JP3104767B2 - モールドモータの製造方法 - Google Patents
モールドモータの製造方法Info
- Publication number
- JP3104767B2 JP3104767B2 JP04037157A JP3715792A JP3104767B2 JP 3104767 B2 JP3104767 B2 JP 3104767B2 JP 04037157 A JP04037157 A JP 04037157A JP 3715792 A JP3715792 A JP 3715792A JP 3104767 B2 JP3104767 B2 JP 3104767B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- stator core
- bolt hole
- inner peripheral
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、モールドモータの製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術を図３および図４に示す。両
図において、１は固定子鉄心で、複数枚の薄板鋼板２を
積層し、かつ軸方向に通しボルト孔３に有している。４
はティースで前記固定子鉄心１の内周部に形成されてい
る。５は樹脂で、前記ティース４の先端部を除く固定子
鉄心１の外被にモールドされている。６は前記樹脂で形
成されたインロー部、７はブラケットで、前記インロー
部６に嵌合固定される。８は通しボルトで、前記固定子
鉄心１の通しボルト孔３を通り、前記ブラケット７と図
示しない反対側のブラケットとで固定子鉄心１を締め付
け固定する。樹脂７は、射出成形によって固定子鉄心１
の外被に成形し、これにより固定子鉄心１を外部の雰囲
気や水などから保護していた。
図において、１は固定子鉄心で、複数枚の薄板鋼板２を
積層し、かつ軸方向に通しボルト孔３に有している。４
はティースで前記固定子鉄心１の内周部に形成されてい
る。５は樹脂で、前記ティース４の先端部を除く固定子
鉄心１の外被にモールドされている。６は前記樹脂で形
成されたインロー部、７はブラケットで、前記インロー
部６に嵌合固定される。８は通しボルトで、前記固定子
鉄心１の通しボルト孔３を通り、前記ブラケット７と図
示しない反対側のブラケットとで固定子鉄心１を締め付
け固定する。樹脂７は、射出成形によって固定子鉄心１
の外被に成形し、これにより固定子鉄心１を外部の雰囲
気や水などから保護していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】樹脂５は固定子鉄心１
の外周部だけでなく通しボルト孔３の内周部にもモール
ドする必要があるが、通しボルト孔３の内径は小さいの
で内周面にモールドする樹脂の厚みは薄くする必要があ
る。しかしながら従来は、通しボルト孔３の内周面への
モールドは、固定子鉄心１の軸方向端面側から樹脂通し
ボルト孔３の内周面と通しピン（図示せず）との間の狭
い間隔内に注入することにより行っていたので、樹脂が
十分に通しボルト孔３内に流れ込むことができず、通し
ボルト孔内周面へのモールドが十分でなかった。したが
って、インロー部６の端面により通しボルト孔３内に水
が入り、固定子鉄心１の溝板鋼板２間より水が内部に浸
入するという問題があった。そのため従来は、固定子鉄
心１の外被をモールドした後、さらに通しボルト孔３の
内周面にシール材９を含浸させて、水が薄板鋼板２間に
浸入しないようにしていたが、製作工程が多くなるとい
う問題があった。本発明は、このような問題が解消する
ためになされたもので、通しボルト孔３の内周面からの
水の浸入を、簡単に、かつ確実に防止することができる
モールドモータの製造方法を提供することを目的とする
ものである。
の外周部だけでなく通しボルト孔３の内周部にもモール
ドする必要があるが、通しボルト孔３の内径は小さいの
で内周面にモールドする樹脂の厚みは薄くする必要があ
る。しかしながら従来は、通しボルト孔３の内周面への
モールドは、固定子鉄心１の軸方向端面側から樹脂通し
ボルト孔３の内周面と通しピン（図示せず）との間の狭
い間隔内に注入することにより行っていたので、樹脂が
十分に通しボルト孔３内に流れ込むことができず、通し
ボルト孔内周面へのモールドが十分でなかった。したが
って、インロー部６の端面により通しボルト孔３内に水
が入り、固定子鉄心１の溝板鋼板２間より水が内部に浸
入するという問題があった。そのため従来は、固定子鉄
心１の外被をモールドした後、さらに通しボルト孔３の
内周面にシール材９を含浸させて、水が薄板鋼板２間に
浸入しないようにしていたが、製作工程が多くなるとい
う問題があった。本発明は、このような問題が解消する
ためになされたもので、通しボルト孔３の内周面からの
水の浸入を、簡単に、かつ確実に防止することができる
モールドモータの製造方法を提供することを目的とする
ものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、複数枚の薄板鋼板を積層し、かつ軸方向
に通しボルト孔を有する固定子鉄心の外被を樹脂でモー
ルドしてなるモールドモータの製造方法において、前記
通しボルト孔に固定子鉄心の外周部に開口する切り欠き
溝を形成し、この切り欠き溝から樹脂を通しボルト孔内
に注入させることにより、固定子鉄心の外被とともに前
記通しボルト孔の内周面も同時に樹脂でモールドするよ
うにしたものである。
に、本発明は、複数枚の薄板鋼板を積層し、かつ軸方向
に通しボルト孔を有する固定子鉄心の外被を樹脂でモー
ルドしてなるモールドモータの製造方法において、前記
通しボルト孔に固定子鉄心の外周部に開口する切り欠き
溝を形成し、この切り欠き溝から樹脂を通しボルト孔内
に注入させることにより、固定子鉄心の外被とともに前
記通しボルト孔の内周面も同時に樹脂でモールドするよ
うにしたものである。
【０００５】
【作用】上記手段により、固定子鉄心の外被をモールド
する際に、通しボルト孔の内周面も簡単に、かつ確実に
モールドされるので、通しボルト孔の内周面から水の浸
入が容易に防止される。
する際に、通しボルト孔の内周面も簡単に、かつ確実に
モールドされるので、通しボルト孔の内周面から水の浸
入が容易に防止される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１および図２によ
り説明する。固定子鉄芯１の通しボルト孔３には、固定
子鉄心１の外周部に開口する切り欠き溝１０を形成して
いる。このため、前記通しボルト孔３内に通しピン１１
を通した状態で固定子鉄心１の外被を樹脂５でモールド
すると、樹脂は固定子鉄心１の外周部における切り欠き
溝１０から通しボルト孔３内にスムーズに流れ込む。し
たがって、固定子鉄心１は外被ヘの樹脂５のモールド時
に、通しボルト孔３の内周面にも確実に樹脂５をモール
ドすることができる。また、樹脂５が通しボルト孔３内
にスムーズに流れ込むので、射出成形の際に射出圧を高
くする必要がない。なお、切り欠き溝１０の開口部の寸
法Ａを、通しボルト孔３の内周面に形成される樹脂の厚
み寸法Ｂ、つまり通しボルト孔３の内周面と通しピン１
１との間の狭い間隔寸法より大きくすれば、樹脂５は通
しボルト孔３内にさらにスムーズに流れ込むことがで
き、射出成形時における湯口から反湯口方向への樹脂の
流入スピードを上げることができる。
り説明する。固定子鉄芯１の通しボルト孔３には、固定
子鉄心１の外周部に開口する切り欠き溝１０を形成して
いる。このため、前記通しボルト孔３内に通しピン１１
を通した状態で固定子鉄心１の外被を樹脂５でモールド
すると、樹脂は固定子鉄心１の外周部における切り欠き
溝１０から通しボルト孔３内にスムーズに流れ込む。し
たがって、固定子鉄心１は外被ヘの樹脂５のモールド時
に、通しボルト孔３の内周面にも確実に樹脂５をモール
ドすることができる。また、樹脂５が通しボルト孔３内
にスムーズに流れ込むので、射出成形の際に射出圧を高
くする必要がない。なお、切り欠き溝１０の開口部の寸
法Ａを、通しボルト孔３の内周面に形成される樹脂の厚
み寸法Ｂ、つまり通しボルト孔３の内周面と通しピン１
１との間の狭い間隔寸法より大きくすれば、樹脂５は通
しボルト孔３内にさらにスムーズに流れ込むことがで
き、射出成形時における湯口から反湯口方向への樹脂の
流入スピードを上げることができる。
【０００７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、固定子鉄
心の外被をモールドする際に、通しボルト孔の内周面も
簡単に、かつ確実にモールドすることができるので、通
しボルト孔の内周面からの水の浸入を容易に防止するこ
とができる。
心の外被をモールドする際に、通しボルト孔の内周面も
簡単に、かつ確実にモールドすることができるので、通
しボルト孔の内周面からの水の浸入を容易に防止するこ
とができる。
【図１】本発明の実施例の要部を示す一部正断面図であ
る。
る。
【図２】本発明における固定子鉄心の要部を示す一部平
面図である。
面図である。
【図３】従来例を示す一部正断面図である。
【図４】図３におけるＣ−Ｃ線に沿う一部側断面図であ
る。
る。
１ 固定子鉄心 ２ 薄板鋼板 ３ 通しボルト孔 ４ ティース ５ 樹脂 ６ インロー部 ７ ブラケット ８ 通しボルト ９ シール材 １０ 切り欠き溝 １１ 通しピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−92748（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−141942（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02K 15/12
Claims (1)
- 【請求項１】 複数枚の薄板鋼板を積層し、かつ軸方向
に通しボルト孔を有する固定子鉄心の外被を樹脂でモー
ルドしてなるモールドモータの製造方法において、前記
通しボルト孔に固定子鉄心の外周部に開口する切り欠き
溝を形成し、この切り欠き溝から樹脂を通しボルト孔内
に注入させることにより、固定子鉄心の外被とともに前
記通しボルト孔の内周面も同時に樹脂でモールドするこ
とを特徴とするモールドモータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04037157A JP3104767B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | モールドモータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04037157A JP3104767B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | モールドモータの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0759309A JPH0759309A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3104767B2 true JP3104767B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=12489766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04037157A Expired - Lifetime JP3104767B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | モールドモータの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3104767B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3600730B2 (ja) * | 1998-05-15 | 2004-12-15 | ファナック株式会社 | 電動機のステータ構造 |
| JP3563650B2 (ja) | 1999-10-25 | 2004-09-08 | 株式会社日立産機システム | 回転電機 |
| JP4915540B2 (ja) * | 2000-10-19 | 2012-04-11 | 並木精密宝石株式会社 | Ｄｃブラシレスモータ |
| KR100664049B1 (ko) * | 2001-01-29 | 2007-01-03 | 엘지전자 주식회사 | 유도전동기의 고정자 |
| AU2004237798B2 (en) * | 2003-12-10 | 2010-06-24 | Lg Electronics Inc. | Outer type motor for drum type washing machine and method for fabricating the same |
| JP5096705B2 (ja) * | 2006-07-24 | 2012-12-12 | 株式会社日立産機システム | クローティース型同期機 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP04037157A patent/JP3104767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0759309A (ja) | 1995-03-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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