JPH06101671A - スクリュロータ - Google Patents

スクリュロータ

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JPH06101671A
JPH06101671A JP25124192A JP25124192A JPH06101671A JP H06101671 A JPH06101671 A JP H06101671A JP 25124192 A JP25124192 A JP 25124192A JP 25124192 A JP25124192 A JP 25124192A JP H06101671 A JPH06101671 A JP H06101671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw rotor
shaft
core portion
shape
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25124192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Horii
勉 堀井
Tomoshi Anabuki
朋士 穴吹
Ikou Shino
医晃 示野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP25124192A priority Critical patent/JPH06101671A/ja
Publication of JPH06101671A publication Critical patent/JPH06101671A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法精度を落とすことなく、製造容易なス
クリュロータを提供する。 【構成】 金属材料からなる軸の回りに、軸と一体回転
可能に設けたコア部と、このコア部上を射出成形により
被覆させた合成樹脂材からなる表層部とを備えたスクリ
ュロータにおいて、コア部2を、軸に直角な断面におけ
るスクリュロータ外形を縮小した形状を有する多数の金
属板4を、スクリュロータの外周シール線の捩れに合わ
せて、隣合う金属板4同志が相対的に軸芯の回りに回転
した状態として積層し、一体化して形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリュ式圧縮機,ス
クリュ式真空ポンプ等に好適なスクリュロータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリュ式流体機械のスクリュロ
ータは、一般的に、金属材料からなり、加工に多大な工
数を要すること、寸法精度のばらつきが生じ易いこと、
および慣性が大きいために大きな起動動力を要すること
等の問題点を有している。そして、斯る問題点を解決す
るために、軸穴の周囲に、合成樹脂材料を射出成形する
ことによりスクリュ部を形成したスクリュロータ(特開
平2−27180号公報)が提案されている。さらに、
図7,8に示すように、金属製の軸21上にアルミニウ
ム等で、予め小さめの歯溝形状を付与したコア部22を
形成し、その上に合成樹脂を射出成形して表層部23を
形成したスクリュロータ24が提案されている(特表平
2−500678号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平2−271
80号公報に開示のスクリュロータの場合、ロータ歯の
部分すべてを合成樹脂材料を用いて形成しているため、
厚肉の成形にならざるを得ない。このため、高精度の成
形を行なうことが困難なことから、後加工によって所定
の寸法、形状に仕上加工することが必要となり、金属材
料のみからなるスクリュロータの場合に比して、工数の
低減にならないという問題が生じる。一方、図7,8に
示すスクリュロータ24の場合、コア部22を機械加工
して形成しているため、工数の低減という点で不十分で
あるという問題がある。また、アルミダイキャスト等の
金型鋳造によりコア部12を形成することも考えられる
が、この場合には、コアが捩れ形状である為、離型時、
金型とコアが干渉する。したがって、干渉なく離型する
には、干渉部を取り除いた形状のコアとなり、樹脂層の
肉厚を均一に保てないという問題が生じる。本発明は、
斯る従来の問題点を課題としてなされたもので、寸法精
度を落とすことなく、製造を容易にした射出成形による
スクリュロータを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、金属材料からなる軸の回りに、軸と一体
回転可能に設けたコア部と、このコア部上を射出成形に
より被覆させた合成樹脂材からなる表層部とを備えたス
クリュロータにおいて、上記コア部を、上記軸に直角な
断面におけるスクリュロータ外形を縮小した形状を有す
る多数の金属板を、スクリュロータの外周シール線の捩
れに合わせて、隣合う金属板同志が相対的に上記軸の回
りに回転した状態として積層し、一体化して形成した。
【0005】
【作用】上記発明のように構成することにより、コア部
を機械加工せずに形成でき、かつ寸法精度は表層部で出
せるようになる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1、2は、本発明に係るスクリュロータ1
を示し、このうち図1は、コア部2を、軸3に直角な断
面におけるスクリュロータ1の外形を縮小した形状を有
し、好ましくは厚さ2mm以下の多数の薄鋼板4を、ス
クリュロータ1の外周シール線の捩れに合わせて、隣合
う薄鋼板4同志が相対的に上記軸3の回りに回転した状
態として積層し、一体化して形成した段階のものを示し
ている。本実施例では、薄鋼板4を、厚さ1.6mmの
SPCC鋼板をパンチングプレスにて打ち抜いて形成し
てあるが、アルミニウム板でもよい。
【0007】ついで、図2は、完成した状態のスクリュ
ロータ1を示し、コア部2上を射出成形により合成樹脂
材料を被覆して、スクリュロータ1としての外形をなす
ように表層部5を形成してある。この場合、ロータ歯全
体を合成樹脂で形成する場合に比して、表層部5は薄肉
となっている。ここで、合成樹脂材料として、繊維強化
熱可塑性エンジニアリングプラスチックであるPA66
変性のPPOを用いた。このようにして形成した、コア
部2の外周部には、軸直角方向に±0.8mm程度の不
均一が生じるが、コア部2上を被覆する合成樹脂材料か
らなる表層部5により、必要とする寸法精度を出すこと
ができる。なお、本明細書では、射出成形なる語は、ダ
イキャスト鋳造の意味も含めて用いてある。
【0008】次に、上記構成からなるスクリュロータの
製造方法について説明する。図3,4は、第1の製造方
法を示し、この例では、2分割した治具11を用いてお
り、この治具11の内壁面は、スクリュロータ1を縮小
した形状であるが、薄鋼板4の外形よりも若干大きく、
例えば鋳型形成してある。なお、図3では、治具11の
分割した一方のみを示している。また、この内壁面は、
薄鋼板4が完全に平らであるとした場合における、積層
終了状態のコア部2の高さよりも若干高く形成してあ
る。そして、治具11をこのように形成することによ
り、治具11のスクリュロータ1に相似の形状をした空
間部内の薄鋼板4が、円滑に入れるようにし、例えばパ
ンチにより打ち抜かれた薄鋼板4の縁部にばりが生じ
て、積層した所定枚数の薄鋼板4が正規の高さよりも大
きくなっても、薄鋼板4が上記空間部からはみ出すこと
がないようになっている。
【0009】治具11内に所定枚数の薄鋼板4がスクリ
ュ形状に沿って積層されると、図4に示すように、コア
部の上下から、例えば油圧駆動のクランプ手段12によ
り加圧して、各薄鋼板4同志の間に隙間が生じないよう
に密着させる。さらに、この加圧、固定状態の下で、コ
ア部2の中央に形成した軸孔13内に焼きばめにより軸
3を固定する。或は、この軸孔13内に軸3を圧入し
て、固定してもよい。なお、軸3の先端部は、図示する
ようにテーパを付けた形状にして、案内部とするのが好
ましい。この後、治具11を二つに分離して、積層状態
の薄鋼板4、即ちコア部2を治具11から取り出す。こ
のようにして、コア部2が形成されると、スクリュロー
タ1の外形に合わせて形成した内壁面を備えた図示しな
い射出成形装置内に、周囲に均一な空間部が生じるよう
に位置させ、射出成形により、コア部上を合成樹脂によ
り被覆して表層部5を形成し、これにより図2に示すス
クリュロータ1が得られる。
【0010】図5,6は、第2の製造方法を示し、上記
同様の治具11を用いて、複数箇所、例えば図示するよ
うに、4箇所に小孔14を穿設した上記同様の外形を有
する薄鋼板4aを積層し、積層後、この積層体を上下か
らクランプ手段12により加圧、固定する。そして、図
6中破線による矢印で示すように、小孔14内に、例え
ば溶融アルミ、或は合成樹脂を流し込んで、積層した各
薄鋼板4aを一体してコア部2を形成する。コア部2を
形成すると、コア部2を治具11から取り出し、コア部
2の中央の軸孔13にキー溝を形成するとともに、軸孔
13内にキー溝を有する軸3を嵌入させ、キーにより軸
3をコア部2に固定し、その後、第1の製造方法と同様
にして表層部5を形成することにより、図2に示すスク
リュロータ1が得られる。
【0011】なお、上述した例では、治具は2分割した
ものを示したが、分割数は、これよりも多くしても、少
なくしてもよい。また、上記第1の製造方法において、
軸3を第2の製造方法の場合と同様にキーによりコア部
2に固定するようにしてもよく、第2の製造方法におい
て、軸3を第1の製造方法の場合と同様に焼くばめ、あ
るいは圧入によりコア部2に固定するようにしてもよ
い。
【0012】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、金属材料からなるシャフトの回りに、シャフ
トと一体回転可能に設けたコア部と、このコア部上を射
出成形により被覆させた合成樹脂材からなる表層部とを
備えたスクリュロータにおいて、上記コア部を、上記シ
ャフトに直角な断面におけるスクリュロータ外形を縮小
した形状を有する多数の金属板を、スクリュロータの外
周シール線の捩れに合わせて、隣合う金属板同志が相対
的に上記シャフト芯の回りに回転した状態として積層
し、一体化して形成してある。
【0013】このように、コア部を打ち抜き加工可能な
金属板を積層して形成しているため、スクリュロータの
製造が容易になり、かつスクリュロータの寸法精度は合
成樹脂からなる表層部により出せるので、寸法精度上の
問題を生じることはないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクリュロータのコア部を軸に
固定した段階のものを示す正面図である。
【図2】 本発明に係るスクリュロータの断面図であ
る。
【図3】 本発明に係るスクリュロータの第1の製造方
法を示す図である。
【図4】 本発明に係るスクリュロータの第1の製造方
法を示す図である。
【図5】 本発明に係るスクリュロータの第2の製造方
法を示す図である。
【図6】 本発明に係るスクリュロータの第2の製造方
法を示す図である。
【図7】 従来のスクリュロータの一部断面側面図であ
る。
【図8】 図7のVIII−VIII線部の中心線より上半分を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 スクリュロータ 2 コア部 3 軸 4,4a 薄鋼板 5 表層部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料からなる軸回りに、軸と一体回
    転可能に設けたコア部と、このコア部上を射出成形によ
    り被覆させた合成樹脂材からなる表層部とを備えたスク
    リュロータにおいて、上記コア部を、上記軸に直角な断
    面におけるスクリュロータ外形を縮小した形状を有する
    多数の金属板を、スクリュロータの外周シール線の捩れ
    に合わせて、隣合う金属板同志が相対的に上記軸の回り
    に回転した状態として積層し、一体化して形成したこと
    を特徴とするスクリュロータ。
JP25124192A 1992-09-21 1992-09-21 スクリュロータ Pending JPH06101671A (ja)

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JPH06101671A true JPH06101671A (ja) 1994-04-12

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JP25124192A Pending JPH06101671A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 スクリュロータ

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