JPH0539150U - モールド固定子 - Google Patents

モールド固定子

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JPH0539150U
JPH0539150U JP9319791U JP9319791U JPH0539150U JP H0539150 U JPH0539150 U JP H0539150U JP 9319791 U JP9319791 U JP 9319791U JP 9319791 U JP9319791 U JP 9319791U JP H0539150 U JPH0539150 U JP H0539150U
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JP
Japan
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core
mold stator
resin
mold
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP9319791U
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English (en)
Inventor
雄二 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinano Kenshi Co Ltd filed Critical Shinano Kenshi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアおよび巻線を樹脂モールドした後に、コ
アの歯先部端面に薄片、薄膜が形成されないモールド固
定子を提供することにある。 【構成】 リング状に形成されたコア16に巻線14を
施して、コア16および巻線14を固定するために樹脂
モールドされたモールド固定子10において、コア16
の歯先部18が、モールド固定子10の樹脂被覆された
内周面22から中心方向へ突出していることを特徴とす
るモールド固定子10。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータや発電機に用いられるモールド固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモールド固定子を図2に示す。 固定子は、巻線102が施されたコア104の歯先部106の内端面108を 、樹脂モールド用のリング状金型のキャビティ内周面に当接するように配置され 、樹脂モールドが施される。 従って、樹脂モールドされたモールド固定子は、コア104の歯先部106の 内端面108が樹脂被覆された内周面110とほぼ同一面上となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のモールド固定子の構造では次のような課題がある。 図2に示すように、コア104の歯先部106の内端面108は、樹脂モール ド金型のキャビティ内周面と当接するように配置されてはいるが、どうしてもコ ア104の歯先部106の内端面108と樹脂モールド金型のキャビティ内周面 との間には、若干の隙間が生じてしまう。そして樹脂モールドの際に、前記隙間 に樹脂が流れ込み、そのまま成形されるため、完成したモールド固定子は、その 樹脂被覆された内周面110とコア104の歯先部106の内端面108との間 に、内端面108の一部または全面を覆う樹脂の薄片112、薄膜114が形成 された構造となる。 この様なモールド固定子を回転子と組み合わせてモータを構成すると、回転子 がモールド固定子内で回転した際に薄片112、薄膜114が剥離し、モールド 固定子と回転子の空隙に侵入して回転子の回転運動を妨げ、最悪の場合は回転子 が固定子の中でロックしてしまうという問題がある。 そのため、モールド固定子に回転子を組み合わせる前に、コアの歯先部の端面 に形成された薄片、薄膜を除去する作業が行われているが、除去作業に多大な工 数が必要とされ、生産性を向上させる事が困難であるという課題がある。 従って本考案は、上記問題点を解消すべくなされ、その目的とするところは、 コアおよび巻線を樹脂モールドした後に、コアの歯先部端面に薄片、薄膜が形成 されないモールド固定子を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、リング状に形成されたコアに巻線を施して、前記コアおよび巻線を 固定するために樹脂モールドされたモールド固定子において、前記コアの歯先部 が、モールド固定子の樹脂被覆された内周面から中心方向へ突出していることを 特徴とする。
【0005】
【作用】
作用について説明する。 本考案によれば、コアの歯先部が、モールド固定子の樹脂被覆された内周面か ら中心方向へ突出しているため、樹脂モールドに際しては、前記歯先部はモール ド金型のキャビティ外に位置するため、樹脂モールドを行ってもコアの歯先部端 面には樹脂の薄片、薄膜が形成されることはない。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の好適な一実施例について添付図面と共に詳述する。 図1は、本実施例のモールド固定子の構造を示す縦方向の断面図である。 図3は、図1のモールド固定子の構造を示す横方向の断面図である。 まず、構成について説明する。 モールド固定子10は、複数のコア16がリング状に列設されている。各コア 16は絶縁のためにインシュレータ12を使用して巻線14が施されている。ま た、コア16の歯先部18だけを除き、残りのすべての部分は樹脂モールドした 構造となっている。 詳細には、図3に示すように各コア16は同一円周上に等間隔に、かつコア1 6の歯先部18が前記円周の中心部に向くように列設されている。またコア16 の歯先部18だけを残して、その他の部分を被覆しつつ、リング状に拘持する樹 脂の内周面22は、コア16の各歯先部18の内端面20が形成する円周と中心 点が同一であって、しかも大きい径を有する。 従って、各コア16の歯先部18は、樹脂被覆された内周面22からほぼ均一 の高さに突出している。
【0007】 上記の様な構造とするためには、コア16に巻線を施したものをモールド金型 のキャビティ内にセットする。その際、コア16の歯先部18の内端部はキャビ ティ外に位置するようになっている。 金型内へのセットが完了したら型締めを行い、溶融樹脂を注入してモールドを 行う。 冷却後、型開きを行い、モールド固定子10を取り出す。
【0008】 このようにして製造されたモールド固定子10は、コア16の歯先部18が樹 脂被覆された内周面22から突出した状態で、樹脂モールドされているため、歯 先部18の内端面20には樹脂による薄片、薄膜が形成されない。
【0009】 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得 るのはもちろんである。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係るモールド固定子は、コアの歯先部が、モールド固定子の樹脂被覆 された内周面から中心方向へ突出しているため、樹脂モールドに際しては、前記 歯先部はモールド金型のキャビティ外に位置するため、樹脂モールドを行っても コアの歯先部端面には樹脂の薄片、薄膜が形成されることはない。従って、樹脂 モールド後、コアの歯先部の端面の薄片、薄膜を除去する作業が不要となり、除 去作業のための工数が削減でき、生産性を向上させることができるという著効を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモールド固定子の構造を示す断面
図である。
【図2】従来のモールド固定子の構造を示す断面図であ
る。
【図3】図1のモールド固定子の構造を示す横方向の断
面図である。
【符号の説明】
10 モールド固定子 14 巻線 16 コア 18 歯先部 22 樹脂被覆された内周面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状に形成されたコアに巻線を施し
    て、前記コアおよび巻線を固定するために樹脂モールド
    されたモールド固定子において、 前記コアの歯先部が、モールド固定子の樹脂被覆された
    内周面から中心方向へ突出していることを特徴とするモ
    ールド固定子。
JP9319791U 1991-10-17 1991-10-17 モールド固定子 Pending JPH0539150U (ja)

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JP9319791U JPH0539150U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 モールド固定子

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JP9319791U JPH0539150U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 モールド固定子

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JPH0539150U true JPH0539150U (ja) 1993-05-25

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JP9319791U Pending JPH0539150U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 モールド固定子

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