JP3156801B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に装備される空
調装置に関するもので、特に、室内熱交換器と室外熱交
換器とを備え、それらの間で気相・液相の相変化を生じ
させながら冷媒を循環させることにより冷房あるいは暖
房などを行うようにした自動車用空調装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の冷房装置は、車室内に
供給される空気と熱交換を行う室内熱交換器のエバポレ
ータ、車外から取り入れられる外気と熱交換を行う室外
熱交換器のコンデンサ、そして、そのエバポレータから
コンデンサに流れる冷媒を圧縮するコンプレッサ、及び
コンデンサからエバポレータに流れる冷媒を減圧する膨
張弁などの減圧手段によって構成されている。その冷房
装置においては次のような冷凍サイクルが行われる。ま
ず、コンプレッサにより圧縮された気相冷媒は、高温高
圧となってコンデンサに導かれる。そのコンデンサには
クーリングファンによって外気が吹き付けられており、
その外気によって冷媒が冷却されて液化する。液化した
高圧冷媒は、次いで膨張弁により減圧され、エバポレー
タに送られる。そのエバポレータにおいては、冷媒は周
囲から熱を奪うことによって気化する。したがって、車
外あるいは車室内から取り入れられて車室内に供給され
る空気をそのエバポレータに吹き付けるようにすれば、
その空気が冷却され、車室内の冷房が行われる。そし
て、気化した冷媒は、再びコンプレッサに送られて圧縮
される。通常の自動車用空調装置は、このような冷凍サ
イクルを行う蒸気圧縮式冷房装置とエンジン冷却水を利
用したヒータとを組み合わせることによって構成されて
いる。
【0003】また、最近では、例えば特開昭60−179322
号公報に示されているように、自動車用空調装置にもヒ
ートポンプ方式を採用することが検討されるようになっ
てきている。そのヒートポンプ式空調装置においても、
室内熱交換器と室外熱交換器とが設けられ、それらの間
で上述の冷凍サイクルと同様に冷媒を循環させることに
より、冷房が行われる。一方、暖房は、冷媒の流れ方向
を切り換え、その冷凍サイクルを逆として室内熱交換器
から放熱させるようにすることによって行われる。この
ようなヒートポンプ式空調装置によれば、外気から熱が
吸収されて暖房が行われるので、上述のエンジン冷却水
を利用するもののようにエンジン温度に左右されること
がなくなり、暖房の立ち上がりが早くなる。また、内燃
エンジンを備えていない電気自動車にも適用することが
できる。
【0004】このように、自動車用空調装置において
は、蒸気圧縮式あるいはヒートポンプ式のいずれの場合
にも、室内熱交換器と室外熱交換器とが用いられる。そ
の室内熱交換器は車室内に供給される空気と熱交換する
ものであるので、車室内側に配置される。また、室外熱
交換器は、外気と熱交換を行う関係上、車外から空気を
取り入れやすい車体前端部のエンジンルーム内にラジエ
ータに隣接して配置される。通常、その室外熱交換器が
設置されるエンジンルームは、室内熱交換器が設置され
る車室内とはダッシュボードによって仕切られるように
なっている。
【0005】ところで、従来の自動車用空調装置におい
ては、コンプレッサはエンジンによって駆動されるの
で、そのコンプレッサはエンジンルーム内に配設するよ
うにされていた。また、室外熱交換器も、上述のように
エンジンルーム内に設置するようにされていた。すなわ
ち、上記公報にも示されているように、室外熱交換器と
コンプレッサとは同じ室内に配設されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンルーム内はエンジン等の発熱によって高温となる。ま
た、コンプレッサ自体も発熱する。そのために、室外熱
交換器をエンジンやコンプレッサ等の発熱源と同一の室
内に設置すると、室外熱交換器はそれらの発熱源から輻
射熱を受けることになる。また、コンプレッサの冷却効
率が低下するので、コンプレッサにより冷媒を所定の圧
力まで圧縮したとき、その冷媒が必要以上に加熱される
ことになる。したがって、冷房運転を行うためには、室
外熱交換器を大容量のものとして、その冷却能力を高め
ることが必要となる。これをモリエル線図によって説明
すると、上述の冷凍サイクルは図10のようになる。す
なわち、コンプレッサによって冷媒を圧縮すると、その
冷媒の温度及び圧力は図のa点からb点に移行する。ま
た、室外熱交換器によって放熱されることにより、b点
からc点に移行する。更に、膨張弁によって減圧される
ことにより、c点からd点に移行する。そして、室内熱
交換器を介して吸熱することにより、d点からa点に戻
る。この間において、コンプレッサの周囲を流れる空気
の温度が高いと、コンプレッサが十分に冷却されないの
で、冷媒を所定の圧力まで圧縮したとき、その冷媒の温
度はb点より高いb′点の温度となる。したがって、そ
の冷媒の温度をc点にまで下げるために、室外熱交換器
にはそれだけの容量が求められることになる。しかも、
その室外熱交換器はコンプレッサ等から輻射熱を受ける
ことによって効率が低下するので、更に容量を大きくす
ることが必要となる。また、コンプレッサは冷媒をb′
点の温度にまで上昇させる仕事をすることになるので、
そのコンプレッサ自体の効率も低下する。
【0007】自動車用空調装置の冷房時における消費エ
ネルギは極めて大きい。そして、特に電気自動車の場合
には、搭載される電力量が限られている。そのために、
そのように冷房によって電力を消費すると、走行可能距
離が短くなってしまう。したがって、その効率の向上は
大きな課題となっている。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、冷房効率を高めることが
でき、更に、種々の運転モードで使用することのできる
自動車用空調装置を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、室内熱交換器及び室外熱交換器を互い
に仕切られた第1室及び第2室内にそれぞれ配置すると
ともに、コンプレッサを、それら第1室及び第2室、更
には車室からも仕切られた独立した第3室内に配置する
ようにしている。第1室及び第2室は互いに隣接して配
置され、それら第1室と第2室とを仕切る隔壁には、第
2室内の室外熱交換器を通過した空気を第1室内の室内
熱交換器に導く開閉可能な開口が設けられる。第3室に
は、コンプレッサ冷却用の外気を取り入れるための開閉
可能な冷却空気取入れ口、及びその第3室内の温風を排
出するための開閉可能な排熱口を設けることが望まし
い。また、第2室と第3室との間を仕切る隔壁にも、必
要に応じてそれらの間を連通あるいは遮断する開閉可能
な開口が設けられる。更に、第1室に設けられる内気導
入口や空気吹き出し口、第2室に設けられる外気導入口
や空気排出口も適宜開閉可能とされる。また、その空調
装置は、減圧手段として可逆式のものを用いるととも
に、冷媒の流れ方向を切り換える切換手段を設けること
により、ヒートポンプ式空調装置とすることもできる。
【0010】
【作用】このように、コンプレッサを独立した第3室内
に配置することにより、そのコンプレッサの輻射熱の影
響が室外熱交換器に及ぼされることがなくなるので、室
外熱交換器の効率が向上する。また、その第3室内を冷
却空気が流れるようにすることにより、コンプレッサが
効率よく冷却されるようになるので、コンプレッサ自体
の効率も向上する。したがって、冷房効率の高い自動車
用空調装置となる。そして、各室間を連通あるいは遮断
可能とし、また、ヒートポンプ式とすることにより、冷
房モード、暖房モード、換気モード、除湿モード、解氷
モード等の種々の運転モードで使用することが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図中、図1は本発明による自動車用空調装置の一実
施例を示す概略構成図である。この図から明らかなよう
に、この自動車1にはエンジンは搭載されていない。こ
の自動車1は電気自動車であって、その動力源であるバ
ッテリは車体下部あるいは後部に適宜収納されている。
したがって、その車室2の前方は空間となっている。そ
して、その空間は、垂直な隔壁3及び水平な隔壁4によ
って、三つの室5,6,7に仕切られている。
【0012】車室2の前方に隣接して位置する第1室5
内には、室内熱交換器8と、その熱交換器8に空気を導
く室内電動ファン9とが設けられている。また、その第
1室5の前方に隣接する第2室6内には、室外熱交換器
10と、その熱交換器10に空気を導く室外電動ファン
11とが設けられている。更に、それら第1室5及び第
2室6の下方に形成される第3室7内には、コンプレッ
サ12及びその駆動モータ(図示せず)と、その第3室
7内に空気を導入する電動ファン13とが設けられてい
る。
【0013】室内熱交換器8と室外熱交換器10とは、
2本の冷媒配管14,15によって互いに接続されてい
る。コンプレッサ12は、その一方の冷媒配管14に四
方弁16を介して接続されている。したがって、その四
方弁16を切り換えることにより、コンプレッサ12に
よって圧縮された冷媒が室内熱交換器8あるいは室外熱
交換器10のいずれか側に導かれるようになっている。
すなわち、この実施例では、その四方弁16によって、
冷媒の流れ方向を切り換える切換手段が構成されてい
る。また、他方の冷媒配管15には、冷媒を減圧する減
圧手段としての膨張弁17が設けられている。その膨張
弁17はキャピラリチューブと呼ばれる細管からなるも
ので、いずれの側に流れる冷媒をも同様に減圧する可逆
式のものである。こうして、これら室内熱交換器8、室
外熱交換器10、コンプレッサ12、冷媒配管14,1
5、四方弁16、及び膨張弁17によって、ヒートポン
プサイクルが構成されるようになっている。
【0014】膨張弁17が設けられる冷媒配管15に
は、更に、その膨張弁17をバイパスするバイパス配管
18が接続されている。そして、そのバイパス配管18
に開閉弁19が設けられている。したがって、その開閉
弁19を開いたときには、冷媒は膨張弁17を迂回して
流れるようになっている。
【0015】第1室5の車外に面する上壁には、外気を
取り入れる外気取入れ口20が設けられている。その外
気取入れ口20は、外気導入ダンパ21によって開閉さ
れるようになっている。また、第1室5の底面をなす水
平隔壁4の前部には、車室2内の空気を取り入れる内気
導入口22が設けられている。その内気導入口22は、
下方に回動する内気循環ダンパ23によって開閉される
ようになっている。そして、その内気循環ダンパ23が
開いたときには、車室2と第3室7との間が仕切られる
ようになっている。更に、水平隔壁4には、その後部、
すなわち車室2側にも、ダンパ24によって開閉される
開口25が設けられている。そのダンパ24は、開口2
5を開いたときには車室2から第1室5の内気導入口2
2に流れる空気を遮断するものとされている。すなわ
ち、そのダンパ24によって、第1室5を車室2から遮
断する遮蔽手段が構成されている。第1室5の車室2に
面する壁面をなすインストルメントパネル26には、通
常の自動車と同様に、その上面、上部、及び下部にそれ
ぞれ空気吹き出し口27,28,29が設けられてい
る。それらの空気吹き出し口27,28,29もそれぞ
れ開閉可能とされている。こうして、第1室5内には、
外気取入れ口20あるいは内気導入口22から車外ある
いは車室2内の空気が取り入れられ、室内熱交換器8に
よって熱交換された後、空気吹き出し口27,28,2
9から車室2内に導かれるようになっている。
【0016】一方、第2室6の前面には、外気導入ダン
パ30によって開閉される外気導入口31が設けられて
いる。また、その第2室6の後部上面には、排気ダンパ
32によって開閉される空気排出口33が設けられてい
る。更に、第2室6の底面をなす第3室7との間の水平
隔壁4には、その第2室6内に設置されている室外熱交
換器10の前後位置に、その熱交換器10を通して第3
室7内の空気を循環させるための開口34,35がそれ
ぞれ設けられている。そして、それらの開口34,35
も、ダンパ36,37によってそれぞれ開閉されるよう
になっている。また、第1室5と第2室6との間の垂直
隔壁3には、それらの間を連通させる開口38が設けら
れている。その開口38は、換気ダンパ39によって開
閉されるようになっている。
【0017】第3室7の前面にも、外気導入ダンパ40
によって開閉される冷却空気取入れ口41が設けられて
いる。また、その第3室7のコンプレッサ12より後方
の位置には、コンプレッサ12やその駆動モータによっ
て加熱された空気を車外に排出するための排熱口42が
設けられている。その排熱口42は、上方に回動する排
熱ダンパ43によって開閉されるようになっている。更
に、車室2の後部には、車室2内の空気を車外に排出す
る換気口44が設けられている。その換気口44も、換
気ダンパ45によって開閉されるようになっている。
【0018】次に、このように構成された自動車用空調
装置の作用について説明する。 イ)冷房 車室2内の冷房を行うときには、図2に示されているよ
うに、四方弁16を切り換えて、コンプレッサ12によ
って圧縮された冷媒が室外熱交換器10に導かれるよう
にする。そして、第1室5の内気導入口22及びインス
トルメントパネル26上部の空気吹き出し口28、第2
室6の外気導入口31及び空気排出口33を開く。ま
た、第3室7の冷却空気取入れ口41及び排熱口42も
開く。その他の開口は閉じておく。バイパス配管18の
開閉弁19は通常は閉じられている。この状態で、コン
プレッサ12及び電動ファン9,11,13を駆動す
る。すると、コンプレッサ12により圧縮されて高温高
圧となった気相冷媒が第2室6内の室外熱交換器10に
導かれ、その熱交換器10において第2室6内に導入さ
れた外気と熱交換することにより冷却される。その結
果、その冷媒は高圧液体となる。冷媒と熱交換して高温
となった空気は空気排出口33から排出される。次い
で、その冷媒は膨張弁17によって減圧され、蒸発しや
すい状態とした上で第1室5内の室内熱交換器8に導か
れる。その室内熱交換器8においては、冷媒は、周囲か
ら熱を奪いながら急速に膨張することによって気化す
る。したがって、車室2内から内気導入口22を通して
導入され室内熱交換器8に吹き付けられる空気が冷却さ
れる。そして、その冷却空気が空気吹き出し口28から
車室2内に戻される。車室2内に供給される空気から吸
熱することにより高温となった冷媒は、再びコンプレッ
サ12に導かれて圧縮される。
【0019】このようにして、室内熱交換器8を通して
車室2内の空気を循環させることにより、車室2内の冷
房が行われる。車室2内の温度、すなわち車室2内に供
給される空気の温度は、コンプレッサ12の回転数と室
内電動ファン9の送風量とによって調節される。また、
このとき、第1室5の外気取入れ口20を開くようにす
れば、車外から取り入れられた空気を冷却して車室2内
に供給することもできる。そして、そのとき車室2後部
の換気口44を開けば、車室2内の換気を行いながらの
冷房モードとなる。
【0020】この間において、コンプレッサ12及びそ
の駆動モータは独立した第3室7内に設置されている。
そして、その第3室7には冷却空気が車外から導入され
るようになっている。したがって、コンプレッサ12は
その冷却空気によって直接冷却されることになり、その
冷却は効率よく行われる。その結果、冷媒を圧縮したと
きの温度上昇が低く抑えられる。すなわち、図10のモ
リエル線図において、冷媒はa点からb点まで昇温され
るのみとなり、従来のようにb′点まで昇温されるもの
に比べるとコンプレッサ12の仕事量が減少するので、
コンプレッサ12の効率が向上する。また、室外熱交換
器10は冷媒の温度をb点からc点まで下げればよいこ
とになるので、その熱交換器10の小形化を図ることが
できる。しかも、その室外熱交換器10は、コンプレッ
サ12及びその駆動モータが設置される第3室7から仕
切られた第2室6内に設置されているので、コンプレッ
サ12等からの輻射熱の影響を受けることがない。した
がって、その室外熱交換器10の効率も向上することに
なり、より小形化することが可能となる。
【0021】ロ)暖房 車室2内の暖房を行うときには、図3に示されているよ
うに、四方弁16を切り換えて、コンプレッサ12によ
って圧縮された冷媒が室内熱交換器8に導かれるように
する。そして、第1室5の内気導入口22及びインスト
ルメントパネル26下部の空気吹き出し口29、第2室
6の外気導入口31及び空気排出口33を開く。その他
の開口は閉じておく。この状態で、コンプレッサ12及
び電動ファン9,11を駆動する。すると、コンプレッ
サ12により圧縮されて高温高圧となった気相冷媒は第
1室5内の室内熱交換器8に導かれ、その熱交換器8に
おいて、第1室5内に導入された車室2内の空気と熱交
換される。したがって、その空気は加熱される。そし
て、そのようにして高温となった空気は、空気吹き出し
口29から車室2内に戻される。一方、室内空気と熱交
換した冷媒は、冷却されて高圧液体となり、膨張弁17
によって減圧された後、第2室6内の室外熱交換器10
に導かれる。そして、その室外熱交換器10に吹き付け
られる外気と熱交換することにより、その外気中の熱を
奪って気化する。次いで、その冷媒は、再びコンプレッ
サ12に導かれて圧縮される。また、室外熱交換器10
において冷媒と熱交換することにより低温となった空気
は、第2室6の空気排出口33から車外に排出される。
【0022】このようにして、冷房時とはヒートポンプ
サイクルを逆転させ、室内熱交換器8から放熱させなが
ら、その熱交換器8を通して車室2内の空気を循環させ
ることにより、車室2内の暖房が行われる。その場合、
コンプレッサ12が設置されている第3室7は外部から
遮蔽される。したがって、その第3室7内はコンプレッ
サ12及びその駆動モータからの発熱によって高温とな
る。そして、その熱がコンプレッサ12を流れる冷媒に
加えられる。その結果、コンプレッサ12によって圧縮
されたときの冷媒の温度が高くなり、暖房効率も向上す
る。
【0023】また、この暖房モードにおいて、図4に示
されているように、第1室5の外気取入れ口20及び車
室2後部の換気口44をともに半開として運転すること
もできる。そのようにすれば、車室2内の暖房とともに
その換気が行われるようになる。
【0024】ハ)換気 車室2内の換気のみを行うときには、コンプレッサ12
を停止してヒートポンプサイクルを停止させる。そし
て、図5に示されているように、第2室6の外気導入口
31、第1室5と第2室6との間の垂直隔壁3に設けら
れている開口38、インストルメントパネル26上部の
空気吹き出し口28、及び車室後部の換気口44を開
く。また、インストルメントパネル26上面の空気吹き
出し口27をも開くようにしてもよい。電動ファン9,
11,13は、自動車1の走行時には停止させておく。
また、停車中は、室内電動ファン9及び室外電動ファン
11のみを駆動する。このようにすると、自動車1の走
行時には、前端の外気導入口31から走行風が第2室6
内に流入し、第1室5と第2室6との間の開口38から
第1室5を経て車室2内に流入する。そして、車室2内
の空気は後部の換気口44から流出する。したがって、
車室2内の換気が行われる。このときの風量は、外気導
入口31を開閉する外気導入ダンパ30の開度によって
調整される。また、自動車1の停車中には、室外電動フ
ァン11により外気導入口31から外気が取り入れら
れ、その外気が室内電動ファン9により車室2内に供給
される。したがって、同様にして車室2内の換気が行わ
れる。このときの風量は、電動ファン9,11の回転数
によって調整される。
【0025】この場合、第1室5の内気導入口22は内
気循環ダンパ23によって閉じられるので、車室2とコ
ンプレッサ12の収容室である第3室7とが互いに連通
することになる。しかしながら、このときにはコンプレ
ッサ12は停止しているので、第3室7内が高温となる
ことはなく、それによって車室2内の温度に影響が及ぼ
されることはない。コンプレッサ12の長時間の駆動
後、直ちに換気モードに移行するような場合には、第3
室7の冷却空気取入れ口41及び排熱口42を開放状態
に保つようにすればよい。また、少しの換気でよいよう
な場合には、第1室5の外気取入れ口20を開き、そこ
から外気を取り入れるようにすることもできる。
【0026】ニ)除湿 車室2内の湿度が上昇し、フロントガラス等が曇るよう
なときには、除湿モードで運転する。その除湿モードに
は二つの運転状態がある。その一つは弱冷房モードの運
転状態である。すなわち、図6に示されているように、
四方弁16は、コンプレッサ12によって圧縮された冷
媒が室外熱交換器10側に流れるように切り換える。そ
して、第1室5の内気導入口22、第2室6の外気導入
口31及び空気排出口33、第3室7の冷却空気取入れ
口41及び排熱口42を開く。また、このときには、イ
ンストルメントパネル26の上面の空気吹き出し口27
を開く。この状態で、コンプレッサ12及び電動ファン
9,11,13を低速駆動する。すると、冷房時と同様
に、車室2内から第1室5に導かれた空気が室内熱交換
器8によって冷却される。そして、その冷却によって空
気中の水分が凝縮する。したがって、インストルメント
パネル26上面の空気吹き出し口27から車室2内に吹
き出す空気は比較的乾燥した空気となる。こうして、乾
燥空気がフロントガラスに吹き付けられることにより、
そのフロントガラスの曇りが除去される。
【0027】しかしながら、この除湿モードでは、車室
2内に供給される空気はある程度冷却されることにな
る。そこで、車室2内に冷気が吹き込むことが好ましく
ない場合には、図7に示されているように運転する。す
なわち、四方弁16を、コンプレッサ12によって圧縮
された冷媒が室内熱交換器8側に流れるように切り換え
て、ヒートポンプサイクルを暖房モードとする。そし
て、第2室6の空気排出口33を閉じるとともに、第1
室5との間の開口38を開く。また、車室2後部の換気
口44を開く。このようにすると、第2室6の外気導入
口31から導入された外気は、まず、室外熱交換器10
によって冷却されて水分が除去される。次いで、その乾
燥空気は開口38を通して第1室5に流入し、室内熱交
換器8によって加熱される。そして、その空気がインス
トルメントパネル26上面の空気吹き出し口27から車
室2内に流入する。一方、車室2内の湿度の高い空気は
換気口44から車外に排出される。この場合、コンプレ
ッサ12の仕事による冷媒の昇温を考慮しなければ、理
論的には、室外熱交換器10により吸熱される熱量と室
内熱交換器8から放熱される熱量とは等しくなる。そし
て、コンプレッサ12は車外から第3室7に導入される
冷却空気によって効率よく冷却されるので、そのコンプ
レッサ12による冷媒の加熱量も小さい。したがって、
室外熱交換器10により冷却された後、室内熱交換器8
により加熱されて車室2内に供給される空気の温度は、
導入される外気の温度にほぼ等しく保たれる。こうし
て、車室2内には外気温とほぼ等しい温度の乾燥空気が
供給されることになり、その乾燥空気によって車室2内
の除湿が行われる。
【0028】ホ)解氷 暖房が行われるのは外気温の低いときである。そして、
上述したように、暖房モードでの運転時には室外熱交換
器10において吸熱が行われる。すなわち、冷媒が気化
することによって、その熱交換器10に吹き付けられる
外気から熱が奪われる。したがって、室外熱交換器10
の周囲は外気温より更に低温となる。そのために、その
室外熱交換器10には結氷が生じることがある。そし
て、そのように熱交換器10に氷が付着すると、その熱
交換器10の効率が著しく低下する。そこで、そのよう
なときには次のように運転する。
【0029】まず、図8に示されているように、冷媒の
流れ方向は暖房モードと同じ方向とする。すなわち、四
方弁16は、コンプレッサ12によって圧縮された冷媒
が室内熱交換器8側に流れるようにセットしたままとす
る。また、第1室5の内気導入口22及び空気吹き出し
口29は開いておく。一方、第2室6の外気導入口31
及び空気排出口33は閉じ、その代わりに第3室7との
間の開口34,35を開く。そして、このときには、バ
イパス配管18に設けられている開閉弁19を開く。こ
の状態で、室内電動ファン9を低速回転させる。する
と、室内熱交換器8において冷媒と熱交換する空気量が
少なく抑えられるので、冷媒は、その熱交換器8を通過
した後も比較的高温のまま保たれる。そして、その冷媒
が、膨張弁17を迂回するバイパス配管18を通り、室
外熱交換器10に流入する。したがって、その室外熱交
換器10には比較的高温高圧の冷媒が導かれることにな
る。また、その室外熱交換器10には、コンプレッサ1
2及びその駆動モータの発熱によって加熱された第3室
7内の高温空気が室外電動ファン11によって吹き付け
られる。その結果、室外熱交換器10に付着した氷が解
かされる。この間において、室内熱交換器8に吹き付け
られる空気は、室内電動ファン9の回転数が低いために
少量ではあるが、その熱交換器8によって少なくとも加
熱される。そして、その空気が車室2内に供給される。
したがって、車室2内は暖房されるには至らないとして
も、少なくともその温度低下は防止される。こうして、
車室2内の温度を維持したまま、室外熱交換器10の解
氷が行われる。
【0030】また、このモードでも室外熱交換器10の
解氷ができない場合には、図9に示されているように、
四方弁16を切り換えてヒートポンプサイクルを冷房モ
ードで運転する。その場合、室内熱交換器8によって冷
却された空気が車室2内に流入することのないようにす
るために、第1室5から車室2内に空気を吹き出す空気
吹き出し口27,28,29をすべて閉じるとともに、
第1室5の底壁をなす隔壁4に設けられた車室2側の開
口25を開く。すると、その開口25を開閉するダンパ
24によって第1室5が車室2側から遮断され、室内熱
交換器8を通過した空気は、その開口25から流出した
後、内気導入口22を通して再び第1室5内に戻され
る。したがって、乗員に冷気を感じさせるようなことが
防止される。そして、このように冷房モードで運転する
ことにより、室外熱交換器10において冷媒が放熱する
ので、その熱交換器10の周囲が高温となる。また、こ
のときにも、コンプレッサ12等の発熱によって高温と
なった第3室7内の空気が第2室6との間で循環するよ
うにされるので、その熱交換器10には温風が吹き付け
られる。その結果、室外熱交換器10に付着した氷は急
速に解かされる。このように、室外熱交換器10に結氷
が生じたときにも、ヒートポンプサイクル及びコンプレ
ッサ12等の排熱を利用することによってその氷を除去
することが可能となる。
【0031】なお、上記実施例においては、冷媒の流れ
方向を切り換える切換手段として四方弁16を用いるも
のについて説明したが、コンプレッサ12として特開昭
55−8588号公報に示されているように逆転可能なものを
用いるようにすれば、そのような四方弁16等は省くこ
とができる。また、冷媒を減圧する減圧手段としては、
上記実施例のようにキャピラリチューブからなる単一の
膨張弁17のほか、冷房サイクルで働く膨張弁と暖房サ
イクルで働く膨張弁とを別個に備えたものを用いること
もできる。更に、上記実施例においては、コンプレッサ
12が設置される第3室7を第1室5及び第2室6の下
方に配置するものとしているが、その第3室7は、例え
ば第1室5及び第2室6の側方に配置するようにするこ
ともできる。また、使用するモードが限られてもよいと
きには、それら第1室5、第2室6、及び第3室7を互
いに離れた位置に配置することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、コンプレッサを、室内熱交換器が配置される
第1室、及び室外熱交換器が配置される第2室、更には
車室からも仕切られた独立した第3室内に配置するよう
にしているので、それら室内熱交換器、室外熱交換器、
及びコンプレッサが互いに他からの熱的影響を受けるこ
とがなくなり、特に冷房時、室外熱交換器へのコンプレ
ッサ等の発熱源からの輻射熱の影響が防止されることに
より、その室外熱交換器の効率が向上する。したがっ
て、その室外熱交換器の小形化を図ることができる。ま
た、第3室内に冷却空気が導入されるようにすることに
より、その第3室内に配置されるコンプレッサが効率よ
く冷却されるようになるので、そのコンプレッサの効率
を向上させることもできる。しかも、それによって冷房
時における室外熱交換器の放熱量を低減させることがで
きるので、その室外熱交換器を更に小形化することがで
きる。そして、それら第1室、第2室、及び第3室の
間、更にはそれらと車外あるいは車室との間を適宜連通
・遮断可能とし、また、ヒートポンプサイクルを行わせ
るようにすることにより、冷暖房及び換気のみならず、
除湿や解氷といった各種のモードでの運転が可能とな
り、車室内を常に快適な環境に保持することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用空調装置の一実施例を示
す概略構成図である。
【図2】その空調装置における冷房モードの一形態を示
す説明図である。
【図3】その空調装置における暖房モードの一形態を示
す説明図である。
【図4】その空調装置における暖房モードの異なる形態
を示す説明図である。
【図5】その空調装置における換気モードの一形態を示
す説明図である。
【図6】その空調装置における除湿モードの一形態を示
す説明図である。
【図7】その空調装置における除湿モードの異なる形態
を示す説明図である。
【図8】その空調装置における解氷モードの一形態を示
す説明図である。
【図9】その空調装置における解氷モードの異なる形態
を示す説明図である。
【図10】本発明による空調装置の効果を説明するため
の冷凍サイクルのモリエル線図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車室 3 垂直隔壁 4 水平隔壁 5 第1室 6 第2室 7 第3室 8 室内熱交換器 9 室内電動ファン 10 室外熱交換器 11 室外電動ファン 12 コンプレッサ 13 電動ファン 14,15 冷媒配管 16 四方弁(切換手段) 17 膨張弁(減圧手段) 18 バイパス配管 19 開閉弁 20 外気取入れ口 21 外気導入ダンパ 22 内気導入口 23 内気循環ダンパ 24 ダンパ(遮蔽手段) 25 開口 27,28,29 空気吹き出し口 30 外気導入ダンパ 31 外気導入口 32 排気ダンパ 33 空気排出口 34,35 開口 36,37 ダンパ 38 開口 39 換気ダンパ 40 外気導入ダンパ 41 冷却空気取入れ口 42 排熱口 43 排熱ダンパ 44 換気口 45 換気ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/22 B60H 1/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の空気を取り入れる内気導入口と
    車室内に空気を吹き出す空気吹き出し口とを有する第1
    室内に配置され、その第1室に導入される空気と熱交換
    を行う室内熱交換器と、 車外から空気を取り入れる外気導入口と車外に空気を排
    出する空気排出口とを有する第2室内に配置され、その
    第2室に導入される空気と熱交換を行う室外熱交換器
    と、 それら室内熱交換器と室外熱交換器との間で冷媒を循環
    させる2本の冷媒配管の一方に設けられ、その冷媒を圧
    縮するコンプレッサと、 前記冷媒配管の他方に設けられ、前記室内熱交換器と室
    外熱交換器との間を流れる前記冷媒を減圧する減圧手段
    と、 を備えた自動車用空調装置において; 前記コンプレッサが、前記第1室、第2室、及び車室か
    ら仕切られた第3室内に配置されており、 前記第1室及び第2室が互いに隣接して配置されるとと
    もに、その第1室に設けられている内気導入口及び第2
    室に設けられている空気排出口がそれぞれ開閉可能とさ
    れていて、 それら第1室と第2室との間を仕切る隔壁に、その第2
    室内の室外熱交換器を通過した空気を第1室内の室内熱
    交換器に導く開閉可能な開口が設けられて いることを特
    徴とする、 自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第3室に、車外からコンプレッサ冷
    却空気を取り入れる開閉可能な冷却空気取入れ口と、そ
    の第3室内において加熱された空気を車外に排出する開
    閉可能な排熱口とが設けられている、 請求項1記載の自動車用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第1室に、前記室内熱交換器により
    熱交換されて車室内に供給される空気を車外から取り入
    れる開閉可能な外気取入れ口が設けられている、 請求項1又は2記載の自動車用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記第1室が車室の前方に配置されると
    ともに、第2室がその第1室の前方に配置されている、 請求項1又は2記載の自動車用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記減圧手段が、いずれの方向に流れる
    冷媒をも減圧させ得る可逆式のものとされており、 前記コンプレッサが設けられる冷媒配管に、その冷媒の
    流れ方向を切り換える切換手段が設けられている、 請求項1ないし4のいずれか記載の自動車用空調装置。
  6. 【請求項6】 車室内の空気を取り入れる内気導入口と
    車室内に空気を吹き出す空気吹き出し口とを有する第1
    室内に配置され、その第1室に導入される空気と熱交換
    を行う室内熱交換器と、 車外から空気を取り入れる外気導入口と車外に空気を排
    出する空気排出口とを有する第2室内に配置され、その
    第2室に導入される空気と熱交換を行う室外熱交換器
    と、 それら室内熱交換器と室外熱交換器との間で冷媒を循環
    させる2本の冷媒配管の一方に設けられ、その冷媒を圧
    縮して室内熱交換器側から室外熱交換器側へと送給する
    コンプレッサと、 前記冷媒配管の他方に設けられ、前記室外熱交換器から
    室内熱交換器に向けて流れる前記冷媒を減圧する減圧手
    段と、を備えた自動車用空調装置において;前記コンプ
    レッサが、前記第1室、第2室、及び車室から仕切られ
    た、前記第2室に隣接する第3室内に配置されており、 前記第2室の外気導入口及び空気排出口がそれぞれ開閉
    可能とされるとともに、その第2室と前記第3室との間
    を仕切る隔壁に、前記第2室内の室外熱交換器を通して
    第3室内の空気を循環させる開閉可能な開口が設けら
    れ、 前記第1室を前記車室から遮断する遮蔽手段が設けられ
    ていることを特徴とする、 自動車用空調装置。
  7. 【請求項7】 車室内の空気を取り入れる内気導入口と
    車室内に空気を吹き出す空気吹き出し口とを有する第1
    室内に配置され、その第1室に導入される空気と熱交換
    を行う室内熱交換器と、 車外から空気を取り入れる外気導入口と車外に空気を排
    出する空気排出口とを有する第2室内に配置され、その
    第2室に導入される空気と熱交換を行う室外熱交換器
    と、 それら室内熱交換器と室外熱交換器との間で冷媒を循環
    させる2本の冷媒配管の一方に設けられ、その冷媒を圧
    縮するコンプレッサと、 前記冷媒配管の他方に設けられ、前記室内熱交換器と室
    外熱交換器との間を流れる前記冷媒を減圧する減圧手段
    と、を備えた自動車用空調装置において;前記コンプレ
    ッサが、前記第1室、第2室、及び車室から仕切られ
    た、前記第2室に隣接する第3室内に配置されており、 前記第2室の外気導入口及び空気排出口がそれぞれ開閉
    可能とされるとともに、その第2室と前記第3室との間
    を仕切る隔壁に、前記第2室内の室外熱交換器を通して
    第3室内の空気を循環させる開閉可能な開口が設けら
    れ、 前記減圧手段が、いずれの方向に流れる冷媒をも減圧さ
    せ得る可逆式のものとされるとともに、その減圧手段が
    設けられる冷媒配管に、その減圧手段をバイパスする開
    閉弁を備えたバイパス配管が接続されていて、 前記コンプレッサが設けられる冷媒配管に、その冷媒の
    流れ方向を切り換える切換手段が設けられていることを
    特徴とする、 自動車用空調装置。
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