aと副圧縮部30bは副圧
縮部30bのシリンダの吸入行程の最終段階(下死点付
近)において連通機構30fにより連通されるようにな
っており、このため上記両吸入口30c、30dの吸入
圧力が異なっても、再圧縮部30a、30bは同じ圧力
で圧縮が開始されるようになっている。主圧縮部30a
及び副圧縮部30bのそれぞれで圧縮された冷媒は、共
通の吐出口30eから吐出されるようになっている。こ
のような圧縮機30は本出願人の出願に係る特開昭60
−48463号公十U等により公知であるので、具体的
構造の説明は省略する。゛ 上記圧縮機30の吐出口30eは、凝縮器32の人口側
に接続され、凝縮器32の吐出側はレシ−バ33に接続
されている。レシーバ33の吐出側には、電磁弁34、
減圧装置、本例では温度作動式膨張弁35、及びこれに
接続する冷房用蒸発器36が接続され、f発器36の吐
出口は冷房用吸入配管37によって主圧縮部30aの吸
入口である主吸入口30cに接続されている。電磁弁3
4は、本例では通電されると閉じるタイプのものを用い
ている。冷房用蒸発器36には送風機38によって空気
が送風され、この送風空気は蒸発器36で冷却されて冷
風となり、図示しないヒータユニットを経由して第1図
の運転室l内へ吹出すようになっている。
板式であり、これらの気筒を2グループに分け、第1の
グループを成す9気筒を冷房用の主圧縮部30aとして
構成し、第2のグループを成す残り1気筒のみを冷蔵用
の副圧縮部30bとして構成する。この場合、圧縮機3
0の吸入口として、主圧縮部用の主吸入口30cと、副
圧縮部用の副吸入口30dとがそれぞれ独立に設けられ
ており、そして主圧縮部30aと副圧縮部30bは副圧
縮部30bのシリンダの吸入行程の最終段階(下死点付
近)において連通機構30fにより連通されるようにな
っており、このため上記両吸入口30c、30dの吸入
圧力が異なっても、再圧縮部30a、30bは同じ圧力
で圧縮が開始されるようになっている。主圧縮部30a
及び副圧縮部30bのそれぞれで圧縮された冷媒は、共
通の吐出口30eから吐出されるようになっている。こ
のような圧縮機30は本出願人の出願に係る特開昭60
−48463号公十U等により公知であるので、具体的
構造の説明は省略する。゛ 上記圧縮機30の吐出口30eは、凝縮器32の人口側
に接続され、凝縮器32の吐出側はレシ−バ33に接続
されている。レシーバ33の吐出側には、電磁弁34、
減圧装置、本例では温度作動式膨張弁35、及びこれに
接続する冷房用蒸発器36が接続され、f発器36の吐
出口は冷房用吸入配管37によって主圧縮部30aの吸
入口である主吸入口30cに接続されている。電磁弁3
4は、本例では通電されると閉じるタイプのものを用い
ている。冷房用蒸発器36には送風機38によって空気
が送風され、この送風空気は蒸発器36で冷却されて冷
風となり、図示しないヒータユニットを経由して第1図
の運転室l内へ吹出すようになっている。
一方、冷蔵用の冷媒回路は、前記の電磁弁34、膨張弁
35及び蒸発器36を包含する冷房用回路と並列に設け
られており、冷蔵用減圧装置の具体例である定圧膨張弁
39と、これの下流に接続する冷蔵用蒸発器12と、冷
媒ガスを圧縮機吸入側への一方向にのみ通過させる逆止
弁40とから成る。この逆止弁40の吐出側は、冷蔵用
吸入配管41によって前記副圧縮部30bの吸入口であ
る副吸入口30dに接続されている。前記定圧膨張弁3
9はその下流側圧力すなわち蒸発2S12内の圧力が設
定圧力、例えば9.5 kg/cIIlG (冷媒R−
12の場合蒸発温度−21℃相当)以下に低下すると開
弁じ、蒸発2S12の圧力を設定圧に維持するものであ
る。圧縮機30の両圧縮部30a、3obにはそれぞれ
吸入口30c、30dが独立に設けられており、それぞ
れの圧縮部の吸入圧力を独立に設定することが可能とな
るので、冷房用の蒸発器36を主吸入口30cに、また
冷蔵用の蒸発器12を副吸入口30dに接続するように
すれは、冷蔵用の蒸発器12内の蒸発圧力を定圧膨張弁
39によって冷房用蒸発器36内の蒸発圧力よりも小さ
い圧力に設定することが可能である。従って、冷蔵用の
蒸発器12内の冷媒蒸発温度を、冷房装置用の蒸発器3
6内の冷媒蒸発温度よりも低下させることができる。例
えば、冷房装置用の蒸発用36内の冷媒温度は、そのフ
ィン表面の凍結を防止するために0℃以下にはしない。
35及び蒸発器36を包含する冷房用回路と並列に設け
られており、冷蔵用減圧装置の具体例である定圧膨張弁
39と、これの下流に接続する冷蔵用蒸発器12と、冷
媒ガスを圧縮機吸入側への一方向にのみ通過させる逆止
弁40とから成る。この逆止弁40の吐出側は、冷蔵用
吸入配管41によって前記副圧縮部30bの吸入口であ
る副吸入口30dに接続されている。前記定圧膨張弁3
9はその下流側圧力すなわち蒸発2S12内の圧力が設
定圧力、例えば9.5 kg/cIIlG (冷媒R−
12の場合蒸発温度−21℃相当)以下に低下すると開
弁じ、蒸発2S12の圧力を設定圧に維持するものであ
る。圧縮機30の両圧縮部30a、3obにはそれぞれ
吸入口30c、30dが独立に設けられており、それぞ
れの圧縮部の吸入圧力を独立に設定することが可能とな
るので、冷房用の蒸発器36を主吸入口30cに、また
冷蔵用の蒸発器12を副吸入口30dに接続するように
すれは、冷蔵用の蒸発器12内の蒸発圧力を定圧膨張弁
39によって冷房用蒸発器36内の蒸発圧力よりも小さ
い圧力に設定することが可能である。従って、冷蔵用の
蒸発器12内の冷媒蒸発温度を、冷房装置用の蒸発器3
6内の冷媒蒸発温度よりも低下させることができる。例
えば、冷房装置用の蒸発用36内の冷媒温度は、そのフ
ィン表面の凍結を防止するために0℃以下にはしない。
これに対して、冷蔵用蒸発器12内の冷媒温度はその蒸
発圧力をより低く、例えば0.5kg/cdGにすれば
、冷媒R−12の場合−21’Cにすることができ、十
分な冷却能力を持たせることが可能となる。ここで、副
圧縮部30bは、圧縮開始直前に、連通機構3Ofによ
って主圧縮部30aに連結されるため、副圧縮部30b
に冷房側の圧力の高い冷媒が流入し、副圧縮部30b内
の冷媒は冷房用蒸発器36の圧力とほぼ等しい圧力、例
えば2.5kg/cdGとなってから圧縮されるため、
副圧縮部30bの冷媒の吐出量が増加する。
発圧力をより低く、例えば0.5kg/cdGにすれば
、冷媒R−12の場合−21’Cにすることができ、十
分な冷却能力を持たせることが可能となる。ここで、副
圧縮部30bは、圧縮開始直前に、連通機構3Ofによ
って主圧縮部30aに連結されるため、副圧縮部30b
に冷房側の圧力の高い冷媒が流入し、副圧縮部30b内
の冷媒は冷房用蒸発器36の圧力とほぼ等しい圧力、例
えば2.5kg/cdGとなってから圧縮されるため、
副圧縮部30bの冷媒の吐出量が増加する。
前記冷蔵用吸入配管41と冷房用吸入配管37とは連通
管42によって連通するようになっており、そして、こ
の連通管42の途中には電磁弁43が配設されていて、
通電されると閉じて連通管42の冷媒の流れを遮断する
ようになっている。
管42によって連通するようになっており、そして、こ
の連通管42の途中には電磁弁43が配設されていて、
通電されると閉じて連通管42の冷媒の流れを遮断する
ようになっている。
なお、上記冷房用蒸発器36の空気吹出側には、温度ス
イッチ44が設けられており、この温度スイッチ44と
しては、例えば所定温度に達すると急速に透磁率が低下
するサーモフェライトと永久磁石とリードスイッチとを
組合せたスイッチが好適である。
イッチ44が設けられており、この温度スイッチ44と
しては、例えば所定温度に達すると急速に透磁率が低下
するサーモフェライトと永久磁石とリードスイッチとを
組合せたスイッチが好適である。
この温度スイッチ44は、冷房用蒸発器36の吹出空気
温度が所定温度、例えば1℃以下になると開き、2℃以
上になると閉じるものである。
温度が所定温度、例えば1℃以下になると開き、2℃以
上になると閉じるものである。
次に、上記温度スイッチ44及び冷却ユニット5の吸入
空気温度を検出する温度センサ18の検出温度に応じて
、電磁クラッチ31、電磁弁34.43の制御を行う制
御回路を第4図により説明する。45は車載のバッテリ
を示し、このバッテリ45には自動車エンジンのイグニ
ッションスイッチ46を介して冷蔵用スイッチ47及び
冷房用スイッチ48が接続されている。冷房用スイ・ノ
チ48には、常閉接点型のリレー49及び常閉接点型の
リレー50のリレーコイル49a、50aが並列に接続
され、リレー49のリレーコイル49aには、上記温度
スイッチ44が接続されている。
空気温度を検出する温度センサ18の検出温度に応じて
、電磁クラッチ31、電磁弁34.43の制御を行う制
御回路を第4図により説明する。45は車載のバッテリ
を示し、このバッテリ45には自動車エンジンのイグニ
ッションスイッチ46を介して冷蔵用スイッチ47及び
冷房用スイッチ48が接続されている。冷房用スイ・ノ
チ48には、常閉接点型のリレー49及び常閉接点型の
リレー50のリレーコイル49a、50aが並列に接続
され、リレー49のリレーコイル49aには、上記温度
スイッチ44が接続されている。
上記リレー49のリレー接点49bは、電磁弁34に接
続され、リレー50のリレー接点50bは、電磁クラッ
チ31の励磁コイル31aに>21i サれてし・る。
続され、リレー50のリレー接点50bは、電磁クラッ
チ31の励磁コイル31aに>21i サれてし・る。
一方、冷蔵用スイッチ47には、常閉接点型のリレー5
1及び常閉接点型リレー52にリレーコイル51a、5
2aが並列に接続され、このリレーコイル51a、52
aは温度制御回路53に設けられたトランジスタ54の
コレクタに接続されている。この温度制御回路53は、
前記温度センサ18の抵抗値の変化に応じて、この温度
センサ18と設定温度調節用の可変抵抗器55との接続
点Mの電位の変化を比較器56によって判別し、トラン
ジスタ54をオン・オフさせて、前記リレー51.52
を制御するものである。
1及び常閉接点型リレー52にリレーコイル51a、5
2aが並列に接続され、このリレーコイル51a、52
aは温度制御回路53に設けられたトランジスタ54の
コレクタに接続されている。この温度制御回路53は、
前記温度センサ18の抵抗値の変化に応じて、この温度
センサ18と設定温度調節用の可変抵抗器55との接続
点Mの電位の変化を比較器56によって判別し、トラン
ジスタ54をオン・オフさせて、前記リレー51.52
を制御するものである。
なお、上記リレー51の接点51bは、上記リレー50
の接点50b及び電磁弁43に直列接続され、リレー5
2の接点52bは、上記リレー50の接点50bとは、
並列して電磁クラッチ31に接続されている。
の接点50b及び電磁弁43に直列接続され、リレー5
2の接点52bは、上記リレー50の接点50bとは、
並列して電磁クラッチ31に接続されている。
上記スイッチ47.48、リレー49.50.51.5
2、制御回路53、可変抵抗器55等のJj92”jは
第2図に示した制御パネル3に設けられている。
2、制御回路53、可変抵抗器55等のJj92”jは
第2図に示した制御パネル3に設けられている。
次に、本実施例装置の作動を説明する。第5図は第4図
に示した冷凍サイクルのモリエル線図であって、図中、
実線80のサイクルは冷房用の冷凍サイクルの冷媒の状
態を示し、破線81は冷蔵用の冷凍サイクルの冷媒の状
態を示している。
に示した冷凍サイクルのモリエル線図であって、図中、
実線80のサイクルは冷房用の冷凍サイクルの冷媒の状
態を示し、破線81は冷蔵用の冷凍サイクルの冷媒の状
態を示している。
このモリエル線図を用いて、まず冷房と冷蔵を同時に行
う場合について説明する。この場合は、冷房用スイッチ
48及び冷蔵用スイッチ47をともに閉じる。冷房及び
冷蔵運転前は、1ffl常冷房用蒸発器36の近傍の温
度も冷却ユニット5内の温度もともに設定温度より高い
状態にあるので、温度スイッチ44が閉じるとともに、
温度制御回路53のトランジスタ54がオンする。その
ため、リレー49.50.51.52に通電され、リレ
ー50.51.52の常閉接点50b、51b、52b
が閉じられ、リレー49の常閉接点49bは開かれる。
う場合について説明する。この場合は、冷房用スイッチ
48及び冷蔵用スイッチ47をともに閉じる。冷房及び
冷蔵運転前は、1ffl常冷房用蒸発器36の近傍の温
度も冷却ユニット5内の温度もともに設定温度より高い
状態にあるので、温度スイッチ44が閉じるとともに、
温度制御回路53のトランジスタ54がオンする。その
ため、リレー49.50.51.52に通電され、リレ
ー50.51.52の常閉接点50b、51b、52b
が閉じられ、リレー49の常閉接点49bは開かれる。
従って、電磁クラッチ31のコイル31aに電流が流れ
、圧縮機30はTL磁ツクラッチ31介して自動車エン
ジンの駆動力が伝達されて、冷媒の圧縮を開始する。ま
た、電磁弁43は、通電により閉弁状態となり、冷媒の
流れを遮断し、電磁弁34は通電されないため開弁状態
となり、さらに冷蔵用の送風機13が通電され、作動す
る。
、圧縮機30はTL磁ツクラッチ31介して自動車エン
ジンの駆動力が伝達されて、冷媒の圧縮を開始する。ま
た、電磁弁43は、通電により閉弁状態となり、冷媒の
流れを遮断し、電磁弁34は通電されないため開弁状態
となり、さらに冷蔵用の送風機13が通電され、作動す
る。
よって、冷房用の冷媒及び冷凍用の冷媒は、それぞれ主
吸入口30c及び副吸入口30dから圧縮機30の内部
に吸入され、副圧縮部30bのシリンダは吸入行程の終
わりで主圧縮部30aに連通しく第5図のP6→P、)
、主圧縮部30a及び副圧縮部30bは同じ圧力2.5
kg/cnlの冷媒をともに圧縮することになる。
吸入口30c及び副吸入口30dから圧縮機30の内部
に吸入され、副圧縮部30bのシリンダは吸入行程の終
わりで主圧縮部30aに連通しく第5図のP6→P、)
、主圧縮部30a及び副圧縮部30bは同じ圧力2.5
kg/cnlの冷媒をともに圧縮することになる。
圧縮された冷媒ガスは、両者混合されて圧縮機30の吐
出口30eから吐出され、6.[器32によって液化(
第5図のP4−PI)する。
出口30eから吐出され、6.[器32によって液化(
第5図のP4−PI)する。
液化冷媒はレシーバ33に蓄えられ、定圧膨張弁39及
び温度作動式膨張式35の作用(第5図のp、−ps及
びP1→pz)によって蒸発器36及び12内において
蒸発(第5図のPz=P3及びPs=P3)する、ここ
で、21点は、温度作動式膨張弁35の入口側(高圧側
)の冷媒の状態を表し、P2は、膨張弁35の出口側(
低圧倒)の冷媒の状態を表し、P、は主圧縮部30aの
吸入口30cにおける冷媒の状態を表し、P4は圧縮機
30の吐出口30eでの冷媒の状態を表わす。
び温度作動式膨張式35の作用(第5図のp、−ps及
びP1→pz)によって蒸発器36及び12内において
蒸発(第5図のPz=P3及びPs=P3)する、ここ
で、21点は、温度作動式膨張弁35の入口側(高圧側
)の冷媒の状態を表し、P2は、膨張弁35の出口側(
低圧倒)の冷媒の状態を表し、P、は主圧縮部30aの
吸入口30cにおける冷媒の状態を表し、P4は圧縮機
30の吐出口30eでの冷媒の状態を表わす。
冷蔵用のサイクルでは定圧膨張弁390開弁圧を適当に
設定することによって、定圧膨張弁39の下流での冷媒
の状態をP、の値に設定する。具体的には、定圧膨張弁
39の作用により藩発器12の蒸発圧力を0.5 kg
/ cntGに維持することが可能である。以上の様に
、冷蔵用の蒸発器12内の蒸発圧力を0.5kg/cn
lGに維持することによって、冷媒R−12の場合蒸発
温度を一21゛Cに保持し、冷蔵作用を行うことが可能
である。送風[13の送風空気は蒸発i?312中を流
れる間に冷却されて冷風となり、この冷風は空気吐出口
16−・空気吹出用ダクト19−空気人口2〇−箱内収
容空間25−空気出口21−空気吸入口17−ケース9
の経路で循環し、収容空間25の被冷却物24が冷却さ
れる。
設定することによって、定圧膨張弁39の下流での冷媒
の状態をP、の値に設定する。具体的には、定圧膨張弁
39の作用により藩発器12の蒸発圧力を0.5 kg
/ cntGに維持することが可能である。以上の様に
、冷蔵用の蒸発器12内の蒸発圧力を0.5kg/cn
lGに維持することによって、冷媒R−12の場合蒸発
温度を一21゛Cに保持し、冷蔵作用を行うことが可能
である。送風[13の送風空気は蒸発i?312中を流
れる間に冷却されて冷風となり、この冷風は空気吐出口
16−・空気吹出用ダクト19−空気人口2〇−箱内収
容空間25−空気出口21−空気吸入口17−ケース9
の経路で循環し、収容空間25の被冷却物24が冷却さ
れる。
そして、各断熱箱7内の冷却が進行して、ケース°9の
吸入空気温度が可変抵抗器55により設定された設定温
度(例えば5℃)より低下すると、M点の電位が温度制
御回路53の比較器56の基準電位(N点の電位)より
高くなり、トランジスタ54がオフするので、リレー5
1.52のill電が遮断され、接点51b、52bが
開放状態に復帰する。ここで、接点52bが開放状態に
なっても、接点50bを介して電磁クラッチ31への通
電が維持される。そして、接点51bの開放により電磁
弁43への通電が遮断され、電磁弁43が開弁するので
、連通管42が開通状態となる。
吸入空気温度が可変抵抗器55により設定された設定温
度(例えば5℃)より低下すると、M点の電位が温度制
御回路53の比較器56の基準電位(N点の電位)より
高くなり、トランジスタ54がオフするので、リレー5
1.52のill電が遮断され、接点51b、52bが
開放状態に復帰する。ここで、接点52bが開放状態に
なっても、接点50bを介して電磁クラッチ31への通
電が維持される。そして、接点51bの開放により電磁
弁43への通電が遮断され、電磁弁43が開弁するので
、連通管42が開通状態となる。
従って、冷房用の冷媒は、吸入配管37を通って、主吸
入口30cから圧縮機30の主圧縮部30aに吸入され
ると同時に連通管42、吸入配管41を通って、副吸入
口30dから副圧縮部30bに吸入され、圧縮機30は
その全気筒(本実施例では10気筒全て)を冷房用とし
て使用することとなる。また、この場合、副圧縮部30
bの吸入圧力が上昇するに伴って、逆止弁40が閉じ、
冷蔵用蒸発器12内の圧力が上昇しだすと、定圧膨張弁
39が閉じる。このように、両端の弁39.40がいず
れも閉じることによって蒸発器12内の冷媒の圧力は低
い圧力を維持した状態となる。
入口30cから圧縮機30の主圧縮部30aに吸入され
ると同時に連通管42、吸入配管41を通って、副吸入
口30dから副圧縮部30bに吸入され、圧縮機30は
その全気筒(本実施例では10気筒全て)を冷房用とし
て使用することとなる。また、この場合、副圧縮部30
bの吸入圧力が上昇するに伴って、逆止弁40が閉じ、
冷蔵用蒸発器12内の圧力が上昇しだすと、定圧膨張弁
39が閉じる。このように、両端の弁39.40がいず
れも閉じることによって蒸発器12内の冷媒の圧力は低
い圧力を維持した状態となる。
ここで、送風機13は作動を′m続し、冷風の循環を続
ける。そして温度センサ18の検出温度が設定温度(例
えば10℃)以上に上昇すると、上記とは逆に、M点の
電位が下がり、トランジスタ54はオンとなり、電磁弁
43は通電されて閉じ、冷房用サイクルと冷蔵用サイク
ルが独立して運転される。このようにして、断熱箱7内
の温度が設定温度に制御される。
ける。そして温度センサ18の検出温度が設定温度(例
えば10℃)以上に上昇すると、上記とは逆に、M点の
電位が下がり、トランジスタ54はオンとなり、電磁弁
43は通電されて閉じ、冷房用サイクルと冷蔵用サイク
ルが独立して運転される。このようにして、断熱箱7内
の温度が設定温度に制御される。
一方、冷房用蒸発器36の吹出側空気温度が設定温度(
foC)より低下すると、温度スイッチ44が開いて、
リレー49の接点49bは、閉状態に復帰し、またリレ
ー50の接点50bは開かれる。従って、電磁弁34は
通電されて閉じ、冷房用蒸発器36には、冷媒が流れな
くなり、冷房用蒸発器36の霜付(フロスト)を防止す
る。なお、このとき、リレー50の接点50bが開くた
め、電磁弁43は通電を遮断され、開弁するので、連通
管42を開き、圧縮機3oの全気筒は、全て冷蔵用とし
て使用することが可能となる。そして、時間の経過によ
り冷房用蒸発器36の吹出側空気温度が設定温度(例え
ば2℃)より上昇すると、温度スイッチ44が再び閉状
!環となり、電磁弁34が開弁じ、冷房用蒸発器36に
冷媒が流入する。
foC)より低下すると、温度スイッチ44が開いて、
リレー49の接点49bは、閉状態に復帰し、またリレ
ー50の接点50bは開かれる。従って、電磁弁34は
通電されて閉じ、冷房用蒸発器36には、冷媒が流れな
くなり、冷房用蒸発器36の霜付(フロスト)を防止す
る。なお、このとき、リレー50の接点50bが開くた
め、電磁弁43は通電を遮断され、開弁するので、連通
管42を開き、圧縮機3oの全気筒は、全て冷蔵用とし
て使用することが可能となる。そして、時間の経過によ
り冷房用蒸発器36の吹出側空気温度が設定温度(例え
ば2℃)より上昇すると、温度スイッチ44が再び閉状
!環となり、電磁弁34が開弁じ、冷房用蒸発器36に
冷媒が流入する。
このように電磁弁34の開閉により蒸発器吹出温度を設
定温度に制御して冷房用蒸発器36の霜付を防止する。
定温度に制御して冷房用蒸発器36の霜付を防止する。
また、温度センサ18の検出温度及び温度スイッチ44
の検出温度がともに設定温度以下になった時は、リレー
52の接点52b及びリレー50の接点50bがいずれ
も開状態になるので、電磁クラッチ31への通電が遮断
され、圧縮機3oが停止する。
の検出温度がともに設定温度以下になった時は、リレー
52の接点52b及びリレー50の接点50bがいずれ
も開状態になるので、電磁クラッチ31への通電が遮断
され、圧縮機3oが停止する。
次に、冷房用スイッチ48のみを投入して冷房運転のみ
を行う時は、リレー51.52の接点51b、52bが
常に開いたままとなり、従って電(1弁43は開状態の
ままである。そして、温度スイッチ44の開閉により電
磁弁34の開閉と電磁クラッチ31の断続が制御されて
、冷房用蒸発器36の霜付を防止する。
を行う時は、リレー51.52の接点51b、52bが
常に開いたままとなり、従って電(1弁43は開状態の
ままである。そして、温度スイッチ44の開閉により電
磁弁34の開閉と電磁クラッチ31の断続が制御されて
、冷房用蒸発器36の霜付を防止する。
次に、冷蔵用スイッチ47のみを投入して、冷蔵運転の
みを行う時は、リレー49.50.51が非通電のまま
となり、接点49aは閉状態のままで、接点50bと5
1bは開状態のままとなる。
みを行う時は、リレー49.50.51が非通電のまま
となり、接点49aは閉状態のままで、接点50bと5
1bは開状態のままとなる。
従って、電磁弁34は常に通電され、閉じたままとなり
、冷房用蒸発器36には冷媒が流入しない。
、冷房用蒸発器36には冷媒が流入しない。
これと同時に、電磁弁43は常に開状態のままとなり、
圧縮機30の全気筒が冷蔵用に使用される。
圧縮機30の全気筒が冷蔵用に使用される。
そして、温度センサ18の検出温度が設定温度まで低下
すると、リレー52の接点52bが開状態となり、圧縮
機30が停止する。
すると、リレー52の接点52bが開状態となり、圧縮
機30が停止する。
上記冷房冷蔵同時運転の場合の作動および冷房単独運転
、冷蔵単独運転の場合の作動をまとめると、下記の表1
に示す如くなる。
、冷蔵単独運転の場合の作動をまとめると、下記の表1
に示す如くなる。
(以下余白)
表 1
前記表1から理解されるように、本実施例によれば、冷
房単独、冷iii!単独、及び冷房冷蔵同時運転の3つ
の運転モードについて、設定温度に応じてきめ細かい温
度制御を行っているため、圧縮改30の能力を有効に活
用でき、冷房と冷蔵を行う装置として、極めて実用性の
高いものを提供できる。
房単独、冷iii!単独、及び冷房冷蔵同時運転の3つ
の運転モードについて、設定温度に応じてきめ細かい温
度制御を行っているため、圧縮改30の能力を有効に活
用でき、冷房と冷蔵を行う装置として、極めて実用性の
高いものを提供できる。
次に、第6図及び第7図は本発明の他の実施例を示すも
のであって、前述の実施例では断熱箱7の収容空間25
の底部にメツシュ構造の空気出口21を形成して、ここ
を直接冷風が通り抜ける構造であったが、本実施例では
、収容空間25の底部に上下方向に折曲した凹形状の通
風経路を設置して冷風を循環させる構造としており、こ
の構造によれば冷気が下方に流出しにくり、断熱箱7の
冷却能力を高めることができる利点がある。
のであって、前述の実施例では断熱箱7の収容空間25
の底部にメツシュ構造の空気出口21を形成して、ここ
を直接冷風が通り抜ける構造であったが、本実施例では
、収容空間25の底部に上下方向に折曲した凹形状の通
風経路を設置して冷風を循環させる構造としており、こ
の構造によれば冷気が下方に流出しにくり、断熱箱7の
冷却能力を高めることができる利点がある。
本例の具体的構造を更に説明すると、第7図に示すよう
に、収容空間25底部の外周部分に空気出口60が設け
られており、そこより吸入された空気は凹形状の通風経
路60aを通過し、空気出口穴60bより下段の断熱箱
7もしくは冷却ユニット5の空気吸入口17側へ吐出さ
れる。
に、収容空間25底部の外周部分に空気出口60が設け
られており、そこより吸入された空気は凹形状の通風経
路60aを通過し、空気出口穴60bより下段の断熱箱
7もしくは冷却ユニット5の空気吸入口17側へ吐出さ
れる。
本発明は上述した図示実施例以外にも種々変形可能であ
り、以下にその代表的変形例を示す。
り、以下にその代表的変形例を示す。
fl)上述の実施例では、車両冷房用の冷凍サイクルと
冷蔵用の冷凍サイクルとを一体化した場合について述べ
たが、冷蔵専用の冷凍サイクルを設置してもよい。また
、別に冷蔵用と冷凍用の冷凍サイクルを設けてもよい。
冷蔵用の冷凍サイクルとを一体化した場合について述べ
たが、冷蔵専用の冷凍サイクルを設置してもよい。また
、別に冷蔵用と冷凍用の冷凍サイクルを設けてもよい。
(2)上述の実施例では、冷蔵用蒸発312で直接空気
を冷却するものであるが、蓄冷剤を用いて空気を冷却し
てもよい。
を冷却するものであるが、蓄冷剤を用いて空気を冷却し
てもよい。
(3)上述の実施例では、冷却ユニット5の空気吐出口
16を左右両端部の2箇所に設置しているが、片側の1
箇所に設けるだけでもよい。また、冷蔵をそれほど必要
としない場合には、片側の空気吐出口16を閉して他の
片側のみから冷風を吹出させるようにしてもよい。
16を左右両端部の2箇所に設置しているが、片側の1
箇所に設けるだけでもよい。また、冷蔵をそれほど必要
としない場合には、片側の空気吐出口16を閉して他の
片側のみから冷風を吹出させるようにしてもよい。
(4)上述の実施例では、本発明装置を車両に装着する
場合について述べたが、これに限定されることなく、例
えば荷物輸送業者の中継点(営業所)等で使用してもよ
い。この場合、冷凍サイクルの圧縮機30は商用電源で
駆動される電・肋式とすればよい。
場合について述べたが、これに限定されることなく、例
えば荷物輸送業者の中継点(営業所)等で使用してもよ
い。この場合、冷凍サイクルの圧縮機30は商用電源で
駆動される電・肋式とすればよい。
(5)断熱箱7の収容空間25内に、蓄冷剤パンクを設
けて、冷凍サイクル停止後における保冷効果を得るよう
にしてもよい。
けて、冷凍サイクル停止後における保冷効果を得るよう
にしてもよい。
図面は本発明の実施例を示すもので、第目4−土本発明
装置の一実施例を示す要部縦断面図、第2図は本発明装
置を車両の荷物室4に装着した状態を例示する車両の全
体斜視図、第3図は第1図に示す断熱箱7の分解斜視図
、第4図は電気回路を含む冷凍サイクル図、第5図は冷
凍サイクルの作動説明用のモリエル線図、第6図は本発
明装置の他の実施例を示す縦断面図、第7図は第6図の
要部拡大断面図である。 4・・・荷物室、5・・・冷却ユニット、7・・・断熱
箱。 9・・・ケース、12・・・蒸発器、13・・・送風機
、16・・・空気吐出口、17・・・空気吸入口、19
・・・空気吹出ダクト、20・・・空気入口、21・・
・空気出口、25・・・収容空間。 代理人弁理士 岡 部 隆 第5図
装置の一実施例を示す要部縦断面図、第2図は本発明装
置を車両の荷物室4に装着した状態を例示する車両の全
体斜視図、第3図は第1図に示す断熱箱7の分解斜視図
、第4図は電気回路を含む冷凍サイクル図、第5図は冷
凍サイクルの作動説明用のモリエル線図、第6図は本発
明装置の他の実施例を示す縦断面図、第7図は第6図の
要部拡大断面図である。 4・・・荷物室、5・・・冷却ユニット、7・・・断熱
箱。 9・・・ケース、12・・・蒸発器、13・・・送風機
、16・・・空気吐出口、17・・・空気吸入口、19
・・・空気吹出ダクト、20・・・空気入口、21・・
・空気出口、25・・・収容空間。 代理人弁理士 岡 部 隆 第5図
Claims (1)
- (1)(a)冷凍サイクルの蒸発器と、 (b)この蒸発器で冷却される空気を送風する送風機と
、 (c)前記蒸発器および前記送風機を内蔵するケースと
、 (d)このケースの上面部に設けられ、前記送風機によ
って送風される空気を吐出する空気吐出口、および前記
蒸発器の周囲に空気を吸入する空気吸入口と、 (e)前記ケースの上面部に脱着自在に積層され、かつ
冷凍冷蔵製品を収納するための収容空間を有する断熱箱
と、 (f)この断熱箱に形成され、かつ前記ケースの空気吐
出口と連通可能に構成された空気吹出ダクトと、 (g)前記断熱箱に形成され、前記空気吹出ダクト内の
空気を前記収容空間に流入させる空気入口と、(h)前
記断熱箱の収容空間の底部に開口し、収容空間内の空気
を下段の断熱箱もしくは前記ケースの空気吸入口側へ流
入させる空気出口とを具備する冷蔵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13424086A JPS62293073A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 冷蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13424086A JPS62293073A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 冷蔵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62293073A true JPS62293073A (ja) | 1987-12-19 |
Family
ID=15123684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13424086A Pending JPS62293073A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 冷蔵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62293073A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014583A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Sanden Corp | 冷却庫 |
JP2014091574A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Yakult Honsha Co Ltd | 保冷容器 |
JP2016507426A (ja) * | 2012-11-21 | 2016-03-10 | ベルリーヴォ,ソシエテ アノニム | 輸送ボックス及びチルド製品の輸送方法 |
-
1986
- 1986-06-10 JP JP13424086A patent/JPS62293073A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014583A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Sanden Corp | 冷却庫 |
JP2014091574A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Yakult Honsha Co Ltd | 保冷容器 |
JP2016507426A (ja) * | 2012-11-21 | 2016-03-10 | ベルリーヴォ,ソシエテ アノニム | 輸送ボックス及びチルド製品の輸送方法 |
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